JP2552850B2 - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2552850B2
JP2552850B2 JP62051027A JP5102787A JP2552850B2 JP 2552850 B2 JP2552850 B2 JP 2552850B2 JP 62051027 A JP62051027 A JP 62051027A JP 5102787 A JP5102787 A JP 5102787A JP 2552850 B2 JP2552850 B2 JP 2552850B2
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JP
Japan
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side plate
cover
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gear pump
fitted
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秀雄 照山
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ボディの一側をカバーでふさいだギヤポ
ンプに関する。
(従来の技術) 第4、5図に示した従来のギヤポンプのボディbに
は、ボディボア1と軸受孔2、3とを形成するととも
に、この軸受孔2、3には巻ブッシュ4、5を圧入して
いる。
また、上記ボディbの一側をふさぐカバーcにも、軸
受孔6、7を形成するとともに、この軸受孔6、7に巻
ブッシュ8、9を圧入している。
そして、ドライブギヤ10とドリブンギヤ11の両側に設
けたギヤ軸12〜15を、上記巻ブッシュ4、5、8、9に
挿入しながら、当該ギヤ10、11をボディボア1に内装す
る。
ただし、上記のようにギヤ10、11を内装するとき、こ
のギヤ10、11の両側にサイドプレート16、17を装着する
が、このサイドプレート16、17の外径は、上記ボディボ
ア1にぴったりと嵌合する寸法にしている。しかも、こ
のサイドプレート16、17には、ギヤ軸12〜15が貫通する
貫通孔18〜21を形成するとともに、この貫通孔18〜21に
は、巻ブッシュ4、5、7、8がぴったりと嵌合する寸
法関係にしている。
したがって、上記サイドプレート16、17をボディボア
1に嵌合し、しかも、このサイドプレート16の貫通孔1
8、20に、カバーc側の巻ブッシュ8、9を圧入すれ
ば、ボディbとカバーcとの位置が必然的に定まるもの
で、ダウエルピン等を必要としない。
上記のようにしたカバーcの接合面には、第5図に示
すように、第1、2ドレン通路22、23を形成するととも
に、この第2ドレン通路23を吸込室24に連通している。
したがって、サイドプレート16とカバーcとの間にこも
った圧油は、第1、2ドレン通路22、23を経由して吸込
室24に排出される。
また、サイドプレート17の背面には複数のローディン
グエリヤを区画し、各エリヤには歯溝内圧力に対応した
圧力が導入されるようにしている。
しかして、ギヤ軸12を回転して当該ギヤポンプを駆動
すると、吸込室24から吸い込まれた作動油が、両ギヤ1
0、11の歯溝内に含まれて吐出室25に圧送され、この吐
出室25から所定のアクチュエータに供給される。
このとき上記歯溝内圧力は、サイドプレート17のロー
ディングエリヤに導かれるので、サイドプレート17が両
ギヤ10、11を押し付ける。このサイドプレート17の押圧
力は、ギヤ10、11を介してサイドプレート16にも伝えら
れるので、ギヤ10、11の歯溝は両サイドプレート16、17
でメタルシールされる。
上記のように歯溝内圧力はサイドプレート17のローデ
ィングエリヤに導かれるが、サイドプレート16の背面に
もその圧油が流入してしまう。しかし、この背面に高圧
油がこもってしまうと、ローディングバランスがくずれ
たりする。そこで、この従来のギヤポンプでは、サイド
プレート16の背面にこもった高圧油を第1、2ドレン通
路22、23を経由して吸込室24側に排出するようにしてい
る。
(本発明が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のギヤポンプは、第1、2ドレ
ン通路22、23を、両ギヤの軸中心線を結ぶ直線を基準に
して、その片側に設けている。
このために、当該ギヤ10、11を逆回転させることがで
きない。例えば、ギヤ10、11を逆転すると、吸込室24と
吐出室25とが逆になる。このように吸込室24と吐出室25
とが逆になると、サイドプレート16の背面が上記第1、
2ドレン通路22、23を経由して高圧側に連通してしま
う。そのためにサイドプレート16の背面に高圧油がこも
るので、ローディングバランスがくずれてしまう。
したがって、この従来のギヤポンプでは、それを正逆
両方向に回転させることができないという問題があっ
た。
この発明の目的は、ギヤがいずれの方向に回転して
も、サイドプレートの背面に高圧油がこもらないように
することである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この発明は、カバーの
接合面には、吸込ポートあるいは吐出ポートに連通する
一対の凹部をそれぞれ対称に設けるとともに、上記接合
面の上下には、軸受孔の周囲に沿うようにしたドレン通
路を形成するとともに、このドレン通路の先端と上記凹
部とを離隔して、それを左右対称にする一方、カバー側
に装着するサイドプレートには、いずれか一方の凹部と
ドレン通路とを連通させる切欠部を形成するようにして
いる。
(発明の作用) 上記のようにドレン通路を左右対称にしているので、
当該ポンプの回転方向に関係なく、このドレン通路を機
能させることができる。
また、カバー側に装着するサイドプレートには、上記
ドレン通路と凹部とを連通させる切欠部を形成している
ので、例えば、当該ポンプを逆方向に回転させるときに
は、このサイドプレートを裏返して使用すればよい。
(本発明の効果) この発明のギヤポンプによれば、カバーを正逆両回転
用に共用できるので、当該カバーの標準化を可能にす
る。しかも、ギヤポンプの回転方向が相違したとして
も、同一部品を使用して、その組み替えが可能になる。
(本発明の実施例) この第1〜3図は、この発明の実施例を示したもので
あるが、この実施例は、前記従来と共通の部分も多いの
で、その共通部分については、従来と同一符号を付する
とともに、その従来の説明をそのまま援用する。
この実施例のカバーcの接合面の上下には、第1、2
図に示すように、巻ブッシュ8、9の軸線方向に沿って
第1ドレン通路26、27を形成している。しかも、上記接
合面の上下であって、ギヤ軸12、14に沿って、半円状の
第2ドレン通路28、29を形成している。
そして、上記第1、2ドレン通路26〜29は、両ギヤ1
0、11の軸中心を結ぶ直線を基準にして線対称にしてい
る。
また、ガバーc側に位置するサイドプレート16の片側
には、切欠部30を形成しているが、この切欠部30は、サ
イドプレート16を表側をギヤに接触させた場合には吸込
室24に対応し、裏側をギヤに接触させた場合には、吐出
室25に対応する関係にしている。
そして、上記切欠部30の上下両端部分には、延長部30
a、30bを形成しているが、これら延長部は、当該サイド
プレート16をボディボアに装着したとき、第2ドレン通
路28、29の先端に一致するようにしている。したがっ
て、この状態では、第2ドレン通路28、29が延長部30
a、30bを介して吸込室24に連通する。
また、当該ギヤポンプを逆転させると、吸込室24と吐
出室25とが逆になる。つまり、吐出室25側が低圧にな
り、吸込室24側が高圧になる。そこで、この場合には、
上記サイドプレート16を裏返して切欠部30を、上記吐出
室25側に対応させる。このようにすれば、第2ドレン通
路28、29が低圧側に連通する。
したがって、この実施例によれば、ポンプがいずれの
方向に回転する場合にも、サイドプレート16をひっくり
かえすだけで、このサイドプレート16とカバーcの接合
面との間に流入した圧油を低圧側に排出することができ
る。
なお、図中符号31はカバーcの接合面に形成したシー
ル溝、32はこのシール溝31に装着したシール部材であ
る。そして、上記シール部材32のうち、吸込室24に対応
する側を2重にし、吐出室25側からシール溝31に流れた
高圧油が低圧側である吸込室24に流れないようにしてい
る。
また、符号33、34は、サイドプレート16に形成した低
圧潤滑用の流出口で、軸端の流路35、36に達した低圧油
を、第1ドレン通路26、27及びギヤ軸の環状溝37、38を
経由して低圧側である吸込室24に循環させるためのもの
である。
さらに、この実施例の吸込室24及び吐出室25は、この
発明の凹部を構成するものである。つまり、この発明で
は、当該ポンプを正逆両回転させることを前提にしてい
るので、当該凹部を、その回転方向に応じて吸込室にな
ったり、吐出室になったりするものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜3図はこの発明の実施例を示すもので、第1
図は断面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図
は第1図のIII-III線に対応する断面図、第4、5図は
従来のギヤポンプを示すもので、第4図は断面図、第5
図は第4図のV−V線に対応する一部断面図である。 b……ボディ、2、3、6、7……軸受孔、4、5、
8、9……巻ブッシュ、10……ドライブギヤ、11……ド
リブンギア、12〜15……ギヤ軸、16、17……サイドプレ
ート、24、25……凹部としての吸込室及び吐出室、30…
…切欠部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディボアに組み込んだギヤの両側にサイ
    ドプレートを備え、それらサイドプレートから突出する
    ギヤ軸の一方をボディの軸受孔に圧入した巻ブッシュで
    保持し、他方をカバーの軸受孔に圧入した巻ブッシュで
    保持するとともに、上記両サイドプレートのうち前記カ
    バーとは反対側のサイドプレートの外側の面に複数のロ
    ーディングエリヤを区画し、カバー側に備えたサイドプ
    レートは上記ボディボアに嵌合してなるギヤポンプにお
    いて、上記カバーの接合面には、吸込ポートあるいは吐
    出ポートに連通する一対の凹部をそれぞれ対称に設ける
    とともに、上記接合面の上下には、軸受孔の周囲に沿う
    ようにしたドレン通路を形成するとともに、このドレン
    通路の先端と上記凹部とを離隔して、それを左右対称に
    する一方、カバー側に装着するサイドプレートには、い
    ずれか一方の凹部とドレン通路とを連通させる切欠部を
    形成してなるギヤポンプ。
JP62051027A 1987-03-05 1987-03-05 ギヤポンプ Expired - Lifetime JP2552850B2 (ja)

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JP62051027A JP2552850B2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 ギヤポンプ

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JPS63215890A JPS63215890A (ja) 1988-09-08
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JPS5522222Y2 (ja) * 1973-09-08 1980-05-27
JPS55139988A (en) * 1979-04-19 1980-11-01 Smith Donald Leon Reversible gear pump or motor and bypass plate therefor

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