JP2552292Y2 - コンクリートポンプ車のホッパレベル検出装置 - Google Patents

コンクリートポンプ車のホッパレベル検出装置

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JP2552292Y2
JP2552292Y2 JP6071392U JP6071392U JP2552292Y2 JP 2552292 Y2 JP2552292 Y2 JP 2552292Y2 JP 6071392 U JP6071392 U JP 6071392U JP 6071392 U JP6071392 U JP 6071392U JP 2552292 Y2 JP2552292 Y2 JP 2552292Y2
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JP
Japan
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level sensor
hopper
concrete
voltage
concrete pump
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JP6071392U
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幹夫 島本
俊明 長谷川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンクリートポンプ車の
ホッパレベル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、例えば図4に示すように
ホッパ22内に設けた各レベルセンサと制御盤23内に
設けた各リレーをそれぞれ電気的に直列接続し、1つの
センサがホッパ内の1つのリレーと対応していた。即
ち、図4において、上位レベルセンサ11は、リレー1
3と、又、下位レベルセンサ12は、リレー14と、そ
れぞれ電気的に直列接続していた。
【0003】従って、図4(a)のように、コンクリー
トレベルが下位レベルセンサ12の位置へ達していない
場合、上位レベルセンサ11及び下位レベルセンサ12
共、一端は電気的に開放されており、回路に電流は流れ
ることは出来ず、リレー13、リレー14の両方共、無
励磁となる。又図4(b)のようにコンクリートレベル
は下位レベルセンサ12の位置まで達した場合下位レベ
ルセンサ12の回路のみ電気的に閉回路となり、電流が
流れ、対応するリレー14が励磁される。
【0004】更に図4(c)のようにコンクリートレベ
ルが上位レベルセンサ11の位置にまで達した場合図4
(b)の場合と同様にして、リレー13が励磁される。
尚、ここで、コンクリートポンプ車について簡単に説明
する。コンクリートポンプ車は、図3(a)のようにト
ラックの車体の上にコンクリートポンプやブーム21等
のコンクリート打設のための設備を搭載したものであ
る。コンクリートを打設する場合には、通常、コンクリ
ートミキサー車から生コンクリートをホッパ22で一
旦、受取る。実際のコンクリート打設が始まるとホッパ
内のコンクリートは消費され、減少するので、再びコン
クリートミキサー車等によって生コンクリートを供給せ
ねばならない。
【0005】そして、この生コンクリート供給のタイミ
ングは、明らかにホッパ内コンクリートの残存量に関わ
っていて、少なければ供給を開始し、多過ぎれば供給を
停止しなければならない。ホッパレベル検出装置とは、
このホッパ内コンクリートの残存量をそのレベルの高低
で検出するものであり、通常、レベル高(上位レベル)
とレベル低(下位レベル)の2つの状態を検出してい
る。検出のためのセンサはホッパ22に取付けられ、制
御盤23へその検出信号を送る。
【0006】又、図3(b)は、ホッパ22を説明する
もので、上位レベル用センサ11と下位レベル用センサ
12が取付けられている様子を示す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術ではホッパ
内コンクリートの上位レベルと下位レベルを検出するた
め、ホッパから制御盤まで少くとも2心の電線を配線す
る必要があった。その原因は、ホッパ内の各レベルセン
サが一種のスイッチ的動作を行い、そのON,OFF動
作を個別のリレーによって検出せざるを得ないことにあ
った。
【0008】このためホッパから制御盤までの配線作業
に手数がかかる問題点があった。本考案はかかる問題点
に対処するため開発されたものであってホッパから制御
盤までの配線を1心の電線1本で済ますことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成を実施例に対応する図1を用いて説明
すると本考案はホッパ22内に設けられる上位レベルセ
ンサ1と下位レベルセンサ2とを並列接続すると共に制
御盤23内に、抵抗RO 3と該抵抗RO 3に直列接続さ
れる電圧比較回路4を設け該電圧比較回路4に前記レベ
ルセンサ1,2の並列回路を接続したことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】そして本考案は上記の手段により、コンクリー
トポンプ車では、電源電圧は直流であって、その負極側
は車体に接地されていると共にホッパも車体の一部であ
り、車体と同電位にあるからホッパ内のコンクリートの
レベルがセンサの位置に達するとセンサは車体に接地さ
れた状態となる。図1から分るように、A点の電圧VA
は電源電圧Vを、上位レベルセンサ1と下位レベルセン
サ2の各抵抗の合成抵抗と抵抗RO 3とによって分圧し
たものとなるので、各レベルセンサが車体に接地されて
いるかどうか、即ち、コンクリートレベルが各センサの
位置まで達しているかどうかによってVA の大きさが異
なる。
【0011】従って、上述の電圧比較回路4にてA点の
電圧VA と基準値とを比較することによりホッパ内コン
クリートのレベルを判別することが出来る。これを更に
詳述するとコンクリートのレベルが下位レベルセンサ2
の位置より低い場合、図1(a)のように各レベルセン
サの一端は電気的に開放されている。(ここで、r1
2 は各々上位レベルセンサ及び下位レベルセンサの有
する抵抗)この場合、電流は流れることができないので
A点の電圧VA は電源電圧Vに等しい。即ち、 VA =V である。
【0012】次に、コンクリートのレベルが上昇し下位
レベルセンサ2の位置に達すると下位レベルセンサ2は
コンクリートを介して、ホッパ本体に電気的に接続され
たことになり(図1(b))、電気的に閉回路が形成さ
れ電流が流れる。このとき、A点の電圧は電源電圧Vを
制御盤内の抵抗RO と下位センサの抵抗r2 で分圧した
ものに等しい。即ち、 VA =V×{r2 /(RO +r2 )} である。
【0013】次に、コンクリートのレベルがさらに上昇
し上位レベルセンサ1の位置に達すると、上位レベルセ
ンサもホッパ本体と電気的に接続されるから(図1
(c))A点の電圧VA は、電源電圧Vを抵抗RO と2
つのセンサの合成抵抗Rで分圧したものに等しい。即
ち、 VA =V×{R/(RO +R)} である。
【0014】但し、ここで、 R=r1 2 /(r1 +r2 ) であり、必らず、R<r2 である。 従って、必らず、 V>V×{r2 /(RO +r2 )}>V×{R/(RO +R)} となるから、抵抗RO ,r1 ,r2 の大きさを適切に選
定すれば各場合の電圧差を実用上、十分な大きさとする
ことが出来、電圧比較回路4によって各場合を判別する
ことが可能となる。こうして、ホッパレベルを判別する
ことが出来る。
【0015】ここで、これまでの説明ではホッパ内コン
クリート自身の電気抵抗を無視したが、実際、この抵抗
は比較的小さいので、抵抗RO ,r1 ,r2 を十分大き
くすればコンクリートの抵抗の影響、特にその変動によ
る影響を無くすことができる。又、各レベルセンサの抵
抗r1 ,r2 の値を適切なものとするためには、各レベ
ルセンサの電線接続端に適切な値の抵抗素子を取付ける
等すればよい。
【0016】尚、電圧比較回路は公知の技術を用いて容
易に構成可能である。
【0017】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1に基づいて説明
するとホッパー22内に上位レベルセンサ1と下位レベ
ルセンサ2とが設けられ、これらレベルセンサ1,2は
並列接続され、又制御盤23内には電源5と一定の大き
さの抵抗RO 3と電圧比較回路4とを設け、該電圧比較
回路4に前記レベルセンサの並列回路を接続した。
【0018】図2は、実施例の一つを電気回路図で示し
たものである。ここで、上位レベルセンサ1はスイッチ
31を経由して接地されているが、このスイッチ31は
ホッパ内コンクリートが上位レベルセンサ1の位置へ達
して同レベルセンサが接地される状態を模擬するもの
で、スイッチ31の接点が閉じていれば上位レベルセン
サ1は接地されているものとする。下位レベルセンサ2
とスイッチ32との関係も同様である。
【0019】尚、上位レベルセンサ1、スイッチ31、
下位レベルセンサ2、スイッチ32は一点鎖線で囲まれ
ているが、これは、この部分が制御盤の外部にあり、そ
の他の部分は制御盤内にあることを示す。電圧比較回路
4は、電源電圧DC24Vを、上位レベルセンサ1の抵
抗r1 と下位レベルセンサ2の抵抗r2 との合成抵抗と
抵抗RO 3とで分圧した電圧(A点の電圧)を回路39
経由で入力し、上位レベルセンサ1が接地された状態で
は接点35を、下位レベルセンサ2が接地された状態で
は接点36をそれぞれ閉じる。尚、電圧比較回路4へ
は、回路33及び34を通じてDC24V電源を供給し
ている。
【0020】そして、電圧比較回路4の接点35が閉じ
れば表示灯37へ電源が供給され同表示灯が点灯し、接
点36が閉じれば表示灯38へ電源が供給され同表示灯
が点灯するようになっているので、この表示灯が点灯し
ているかどうかによって上位レベルセンサ1及び下位レ
ベルセンサ2の作動状態を知ることが出来る。尚、電圧
比較回路4の接点35及び接点36を図2のようにそれ
ぞれ表示灯37及び38を点灯するために用いるのは一
例に過ぎず、この他に、例えばコンクリートポンプの運
転のインターロック信号として使用する等、多くの用途
が考えられる。
【0021】
【考案の効果】このように本考案によるときはホッパ内
に設けられる上位レベルセンサと下位レベルセンサとを
並列接続すると共に制御盤内に抵抗と該抵抗に直列接続
される電位比較回路とを設け、該電位比較回路に前記レ
ベルセンサの並列回路を接続したものであるからコンク
リートポンプ車のホッパレベル検出用の電線としてはホ
ッパから制御盤まで1心の電線で配線できるためレベル
センサの配線を容易にすると共に配線材料を低減するこ
とができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気回路図である。
【図2】図1の詳細図である。
【図3】コンクリートポンプ車及びホッパの説明図であ
る。
【図4】従来例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 上位レベルセンサ 2 下位レベルセンサ 3 抵抗RO 4 電圧比較回路 22 ホッパ 23 制御盤
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−73962(JP,A) 特公 昭40−3226(JP,B1) 特公 平5−60018(JP,B2) 特公 昭59−22075(JP,B2) 実公 平54−34604(JP,Y2) 実公 平6−9327(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ内に設けられる上位レベルセンサ
    と下位レベルセンサとを並列接続すると共に制御盤内に
    抵抗と該抵抗に直列接続される電圧比較回路とを設け、
    該電圧比較回路に前記レベルセンサの並列回路を接続し
    たことを特徴とするコンクリートポンプ車のホッパレベ
    ル検出装置。
JP6071392U 1992-08-28 1992-08-28 コンクリートポンプ車のホッパレベル検出装置 Expired - Lifetime JP2552292Y2 (ja)

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JPH0622457U JPH0622457U (ja) 1994-03-25
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