JP2552469Y2 - タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置 - Google Patents

タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置

Info

Publication number
JP2552469Y2
JP2552469Y2 JP84192U JP84192U JP2552469Y2 JP 2552469 Y2 JP2552469 Y2 JP 2552469Y2 JP 84192 U JP84192 U JP 84192U JP 84192 U JP84192 U JP 84192U JP 2552469 Y2 JP2552469 Y2 JP 2552469Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cylinder chamber
hydraulic
size
diameter cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP84192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560621U (ja
Inventor
晃司 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP84192U priority Critical patent/JP2552469Y2/ja
Publication of JPH0560621U publication Critical patent/JPH0560621U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552469Y2 publication Critical patent/JP2552469Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タレットパンチプレス
の液圧式ラム駆動制御装置に関し、特に大小各サイズの
金型を用いるタレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液圧式プレス機械に於いては、ラムがラ
ム駆動用液圧シリンダ装置と直結されており、液圧制御
回路によってラム駆動用液圧シリンダ装置のシリンダ室
に油圧等の液圧が供給されることにより、ラムを降下方
向、即ち金型打圧方向へ駆動するようになっている。
【0003】従来の液圧式プレス機械に於けるラム駆動
用液圧シリンダ装置は、単純な復動式のものであり、こ
のシリンダ装置の受圧面積が不変で、これのシリンダ室
に供給する液圧の流量が変化されない限りラムの降下速
度は一定になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】大口径の金型の場合は
大きいプレス圧が得られるべく、ラム駆動用液圧シリン
ダ装置の受圧面積が大きいことが好ましい。これに対し
てラム駆動用液圧シリンダ装置の受圧面積が大きい程、
ラム降下のために必要な液量が増大し、同一液量ではラ
ム駆動用液圧シリンダ装置の受圧面積が大きい程、ラム
の降下速度は低下する。
【0005】このためラム駆動用液圧シリンダ装置の受
圧面積が金型サイズの如何に拘らず不変であると、ラム
の降下に必要な液量は変化せず、小口径の金型の場合
も、大口径の金型の場合と同じ液量が必要となり、小口
径の金型の場合は、余分なプレス圧が得られた状態にて
ラムの降下速度が増大せず、無駄にエネルギーが消耗さ
れてプレスヒット数が向上しない。
【0006】本考案は、従来の液圧式プレス機械に於け
る上述の如き問題点に着目してなされたものであり、タ
レットパンチプレスに於いて金型サイズに応じた適切な
ラム駆動を自動的に行い、特に小口径の金型の場合はシ
リンダ室に対する供給液量の増加を要することなく高速
サイクルによる高ヒット化を実現できる液圧式ラム駆動
制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本考
案によれば、タレットディスクに複数個の金型装着ステ
ーションが設けられ、タレットディスクの割り出し移動
により金型装着ステーションの一つを選択的にプレス加
工位置に移動させ、当該金型装着ステーションに装着さ
れた金型によりプレス加工を行うタレットパンチプレス
の液圧式ラム駆動制御装置に於て、小径シリンダ室と大
径シリンダ室とを有し、前記小径シリンダ室と大径シリ
ンダ室の少なくとも何れか一方に液圧が供給されること
によりラムを金型打圧方向へ駆動するラム駆動液圧シリ
ンダ装置と、前記タレットディスクの金型装着ステーシ
ョンに装着された金型のサイズに関する情報を記憶した
金型情報記憶手段と、前記プレス加工位置に位置した金
型装着ステーションに装着されている金型のサイズを前
記金型情報記憶手段が記憶している情報より識別する金
型サイズ識別手段と、前記金型サイズ識別手段により識
別された金型サイズが所定値以下である場合は前記小径
シリンダ室に対してのみ液圧を供給し、前記金型サイズ
識別手段により識別された金型サイズが所定値以上であ
る場合は少なくとも前記大径シリンダ室に対して液圧を
供給して制御を行う液圧供給制御手段とを有しているこ
とを特徴とするタレットパンチプレスの液圧式ラム駆動
制御装置によって達成される。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、プレス加工位置に位
置した金型装着ステーションに装着されている金型のサ
イズが、金型情報記憶手段が記憶している情報をもとに
して金型サイズ識別手段により識別され、金型サイズが
所定値以下である場合はラム駆動液圧シリンダ装置の小
径シリンダ室に対してのみ液圧が供給され、金型サイズ
が所定値以上である場合はラム駆動液圧シリンダ装置の
少なくとも大径シリンダ室に対して液圧が供給され、金
型サイズに応じてラム駆動用液圧シリンダ装置の有効受
圧面積が変化する。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0010】図3は本考案による液圧式ラム駆動制御装
置が適用されるタレットパンチプレスの一実施例を示し
ている。図3に於いて、符号1はタレットパンチプレス
のストレートサイド型のフレームを全体的に示してい
る。フレーム1の上部フレーム1aには上部タレット支
持軸3により上部タレットディスク5が、フレーム1の
下部フレーム1bには下部タレット支持軸7により下部
タレットディスク9が各々自身の中心軸線周り回転可能
に取付けられている。
【0011】フレーム1の下部フレーム1bには図3に
て左右方向(Y軸方向)に水平に移動可能なサイドテー
ブル11が設けられている。サイドテーブル11は図1
の紙面を直角に貫通する方向(X軸方向)に延在するキ
ャレッジベース13と固定連結されており、キャレッジ
ベース13には図3の紙面を直角に貫通する方向に移動
可能にキャレッジ15が取付けられている。キャレッジ
15にはワーククランプ17が取付けられており、ワー
ククランプ17は図示されていない被加工板材を着脱可
能に把持するようになっている。ワーククランプ17に
把持された被加工板材はサイドテーブル11の上面を基
準とするパスラインに沿ってY軸方向およびX軸方向に
平面移動し得るようになっている。
【0012】上部タレットディスク5と下部タレットデ
ィスク9は、図示されていない駆動手段により互いに同
期して割り出し回転駆動されるようになっており、その
割り出し位置に応じた複数個の各金型装着ステーション
にてパンチプレス用金型としてのパンチ19とダイ21
とを保持している。
【0013】金型装着ステーションは、図2に於いて
は、符号Sにより示されており、図2に示された例に於
いては、金型装着ステーションSは3トラック方式とさ
れ、各金型装着ステーションSには、図2に示されてい
る如く、3桁の数字によるステーション番号が付けられ
ている。この3桁の数字によるステーション番号に於い
て、1〜2桁目は通し番号であり、3桁目はトラック番
号を示している。
【0014】また金型装着ステーションSには、大きさ
が互いに異なる4種類のサイズのものがあり、各金型装
着ステーションSはサイズが合うパンチ19とダイ21
を保持するうようになっている。例えば、一番大きいサ
イズの金型装着ステーションSは直径が89.0〜11
4.4mm程度の大口径のパンチ19およびダイ21を
保持し、一番小さいサイズの金型装着ステーションSは
直径が1.6〜12.7mm程度の小口径のパンチ19
およびダイ21を保持するようになっている。
【0015】金型装着ステーションSは上部タレットデ
ィスク5および下部タレットディスク9の割り出し移動
により選択的にプレス加工位置に移動され、このプレス
加工位置に位置した金型装着ステーションSに装着され
た上部タレットディスク5のパンチ19は、ストライカ
23の真下に位置し、ストライカ23により打圧されて
対向位置にあるダイ21と協動してパンチプレス加工を
行うようになっている。
【0016】図1は本考案によるタレットパンチプレス
の液圧式ラム駆動制御装置の一実施例を示している。図
に於いて、符号25はラム駆動液圧シリンダ装置を示し
ている。ラム駆動液圧シリンダ装置25はシリンダ部材
27内にピストン部材29を上下方向に摺動可能に受け
入れている。上部エンドプレート31の中央部にはピス
トン部材29の凹部33が嵌合する小径突起部35が設
けられており、小径突起部35と凹部33との嵌合部に
小径シリンダ室37が画定され、これの外側に円環状の
大径シリンダ室39が画定されている。この場合、大径
シリンダ室39に於けるピストン部材29の受圧面積は
小径シリンダ室37に於ける受圧面積より大きくなって
いる。
【0017】また小径シリンダ室37および大径シリン
ダ室39の反対側にはリターン用シリンダ室41が画定
されている。
【0018】ピストン部材29は下端部にてラム43と
連結され、ラム43には上述のストライカ23が流体圧
シリンダ装置45によりタレットディスクの径方向、即
ちトラック選択方向へスライド可能に装着されている。
【0019】小径シリンダ室37、大径シリンダ室39
およびリターン用シリンダ室41に対する油圧の給排は
油圧制御回路により行われるようになっており、この油
圧制御回路は、油タンク47より作動油を吸引する油圧
ポンプ49を有している。油圧ポンプ49は油圧供給通
路51に油圧を供給するようになっており、油圧供給通
路51には圧力制御弁53が接続されている。
【0020】圧力制御弁53は、例えば電磁作動式の可
変リリーフ圧方式による圧力制御弁により構成され、油
圧供給通路51の油圧を最小限二段階に可変制御するよ
うになっている。
【0021】油圧供給通路51は流路切換制御弁55の
一つのポートaに接続されている。流路切換制御弁55
はポートa以外に三つのポートb、c、dを有してお
り、ポートbにはドレン通路57が接続されている。流
路切換制御弁55のポートcは油路59によりもう一つ
の流路切換制御弁61のポートeと接続され、またポー
トdは、油路63によりリターン用シリンダ室41と接
続されていると共に、油路65、開閉弁67、油路69
により流路切換制御弁61のポートfと接続されてい
る。
【0022】流路切換制御弁55は、電磁作動式のもの
であり、各ポートの連通を遮断する閉弁位置と、ポート
aとポートcとを連通接続すると共にポートbとポート
dとを連通接続するラム降下駆動位置と、ポートaとポ
ートdとを連通接続すると共にポートbとポートcとを
連通接続するラム上昇駆動位置の三位置の間に切換作動
するようになっている。
【0023】開閉弁67は電磁作動式の開閉弁であり、
油路65と油路69の連通と遮断を選択的に行うように
構成されている。
【0024】流路切換制御弁61はポートe、f以外に
二つのポートj、hを有しており、ポートjは油路71
により小径シリンダ室37と接続され、ポートhは油路
73により大径シリンダ室39と接続されている。流路
切換弁61は、電磁作動式のものであり、ポートeとポ
ートjとを連通接続すると共にポートfとポートhとを
連通接続する小径シリンダ室動作位置と、ポートfを閉
じてポートeをポートjとポートhの双方に連通接続す
る全シリンダ室動作位置の二位置の間に切換作動するよ
うになっている。
【0025】圧力制御弁53、流路切換制御弁55、流
路切換制御弁61、開閉弁67の各々の切換作動はCN
C装置部を含むコンピュータによる電子制御装置75に
より行われるようになっている。電子制御装置75は、
NCプログラム解析部77を有しており、NCプログラ
ム解析部77は、NCプログラムを与えられて、NCプ
ログラムの解析を行い、タレット回転指令をタレット制
御部79へ出力すると共にラム駆動指令をラム制御部8
1へ出力し、またワーク移動指令を図示されていないワ
ーク移動制御部へ出力するようになっている。
【0026】タレット制御部79は上部タレットディス
ク5および下部タレットディスク9の割り出し移動を制
御するものである。このタレット制御部79による制御
により、上部タレットディスク5および下部タレットデ
ィスク9はNCプログラムに従って割り出し移動され、
所定の金型装着ステーションSがNCプログラムに従っ
て順次にプレス加工位置に移動されることになる。
【0027】ラム制御部81は、流路切換制御弁55と
開閉弁67と流路切換制御弁61の切換作動を制御する
ものであり、ラム駆動指令に加えてラム位置情報を与え
られ、ラム停止指令時には流路切換制御弁55を閉弁位
置に切り換え、ラム降下指令時には流路切換制御弁55
をラム降下駆動位置に切り換えると共に開閉弁67を開
弁させ、ラム上昇駆動指令時には流路切換制御弁55を
ラム上昇駆動位置に切り換えると共に開閉弁67を閉弁
させ、更に大径シリンダ室39の大気開放のために流路
切換制御弁61を全シリンダ動作位置に切り換えるよう
になっている。これによりラム駆動液圧シリンダ装置2
5はラム43を所定のストロークにて上下駆動する。
【0028】電子制御装置75は金型情報記憶部83と
金型サイズ識別部85とを有している。
【0029】金型情報記憶部83は、使用金型情報を入
力し、上部タレットディスク5および下部タレットディ
スク9の各金型装着ステーションSに装着された金型
(パンチ19およびダイ21)のサイズに関する情報を
金型装着ステーションSの番号をキーとして記憶してい
る。
【0030】金型サイズ識別部85は、NCプログラム
解析部77よりタレット回転指令を入力することによ
り、プレス加工位置に位置した金型装着ステーションS
の番号を認知し、プレス加工位置に位置した金型装着ス
テーションSの番号をキーとして金型情報記憶部83よ
りプレス加工位置に位置した金型装着ステーションSに
装着されている金型のサイズを読み出し、この金型サイ
ズが所定値以下、例えばパンチ直径が31.7mm以下
である場合は小口径パンチ動作指令をシリンダ作動切換
制御部87へ出力し、金型サイズが所定値以上、例えば
パンチ直径が31.8mm以上である場合は大口径パン
チ動作指令をシリンダ作動切換制御部87へ出力するよ
うになっている。
【0031】シリンダ作動切換制御部87は、流路切換
制御弁61と圧力制御弁53の切換作動を制御するもの
であり、小口径パンチ動作指令時には流路切換制御弁6
1を小径シリンダ動作位置に切り換えると共に圧力制御
弁53を低圧側に切り換え、大口径パンチ動作指令時に
は流路切換制御弁61を全シリンダ動作位置に切り換え
ると共に圧力制御弁53を高圧側に切り換えるようにな
っている。
【0032】上述の如き構成によれば、プレス加工位置
に位置した金型装着ステーションSに装着されている金
型、即ちこれから実際に使用される金型のサイズが所定
値以下である場合は、金型サイズ識別部85よりシリン
ダ作動切換制御部87へ小口径パンチ動作指令時が出力
されることにより、流路切換制御弁61が小径シリンダ
動作位置に切り換えられると共に圧力制御弁53が低圧
側に切り換えられ、低圧の油圧がラム駆動液圧シリンダ
装置25の小径シリンダ室37に対してのみ供給され
る。これにより同一液量の比較に於て、大径シリンダ室
39にも油圧を供給する場合に比してラム43は高速降
下し、パンチヒット数の増大が可能になる。
【0033】これに対しプレス加工位置に位置した金型
装着ステーションSに装着されている金型のサイズが所
定値以上である場合は、金型サイズ識別部85よりシリ
ンダ作動切換制御部87へ大口径パンチ動作指令時が出
力されることにより、流路切換制御弁61が大径シリン
ダ動作位置に切り換えられると共に圧力制御弁53が低
圧側に切り換えられ、高圧の油圧がラム駆動液圧シリン
ダ装置25の小径シリンダ室37と大径シリンダ室39
の双方に供給される。これにより大口径パンチ動作に必
要な大きいプレス圧が確保される。
【0034】尚、上述の如き作動に加えて、小口径パン
チ動作時には供給油圧の流量を大流量とし、大口径パン
チ動作時には供給油圧の流量を小乃至中流量としてもよ
く、この流量制御時には、油圧ポンプ49の駆動容量を
低減することができる。
【0035】上述の実施例に於いては、金型サイズ識別
部85は、NCプログラム解析部77よりタレット回転
指令を入力することにより、プレス加工位置に位置した
金型装着ステーションSの番号を認知するようになって
いるが、これ以外にタレットディスクの割出し動作等よ
りプレス加工位置に位置した金型装着ステーションSの
番号を認知するようになっていてもよく、この認知方式
はタレットパンチプレスの型式等に応じて適宜に定めら
れればよい。
【0036】また上述の実施例に於いては、プレス加工
位置に位置した金型装着ステーションSに装着されてい
る金型のサイズが所定値以上である場合は、小径シリン
ダ室37と大径シリンダ室39の双方に油圧が供給され
るようになっているが、この場合には大径シリンダ室3
9に対してのみ油圧が供給されてもよく、またラム駆動
液圧シリンダ装置25の各シリンダ室に対する油圧の供
給が金型サイズに応じて、小径シリンダ室37のみ、大
径シリンダ室39のみ、小径シリンダ室37と大径シリ
ンダ室39の双方と、三段階に切換制御されてもよい。
【0037】また上述の実施例に於いては、タレットデ
ィスクは3トラック方式のものとされているが、本考案
による液圧式ラム駆動制御装置25は、シングルトラッ
ク方式のタレットディスクに於いて、そのタレットディ
スクにサイズが異なる金型が装着されるタレットパンチ
プレスに於いても有効に適用され得るものである。
【0038】以上に於ては、本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本考案は、これに限定されるも
のではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0039】
【考案の効果】以上の説明から理解される如く、本考案
によるタレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置
によれば、プレス加工位置に位置した金型装着ステーシ
ョンに装着されている金型のサイズが金型情報記憶部が
記憶している情報をもとにして金型サイズ識別部により
識別され、金型サイズが所定値以下である場合はラム駆
動液圧シリンダ装置の小径シリンダ室に対してのみ液圧
が供給され、金型サイズが所定値以上である場合はラム
駆動液圧シリンダ装置の少なくとも大径シリンダ室に対
して液圧が供給され、金型サイズに応じてラム駆動用液
圧シリンダ装置の有効受圧面積が変化するから、ラム駆
動が金型サイズに応じて適切に行われるようになり、大
口径パンチ動作時に必要な大きいプレスの確保と小口径
パンチ動作時の高ヒット化とが無駄なエネルギー消耗を
することなく両立するするようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるタレットパンチプレスの液圧式ラ
ム駆動制御装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本考案による液圧式ラム駆動制御装置が適用さ
れて好適なタレットパンチプレスのタレットディスクの
一例を示す平面図である。
【図3】本考案による液圧式ラム駆動制御装置が適用さ
れて好適なタレットパンチプレスの一実施例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 フレーム 5 上部タレットディスク 9 下部タレットディスク 19 パンチ 21 ダイ 23 ストライカ 25 ラム駆動液圧シリンダ装置 37 小径シリンダ室 39 大径シリンダ室 49 油圧ポンプ 53 圧力制御弁 55、61 流路切換制御弁 67 開閉弁 75 電子制御装置 77 NCプログラム解析部 83 金型情報記憶部 85 金型サイズ識別部 87 シリンダ作動切換制御部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットディスクに複数個の金型装着ス
    テーションが設けられ、タレットディスクの割り出し移
    動により金型装着ステーションの一つを選択的にプレス
    加工位置に移動させ、当該金型装着ステーションに装着
    された金型によりプレス加工を行うタレットパンチプレ
    スの液圧式ラム駆動制御装置に於て、 小径シリンダ室と大径シリンダ室とを有し、前記小径シ
    リンダ室と大径シリンダ室の少なくとも何れか一方に液
    圧が供給されることによりラムを金型打圧方向へ駆動す
    るラム駆動液圧シリンダ装置と、 前記タレットディスクの金型装着ステーションに装着さ
    れた金型のサイズに関する情報を記憶した金型情報記憶
    手段と、 前記プレス加工位置に位置した金型装着ステーションに
    装着されている金型のサイズを前記金型情報記憶手段が
    記憶している情報より識別する金型サイズ識別手段と、 前記金型サイズ識別手段により識別された金型サイズが
    所定値以下である場合は前記小径シリンダ室に対しての
    み液圧を供給し、前記金型サイズ識別手段により識別さ
    れた金型サイズが所定値以上である場合は少なくとも前
    記大径シリンダ室に対して液圧を供給して制御を行う液
    圧供給制御手段と、 を有していることを特徴とするタレットパンチプレスの
    液圧式ラム駆動制御装置。
JP84192U 1992-01-14 1992-01-14 タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置 Expired - Fee Related JP2552469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84192U JP2552469Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84192U JP2552469Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560621U JPH0560621U (ja) 1993-08-10
JP2552469Y2 true JP2552469Y2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=11484848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP84192U Expired - Fee Related JP2552469Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552469Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0560621U (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3609127B2 (ja) 油圧プレスのラム駆動用油圧回路
JP2552469Y2 (ja) タレットパンチプレスの液圧式ラム駆動制御装置
JPH08174097A (ja) 油圧式タレットパンチプレスの油圧回路
KR100435703B1 (ko) 프레스용 피어싱 장치
KR100444070B1 (ko) 프레스용 피어싱 장치
JPH07119860A (ja) 液圧方向制御装置及びこれを用いた液圧作動装置
JPH0866799A (ja) 油圧式パンチプレス
JPH09210007A (ja) 油圧シリンダの油圧回路
JPH1128529A (ja) 油圧シリンダの油圧回路における脈動圧抑制方法及びその装置
JPH08206900A (ja) 油圧プレス機械におけるラム駆動方法およびその装置
JPH07243404A (ja) 油圧シリンダの駆動装置
KR100369193B1 (ko) 로터리식 패널 이송장치
SU1238834A1 (ru) Устройство дл подачи плоских заготовок в рабочую зону пресса
JPH0718477Y2 (ja) 油圧プレス機械の油圧装置
JPH1094900A (ja) 油圧シリンダの油圧回路
JP2637748B2 (ja) パンチプレス
JP3573835B2 (ja) 油圧プレス機械におけるラムシリンダ駆動用油圧回路の背圧防止方法およびその装置
JPH09225700A (ja) 油圧パンチプレス
JP3710856B2 (ja) 油圧プレス機械のプレスコントロール方法およびその制御装置
JPH069703Y2 (ja) プレス機械
JP2502294Y2 (ja) プレス機械
JPH0221154Y2 (ja)
JPH02307625A (ja) パンチプレス
JPH0976100A (ja) 二重油圧シリンダのラムストローク制御方法およびその制御装置
JP2852394B2 (ja) 工具交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees