JP2553526B2 - マルチタスク処理装置 - Google Patents

マルチタスク処理装置

Info

Publication number
JP2553526B2
JP2553526B2 JP61203007A JP20300786A JP2553526B2 JP 2553526 B2 JP2553526 B2 JP 2553526B2 JP 61203007 A JP61203007 A JP 61203007A JP 20300786 A JP20300786 A JP 20300786A JP 2553526 B2 JP2553526 B2 JP 2553526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
instruction
microprogram
processing
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61203007A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6356737A (ja
Inventor
肇 佐久間
▲浩▼子 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP61203007A priority Critical patent/JP2553526B2/ja
Priority to DE3750171T priority patent/DE3750171T2/de
Priority to EP87112565A priority patent/EP0257655B1/en
Publication of JPS6356737A publication Critical patent/JPS6356737A/ja
Priority to US07/517,402 priority patent/US5148542A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2553526B2 publication Critical patent/JP2553526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/48Program initiating; Program switching, e.g. by interrupt
    • G06F9/4806Task transfer initiation or dispatching
    • G06F9/4843Task transfer initiation or dispatching by program, e.g. task dispatcher, supervisor, operating system
    • G06F9/4881Scheduling strategies for dispatcher, e.g. round robin, multi-level priority queues

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アプリケーションの機能を効果的に実現す
るために、アプリケーション・プログラムを複数のタス
クに分割し、全体として複数タスクの並列処理を行なう
マルチタスク処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、複数のタスクを円滑に同時に実行(以下、マル
チタスク処理)させるために、リアルタイムOSは管理ソ
フトウェアとして必要不可欠なものとなっており、タス
ク管理、タスク間同期・通信機能、割込管理等の機能
が、マルチタスク処理装置上のリアルタイムOSには必要
となっている。リアルタイムOSは、タスクが前述の機能
の実現をリアルタイムOSに対して要求するための手段
(以下、システムコールと呼ぶ)を提供し、1つのシス
テムコール処理は第6図のようにタスク退避処理、内部
処理、ディスパッチ処理に大きく分けることができ、タ
スク退避処理部では、システムコール処理のためにリア
ルタイムOSがレジスタ類を使用するため、システムコー
ルを発行したタスクのその時点でのレジスタ情報等のタ
スクの実行環境(以下、コンテキストと呼ぶ)をタスク
固有の領域タスク・コントロール・ブロック(以下、TC
B)に退避し、内部処理ではシステムコールの目的とす
る機能を実現する処理を行ない、ディスパッチ処理部で
は、実行可能状態のタスクの内で最高の優先順位を持つ
次に実行すべきタスクを選択し、選択したタスクのTCB
