JPH05236767A - 振動モータ - Google Patents

振動モータ

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JPH05236767A
JPH05236767A JP4115489A JP11548992A JPH05236767A JP H05236767 A JPH05236767 A JP H05236767A JP 4115489 A JP4115489 A JP 4115489A JP 11548992 A JP11548992 A JP 11548992A JP H05236767 A JPH05236767 A JP H05236767A
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JP
Japan
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rotor
protrusion
vibration
piezoelectric element
voltage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4115489A
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English (en)
Inventor
Masahiko Komoda
晶彦 菰田
Yoshitaka Takemura
芳孝 竹村
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05236767A publication Critical patent/JPH05236767A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向への回転が可能であり、しかも構造が
簡単で偏平化が可能であり、回転出力を効率よく発生で
きる振動モータ装置を提供すること。 【構成】 ステータ部40とロータ部とを有する振動モ
ータである。前記ステータ部40は、リング状の圧電素
子42,44と、前記圧電素子の表面に積層配置された
リング形状の電極板46,48と、前記電極板及び圧電
素子の両側を挟持するよう配置された板状の第1のブロ
ック体50および第2のブロック体52とを含む。ブロ
ック体50の端面には放射状の突起部62が形成されて
いる。そして、前記第2の電極板48をアースした状態
で、リング上に配置された分割電極板の1つおきに曲げ
振動の共振周波数をもつ単相交流電圧を印加する。これ
により、金属ブロック体50の突起部62上に楕円振動
を発生させ、ロータ部を回転駆動する。単相交流電圧を
印加する領域を切り替えることにより、突起部上には反
対方向の楕円振動を発生させ、ロータ部を逆転駆動する
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルト締めランジュバン型の
超音波モータが周知であり、例えば特開昭61-49670号公
報に係る片持ち梁状捩り超音波振動子を用いた圧電モー
タや、特開昭63-217984 号公報に係る超音波モータ等が
知られている。
【0003】しかし、従来この種のモータは、いずれも
ロータを一方向にしか回転できず、しかも構造が複雑で
高価なものとなってしまうという問題があった。
【0004】図19には、従来のボルト締めランジュバ
ン型超音波モータの一例が示されている。この超音波モ
ータは、2個の圧電素子10,12の両端に長さの異な
る金属ブロック体14,16が配置され、両ブロック体
14,16は、その中心においてボルト18により圧電
素子10,12を締付けるように固定されている。
【0005】そして、この超音波モータは、交流電源2
0から圧電素子10,12に高周波交流電圧を印加する
と、圧電素子10,12の厚み方向への振動により縦振
動が生じるとともに、ボルト18の捩りにより捩り振動
が生じ、ブロック体14,16の端面には縦振動と捩り
振動を合成した楕円振動が発生することになり、この楕
円振動により回転駆動力を得ることができる。
【0006】前記ブロック体16の端面には、円板22
がバネ24によりブロック体16側へ付勢されて配設さ
れており、円板22の回転軸26が軸受28にて支持さ
れている。したがって、前記円板22をブロック体16
の端面に接触することにより、前記合成振動により得ら
れる回転力は円板22に伝達され、回転軸26から回転
出力を取り出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記従来
の超音波モータでは、縦振動と捩り振動との共振点を合
せなければ回転出力を効果的に発生できない。このた
め、一方のブロック体14を短尺状に形成し、他方のブ
ロック体16の長尺状に形成して前記共振点を一致させ
る必要があり、従ってモータ設計時における自由度が少
いという問題があった。 また、この共振点を一致さ
せるためにブロック体14,16を含む超音波モータの
全長が棒状に形成されるため、その全長が長くなり、偏
平化、小型化がむずかしいという問題があった。 また、このように縦振動と捩り振動との合成により
楕円振動を発生させる超音波モータでは、ブロック体1
6の端面に一方向の楕円振動しか発生できず、回転軸2
6を正転および逆転の両方向駆動できないという問題が
あった。 さらに、この超音波モータでは、振動子10,12
の振動から楕円振動を直接発生できず、縦振動と捩り振
動を合成しなければならないため、楕円振動の発生効率
が十分でなく、その分、回転出力を効率よく発生できな
いという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は、設計の自由度が大き
く、構造が簡単で小型化が可能であり、回転出力を効率
よく発生でき、しかも必要に応じ双方向への回転が可能
な振動モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、ステータ部とロータ部とを有する振動モ
ータにおいて、前記ステータ部は、振動を発生させる圧
電素子と、前記圧電素子の表面に、ロータ部の回転方向
に沿って所定の間隔毎に複数個の電圧印加領域を形成す
る電極と、前記圧電素子を挟持するようその両側に取付
け固定された偏平形状の第1のブロック体および第2の
ブロック体と、前記ブロック体のロータ接触面に設けら
れた複数の突起部と、を含み、前記電極の電圧印加領域
に交流電圧を印加することにより、前記ブロック体のロ
ータ接触面に定在波を発生させ、前記定在波の山の中心
からずれた位置に前記突起部を設けることにより、前記
突起部に楕円振動を発生させ、この突起部に接する前記
ロータ部を回転駆動することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、ステータ部とロータ部と
を有する振動モータにおいて、前記ステータ部は、振動
を発生させる圧電素子と、前記圧電素子の表面に、ロー
タ部の回転方向に沿って複数個の電圧印加領域を形成す
る電極と、前記圧電素子を挟持するようその両側に取付
け固定された偏平形状の第1のブロック体および第2の
ブロック体と、前記ブロック体のロータ接触面に設けら
れた複数の突起部と、を含み、前記圧電素子及び電極
