JP2554195B2 - 取手装置 - Google Patents

取手装置

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JP2554195B2
JP2554195B2 JP2215813A JP21581390A JP2554195B2 JP 2554195 B2 JP2554195 B2 JP 2554195B2 JP 2215813 A JP2215813 A JP 2215813A JP 21581390 A JP21581390 A JP 21581390A JP 2554195 B2 JP2554195 B2 JP 2554195B2
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正雄 森川
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Kikusui Electronics Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、取手装置に関し、詳しくは電子機器等の収
納筐体に取付けられ、スタンドとしても機能することの
できる取手装置に関する。
[従来の技術] 従来のこの種形態の取手装置としては、例えば第8図
に示すように対向ラチェット歯を具えたものが知られて
いる。ここで、100は筐体、101は取手装置の取付座、10
2は貫通孔102Aの周りに刻設された歯型102Bを有し、取
手103がねじ104で固定される取手操作部材、105は歯型1
02Bと対向する位置にこれと噛合する係止歯型105Bを有
する取手位置決め部材である。更にここで、取手位置決
め部材105にはばね保持孔105Aが穿設されていて、この
ばね保持孔105Aにばね106が装着される。なお、取手位
置決め部材105はその束部105Cを取手操作部材102の貫通
孔102Aに遊嵌させた状態で取付座101にねじ107で固定さ
れる。108は取手用のキャップ部材である。
このように構成された取手装置では筐体100に対し取
手103の姿勢を自在に変更することが可能であり、その
操作を第9A図および第9B図に従って説明する。
第9A図は操作前の状態を示し、この状態ではばね106
のばね力により取手操作部材102が取手103と共に図で右
方に付勢されるために部材102の歯型102Bが取手位置決
め部材105の係止歯型105Bと噛合している。また、第9A
図の状態から第9B図に示すようにして取手103の側方に
力を加えると、ばね106のばね力に抗して取手操作部材1
02が共に左方に移動する。かくして部材102の歯型102B
が取手位置決め部材105の係止歯型105Bから解放され、
部材102と共に取手103を取手位置決め部材105の束部105
Cの周りに回動自在とすることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来例では、部品点数が多く、
構造が複雑な上に組立にも手間がかかる。また、取手の
装着部が筐体から大きく突出し、かさばるのみならず見
栄えも悪い。
本発明の目的は、上述したような従来の欠点を除去
し、組立および操作が簡単で、筐体持運びのための把持
可能な使用状態、取手収納状態および筐体を所定の姿勢
に保つための支持状態に自在に位置および姿勢の変更が
可能な取手装置を提供することにある。
[課題を解決すための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、筐体の両側
面に平行して設けた案内溝に沿い摺動自在に保持される
案内部を有し、該案内部の前記案内溝の底面に対向する
部位に係合手段が設けられ、弾性体で一体に構成した取
手部材と、前記案内溝に沿う複数の個所に設けられ、前
記取手部材の弾性を利用して前記係合手段がそれぞれに
係止可能な少なくとも第1ないし第3の係止部と、を具
え、前記取手部材の案内部を前記筐体の両側面に沿わせ
て押込んだ収納状態で前記係合手段を前記第1の係合部
に係合させ、前記取手部材を筐体持運びのための把持を
可能とする使用状態で前記係合手段を前記第2の係止部
に係合させ、かつ、前記取手部材により前記筐体を傾斜
させて支承する支持状態で前記係合手段を前記第3の係
止部に係合させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
[作用] 本発明によれば、取手部材をその弾性を利用してワン
タッチで筐体の案内溝に装着することができ、その案内
溝に沿って案内部を摺動させながら係止部を選択するこ
とによって、取手部材を収納状態に位置決めしたり、使
用状態とすることが自在であり、更に、また係止部の選
択によって取手部材を筐体支持手段として使用させるよ
うにすることができる。
[実施例] 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具
体的に説明する。
第1A図および第1B図は本発明の一実施例を示す。な
お、これらの図では取手を収納位置から使用位置に引出
した状態が示されており、その動作については後述す
る。これらの図において、1は筐体、2は筐体1の取手
取付面1Aに形成した取手案内溝、3は取手案内溝2に摺
動可能に嵌め合わされた弾性を有する取手部材である。
取手部材3はその取手案内溝2の側に溝2に沿って上下
方向に延在された案内部4を有しており、更に案内部4
の取手案内溝2と接する側には円筒状の係止用有限孔4A
が設けられている。また、取手案内溝2にはその底面の
これらの図で上端部、中間部および下端部近傍に、それ
ぞれ有限孔4Aに対応した径を有する円形の第1係止部5,
第2係止部6および第3係止部7が形成されている。
更にまた、第1係止部5はその下半部分がテーパ状に
切除されていると共に、第2係止部6は全体がほぼ円錐
台状に形成され、第3係止部7はその上半部がテーパ状
に切除されている。これらの図においては案内溝2の第
2係止部6に取手部材3の有限孔4Aが嵌め合わされた状
態を示しており、取手部材3の有する弾性によりその案
内部4が案内溝2の底面に向けて偏倚され、係止されて
いる。
第2A図および第2B図は取手部材3がこのようにして第
2係止部6に係止されている状態で、いまこの状態から
取手部材3に矢印方向の力を加えたとすると、取手部材
3がその弾性によって撓み、第1B図に2点鎖線で示すよ
うに案内部4がテーパ状に形成されている第2係止部6
を乗越え上方に移動する。そして、更に引続き取手部材
3に上方向きの力を加えると、案内部4がこんどは第1
係止部5の下方のテーパ面を乗越えて第1B図に1点鎖線
で示すように案内部4の有限孔4Aに第1係止部5が嵌め
合わされる。なお、この状態では有限孔4Aの周面が第1
係止部5の段付となった係止面5Aによって係止されてお
り、特別に力を加えて係止状態を解除しない限り第2C図
および第2D図に示すように取手部材3を収納状態に維持
することができる。
また、上述の収納状態から取手部材3を引出すとき
は、第1C図および第2D図に矢印で示すように取手部材3
の取付部を弾性に抗して外方に引出すようにすればよ
い。かくすることによって第1D図に示すように取手部材
3と案内溝2の第1係止部5との係止状態を解除させる
ことができるので、このあとは取手部材3を下方に引下
し自在とすることができる。
次に取手部材3を使用状態とする場合は取手部材3を
第1A図に示すように第2係止部6に係止させた状態で第
2係止部6を中心に回動させればよい。第3図はこのよ
うにして取手部材3を角度90°回動させた状態を示す。
この状態にまで取手部材3を回動させることにより、例
えば本図に示すように案内部4の先端近傍に形成した係
止孔4Bを筐体1の案内溝2関連位置に設けた位置決めス
トッパ10に係合させることができ、以て、取手部材3の
揺動を抑制することが可能となる。第4A図および第4B図
は取手位置のかかる使用状態を示す。
次に取手部材3をスタンド状態とする場合について説
明する。
この場合は取手部材3を第1A図および第1B図に示す位
置から更に下方に引下すようにすればよい、すなわち、
これらの図に示す位置から取手部材3を下方に引張る
と、案内部4が第2係止部6のテーパ面を乗越えること
によりその係止状態が解除される。しかして、案内部4
の有限孔4Aに第3係止部7が嵌り込む状態となったとき
に、有限孔4Aの周面が第3係止部7の段付とした係止面
7Aによって係止され、取手部材3の上方への移動が禁止
される。第5A図および第5B図はこのようにして取付部材
3がスタンド状態に保たれている姿勢を示す。
第6A図および第6B図は本発明の他の実施例を示す。本
実施例は、取手部材3をスタンド状態としたときに第7B
図のように筐体1の側方から力が加えられることによっ
て外れたりするのを防止するようにしたものである。な
お、本実施例では取手部材3の第3係止部7による係止
状態において取手部材3が倒れ易い方向に向けて僅かな
がら(本実施例では約5°)傾斜可能なように案内溝2
の側面に袋部20を形成する。
このように構成した取手装置においては、取手部材3
をスタンドとして使用しようとする場合、取手部材3が
筐体1に対して第7A図に示すような相対位置に保たれる
ために、取手部材3には矢印方向の力が作用する。しか
して、このような力の作用によって取手部材3は傾斜
し、その案内部4の側面4Cが案内溝2の袋部20に差込ま
れることにより、案内部材4と袋部20との係合関係から
取手部材3の取付部が筐体1から引外されようとするの
を防止することができる。
なお、以上の述べた実施例では案内溝を直線状に形成
した場合について述べたが、案内溝の形状は曲線状であ
