JP3772027B2 - 静電容量型検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器や流通配管内の各種液体や粉粒体などの被検出誘電体を外部から静電容量的に検出するための静電容量型検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の静電容量型検出装置としては、接地状態にある前記容器や流通配管の外側に検出電極を装着し、この検出電極に抵抗を介して矩形波電圧を対地間で印加し、前記抵抗と前記容器や流通配管中の被検出誘電体とを経由して対地間で高周波電流が流れる際の対地間で生じる静電容量とによって形成されるRC回路による前記検出電極での矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れに基づいて検出信号を出力するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記構成の従来の静電容量型検出装置では、容器内の被検出誘電体のレベルが検出電極の検出レベルよりも下がった状態や流通配管中に被検出誘電体が流通していない状態であれば、本来は、前記検出電極の対地間静電容量が極減してRC回路が閉成されず、検出電極における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりに時間的遅れが生じなくなり、検出信号が出力されなくなる筈であるが、前記容器や流通配管の内面に、水垢などの汚れ、結露、氷結、あるいは被検出誘電体が強粘性物質である場合の層状の残留付着などが生じている状況では、前記容器や流通配管の内面に高周波回路的に接地状態にある誘電体層が存在することになる結果、当該誘電体層を介して検出電極を経由するRC回路が対地間で閉成され、検出電極における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりに時間的遅れが生じ、検出信号が出力されてしまう。
【0004】
即ち、容器や流通配管の外側から内部の液体や粉粒体を検出する従来のこの種の静電容量型検出装置は、誤動作が生じ易くて信頼性が低いため、検出対象の被検出誘電体の性状や、容器や配管内部の定期的清掃などの保守面で、相当の好条件が満たされなければ実用に供し得ないものであった。
【0005】
また、上記のような従来の静電容量型検出装置は、被検出誘電体の対地間の静電容量に基づいて当該被検出誘電体を検出するものであるから、当該被検出誘電体が容器や流通配管を介して高周波回路的に接地状態にあることが条件であり、そして検出装置に使用する電源も、商用電源を直流変換して使用するなど、一方の電極が高周波回路的に接地されている必要がある。
【0006】
従って、空気中に浮遊状態にある物体、例えば非導電性材料から成るコンベヤベルト上で搬送される物体(誘電体)や、プレス機から排出されて非導電性材料から成るシュート上を滑動する物体(誘電体)を従来の静電容量型検出装置で検出することはできないし、乾電池などを電源として利用することも実用上できなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の目的は、従来のこの種の静電容量型検出装置の最大の問題点である、容器内面や配管内面の汚れや結露、氷結などによる誤動作を解消し、信頼性の高い静電容量型検出装置を提供することにあって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、被検出誘電体16との間に非導電性隔壁(囲壁17aや被覆層22など)を隔てて配設された検出電極3に抵抗7を介して矩形波電圧を印荷し、前記抵抗7と被検出誘電体16を経由して対地間で高周波電流が流れる際の対地間で生じる静電容量とによって形成されるRC回路による前記検出電極3での矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れに基づいて検出信号を出力するようにした静電容量型検出装置であって、前記検出電極3に印荷される矩形波電圧と同位相且つ同周波数の矩形波電圧を印荷される第二電極4を備えており、この第二電極4の電位により、前記隔壁に沿って層状に存在する誘電体18を経由するRC回路を遮断する構成となっている。