は、印加する前記交流電圧の切替え制御により、前記ブ
ロック体のロータ接触面に位相の異なる定在波を選択的
に発生させるよう形成され、前記複数の突起部は、前記
位相の異なる各定在波の交叉位置またはその近傍に位置
するよう形成され、印加する前記交流電圧を切替え制御
し、発生する前記定在波を選択することにより、前記突
起部に接する前記ロータ部を正転または逆転駆動するこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、前記圧電素子の表面に、
ロータ部の回転方向に沿って所定の間隔毎に複数個の電
圧印加領域を形成している。しかも、本発明では、圧電
素子の振動により、梁の撓みに起因する曲げ振動が発生
するようブロック体を偏平形状に形成している。従っ
て、前記複数個の電圧印加領域に交流電圧を印加するこ
とにより、ステータ部の端面(ブロック体の端面)に梁
の撓みに起因する定在波を発生でき、特に本発明では、
この定在波の山の中心からずれた位置に突起部を設けて
いるため、突起部端面には楕円振動が直接発生し、ロー
タ部を回転駆動することができる。
【0012】このように本発明の振動モータでは、従来
のランジュバン型の超音波モータのように、ボルトによ
る捩り振動を用いることなく、圧電素子の振動から直接
楕円振動を発生させることができるため、回転出力を効
率よく得ることができる。しかも従来のように縦振動、
捩り振動の共振点を一致させるという設計上の制約がな
いため、モータ全体の構成が簡単かつ安価なものとな
る。また、偏平形状のブロック体を用いているため、振
動モータの全体の偏平化、小型化を図ることができる。
【0013】これに加えて、請求項2の発明では、前記
圧電素子及び電極は、印加する前記交流電圧の制御によ
り、前記ブロック体のロータ接触面に位相の異なる定在
波を選択的に発生させるよう形成され、しかも前記複数
の突起部は、前記位相の異なる各定在波の交叉位置また
はその近傍に位置するよう形成されている。
【0014】従って、印加する前記交流電圧を制御し、
発生する前記定在波を切り替えることにより、前記突起
部に接する前記ロータ部を正転または逆転駆動すること
ができる。
【0015】また、本発明者は、この振動モータの回転
原理についての検討を行った。この種のモータでは、発
生する振動の種類として、縦振動、捩り振動、曲げ振動
が知られている。従来のボルト締めランジュバン型超音
波モータでは、縦振動と捩り振動との合成により楕円振
動を発生させていたが、本発明の振動モータでは、梁の
撓みによる曲げ振動を用いて突起部上に直接楕円振動を
発生させているものと推定される。
【0016】特に、前記曲げ振動は、棒の曲げ振動と、
梁の撓みによる曲げ振動との2種類が考えられるが、本
発明では、ブロック体を偏平形状に形成することによっ
て、梁の撓みによる曲げ振動を発生するよう構成されて
いる。
【0017】このように、本発明の振動モータは、従来
のランジュバン型超音波モータと異なる原理によって楕
円振動を得ているものと推定され、その結果、正逆転可
能な回転出力を効率よく発生させることができ、しかも
その構造が簡単でかつ安価なものとなる。
【0018】図5には、ステータ部に発生する曲げ振動
の様子が概念的に示されている。同図(A)及び(B)
には、曲げ振動が生じているステータ部の斜視図が示さ
れ、同図(C)及び(D)には、同図(A),(B)に
示すステータ部の側面図が示されている。同図に示すよ
う、本発明の振動モータでは、曲げ振動を用いてステー
タ部に定在波の山を発生させ、この定在波の山(腹)の
位置からずれた位置に突起部を設けることにより、この
突起部上に直接楕円振動を発生させることができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0020】第1実施例 図1には、本発明に係る振動モータの好適な第1実施例
が概略的に示されている。
【0021】実施例の振動モータは、ロータ部30と、
ステータ部40とを有する。
【0022】そして、ステータ部40の電極板46,4
8に、単相の高周波交流電圧を印加することにより、ス
テータ部40のロータ接触面60表面の突起部62上に
楕円振動を発生させ、これにより突起部62に接するロ
ータ部30を正転および逆転駆動するものである。
【0023】前記ロータ部30は、ロータ接触面60上
の突起部62に一定の圧力で接触する円板32と、この
円板32の回転中心に取り付けられた回転出力軸34と
を含む。
【0024】また、前記ステータ部40は、例えばセラ
ミックス等の圧電体を用いてリング状に形成されかつ互
いに分極方向の異なる2個の圧電素子42,44と、圧
電素子44の両側に設けられた第1の電極板46及び第
2の電極板48と、圧電素子42,44の両側にそれぞ
れ配置された偏平板状の第1の金属ブロック体50及び
第2の金属ブロック体52と、両金属ブロック体50,
52を圧電素子42,44を締め付けるように連結固定
する結合ボルト54とを含み、全体として偏平形状とな
るように形成されている。
【0025】なお、前記圧電素子42,44は、分極の
際に電極として使用した、例えば銀,ニッケル面を、分
極終了後に研磨して除去したものを用いる。
【0026】図2,図3には、前記ステータ部40が示
されている。
【0027】ここにおいて、図2はステータ部40を組
立てた状態を示し、図3はその分解斜視図を示してい
る。
【0028】前記第1,第2の金属ブロック体50,5
2の中心にはネジ孔が形成され、さらに圧電素子42,
第1の電極板46,圧電素子44,第2の電極板48の
中心にはボルト挿通孔42a,46a,44a,48a
が設けられている。そして、前記ボルト挿通孔42a,
46a,44a,48aに、絶縁体によって形成された
カラー56が挿通された結合ボルト54を挿通し、この
結合ボルト54の両端に設けられたネジ部を、前記第1
及び第2の金属ブロック体50,52を中心に形成され
たネジ孔に螺合させる。これにより、圧電素子42,4
4の両端に、第1の金属ブロック体50及び第2の金属
ブロック体52が、圧電素子42,44を締め付けるよ
うに連結固定されることになる。
【0029】なお、本実施例は、この連結固定に際し、
各部材の積層面の固定に接着剤を用いていないため、共
振周波数のモータ毎のばらつきや、Qの値の低下を防ぐ
ことができ、これにより振動モータの性能及び信頼性の
向上を図ることができる。
【0030】また、前記第1の電極板46は、円周方向
に6分割されるようにスリット部46cが設けられ、そ
の外周部が連結部46bにより互いに連結されている。
この第1の電極板46は、その直径が圧電素子42,4
4の直径よりも幾分大きめに形成され、ステータ部40
を組立てた際、その外周部及び連結部46bがステータ
外部へ突出するようになっている。これにより、ステー
タ部40の組立て終了後に、前記連結部46bを切断す
ることで、互いに電気的に絶縁された分割電極板46−
1,46−1,・・・,46−6を得ることができる。
【0031】特に、本実施例では、ステータ組立時に各
分割電極板46−1〜46−6を1枚の電極板46とし
て取り扱うことができるため、その組立作業が容易にな
るばかりでなく、各分割電極板46−1〜46−6の位
置決めも正確に行うことができる。
