JP2553277Y2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP2553277Y2
JP2553277Y2 JP5717292U JP5717292U JP2553277Y2 JP 2553277 Y2 JP2553277 Y2 JP 2553277Y2 JP 5717292 U JP5717292 U JP 5717292U JP 5717292 U JP5717292 U JP 5717292U JP 2553277 Y2 JP2553277 Y2 JP 2553277Y2
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純弘 境
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Toko Electric Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は開閉器に関し、詳しくは
内圧が低下した場合に開閉器の操作をロックする保護装
置を備えた開閉器において、この保護装置の作動中に誤
った操作等により保護装置がリセットされることを防ぐ
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉器には、内部に充填した不活
性ガスが漏れて内部圧が規定圧力以下になった場合に自
動的に開閉機構をロックする保護装置を備えたものがあ
る。図6は、その開閉器と保護装置の一例を示し、一部
を切り欠いて内部を示したものである。
【0003】図において、1は開閉器本体であり、その
底部の壁面に連通孔2が形成され、この連通孔2を内側
から覆うようにベローズ3の一端が取り付けられてい
る。ベローズ3の可動側である他端部には、門形をした
上下移動子4が一体的に立設されている。上下移動子4
の内側には左右に摺動自在の移動部材5が配置されてい
る。移動部材5はその右端を圧縮バネ6により押圧され
ている。
【0004】正常な状態では、移動部材5の上面に形成
された爪7が上下移動子4と係合することにより、圧縮
バネ6に押圧されている移動部材5の左方への移動を制
止している。また、移動部材5には、連結部材8を介し
て表示棒9が接続されている。表示棒9は、開閉器本体
1の側壁を貫通して固定されたボス11にシール材を介
して気密に嵌合されている。移動部材5が往復動作する
と、表示棒9も連動してボス11内を往復移動する。
【0005】ここで開閉器本体1内に充填されている不
活性ガスが漏れて圧力が低下し、異常状態になると、図
7に示すように、ベローズ3が膨張して上下移動子4を
上昇させ、上下移動子4と爪7の係合が外れる。それに
より、圧縮バネ6に押圧されている移動部材5が左方へ
移動する。さらに、移動部材5の左端に近接して開閉機
構部12が配設されており、移動部材5が左方へ移動す
ると、移動部材5が開閉機構部12と係合して、開閉器
本体1の開閉動作をロックする。
【0006】このように開閉器本体1内の圧力が低下す
ると、ベローズ3が作動して移動部材5が左方へ移動し
開閉機構部12の開閉動作がロックされるとともに、表
示棒9の先端がボス11より突出し、保護装置が作動し
たことを開閉器本体1の外部へ表示する。この表示によ
り、開閉器本体1の保護装置の動作が容易に視認され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
保護装置は、作動して表示棒9の先端がボス11より突
出した状態で、外部から表示棒9の先端を押し込むと、
移動部材5が後退してしまい、ロックされていた開閉機
構部12がアンロックされて再び開閉可能になる。これ
は保護装置本来の目的からは好ましいことではなく、事
故の原因にもなりかねない。
【0008】また、保護装置の作動中は表示棒9が突出
しているため、故意に表示棒9を押し込む以外にも、誤
った操作や他の外力によっても容易に押し込まれてしま
うという問題がある。本考案は上記問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、保護装
置の作動中に、突出している表示棒等の表示部材が押し
込まれることを防ぎ安全性を高めることができる開閉器
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の考案は、内部圧が低下するとそれまで係止さ
れていた移動部材を開放してバネ力により前進させ、開
閉機構と係合させて開閉操作をロックするとともに、前
記移動部材の前進時に移動部材に連動して開閉器本体よ
り外部へ表示部材が突出する開閉器において、表示部材
の一部であって開閉器本体より突出する部分の外周に、
突出方向側を大径にして形成した段差と、この段差に先
端が係合されるとともに、表示部材の突出方向側へのみ
先端が湾曲・回動するように他端を開閉器本体に固定し
た板バネとを備えたことを特徴とする。
【0010】第2の考案は、第1の考案における段差の
外周にテーパ面を形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の考案においては、開閉器本体より突出す
る表示部材の外周に、突出方向側を大径にして段差が形
成され、この段差に板バネの先端が係合されるととも
に、その他端が開閉器本体に固定されて、表示部材の突
出方向側へのみ先端が湾曲・回動する。それにより、い
ったん突出した表示部材は、板バネに係止されて復帰が
阻止される。
【0012】第2の考案においては、段差の外周をテー
パ面としたことにより、段差部で表示部材の移動を係止
している板バネがテーパ面に押圧されると湾曲変形する
ことにより表示部材の係止が解除される。
【0013】
【実施例】以下、図に沿って本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案に係る開閉器の要部を示す断面図であ
り、図2は図1の側面図である。開閉器全体の構成は、
図6,図7に示したものと共通であるので説明を省略
し、本考案に係る要部について説明する。
【0014】図1,図2において、11はボスであり、
その内部の透孔に表示部材である表示棒10が出没自在
に嵌合されている。表示棒10の先端部には小径部1
3、大径部14,小径部15が同軸上に形成されてい
る。保護装置が作動しない状態では、表示棒10の先端
がボス11の端面よりも後退した位置に保たれている。
【0015】ボス11の端面には、リング状の板バネ1
6がビス17,18と打ち込み鋲19により固定されて
いる。板バネ16の一部には、内側から外周側にかけた
2本の平行な切り込みによりリード部21が形成されて
いる。リード部21の内側の先端は、大径部14の外周
よりも若干、中心側に位置している。
【0016】図3は、表示棒10が突出している途中の
状態を示す断面図である。表示棒10の先端が突出し始
めて、大径部14がリード部21の先端を湾曲させなが
ら外方へ回動させる。つまり、大径部14がリード部2
1を押し退けながら突出する。この表示棒10の移動と
ともに、開閉機構部12がロックされる。
【0017】図4は表示棒10の突出が完了した後の状
態を示す断面図である。表示棒10の突出が完了する
と、リード部21は大径部14を乗り越えて自由状態に
復帰し、先端が小径部13の外方に位置する。
【0018】図5は、図4の状態から表示棒10を押し
込もうとしている状態を示す断面図である。表示棒10
が後退すると、小径部13と大径部14との間の段差に
リード部21の先端が当接する。さらに表示棒10が後
退しようとすると、リード部21の先端が右側へ湾曲さ
れようとするが、リード部21はその先端の近くまでが
ボス11の端面と当接して支持されている。
【0019】そのため、リード部21の先端部のみが右
側へ湾曲されようとするが、左側へ湾曲させる場合より
も格段に大きな力を必要とする。ここで表示棒10を押
し込むに必要な力は、板バネ16の材質および板厚、リ
ード部21の形状、寸法、ボス11との接触位置等によ
り決定されるものであり、リード部21の先端が左側へ
は容易に湾曲し、しかも右側へは極めて湾曲しにくいよ
うに設定しておく。
【0020】その結果、リード部21はあたかもラチェ
ットのような作用をして、表示棒10が誤った操作によ
り押し込まれようとしたり、あるいは他の外力により押
し込まれようとしても、容易に押し込まれなくなる。そ
れにより、保護装置の作動状態が誤ってリセットされて
開閉機構部12が動作可能な状態に復帰されることが防
げる。
【0021】このように実施例では、突出して保護装置
が作動していることを表示する表示棒10がいったん突
出した後は簡単に復帰しないようにしておくことによ
り、誤った操作や予期しない外力等により表示棒10が
強制復帰されて保護装置の作動を解除することを防止で
き、開閉器の安全性がさらに向上する。
【0022】なお、大径部14の外周面にテーパが形成
されているのは、図1において表示棒10がM矢方向へ
動くとき、大径部14の端部14aがリード部21の先
端21aに当たり、リード部21は図3のようにその根
元部のA点をほぼ中心として曲がる。このときリード部
21に塑性変形がないものと考えればリード部21には
回動のみが許されるものであり、端部14aから端部1
4bへかけてのテーパが形成されていなければ、リード
部21の先端21aは大径部14を乗り越えられないこ
とになる。
【0023】すなわち、リード部21の支点Aによる回
動を可能とするために、大径部14に端部14aから端
部14bへかけて後退するテーパが必要となり、リード
部21が端部14aを越えた後に、支点Aを中心として
先端21aが円弧を描きながら大径部14のテーパ面を
摺動しながら端部14bを通過するようにしたものであ
る。
【0024】一方、大径部14のテーパ面は、手動にて
作為的に表示棒10を戻すときにも役立つ。図1におい
て表示棒10がR矢方向へ動くとき、端部14bがリー
ド部21の先端21aに当たり、リード部21は支点B
をほぼ中心として内側へ曲がる。それにより、先端21
aがテーパ面をすべり、図1の状態に復帰する。
【0025】
【考案の効果】以上述べたように第1の考案によれば、
いったん突出した表示部材は板バネに係止されて復帰が
阻止されることにより、突出している表示部材が誤って
押し込まれることが防止されて安全性が向上する。第2
の考案によれば、段差の外周をテーパ面としたことによ
り、表示部材が板バネの先端を湾曲変形させることによ
り容易に通過することが可能になり、操作性および使い
勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】実施例の動作状態を説明する断面図である。
【図4】実施例の動作状態を説明する断面図である。
【図5】実施例の動作状態を説明する断面図である。
【図6】従来の開閉器の一部を破断して示した断面図で
ある。
【図7】従来の開閉器の一部を破断して示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 開閉器本体 2 連通孔 3 ベローズ 4 上下移動子 5 移動部材 6 圧縮バネ 7 爪 8 連結部材 9 表示棒 10 表示棒 11 ボス 12 開閉機構部 13 小径部 14 大径部 16 板バネ 21 リード部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部圧が低下するとそれまで係止されて
    いた移動部材を開放してバネ力により前進させ、開閉機
    構と係合させて開閉操作をロックするとともに、前記移
    動部材の前進時に移動部材に連動して開閉器本体より外
    部へ表示部材が突出する開閉器において、 表示部材の一部であって開閉器本体より突出する部分の
    外周に、突出方向側を大径にして形成した段差と、 この段差に先端が係合されるとともに、表示部材の突出
    方向側へのみ先端が湾曲・回動するように他端を開閉器
    本体に固定した板バネと、 を備えたことを特徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の開閉器において、段差の
    外周にテーパ面を形成したことを特徴とする開閉器。
JP5717292U 1992-07-22 1992-07-22 開閉器 Expired - Fee Related JP2553277Y2 (ja)

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