JP2553766B2 - 液晶表示パネルを具備する装置 - Google Patents
液晶表示パネルを具備する装置Info
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- JP2553766B2 JP2553766B2 JP2338164A JP33816490A JP2553766B2 JP 2553766 B2 JP2553766 B2 JP 2553766B2 JP 2338164 A JP2338164 A JP 2338164A JP 33816490 A JP33816490 A JP 33816490A JP 2553766 B2 JP2553766 B2 JP 2553766B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液晶表示パネル、特にA5サイズ以上の大型パ
ネルや、強誘電性液晶を用いた液晶表示パネルを具備す
る装置に関する。
ネルや、強誘電性液晶を用いた液晶表示パネルを具備す
る装置に関する。
従来の技術 液晶表示パネルを具備した装置として、例えば携帯型
のワードプロセッサーやパーソナルコンピュータがあ
る。これらの液晶表示パネルはA5サイズ程度の比較的大
きなパネルを用いている。
のワードプロセッサーやパーソナルコンピュータがあ
る。これらの液晶表示パネルはA5サイズ程度の比較的大
きなパネルを用いている。
第4図は従来の液晶表示パネルを具備する装置の構成
図である。(a)が装置使用時の、(b)が装置非使用
時のそれぞれ一部断面側面図である。1は装置本体、2
は液晶表示モジュール筐体、7は液晶表示パネルであ
る。表示パネル面を指などで押さえたり、物が衝突した
りしてパネル7に強い外力が加わるのを防ぐために透明
なプラスチックの保護板8を液晶表示パネル7の前面
に、第4図のように筐体2に固定する形で設けている。
ネマチック液晶の場合は保護板8上から弱い押圧を加え
ただけでは、押圧時に液晶層の厚みが変わって色変わり
するが、圧力を除けば元の状態に復元する。しかし、強
誘電性液晶の場合は液晶の層構造が大きく崩れると液晶
分子の配向が復元しなくなり、表示できなくなる。
図である。(a)が装置使用時の、(b)が装置非使用
時のそれぞれ一部断面側面図である。1は装置本体、2
は液晶表示モジュール筐体、7は液晶表示パネルであ
る。表示パネル面を指などで押さえたり、物が衝突した
りしてパネル7に強い外力が加わるのを防ぐために透明
なプラスチックの保護板8を液晶表示パネル7の前面
に、第4図のように筐体2に固定する形で設けている。
ネマチック液晶の場合は保護板8上から弱い押圧を加え
ただけでは、押圧時に液晶層の厚みが変わって色変わり
するが、圧力を除けば元の状態に復元する。しかし、強
誘電性液晶の場合は液晶の層構造が大きく崩れると液晶
分子の配向が復元しなくなり、表示できなくなる。
発明が解決しようとする課題 比較的大きな液晶表示パネルでは保護板の反りが大き
くなるので、液晶表示パネルと保護板の距離を大きく取
る必要があり、液晶表示モジュール部が厚くなってしま
い、携帯性を損なう。特に、強誘電性液晶の場合は弱い
圧力でも配向が復元できなくなるので、保護板が反って
液晶表示パネル面に当たらないように、前記距離がネマ
チック液晶の場合より大きくなる。具体的には、1mm程
度のプラスチックでは15mmは前記距離を取る必要があ
り、装置の厚みが十数mmもネマチック液晶の場合より厚
くなる。
くなるので、液晶表示パネルと保護板の距離を大きく取
る必要があり、液晶表示モジュール部が厚くなってしま
い、携帯性を損なう。特に、強誘電性液晶の場合は弱い
圧力でも配向が復元できなくなるので、保護板が反って
液晶表示パネル面に当たらないように、前記距離がネマ
チック液晶の場合より大きくなる。具体的には、1mm程
度のプラスチックでは15mmは前記距離を取る必要があ
り、装置の厚みが十数mmもネマチック液晶の場合より厚
くなる。
本発明は上記課題を解決するもので、液晶表示パネル
の開閉に同期して保護板が動作するようにし、液晶表示
パネルが開いている場合には保護板が液晶表示パネルか
ら必要な間隔を保ち、液晶表示パネルを閉じた場合には
保護板が液晶表示パネルに極めて近くまで接近し、液晶
表示パネルとともにコンパクトに液晶表示モジュール筐
体内に納まるようにすることを目的としている。
の開閉に同期して保護板が動作するようにし、液晶表示
パネルが開いている場合には保護板が液晶表示パネルか
ら必要な間隔を保ち、液晶表示パネルを閉じた場合には
保護板が液晶表示パネルに極めて近くまで接近し、液晶
表示パネルとともにコンパクトに液晶表示モジュール筐
体内に納まるようにすることを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の液晶表示パネル
を具備する装置は、液晶表示パネルを回転支持部によっ
て開閉でき、非使用時には前記パネルを閉じて平板状と
なる装置において、前記液晶表示パネルの前面に透明な
保護板を備え、前記保護板と液晶表示パネルの距離を液
晶表示パネルの開閉に同期して変える機構を備えるよう
にしたもので、具体的には、例えば、液晶表示パネルの
