JP2504833B2 - 処理実行管理方式 - Google Patents
処理実行管理方式Info
- Publication number
- JP2504833B2 JP2504833B2 JP16447289A JP16447289A JP2504833B2 JP 2504833 B2 JP2504833 B2 JP 2504833B2 JP 16447289 A JP16447289 A JP 16447289A JP 16447289 A JP16447289 A JP 16447289A JP 2504833 B2 JP2504833 B2 JP 2504833B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の情報処理装置の状態を管理しこれら
の情報処理装置に対して様々な操作を行うRASプロセッ
サにおける複数の動作レベルを持つ処理プログラムの処
理実行管理方式に関し、特に動作レベルが異なるタスク
間の制御を可能とすることによりタスクの動作を正常に
行う処理実行管理方式に関する。
の情報処理装置に対して様々な操作を行うRASプロセッ
サにおける複数の動作レベルを持つ処理プログラムの処
理実行管理方式に関し、特に動作レベルが異なるタスク
間の制御を可能とすることによりタスクの動作を正常に
行う処理実行管理方式に関する。
従来、複数の動作レベルを持つRASプロセッサにおい
て低位レベルで実行中のタスクがあるときに、情報処理
装置からの割り込みなどにより高位レベルでの実行が必
要なタスクが発生した場合、実行中の低位の処理タスク
の処理が完了するのを待たずに中断して直ちに高位の処
理タスクを動作させ、高位の処理タスクが完了した時点
で、中断していた低位の処理タスクを無条件で再開し継
続させていた。
て低位レベルで実行中のタスクがあるときに、情報処理
装置からの割り込みなどにより高位レベルでの実行が必
要なタスクが発生した場合、実行中の低位の処理タスク
の処理が完了するのを待たずに中断して直ちに高位の処
理タスクを動作させ、高位の処理タスクが完了した時点
で、中断していた低位の処理タスクを無条件で再開し継
続させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 このため、低位の処理タスクと高位の処理タスクとが
同一の情報処理装置を取り扱うタスクであった場合に
は、資源の確保を行わずに高位の処理タスクにより実施
された処理によって装置の状態が変更されても、再開さ
れた低位の処理タスクはその変更を認識することなく中
断していた処理を継続実行してしまうため、高位の処理
タスクの処理結果が更に変更されて無効化されたり、低
位の処理タスクの処理結果が誤った状態のまま正常終了
報告が出されたりするという問題があった。
同一の情報処理装置を取り扱うタスクであった場合に
は、資源の確保を行わずに高位の処理タスクにより実施
された処理によって装置の状態が変更されても、再開さ
れた低位の処理タスクはその変更を認識することなく中
断していた処理を継続実行してしまうため、高位の処理
タスクの処理結果が更に変更されて無効化されたり、低
位の処理タスクの処理結果が誤った状態のまま正常終了
報告が出されたりするという問題があった。
本発明の目的は、低位の処理タスクにより高位の処理
タスクが実施した処理が無効化されることが無いように
タスク自体での処理の管理を行うことにより上記問題を
解決することにある。
タスクが実施した処理が無効化されることが無いように
タスク自体での処理の管理を行うことにより上記問題を
解決することにある。
本発明によれば、複数の情報処理装置の状態を管理し
これらの情報処理装置に対して様々な操作を行うRASプ
ロセッサにおける複数の動作レベルを持つ処理プログラ
ムの処理実行管理方式において、前記RASプロセッサで
処理されるタスクの実行状態を管理するタスク制御部に
実行中タスクの資源操作情報を持たせることにより、処
理実行中の第１のタスクが高位レベルの第２のタスクの
実行にともない処理を中断していた場合、前記第２のタ
スクの処理終了にともなう前記第１のタスクの処理再開
を中止させることを可能としたことを特徴とする処理実
行管理方式が得られる。
これらの情報処理装置に対して様々な操作を行うRASプ
ロセッサにおける複数の動作レベルを持つ処理プログラ
ムの処理実行管理方式において、前記RASプロセッサで
処理されるタスクの実行状態を管理するタスク制御部に
実行中タスクの資源操作情報を持たせることにより、処
理実行中の第１のタスクが高位レベルの第２のタスクの
実行にともない処理を中断していた場合、前記第２のタ
スクの処理終了にともなう前記第１のタスクの処理再開
を中止させることを可能としたことを特徴とする処理実
行管理方式が得られる。
本発明を図面を参照して説明する。
第１図は本発明を実現する装置の一実施例を示すブロ
ック図である。１はRASプロセッサで動作する処理プロ
グラムのタスクを制御するタスク制御部であり、タスク
全体の管理を行うタスク状態管理部10、タスク状態管理
部からの指示によりタスクの状態を変更するタスク状態
変更部11、タスク間の通信を制御，実施するタスク間通
信制御部12、発生した処理に対してタスク制御を要求す
る場合などの要求を受け付けるタスク制御要求受付部13
とからなる。２は情報処理装置に対して発生する処理タ
スクＡであり、３は同一の情報処理装置に対して発生す
る処理タスクＢである。
ック図である。１はRASプロセッサで動作する処理プロ
グラムのタスクを制御するタスク制御部であり、タスク
全体の管理を行うタスク状態管理部10、タスク状態管理
部からの指示によりタスクの状態を変更するタスク状態
変更部11、タスク間の通信を制御，実施するタスク間通
信制御部12、発生した処理に対してタスク制御を要求す
る場合などの要求を受け付けるタスク制御要求受付部13
とからなる。２は情報処理装置に対して発生する処理タ
スクＡであり、３は同一の情報処理装置に対して発生す
る処理タスクＢである。
第２図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は本発明の動作を説明
するフローチャートである。例えば、RASプロセッサ
は、８レベルの処理レベルを有しているとする。レベル
は０〜７が有るものとし、レベル０が最高位の処理レベ
ル、レベル７が最低位の処理レベルとする。いま、情報
処理装置に対して処理を実行する処理プログラム（以下
タスクとする）Ａが処理100により発生したとする。本
タスクＡは第５レベルの処理であるとする。処理タスク
Ａはタスク制御部１に対してタスクの登録要求を行う。
タスク制御部１のタスク制御要求受付部13が処理101に
より要求の正当性を確かめタスク状態管理部10に対して
タスク登録要求を発行する。タスク状態管理部10は処理
102により要求の内容を識別してタスク状態変更部11に
対して新規タスクの登録を指示する。タスク状態変更部
11では、処理103により要求のあった処理に対するタス
クの登録を行い、タスク状態管理部10に制御を戻す。タ
スク状態変更部11はこの時に要求のあったタスクがどの
処理装置を管理するものであるかを識別して図示されて
いない内部のタスク制御テーブルに処理装置の登録も一
緒に行う。すると、タスク状態管理部10は、処理104に
より要求元のタスクＡに対して実行を指示する。そし
て、タスクＡは処理105により処理を開始する。登録が
完了するとタスク制御部１は処理タスクＡに対して処理
終了を通知し、処理タスクＡが動作を開始する。
するフローチャートである。例えば、RASプロセッサ
は、８レベルの処理レベルを有しているとする。レベル
は０〜７が有るものとし、レベル０が最高位の処理レベ
ル、レベル７が最低位の処理レベルとする。いま、情報
処理装置に対して処理を実行する処理プログラム（以下
タスクとする）Ａが処理100により発生したとする。本
タスクＡは第５レベルの処理であるとする。処理タスク
Ａはタスク制御部１に対してタスクの登録要求を行う。
タスク制御部１のタスク制御要求受付部13が処理101に
より要求の正当性を確かめタスク状態管理部10に対して
タスク登録要求を発行する。タスク状態管理部10は処理
102により要求の内容を識別してタスク状態変更部11に
対して新規タスクの登録を指示する。タスク状態変更部
11では、処理103により要求のあった処理に対するタス
クの登録を行い、タスク状態管理部10に制御を戻す。タ
スク状態変更部11はこの時に要求のあったタスクがどの
処理装置を管理するものであるかを識別して図示されて
いない内部のタスク制御テーブルに処理装置の登録も一
緒に行う。すると、タスク状態管理部10は、処理104に
より要求元のタスクＡに対して実行を指示する。そし
て、タスクＡは処理105により処理を開始する。登録が
完了するとタスク制御部１は処理タスクＡに対して処理
終了を通知し、処理タスクＡが動作を開始する。
この時にタスクＡの制御対象である情報処理装置から
タスクＡよりも優先して実施しなければならないタスク
Ｂの起動を促すものが割り込みなどにより通知があった
場合、処理106により現在タスクＡが実行中の第５レベ
ルよりも優先度の高い第２レベルでの処理を実施する。
タスクＡよりも優先して実施しなければならないタスク
Ｂの起動を促すものが割り込みなどにより通知があった
場合、処理106により現在タスクＡが実行中の第５レベ
ルよりも優先度の高い第２レベルでの処理を実施する。
この場合、処理106によりタスクＡは第５レベルの処
理であるためタスク制御を受けられず、見かけ上は実行
が一時停止した形となる。
理であるためタスク制御を受けられず、見かけ上は実行
が一時停止した形となる。
タスクＢは、タスクＡと同様にタスク制御部に対して
タスクの登録処理を行い、処理を開始する。
タスクの登録処理を行い、処理を開始する。
この処理の中で情報処理装置の制御をすべて中断させ
なければならない状態が発生したとすると処理108によ
りタスク制御部１に対して対象の情報処理装置に対する
制御中止要求を依頼する。
なければならない状態が発生したとすると処理108によ
りタスク制御部１に対して対象の情報処理装置に対する
制御中止要求を依頼する。
タスク制御要求受付部13は処理109により要求の正当
性を確認しタスク状態制御部10に対して通知する。通知
を受けたタスク状態制御部10は処理110によりタスク状
態変更部11に対して要求に該当するタスクの状態を中断
状態に変更するように依頼する。タスク状態変更部11は
処理111により該当するタスクを要求の状態に変更しタ
スク状態管理部10に制御に戻す。タスク状態管理部10
は、処理112によりタスク間通信制御部12に対して通信
データのセット要求を発行する。
性を確認しタスク状態制御部10に対して通知する。通知
を受けたタスク状態制御部10は処理110によりタスク状
態変更部11に対して要求に該当するタスクの状態を中断
状態に変更するように依頼する。タスク状態変更部11は
処理111により該当するタスクを要求の状態に変更しタ
スク状態管理部10に制御に戻す。タスク状態管理部10
は、処理112によりタスク間通信制御部12に対して通信
データのセット要求を発行する。
タスク間通信制御部13は要求を受けて処理113により
通信データを該当タスクにセットする。
通信データを該当タスクにセットする。
本処理がすべて終了するとタスクＢに制御を返しタス
クＢは、処理114により処理を完了するとタスクの削除
をタスク制御部１に依頼し自らの処理を終了する。
クＢは、処理114により処理を完了するとタスクの削除
をタスク制御部１に依頼し自らの処理を終了する。
ここで、第２レベルの処理が無くなったために中断状
態であった第５レベルの処理が処理115により再び動き
出す。そして、再びタスクの状態変更要求をタスク制御
部１に依頼するとタスク制御要求受付部13は処理116に
より要求の正当性を再び確認し、タスク状態管理部10に
対して制御を渡す。タスク状態管理部10の処理117によ
りタスクＡに対して中断指示が有るのを検出して処理を
タスクＡの処理を消去させる手続きを取り、タスクＡに
対して中止指示を発行する。
態であった第５レベルの処理が処理115により再び動き
出す。そして、再びタスクの状態変更要求をタスク制御
部１に依頼するとタスク制御要求受付部13は処理116に
より要求の正当性を再び確認し、タスク状態管理部10に
対して制御を渡す。タスク状態管理部10の処理117によ
りタスクＡに対して中断指示が有るのを検出して処理を
タスクＡの処理を消去させる手続きを取り、タスクＡに
対して中止指示を発行する。
タスクＡでは、処理118により中止指示があったこと
を認識して処理を中止させる。
を認識して処理を中止させる。
このように、タスク間での制御通信を可能とすること
により動作レベルが違った場合でもタスク間での処理の
やり取りが実施でき情報処理装置の状態などを保有する
テーブルの更新矛盾を防ぐことができる。
により動作レベルが違った場合でもタスク間での処理の
やり取りが実施でき情報処理装置の状態などを保有する
テーブルの更新矛盾を防ぐことができる。
以上説明したように本発明は、同一情報処理装置の処
理を行う別々処理タスクが動作レベルを変えて動作して
いてもその処理を中止させるなどのことが可能となりタ
スクの動作の正当性を保証できる。
理を行う別々処理タスクが動作レベルを変えて動作して
いてもその処理を中止させるなどのことが可能となりタ
スクの動作の正当性を保証できる。
第１図は本発明を実施する装置の一実施例を示すブロッ
ク図、第２図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は本発明の動作を
説明するフローチャートである。 １……タスク制御部、２……タスクＡ、３……タスク
Ｂ、10……タスク状態管理部、11……タスク状態変更
部、12……タスク間通信制御部、13……タスク制御要求
受付部。
ク図、第２図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は本発明の動作を
説明するフローチャートである。 １……タスク制御部、２……タスクＡ、３……タスク
Ｂ、10……タスク状態管理部、11……タスク状態変更
部、12……タスク間通信制御部、13……タスク制御要求
受付部。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の情報処理装置の状態を管理しこれら
の情報処理装置に対して様々な操作を行うRASプロセッ
サにおける複数の動作レベルを持つ処理プログラムの処
理実行管理方式において、前記RASプロセッサで処理さ
れるタスクの実行状態を管理するタスク制御部に実行中
タスクの資源操作情報を持たせることにより、処理実行
中の第１のタスクが高位レベルの第２のタスクの実行に
ともなう処理を中断していた場合、前記第２のタスクの
処理終了にともなう前記第１のタスクの処理再開を中止
させることを可能としたことを特徴とする処理実行管理
方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16447289A JP2504833B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 処理実行管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16447289A JP2504833B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 処理実行管理方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328935A JPH0328935A (ja) | 1991-02-07 |
| JP2504833B2 true JP2504833B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15793829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16447289A Expired - Fee Related JP2504833B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 処理実行管理方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504833B2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP16447289A patent/JP2504833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0328935A (ja) | 1991-02-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |