JP2552426B2 - 超音波モータの駆動回路 - Google Patents

超音波モータの駆動回路

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JP2552426B2
JP2552426B2 JP5324085A JP32408593A JP2552426B2 JP 2552426 B2 JP2552426 B2 JP 2552426B2 JP 5324085 A JP5324085 A JP 5324085A JP 32408593 A JP32408593 A JP 32408593A JP 2552426 B2 JP2552426 B2 JP 2552426B2
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順一 伊藤
澄夫 川合
右二 今井
敏之 豊福
稔 松崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波モータの駆動
回路、詳しくは複数個の超音波モータを使用する場合の
駆動回路に関するものである。
【0002】
【0003】
【従来の技術】周知の通り、電歪素子,圧電素子等を用
いて超音波振動を励起させることにより、回転運動ある
いは直線運動を得るように構成した超音波モータが近年
普及している。この超音波モータは従来の電磁型モータ
に比べて(1) 小型化、薄型化が容易。(2) 低速,高トル
ク駆動できる。(3) 構造が簡単である。といった利点を
有しているので、例えばカメラの自動焦点装置等の駆動
源として用いるには好適のものである。
【0004】図2,3および図4は、超音波モータの駆
動原理を示す図で、弾性体2に固着された複数個の圧電
素子1は、隣り合う圧電素子1の分極方向が互いに逆に
なるように配列されている。更に、複数個の圧電素子1
は2つの組みに分けられていて、それぞれの圧電素子群
1A,1Bは、分極方向が逆の隣接する一対の圧電素子
1の長さをlとすると、互いにl/4の間隔をおいて弾
性体2に固着されている。そして、それぞれの圧電素子
群1A,1Bに、弾性体2および圧電素子1からなる振
動子3の材質,形状によって決まる共振周波数ωの交流
電圧Vを、位相をπ/2ずらして印加すると、弾性体2
の表面に弾性体進行波が励起される。この進行波の励起
されている弾性体2の表面の各質点は、進行波の進行方
向cとは逆向き方向dの楕円振動を行なう。従って、図
3に示すように、進行波の山の頂点付近に弾性体2と摩
擦接触する移動体4を置けば、この移動体4は楕円振動
の方向dに沿った矢印eで示す方向に移動する。符号5
は移動体4に設けたスライダである。なお、弾性体2は
図2に示すように円環状に配置構成する他、図4に示す
ように直線状に構成することも可能である。また、進行
波による楕円振動を発生する構造は、特開昭59-96881号
公報に示されているように、圧電素子を種々に配置する
ことによっても実現できる。さらに、特開昭60-187271
号公報に示されているように、定在波振動によっても楕
円振動の励起が可能である。
【0005】図5は、超音波モータを駆動するための駆
動回路の代表的な構成を示す。発振器6は、超音波モー
タ12の共振周波数の交流電圧を発生する。この電圧
は、一方の電力増幅器8へ直接入力されると共に、90
度位相器7によって位相をずらしてから他方の電力増幅
器9へ入力される。そして両電力増幅器8,9の各出力
はそれぞれ昇圧トランス10,11により昇圧されて超
音波モータ12の圧電素子群12A,12Bに印加され
る。上記昇圧トランス10,11が必要な理由は、電池
を電源13として用いると、その電池電圧では超音波モ
ータを駆動させるために必要な100V以上の交流電圧
を得ることができないからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】超音波モータは、前述
したように小型化,薄型化が容易で、かつ低速で高トル
クの駆動ができるという特徴を有している反面、その駆
動回路が従来の電磁型モータに比べて複雑になることが
使用上の問題になっている。特に複数個の超音波モータ
を使用する場合、その駆動回路の負担を如何に軽減する
かが課題となっている。本発明の目的は、前記課題を解
決した超音波モータの駆動回路を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明では、
超音波モータの駆動時において、該超音波モータに印加
する交流電圧の周波数が最適な周波数より外れることに
よって駆動が止まってしまうことに着目し、複数の超音
波モータを選択的に駆動する際に、印加する交流電圧の
周波数を変化させるだけで所望の超音波モータのみを駆
動させるように構成したもので、具体的には弾性体に固
着された圧電素子に交流電圧を印加することにより、弾
性体の表面に楕円振動を発生させ、該弾性体の表面に摩
擦接触させた移動体を駆動する超音波モータであって、
駆動に適した上記交流電圧の周波数が夫々異なる複数の
超音波モータを駆動する、超音波モータの駆動回路であ
って、上記複数の超音波モータの、個々に適した駆動周
波数の交流電圧を発生する発振器と、上記複数の超音波
モータの個々に接続され、上記交流電圧を増幅して複数
の超音波モータのそれぞれに印加する、単一の電圧増幅
手段と、駆動周波数のいずれかを選択し、上記電圧増幅
手段を介して上記複数の超音波モータに印加することに
より、上記複数の超音波モータの内から駆動する超音波
モータを選択する選択手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す駆動回路の電気回
路である。この回路で駆動される超音波モータ25A,
25Bは、材質形状の違いによりそれぞれの共振周波数
が異なっているものとする。なお、本実施例では説明の
都合上、超音波モータは2個で説明する。
【0009】本実施例は、それぞれ発振周波数の異なる
発振器50A,50Bの出力を、それぞれ切換回路60
A,60Bで切り換えて、電力増幅器8,9に供給する
ようになっている。上記発振器50Aは、オペアンプ5
1a,コンデンサ52a,53aおよび抵抗54a〜5
7aを図示のように接続してなり、超音波モータ25A
に必要な共振周波数の出力を切換回路60Aに印加し、
上記発振器50Bも、オペアンプ51b,コンデンサ5
2b,53bおよび抵抗54b〜57bを図示のように
接続してなるもので、超音波モータ25Bに必要な共振
周波数の出力を切換回路60Bに印加するように構成さ
れている。
【0010】また、上記切換回路60Aおよび60B
は、両者とも全く同様に構成されている。即ち、その一
方の切換回路60Aはプッシュプルに接続されたトラン
ジスタ61a,62aおよび63a,64aと抵抗66
a〜69aとトランジスタ65aを図示のように接続し
て構成されていて、トランジスタ70a,抵抗71aか
らなる入力回路の入力端子72aに印加される信号によ
りオン,オフ制御が行なわれるようになっており、同切
換回路60Aの出力端は電力増幅器8と90度位相器7
とに接続されている。また、他方の切換回路60Bも上
記一方の切換回路60Aと同様に、トランジスタ61
b,62bおよび63b,64bと抵抗66b〜69b
とトランジスタ65bを図示のように接続して構成され
ており、トランジスタ70b,抵抗71bからなる入力
回路の入力端子72bに印加される信号によってオン,
オフ制御が行なわれるようになっており、同切換回路6
0Bの出力端も電力増幅器8と90度位相器7とに接続
されている。なお、電力増幅器8,9と90度位相器7
および昇圧トランス10,11、電源電池13等は、従
来のものと同様に構成されている。
【0011】このように構成されている図1の実施例に
おいては、一方の超音波モータ25Aを駆動させる場合
には、入力端子72aをHレベルにする。すると、発振
器50Aの出力はオン状態になった、プッシュプルに組
まれたトランジスタ61a,62aを通じて電力増幅器
8,9に入力される。従って、モータ25Aに必要な交
流電圧だけが印加され、モータ25Aは効率良く駆動さ
れる。また、同モータ25Aを停止させるときは入力端
子72aをLレベルにすれば良い。すると、トランジス
タ70aがオンして、同トランジスタ70aのコレクタ
電流によりトランジスタ63a,64aおよび65aが
オンする。これによってプッシュプルに接続されたトラ
ンジスタ61a,62aのベース電位がグラウンドGN
Dとなり、同トランジスタ61a,62aはオフする。
このため、発振器50Aの出力は電力増幅器8,9に入
力されず、従って、モータ25Aは急速に停止する。ま
た、他方の超音波モータ25Bの駆動も入力端子72b
に印加されるHレベルおよびLレベルの信号により同様
に制御される。
【0012】なお、本実施例では切換回路60A,60
Bをバイポーラトランジスタによるスイッチング回路で
形成したが、これはSCR,パワーMOS,ソリッドス
テートリレーまたは制御時間が許すなら通常の電磁リレ
ー等を用いて構成してもよいこと勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明のように駆動回
路を構成することにより、複数の超音波モータのそれぞ
れに交流電圧を印加する部分において、該入力を選択す
るスイッチング手段等かの不要となり、駆動回路自体の
規模を小さくすることができる超音波モータの駆動回路
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す超音波モータの駆動回
路の電気回路図。
【図2】超音波モータの駆動原理を説明するための線
図。
【図3】超音波モータの弾性体に発生する楕円振動を示
す要部拡大図。
【図4】超音波モータにおける弾性体の他の例を示す要
部平面図。
【図5】超音波モータの駆動回路の基本構成を示す電気
回路図。
【符号の説明】
1………………圧電素子 2………………弾性体 4………………移動体 25A,25B ………超音波モータ 50A,50B ………発振器 60A,60b ………切換回路(選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊福 敏之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−96881(JP,A) 実開 昭56−69166(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体に固着された圧電素子に交流電
    圧を印加することにより、弾性体の表面に楕円振動を発
    生させ、該弾性体の表面に摩擦接触させた移動体を駆動
    する超音波モータであって、駆動に適した上記交流電圧
    の周波数が夫々異なる複数の超音波モータを駆動する、
    超音波モータの駆動回路であって、 上記複数の超音波モータの、個々に適した駆動周波数の
    交流電圧を発生する発振器と、上記複数の超音波モータの個々に接続され、上記交流電
    圧を増幅して複数の超音波モータのそれぞれに印加す
    る、単一の電圧増幅手段と 、 駆動周波数のいずれかを選択し、上記電圧増幅手段を介
    して上記複数の超音波モータに印加することにより、上
    記複数の超音波モータの内から駆動する超音波モータを
    選択する選択手段と、 を具備したことを特徴とする超音波モータの駆動回
    路。」
JP5324085A 1993-12-22 1993-12-22 超音波モータの駆動回路 Expired - Lifetime JP2552426B2 (ja)

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