開閉機構である回転支持部にカムを接続し、そのカムに
より液晶表示パネルの開閉動作(回転運動)を保護板の
並進運動(液晶表示パネルに垂直な方向へ)に変換する
ことにより実現しようとするものである。
を具備する装置は、液晶表示パネルを回転支持部によっ
て開閉でき、非使用時には前記パネルを閉じて平板状と
なる装置において、前記液晶表示パネルの前面に透明な
保護板を備え、前記保護板と液晶表示パネルの距離を液
晶表示パネルの開閉に同期して変える機構を備えるよう
にしたもので、具体的には、例えば、液晶表示パネルの
開閉機構である回転支持部にカムを接続し、そのカムに
より液晶表示パネルの開閉動作(回転運動)を保護板の
並進運動(液晶表示パネルに垂直な方向へ)に変換する
ことにより実現しようとするものである。
作用 上記した手段によれば、本発明の液晶表示パネルを具
備する装置は、使用時に液晶表示パネルを起して見易い
角度にすると保護板は必要な距離液晶表示パネルから離
れ、非使用時に液晶表示パネルを倒すと保護板は液晶表
示パネルに接近し、液晶表示モジュール筐体内に納まる
ので、液晶表示パネルを用いた装置の最も特徴とする、
装置の薄さを損なうことなく、液晶表示パネルの保護が
可能となる。
備する装置は、使用時に液晶表示パネルを起して見易い
角度にすると保護板は必要な距離液晶表示パネルから離
れ、非使用時に液晶表示パネルを倒すと保護板は液晶表
示パネルに接近し、液晶表示モジュール筐体内に納まる
ので、液晶表示パネルを用いた装置の最も特徴とする、
装置の薄さを損なうことなく、液晶表示パネルの保護が
可能となる。
実施例 以下本発明の実施例の液晶表示パネルを具備する装置
を、図面を参照しながら説明する。
を、図面を参照しながら説明する。
(実施例1) 第1図は本発明の液晶表示パネルを具備する装置の第
1の実施例の構成図である。第1図(a)は装置使用時
の正面図を、同図(b)は同じく装置使用時の一部断面
側面図を、さらに同図(c)は同装置非使用時の一部断
面側面図をそれぞれ示している。
1の実施例の構成図である。第1図(a)は装置使用時
の正面図を、同図(b)は同じく装置使用時の一部断面
側面図を、さらに同図(c)は同装置非使用時の一部断
面側面図をそれぞれ示している。
液晶表示モジュール筐体2は装置本体1と回転支持部
3で回動可能に係合している。カム4は回転支持部3と
歯車で噛合しており、カム5はベルト6で回転支持部3
と接続されている。カム4,5の突起部により、第1図
(a),(b)において液晶表示パネル開放時には、保
護板8と液晶表示パネル7との距離は約2cmで固定さ
れ、保護板8の中心部を1.5kgの圧力で押さえても液晶
表示パネル面には力が加わらず、強誘電性液晶を用いた
液晶表示パネルでも全く問題ない。液晶表示パネルを閉
じると、第1図(b)に示す回転支持軸3,カム4および
カム5は、それぞれ矢印で示す方向に回転し、第1図
(c)に示すように、装置非使用状態では突起部は保護
板から離れ、ばね9,10に引っ張られて液晶表示パネルと
の距離は1mmになり、装置の厚みは従来のものと同程度
以下になる。回転支持部3とカム5の接続は第2図のよ
うにカムの回転中心から外れた部分をリンク桿11で接続
し、接続部12,13が回転できるような機構を有してい
る。
3で回動可能に係合している。カム4は回転支持部3と
歯車で噛合しており、カム5はベルト6で回転支持部3
と接続されている。カム4,5の突起部により、第1図
(a),(b)において液晶表示パネル開放時には、保
護板8と液晶表示パネル7との距離は約2cmで固定さ
れ、保護板8の中心部を1.5kgの圧力で押さえても液晶
表示パネル面には力が加わらず、強誘電性液晶を用いた
液晶表示パネルでも全く問題ない。液晶表示パネルを閉
じると、第1図(b)に示す回転支持軸3,カム4および
カム5は、それぞれ矢印で示す方向に回転し、第1図
(c)に示すように、装置非使用状態では突起部は保護
板から離れ、ばね9,10に引っ張られて液晶表示パネルと
の距離は1mmになり、装置の厚みは従来のものと同程度
以下になる。回転支持部3とカム5の接続は第2図のよ
うにカムの回転中心から外れた部分をリンク桿11で接続
し、接続部12,13が回転できるような機構を有してい
る。
(実施例2) 第3図に第2の実施例の構成図を示す。第3図(a)
は装置使用時の装置の一部断面側面図を、第3図(b)
は装置非使用時の装置の一部断面側面図をそれぞれ示し
ている。この実施例には平行リンク14a〜14dを使用して
おり、リンク桿14aは液晶表示モジュール筐体2に結合
され、リンク桿14bに保護板8が結合され、リンク桿14c
は装置本体1に固定され、リンク桿14dだけがどこにも
結合されていない。なお、液晶表示パネル7は液晶表示
モジュール筐体2の所定の位置に固定されている。
は装置使用時の装置の一部断面側面図を、第3図(b)
は装置非使用時の装置の一部断面側面図をそれぞれ示し
ている。この実施例には平行リンク14a〜14dを使用して
おり、リンク桿14aは液晶表示モジュール筐体2に結合
され、リンク桿14bに保護板8が結合され、リンク桿14c
は装置本体1に固定され、リンク桿14dだけがどこにも
結合されていない。なお、液晶表示パネル7は液晶表示
モジュール筐体2の所定の位置に固定されている。
このような構成において液晶表示モジュール筐体を倒
して液晶表示パネル7を閉じると、平行リンク14a〜14d
も変形しリンク桿14aと14bがほぼ重なる状態となり、保
護板8と液晶表示パネル7は約1mmの間隔にまで接近す
る。
して液晶表示パネル7を閉じると、平行リンク14a〜14d
も変形しリンク桿14aと14bがほぼ重なる状態となり、保
護板8と液晶表示パネル7は約1mmの間隔にまで接近す
る。
発明の効果 本発明の液晶表示パネルを具備する装置は、表示パネ
ルの保護板と表示パネルの距離を、液晶表示パネルの開
閉に同期して変える機構を設けることにより、装置使用
時には保護板により液晶表示パネルを外力から守り、装
置非使用時には携帯しやすい薄型の装置とすることがで
きる。
ルの保護板と表示パネルの距離を、液晶表示パネルの開
閉に同期して変える機構を設けることにより、装置使用
時には保護板により液晶表示パネルを外力から守り、装
置非使用時には携帯しやすい薄型の装置とすることがで
きる。
第1図(a)は本発明の液晶表示パネルを具備する装置
の第1の実施例の使用時の正面図、第1図(b)は同装
置の使用時の一部断面側面図、第1図(c)は同装置の
非使用時の一部断面側面図、第2図は同装置の要部の構
成図、第3図(a)は本発明の液晶表示パネルを具備す
る装置の第2の実施例の使用時の一部断面側面図、第3
図(b)は同装置の非使用時の一部断面側面図、第4図
(a),(b)は従来の液晶表示パネルを具備する装置
の使用時と非使用時の一部断面側面図である。 1……装置本体、2……液晶表示モジュール筐体、4,5
……カム、7……液晶表示パネル、8……保護板、14a
〜14d……平行リンク。
の第1の実施例の使用時の正面図、第1図(b)は同装
置の使用時の一部断面側面図、第1図(c)は同装置の
非使用時の一部断面側面図、第2図は同装置の要部の構
成図、第3図(a)は本発明の液晶表示パネルを具備す
る装置の第2の実施例の使用時の一部断面側面図、第3
図(b)は同装置の非使用時の一部断面側面図、第4図
(a),(b)は従来の液晶表示パネルを具備する装置
の使用時と非使用時の一部断面側面図である。 1……装置本体、2……液晶表示モジュール筐体、4,5
……カム、7……液晶表示パネル、8……保護板、14a
〜14d……平行リンク。
Claims (3)
- 【請求項1】回転支持部によって支持されて開閉可能で
ある液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの前面に位
置する透明な保護板と、その保護板と前記液晶表示パネ
ルとの距離を前記液晶表示パネルの開閉に同期して変え
る機構とを備え、前記機構が、前記液晶表示パネルを開
いたときには前記距離が最大となり、前記液晶表示パネ
ルを閉じたときには前記距離が最小となる液晶表示パネ
ルを具備する装置。 - 【請求項2】機構が、平行リンク機構である請求項1記
載の液晶表示パネルを具備する装置。 - 【請求項3】機構が、回転支持部に係合するカムである
請求項1記載の液晶表示パネルを具備する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2338164A JP2553766B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 液晶表示パネルを具備する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2338164A JP2553766B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 液晶表示パネルを具備する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04204821A JPH04204821A (ja) | 1992-07-27 |
JP2553766B2 true JP2553766B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=18315519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2338164A Expired - Fee Related JP2553766B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 液晶表示パネルを具備する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553766B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2338164A patent/JP2553766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04204821A (ja) | 1992-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |