JP2554192Y2 - 蓄電池の取手の取付構造 - Google Patents

蓄電池の取手の取付構造

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JP2554192Y2
JP2554192Y2 JP1991048679U JP4867991U JP2554192Y2 JP 2554192 Y2 JP2554192 Y2 JP 2554192Y2 JP 1991048679 U JP1991048679 U JP 1991048679U JP 4867991 U JP4867991 U JP 4867991U JP 2554192 Y2 JP2554192 Y2 JP 2554192Y2
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辰也 平野
清 阿野
善弘 池田
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Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
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Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、蓄電池の取手の取付
構造に関するもので、特に、使用頻度がそれほど高くな
い取手の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓄電池には、これを持上げたり、持運ん
だりするときの便宜を図るため、取手を備えたものがあ
る。
【0003】このような取手は、蓄電池を手で下げると
きにのみ必要であり、それ以外の状況では、このような
取手の存在がかえって邪魔になることがある。たとえ
ば、蓄電池が自動車に取付けられる場合、実開平1−1
42157号公報に記載されるように、蓄電池の上面を
横切る取付具が用いられ、この取付具を蓄電池の上面に
向かって押圧するように固定することによって、蓄電池
が固定される。したがって、取手は、このような取付具
の配置を阻害しないようにされることが望ましい。
【0004】他方、取手の使用頻度は、以外に低いこと
がわかる。すなわち、蓄電池は、多くの場合、何らかの
機器に取付けられ、このような取付後においては、蓄電
池を単独で持運ぶことがほとんどない。
【0005】したがって、前述したように、取手が取付
具の配置を阻害しないようにするには、取手は、必要な
ときにのみ蓄電池に取付けられ、不必要なときには、こ
れを蓄電池から簡単に取外すことができるようにするこ
とも、有効な手段である。
【0006】このように、蓄電池に対して取手を着脱可
能とした構造は、たとえば、本件出願人による実開昭6
0−40961号公報、実開昭60−40962号公報
などに記載されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に記載される技術には、次のような解決されるべ
き問題がある。
【0008】図5には、蓄電池1の梱包状態が示されて
いる。蓄電池1は、電槽本体2およびこの電槽本体2の
開口を閉じる蓋3を備える。蓋3には、たとえば6個の
液口4が設けられ、それぞれの液口4は、液口栓5によ
って閉じられている。また、蓋3を貫通して、1対の極
棒6が設けられる。
【0009】このような蓄電池1は、たとえば段ボール
からなる箱7に収納され、梱包状態とされる。この梱包
状態において、極棒6は、保護筒8によって保護され
る。
【0010】前述したように、蓄電池に取手が必要とさ
れる場面のうち、決して無視できないのは、図5に示す
ように収納された蓄電池1を箱7から取出す場合であ
る。通常、蓄電池1と箱7との間には、たとえば指を挿
入できるほどの隙間も形成されておらず、そのため、蓄
電池1を箱7から取出すのに苦労していたのが現状であ
る。多くの場合、箱7が破られ、それによって、蓄電池
1を取出すことを行なっていた。
【0011】このような問題は、蓄電池1に取手を備え
ていると解決されるかもしれない。しかしながら、前述
した公報に開示される着脱可能な取手は、蓄電池1の電
槽本体2の側面に対して取付けられるものであり、この
ような取手の取付構造を許容するには、箱7の寸法が増
大し、そのため、輸送コストの増大を招くので好ましく
ない。また、着脱可能な取手は、梱包状態においては、
蓄電池1から取外されていることが、箱7の小型化につ
ながり望ましいが、箱7に収納されたままの状態で、こ
のような取手を電槽本体2の側面に対して取付けること
は、あまり容易なことではない。
【0012】それゆえに、この考案の目的は、上述した
ような問題を解決できる、蓄電池の取手の取付構造を提
供しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この考案による蓄電池の
取手の取付構造では、蓋の上面の周縁部の一部を係止部
として機能させるべく残して蓋を貫通し、伸長状態の取
手の両端を通過させる貫通孔が設けられ、取手は約18
0°折返し可能な両端を有し、該折返された部分が上記
の係止部と係合することにより取手の貫通孔からの上方
への抜けが防止される。なお、上記の取手は、好ましく
は、その両端を折返すための1対の薄肉部を有する。ま
た、上記の取手は、好ましくは、上面と裏面とを有し、
取手の両端は上面に向けて折返され、取手の両端の裏面
には取手の両端が折返されることにより上記の係止部と
係合する突出段部が設けられることが好ましい。
【0014】
【作用】この考案によれば、蓋の上面の周縁部の一部を
係止部として残すように蓋に設けられた貫通孔に伸長状
態の取手の両端を上方から挿入し、その後該両端を折返
し、折返した部分を上記の係止部と係合させることが可
能となる。それにより、取手の貫通孔からの上方への抜
けを防止でき、取手を蓄電池の蓋に取付けることが可能
となる。
【0015】
【考案の効果】したがって、この考案によれば、梱包状
態にある蓄電池に対しても、容易に取手を取付けること
ができ、蓄電池を箱から取出すといった取手を必要とす
る典型的な場面において、取手の恩恵を期待することが
できる。
【0016】また、取手を蓋に取付けるにあたって、貫
通孔内に取手の両端部を挿入し、その後、この両端部を
折返し状態としてから、再び両端部を貫通孔内に挿入す
るだけで取手を蓋に取付けることが可能となる。したが
って、取手の蓋に対する取付作業は極めて簡単であり、
しかも、取付後は、取手に張力が働いている限り取手の
両端部と蓋の係止部との係合が外れることがないので、
取手の確実な取付状態が得られる。
【0017】また、取手は、その端部に向かう方向に力
を加え、貫通孔を通過させることにより蓋から容易に取
外すことができる。したがって、取手の不使用時におい
て、これを取外すことにより、前述した取付具の配置を
阻害することがない。また、このように取外し可能な取
手は、梱包状態において、蓄電池を梱包する箱の遊んで
いる空間に収納しておくことができる。
【0018】
【実施例】図1ないし図4は、この考案の一実施例を説
明するためのものである。なお、これらの図面には、蓄
電池の電槽本体の開口を閉じる蓋3について図示されて
おり、電槽本体の図示が省略されている。また、前述し
た液口栓5の図示も省略されている。なお、これらの図
面に示す要素であって、前述した図5に示した要素に相
当する要素には、同様の参照符号を付し、重複する説明
は省略する。
【0019】図1に示すように、蓋3の長手方向に対向
する2つの端縁部に沿って、それぞれ、凹部9が設けら
れる。凹部9は、上方に向かって開いた上方開口10お
よび外側方に向かって開いた側方開口11を有する。こ
のような凹部9を横切るように、係止部12が設けられ
る。
【0020】取手13は、全体としてベルト状をなして
おり、たとえばポリプロピレンのような可撓性かつ弾性
を有する樹脂から一体に成形される。取手13の両端部
14は、たとえば肉薄に構成された折曲げ線15を介し
て折曲げることができ、この端部14の折曲げ状態で外
方に向く面には、突出段部16が形成される。また、好
ましくは、端部14の先端部には、突出段部16に対し
て所定の間隔をおいてフック部17が形成される。これ
ら突出段部16およびフック部17には、それぞれ、ア
ール面が形成される。
【0021】上述のような取手13を蓋3に取付けるに
当たって、取手13の端部14が、図1に示すように、
他の部分からほぼまっすぐに延びた状態で、凹部9の上
方開口10から挿入され、図2に示すように、凹部9を
通過し、その側方開口11から突出する状態とされる。
次いで、図2に示すように、端部14が、折曲げ線15
を介して折曲げられる。この状態において、突出段部1
6およびフック部17は、端部14の外方に向く面に位
置している。次に、上述の折曲げ状態を維持しながら、
図2に矢印18で示すように、取手13は上方へ引かれ
る。これに応じて、フック部17のみが係止部12と凹
部9を規定する壁面との間隙を通過し、図3および図4
に示す状態が得られる。フック部17に形成されるアー
ル面は、このような動作をより円滑なものとする。
【0022】このようにして、図3および図4に示すよ
うに、突出段部16が係止部12に係合し、取手13が
蓋3に対して取付けられる。
【0023】他方、取手13を蓋3から取外す場合に
は、取手13が相対的に下方へ向かってやや強く押込ま
れ、まず、図2に示すような状態とされる。次いで、端
部14が取手13の他の部分に対してほぼまっすぐに延
びる状態に戻され、そのまま、取手13が引上げられ
る。これによって、図1に示すように、取手13が蓋3
から取外された状態が得られる。突出段部16に形成さ
れたアール面は、このような取外し動作をより円滑なも
のとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による蓄電池の取手の取付
構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した取付構造において、取手13を蓋
3に取付ける工程の途中の状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示した取付構造において、取手13が蓋
3に取付けられた状態を示す斜視図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】この考案が解決しようとする課題を説明するた
め、蓄電池1が箱7に梱包された状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 蓄電池 2 電槽本体 3 蓋 9 凹部 10 上方開口 11 側方開口 12 係止部 13 取手 14 端部 15 折曲げ線 16 突出段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−26254(JP,U) 実開 昭60−155171(JP,U) 実開 平4−123067(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取手を取外し可能に蓄電池の蓋に取付け
    る取手の取付構造であって、 前記蓋の上面の周縁部の一部を係止部として機能させる
    べく残して前記蓋を貫通し、伸長状態の前記取手の両端
    を通過させる貫通孔が設けられ、 前記取手は約180°折返し可能な両端を有し、該折返
    された部分が前記係止部と係合することにより前記取手
    の前記貫通孔からの上方への抜けが防止される、蓄電池
    の取手の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取手は、その両端を折返すための1
    対の薄肉部を有する、請求項1に記載の蓄電池の取手の
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取手は、上面と裏面とを有し、 前記取手の両端は前記上面に向けて折返され、 前記取手の両端の裏面には、前記取手の両端が折返され
    ることにより前記係止部と係合する突出段部が設けられ
    る、請求項1に記載の蓄電池の取手の取付構造。
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JP5343350B2 (ja) * 2007-12-06 2013-11-13 パナソニック株式会社 鉛蓄電池
JP5299401B2 (ja) * 2010-02-16 2013-09-25 パナソニック株式会社 蓄電池の取手接続構造および取手付き鉛蓄電池

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JPS60155171U (ja) * 1984-03-27 1985-10-16 新神戸電機株式会社 蓄電池提手部
JPS6126254U (ja) * 1984-07-23 1986-02-17 宮川化成工業株式会社 蓄電池
JPH04123067U (ja) * 1991-04-22 1992-11-06 湯浅電池株式会社 把手付き蓄電池

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