JP2004125128A - ノブ付きボルト・ナット - Google Patents

ノブ付きボルト・ナット Download PDF

Info

Publication number
JP2004125128A
JP2004125128A JP2002292760A JP2002292760A JP2004125128A JP 2004125128 A JP2004125128 A JP 2004125128A JP 2002292760 A JP2002292760 A JP 2002292760A JP 2002292760 A JP2002292760 A JP 2002292760A JP 2004125128 A JP2004125128 A JP 2004125128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
bolt
boss
cap
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002292760A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Nakamura
中村 重一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBOSHI C I CO Ltd
Original Assignee
MITSUBOSHI C I CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBOSHI C I CO Ltd filed Critical MITSUBOSHI C I CO Ltd
Priority to JP2002292760A priority Critical patent/JP2004125128A/ja
Publication of JP2004125128A publication Critical patent/JP2004125128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】切り欠きをなくし、内部歪みが発生しないようにし、モールド成形を容易にし強度をアップし、普通のボルト・ナットを採用できるようにする。
【解決手段】ノブ本体10は、ノブ11の中心部分に雄ねじ12を形成したボス13を設け、このボス13の中心にボルトヘッド31を収容する六角形の凹穴14を形成し、キャップ20は、上記凹穴14にボルトヘッド31を収容したときのボルト30のねじ部32が貫通する貫通孔21を設けた鍔部分22と、この鍔部分22の周囲から軸に平行に延びる環状部分23の内周に雌ねじ24を形成してなる。組み立ては、ノブ本体10の凹穴14にボルトヘッド31を嵌入し、上記キャップ20の貫通孔21にボルト30ねじ部32を貫通させて上記キャップ20を上記ボス13に螺合してボルト30をノブ本体10のボス13に取付け固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ノブ部分を樹脂成形したノブ付きボルト・ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ノブ付きボルト・ナットとして次に挙げる先行技術(特許文献1〜3)がある。
【0003】
【特許文献1】
実開昭49−072851号公報(実用新案登録請求の範囲および図面)
【特許文献2】
実公昭57−020891号公報(実用新案登録請求の範囲および図面)
【特許文献3】
特許第2766219号公報(特許請求の範囲および図面)
【0004】
特許文献1は、「小頭ボルト又は小頭スクリュー1の頭孔及び頭部外周を被覆嵌合する突堤2内を内側へ突設した合成樹脂製の摘輪3を接着剤を介して小頭ボルト又は小頭スクリューへ嵌着してなる」ものである。
【0005】
特許文献2は、「ノブ1の表側中央部に、ボルト2の頭部2a と同形等大若しくはこれに近似した形状で、かつ頭部2a が没する深さの受座1a を形成し、この受座1a の底部からノブ1の裏面に向け透孔1b を形成し、受座1a の外周壁1d の外側に嵌合溝1c を凹設するとともに、外周壁1d の端縁に外方向に突部1e を設け、頭部2a と螺杆部2b とからなるボルト2の螺杆部2b を前記ノブ1の表側から透孔1b に挿通して頭部2a を受座1a 内に密嵌合せしめ、さらにキャップ状の弾性体で、該外周の縁部3a の端縁に内方向に突部3b を有する蓋3を、前記受座1a の開口部に冠着し、縁部3a と嵌合溝1c に挿入して、突部3b と突部1e との係止作用により蓋3を係止」してなるものである。
【0006】
特許文献3は、「金属材料で成形され、ねじ山を形成した先端ねじ部2と、前記先端ねじ部2に連続して設けた太い直径の根本部3を有し、前記根本部3の前記先端ねじ部2に接続する部分にキー突出部3a を設けたねじ部1と、プラスチック材料で成形され、端面部に前記ねじ部1の前記先端ねじ部2を貫通させる穴5a を有し、前記端面部に連続する本体部6に前記ねじ部1の前記根本部3を嵌挿させる穴部6a を有し、前記本体部6の前記端面部5に接続する部分に前記ねじ部1の前記キー突出部3a と係合するキー溝部6b を設けた被覆部4とを備え」たものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のものは、ボルトとノブとの結合・固定に接着剤が必要であり、結合部に切り欠き効果(図1参照)が発生し、強度的に問題がある。
【0008】
また、特許文献2のものは、ノブ1および蓋3に突部1e と3b を設けているためモールド成形において抜き型が困難で、強度の弱い熱可塑性樹脂組成物を材料とする場合は成形が可能であるが、強度の高いナイロンなど、いわゆるエンプを材料とするときはモールド成形は極めて困難となり、また、このような構造ではボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃(実使用において頻繁に発生する)には極めて弱いことが分かる。
【0009】
また、特許文献3のものは、ボルトの根本部にキーとなる突起を形成しなければならずJIS規格のボルトを採用できない。
【0010】
上記従来技術の他、ボルトヘッド上にノブを直接モールド成形したものがあるが、これは、金属を材料とするボルト・ナットと接する部分の樹脂が他の部分より早く冷却されて内部歪みが大きくなり機械的強度の低下をまねく問題をもっていた。
【0011】
この発明は上記問題に鑑み、ノブを構成する部分に切り欠きをなくし、モールド成形を容易にし、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃に強く、モールド成形時に内部歪みが発生しないようにし、一般的なJIS規格のボルト・ナットを素材としたノブ付きボルト・ナットを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、ノブの中心部分に結合手段を形成したボスを設け、このボスの中心にボルトヘッドを収容する凹穴を形成したノブ本体と、上記凹穴にボルトヘッドを収容したボルトねじ部が貫通する貫通孔を同軸に形成し、結合手段でもって上記ボスに被嵌するキャップとからなり、上記凹穴にボルトヘッドを嵌入し、上記貫通孔にボルトねじ部を貫通させて上記キャップを上記ボスに被嵌してボルトをノブに取付け固定してなるノブ付きボルト(請求項1)、または、ノブの中心部分に結合手段を形成したボスを設け、このボスの中心にナットを収容する凹穴を形成したノブ本体と、上記凹穴に収容したナットに螺合する雄ねじが貫通する貫通孔を同軸に形成し、結合手段でもって上記ボスに被嵌するキャップとからなり、上記凹穴にナットを嵌入し上記キャップを上記ボスに被嵌してナットをノブに取付け固定してなるノブ付きナット(請求項4)であり、上記結合手段は、上記ボスの外周に形成した雄ねじと、上記キャップの内周に形成した雌ねじとが螺合するもの(請求項2または5)または、上記ボスの外周に形成した環状凸条と、上記キャップの内周に形成した環状凹溝とが嵌まり合うもの(請求項3または6)である。
【0013】
上記の如く構成するこの発明によれば、ノブを構成する部分に切り欠きがなくなり、モールド成形時の内部歪みが小さくなって機械的強度を向上させ、モールド成形を容易にし、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃に強くなり、一般的なJIS規格のボルト・ナットを素材とすることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態の試作では、その素材としてナイロン66(商品名)を用いたが、用途、望まれる強度によって適宜選択することができる。
【0015】
図1は第一実施形態で、ノブ本体10は、ノブ11の中心部分に雄ねじ12を形成したボス13を設け、このボス13の中心にボルトヘッド31を収容する六角形の凹穴14を形成してなる。なお、ノブ11と雄ねじ12の境目にはヌスミ溝15を形成してねじ切り作業の際、切り上がりを容易にし、かつ、キャップ20の雌ねじ24との螺合を確実にしている。また、ノブ本体10は、図1(a)の一点鎖線のように割り金型を採用して成形している。
【0016】
キャップ20は、上記凹穴14にボルトヘッド31を収容したときのボルト30のねじ部32が貫通する貫通孔21を設けた鍔部分22と、この鍔部分22の周囲から軸に平行に延びる環状部分23の内周に雌ねじ24を形成してなる。なお、キャップ20のモールド成型においては、雌ねじ24は成形されず、モールド成形後に切削加工により成形され、鍔部分22と環状部分23の内面との境目にはヌスミ溝25を形成している。
【0017】
このノブ付きボルトの組み立ては、ノブ本体10の凹穴14にボルトヘッド31を嵌入し、上記キャップ20の貫通孔21にボルト30のねじ部32を貫通させて上記キャップ20を上記ボス13に螺合してボルト30をノブ本体10のボス13に取付け固定する。
【0018】
図2は第二実施形態で、ノブ本体10は、ノブ11の中心部分に雄ねじ12を形成したボス13を設け、このボス13の中心にナット35を収容する六角形の凹穴14を形成してなる。なお、ノブ11と雄ねじ12の境目にはヌスミ溝15を形成してねじ切り作業の際、切り上がりを容易にし、かつ、キャップ20の雌ねじ24との螺合を確実にしている。また、ノブ本体10は、図2(a)の一点鎖線のように割り金型を採用して成形している。
【0019】
キャップ20は、上記凹穴14に収容したナット35に螺合する雄ねじ(図示せず)が貫通する貫通孔21を設けた鍔部分22と、この鍔部分22の周囲から軸に平行に延びる環状部分23の内周に雌ねじ24を形成してなる。なお、キャップ20のモールド成型においては、雌ねじ24は成形されず、モールド成形後に切削加工により成形され、鍔部分22と環状部分23の内面との境目にはヌスミ溝25を形成している。
【0020】
このノブ付きナットの組み立ては、ノブ本体10の凹穴14にナット35を嵌入し、上記キャップ20を上記ボス13に螺合してナット35をノブ本体10のボス13に取付け固定する。
【0021】
図3は第三実施形態で、ノブ本体10は、ノブ11の中心部分に、内面に環状凹溝17を設けたスカート16を形成したボス13を設け、このボス13の中心でスカート16の奥部分にボルトヘッド31を収容する六角形の凹穴14を形成してなる。なお、ノブ11の裏側は環状ヌスミ溝18を形成してスカート16部分の肉厚を薄くして剛性を小さくしている。
【0022】
嵌め込み盤40は、上記凹穴14にボルトヘッド31を収容したときのボルト30のねじ部32が貫通する貫通孔41を設け、その外周に上記スカート16の内面に設けた環状凹溝17に対応する環状凸条42を形成してなる。
【0023】
なお、上記スカート16の内側周面と嵌め込み盤40の外周面とは若干のテーパーをもって互いに嵌め合い易いようにするとよい。
【0024】
このノブ付きボルトの組み立ては、ノブ本体10の凹穴14にボルトヘッド31を嵌入し、上記嵌め込み盤40の貫通孔41にボルト30のねじ部32を貫通させ、上記嵌め込み盤40を上記スカート16内に押し込み、上記スカート16の環状凹溝17に嵌め込み盤40の環状凸条を食い込ませてボルト30をノブ本体10のボス13に取付け固定する。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、ノブを構成する部分に切り欠きがなくなり、モールド成形時の内部歪みが小さくなって機械的強度を向上させることができ、モールド成形を容易にし、ボルトの先端からノブ側に向けて突き上げるような負荷・衝撃に強くなり、一般的なJIS規格のボルト・ナットを、その材料として採用することができコスト削減に寄与することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)第一実施形態の分解部品図
(b)同組み立て斜視図
(b)同縦断面図
【図2】(a)第二実施形態の分解部品図
(b)同組み立て斜視図
(b)同縦断面図
【図3】(a)第三実施形態の分解部品図
(b)同組み立て斜視図
(b)同縦断面図
【符号の説明】
10 ノブ本体
11 ノブ
12 雄ねじ
13 ボス
14 凹穴
15 ヌスミ溝
16 スカート
17 環状凹溝
18 環状ヌスミ溝
20 キャップ
21 貫通孔
22 鍔部分
23 環状部分
24 雌ねじ
25 ヌスミ溝
30 ボルト
31 ボルトヘッド
32 ねじ部
40 嵌め込み盤
41 貫通孔
42 環状凸条

