JP2553451B2 - マウント用支持部材とその製造方法 - Google Patents
マウント用支持部材とその製造方法Info
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- B60K5/00—Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C23/00—Extruding metal; Impact extrusion
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- B21C23/04—Making uncoated products by direct extrusion
- B21C23/14—Making other products
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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- B62D21/00—Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/42—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing
- F16F1/44—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing loaded mainly in compression
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2236/00—Mode of stressing of basic spring or damper elements or devices incorporating such elements
- F16F2236/04—Compression
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のパワーユニット
のマウントを支持するマウント用支持部材とその製造方
法に関するものである。
のマウントを支持するマウント用支持部材とその製造方
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車両のパワーユニット２０は図７および
図８に示すようにそのエンジン部２１が左右のマウント
部材２２を介して前部メンバー２３に支持され、そのト
ランスミッション部２４がマウント部材２５を介して後
部メンバーすなわちマウント用支持部材２６に支持され
ている。そして、前部メンバー２３およびマウント用支
持部材２６はフレーム２７の左右側部位２７ａ、２７ｂ
に取り付けてある。
図８に示すようにそのエンジン部２１が左右のマウント
部材２２を介して前部メンバー２３に支持され、そのト
ランスミッション部２４がマウント部材２５を介して後
部メンバーすなわちマウント用支持部材２６に支持され
ている。そして、前部メンバー２３およびマウント用支
持部材２６はフレーム２７の左右側部位２７ａ、２７ｂ
に取り付けてある。
【０００３】従来のマウント用支持部材２６としては、
図９および図１０に示す板金をプレス成形した成形品
か、図１１および図１２の示すアルミダイキャスト品が
主流を占めていた。
図９および図１０に示す板金をプレス成形した成形品
か、図１１および図１２の示すアルミダイキャスト品が
主流を占めていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の板金をプレス成形した成形品の場合には、補強メン
バー２８で補強しなければならず、このために重量が大
きくなっていたし、音振性能が劣るという問題点があっ
たし、また、アルミダイキャスト品の場合は、金型から
抜く関係上、リブ２９に抜き勾配を付ける必要があり、
このために、リブ２９の厚さが先端に行くにしたがって
薄くなり、強度上問題があったし、また、ひけ等の欠陥
が生じることがあった。一方、パワーユニット２０は高
温になるため、通風による冷却や輻射熱の放射による冷
却を行っているが、上記従来の板金プレス成形した成形