に退避されている中断した時点のコンテキストをレジス
タ等に復帰してリアルタイムOSからタスクへ制御を移す
という形で行なわれていた。第6図は従来のマルチタス
ク処理における指定タスクの中断を要求するシステムコ
ールの処理である。タスクは、休止状態、実行可能状
態、実行状態、待ち状態の4状態を遷移し、タスク1は
タスク2より優先順位が高いものとする。実行タスク1
が実行可能状態にあるタスク2を指定して中断要求のシ
ステムコールを発行する。リアルタイムOSが、タスク1
のシステムコール発行によってコンピュータの中央処理
装置(以下、CPUと呼ぶ)の使用権を得るため、発行タ
スク1のコンテキストは、タスク1の所有するTCB1に退
避される。次にタスク2のTCB2に保持されているタスク
の状態を示すエリア(以下、タスク・ステータス)を、
再開要求が出されるまで中断する再開要求待ちの状態に
セットし、タスク2を、実行可能タスクを管理するエリ
ア(以下、レディキューと呼ぶ)の登録から削除する。
ディスパッチ処理において、リアルタイムOSは、レディ
キューに基づき次に実行すべきタスクとしてタスク1を
選択し、タスク1のTCB1に退避してあったタスク1のコ
ンテキストをCPU上に復帰し、CPU使用権をタスク1に譲
ってシステムコールの処理を終了する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来のマルチタスク処理装置では、CPU資源
を、アプリケーション・プログラムのタスクと管理ソフ
トウェアのリアルタイムOSが対等に用いるため、リアル
タイムOSの実行の際には、必ず実行タスクのコンテキス
トの退避をしなければならない。このことは、リアルタ
イムOSの実行時間すなわちオーバヘッドの増加をもたら
し、システム全体の性能を低下させる結果となり、シス
テムのリアルタイム性の向上のための、リアルタイムOS
の高速処理が要求されている。
また、システムコール処理が、コンピュータのインス
トラクションによってプログラムされていることから、
システムコール処理の中でも、マルチタスク処理制御の
上でクリティカルな部分では、コンピュータのCPUを割
込禁止にしなければならない。例えば、システムコール
処理中の割込を禁止しない場合、第7図のにおいて割
込が発生して割込処理の中で、実行タスクであったタス
ク1の中断をシステムコールで行なうとすると、割込処
理中の中断システムコールのディスパッチの際には、タ
スク1は再開要求待ちでレディキュー登録が削除されて
おり、タスク2はレディキューに登録された状態である
ため、タスク2が選択される。すなわち、タスク2はTC
B2に持つ自己のタスク・ステータスが再開要求待ちの待
ち状態であるにもかかわらず、実行可能タスクと見なさ
れ選択され、実行タスクとしてCPU使用権を得ることに
なり、マルチタスク処理の正しい制御を以降リアルタイ
ムOSは行なうことができなくなるという状況が発生して
しまう。したがって、このようなシステムコールの処理
の部分では割込を禁止にしてマルチタスクシステムの正
常性を保たなければならず、このことは、非同期に発生
する割込に対するリアルタイムな反応を妨げ、割込応答
性の低下を余儀なくするという欠点を与えている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるマルチタスク処理装置は、実行すべき命
令を一時格納する命令レジスタ、各命令の実行のための
マイクロプログラムを格納するマイクロプログラムメモ
リ、および前記マイクロプログラムにもとづき発生され
た制御信号に応答して前記命令レジスタに格納された命
令を実行するハードウェア資源を有する中央処理装置を
備え、マルチタスク処理を行う上で必要とされるリアル
タイムOSに対する処理要求を専用命令として扱うマルチ
タスク処理装置であって、前記ハードウェア資源にタス
クの実行可能状態への登録、削除を行うレディキュー管
理部と各タスクに対応する実行環境情報をストアする記
憶手段とを設け、前記専用命令としてのタスク起動命令
が前記命令レジスタに一時格納されることにより前記マ
イクロプログラムメモリに格納されている前記タスク起
動命令のためのマイクロプログラムが起動され、当該マ
イクロプログラムにもとづき、前記タスク起動命令で指
定された起動すべきタスクに対応する前記記憶手段の領
域をアクセスして対応する実行環境情報のうちのタスク
ステータスを実行可能状態にセットするとともに、前記
レディキュー管理部に前記起動すべきタスクを実行可能
タスクとして登録させるように、前記ハードウェア資源
により行うことを特徴としている。
