JP2552903B2 - 焦げ目付け加熱調理器 - Google Patents

焦げ目付け加熱調理器

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JP2552903B2 JP63169279A JP16927988A JP2552903B2 JP 2552903 B2 JP2552903 B2 JP 2552903B2 JP 63169279 A JP63169279 A JP 63169279A JP 16927988 A JP16927988 A JP 16927988A JP 2552903 B2 JP2552903 B2 JP 2552903B2
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light
reflectance
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輝男 阿部
達志 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食品の表面に付く焦げ目状態を検知して焦げ
目付け加熱を自動制御する調理器に関するものである。
(従来の技術) 食品の焦げ目付け加熱を自動制御する調理器として,
特公昭61−27661号公報および特公昭61−27662号公報の
ような発明が知られている。
それら公報に開示された発明というのは,被加熱物で
ある食品に可視光を照射し,加熱の進行すなわち焦げ目
の発生にともなって変化する食品表面からの反射光の強
度の変化を焦げ目検知光センサーで検知し、その変化の
度合いが所定の値に到達したときに加熱を停止させる等
の制御をするというものである。食品表面の反射率が所
定の値に低下したときに加熱を停止させるというように
言換えてもよい。
(発明が解決しようとする課題) 上述従来の技術を以って焦げ目付け加熱を自動制御し
ようとすると,食品表面のアラサなどの影響が出て所定
の目を付けられないことがある。すなわち表面の状態
が,すが多かったり切れ味の悪い包丁を使ったりでアラ
サが荒い場合には,表面の凸凹の凸部分が早めに焦げ出
すのに対し,凹の部分の焦げ方が比較的緩慢になる傾向
が強いのであるが,この場合,凸の部分の焦げ方が受光
センサーの検知する反射光強度の減少(反射率の減少)
に寄与する率が比較的少ないので,表面が比較的滑らか
でアラサのそれ程荒くない食品の場合に比べて凸部分の
焦げ具合が相当進まないと加熱動作を止める自動制御が
働かないという問題があった。この状態は人間の目には
焦げ過ぎに見え,味も落ちてしまっている。この問題に
対処するために,表面アラサの荒い食品の場合に照準を
合わせて,表面の凸の部分での焦げ方がちょうどよい時
点で加熱動作を停止するように制御回路を組んでおく
と,表面状態のち密な食品の場合に不充分な焦げ目しか
付かない状態で自動制御が働いてしまうという問題があ
った。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために,本発明は,受光セン
サーによって食品表面からの反射光強度の所定の変化が
検知されるまでの時間が食品表面のアラサによって影響
されていることに着目し,表面のアラサの如何にかかわ
らず過不足のない焦げ目付け加熱が可能な調理器を実現
する。
そのために,本発明は,加熱時間の経過にともなって
焦げ目検知のための基準値を変化させる。すなわち,加
熱時間が長くなるほど受光センサーの検知する反射光強
度の変化の量がより大きくならなければ制御装置が作動
しないように,すなわち反射率の低下がより大きくなら
なければ制御装置が作動しないようにし,表面のアラサ
の荒くない食品のように時間がかかる割りに焦げ目の付
き方が緩慢な食品の場合であっても時間をかけて充分な
焦げ目が付くようにする。すなわち,食品表面の違いに
対して制御装置の動作に補正を加えて対応するのであ
る。
(作用) 表面のアラサが荒くない食品のように,そうでない場
合と比べて所定の焦げ目の付くまでの時間が比較的長い
場合に,制御回路は自動制御回路の作動点すなわち所定
の反射光強度の変化があったと判断するときの変化の量
を多めの量に変化させ,受光センサーから見るとより一
層多い焦げ目が生成したように検知されたときに加熱動
作を停止させる。
これにより,食品表面のアラサの如何によらず,とい
うことは加熱の所要時間の長短によらず,常に所望の焦
げ目を精度よく検知し,焦げ目付け加熱を適正に自動制
御する。
(実 施 例) 本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は電子レンジ機能と電気オーブン機能を合わせ
持ったオーブンレンジの断面図である。この図におい
て,1は調理器本体で,2は加熱室である。3は加熱室を開
閉するドアで,4はファインダーである。このファインダ
ー4には電子レンジ使用時に高周波エネルギーがこのフ
ァインダーを通して漏洩しないように孔あき金属板5が
設けられ,その孔あき金属板5の内側および外側に耐熱
ガラス板6および7が設けられている。8はターンテー
ブルで,9は被加熱物である食品である。10及び11はシー
ズヒータのような発熱体で,前述食品9を焦げ目付け加
熱できる能力を有するものである。シーズヒータのかわ
りに熱風発生装置を用いてもよい。12は食品を高周波加
熱する際に使用する高周波発生源のマグネトロンであ
る。13は食品を照明する照明ランプで,このランプ13で
発生した光14は加熱室2の天井壁15の一部に開設された
開口16から加熱室内に入射して食品9に照射される。こ
のランプ13としては,焦げ目検知の精度向上の観点か
ら,波長が400nm〜550nmの光の割合が多くなるようにラ
ンプ13のガラスの表面に青色から緑色の着色を施し,上
述した400nm〜550nmの波長の光が選択的に照射されるよ
うにしてある。食品9の表面で反射した反射光17は加熱
室2の奥壁18に穿たれた小孔19を通過してグラスファイ
バー製の光伝送体20を伝わり,受光センサー21に至る。
22は光伝送体20を加熱室奥壁18に固定するための固定具
である。そして23は制御装置であって,光センサー21の
信号に基づいて,また加熱時間の経過具合を考慮しなが
ら発熱体10ないし11の動作を制御するものである。
さて,このように構成したオーブンレンジの加熱室2
の中に食品9を収納して発熱体10,11へ通電すると,そ
れら発熱体10,11の発熱によって食品9の温度および加
熱室2の温度が上昇する。このとき照明ランプ13もオン
させ,前述に概ね400nm〜550nmの波長の光を食品9に照
射する。
時間の経過とともに食品9の表面が焦げ出すと,その
焦げ目の生成している面で反射して焦げ目検知光センサ
ー21に到達する波長400nm〜550nmの光の強度が第2図の
ように低下を始め,それまで一定に保たれていた光セン
サー21の出力信号が低下を始める。
この光センサー21の出力信号が入力される制御装置23
は,加熱の初期の同出力値を記憶し,計測されつつある
値とその記憶値とを比較し,所定の出力の変化があった
ときすなわち所定の焦げ目が生成されて反射光の強度に
所定の変化があったときに発熱体10,11への通電をオフ
させる。この場合,本発明においては,記憶している加
熱初期の光センサーの出力値に基づいて得られる焦げの
到達目標値すなわち低下する反射光の比率の目標値を加
熱時間の経過とともに第3図のように補正して低下さ
せ,加熱中に検出され続けられるセンサー出力と記憶値
の差が次第に大きくなるようにしている。
この第3図を簡単に説明していくと,加熱の初期の反
射強度の最も大きい時点でのセンサー出力を記憶し,そ
の値から焦げの到達目標値を“補正あり”で示した右下
がりの実践のように設定する。表面の状態の違いにより
焦げの付き方に緩急があり,表面の荒れた食品のように
短時間で反射率の低下するものであれば,表面のち密な
食品の場合のように時間のかかるものもある。表面のち
密な場合にはそうでない場合に比べて反射率をより低下
させないと満足のゆく焦げ目と認められないという傾向
があることをすでに述べたが,本発明ではそのような食
品に対して望み通りの焦げ目をつけることが可能であ
る。
これにより,従来表面状態のち密な食品の場合のよう
に,表面アラサの荒い食品に比べて加熱時間がかかる割
りに焦げ目の付き方が悪かった食品に対しても,充分満
足できる焦げ目を自動制御によって付けることが可能で
ある。
(発明の効果) 以上本発明によれば,食品の表面のアラサにかかわら
ず,あるいは加熱の所要時間の長短にかかわらず,常に
高精度の焦げ目検知制御を実行する自動調理器が実現で
きる。
以上は食品の表面のアラサという観点から課題の解決
を図ったのであるが,本発明によって解決がなされてみ
ると,表面アラサの影響に対してだけではなく,食品の
含水率なかんずく食品表面の水分状態の違いに対して
も,バラツキの少ない高精度の焦げ目検知制御加熱が実
現されることが明らかとなった。
記憶値の補正の仕方はRC時定数回路の充放電を利用す
るか,あるいはマイクロコンピュータを用いてディジタ
ルに行なってもよい。また,第3図に示したように連続
的に変化させてもよいし,一定時間毎に段階的に変化さ
せてもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は,一実施例であるオーブンレンジの縦断面図,
第2図は反射光の反射率の変化の様子を説明する図,そ
して第3図は光センサーの出力の補正の様子を説明する
図である。 2……加熱室,9……食品,10,11……発熱体,13……照明
ランプ,21……焦げ目検知光センサー,23……制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品(9)を収納する加熱室(2)と,前
    記食品を焦げ目が付くまで加熱するまでの発熱装置(1
    0),(11)と,前記食品に光を照射する照明手段(1
    3)と,この照明手段によって照明され前記食品の表面
    から反射してくる反射光を検知する光センサー(21)
    と,この光センサーの信号に基づいて前記発熱装置を制
    御する制御装置(23)とで構成されるとともに,前記制
    御装置は前記光センサーが検知する加熱の初期の光セン
    サー出力を記憶するとともにその記憶値に基づいて得ら
    れるところの反射光強度の到達目標値を加熱時間の経過
    とともに変化するように補正して経過する加熱時間の任
    意の時点における光センサー出力が前記補正された目標
    値に到達したときに加熱動作を制御するようにした焦げ
    目付け加熱調理器。
  2. 【請求項2】食品(9)を収納する加熱室(2)と,前
    記食品を焦げ目が付くまで加熱するための発熱装置(1
    0),(11)と,前記食品に光を照射する照明手段(1
    3)と,この照明手段によって照明され前記食品の表面
    から反射してくる反射光を検知する光センサー(21)
    と,この光センサーの信号に基づいて前記食品表面の焦
    げ目の生成による反射率の変化を求めその求められた反
    射率に応じて前記発熱装置を制御する制御装置(23)と
    で構成されるとともに,前記制御装置は前記光センサー
    が検知する加熱の初期の光センサー出力を記憶するとと
    もにその記憶値に基づいて得られるところの反射率の変
    化の到達目標値を加熱時間の経過とともに次第に低下さ
    せるように補正して経過する加熱時間の任意の時点にお
    ける光センサー出力と前記記憶値とから求められる反射
    率が前記補正された反射率の到達目標値に到達したとき
    に加熱動作を制御するようにした焦げ目付け加熱調理
    器。
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