品か、アルミダイキャスト品の場合は板状面３０がある
ため、十分な熱放射ができないという問題点があった。
来の板金をプレス成形した成形品の場合には、補強メン
バー２８で補強しなければならず、このために重量が大
きくなっていたし、音振性能が劣るという問題点があっ
たし、また、アルミダイキャスト品の場合は、金型から
抜く関係上、リブ２９に抜き勾配を付ける必要があり、
このために、リブ２９の厚さが先端に行くにしたがって
薄くなり、強度上問題があったし、また、ひけ等の欠陥
が生じることがあった。一方、パワーユニット２０は高
温になるため、通風による冷却や輻射熱の放射による冷
却を行っているが、上記従来の板金プレス成形した成形
品か、アルミダイキャスト品の場合は板状面３０がある
ため、十分な熱放射ができないという問題点があった。
【０００５】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第１の目的とするところは、軽量
で、強度上有利になるし、厚さを必要に応じて選択する
ことができるばかりか、製品のバラツキがなくなるマウ
ント用支持部材を提供することにある。
たものであって、その第１の目的とするところは、軽量
で、強度上有利になるし、厚さを必要に応じて選択する
ことができるばかりか、製品のバラツキがなくなるマウ
ント用支持部材を提供することにある。
【０００６】また、本発明の第２の目的とするところ
は、パワーユニットの輻射熱が放射し易くなり、パワー
ユニットの冷却効果を高めるマウント用支持部材を提供
することにある。
は、パワーユニットの輻射熱が放射し易くなり、パワー
ユニットの冷却効果を高めるマウント用支持部材を提供
することにある。
【０００７】また、本発明の第３の目的とするところ
は、上記のマウント用支持部材を容易に製造できるマウ
ント用支持部材の製造方法を提供することにある。
は、上記のマウント用支持部材を容易に製造できるマウ
ント用支持部材の製造方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の第１の目的を達成
するために、本発明のマウント用支持部材は、外形を形
成する梁部と、この梁部の左、右端部に位置するフレー
ム側取付座部と、梁部の中間部に位置するマウント取付
座部と、前記梁部の前、後部位間に横架される複数のリ
ブにより形成される貫通穴を有する押出し成形物を所定
の厚さに切断して構成したことを特徴とする。また、前
記貫通穴が少なくとも２ヶ以上であり、貫通穴の形状が
三角形であることが好ましい。
するために、本発明のマウント用支持部材は、外形を形
成する梁部と、この梁部の左、右端部に位置するフレー
ム側取付座部と、梁部の中間部に位置するマウント取付
座部と、前記梁部の前、後部位間に横架される複数のリ
ブにより形成される貫通穴を有する押出し成形物を所定
の厚さに切断して構成したことを特徴とする。また、前
記貫通穴が少なくとも２ヶ以上であり、貫通穴の形状が
三角形であることが好ましい。
【０００９】また、上記の第２の目的を達成するため
に、請求項１記載のマウント用支持部材において、前記
貫通穴を輻射熱の通過方向に明けるようにした。
に、請求項１記載のマウント用支持部材において、前記
貫通穴を輻射熱の通過方向に明けるようにした。
【００１０】また、上記の第３の目的を達成するため
に、本発明のマウント用支持部材の製造方法は、金属材
を押出し成形により、断面形状がダイスの形状そのもの
であって、外形を形成する梁部と、この梁部の左、右端
部に位置するフレーム側取付座部と、梁部の中間部に位
置するマウント取付座部と、前記梁部の前、後部位間に
横架される複数のリブとを有する押出し成形物を成形
し、この押出し成形物を所定の厚さに切断してマウント
用支持部材の素材を形成し、素材をプレス成形して所定
の形状に成形するようにしたことを特徴とする。また、
前記金属材がアルミニウム合金材、マグネシウム合金材
であってもよい。
に、本発明のマウント用支持部材の製造方法は、金属材
を押出し成形により、断面形状がダイスの形状そのもの
であって、外形を形成する梁部と、この梁部の左、右端
部に位置するフレーム側取付座部と、梁部の中間部に位
置するマウント取付座部と、前記梁部の前、後部位間に
横架される複数のリブとを有する押出し成形物を成形
し、この押出し成形物を所定の厚さに切断してマウント
用支持部材の素材を形成し、素材をプレス成形して所定
の形状に成形するようにしたことを特徴とする。また、
前記金属材がアルミニウム合金材、マグネシウム合金材
であってもよい。
【００１１】
【作用】本発明のマウント用支持部材にあっては、従来
の板金をプレス成形した成形品の場合のような補強メン
バーで補強することがなく軽量になるし、また、マウン
ト用支持部材の厚さを必要に応じて選択することができ
るので、必要強度が異なる品種の生産に対し、プレス成
形工法の場合と異なり、複数の金型を用意する必要がな
くなるばかりか、製品のバラツキがなくなる。
の板金をプレス成形した成形品の場合のような補強メン
バーで補強することがなく軽量になるし、また、マウン
ト用支持部材の厚さを必要に応じて選択することができ
るので、必要強度が異なる品種の生産に対し、プレス成
形工法の場合と異なり、複数の金型を用意する必要がな
くなるばかりか、製品のバラツキがなくなる。
【００１２】また、本発明のマウント用支持部材にあっ
ては、梁部の前、後部位と複数のリブとで複数の貫通穴
が形成されており、これらの貫通穴の形状が三角形であ
るために剛性を最大限に高めることができ、梁部および
リブの側壁面に抜き勾配を付ける必要がないので、梁部
およびリブの厚さを上下に亘って一定にすることがで
き、曲げ強度上有利になる。
ては、梁部の前、後部位と複数のリブとで複数の貫通穴
が形成されており、これらの貫通穴の形状が三角形であ
るために剛性を最大限に高めることができ、梁部および
リブの側壁面に抜き勾配を付ける必要がないので、梁部
およびリブの厚さを上下に亘って一定にすることがで
き、曲げ強度上有利になる。
【００１３】また、本発明のマウント用支持部材にあっ
ては、パワーユニットの輻射熱が放射し易くなり、この
パワーユニットの冷却効果を高めることができる。
ては、パワーユニットの輻射熱が放射し易くなり、この
パワーユニットの冷却効果を高めることができる。
【００１４】また、本発明のマウント用支持部材の製造
方法にあっては、上記のマウント用支持部材を容易に製
造できる。
方法にあっては、上記のマウント用支持部材を容易に製
造できる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明に係わるマウント用支持部材の表
側の斜視図、図２は同マウント用支持部材の裏側の斜視
図、図３は同マウント用支持部材の平面図、図４は同マ
ウント用支持部材の正面図、図５は同マウント用支持部
材の製造方法の説明図、図６（１）は本発明に係わるマ
ウント用支持部材とパワーユニットの分解状態の斜視
図、図６（２）は同組立状態の説明図である。
明する。図１は本発明に係わるマウント用支持部材の表
側の斜視図、図２は同マウント用支持部材の裏側の斜視
図、図３は同マウント用支持部材の平面図、図４は同マ
ウント用支持部材の正面図、図５は同マウント用支持部
材の製造方法の説明図、図６（１）は本発明に係わるマ
ウント用支持部材とパワーユニットの分解状態の斜視
図、図６（２）は同組立状態の説明図である。
【００１６】本発明に係わるマウント用支持部材１は、
その外形を形成する梁部２を有し、この梁部２の左、右
端部にはフレーム側取付座部３が、中央部にはマウント
取付座部４がそれぞれ形成してあり、フレーム側取付座
部３には取付孔５ａが、マウント取付座部４には取付孔
５ｂが後加工によりそれぞれ形成してある。マウント用
支持部材１の左右は複数のリブ６、６ａが前記梁部２の
前、後部位２ａ、２ｂ間に横架してあって、複数の貫通
穴７が三角形となるように構成されている。
その外形を形成する梁部２を有し、この梁部２の左、右
端部にはフレーム側取付座部３が、中央部にはマウント
取付座部４がそれぞれ形成してあり、フレーム側取付座
部３には取付孔５ａが、マウント取付座部４には取付孔
５ｂが後加工によりそれぞれ形成してある。マウント用
支持部材１の左右は複数のリブ６、６ａが前記梁部２の
前、後部位２ａ、２ｂ間に横架してあって、複数の貫通
穴７が三角形となるように構成されている。
【００１７】そして、梁部２の前、後部位２ａ、２ｂは