さらに本発明によれば、実行すべき命令を一時格納す
る命令レジスタ、各命令の実行のためのマイクロプログ
ラムを格納するマイクロプログラムメモリ、および前記
マイクロプログラムにもとづき発生された制御信号に応
答して前記命令レジスタに格納された命令を実行するハ
ードウェア資源を有する中央処理装置を備え、マルチタ
スク処理を行う上で必要とされるリアルタイムOSに対す
る処理要求を専用命令として扱うマルチタスク処理装置
であって、前記ハードウェア資源にタスクの実行可能状
態への登録、削除を行うレディキュー管理部と各タスク
に対応する実行環境情報をストアする記憶手段とを設
け、前記専用命令としてのタスク中断命令が前記命令レ
ジスタに一時格納されることにより前記マイクロプログ
ラムメモリに格納されている前記タスク中断命令のため
のマイクロプログラムが起動され、当該マイクロプログ
ラムにもとづき、前記タスク中断命令で指定された中断
すべきタスクに対応する前記記憶手段の領域をアクセス
して対応する実行環境情報のうちのタスクステータスを
再開要求待ちにセットするとともに、前記レディキュー
管理部に前記中断すべきタスクの登録を抹消させ、かつ
代わって次に実行すべきタスクを選択させるように、前
記ハードウェア資源により行うことを特徴とするマルチ
タスク処理装置が得られる。
〔実施例1〕 次に、本発明について、図面を参照して説明する。
本実施例では、マルチタスク処理で必要となるタスク
管理機能のタスクの起動、タスクの中断・再開を実現す
る場合について記述する。
第1図は、本発明の実施例の全体構成図である。コン
ピュータ100は、データの演算・処理を行なう中央処理
装置(以下、CPU)101、アプリケーション・プログラム
を格納しリアルタイムOSの制御用エリアを持つメモリ部
113から構成されている。CPU101は、インストラクショ
ンレジスタ(以下、IR)102、IR102の内容をデコードし
てマイクロプログラムメモリのアドレスを発生するデコ
ーダ103、各インストラクションのマイクロプログラム
を格納するマイクロROM104、レジスタ105、命令実行の
際に用いるテンポラリレジスタ106、算術論理演算ユニ
ット(以下、ALUと呼ぶ)107、プログラム・ステータス
・ワード(以下、PSW)108、実行可能状態にあるタスク
を管理し、マイクロプログラムによる信号に応じてタス
クの実行可能状態への登録、削除を行なうレディキュー
管理部109、システムコール命令のオペランドとして指
定されたタスク情報をもとに、そのタスクの持つTCBの
アドレスを発生させるTCBアドレス発生部110、TCBアド
レス発生部110からの信号をもとに、アドレスをアドレ
スバスに送るバス制御部111から構成され、メモリ部113
には、複数のタスクに分割されたアプリケーションプロ
グラム117、マルチタスク処理に必要となるタスク固有
の制御ブロックであるタスク1のTCB114、タスク2のTC
B115、タスク3のTCB116が置かれる。
本例においては、タスクは休止状態、実行可能状態、
実行状態、待ち状態の4つの状態間を遷移し、タスク
1、タスク2、タスク3の3タスクが並列処理されてい
る。タスクの持つ優先順位は、タスク1が最高で、タス
ク2、タスク3の順に低くなっている。システムコール
命令は、オペランドでタスク番号等の機能実現に必要な
情報を与え、タスク番号としては、あらかじめ各タスク
に割り当てた識別番号タスクIDを用いている。
まず、最高優先順位のタスク1が実行タスクとしてタ
スク2の起動を行なう場合の動作について説明する。
実行タスクのタスク1は、休止状態のタスク2を起動
するために、オペランドで指定するIDを持つタスクを起
動するシステムコール命令‘START'を実行する。‘STAR
T'命令のオペコードとオペランドのタスク2のID番号を
示す命令コードがIR102に格納され、デコーダ103が命令
コードを解析し、対応するマイクロプログラムのアドレ
スをマイクロROM104に出す。‘START'命令の処理は、マ
イクロROM104の発生する信号によってテンポラリレジス
タ106、ALU107、TCBアドレス発生部110、レディキュー
管理部109を用いて第2図に示すような流れで行なわれ
る。オペランドのタスク2のIDからタスク2のTCBアド
レスを得るための信号がTCBアドレス発生信号セット線1
20に出され、TCBアドレス発生部110は、メモリ部113上
にあるタスク2のTCB2のアドレスを生成し、バス制御部
111へ送信する。TCB2の中のタスクの状態を示すタスク
・ステータス情報はデータバス112より取り出され、休
止状態から実行可能状態を示すようにタスク・ステータ
