JP2004132442A - ノブ付きボルト・ナット - Google Patents

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Juichi Nakamura
中村 重一
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MITSUBOSHI C I CO Ltd
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Abstract

【課題】成形を容易にし、内部歪みの抑制と構造を改善して強度を向上させ、一般的な部品で製造可能にしたノブ付きボルト・ナットを提供する。
【解決手段】ボルトのねじ部21が貫通する貫通孔11とボルトヘッド22を収容する凹穴12と鍔部13とを同軸に設けてなるボルトホルダー10と、裏面に鉤片32と多角形の鍔部13の縁に当接する凸片33とを設けてなるノブ31と、上記凹穴12に収容されたボルトヘッド22と上記ノブ31の裏面との隙間を埋める弾性片40とからなり、上記ボルトホルダー10の貫通孔11にボルト20のねじ部21を貫通させてボルトヘッド22を上記凹穴12に収容し、上記弾性片40を、ボルトヘッド22とノブ31の裏面との間に介在させてノブ31を押し込み、上記凸片33を鍔部13の外周面に当接させ、上記鉤片32を上記多角形の鍔部13に引っかけてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、樹脂を成形したノブにボルト・ナットを取付け固定したノブ付きボルト・ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ノブ付きボルト・ナットとして次に挙げる先行技術(特許文献1〜3)がある。
【0003】
【特許文献1】
実開昭49−072851号公報(実用新案登録請求の範囲および図面)
【特許文献2】
実公昭57−020891号公報(実用新案登録請求の範囲および図面)
【特許文献3】
特許第2766219号公報(特許請求の範囲および図面)
【0004】
特許文献1は、「小頭ボルト又は小頭スクリュー1の頭孔及び頭部外周を被覆嵌合する突堤2内を内側へ突設した構成樹脂製の摘輪3を接着剤を介して小頭ボルト又は小頭スクリューへ嵌着してなる」ものである。
【0005】
特許文献2は、「ノブ1の表側中央部に、ボルト2の頭部2a と同形等大若しくはこれに近似した形状で、かつ頭部2a が没する深さの受座1a を形成し、この受座1a の底部からノブ1の裏面に向け透孔1b を形成し、受座1a の外周壁1d の外側に嵌合溝1c を凹設するとともに、外周壁1d の端縁に外方向に突部1e を設け、頭部2a と螺杆部2b とからなるボルト2の螺杆部2b を前記ノブ1の表側から透孔1b に挿通して頭部2a を受座1a 内に密嵌合せしめ、さらにキャップ状の弾性体で、該外周の縁部3a の端縁に内方向に突部3b を有する蓋3を、前記受座1a の開口部に冠着し、縁部3a と嵌合溝1c に挿入して、突部3b と突部1e との係止作用により蓋3を係止」してなるものである。
【0006】
特許文献3は、「金属材料で成形され、ねじ山を形成した先端ねじ部2と、前記先端ねじ部2に連続して設けた太い直径の根本部3を有し、前記根本部3の前記先端ねじ部2に接続する部分にキー突出部3a を設けたねじ部1と、プラスチック材料で成形され、端面部に前記ねじ部1の前記先端ねじ部2を貫通させる穴5a を有し、前記端面部に連続する本体部6に前記ねじ部1の前記根本部3を嵌挿させる穴部6a を有し、前記本体部6の前記端面部5に接続する部分に前記ねじ部1の前記キー突出部3a と係合するキー溝部6b を設けた被覆部4とを備え」たものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のものは、ボルトとノブとの結合・固定に接着剤が必要である。
【0008】
また、特許文献2のものは、ノブ1および蓋3に突部1e と3b (環状リブ)を設けているためモールド成形において型抜きが困難で、熱可塑性樹脂組成物を材料とする場合は成形が可能であるが、強度の高いナイロンなど、いわゆるエンプを材料とするときはモールド成形は極めて困難となり、また、このような構造ではボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃(実使用において頻繁に発生する)が掛かると蓋3が抜けてしまう恐れがある。
【0009】
また、特許文献3のものは、ボルトの根本部にキーとなる突起を形成しなければならず一般的なJIS規格のボルトを採用することはできない。
【0010】
また、一つのサイズのノブを、サイズの異なるボルト・ナットに適用することを考慮されていない。
【0011】
上記従来技術の他、ボルトヘッド上にノブを直接モールド成形したものがあるが、この場合、成形された樹脂のうち金属であるボルト・ナットと接する部分が早く冷却されて内部歪みを起こし機械的強度の低下をまねく問題がある。
【0012】
この発明は上記問題に鑑み、モールド成形を容易にし、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃に強く、モールド成形時に内部歪みが発生しないようにし、一般的なJIS規格のボルト・ナットを部品とすることができ、さらに、一サイズのノブを幾つかのサイズのボルト・ナットに適用することができるノブ付きボルト・ナットを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、ボルトのねじ部が貫通する貫通孔とボルトの頭部を収容する凹穴と多角形鍔部とを同軸に設けてなるボルトホルダーと、裏面に上記多角形鍔部に引っ掛かる鉤片と多角形鍔部の縁に当接する凸片とを設けてなるノブと、上記ボルトホルダーに収容されたボルトヘッドと上記ノブの裏面との隙間を埋める弾性片とからなり、上記ボルトホルダーの貫通孔にボルトのねじ部を貫通させてボルトヘッドを上記凹穴に収容し、上記弾性片を、ボルトヘッドとノブの裏面との間に介在させてノブを押し込み、上記凸片を上記多角形形鍔部の外周面に当接させ、上記鉤片を上記多角形形鍔部に引っかけてなる構成としたもの(請求項1)、または、雄ねじが貫通する貫通孔とナットを収容する凹穴と多角形鍔部とを同軸に設けてなるナットホルダーと、裏面に上記多角形鍔部に引っ掛かる鉤片と多角形鍔部の縁に当接する凸片とを設けてなるノブと、上記ナットホルダーに収容されたナットと上記ノブの裏面との隙間を埋める弾性片とからなり、上記ナットホルダーの凹穴にナットを収容し、上記弾性片を、螺合した雄ねじの先端を受け入れる穴を貫通孔に向けて、ナットとノブの裏面との間に介在させてノブを押し込み、上記凸片を上記多角形鍔部の外周面に当接させ、上記鉤片を上記多角形鍔部に引っかけてなる(請求項2)構成としたものである。
【0014】
また、上記多角形鍔部の鉤片が押し込まれる面に、鉤片導入勾配を形成することができ(請求項3)、さらに上記ノブの外形を、各辺が内側に湾曲した三角形の角部を切り落とした形状とし、そのノブの周囲にスカート状リブを形成し、そのスカート状リブの一部が、上記凸片を兼ねるようにする(請求項4)ことができる。
【0015】
上記の如く構成するこの発明によれば、モールド成形が容易になり、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃に強くなり、モールド成形時に発生する内部歪みが小さくなり、一般的なJIS規格のボルト・ナットを部品とすることができ、さらに、一サイズのノブを幾つかのサイズのボルト・ナットに適用できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態の試作では、その素材としてナイロン66(商品名)を用いたが、用途、望まれる強度によってその材料を適宜選択することができる。
【0017】
図1、図2は第一実施形態で、ボルトホルダー10は、ボルト20のねじ部21が貫通する貫通孔11とボルトの頭部22を収容する六角形の凹穴12と六角形の鍔部13とが同軸上に軸方向にずれて順次設けられている。
【0018】
ノブ本体30は、ノブ31の裏面に上記六角形の鍔部13に引っ掛かる鉤片32と六角形の鍔部13の縁に当接する凸片33とからなっている。
【0019】
この実施形態に係るノブ付きボルトの組み立ては、上記ボルトホルダー10の貫通孔11にボルト20のねじ部21を貫通させてボルトヘッド22を上記凹穴12に収容し、弾性片40をボルトヘッド22とノブ31の裏面との間に介在させて、上記鉤片32を六角形の鍔部13の勾配面θに沿わせて押し込むと同時に、上記凸片33を六角形の鍔部13の外周面(垂直面)に当接させ、上記鉤片32を上記六角形の鍔部13に引っかけて完了する。
【0020】
ここで、上記弾性片40は六角形の中心に透孔41が開けられているが、この実施形態では透孔は無くてもよく外形は円形でもよい。要は外形がボルトヘッドの内側に位置し厚さが上記隙間より若干厚いものであればよい。
【0021】
図3は第二実施形態で、ノブ本体50の形状を、三角形の各辺を内側に湾曲54させ角部を切り落とし55した形とし、全体の肉厚を薄くし、周縁からスカート状リブ56を設けており、ボルトホルダー10、ボルト20、鉤片32、凸片33および弾性片40は第一実施形態と同様である。
【0022】
図4は第三実施形態で、基本的には第二実施形態と同様で、相違するところは、周縁のスカート状リブ56の一部分が凸片33となっている。このような形状にすることによりノブとモールド用金型がシンプルになる。なお、第二実施形態のものの湾曲部を二点鎖線のように深くすると第三実施形態となる。
【0023】
上記各実施形態のボルトホルダー10の凹穴12の内のり寸法を複数のボルトサイズに合わせた段付き形状にすれば数種のサイズのボルトを一種のノブで対応することができる。
【0024】
なお、上記ボルトホルダー10の凹穴12に、ボルトヘッド22に代えてナット23を嵌め込むとノブ付きナットとなる。この場合、上記弾性片40は図面のように透孔41を設けるか、ねじ込まれた雄ねじ(図示せず)の先端を受け入れる穴(図示せず)が必要となる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したごとくこの発明により、ノブ付きボルト・ナットのモールド成形が容易になり、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げる負荷や衝撃に強くなり、モールド成形時に発生する内部歪みが小さくなって寿命が長くなり、製造においては、一般的なJIS規格のボルト・ナットを部品とすることができ、さらに、一サイズのノブを幾つかのサイズのボルト・ナットに適用できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の分解部品図
【図2】(a)同縦断面図
(b)同斜視図
【図3】第二実施形態のノブ部分裏面図
【図4】第三実施形態のノブ部分裏面図
【符号の説明】
10 ボルトホルダー
11 貫通孔
12 凹穴
13 鍔部
20 ボルト
21 ねじ部
22 ボルトの頭部(ボルトヘッド)
23 ナット
30,50 ノブ本体
31 ノブ
32 鉤片
33 凸片
40 弾性片
41 透孔
54 湾曲
55 切り落とし
56 スカート状リブ
θ 勾配面

Claims (4)

  1. ボルトのねじ部が貫通する貫通孔とボルトの頭部を収容する凹穴と多角形鍔部とを同軸に設けてなるボルトホルダーと、裏面に上記多角形鍔部に引っ掛かる鉤片と多角形鍔部の縁に当接する凸片とを設けてなるノブと、上記ボルトホルダーに収容されたボルトヘッドと上記ノブの裏面との隙間を埋める弾性片とからなり、上記ボルトホルダーの貫通孔にボルトのねじ部を貫通させてボルトヘッドを上記凹穴に収容し、上記弾性片を、ボルトヘッドとノブの裏面との間に介在させてノブを押し込み、上記凸片を上記多角形鍔部の外周面に当接させ、上記鉤片を上記多角形鍔部に引っかけてなるノブ付きボルト。
  2. 雄ねじが貫通する貫通孔とナットを収容する凹穴と多角形鍔部とを同軸に設けてなるナットホルダーと、裏面に上記多角形鍔部に引っ掛かる鉤片と多角形鍔部の縁に当接する凸片とを設けてなるノブと、上記ナットホルダーに収容されたナットと上記ノブの裏面との隙間を埋める弾性片とからなり、上記ナットホルダーの凹穴にナットを収容し、上記弾性片を、螺合した雄ねじの先端を受け入れる穴を貫通孔に向けて、ナットとノブの裏面との間に介在させてノブを押し込み、上記凸片を上記多角形鍔部の外周面に当接させ、上記鉤片を上記多角形鍔部に引っかけてなるノブ付きナット。
  3. 上記多角形鍔部の鉤片が押し込まれる面に、鉤片導入勾配を形成してなる請求項1または2に記載のノブ付きボルト・ナット。
  4. 上記ノブの周囲にスカート状リブを形成し、そのスカート状リブの一部が、上記凸片を兼ねるようにした請求項1乃至3のいずれかに記載のノブ付きボルト・ナット。
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