Claims (6)

  1. ノブの中心部分に結合手段を形成したボスを設け、このボスの中心にボルトヘッドを収容する凹穴を形成したノブ本体と、上記凹穴にボルトヘッドを収容したボルトねじ部が貫通する貫通孔を同軸に形成し、結合手段でもって上記ボスに被嵌するキャップとからなり、上記凹穴にボルトヘッドを嵌入し、上記貫通孔にボルトねじ部を貫通させて上記キャップを上記ボスに被嵌してボルトをノブに取付け固定してなるノブ付きボルト。
  2. 上記結合手段は、上記ボスの外周に形成した雄ねじと、上記キャップの内周に形成した雌ねじからなる請求項1に記載のノブ付きボルト。
  3. 上記結合手段は、上記ボスの外周に形成した環状凸条と、上記キャップの内周に形成した環状凹溝からなる請求項1に記載のノブ付きボルト。
  4. ノブの中心部分に結合手段を形成したボスを設け、このボスの中心にナットを収容する凹穴を形成したノブ本体と、上記凹穴に収容したナットに螺合する雄ねじが貫通する貫通孔を同軸に形成し、結合手段でもって上記ボスに被嵌するキャップとからなり、上記凹穴にナットを嵌入し上記キャップを上記ボスに被嵌してナットをノブに取付け固定してなるノブ付きナット。
  5. 上記結合手段は、上記ボスの外周に形成した雄ねじと、上記キャップの内周に形成した雌ねじからなる請求項4に記載のノブ付きナット。
  6. 上記結合手段は、上記ボスの外周に形成した環状凸条と、上記キャップの内周に形成した環状凹溝からなる請求項4に記載のノブ付きナット。
JP2002292760A 2002-10-04 2002-10-04 ノブ付きボルト・ナット Pending JP2004125128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002292760A JP2004125128A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 ノブ付きボルト・ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002292760A JP2004125128A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 ノブ付きボルト・ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004125128A true JP2004125128A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32283920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002292760A Pending JP2004125128A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 ノブ付きボルト・ナット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004125128A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448265Y1 (ko) * 2009-08-24 2010-03-29 주식회사 픽슨 파형강판용 결합구
KR200454939Y1 (ko) * 2009-10-26 2011-08-04 (주)조인조경 어린이 놀이기구용 원통형 연결기구
JP2012179594A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Gardner Denver Water Jetting Systems Inc 着脱可能なバルブカートリッジを有するウォータージェットガン、調整可能なハンドグリップ及び調整可能な銃床
KR102113811B1 (ko) * 2018-12-24 2020-06-03 주식회사 거광이엔지 양궁용 일체형 스태빌라이저

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448265Y1 (ko) * 2009-08-24 2010-03-29 주식회사 픽슨 파형강판용 결합구
KR200454939Y1 (ko) * 2009-10-26 2011-08-04 (주)조인조경 어린이 놀이기구용 원통형 연결기구
JP2012179594A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Gardner Denver Water Jetting Systems Inc 着脱可能なバルブカートリッジを有するウォータージェットガン、調整可能なハンドグリップ及び調整可能な銃床
KR102113811B1 (ko) * 2018-12-24 2020-06-03 주식회사 거광이엔지 양궁용 일체형 스태빌라이저

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106211789B (zh) 螺纹构件、紧固结构以及太阳能电池板用浮体的连接结构
US4684283A (en) Handle socket adapter
US20200331126A1 (en) Cover plate structure of ratchet wrench
JP2004125128A (ja) ノブ付きボルト・ナット
JP2004132442A (ja) ノブ付きボルト・ナット
EP1501739A4 (en) OPEN CONTAINER COMPRISING A LATCH COVER ASSEMBLY
JPH0893975A (ja) 食い込み式管継手
JP3468840B2 (ja) 化粧料容器
JP2004211778A (ja) インサートナット及びインサートtナット
GB2157257A (en) Handle for a container
JP3859526B2 (ja) 嵌着用めねじ
JP3444963B2 (ja) 化粧料容器
JPS5934737Y2 (ja) ねじ用ノブ
JP2554329Y2 (ja) ナットキャップ
KR101135900B1 (ko) 전자기기
JPH089327Y2 (ja) 把 手
JPH0523072Y2 (ja)
JP2001280325A (ja) コンクリート埋込みナット
JPH02117870U (ja)
JP4214867B2 (ja) 指掛け部用カバー
JPH0219492Y2 (ja)
JPH0112315Y2 (ja)
JPH037660Y2 (ja)
JP3014890U (ja) 合成樹脂製サイドバイザー
JP2013252877A (ja) キャップの脱落防止構造