ス修飾信号123でセットされ、再度TCB2中に書き込まれ
る。次に、タスク2のレディキュー登録信号121を発生
し、リアルタイムOSが実行可能のタスクを管理するレデ
ィキュー管理部109において、タスク2は、実行可能タ
スクとして登録される。次に、実行タスク選択信号124
に基づき、レディキュー管理部109では、次に実行すべ
きタスクIDを選びだし、選択したタスクがシステムコー
ル発行タスクと異なる場合にはタスクのコンテキストの
退避・復帰を行なうが、この場合は、タスク1がタスク
2より優先順位が高く、タスク1(すなわち、システム
コール命令実行タスク)が選択されるため、タスクのコ
ンテキスト退避・復帰は必要なく、直ちにシステムコー
ル処理は終了し、タスク1のシステムコール命令‘STAR
T'の次に実行が移る。
次に、タスク1が実行状態、タスク2が実行可能状態
である場合の、タスク1の中断の動作を説明する。
実行タスク1は、タスク2との同期をとる上で自タス
クを中断するために、自タスクのIDをオペランドとして
指定して、タスクを中断し再開要求を待つ状態にするシ
ステムコール命令‘SUSPEND'を実行する。‘SUSPEND'命
令は、マイクロROM104に格納されているマイクロプログ
ラムに従い、前述の‘START'命令と同様に、TCBアドレ
ス発生部110、レディキュー管理部109等を用いて、第3
図に示すような流れの処理を行なう。すなわち、オペラ
ンドのタスク1のIDからタスク1のTCBアドレスを得
て、TCB1の中のタスク・ステータスを読み出し、再開要
求待ちを示すようにセットして再び書き込む。次に、レ
ディキュー登録削除信号122を発生し、レディキュー管
理部109において、タスク1は実行可能タスクとしての
登録を抹消される、実行タスク選択信号124に基づき、
レディキュー管理部109では、次に実行すべきタスクと
してタスク2のIDを選び出し、タスク2がシステムコー
ル命令実行タスク(タスク1)と異なるため、タスク1
のコンテキストをタスク1のTCB1へ退避し、タスク2の
コンテキストをTCB2から復帰する。従って、システムコ
ール処理終了後は、タスク2の保持されていたコンテキ
ストが復帰し実行を再開する。システムコール命令処理
中に第3図のの時点で割込が発生した場合、従来では
前述したようにCPUを割込禁止にしておかなければシス
テムの誤動作が発生したが、本例では1命令でシステム
コール処理を行なうため、誤動作の発生を回避すること
ができ、しかも、割込要求はこの時点では保留され、命
令の処理終了後に割込処理は行なわれるため、リアルタ
イムOSの実行による割込のとりこぼしを憂慮する必要が
ない。
〔実施例2〕 第4図は、本発明の実施例2の全体構成図である。コ
ンピュータ200は、データの演算・処理を行なうCPU20
1、アプリケーション・プログラムを格納するメモリ部2
13から構成されている。CPU201は、IR202、IR202の内容
をデコードしてマイクロプログラムメモリのアドレスを
発生するデコーダ203、各インストラクションのマイク
ロプログラムを格納するマイクロROM204、各タスクに固
有に割り当てられたレジスタ類とタスクのステータスの
格納エリアを含むレジスタバンク205−1〜205−3から
なるレジスタバンク群205、命令実行の際に用いるテン
ポラリレジスタ206、ALU207、PSW208、実行可能状態に
あるタスクを管理し、マイクロプログラムによる信号に
応じてタスクの実行可能状態への登録、削除を行なうレ
ディキュー管理部209、システムコールのオペランドと
して指定されたタスク情報や、実行タスクとしてレディ
キュー管理部209が選択したタスク情報をもとに、その
タスクの専有するレジスタバンクの指定信号を発生させ
るレジスタバンク制御部210、マイクロROM204からの信
号をもとに、アドレスをアドレスバスに送るバス制御部
211から構成され、メモリ部213には、複数のタスクに分
割されたアプリケーションプログラム214が置かれる。
本例においても、タスクは休止状態、実行可能状態、
実行状態、待ち状態の4つの状態間を遷移し、タスク
1、タスク2、タスク3の3タスクが並列処理されてい
る。タスクの持つ優先順位は、タスク1が最高で、タス
ク2、タスク3の順に低くなっている。システムコール
命令は、実施例1と同様に、オペランドでタスクID番号
等の機能実現に必要な情報を与える。
タスク2が、最高優先順位のタスク1を起動する場合
の動作について説明する。
実行タスクのタスク2は、休止状態のタスク1を起動
するために、オペランドで指定するIDを持つタスクを起