【0032】また、各分割電極板46−1〜46−6の
ステータ外部へ突出する部分は、図2に示すよう、外部
接続端子45−1〜45−6を構成することになり、こ
れに図1に示すよう引き出し線64−1〜64−6が接
続されることになる。
【0033】さらに、前記第2の電極板48の外周に
は、ステータ部40の外部へ突出する外部接続端子49
が設けられ、これに、図1に示すよう、接地用の引き出
し線66が接続されることとなる。
【0034】また、本実施例の金属ブロック体50,5
2は、金属製の結合ボルト54により相互に連結固定さ
れている。このため、第2の電極板48をアースする
と、自動的に第2の金属ブロック体52,結合ボルト5
4,第1の金属ブロック体50がアース電位となる。し
たがって、第1の金属ブロック体50は、圧電素子42
の片面に対し、第2の電極板48と同様にアース電極と
して機能することになる。
【0035】なお、前記結合ボルト54は、絶縁性のカ
ラー56により圧電素子42,44及び第1の電極板4
6と電気的に絶縁されている。
【0036】さらに、第1の金属ブロック体50のロー
タ接触面60上には放射状の突起部62が複数個形成さ
れている。上述した6つの分割電極板46−1〜46−
6の隣接する2つずつを1組とし、各組の中央に設けら
れたスリット部46cに対応したロータ接触面60上の
位置及び方向に突起部62が形成されている。従って、
突起部62は、120度おきに3個設けられている。
【0037】このように構成された振動モータを用い
て、ロータ部30を正転駆動する場合には、第2の電極
板48をアースし、1つおきの3つの分割電極板46−
1,46−3,46−5を1つのグループとして、これ
らに共通の単相交流電圧を印加する。これにより、これ
らの分割電極板46−1,46−3,46−5と接する
圧電素子42,44の各電圧印加領域には、交流電圧に
対応した振動が発生する。そして、この発生した振動の
山の中心からずれた位置に形成された突起部62上には
一方向(順方向)の楕円振動が発生する。これによりロ
ータ接触面60と接するロータ部30は順方向に回転駆
動されることになる。
【0038】図4には、楕円振動の発生を説明するため
の概略が示されている。
【0039】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、交流電圧を印加する前の状態を示
している。隣接する2つの分割電極板を1組とし、各組
の一方の分割電極板46−1,46−3,46−5に対
応したステータ部40の各領域をA領域、各組の他方の
分割電極板46−2,46−4,46−6に対応したス
テータ部40の各領域をB領域とすると、各組のA領域
とB領域の境界に3つの突起部62が形成され、ロータ
部30に接触している。
【0040】同図(B)は、上述したステータ部40の
A領域のみに単相交流電圧を印加した場合の振動状態を
示している。突起部62端面のA領域側に着目すると、
ステータ部40のA領域が伸びたときにはロータ部30
を右方向に押し出すように作用し、縮んだときにはロー
タ部30から離れる。従って、突起部62端面のA領域
側には楕円振動が発生し、この楕円振動がロータ部30
を一方向に回転駆動する。
【0041】また、ロータ部30を逆転駆動する場合
は、B領域のみに単相の交流電圧を印加する。このと
き、突起部62端面のB領域側には楕円振動が発生し、
この楕円振動がロータ部30を逆方向に回転駆動する。
【0042】このように、本実施例によれば、交流電圧
を印加する分割電極板46の領域を切り替えることで、
ロータ部30を正転及び逆転駆動することができる。し
かも捩り振動を必要とすることなく、ロータ接触面60
表面に設けた突起部62に直接楕円振動を発生させるこ
とができるため、モータの構成が簡単なものとなり、し
かも回転出力を効率よく発生させることができる。
【0043】ところで、本実施例の振動モータを、より
効率よく駆動するためには、前記交流電圧の周波数を、
ステータ部40が共振現象をおこすような値(共振周波
数)とすることが好ましい。
【0044】図5には、ステータ部40全体を偏平形状
にした際、このステータ部40に発生する梁の撓みによ
る曲げ振動の様子が概念的に示されている。同図(A)
及び(B)には、曲げ振動が生じているステータ部40
の斜視図が示され、同図(C)及び(D)には同図
(A),(B)に示すステータ部40の側面図が示され
ている。同図に示すよう本発明の振動モータでは、梁の
撓みによる曲げ振動を用いてステータ部に直接楕円振動
を発生させることができる。
【0045】次に、「はり」の撓みによる曲げ振動の共
振周波数を表す式fについて簡単に説明する。この式
は、概略次式で表される。
【0046】 f=(2π/λ2 )(E/ρ)1/2 (I0 /A)1/2 λ;波長 λ=π(D+d)/2N (D:外径,d:内径,N:波数(山の数) なお、1次共振、2次共振、3次共振・・・では、異な
る値となる。
【0047】(E/ρ)1/2 ;音速 (Eはヤング率、ρは密度) (I0 /A)1/2 ;断面2次半径 (I0 は断面2次モーメント、Aはステータ部40の回
転方向に垂直方向の断面積) したがって、例えばステータ部のD,d,lが図8に示
すような値をとり、λ等が次のような値で、金属ブロッ
ク体50,52がアルミニウムの振動モデルを考える
と、λ=0.126[m]、(E/ρ)1/2 は約500
0[m/s]、(I0 /A)1/2 は約5.8×10
-3[m]となる。
【0048】この振動モデルでは、ステータ部40の共
振周波数fの値は、約11.5kHz となる。
【0049】図6には、前記振動モータの動作を制御す
る制御回路80の具体的な構成が示されている。
【0050】この制御回路80は、2つの単相交流電圧
A,Bを選択的に出力する電源回路90と、この単相交
流出力を増幅し分割電極板46−1〜46−6に印加す
るアンプ92とを含む。
【0051】また、この制御回路80は、ON/OFF
スイッチ82,回転方向入力部86,回転速度入力部8
8を含む。
【0052】前記ON/OFFスイッチ82は、電源回
路90,アンプ92をオン・オフ制御するものである。
【0053】前記回転方向入力部86は、ロータ部30
の回転方向を選択設定するものであり、その出力信号は
電源回路90に入力される。電源回路90は、この入力
信号に基づき、1方のグループの分割電極板46−1,
46−3,46−5に印加する単相交流電圧A、あるい
は、他方のグループの分割電極板46−2,46−4,
46−6に印加する単相交流電圧Bのいずれか一方のみ
を出力し、ロータ部30の回転方向を決定することがで
きる。
【0054】また、前記回転速度入力部88は、アンプ
92の増幅率を制御することにより、ロータ部30の回
転速度を設定することができる。
【0055】したがって、前記各入力部86,88を用
いて、ロータ部30の回転方向,回転速度の設定を行っ
た後に、ON/OFFスイッチ82をオンすると、電源
回路90が設定に応じた周波数の高周波交流電圧を出力
する。これをアンプ92で増幅して引き出し線64−1
〜64−6に印加することにより、圧電素子42,44
に前述した単相交流電圧を印加し、ロータ部30を回転
駆動すことができる。
【0056】このとき、圧電素子42,44に印加され
る単相交流電圧は、共振モードに対応した共振周波数に
制御されているため、入力電圧を効率よく回転出力に変
換し、ロータ部30を回転駆動することができる。
【0057】さらに、本実施例の振動モータによれば、
回転方向入力部86により、各引き出し線64−1〜6
4−6に印加する単相交流電圧A,Bを切替えること
で、ロータ部30の回転方向を選択的に決定することが
できる。
【0058】さらに、実施例の振動モータでは、回転速
度入力部88を用いて交流電圧の電圧値を制御すること
により、ロータ部30の回転速度を任意の速度に制御す
ることができる。
【0059】さらに、実施例の振動モータでは、従来の
ランジュバン型超音波モータのように、楕円振動の発生
に捩り振動を必要としない。したがって、圧電素子4
4,42、第1、第2の電極板46,48および第1、
第2の金属ブロック体50,52を、それぞれ結合ボル
ト54で締付けることによって、各構成部材の連結固定
を行いステータ部40を構成することができ、前記構成
部材の接合面に接着剤を塗布することが不要となる。し
たがって、接着剤を用いた場合のような、共振周波数の
モータごとのばらつきや、Qの値の低下を防ぐことがで
き、これにより超音波モータの性能および信頼性を向上
させることができる。
【0060】さらに、本実施例では、楕円振動の発生に
曲げ振動という1種類の振動を使用するのみであり、従
来の超音波モータのように縦振動と捩り振動という2種
類の振動を必要としない。したがって、ステータ部40
の設計、特に金属ブロック体50,52の設計の自由度
がひろがり、モータの小型化を図ることが可能となる。
また、板状の金属ブロック体50,52を用いているた
め、ステータ部40を含む振動モータの全体を偏平化す
ることができる。
【0061】図7には、本実施例の振動モータをハウジ
ングに取り付けて製品化した場合の断面構造が示されて
いる。
【0062】ステータ部40の端面に形成された突起部
62に、ロータ部30の円板32を板バネ100とプレ
ート102とにより加圧接触させる。また、この円板3
2には回転出力軸(シャフト)34がCリング104
(Cリング以外でも可)によって固定されている。円板
32と回転出力軸34との間には回り止めがついてお
り、円板32が回転することにより回転出力軸34も回
転するようになっている。
【0063】結合ボルト54は、中心に回転軸挿通孔5
4aを有する中空構造になっており(図3の振動モータ
は原理的なものを示したものであり、この中空構造等は
省略してある)、この転軸挿通孔54aに前記回転出力
軸43が回転自在に挿通される。また、結合ボルト54
には必要に応じ部分的な振動減衰部Dを設け、この振動
減衰部Dにおいて急激に横断面積が減少して、ステータ
部40によって発生した振動を減衰させる構成としても
よい。
【0064】ハウジング106は、結合ボルト54の一
方端付近でネジ108(ネジ以外でも可)によって取り
付け固定されており、中央部付近に勘合した軸受け11
4によって前記回転出力軸34軸支している。
【0065】また、カバー110は、ハウジング106
にネジ112(ネジ以外でも可)によって取り付け固定
されており、ステータ部40及びロータ部30を外周部
から覆って保護している。
【0066】このような構成を有する振動モータは、ス
テータ部40、特に金属ブロック体50,52の偏平化
が可能なため、ハウジング106やカバー110をも含
めた全体の偏平化,小型化が可能となる。
【0067】図9には、本発明を変形した他の実施例が
示されている。なお、上述した実施例と対応する部材に
は同一符号を付しその説明は省略する。
【0068】本実施例の特徴は、1枚の圧電素子44を
用いて振動発生部を構成することにより、構造が簡単で
安価な振動モータを提供することにある。この振動モー
タは、図1等に示した振動モータに比べて駆動力が約半
分であり、比較的小出力の用途に使用される。
【0069】本実施例のステータ部40は、第1の圧電
素子44のみを有し、図3に示した第2の圧電素子42
を絶縁板43で置き換えた構成をなしている。この絶縁
板43は、アースと同電位である第1の金属ブロック体
50と第1の電極板46の各分割電極板とを電気的に絶
縁するためのものである。その他の構成は、第1実施例
に示した振動モータと特に変わりはない。
【0070】このように構成された振動モータを用い
て、ロータ部30を回転駆動するには、第1実施例と全
く同様に配線を行い、単相交流電圧A,Bを選択的に印
加してやればよい。この電圧印加によって圧電素子44
の1つおきの各分割領域に振動を発生させ、ロータ部3
0を正転あるいは逆転駆動することができる。
【0071】図10には、電極板46を上述した6分割
から4分割に変えた場合の電極板46及びそれに対応す
る第1の金属ブロック体50上の突起部62の状態が示
されている。突起部62は隣接する分割電極板の中央付
近に対応して形成されるため、電極板46が4分割され
た場合には突起部62は2ヵ所となる。その他の構成
は、図3あるいは図9に示されたものと同様であり、交
流電圧A,Bを選択的に印加することにより、正転ある
いは逆転駆動することができる。
【0072】なお、本実施例では、ロータ部30を正転
および逆転駆動できるタイプの振動モータを例にとり説
明してきたが、ロータ部30を一方向、例えば正転駆動
するのみで良いタイプの振動モータでは、その構造を、
図21、図22に示すよう形成することが好ましい。
【0073】図21には、このタイプの振動モータのス
テータ部40の構成が示されている。この振動モータで
は、図1ないし図3に示す第一実施例の振動モータに対
し、第一の電極盤46の構成と、突起部62の取り付け
位置が異なるのみで、他の構成は同一である。
【0074】すなわち、第1の電極盤46には、前記A
領域に対応する分割電極盤46−1,46−3,46−
5のみが設けられており、B領域に該当する分割電極盤
46−2,46−4,46−6は設けられていない。
【0075】したがって、前記分割電極盤46−1,4
6−3,46−5に、前記実施例と同様単相交流電圧を
印加すると、圧電素子42,44の各電圧印加領域に
は、交流電圧に対応した振動が発生する。本実施例の特
徴は、発生した振動の山の中心からずれているが、この
振動中心にできるだけ近い位置に対応した領域に前記突
起部62を配置したことにある。
【0076】図22には、このとき発生する振動の様子
を説明するための概略が示されている。
【0077】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、交流電圧を印加する前の状態を示
している。同図に示すよう、突起部62は、図1〜図4
に示す実施例に比べ、突起部62がステータ部40のA
領域の中心に近い領域に設けられている。
【0078】同図(B)は、このステータ部40のA領
域に単相交流電圧を印加した場合の振動状態を示してい
る。前記実施例では、ロータ部30を正転および逆転駆
動するために、突起部62をA領域とB領域の中間に位
置させたが、本実施例では、ステータ部30を一方向に
のみ回転駆動すれば良いため、その回転出力が大きくと
れるよう、突起部62を、A領域に発生する振動の山の
中心に近く、しかもこの山の中心からロータ回転方向へ
ずれた位置に配置している。
【0079】このようにすることにより、片方向回転型
の振動モータでは、前記実施例に比べより大きな回転出
力を得ることが可能となる。
【0080】第2実施例 図23には、本発明の好適な第2実施例が示されてい
る。ステータ部40の分解斜視図であり、上述した第1
実施例と対応する部材には同一符号を付しその説明は省
略する。
【0081】本実施例において、電極板46は、30度
毎に12分割されており、1つおきにA相の交流電圧あ
るいはB相の交流電圧が選択的に印加される。
【0082】圧電素子42,44は、前記電極板46に
対応して30度毎に12分割されており、隣接する2つ
の分割領域を1組の分極領域とし、隣接する各組の分極
領域は、互いにその分極方向が反対になるように形成さ
れている。図12は、圧電素子42の分極状態を示すも
のである。符号(+,−)は分極方向を示しており、1
組の分極領域を構成する隣接する2つの分割領域が同一
方向に分極される。また、同一方向に分極された2つの
分割領域の一方がA領域、他方がB領域を形成する。こ
のA領域は、前記電極板46においてA相の交流電圧を
印加する分割領域に対応しており、B領域は、前記電極
板46においてB相の交流電圧を印加する分割領域に対
応している。なお、圧電素子42と44の分極方向は全
体的に反対方向を向いており、対応する領域が同時に伸
縮するようになっている。
【0083】金属ブロック体50は、そのロータ接触面
60に6個の放射状の突起部62を有する。この突起部
62は、前記圧電素子42のA領域とB領域とに跨がっ
て位置する。
【0084】図24には、本実施例の動作原理の概略が
示されている。
【0085】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0086】同図(B)は、A領域にA相の単相交流電
圧を印加した場合の振動の状態を示している。同図中の
点線は、分割された6つのA領域のみを切り出したとき
のそれぞれの振動状態であり、実線は実際のステータ部
40全体の振動状態である。
【0087】同様に、同図(C)はB領域に単相交流電
圧を印加した場合の振動の状態を示しており、点線は分
割された6つのB領域のみを切り出したときのそれぞれ
の振動状態、実線は実際のステータ部40全体の振動状
態である。 図25には、楕円振動の発生を説明するた
めの概略が示されている。
【0088】同図(A)は、ステータ部40のA領域の
みに単相交流電圧を印加した場合の振動状態を示してい
る。突起部62に着目すると、ステータ部40のA領域
が伸びたときにはロータ部30を右方向に押し出すよう
に作用し、縮んだときにはロータ部30から離れる。従
って、突起部62には楕円振動が発生し、この楕円振動
がロータ部30を右方向に回転駆動する。
【0089】同図(B)は、ステータ部40のB領域の
みに単相交流電圧を印加した場合の振動状態を示してい
る。突起部62に着目すると、ステータ部40のB領域
が伸びたときにはロータ部30を左方向に押し出すよう
に作用し、縮んだときにはロータ部30から離れる。従
って、突起部62には楕円振動が発生し、この楕円振動
がロータ部30を左方向に回転駆動する。
【0090】このように、本実施例によれば、交流電圧
を印加する分割電極板46の領域を切り替えることで、
ロータ部30を正転及び逆転駆動することができる。し
かも捩り振動を必要とすることなく、ロータ接触面60
表面に設けた突起部62に直接楕円振動を発生させるこ
とができるため、モータの構成が簡単なものとなり、し
かも回転出力を効率よく発生させることができる。
【0091】第3実施例 図11には、本発明の好適な第3実施例が示されてい
る。ステータ部40の分解斜視図であり、上述した第1
実施例、第2実施例と対応する部材には同一符号を付し
その説明は省略する。
【0092】本実施例の特徴は、圧電素子42,44の
全面に交流電圧を印加することにより、ステータ部40
の全領域を振動させることにある。上述した第1、2実
施例では、ステータ部40のA領域を振動させた場合は
B領域は休止した状態にあり、反対にB領域を振動させ
た場合はA領域は休止した状態にある。従って、駆動時
には常にステータ部40の半分の領域が休止しており、
この駆動効率を改善したものが本実施例である。
【0093】電極板46は、30度毎に12分割されて
おり、1つおきにA相の交流電圧あるいはB相の交流電
圧が印加される。交流電圧のA相及びB相は、正転駆動
時には同位相に制御され、逆転駆動時には逆位相に制御
される(詳細は後述する)。
【0094】圧電素子42,44は、前記電極板46に
対応して30度毎に12分割されており、隣接する2つ
の分割領域を1組の分極領域とし、隣接する各組の分極
領域は、互いにその分極方向が反対になるように形成さ
れている。図12は、圧電素子42の分極状態を示すも
のである。符号(+,−)は分極方向を示しており、1
組の分極領域を構成する隣接する2つの分割領域が同一
方向に分極される。また、同一方向に分極された2つの
分割領域の一方がA領域、他方がB領域を形成する。こ
のA領域は、前記電極板46においてA相の交流電圧を
印加する分割領域に対応しており、B領域は、前記電極
板46においてB相の交流電圧を印加する分割領域に対
応している。なお、圧電素子42と44の分極方向は全
体的に反対方向を向いており、対応する領域が同時に伸
縮するようになっている。
【0095】金属ブロック体50は、その端面に6個の
放射状の突起部62を有する。この突起部62は、前記
圧電素子42のA領域の中央付近の位置に対応して形成
されている。
【0096】図13には、本実施例の動作原理の概略が
示されている。
【0097】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0098】同図(B)は、A領域にA相の交流電圧を
印加した場合の振動の状態を示している。同図中の点線
は、分割された6つのA領域のみを切り出したときのそ
れぞれの振動状態であり、実線は実際のステータ部40
全体の振動状態である。
【0099】同様に、同図(C)はB領域にA相と同相
のB相の交流電圧を印加した場合の振動の状態を示して
おり、点線は分割された6つのB領域のみを切り出した
ときのそれぞれの振動状態、実線は実際のステータ部4
0全体の振動状態である。なお、同図(D)はB領域に
A相と逆位相のB′相の交流電圧を印加した場合の振動
状態を示している。
【0100】同図(E)は、A相とB相の交流電圧が同
時に印加された場合にステータ部40に現れる合成振動
の状態を示している。同図(B)及び(C)に示した振
動波形を重ね合わせたものであり、この定在波の振動の
ピークは、同方向に分極されたA領域とB領域の境界付
近に現れる。従って、この振動のピークに隣接したA領
域の中央付近に対応した設けられた突起部62の端面に
は楕円振動が現れ、ロータ部30を左方向に回転駆動す
る。図14(A)には回転駆動の様子が示されている。
【0101】また、図13(F)は、A相とB′相の交
流電圧が同時に印加された場合にステータ部40に現れ
る合成振動の状態を示している。図(B)及び(D)に
示した振動波形を重ね合わせたものであり、この定在波
の振動のピークは、逆方向に分極されたA領域とB領域
の境界付近に現れる。同図(E)に示した振動状態と比
較すると、このピークと突起部62の相対位置が反対と
なるため、図14(A)に示した楕円振動とは反対方向
の楕円振動が突起部62上に現れ、ロータ部30を逆転
駆動する(図14(B))。
【0102】このように、圧電素子42,44を分極方
向が異なる複数領域に分割し、各領域に印加するA相及
びB相の交流電圧の印加状態を制御することにより、ス
テータ部40の全体を振動させ、ロータ部30を効率よ
く正転あるいは逆転駆動することができる。
【0103】なお、振動モータの動作を制御する制御回
路80の具体的な構成については、図6に示したものと
ほぼ同じである。この場合に、電源回路90は、互いに
同相の2つの交流電圧(A相,B相)を同時に出力、あ
るいは、互いに逆相の2つの交流電圧(A相,B′相)
を同時に出力することができ、この選択的動作が回転方
向入力部86によって指示される。
【0104】図15には、本実施例を変形した他の実施
例が示されている。本実施例の特徴は、1枚の圧電素子
44を用いて振動発生部を構成している点にあり、図1
1に示した振動モータに比べて駆動力が約半分である
が、構成が簡単で安価な振動モータを構成することがで
き、比較的小出力の用途に使用される。
【0105】図20には、本実施例の変形例が示されて
いる。前記第3実施例の圧電素子42,44では、同極
性に分極された2個の分割領域により1組の分極領域を
構成し、各組の分極領域がロータ回転方向に交互に逆向
きに分極されるよう形成されている。これに対し、図2
0に示す変形例の圧電素子42,44では、1個の分割
領域により1組の分極領域を構成し、これら各分極領域
がロータ回転方向に交互に逆向きに分極されるよう形成
されている。このように形成した場合でも、電極板46
を第3実施例と同様に形成し、電極板46の各分割電極
板46−1,46−2…により各分極領域をA領域とB
領域の2相の電圧印加領域に分割形成することにより、
前記第3実施例と同様な作用効果を奏することができ
る。
【0106】この変形例の圧電素子42,44では、分
極の際に電極として使用した、例えば銀、ニッケル面
を、分極終了後に研磨して除去する必要がある。
【0107】なお、これら図15,図20に示す変形例
の考え方は、前記第2実施例にも適用できる。
【0108】第4実施例 図26には、本発明の好適な第4実施例が示されてい
る。なお、上述した第1〜3実施例等と対応する部材に
は同一符号を付しその説明は省略する。
【0109】本実施例の電極板46−1は、60度毎に
6分割されており、各分割領域にはA相の交流電圧が印
加される。同様に、電極板46−2は60度毎に6分割
されており、各分割領域にはB相の交流電圧が印加され
る。これら2つの電極板46−1,46−2間には絶縁
板43が挟み込まれ、各電極板に別々にA相,B相の交
流電圧が印加できるようになっている。
【0110】圧電素子42は、一方の電極板46−1に
対応して60度毎に6分割されており、隣接する分割領
域の分極方向が反対になるように形成されている。ま
た、圧電素子44は、他方の電極板46−2に対応して
60度毎に6分割されており、隣接する分割領域の分極
方向が反対になるように形成されている。圧電素子42
と44は、相互に分極領域の位相が30度ずれるように
配置されている。
【0111】金属ブロック体50は、その端面に6個の
放射状の突起部62を有する。これら各突起部62は、
前記圧電素子42,44の各分極領域の重複領域中央付
近に対応して位置する。
【0112】図27には、本実施例の動作原理の概略が
示されている。
【0113】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0114】同図(B)は電極板46−1にA相の単相
交流電圧を印加した場合の圧電素子42の振動状態を、
同図(C)は電極板46−2にB相の単相交流電圧を印
加した場合の圧電素子44の振動状態をそれぞれ示して
いる。
【0115】同図(B)に示すよう、ステータ部40の
A領域のみに単相交流電圧を印加した場合に、ステータ
部40のA領域が伸びると、ロータ部30を左方向に押
し出すように突起部62は作用し、縮むとロータ部30
から突起部62は離れる。従って、突起部62には楕円
振動が発生し、この楕円振動がロータ部30を左方向に
回転駆動する。
【0116】また、これとは逆に、同図(C)に示すよ
う、ステータ部40のB領域のみに単相交流電圧を印加
した場合、突起部62は、B領域が伸びたときにはロー
タ部30を右方向に押し出すように作用し、縮んだとき
にはロータ部30から離れる。従って、突起部62には
楕円振動が発生し、この楕円振動がロータ部30を右方
向に回転駆動する。
【0117】このように、本実施例によれば、交流電圧
を印加する分割電極板46の領域を切り替えることで、
ロータ部30を正転及び逆転駆動することができる。し
かも捩り振動を必要とすることなく、ロータ接触面60
表面に設けた突起部62に直接楕円振動を発生させるこ
とができるため、モータの構成が簡単なものとなり、し
かも回転出力を効率よく発生させることができる。
【0118】第5実施例 図16には、本発明の好適な第5実施例が示されてい
る。なお、上述した第1〜第4実施例等と対応する部材
には同一符号を付しその説明は省略する。
【0119】本実施例の特徴は、上述した第3実施例と
同様に、圧電素子の全面に交流電圧を印加することによ
り、ステータ部40の全領域を振動させ、効率よい回転
を実現することにある。
【0120】電極板46−1は、60度毎に6分割され
ており、各分割領域にはA相の交流電圧が印加される。
同様に、電極板46−2は60度毎に6分割されてお
り、各分割領域にはB相の交流電圧が印加される。これ
ら2つの電極板46−1,46−2間には絶縁板43が
挟み込まれ、各電極板に別々にA相,B相の交流電圧が
印加できるようになっている。
【0121】圧電素子42は、一方の電極板46−1に
対応して60度毎に6分割されており、隣接する分割領
域の分極方向が反対になるように形成されている。ま
た、圧電素子44は、他方の電極板46−2に対応して
60度毎に6分割されており、隣接する分割領域の分極
方向が反対になるように形成されている。圧電素子42
と44は、相互に分極領域の位相が30度ずれるように
配置されている。
【0122】金属ブロック体50は、その端面に6個の
放射状の突起部62を有する。この突起部62は、前記
圧電素子42の各分割領域の中央付近の位置に対応して
形成されている。
【0123】図17には、本実施例の動作原理の概略が
示されている。
【0124】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0125】同図(B)は電極板46−1にA相の交流
電圧を印加した場合の圧電素子42の振動状態を、同図
(C)は電極46−2板に交流電圧を印加した場合の圧
電素子44の振動状態をそれぞれ示している。また、同
図(D)は電極板46−2にB相と逆位相のB′相の交
流電圧を印加した場合の圧電素子44の振動状態を示し
ている。
【0126】同図(E)は、A相とB相の交流電圧が同
時に印加された場合にステータ部40に現れる合成振動
の状態を示しており、この定在波の振動のピークと突起
部62との相対位置は、図13(E)に示した第3実施
例のものと全く同じとなる。従って、突起部62上に楕
円振動が発生し、ロータ部30を左方向に回転駆動する
ことができる。
【0127】また、同図(F)は、A相とB′相の交流
電圧が同時に印加された場合にステータ部40に現れる
合成振動の状態を示しており、この定在波の振動のピー
クと突起部62との相対位置も図13(F)に示した第
3実施例のものと全く同じとなる。従って、突起部62
上には反対方向の楕円振動が発生し、ロータ部30を右
方向に逆転駆動することができる。
【0128】このように、A相とB相の交流電圧を印加
することによりロータ部30を正転駆動することがで
き、A相とB′相の交流電圧を印加することによりロー
タ部30を逆転駆動することができる。また、2つの圧
電素子42,44は、常に交流電圧が印加されて振動状
態にあるため、効率よい回転駆動を行うことができる。
【0129】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものでなく本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可
能である。
【0130】例えば、上述した各実施例では、電極板4
6と金属ブロック体50等の円周方向の位置決めを行う
必要がある。この位置決めの方法としては、例えば、カ
ラー56の外周部に溝を形成し、これに対向する電極板
46等に突起を設けるようにすればよい。図18は、図
3に示したステータ部40に位置決めの構成を追加した
場合の構成を示す。カラー56の外周部には6本の溝5
6aを形成し、この溝に対応した突起部51を電極板4
6及び金属ブロック体50の各内周部に設ける。これら
の溝56aと突起51を勘合させてステータ部40の組
み付けを行うことにより、電極板46のスリット部46
cに対応した位置に金属ブロック体50端面に形成され
た突起部62を配置することができる。
【0131】また、上述した第2〜5実施例では、第1
の金属ブロック体50の端面に6つの突起部62を設け
る場合を例にとって説明したが、電極板及び圧電素子の
分割数、分極数を変えてこの突起部の数を変更するよう
にしてもよい。
【0132】また、前記実施例では、ステータ部40の
一方の端面にのみロータ部30を設ける場合を例にとり
説明したが、本発明はこれに限らず、ステータ部40の
両端面にロータ部を設けるようにしてもよい。これによ
り、実施例の振動モータから、2つの回転出力を同時に
取り出すことができる。
【0133】また、前記実施例によれば、ブロック体5
0,52の連結固定に結合ボルト54を用いた場合を例
にとり説明したが、本発明では従来のランジュバン型超
音波モータのように、捩り振動を必要としないため、結
合ボルト54以外の結合部材を用いてブロック体50,
52を連結固定するようにしてもよい。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれ
ば、、設計の自由度が大きく、構造が簡単で偏平化が可
能であり、回転出力を効率よく発生でき、しかも必要に
応じ双方向回転の可能な振動モータを提供することがで
きる。
【0135】特に、本発明では、偏平形状のブロック体
を用いているため、振動モータ全体の偏平化、小型化を
図ることができる。
【0136】これに加えて、本発明によれば、ステータ
部に曲げ振動を発生させ、この振動の腹からずれた位置
に設けた突起部上に直接楕円振動を発生させることによ
りロータ部を駆動しているため、構造が極めて簡単な振
動モータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動モータの好適な第1実施例の
全体説明図である。
【図2】図1に示す振動モータのステータ部を示す概略
斜視説明図である。
【図3】図2に示すステータ部の分解斜視図である。
【図4】第1実施例の楕円振動の発生状態を示す説明図
である。
【図5】ステータ部に発生する曲げ振動の説明図であ
る。
【図6】図1に示す振動モータに用いられる制御回路の
ブロック図である。
【図7】図1に示す振動モータにハウジング等を組み付
けた場合の断面図である。
【図8】ステータ部の振動モデルの一例を示す図であ
る。
【図9】他の実施例のステータ部の分解斜視図である。
【図10】他の実施例の電極板と突起部との関係を示す
図である。
【図11】第3実施例のステータ部の分解斜視図であ
る。
【図12】図11のステータ部に用いた圧電素子の分極
状態を示す図である。
【図13】第3実施例の動作原理の説明図である。
【図14】第3実施例の動作原理の説明図である。
【図15】他の実施例のステータ部の分割斜視図であ
る。
【図16】第5実施例のステータ部の分解斜視図であ
る。
【図17】第5実施例の動作原理の説明図である。
【図18】カラーに溝を設けて電極板等の位置決めをし
た場合の構成図である。
【図19】従来のボルト締めランジュバン型超音波モー
タの説明図である。
【図20】第3実施例の変形例の説明図である。
【図21】第1実施例のステータ部の変形例の分解斜視
図である。
【図22】図21に示すステータ部における楕円振動の
発生状態を示す説明図である。
【図23】第2実施例のステータ部の分解斜視図であ
る。
【図24】第2実施例の動作原理の説明図である。
【図25】第2実施例の動作原理の説明図である。
【図26】第4実施例のステータ部の分解斜視図であ
る。
【図27】第4実施例の動作原理の説明図である。
【符号の説明】
30 ロータ部 40 ステータ部 42,44 圧電素子 43 絶縁板 46 第1の電極板 48 第2の電極板 50 第1の金属ブロック体 52 第2の金属ブロック体 54 結合ボルト 60 ロータ接触面 62 突起部 80 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部とロータ部とを有する振動モ
    ータにおいて、 前記ステータ部は、 振動を発生させる圧電素子と、 前記圧電素子の表面に、ロータ部の回転方向に沿って所
    定の間隔毎に複数個の電圧印加領域を形成する電極と、 前記圧電素子を挟持するようその両側に取付け固定され
    た偏平形状の第1のブロック体および第2のブロック体
    と、 前記ブロック体のロータ接触面に設けられた複数の突起
    部と、 を含み、前記電極の電圧印加領域に交流電圧を印加する
    ことにより、前記ブロック体のロータ接触面に定在波を
    発生させ、前記定在波の山の中心からずれた位置に前記
    突起部を設けることにより、前記突起部に楕円振動を発
    生させ、この突起部に接する前記ロータ部を回転駆動す
    ることを特徴とする振動モータ。
  2. 【請求項2】 ステータ部とロータ部とを有する振動モ
    ータにおいて、 前記ステータ部は、 振動を発生させる圧電素子と、 前記圧電素子の表面に、ロータ部の回転方向に沿って複
    数個の電圧印加領域を形成する電極と、 前記圧電素子を挟持するようその両側に取付け固定され
    た偏平形状の第1のブロック体および第2のブロック体
    と、 前記ブロック体のロータ接触面に設けられた複数の突起
    部と、 を含み、 前記圧電素子及び電極は、 印加する前記交流電圧の切替え制御により、前記ブロッ
    ク体のロータ接触面に位相の異なる定在波を選択的に発
    生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、前記位相の異なる各定在波の交叉
    位置またはその近傍に位置するよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記ロ
    ータ部を正転または逆転駆動することを特徴とする振動
    モータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記複数の突起部は、 前記ロータ接触面に、前記電極の各電圧印加領域の境界
    に対応する領域またはその近傍に位置して設けられ、 前記圧電素子は、同一方向に分極形成され、 前記電極は、 前記圧電素子の表面にロータ部の回転方向に沿って形成
    された複数個の電圧印加領域を、1つおきに2つの電圧
    印加グループに分け選択的に単相交流電圧を印加するこ
    とにより、前記ブロック体の突起部に楕円振動を発生さ
    せ、この突起部に接する前記ロータ部を回転駆動するこ
    とを特徴とする振動モータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記圧電素子は、 前記ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極形
    成され、 前記電極は、 前記圧電素子の各分極領域の表面に、ロータ部の回転方
    向に沿って多相の電圧印加領域を設けるよう形成され、 前記複数の突起部は、 前記ロータ接触面に、前記電極の各電圧印加領域の境界
    に対応する領域またはその近傍に位置して設けられ、 前記電極の各電圧印加領域は、 各分極領域の同相電圧印加領域を1組とする複数組の電
    圧印加グループに分けられ、各電圧印加グループに選択
    的に単相交流電圧を印加することにより、前記ブロック
    体の突起部に楕円振動を発生させ、この突起部に接する
    前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする振動モー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記圧電素子は、 前記ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極形
    成され、 前記電極は、 前記圧電素子の各分極領域の表面に、ロータ部の回転方
    向に沿って複数相の電圧印加領域を設けるよう形成さ
    れ、 前記複数の突起部は、 前記ロータ接触面に、前記電極の各電圧印加領域の中央
    に対応する領域またはその近傍に位置して設けられ、 前記電極の各電圧印加領域は、 各分極領域の同相電圧印加領域を1組とする複数組の電
    圧印加グループに分けられ、各電圧印加グループのそれ
    ぞれに多相交流電圧を印加することにより、前記ブロッ
    ク体の突起部に楕円振動を発生させ、この突起部に接す
    る前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする振動モ
    ータ。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 前記圧電素子は、 ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極された
    複数個の圧電素子を含み、 前記複数の圧電素子は、 分極領域の位相がずれるように立体配置され、 前記電極は、 前記複数個の圧電素子のそれぞれに対応して設けられ、
    対応する圧電素子の各分極領域を電圧印加領域とする複
    数の電極を含み、 前記複数の突起部は、 前記ロータ接触面に、前記各圧電素子の分極領域の各重
    ね合せ部分に対応する領域の中央またはその近傍に位置
    して設けられ、 前記複数の電極のいずれかに単相の交流電圧を印加する
    ことにより、前記ブロック体の突起部に楕円振動を発生
    させ、この突起部に接する前記ロータ部を回転駆動する
    ことを特徴とする振動モータ。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 前記圧電素子は、 ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極された
    複数個の圧電素子を含み、 前記複数の圧電素子は、 分極領域の位相がずれるように立体配置され、 前記電極は、 前記複数個の圧電素子のそれぞれに対応して設けられ、
    対応する圧電素子の各分極領域を電圧印加領域とする複
    数の電極を含み、 前記複数の突起部は、 前記ロータ接触面に、所定の圧電素子の各分極領域の中
    央に対応する領域またはその近傍に位置して設けられ、 前記複数の電極に多相の交流電圧を印加することによ
    り、前記ブロック体の突起部に楕円振動を発生させ、こ
    の突起部に接する前記ロータ部を回転駆動することを特
    徴とする振動モータ。
JP4115489A 1991-12-27 1992-04-08 振動モータ Withdrawn JPH05236767A (ja)

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JP3-360303 1991-12-27
JP36030391 1991-12-27

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JPH05236767A true JPH05236767A (ja) 1993-09-10

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ID=18468819

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287839A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Nec Tokin Corp 圧電セラミックス素子
JP2011160580A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Olympus Corp 超音波モータ
JP2011160579A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Olympus Corp 超音波モータ
JP2015050810A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社ニコン 振動波モータ及び光学機器
WO2016103050A1 (ko) * 2014-12-22 2016-06-30 리가소닉스 인코퍼레이티드 회전연결유닛을 포함하는 진동자 어셈블리
JP2018018095A (ja) * 2017-10-05 2018-02-01 株式会社ニコン 振動波モータ及び光学機器

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