ってもよく、また、各係止部およびこれらと係合する取
手部材の係止手段も上述の例のような形態に限られるも
のでないことは勿論であり、取手部材の弾性を利用して
容易に係止状態および係止解除状態とすることが可能な
形態のものであればどのような形態であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、筐体の両側面
に平行して設けた案内溝に沿い摺動自在に保持される案
内部を有し、該案内部の前記案内溝の底面に対向する部
位に係合手段が設けられ、弾性体で一体に構成した取手
部材と、前記案内溝に沿う複数の個所に設けられ、前記
取手部材の弾性を利用して前記係合手段がそれぞれに係
止可能な少なくとも第1ないし第3の係止部と、を具
え、前記取手部材の案内部を前記筐体の両側面に沿わせ
て押込んだ収納状態で前記係合手段を前記第1の係合部
に係合させ、前記取手部材を筐体持運びのための把持を
可能とする使用状態で前記係合手段を前記第2の係止部
に係合させ、かつ、前記取手部材により前記筐体を傾斜
させて支承する支持状態で前記係合手段を前記第3の係
止部に係合させるようにしたので、部品点数が少なく、
構造が簡単で、取手部材をその弾性を利用してワンタッ
チで装着することができるのみならず収納状態、使用状
態の切替えが容易でしかも安定した各状態が得られ、ま
た大きい費用がかからない。
更にまた、係止部のうち少なくとも1つを取手部材が
筐体の支持手段として使用されるように係止可能とする
ことで、取手装置に複数の機能を持たせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図は本発明の構成の一例を示す側面図
および断面図、 第1C図および第1D図は本発明の収納動作にかかわる説明
図、 第2A図および第2C図は本発明による操作説明用の側面
図、 第2B図および第2D図は本発明による操作説明用の正面
図、 第3図は本発明の使用状態を示す側面図、 第4A図および第5A図は本発明による2状態を示す側面
図、 第4B図および第5B図は本発明による2状態を示す正面
図、 第6A図および第6B図は本発明の他の実施例を示すそれぞ
れ側面図および断面図、 第7A図および第7B図は本発明による筐体支持状態を示す
側面図および正面図、 第8図は従来例の構成を示す斜視図、 第9A図および第9B図は第8図に示す従来例の操作前およ
び操作中の状態をそれぞれ示す断面図である。 1……筐体、1A……側面、2……案内溝、3……取手部
材、4……案内部、4A……有限孔、4B……係止孔、5,6,
7……係止部、5A,7A……係止面、10……位置決めストッ
パ、20……袋部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の両側面に平行して設けた案内溝に沿
    い摺動自在に保持される案内部を有し、該案内部の前記
    案内溝の底面に対向する部位に係合手段が設けられ、弾
    性体で一体に構成した取手部材と、 前記案内溝に沿う複数の個所に設けられ、前記取手部材
    の弾性を利用して前記係合手段がそれぞれに係止可能な
    少なくとも第1ないし第3の係止部と、 を具え、前記取手部材の案内部を前記筐体の両側面に沿
    わせて押込んだ収納状態で前記係合手段を前記第1の係
    合部に係合させ、前記取手部材を筐体持運びのための把
    持を可能とする使用状態で前記係合手段を前記第2の係
    止部に係合させ、かつ、前記取手部材により前記筐体を
    傾斜させて支承する支持状態で前記係合手段を前記第3
    の係止部に係合させるようにしたことを特徴とする取手
    装置。
  2. 【請求項2】前記取手部材は前記係合手段を前記使用状
    態に対応する前記第2の係止部に係合させた状態で該第
    2の係止部の周りに回動可能であり、前記取手部材を当
    該第2の係止部の周りに所定角度回動させることにより
    前記使用状態に位置決めされることを特徴とする請求項
    1に記載の取手装置。
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JP2570147Y2 (ja) * 1993-10-29 1998-05-06 岩崎通信機株式会社 機器類の把手ハンドル取付構造
WO2010137148A1 (ja) * 2009-05-28 2010-12-02 Necディスプレイソリューションズ株式会社 電子機器の筺体とハンドルとの取り付け構造、ハンドルを備えた電子機器およびハンドルを備えたプロジェクタ
JP4915708B1 (ja) * 2011-01-26 2012-04-11 Necインフロンティア株式会社 ブラケットの収納構造

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