一種のリブであり、また、フレーム側取付座部３はプレ
ス成形により平坦に成されており、その下部内側はリブ
８に形成してあり、このリブ８の外面８ａは先端側が薄
くなるように傾斜していて鍛造加工成形性の向上が図ら
れており、リブ８は梁部２の前、後部位２ａ、２ｂに連
なっている。これらの前、後部位２ａ、２ｂの左、右端
部２ｃは前記フレーム側取付座部３の取付孔５ａ，５ａ
のセンターＴより外方に位置しているのでフレーム側取
付座部３の曲げ剛性を向上させている。
一種のリブであり、また、フレーム側取付座部３はプレ
ス成形により平坦に成されており、その下部内側はリブ
８に形成してあり、このリブ８の外面８ａは先端側が薄
くなるように傾斜していて鍛造加工成形性の向上が図ら
れており、リブ８は梁部２の前、後部位２ａ、２ｂに連
なっている。これらの前、後部位２ａ、２ｂの左、右端
部２ｃは前記フレーム側取付座部３の取付孔５ａ，５ａ
のセンターＴより外方に位置しているのでフレーム側取
付座部３の曲げ剛性を向上させている。
【００１８】また、前記マウント取付座部４の左、右に
形成した貫通穴７を囲むリブ６ａの中心寄りの側面４ａ
から梁部２にかけての曲面部４ｂの曲率は他に比べて大
きくしてあり、応力集中が生じないようにしてある。ま
た、この貫通穴７を囲む他方のリブ６は斜めに横架して
あり、隣の貫通穴７を三角形に構成している。また、前
記リブ６、６ａおよび梁部２の断面形状は長方形であっ
て、厚さは一定である。
形成した貫通穴７を囲むリブ６ａの中心寄りの側面４ａ
から梁部２にかけての曲面部４ｂの曲率は他に比べて大
きくしてあり、応力集中が生じないようにしてある。ま
た、この貫通穴７を囲む他方のリブ６は斜めに横架して
あり、隣の貫通穴７を三角形に構成している。また、前
記リブ６、６ａおよび梁部２の断面形状は長方形であっ
て、厚さは一定である。
【００１９】前記マウント用支持部材１の上面部は、そ
のマウント取付座部４を挟んだ左右の第１のリブ６ａま
でが平坦になされており、梁部２の左、右端部のフレー
ム側取付座部３にかけて傾斜していて、フレーム側取付
座部３はマウント取付座部４と平行にしてある。
のマウント取付座部４を挟んだ左右の第１のリブ６ａま
でが平坦になされており、梁部２の左、右端部のフレー
ム側取付座部３にかけて傾斜していて、フレーム側取付
座部３はマウント取付座部４と平行にしてある。
【００２０】上記のように構成されたマウント用支持部
材１はアルミニウム合金製又はマグネシウム合金製であ
り、アルミニウム押出し成形機１０により押出し成形
後、プレス成形して製作されるものである。すなわち、
図５に示すようにアルミニウム合金材がアルミニウム押
出し成形機１０より押出されることにより、押出し成形
物１１が成形される。この押出し成形物１１の断面形状
は、アルミニウム押出し成形機１０のダイスの形状その
ものである。
材１はアルミニウム合金製又はマグネシウム合金製であ
り、アルミニウム押出し成形機１０により押出し成形
後、プレス成形して製作されるものである。すなわち、
図５に示すようにアルミニウム合金材がアルミニウム押
出し成形機１０より押出されることにより、押出し成形
物１１が成形される。この押出し成形物１１の断面形状
は、アルミニウム押出し成形機１０のダイスの形状その
ものである。
【００２１】そして、押出し成形物１１は次の切断工程
で所定の厚さに切断されて、マウント用支持部材１の素
材１２が形成され、次に、素材１２がプレス成形され
る。このプレス成形により、マウント用支持部材１の上
面部は、そのマウント取付座部４を挟んだ左右の第１の
リブ６ａまでが平坦になされ、そして、梁部２の左、右
端部のフレーム側取付座部３にかけて傾斜するように曲
げられる。この時、リブ６も同様に斜めに成形され、貫
通穴７から輻射熱が放射され易い角度に成形される。ま
た、前記フレーム側取付座部３はマウント取付座部４に
平行にされる。次に、鍛造加工又は機械加工によりフレ
ーム側取付座部３およびマウント取付座部４が加工さ
れ、前記取付孔５ａ、５ｂが孔明けがなされて前記マウ
ント用支持部材１が製作される。
で所定の厚さに切断されて、マウント用支持部材１の素
材１２が形成され、次に、素材１２がプレス成形され
る。このプレス成形により、マウント用支持部材１の上
面部は、そのマウント取付座部４を挟んだ左右の第１の
リブ６ａまでが平坦になされ、そして、梁部２の左、右
端部のフレーム側取付座部３にかけて傾斜するように曲
げられる。この時、リブ６も同様に斜めに成形され、貫
通穴７から輻射熱が放射され易い角度に成形される。ま
た、前記フレーム側取付座部３はマウント取付座部４に
平行にされる。次に、鍛造加工又は機械加工によりフレ
ーム側取付座部３およびマウント取付座部４が加工さ
れ、前記取付孔５ａ、５ｂが孔明けがなされて前記マウ
ント用支持部材１が製作される。
【００２２】上記のように製作されたマウント用支持部
材１は図６（１）、（２）に示すように車両のパワーユ
ニット２０のエンジン部２１の後部のトランスミッショ
ン部２４を支持する。この場合、前記マウント用支持部
材１には複数の貫通穴７が形成されており、これらの貫
通穴７はパワーユニット２０が発する輻射熱イの通過方
向に明けてあることから、パワーユニット２０の輻射熱
イが放射し易くなり、このパワーユニット２０冷却効果
を高めることができる。
材１は図６（１）、（２）に示すように車両のパワーユ
ニット２０のエンジン部２１の後部のトランスミッショ
ン部２４を支持する。この場合、前記マウント用支持部
材１には複数の貫通穴７が形成されており、これらの貫
通穴７はパワーユニット２０が発する輻射熱イの通過方
向に明けてあることから、パワーユニット２０の輻射熱
イが放射し易くなり、このパワーユニット２０冷却効果
を高めることができる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマウント
用支持部材は、外形を形成する梁部と、この梁部の左、
右端部に位置するフレーム側取付座部と、梁部の中間部
に位置するマウント取付座部と、前記梁部の前、後部位
間に横架される複数のリブにより形成される貫通穴を有
する押出し成形物を所定の厚さに切断して構成したもの
であることから、従来の板金をプレス成形した成形品の
場合のような補強メンバーで補強することがなく軽量に
なるし、また、マウント用支持部材の厚さを必要に応じ
て選択することができるので、必要強度が異なる品種の
生産に対し、プレス成形工法の場合と異なり、複数の金
型を用意する必要がなくなるばかりか、製品のバラツキ
がなくなる。
用支持部材は、外形を形成する梁部と、この梁部の左、
右端部に位置するフレーム側取付座部と、梁部の中間部
に位置するマウント取付座部と、前記梁部の前、後部位
間に横架される複数のリブにより形成される貫通穴を有
する押出し成形物を所定の厚さに切断して構成したもの
であることから、従来の板金をプレス成形した成形品の
場合のような補強メンバーで補強することがなく軽量に
なるし、また、マウント用支持部材の厚さを必要に応じ
て選択することができるので、必要強度が異なる品種の
生産に対し、プレス成形工法の場合と異なり、複数の金
型を用意する必要がなくなるばかりか、製品のバラツキ
がなくなる。
【００２４】また、本発明のマウント用支持部材には、
梁部の前、後部位と複数のリブとで複数の貫通穴が形成
されており、これらの貫通穴の形状が三角形であるため
に剛性を最大限に高めることができ、梁部およびリブの
側壁面に抜き勾配を付ける必要がないので、梁部および
リブの厚さを上下に亘って一定にすることができ、曲げ
強度上有利になる。
梁部の前、後部位と複数のリブとで複数の貫通穴が形成
されており、これらの貫通穴の形状が三角形であるため
に剛性を最大限に高めることができ、梁部およびリブの
側壁面に抜き勾配を付ける必要がないので、梁部および
リブの厚さを上下に亘って一定にすることができ、曲げ
強度上有利になる。
【００２５】また、請求項１記載のマウント用支持部材
において、前記貫通穴を輻射熱の通過方向に明けるよう
にしたから、パワーユニットの輻射熱が放射し易くな
り、このパワーユニットの冷却効果を高めることができ
る。
において、前記貫通穴を輻射熱の通過方向に明けるよう
にしたから、パワーユニットの輻射熱が放射し易くな
り、このパワーユニットの冷却効果を高めることができ
る。
【００２６】また、本発明のマウント用支持部材の製造
方法は、金属材を押出し成形により、外形を形成する梁
部と、この梁部の左、右端部に位置するフレーム側取付
座部と、梁部の中間部に位置するマウント取付座部と、
前記梁部の前、後部位間に横架される複数のリブとを有
する押出し成形物を成形し、この押出し成形物を所定の
厚さに切断してマウント用支持部材の素材を形成し、素
材をプレス成形して所定の形状に成形するようにしたこ
とにより、上記のマウント用支持部材を容易に製造でき
る。また、前記金属材がアルミニウム合金材、マグネシ
ウム合金材であってもよいこと勿論である。
方法は、金属材を押出し成形により、外形を形成する梁
部と、この梁部の左、右端部に位置するフレーム側取付
座部と、梁部の中間部に位置するマウント取付座部と、
前記梁部の前、後部位間に横架される複数のリブとを有
する押出し成形物を成形し、この押出し成形物を所定の
厚さに切断してマウント用支持部材の素材を形成し、素
材をプレス成形して所定の形状に成形するようにしたこ
とにより、上記のマウント用支持部材を容易に製造でき
る。また、前記金属材がアルミニウム合金材、マグネシ
ウム合金材であってもよいこと勿論である。
【図１】本発明に係わるマウント用支持部材の裏側の斜
視図である。
視図である。
【図２】同マウント用支持部材の表側の斜視図である。
【図３】同マウント用支持部材の平面図である。
【図４】同マウント用支持部材の正面図である。
【図５】同マウント用支持部材の製造方法の説明図であ
る。
る。
【図６】（１）は本発明に係わるマウント用支持部材と
パワーユニットの分解状態の斜視図である。（２）は同
組立状態の説明図である。
パワーユニットの分解状態の斜視図である。（２）は同
組立状態の説明図である。
【図７】パワーユニットの一部とマウント構造とマウン
ト用支持部材の分解斜視図である。
ト用支持部材の分解斜視図である。
【図８】同組立状態の説明図である。
【図９】従来のマウント用支持部材の表側の斜視図であ
る。
る。
【図１０】同マウント用支持部材の裏側の斜視図であ
る。
る。
【図１１】従来の他のマウント用支持部材の表側の斜視
図である。
図である。
【図１２】同マウント用支持部材の裏側の斜視図であ
る。
る。
１ マウント用支持部材 ２ 梁部 ３ フレーム側取付座部 ４ マウント取付座部 ６ リブ ７ 貫通穴 １１ マウント用支持部材 １２ 素材
Claims (5)
- 【請求項１】 外形を形成する梁部と、この梁部の左、
右端部に位置するフレーム側取付座部と、梁部の中間部
に位置するマウント取付座部と、前記梁部の前、後部位
間に横架される複数のリブにより形成される貫通穴を有
する押出し成形物を所定の厚さに切断して構成したこと
を特徴とするマウント用支持部材。 - 【請求項２】 前記貫通穴が少なくとも２ヶ以上であ
り、貫通穴の形状が三角形である請求項１記載のマウン
ト用支持部材。 - 【請求項３】 前記貫通穴を輻射熱の通過方向に明ける
ようにした請求項１記載のマウント用支持部材。 - 【請求項４】 金属材を押出し成形により、外形を形成
する梁部と、この梁部の左、右端部に位置するフレーム
側取付座部と、梁部の中間部に位置するマウント取付座
部と、前記梁部の前、後部位間に横架される複数のリブ
とを有する押出し成形物を成形し、この押出し成形物を
所定の厚さに切断して、マウント用支持部材の素材を形
成し、素材をプレス成形して所定の形状に成形するよう
にしたことを特徴とするマウント用支持部材の製造方
法。 - 【請求項５】 金属材がアルミニウム合金材、マグネシ
ウム合金材である請求項４記載のマウント用支持部材の
製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP5165094A JP2553451B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | マウント用支持部材とその製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP5165094A JP2553451B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | マウント用支持部材とその製造方法 |
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