JP2552760Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2552760Y2
JP2552760Y2 JP1991047183U JP4718391U JP2552760Y2 JP 2552760 Y2 JP2552760 Y2 JP 2552760Y2 JP 1991047183 U JP1991047183 U JP 1991047183U JP 4718391 U JP4718391 U JP 4718391U JP 2552760 Y2 JP2552760 Y2 JP 2552760Y2
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JP
Japan
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sleeve
socket
ring
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cooling chamber
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義一 小林
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はソケット内に装着したO
リングを流路内の高熱から保護する保護手段を具えた管
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】流体が液体や気体等である場合に使用さ
れる管継手は、流体漏れを防ぐために、一般にソケット
とプラグとの間を気密的にシールするOリングが装着さ
れている。このOリングにあっては、流体が高温である
場合、耐熱性の高いゴムを使用し、またフッ素系グリー
スを塗布するといった耐熱手段が講じられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、耐熱手
段を講じたOリングといえども長時間高温に晒されてい
ると劣化が早く耐久性に乏しいといった問題がある。ま
たOリングの耐熱温度を超えるような高温の流体が流れ
るおそれがあるような場合には、その使用は危険であ
る。例えば、鋳造用金型冷却用の送排水ホースの接続に
使用した場合、冷却水の送水が何等かの事情でストップ
したようなとき、金型内の水が沸騰し、高温の蒸気がO
リングを破壊してソケットとプラグの間から噴き出すお
それがあり極めて危険であるといった問題がある。
【0004】本考案は上記問題点を解消し、更にはソケ
ットとプラグの接続時にスリーブの後退を規制し、ソケ
ットとプラグが誤って分離しないようにすることを目的
とした管継手を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、スリーブを操作して着脱自在に接続するソ
ケットとプラグとからなり、ソケットの内周には前記プ
ラグに当接しソケットとプラグとの間をシールするOリ
ングを装着した管継手において、内周に前記Oリングを
装着した内筒体と、該内筒体と螺合する外筒体とにより
ソケット本体を構成し、前記内筒体とこれに螺合した外
筒体との間に前記Oリングを装着した箇所を跨ぐように
円周方向にスパイラル状の溝を軸方向に所定長形成して
冷却室を設け、この冷却室の前側と後側をソケット本体
外周面に開口させ、それぞれの開口部にニップルを設
、また前記スリーブにあってはその後退側端部に、ソ
ケット本体の前側に位置するニップルに係合しスリーブ
の後退を可能とする係合溝を形成するとともに、スリー
ブの外周に耐熱カバーを設けた構成を採用した。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】ソケット本体の外周にある2つのニップルにホ
ースを接続し、一方のホースから冷却水を送ると、冷却
水はソケット本体を構成する内筒体と外筒体との間に設
けられた冷却室に入り他のホースから排水される。前記
冷却室は内筒体と外筒体との間に、内筒体の内周に装着
したOリングを跨ぐように設けられているので、Oリン
グは冷却室に入った冷却水により冷却される。
【0009】そして、前記冷却室は円周方向にスパイラ
ル状の溝を軸方向に所定長形成したものからなるので
冷却水は円周方向に回りながら流れることになり、Oリ
ングは効果的に冷却される。
【0010】また、スリーブを後退させる場合、スリー
ブの後退側端部に形成した係合溝を前記ニップルの位置
に合わせない限り後退させることができないので、ソケ
ットとプラグとの接続時に、前記スリーブの係合溝とニ
ップルとの位置を一致させないでおくことにより、スリ
ーブの後退が規制され、ソケットとプラグが誤って分離
することを防止する。また、前記スリーブの外周に耐熱
カバーを設けたので、スリーブ操作が安全に且つ容易に
行える。 また、ソケット本体を、内筒体と外筒体を螺合
して構成し、この内筒体と外筒体を螺合することによっ
て内筒体と外筒体の間に冷却室を設けたので、構造が簡
単であり、製造が容易となりコストダウンが図れる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図面において、1はソケット本体、2
はソケット本体1に接続されるプラグである。前記ソケ
ット本体1は、内筒体3と外筒体4の2つの筒体により
構成されている。内筒体3の内周には、前記プラグ2の
先端外周をシールするOリング5が装着されている。ま
た内筒体3の外周面には、前記Oリング5を装着した箇
所を跨ぐようにして円周方向にスパイラル状の溝が軸方
向に所定長さ形成されている。そして内筒体3の外周に
は外筒体4が嵌合されている。これにより外筒体4の内
周面が内筒体3の外周に形成した溝の上部を塞ぎ、内筒
体3と外筒体4との間にスパイラル状の冷却室6が形成
される。7,8は冷却室6の前側と後側の内筒体3と外
筒体4との間をシールするパッキンである。
【0012】前記外筒体4には、前記冷却室6の前側と
後側に連通する開口部9,10がそれぞれ形成されてお
り、この開口部9,10にはそれぞれホース接続用のニ
ップル11,12が設けられている。これらのニップル
11,12にそれぞれホースを接続し、一方から冷却水
を送り込むと、冷却水は冷却室6に入り、ここを通って
排水される。このとき、ソケット本体1は冷却室6を通
る冷却水により冷却されるが、この冷却室6はOリング
5を装着した箇所を跨ぐように形成されており、且つ冷
却室6は円周方向にスパイラル状に形成され、冷却水は
円周方向に回りながら流れるので、Oリング5は効果的
に冷却される。
【0013】前記外筒体4はその前部が内筒体3の前部
より前方に突出しており、この前部に円周方向にロック
ボール嵌合孔13が設けてあり、このロックボール嵌合
孔13にロックボール14が求遠心方向に出没自在に嵌
合されている。15は外筒体4の外周に軸方向に摺動自
在に且つ円周方向に回転自在に嵌合したスリーブであ
り、前進してロックボール14を求心方向に押圧し、後
退して前記押圧を解除するようになっている。16はス
リーブ15を前進方向へ付勢するスプリングであり、外
筒体4とスリーブ15との間に介装されている。
【0014】またスリーブ15は、前進位置にあると
き、その後退側端部が、前記外筒体4に設けた前側に位
置するニップル11の直前に位置する長さに形成され、
そして後退側端部には、前記ニップル11に係合し、ロ
ックボール14の押圧を解除するための後退を可能とし
た係合溝17が形成されている。これにより、スリーブ
15が前進位置にあるとき、即ちソケット本体1にプラ
グ2を接続した状態にあるとき、スリーブ15を円周方
向に回転させ、スリーブ15の後端側端部に形成した係
合溝17とニップル11とを不一致の状態にしておくと
(図3の状態)、スリーブ15の後退側端部がニップル
11に当接してスリーブ15の後退が阻止される。そし
て、スリーブ15を後退させる場合、スリーブ15を回
転して前記係合溝17をニップル11に一致させること
により、その後退が可能になる。
【0015】18はロックボール14がソケット本体1
内に没入することを防止するカラー、19はカラー18
を前方へ付勢するスプリング、20は前記プラグ2の外
周に形成されたロックボール係合溝、21はスリーブ1
5の耐熱カバーである。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ソケット
本体の外周にある2つのニップルにホースを接続し、一
方のホースから冷却水を送ることにより、ソケット本体
内周に装着したOリングを冷却し、Oリングを流体の高
熱から保護することができるので、Oリングの耐久性を
図り、流体の高熱によるOリングの破壊に伴う危険を防
止することができ、また、前記ニップルがスリーブのス
トッパーとなってスリーブの後退を規制するので、ソケ
ットとプラグが誤って分離するといったことを防止する
ことができ、また、前記スリーブの外周に耐熱カバーを
設けたので、スリーブ操作が安全に且つ容易に行うこと
ができ、更には、ソケット本体を、内筒体と外筒体を螺
合して構成し、この内筒体と外筒体を螺合することによ
って内筒体と外筒体の間に冷却室を設けたので、構造が
簡単であり、製造が容易となりコストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部縦断側面図。
【図2】図1のA−A線一部断面矢視図。
【図3】ソケットとプラグの接続状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 ソケット本体 2 プラグ 5 Oリング 6 冷却室 9,10 開口部 11,12 ニップル 15 スリーブ 17 係合溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブを操作して着脱自在に接続する
    ソケットとプラグとからなり、ソケットの内周には前記
    プラグに当接しソケットとプラグとの間をシールするO
    リングを装着した管継手において、内周に前記Oリング
    を装着した内筒体と、該内筒体と螺合する外筒体とによ
    りソケット本体を構成し、前記内筒体とこれに螺合した
    外筒体との間に前記Oリングを装着した箇所を跨ぐよう
    円周方向にスパイラル状の溝を軸方向に所定長形成し
    て冷却室を設け、この冷却室の前側と後側をソケット本
    体外周面に開口させ、それぞれの開口部にニップルを設
    、また前記スリーブにあってはその後退側端部に、ソ
    ケット本体の前側に位置するニップルに係合しスリーブ
    の後退を可能とする係合溝を形成するとともに、スリー
    ブの外周に耐熱カバーを設けたことを特徴とする管継
    手。
JP1991047183U 1991-06-21 1991-06-21 管継手 Expired - Fee Related JP2552760Y2 (ja)

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JP2003202096A (ja) * 2002-01-08 2003-07-18 Yokohama Hydex Co 管継手における継手部の接続構造

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