動するシステムコール命令‘START'を実行する。‘STAR
T'命令のオペコードとオペランドのタスク1のID番号を
示す命令コードがIR202に格納され、デコーダ203が命令
コードを解析し、対応するマイクロプログラムのアドレ
スをマイクロROM204に出す。‘START'命令の処理は、マ
イクロROM204の発生する信号によってテンポラリレジス
タ206、ALU207、レジスタバンク制御部210、レディキュ
ー管理部209を用いて第5図に示すような流れで行なわ
れる。オペランドのタスク1のIDからタスク1のレジス
タバンク205−1を選択するための信号220がレジスタバ
ンク制御部210に出され、レジスタバンク制御部210は、
レジスタバンク群205にあるタスク1のレジスタバンク2
05−1のタスク・ステータスを指定する信号225を送信
する。レジスタバンク205−1の中のタスクの状態を示
すタスク・ステータス情報はデータバス212より取り出
され、休止状態から実行可能状態を示すようにタスク・
ステータス修飾信号223でセットされ、再度レジスタバ
ンク205−1中に書き込まれる。次に、マイクロROM204
はタスク1のレディキュー登録信号221を発生し、リア
ルタイムOSが実行可能のタスクを管理するレディキュー
管理部209において、タスク1は、実行可能タスクとし
て登録される。次に、実行タスク選択信号224に基づ
き、レディキュー管理部209では、次に実行すべきタス
クIDとして起動した最高優先順位のタスク1を選びだ
し、レジスタバンク選択信号226をレジスタバンク制御
部210へ送信する。レジスタバンク制御部210は、タスク
1のレジスタバンク205−1へ制御を移すためにレジス
タバンク切り替え信号227を発生し、タスク1が実行さ
れる。
実施例2においては、各タスクが固有のレジスタバン
クを有しているため、マルチタスク処理特有のハードウ
ェアが多くなるが、実行タスクが入れ替わる場合でも、
旧実行タスクのコンテキスト退避および新実行タスクの
コンテキスト復帰を行なう必要がなく実施例1に比べ実
行時の性能が向上する。また、実施例1と同様に専用の
1命令で実現するため割込に対する応答性は従来に比べ
大幅に改善される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のマルチタスク処理装置で
は、タスクのコンテキストの退避・復帰の処理をできる
かぎり減少させ、リアルタイムOSがマルチタスク処理の
為に必要な機能をシステムコール命令としてマイクロプ
ログラムでより高速におこなうことができる。このた
め、リアルタイムOSのオーバーヘッドは大きく削減さ
れ、マルチタスク処理によるアプリケーションのより効
率的な処理を実現することができる。
また、マルチタスク処理の為に必要な各機能が専用の
システムコール命令として処理されるため、従来のよう
な命令の組み合わせとして処理されている場合では避け
られなかったりリアルタイムOSのシステムコール処理中
に発生する割込の禁止を特に考慮する必要なく、リアル
タイムOSの処理中の割込のとりこぼしを防ぐことがで
き、システムの割込に対する応答性の向上に大きな効果
をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の全体構成図、第2図は実施
例1に於けるシステムコール命令‘START'の処理の流れ
図、第3図は実施例1に於けるシステムコール命令‘SU
SPEND'の処理の流れ図、第4図は実施例2の全体構成
図、第5図は実施例2のシステムコール命令‘START'の
処理の流れ図、第6図は従来のシステムコール処理の概
要図、第7図は従来のマルチタスク処理においてタスク
を中断する場合のシステムコールの処理の流れ図であ
る。 100……コンピュータ、101……CPU、102……インストラ
クション・レジスタ、103……デコーダ、104……マイク
ロROM、105……レジスタ、106……テンポラリ・レジス
タ、107……ALU、108……PSW、109……レディキュー管
理部、110……TCBアドレス発生部、111……バス制御
部、112……データバス、113……メモリ部、114……タ
スク1 TCB、115……タスク2 TCB、116……タスク3 TC
B、117……アプリケーション・プログラム、118……ア
ドレスバス、120……TCBアドレス発生信号線、121……
レディキュー登録信号線、122……レディキュー削除信
号線、123……タスク・ステータス修飾信号線、124……
実行タスク選択信号線、200……コンピュータ、201……
CPU、202……インストラクション・レジスタ、203……
デコーダ、204……マイクロROM、205……レジスタ・バ
ンク群、205−1……タスク1のレジスタ・バンク、205
−2……タスク2のレジスタ・バンク、205−3……タ
スク3のレジスタ・バンク、206……テンポラリ・レジ
スタ、207……ALU、208……PSW、209……レディキュー
管理部、210……レジスタ・バンク制御部、211……バス
制御部、212……データバス、213……メモリ部、214…
…アプリケーション・プログラム、215……アドレスバ
ス、220……タスク・ステータス選択信号線、221……レ
ディキュー登録信号線、222……レディキュー削除信号
線、223……タスク・ステータス修飾信号線、224……実
行タスク選択信号線、225……レジスタ・バンク指定信
号線、226……レジスタ・バンク選択信号線、227……レ
ジスタ・バンク切り替え信号線。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実行すべき命令を一時格納する命令レジス
    タ、各命令の実行のためのマイクロプログラムを格納す
    るマイクロプログラムメモリ、および前記マイクロプロ
    グラムにもとづき発生された制御信号に応答して前記命
    令レジスタに格納された命令を実行するハードウェア資
    源を有する中央処理装置を備え、マルチタスク処理を行
    う上で必要とされるリアルタイムOSに対する処理要求を
    専用命令として扱うマルチタスク処理装置であって、前
    記ハードウェア資源にタスクの実行可能状態への登録、
    削除を行うレディキュー管理部と各タスクに対応する実
    行環境情報をストアする記憶手段とを設け、前記専用命
    令としてのタスク起動命令が前記命令レジスタに一時格
    納されることにより前記マイクロプログラムメモリに格
    納されている前記タスク起動命令のためのマイクロプロ
    グラムが起動され、当該マイクロプログラムにもとづ
    き、前記タスク起動命令で指定された起動すべきタスク
    に対応する前記記憶手段の領域をアクセスして対応する
    実行環境情報のうちのタスクステータスを実行可能状態
    にセットするとともに、前記レディキュー管理部に前記
    起動すべきタスクを実行可能タスクとして登録させるよ
    うに、前記ハードウェア資源により行うことを特徴とす
    るマルチタスク処理装置。
  2. 【請求項2】実行すべき命令を一時格納する命令レジス
    タ、各命令の実行のためのマイクロプログラムを格納す
    るマイクロプログラムメモリ、および前記マイクロプロ
    グラムにもとづき発生された制御信号に応答して前記命
    令レジスタに格納された命令を実行するハードウェア資
    源を有する中央処理装置を備え、マルチタスク処理を行
    う上で必要とされるリアルタイムOSに対する処理要求を
    専用命令として扱うマルチタスク処理装置であって、前
    記ハードウェア資源にタスクの実行可能状態への登録、
    削除胃行うレディキュー管理部と各タスクに対応する実
    行環境情報をストアする記憶手段とを設け、前記専用命
    令としてのタスク中断命令が前記命令レジスタに一時格
    納されることにより前記マイクロプログラムメモリに格
    納されている前記タスク中断命令のためのマイクロプロ
    グラムが起動され、当該マイクロプログラムにもとづ
    き、前記タスク中断命令で指定された中断すべきタスク
    に対応する前記記憶手段の領域をアクセスして対応する
    実行環境情報のうちのタスクステータスを再開要求待ち
    にセットするとともに、前記レディキュー管理部に前記
    中断すべきタスクの登録を抹消させ、かつ代わって次に
    実行すべきタスクを選択させるように、前記ハードウェ
    ア資源により行うことを特徴とするマルチタスク処理装
    置。
JP61203007A 1986-08-28 1986-08-28 マルチタスク処理装置 Expired - Fee Related JP2553526B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61203007A JP2553526B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 マルチタスク処理装置
DE3750171T DE3750171T2 (de) 1986-08-28 1987-08-28 Multiaufgabenverarbeitungsgerät.
EP87112565A EP0257655B1 (en) 1986-08-28 1987-08-28 Multitask processing apparatus
US07/517,402 US5148542A (en) 1986-08-28 1990-05-01 Multitask processing apparatus utilizing a central processing unit equipped with a micro-program memory which contains no software instructions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61203007A JP2553526B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 マルチタスク処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356737A JPS6356737A (ja) 1988-03-11
JP2553526B2 true JP2553526B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=16466786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61203007A Expired - Fee Related JP2553526B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 マルチタスク処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553526B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018186448A1 (ja) * 2017-04-04 2020-03-05 国立大学法人豊橋技術科学大学 多波長光照射装置
CN111158875B (zh) * 2019-12-25 2023-05-02 眸芯科技(上海)有限公司 基于多模块的多任务处理方法、装置及系统

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52144242A (en) * 1976-05-27 1977-12-01 Mitsubishi Electric Corp Multi-task control system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6356737A (ja) 1988-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5390329A (en) Responding to service requests using minimal system-side context in a multiprocessor environment
US6513057B1 (en) Heterogeneous symmetric multi-processing system
EP1839146B1 (en) Mechanism to schedule threads on os-sequestered without operating system intervention
JP2514299B2 (ja) プロセスレベルプログラミングのための割込み処理の直列化方法
US5257372A (en) Methods for efficient distribution of parallel tasks to slave processes in a multiprocessing system
US4725946A (en) P and V instructions for semaphore architecture in a multiprogramming/multiprocessing environment
JPH06208552A (ja) スモール・グレイン機構
JPS62159268A (ja) マルチプロセツサシステム
JPH06250853A (ja) プロセス・スケジューリングの管理方法およびシステム
JP2539352B2 (ja) 階層型多重計算機システム
JPH0778088A (ja) プロセッサシステムで複数個の割込を処理するための装置、プロセッサシステムで複数個の割込トリガからの割込に応動する方法、ならびに複数個のプロセッサ間の同時タスクのための方法および装置
JPS62184544A (ja) 仮想計算機システム
JP5131269B2 (ja) マルチプロセッシングシステム
JP2001249808A (ja) 情報処理装置
JP2553526B2 (ja) マルチタスク処理装置
JP2002157132A (ja) コンピュータ、その制御方法及びその制御方法を記録した記録媒体
EP0301707B1 (en) Apparatus and method for providing an extended processing environment on nonmicrocoded data processing system
JPH09160790A (ja) タスクスケジュール装置及びタスクスケジュール方法
Small et al. Scheduler activations on bsd: Sharing thread management between kernel and application
JPH11184828A (ja) マルチプロセッサシステムのテスト方式
JPH0340169A (ja) 多重プロセツサシステムおよび複数の処理装置を制御する方法
JP2003005987A (ja) エミュレーション装置
JP3022398B2 (ja) 仮想計算機方式
JP2504833B2 (ja) 処理実行管理方式
JPS62221041A (ja) 仮想計算機システムにおけるデイスパツチ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees