JPH09257546A - 残量検出装置 - Google Patents

残量検出装置

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JPH09257546A
JPH09257546A JP6979396A JP6979396A JPH09257546A JP H09257546 A JPH09257546 A JP H09257546A JP 6979396 A JP6979396 A JP 6979396A JP 6979396 A JP6979396 A JP 6979396A JP H09257546 A JPH09257546 A JP H09257546A
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Motoshi Kishi
素志 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極を利用したものであって、電気分解等の
液体への影響を防止した残量検出装置を安価に提供する
こと。 【解決手段】 本発明の残量検出装置は、タンク内に配
設した一対の電極2,3間に電圧をかけ、その電極2,
3間に存在する液体の影響を受けて変化する電気抵抗を
検出することによりタンク内の液体の残量を検出するも
のであって、非検出時には、両電極2,3を解放にし、
検出時には、一対の電極2,3の電位を反転させて電極
間に交番して変化する電圧を供給させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体残量
を配設した電極によって検出する残量検出装置に関し、
特に、検出対称の液体に生じ得る電気分解や特性劣化の
防止を考慮した残量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来からインクジェットプリン
タの本体に固定されるインクタンク内には、インクの残
量を随時検出する残量検出装置が設けられている。この
ようなインクの残量検出には、インク液面の変化に従っ
て移動する磁石内蔵の浮きをリードスイッチで検出した
り、光センサによって確認するなどの手段がなされてき
た。しかし、このような検出装置では、複雑な構成部品
が必要であったり、装置自体が故障し易いといった問題
や、容器壁面に付着するインクによて光が思うように透
過せずに正確な検出ができないといた不都合があった。
【0003】そこで、このよな不都合を解消したものと
して、インクタンク内に2つの電極を高低差をつけて配
置した検出装置が採用されている。これは、2つの電極
間に介在するインクの有無によって電気抵抗が変化する
ことから、その抵抗変化分を測定することによってイン
クの液量を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
インクタンク内に電極を設けて検出する残量検出装置
は、簡易な構成で正確な検出が可能であるという利点を
有するものの、インク中を流れる直流電流によって電気
分解を受けたり、インクの組成が変化するなどの特性劣
化を生じることとなった。そのため、特性劣化を生じた
インクは印字の際の吐出に影響を受けることとなり、け
して好ましいものではない。そこで、このようなインク
の電気分解等特性劣化を防止するため、インクタンク内
の電極間に交流信号を印加することが行なわれた。
【0005】しかしながら、交流信号を電極間に印加す
ることによって電気分解等の問題は回避されたものの、
交流信号を生成するためには負の電源が必要であり、検
出装置自体が高価なものとなってしまうという新たな問
題が生じることとなった。このことは、カラーインクジ
ェットプリンタ等のように、検出すべき対象が増えるこ
とによって更に重要な問題であると考えられる。
【0006】また、現在では制御回路にはロジック回路
が主として使用され、負電源はほとんど使用されないと
いった現実もある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を解消すべ
く、電極を利用したものであって、電気分解等の液体へ
の影響を防止した残量検出装置を安価に提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
残量検出装置においては、タンク内に配設した一対の電
極間に電圧をかけ、その電極間に存在する液体の影響を
受けて変化する電気抵抗を検出することによりタンク内
の液体の残量を検出するものであって、非検出時には、
前記一対の電極を電気的に開放し、検出時には、前記一
対の電極それぞれに第1及び第2電位をかけ、各電位を
適宜反転させて電極間に交番する電圧を印加する交番電
圧印加手段を有することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の請求項2に係る残量検出
装置のように、前記検出時の電流変化の平均値が、ほぼ
ゼロになるものであることが望ましい。又、本発明の請
求項3に係る残量検出装置のように、前記第1又は第2
の電位のいずれかはグランド電位であることが望まし
い。
【0010】また、本発明の請求項4に係る残量検出装
置においては、前記交番電圧印加手段は、検出時には、
方形波、正弦波または三角波である直流信号をタンク内
に配設した前記一対の電極それぞれに交互に印加するこ
とで、前記電極間に交番する電圧を印加することを特徴
とする。
【0011】また、本発明の請求項5に係る残量検出装
置のように、前記交番電圧印加手段は、Hブリッジ駆動
回路よりなることが望ましい。
【0012】また、このような構成からなる本発明の残
量検出装置は、本発明の請求項6に係る残量検出装置の
ように、前記電極間の電気抵抗を検出する検出回路を有
し、前記検出回路が、前記一対の電極のいずれかに接続
されると共に、比較電圧が印加されたコンパレータを有
することが望ましい。さらに、本発明の請求項7に係る
残量検出装置のように、前記検出回路が、前記交番電圧
供給手段に入力される信号と前記コンパレータの出力と
の論理積を行うNAND回路を備えることが望ましい。
【0013】また、本発明の残量検出装置は、本発明の
請求項8に係る残量検出装置のように、前記一対の電極
が高低差を設けて配設されることが望ましい。
【0014】本発明の残量検出装置は、タンク内に配設
した一対の電極間に電圧をかけ、その電極間に存在する
液体の影響を受けて変化する電気抵抗を検出することに
よりタンク内の液体の残量を検出するが、液体を電気分
解させる等の影響を与えることとなる直流信号を入力し
ても、非検出時には、両電極を電気的に開放とすること
によって電極間の電流の流れを止め、検出時には、前記
一対の電極の電位を反転させて電極間に交番する電圧を
印加するようにして、その両電極間に交流電流が流れる
かのように作用させる。そのため、交流信号を生成する
ための負の電源も必要とせず、簡易な構成による安価な
残量検出装置を提供することができ得る。
【0015】また、本発明の残量検出装置は、前記検出
時の電流変化の平均値が、ほぼゼロになるものであれ
ば、より電流による影響の少ないものとなる。
【0016】さらに、第1又は第2の電位のいずれかを
グランド(接地)電位とすれば、交番電圧印加手段の回
路構成を単純化できる。
【0017】本発明の残量検出装置は、タンク内に配設
した一対の電極それぞれに、交番電圧供給手段から方形
波、正弦波または三角波である直流信号が交互に入力さ
れるが、前記一対の電極間には前記直流信号に基づいた
交番電圧が印可されることになり、簡易な制御により、
液体を流れる電流による電気分解等の影響を防止する。
【0018】また、本発明の残量検出装置は、交番電圧
供給手段のHブリッジ駆動回路により、電極間の通電状
態又は非通電状態が、簡易な構成で容易に制御され得
る。
【0019】また、本発明の残量検出装置は、タンク内
の液体の有無によって変化する抵抗変化分を受けた信号
が、検出回路であるコンパレータ回路に入力され、液体
の有無の判定結果に応じた所定の検出信号が出力され
る。さらに、下段に前記交番電圧供給手段に入力される
信号と前記コンパレータの出力である検出信号との論理
積を行うNAND回路を備えることで、本装置による液
体の残量の検出又は非検出のタイミングがつくられ、簡
単な構成で誤動作のない残量検出を行うことができる。
【0020】また、液体残量の検出精度を向上させる上
では、前記一対の電極が高低差を設けて配設されること
が望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、上記構成をなす本発明の残
量検出装置について、その実施の形態を図面を参照して
説明する。図1は、検査対象であるインクの入ったイン
クタンクを示した概略断面であり、図2は、本実施の形
態の残量検出装置を示す回路構成図である。
【0022】図1に示すように、インクタンク1には、
一対の第1電極2及び第2電極3が高低差を設けて固設
されている。そして、このようにインクタンク1に固設
された電極2,3には、図2に示すような回路が構成さ
れている。
【0023】先ず、第1電極2には、Hブリッジ駆動回
路4の出力端子4aが検出抵抗5を介して接続されてい
る。
【0024】また、第1電極2には、コンパレータ8の
マイナス側入力端子が接続されている。コンパレータ8
のプラス側入力端子には比較電圧9が印加され、出力端
子には前記Hブリッジ駆動回路4の入力信号と論理積を
行うNAND回路が接続されている。
【0025】前記コンパレータ8は比較検出を行う共
に、ロジックレベルへの信号の変換も行っている。NA
ND回路10の出力は、インクタンク1内のインク残量
の結果を示すパルス信号を出力する出力ポート11が接
続されている。
【0026】一方、インクタンク1の第2電極3には、
Hブリッジ駆動回路4の出力端子4bが接続されてい
る。
【0027】またHブリッジ駆動回路4の入力端子4
c、4dには直流の方形波を供給する不図の信号発信回
路が接続されており、Hブリッジ駆動回路4の入力端子
4eには4dの信号をインバータ回路6を介して、入力
端子4fには4cの信号をインバータ回路7を介して接
続されており、Hブリッジ駆動回路4の入力端子4e、
4fはそれぞれ入力端子4d、4cの逆相の信号が入力
されることになる。
【0028】従ってHブリッジ駆動回路4のPNPトラ
ンジスタ4iとNPNトランジスタ4lは同時に「O
N」、「OFF」を行い、さらにPNPトランジスタ4
kとNPNトランジスタ4jも同時に「ON」、「OF
F」を行ことになる。
【0029】また、Hブリッジ駆動回路4のPNPトラ
ンジスタ側端子4gは電位+Vに、NPNトランジスタ
側端子4hはグランド電位に接続されている。
【0030】このHブリッジ駆動回路4、検出抵抗5、
インバータ回路6、7、及び直流の方形波をHブリッジ
駆動回路4の入力端子4c、4d、インバータ回路6、
7の入力端子に入力する不図示の信号発信回路によって
交番電圧供給手段が構成構成されている。
【0031】このような構成による残量検出装置では、
次のようにしてインクタンク1内のインクの残量検出が
行なわれる。ここで、図4(A)〜(F)は、残量検出
装置を構成する回路の各点での電位(信号)、電流(信
号)を示したタイムチャート図である。
【0032】図3はインクタンク1の検出時(A)、
(B)、非検出時(C)の通電状態を示した図である。
【0033】図4(A)は、Hブリッジ駆動回路4の入
力端子4c、及びインバータ回路7に入力される直流の
方形波である入力信号Vxであり、Hレベルが+V、L
レベルが0Vを示すものである(後述するHブリッジ駆
動回路4の入力端子4d、及びインバータ回路6への入
力信号も同レベルである)。
【0034】図4(B)は、Hブリッジ駆動回路4の入
力端子4d、インバータ回路6及びNAND回路10に
入力される入力信号Vyを示したものである。
【0035】Hブリッジ駆動回路4の入力端子4cへの
入力信号VxのLレベルパルス幅と、入力端子4dへの
入力信号VyのHレベルパルス幅は同じであり、重なる
ことなく、しかも連続して変化するように入力される
(Hブリッジ駆動回路4の入力端子4f、4eへの入力
も逆相信号ではあるが同様となる)。
【0036】すなわちHブリッジ駆動回路4のPNPト
ランジスタ4iとNPNトランジスタ4j、PNPトラ
ンジスタ4kとNPNトランジスタ4lはそれぞれ同時
に「ON」することはなく、しかもPNPトランジスタ
4iとNPNトランジスタ4l、PNPトランジスタ4
kとNPNトランジスタ4jのそれぞれの「ON」時間
が同じであるように制御される。この入力信号Vx、入
力信号Vyが共にLレベルの信号が入力された時(PN
Pトランジスタ4i、NPNトランジスタ4lが「O
N」)、及び入力信号Vx、入力信号Vyが共にHレベ
ルの信号が入力された時(PNPトランジスタ4k、N
PNトランジスタ4jが「ON」)が測定、入力信号V
xがHレベルで、且つ入力信号VyがLレベルの信号が
入力された時(PNPトランジスタ4j、4k、NPN
トランジスタ4j、4lが全て「OFF」)が非測定で
ある。
【0037】つまり、Hブリッジ駆動回路4は、入力端
子4c、4dへの入力信号がLレベル(入力端子4e、
4fへの入力信号がHレベル)の時は、出力端子4aは
+V電位、出力端子4bはグランド電位となり、検出抵
抗5、インクタンク1の通電状態は図3(A)になり、
入力端子4c、4dへの入力信号がHレベル(入力端子
4e、4fへの入力信号がLレベル)の時は、出力端子
4aはグランド電位、出力端子4bは+V電位となり、
検出抵抗5、インクタンク1の通電状態は図3(B)と
なるが、入力端子4cへの入力信号がHレベル(入力端
子4fへの入力信号がLレベル)、且つ入力端子4dへ
の入力信号がLレベル(入力端子4eへの入力信号がH
レベル)の時には出力端子4a、4bが内部回路とつな
がっていない切り離された状態となり、検出抵抗5、イ
ンクタンク1の通電状態は図3(C)となる。
【0038】一方、図4(C)は、検出抵抗5及び第1
電極2間の電圧レベルを示したコンパレータ7のマイナ
ス端子への入力部電圧Vaを示したものであり、図4
(D)は、インクタンク1の一対の電極間2、3に流れ
る電流値iaを示したものである。
【0039】入力信号VxがHレベル、且つ入力信号V
yがLレベルの時は、Hブリッジ駆動回路4の出力端子
4a、4bが内部回路とつながっていない切り離された
状態(図3(C))であり、入力部電圧Vaは開放状態
で電位は不定で、電流値iaは流れずゼロとなる。
【0040】一方、入力信号VxがHレベルからLレベ
ルに変化すると(入力信号VyはLレベル)、Hブリッ
ジ駆動回路4の出力端子4aが電位+V、出力端子4b
がグランド電位につながった状態(図3(A))とな
り、入力部電圧Vaの電位は図に示すように変化し、イ
ンクタンク1には電極2から電極3の方向に電流が流れ
る。
【0041】さらに、入力信号VxがLレベルからHレ
ベルに変化すると(入力信号VyはLレベルからHレベ
ルに変化)、Hブリッジ駆動回路4の出力端子4aがグ
ランド電位、出力端子4bが電位+Vにつながった状態
(図3(B))となり、入力部電圧Vaの電位は図に示
すように変化し、インクタンク1には電極3から電極2
の方向に電流が流れる。
【0042】図4(E)は,検出回路であるコンパレー
タ8の出力信号Vcを示したものであり、入力信号Vx
がHレベル、且つ入力信号VyがLレベルの時は、Hブ
リッジ駆動回路4の出力端子4a、4bが内部回路とつ
ながっていない切り離された状態(図3(C))であ
り、入力部電圧Vaは開放状態で電位は不定であるた
め、出力信号Vcの電位は不定となっている。
【0043】一方、入力信号VxがHレベルからLレベ
ルに、もしくは入力信号VyがLレベルからHレベルに
変化した時、Hブリッジ駆動回路4の出力端子4a、4
bがそれぞれ電位+Vとグランド電位、もしくはグラン
ド電位と電位+Vにつながった状態(図3(A)、
(B))となり、入力部電圧Vaの電位は図に示すよう
に確定するため、出力信号Vcの電位も確定する。
【0044】尚、図4(F)は出力回路であるNAND
回路の出力信号Voを示したものである。
【0045】ここで、検出電圧Vaについて、インクタ
ンク1内の第1電極2及び第2電極3間にインクが満た
されているM1時について見てみる。
【0046】そこでは、Lレベルの入力信号Vx、Vy
が入力すると、検出抵抗5、インクタンク1は図3
(A)の状態となる。、ここで検出抵抗5の抵抗値をR
1、一対に電極間の抵抗値をRM1とすると、検出電圧
Vaは、以下に示す(1)のようになる。
【0047】
【数1】
【0048】これに対し、Hレベルの入力信号Vx、V
yが入力すると、検出抵抗5、インクタンク1は図3
(B)の状態となり、検出電圧Vaは、以下に示す
(2)のようになる。
【0049】
【数2】
【0050】そのため、図3(A)の状態では(Va
(L)>グランド電位)、第1電極2側からグランド電
位に接続された第2電極3側へ電流が流れ、図3(B)
の状態では(電位+V>Va(H))、電位+Vに接続
された第2電極3側から第1電極2側へ電流が流れ、検
出時に両電極2,3間には実質的に交流電流が流れると
同様に作用する。
【0051】ところで、M2時は、インクタンク1内の
第1電極2及び第2電極3間にインクが満たされていな
い場合を示している。この場合は、インクが存在する場
合と無い場合とでは電極2,3間の抵抗が変化するた
め、検出抵抗5との分圧比も変化する。ここで一対の電
極間の抵抗値をRM2とすると、M1時と同様に、検出
電圧Vaは、以下に示す(3)のようになる。
【0052】
【数3】
【0053】ここで、RM2はRM1より大きいことよ
り、以下に示す(4)の関係式がなりたち、検出電圧V
aは図に示すようにM1とは異なった変化をする。
【0054】
【数4】
【0055】そのため、図4(E)に示すコンパレータ
8からの出力電圧Vcは、M2時の入力部電圧Vaの変
化分を比較電圧9と比較してHレベルが出力され、さら
に、図4(F)に示すNAND回路からの出力電圧Vo
は、Hブリッジ駆動回路4への入力信号Vyと論理積を
とりLレベルが出力される。
【0056】このような、本実施の形態の残量検出装置
によれば、一対の電極にHブリッジ駆動回路4を接続し
ておくことにより、Hブリッジ駆動回路4に入力する方
形波が直流信号であっても、インクの特性劣化を生じさ
せることがない。即ち、電流iaに見られるように、検
出時にはゼロアンペアを中心として上下対象に振れるこ
とから、電極2,3間には非検出時には電位差がなく電
流は流れないが、検出時には実質的に交流電流が流れる
よう作用するため、直流信号を入力して検出するにもか
かわらずインクの特性劣化等を防止することができた。
従って、交流信号を発生させる負の電荷を必要とするこ
となく、安価な残量検出装置を提供することが可能とな
った。
【0057】このような構成による本実施の形態の残量
検出装置によれば、上記実施の形態のものと同様、交流
信号を発生させる負の電荷を必要とすることなく、安価
な残量検出装置を提供することが可能となった。
【0058】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な
変更が可能である。
【0059】例えば、上記実施の形態で示した間隔で信
号を出力する必要はなく、状況に応じて変更が可能であ
る。特に、電流によるインクの電気分解等の影響を回避
するには、検出時に両電極に流れる電流の各電力量が等
しいのが望ましいため、その調節のためにも必要であ
る。
【0060】また、実施の形態では、インクの残量検出
について説明したが、検出対象となる液体にはインクに
限定されず電気分解等の不都合が生じ得る全てのものに
対応するものである。
【0061】
【発明の効果】そこで、本発明は、一対の電極間に電圧
をかけ、その電極間に存在する液体の有無によって変化
する電気抵抗を検出することによりタンク内の液体の残
量を検出するに際し、非検出時には、前記両電極を電気
的に開放にし、検出時には、前記一対の電極の電位を反
転させて電極間に交番する電圧を印加するようにしたた
め、電気分解等の液体への影響を防止した残量検出装置
を安価に提供することが可能となった。
【0062】また、本発明の残量検出装置において、タ
ンク内に配設した一対の電極間に方形波、正弦波または
三角波である直流信号を印加する交番電圧印可手段を接
続した構成とすれば、簡易な制御により、電気分解等の
液体への影響を防止し、その装置自体も安価なものを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる残量検出装置が用いられるイン
クタンクの断面図である。
【図2】本発明にかかる残量検出装置の実施の形態を示
す回路構成図である。
【図3】本実施の形態の残量検出装置のインクタンクの
検出時、非検出時の通電状態を示した図である。
【図4】本実施の形態の残量検出装置を構成する回路の
各点での電位(信号)、電流(信号)を示したタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 第1電極 2 第2電極 3 インクタンク 4 Hブリッジ駆動回路 5 検出抵抗 6 インバータA 7 インバータB 8 コンパレータ 9 比較電圧 10 NAND回路 11 出力部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内に配設した一対の電極間に電圧
    をかけ、その電極間に存在する液体の影響を受けて変化
    する電気抵抗を検出することによりタンク内の液体の残
    量を検出する残量検出装置において、 非検出時には、前記一対の電極を電気的に開放とし、検
    出時には、前記一対の電極それぞれに第1及び第2電位
    をかけ、各電位を適宜反転させて電極間に交番する電圧
    を印加する交番電圧印加手段を有することを特徴とする
    残量検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の残量検出装置におい
    て、 前記検出時の電流変化の平均値が、ほぼゼロになること
    を特徴とする残量検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の残量検出装置におい
    て、 前記第1又は第2の電位のいずれかはグランド電位であ
    ることを特徴とする残量検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の残量検出装置に
    おいて、 前記交番電圧印加手段は、検出時には、方形波、正弦波
    または三角波である直流信号を前記一対の電極それぞれ
    に交互に入力することで、前記電極間に交番する電圧を
    印加することを特徴とする残量検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4に記載の残量検出装置
    において、 前記交番電圧印加手段は、Hブリッジ駆動回路よりなる
    ことを特徴とする残量検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の残量
    検出装置において、 前記電極間の電気抵抗を検出する検出回路を有し、 前記検出回路が、前記一対の電極のいずれかに接続され
    ると共に、比較電圧が印加されたコンパレータを有する
    ことを特徴とする残量検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の残量検出装置におい
    て、 前記検出回路は、前記交番電圧供給手段に入力される信
    号と前記コンパレータの出力との論理積を行うNAND
    回路を備えることを特徴とする残量検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の残量
    検出装置において、 前記一対の電極が高低差を設けて配設されたことを特徴
    とする残量検出装置。
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JP (1) JPH09257546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105784056A (zh) * 2016-03-03 2016-07-20 广州赛宝仪器设备有限公司 电流控制电路及电极水位监测装置
WO2021176859A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 オムロン株式会社 液体検出装置および液体検出方法

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