JP2552911Y2 - プランジャー形ソレノイド - Google Patents

プランジャー形ソレノイド

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JP2552911Y2
JP2552911Y2 JP11411191U JP11411191U JP2552911Y2 JP 2552911 Y2 JP2552911 Y2 JP 2552911Y2 JP 11411191 U JP11411191 U JP 11411191U JP 11411191 U JP11411191 U JP 11411191U JP 2552911 Y2 JP2552911 Y2 JP 2552911Y2
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JP
Japan
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yoke
plunger
air
core
type solenoid
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Application number
JP11411191U
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English (en)
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JPH0553205U (ja
Inventor
一泰 青木
満太 熊代
Original Assignee
安川コントロール株式会社
サンキン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プランジャー形ソレノ
イドに関するものである
【0002】
【従来の技術】従来、プランジャー形ソレノイドにおい
て、プランジャー(可動鉄心)の動きによりポールコア
(固定鉄心)との間にできる圧縮あるいは減圧空気の排
出あるいは流入に単にポールコアに穴を開けた方式であ
った。図1は、従来のプランジャー形ソレノイドの構造
の1例である。1は、磁路となるヨークA(継鉄)、2
も、磁路となるヨークB(継鉄)で、ヨークA1にカシ
メ等により勘合されている。3は、ヨークA1とヨーク
B2との内周部に収納される励磁コイル、4は、励磁コ
イル3を捲回するボビン(捲き枠)、5は、ボビン4の
帯熱に基づく締め付け収縮を防止するためのガイドパイ
プで、ボビン4の内周部に挿入位置させ、そのパイプ5
内において、ヨークA1の底面にカシメ等で固着された
ポールコア6を定置するとともに、プランジャー7をパ
イプ5内において往復動自在となるように案内するよう
装架されている。6aは、プランジャー7の動きにより
圧縮あるいは減圧されるポールコア6との間の空気を排
出あるいは流入する空気穴である。6bは、ポールコア
6のカシメ面である。8は、プランジャー7に穿設され
たスリットに装着されたEリング、9は、ゴム等の弾性
体で、プランジャー7がポールコア6への吸引衝突によ
り発する音を緩和するようプランジャー7がポールコア
6に当たる前にヨークB2の外面に当たるように装着さ
れている。以上のように構成されたプランジャー形ソレ
ノイドにおいて、空気穴6aが塞がれると、プランジャ
ー7の動きにより圧縮あるいは減圧されるポールコア6
との間の空気はガイドパイプ5とプランジャー7との摺
動自在な案内空隙が動作性能を低下させないようにきわ
めて小さいためこの方向では排出あるいは流入がされに
くく、空気圧力の急激な上昇あるいは下降が起こり、ソ
レノイドに対して負担力となってプランジャーの動きが
緩慢になり、場合によってはプランジャーの往復動作を
損なうなど難点がある。また、空気穴6aから空気の排
出あるいは流入を確実に確保するには、相手取付面にそ
の逃げ穴を設けるか、スペーサ等を使って空気穴6aが
塞がれないように工夫する必要があり、加工や部品追加
など相手取付面に制約があり使いにくく、省スペース・
経済性に難があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の如く
従来技術では、ポールコアの空気穴6aが塞がれる場
合、プランジャー7の動きにより発生する圧縮あるいは
減圧される空気の排出あるいは流入に必要な空隙を得る
ために相手取付面に穴を開けたり、あるいはスペーサ等
の追加部品を必要とし、相手取付面が制約され使いにく
く、省スペース・経済性に難があった。また、この圧縮
あるいは減圧空気圧力は負担力となり空気抜けあるいは
流入が遅いとプランジャーの動きが緩慢になり、円滑か
つ迅速確実な動作の確保にも難があった。そこで、本考
案は、圧縮あるいは減圧空気の排出あるいは流入を確実
にし、空気圧力による負担力の軽減とプランジャーの緩
慢な動きをなくし、円滑かつ迅速確実な動作を確保し、
取付自在な小形で経済的な信頼性の高いプランジャー形
ソレノイドを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ポールコア6に中心軸方向に空気穴6a
を設け、プランジャー7の動きによる圧縮あるいは減圧
空気をその空気穴6aを通して外内部に排出あるいは流
入するとともに、ポールコア6に設けた空気穴6aが相
手取付面で塞がれても自己構造内で空気の排出あるいは
流入が容易にできるように、ヨークA1の外面にポール
コア6がカシメられるザグリ面10と空気溝11を設け
た。これにより、円滑かつ迅速確実な動作が確保でき、
取付自在で使い易くより小形で経済的な信頼性の高いプ
ランジャー形ソレノイドを提供することができた。
【0005】
【実施例】図2、図3は、本考案に係る実施例である。
図2において、図1と同一符号(1〜9)は同一または
相当部分を示す。10は、ヨークA1のザグリ面で、ポ
ールコア6がカシメられたときのカシメ高さ6bより深
く加工されている。また、ザグリ面10の径および深さ
は、空気の排出あるいは流入を容易にし動作性能に支障
のない大きさであれば良い。11は、ヨークA1の中央
ザグリ面10から外端まで設けられた空気溝である。そ
の数および方向は、必ずしも図3のとおりとする必要は
ない。また、空気溝11の形状は、空気の排出あるいは
流入を容易にし動作性能に支障のない断面積を保有して
おれば特に制限はない。12は、ヨークA1に設けられ
た取付用穴である。上記のように構成されたプランジャ
ー形ソレノイドにおいて、ヨークA1の底面を取付面と
したとき相手取付面が平面でも、余分の加工や部品追加
等の必要がなく、ポールコア6に設けられた空気穴6a
が塞がれることなく、プランジャー7の動きによる圧縮
あるいは減圧空気はポールコア6に設けられた空気穴6
aからザグリ面10および空気溝11を通して外内部に
確実に排出あるいは流入されることになる。これによ
り、円滑かつ迅速確実な動作が確保できるとともに、相
手取付面の制約もなく使い易く改善された。
【0006】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ヨ
ークA1の外面内側にポールコア6がカシメ付けられる
ザグリ面10を設けたことによりポールコア6のカシメ
面がヨークA1の外面に突出せず相手取付面に何ら制限
を与えず、また余分な加工や部品追加等の必要がなく取
り付けられる。さらに、ヨークA1の外面に沿って設け
られた空気溝11は、たとえ取付面が平面であってもザ
グリ面10を通してさらに外部との空気の排出あるいは
流入を容易にする働きをする。これにより、取付自在
で、円滑かつ迅速確実な動作が確保できるとともに、小
形で経済的な信頼性の高いプランジャー形ソレノイドを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の断面図である。
【図3】本考案の一実施例のヨークA1の底面図であ
る。
【符号の説明】
1:ヨークA 2:ヨークB 3:励
磁コイル 4:ボビン 5:ガイドパイプ 6:ポ
ールコア 6a:空気穴 6b:カシメ面 7:プ
ランジャー 8:Eリング 9:弾性体 10:
ザグリ面 11:空気溝 12:取付穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線ボビンに巻回された励磁コイルの磁路
    となる継鉄と、上記継鉄に嵌合された固定鉄心と、この
    固定鉄心に吸引され前記ボビン内に挿入位置されたガイ
    ドパイプに案内され往復動自在となっている可動鉄心を
    備えたプランジャー形ソレノイドにおいて、上記固定鉄
    心の中央軸方向に穴を穿設し、上記継鉄の底外面中央の
    上記固定鉄心が嵌合される位置にザグリ面を設け、上記
    ザグリ面から上記継鉄外端まで通じる複数の空気溝を設
    けたことを特徴とするプランジャー形ソレノイド。
JP11411191U 1991-12-13 1991-12-13 プランジャー形ソレノイド Expired - Lifetime JP2552911Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0553205U JPH0553205U (ja) 1993-07-13
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ID=14629407

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159182A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Nidec Sankyo Corp 直動アクチュエータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159182A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Nidec Sankyo Corp 直動アクチュエータ
JP4728108B2 (ja) * 2005-11-30 2011-07-20 日本電産サンキョー株式会社 直動アクチュエータ

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Publication number Publication date
JPH0553205U (ja) 1993-07-13

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