【0008】
上記構成の本発明装置を実施するについて、前記検出電極3における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れを判定するための比較回路11に抵抗器(可変抵抗器10)を介して基準矩形波電圧を供給するようにし、前記抵抗器(可変抵抗器10)を経由した後の矩形波電圧を利用して前記第二電極4に印荷する矩形波電圧を得るように構成することができる。また、前記検出電極3と前記第二電極4とは、非導電性材料から構成された基材2,28aに、前記第二電極4が検出電極3の周囲を取り囲むように設けることができる。
【0009】
さらに、容器または流通配管の囲壁を貫通して内側に差し込まれた状態に装着される検出器20を、非導電性材料から成り且つ内部に被検出誘電体が侵入しない構造の棒状体(円筒体21とその外側の被覆層22から成る)に、その周面に露出しない状態で環状の前記検出電極3と環状の前記第二電極4とを、検出電極3が前記棒状体の先端側に位置するように略同心状に並列内装して構成することができる。
【0010】
本発明の第二の目的は、従来のこの種の静電容量型検出装置では検出することができなかった物体、即ち、空気中に浮遊する状態の物体(誘電体)でも確実に検出し得る静電容量型検出装置を提供することにあって、その手段を同様に説明すると、前記第二電極4を備えた本発明装置において、前記検出電極3に印荷される矩形波電圧と逆位相且つ同周波数の矩形波電圧を印荷される第三電極5が付加され、この第三電極5は、前記第二電極4に対し検出電極3のある側とは反対側に配設されたもので、当該第三電極5の電位で被検出誘電体を検出電極3の電位と逆位相に付勢して、検出電極3における矩形波電圧に立ち上がり立ち下がりの時間的遅れが生じるように構成されている。
【0011】
前記第三電極5を備えた本発明装置を実施するについて、前記検出電極3、前記第二電極4、及び前記第三電極5は、非導電性材料から構成された基材2に、前記第二電極4と第三電極5とが検出電極3の周囲を取り囲むように設けることができる。また、比較的小径の容器または流通配管の外側に装着する検出器25の場合は、前記第二電極4は前記検出電極3の周囲を取り囲む環状に形成し、前記第三電極5は、前記検出電極3のある側とは反対側に配設することができる。
【0012】
さらに、容器または流通配管の囲壁23aを貫通して内側に差し込まれた状態に装着される検出器20の場合は、非導電性材料から成り且つ内部に被検出誘電体が侵入しない構造の棒状体(円筒体21とその外側の被覆層22から成る)に、その周面に露出しない状態でそれぞれ環状の前記検出電極3、前記第二電極4、及び前記第三電極5を、この順番に前記棒状体の先端側から略同心状態で並列内装して構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は検出器であって、非導電性材料から成る基材2の片面に検出電極3、第二電極4、及び第三電極5が、検出電極3を中央にしてその外側を無端リング状の第二電極4が取り囲み、そしてさらにその外側を無端リング状の第三電極5が取り囲むように、例えばプリント配線方法などにより形成されている。
【0014】
図1に示すように、前記検出器1の検出電極3は、矩形波電圧発生回路6の互いに逆位相の矩形波電圧を出力する2つの出力端子の内の一方の出力端子6aに抵抗器7を介して接続されるとともに、位相反転/波形整形回路8の入力端子8aに接続されている。前記矩形波電圧発生回路6の他方の出力端子6bは、位相反転/波形整形回路9の入力端子9aに可変抵抗器10を介して接続され、当該位相反転/波形整形回路9の出力端子9bは、比較回路11の3つの入力端子11a〜11cの内、入力端子11aに接続されて、当該比較回路11に基準矩形波電圧を印荷する。
【0015】
比較回路11は、3つの入力端子11a〜11cの電位が全てLレベルになっている間のみ、出力端子11dの電位がHレベルからLレベルに切り替わるように、ダイオードマトリックス回路で構成されたもので、その入力端子11bにおいて前記位相反転/波形整形回路8の出力端子8bと接続されるとともに、入力端子11cにおいて前記矩形波電圧発生回路6の出力端子6aに接続され、位相反転/波形整形回路9から与えられる基準矩形波電圧と位相反転/波形整形回路8から与えられる矩形波電圧とを比較して、前記検出電極3における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間遅れを検出し、その出力端子11dに時間遅れ検出信号を出力する。12は、前記比較回路11の出力端子11dに接続される入力端子12aと、次段の出力回路13の入力端子13aに接続される出力端子12bとを備えたオンオフ信号発生回路であって、前記比較回路11からの時間遅れ検出信号に基づいてオンオフ信号を次段の出力回路13に供給する。出力回路13は、前記オンオフ信号発生回路12からのオンオフ信号に基づいて外部出力端子13bの電位を切り換えるもので、接地端子13cとの間に所定の直流電圧が印荷される電源端子13dを備えている。
【0016】
第二電極4には、位相反転/波形整形回路14の出力端子14bが接続され、この位相反転/波形整形回路14の入力端子14aは、前記位相反転/波形整形回路9の入力端子9aに接続され、可変抵抗器10の影響を受けた矩形波電圧が印荷されるようになっている。また、第三電極5には、位相反転/波形整形回路15の出力端子15bが接続され、この位相反転/波形整形回路15の入力端子15aは、前記矩形波電圧発生回路6の出力端子6aに接続されている。
【0017】
以上のように構成された検出装置の検出器1は、例えば図2Aに示すように、水などの被検出誘電体16が収容される容器(タンク)17の非導電性材料から構成された囲壁17aの外側に、前記被検出誘電体17の有無を検出するレベルに検出電極3が位置するように適当な手段で貼付して使用することができる。図3及び図4は、この使用状態での各回路の出力乃至は入力の電圧波形を示すもので、図3−列(1) は、検出電極3に対応する検出レベルに被検出誘電体16が存在しない場合、図3−列(2) は、検出電極3に対応する検出レベルに被検出誘電体16が存在する場合、図4−列(1) は、図2Bに示すように検出電極3に対応する検出レベルに被検出誘電体16は存在しないが、囲壁17aの内面に水垢や結露、氷結などによる誘電体層18が形成されている場合を示している。
【0018】
しかして検出電極3には、矩形波電圧発生回路6の出力端子6aから、図3−行Aに示す矩形波電圧が抵抗器7を介して印荷される。一方、矩形波電圧発生回路6の出力端子6bから、図3−行Bに示すように前記検出電極3に印荷される矩形波電圧(図3−行A)に対し180度位相が異なった同周波数の矩形波電圧が出力され、これが可変抵抗器10を経由することにより、図3−行Dに示すように立ち上がり立ち下がりに若干の時間を要した状態で、位相反転/波形整形回路9の入力端子9aに供給される。従って、当該位相反転/波形整形回路9の出力端子9b(比較回路11の入力端子11a)での矩形波電圧の波形は、図3−行Fに示すように、位相が180度反転されて、図3−行Aに示す矩形波電圧発生回路6の出力端子6aの出力波形(検出電極3に印荷される矩形波電圧の波形)と同位相になるが、当該図3−行Aに示す矩形波電圧よりも立ち上がり立ち下がりが時間tだけ遅れた矩形波となる。
【0019】
可変抵抗器10を経由した矩形波電圧は、前記位相反転/波形整形回路9と同一の働きをする位相反転/波形整形回路14にも供給されるので、第二電極4に印荷される矩形波電圧、即ち、位相反転/波形整形回路14の出力端子14bでの矩形波電圧の波形は、比較回路11の入力端子11aに入力される矩形波電圧(図3−行F)と同一の波形になる。このことから明らかなように、位相反転/波形整形回路9の出力端子9bと第二電極4とを接続して、前記位相反転/波形整形回路14を省くことも可能である。
【0020】
また、矩形波電圧発生回路6の出力端子6aから出力される矩形波電圧(図3−行A)は、位相反転/波形整形回路15を経由して第三電極5に印荷されるので、この第三電極5に印荷される矩形波電圧、即ち、位相反転/波形整形回路15の出力端子15bの矩形波電圧は、矩形波電圧発生回路6の出力端子6aから出力される矩形波電圧(図3−行A)に対し180度位相が異なった同周波数の矩形波電圧となり、矩形波電圧発生回路6の出力端子6bから出力される矩形波電圧(図3−行B)と同一波形のものとなる。このことから明らかなように、矩形波電圧発生回路6の出力端子6bと第三電極5とを接続して、前記位相反転/波形整形回路15を省くことも可能である。
【0021】
以上の回路構成から明らかなように、検出電極3に印荷される矩形波電圧に対して、周囲の第二電極4には同位相で同周波数の矩形波電圧が印荷され、そしてさらにその外側の第三電極5には逆位相で同周波数の矩形波電圧が印荷されている。従って、図2Aに示すように、検出電極3の内側に、第二電極4の電位の影響を受ける深さ(囲壁17aに対し直角方向)を越える深さで水などの誘電率の高い被検出誘電体16が存在するときで且つ、容器17が高周波回路的に接地されている一般的な状態にあるときは、高周波回路的に接地された大容量の被検出誘電体16が第三電極5の電位の影響を受けることは実質的になく、従って、第三電極5の有る無しに関係なく、検出電極3は、第二電極4の電位の影響を受けずに当該容器17内の被検出誘電体16を介して高周波回路的に接地され、対地間で高周波電流が流れることになる。
【0022】
換言すれば、容器17内に収容されている被検出誘電体16のレベルが検出電極3の検出レベルよりも低いときは、第二電極4や第三電極5の有る無しに関係なく、検出電極3に印荷される矩形波電圧により高周波電流が流れることはないので、図3−列(1) 行Eに示すように、比較回路11の入力端子11bには、単に、矩形波電圧発生回路6の出力端子6aにおける矩形波電圧(図3−列(1) 行C)の逆位相の矩形波電圧が供給されることになり、その立ち上がり立ち下がりに時間的遅れは生じていない。従って、比較回路11の入力端子11cに供給される矩形波電圧(図36−列(1) 行B)に基づいて、入力端子11aに供給される矩形波電圧(図3−列(1) 行F)と入力端子11bに供給される矩形波電圧(図3−列(1) 行E)とを比較回路11において比較した結果、3入力の全ての矩形波電圧が何れもLレベルになることはないので、その出力端子11dの電位は、図3−列(1) 行Iに示すようにHレベルのままであり、出力回路13の入力端子13a(オンオフ信号発生回路12の出力端子12b)及び外部出力端子13bの電位は、図3−列(1) 行J,行Kに示すようにHレベルのままである。
【0023】
これに対して、先に説明したように、容器17内に収容されている被検出誘電体16のレベルが検出電極3の検出レベルよりも高いときで且つ、容器17が高周波回路的に接地されている一般的な状態にあるときは、第二電極4や第三電極5の有る無しに関係なく、検出電極3に印荷される矩形波電圧により、抵抗器7、検出電極3、及び被検出誘電体16を経由して高周波電流が流れるので、図3−列(2) 行Cに示すように、位相反転/波形整形回路8の入力端子8aにおける矩形波電圧(検出電極3における矩形波電圧)は、その立ち上がり立ち下がり時に、先に説明した可変抵抗器10による遅れ時間tよりも大きな時間Tの遅れが発生する。
【0024】
従って、比較回路11の入力端子11bには、時間Tだけ立ち上がり立ち下がりが遅れた矩形波電圧(図3−列(2) 行E)が供給されるので、図3−列(2) 行A,行E,行Fの矩形波電圧波形から明らかなように、比較回路11の入力端子11aの矩形波電圧の立ち下がりから入力端子11bの矩形波電圧の立ち上がりまでの間、比較回路11の3入力の全ての矩形波電圧が何れもLレベルになり、その間だけ出力端子11dの電位は、図3−列(2) 行Iに示すようにLレベルとなり、パルス信号が出力される。この結果、オンオフ信号発生回路12の出力端子12b(出力回路13の入力端子13a)及び外部出力端子13bの電位は、図3−列(2) 行J,行Kに示すように、前記パルス信号の立ち上がり時点でHレベルからLレベルに切り換えられ、当該外部出力端子13bの電位の変化を利用して、接続された適当な外部制御手段などを介して検出電極3の検出レベルに被検出誘電体16が存在することを検知できる。
【0025】
次に、図2Bに示すように、検出電極3の検出レベルに被検出誘電体16は存在しないが、容器17の囲壁17aの内面に水垢や結露、氷結などによる誘電体層18が形成され且つ当該容器17を介して誘電体層18が高周波回路的に接地されている場合を説明すると、この誘電体層18は厚さが最大数ミリメートルと薄いので、第二電極4の電位の影響を確実に受けることになり、検出電極3の周囲に、当該検出電極3と同位相の電位に付勢された領域を形成して、検出電極が前記誘電体層18を介して対地間で高周波回路的につながるのを抑制する。
【0026】
即ち、図4−列(1) 行Cに示すように、前記誘電体層18を通じて検出電極3が対地間で高周波回路的に接続されるので、抵抗器7、検出電極3、及び誘電体層18を通じて高周波電流が流れて、検出電極3に印荷される矩形波電圧(位相反転/波形整形回路8の入力端子8aの矩形波電圧)には、その立ち上がり立ち下がりに時間遅れが発生するが、第二電極4に印荷される同位相の矩形波電圧(図4−列(1) 行G)の電位で誘電体層18が付勢される結果、検出電極3における矩形波電圧(図4−列(1) 行C)の立ち上がり立ち下がりの時間遅れが、第二電極4に印荷される同位相の矩形波電圧(図4−列(1) 行G)の立ち上がり立ち下がり時点で強制的に解消され、同時点で検出電極3における矩形波電圧(図4−列(1) 行C)の立ち上がり立ち下がりが完了する。
【0027】
従って、比較回路11の入力端子11bに供給される矩形波電圧(図4−列(1) 行E)には、その立ち上がり立ち下がりに若干の時間遅れが生じるが、この遅れ時間は、第二電極4に印荷される矩形波電圧(図4−列(1) 行G)の立ち上がり立ち下がりに生じている遅れ時間、即ち、比較回路11の入力端子11aに供給される矩形波電圧(図4−列(1) 行F)の立ち上がり立ち下がりに生じる、可変抵抗器10による遅れ時間tと等しいため、結果的には、図4−列(1) 行A,行E,行Fに示すように、比較回路11における3入力の全てがLレベルになることはなく、検出電極3の検出レベルに被検出誘電体16が存在しないときと同様に、出力回路13の外部出力端子13bの電位が切り替えられることはない。即ち、誘電体層18は検出されない。
【0028】
次に、被検出誘電体16が高周波回路的に接地されていない状態、例えば図2Cに示すように、非導電性材料から成る隔壁(シュートやコンベヤベルトなど)19の上を板状などの被検出誘電体16が断続的に移動する設備において、この被検出誘電体16を検出するために、検出位置で前記隔壁19の下側に検出器1が取り付けられている場合では、前記隔壁19上を移動する被検出誘電体16は高周波回路的には接地されていないため、検出器1の真上を通過するとき、第三電極5の電位(検出電極3の電位とは逆位相の電位)によって付勢される。この場合、被検出誘電体16の厚さ(隔壁19に対し直角方向の厚さ)が第二電極4の電位が影響する深さ(隔壁19に対し直角方向の深さ)よりも大きいことが条件となる。
【0029】
上記の場合、被検出誘電体16が検出器1の真上を通過するとき、当該被検出誘電体16は、検出電極3の電位とは逆位相の第三電極5の矩形波電圧を受けてその電位に付勢されるので、図4−列(2) 行Cに示すように、検出電極3に印荷される矩形波電圧(位相判定/波形整形回路8の入力端子8aでの矩形波電圧)の立ち上がり立ち下がり時に逆位相の第三電極5の電位が重畳されて、2倍低い電位から立ち上がるかまたは、2倍高い電位から立ち下がることになる。換言すれば、被検出誘電体16に対する検出電極3による充放電電圧が2倍になるため、検出電極3に印荷される矩形波電圧(位相判定/波形整形回路8の入力端子8aでの矩形波電圧)の立ち上がり立ち下がりの完了までの遅れ時間T’が、先に説明した可変抵抗器10による遅れ時間tよりも大きくなる。
【0030】
従って、比較回路11の入力端子11bには、時間T’だけ立ち上がり立ち下がりが遅れた矩形波電圧(図4−列(2) 行E)が供給されるので、図4−列(2) 行A,行E,行Fの矩形波電圧波形から明らかなように、比較回路11の入力端子11aの矩形波電圧の立ち下がりから入力端子11bの矩形波電圧の立ち上がりまでの間、比較回路11の3入力の全ての矩形波電圧が何れもLレベルになり、その間だけ出力端子11dの電位は、図4−列(2) 行Iに示すようにLレベルとなり、パルス信号が出力される。この結果、図3−列(2) において説明した通り、出力回路13の外部出力端子13bの電位が、図4−列(2) 行Kに示すように、前記パルス信号の立ち上がり時点でHレベルからLレベルに切り換えられ、当該外部出力端子13bの電位の変化を利用して、接続された適当な外部制御手段などを介して検出器1の位置を通過する被検出誘電体16を隔壁19の下側から検知することができる。
【0031】
この場合にも、検出器1の真上で隔壁19の上面に汚れなどによる薄い誘電体層が形成されたとしても、図4−列(1) に基づいて説明した第二電極4の作用により、被検出誘電体16が通過していないにもかかわらず検出信号が出力されるというような誤動作は生じない。
【0032】
なお、上記実施形態における各回路部品は、3つの電極3〜5を備えた検出器1と一体に組み込むこともできるし、検出器1とは別のケーシング内に内装することもできる。また、検出器1を独立させるときは、非導電性材料から成る基材2を可撓性のあるシートから構成して、各電極3〜5を含めて検出器1の全体に可撓性を与えることにより、検出器1を配管の外側面など、曲面上にも貼付することが可能になる。勿論、配管や容器の外側面の曲面に沿って湾曲した基材2を使用して検出器1を構成することもできる。
【0033】
さらに、金属などの導電性材料から構成された容器(タンク)や流通配管にも使用できる検出装置とするときは、例えば、図5に示すような棒状検出器20を使用することができる。この棒状検出器20は、合成樹脂やガラスなどの非導電性材料から成る円筒体21の周面に前記検出電極3、第二電極4、及び第三電極5を、円筒体21の先端からこの順番に並列するように、同心環状に形成し、その外側から円筒体21の全面を覆うように、合成樹脂やガラスなどの非導電性材料から成る被覆層22を形成し、円筒体21の基部には、容器など23の囲壁23aに設けられた貫通ねじ孔24に螺嵌する螺軸部21aと、囲壁23aの外側に突出する頭部21bとを形成したものである。勿論、合成樹脂やガラスなどの非導電性材料から成る先端が閉じた円筒体の内面に環状の各電極3〜5を形成して構成することも可能である。各電極3〜5に対する配線3a〜5aは、円筒体21の内部を経由して頭部21bから外に導き出される。また、この頭部21bを、各回路部品が内装されるケーシングに構成して、棒状検出器20を一体に備えた検出装置とすることもできる。
【0034】
また、比較的小径の流通配管や容器に使用する場合は、図6及び図7に示すような検出器25を使用することができる。この検出器25は、流通配管など26を挟み込むことができるようにヒンジ27により開閉自在に連結された2つの横断面円弧形の非導電性材料から成る基材28a,28bの内面に、前記各電極3〜5を形成したものであり、検出電極3は、一方の基材28aの内面中央に配設され、第二電極4は、当該基材28aの内面で前記検出電極3を取り囲むように環状に配設され、第三電極5は、他方の基材28bの内面で前記検出電極3に対面するように配設されている。なお29a,29bは、両基材28a,28bを流通配管など26の検出位置に巻き付けるように装着したときに互いに係合する係止具である。
【0035】
上記構成の棒状検出器20や巻装型検出器25においても、先に説明した平板状の検出器1を容器や配管の外側面に装着した場合と同様に、棒状検出器20が容器など23内の収容または流通している被検出誘電体に浸っているとき、または巻装型検出器25の装着レベルにおいて流通配管など26の内部に被検出誘電体が存在するときは、検出電極3に印荷される矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間遅れを利用して、当該被検出誘電体の検知出力を得ることができ、当該棒状検出器20や巻装型検出器25の位置に被検出誘電体が無いにもかかわらず、当該棒状検出器20の外周面に付着するかまたは流通配管など26の内面に付着する汚れなどの誘電体層によって検知出力が生じることは、検出電極3を取り囲む環状の第二電極4により防止することができる。さらに、前記容器など23や流通配管など26が高周波回路的に接地されない状態、例えば前記容器など23や流通配管など26が空気層(発泡合成樹脂製の断熱材などを含む)を介して設置されていたり、空中に吊り下げられている状態にある場合でも、前記平板状の検出器1が外側面に装着された容器17や流通配管の場合も同様であるが、第三電極5の働きにより、検出電極3による被検出誘電体の検知作用を所期通りに確実に行わせ得る。
【0036】
なお、以上の実施形態の説明から明らかなように、被検出誘電体を収容または流通させる容器や配管などが高周波回路的に確実に接地される場合、勿論、検出装置に使用される電源として、商用交流電源をAC/DC変換アダプターにより直流変換して使用する場合などであるが、第三電極5は省くことができる。換言すれば、第三電極5は本発明に必須のものではない。しかして、当該第三電極5を併用するときは、図6及び図7に示した巻装型検出器25の構成からも明らかなように、検出電極3から見て第二電極4の外側に第三電極5があることは条件となるが、第二電極4を取り囲む環状のものである必要はない。また、第二電極4は、検出電極3の周囲を取り囲む環状のものである必要はあるが、完全に閉じた環状である必要はなく、一部分が分断されたCの字形のものであっても良い。
【0037】
なお、被検出誘電体の存在により検出電極3に印荷される矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりに生じる遅れ時間Tが、被検出誘電体の性状や検出電極3と被検出誘電体との間の非導電性隔壁(容器囲壁17aなど)の材質などにより変化するが、可変抵抗器10は、前記遅れ時間Tよりも比較回路11の入力端子11a及び第二電極4に加えられる矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの遅れ時間tが小さくなるように抵抗値が調整される。しかしながら、予想される遅れ時間Tの最小値よりも遅れ時間tが小さくなれば良いのであるから、前記可変抵抗器10に代えて、固定抵抗器を使用することもできる。
【0038】
また、第二電極4に加える矩形波電圧の電圧を小さくすることにより、図2Bに示すように容器囲壁17aなど、被検出誘電体と検出電極3との間の非導電性隔壁の内面の汚れなどの誘電体層18を、被検出誘電体が存在する場合と同様に、検出電極3における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間遅れにより検出してしまうことになる。換言すれば、第二電極4に加える矩形波電圧の電圧を調整可能にするとともに、その印荷電圧値を読み取れるように構成すれば、被検出誘電体が存在しないことが明らかである状況において、第二電極4に加える矩形波電圧の電圧を調整し、検知信号が出力されたときの電圧値から前記汚れなどの誘電体層18の厚みを容器などの外部から判別することも可能になる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように実施し得る本発明の静電容量型検出装置では、被検出誘電体は検出位置に存在しないが、検出電極の内側の非導電性隔壁の内面に沿って汚れなどの誘電体層が存在する場合、検出電極に印荷される矩形波電圧と同位相且つ同周波数の矩形波電圧を印荷される第二電極の電位により、前記汚れなどの誘電体層を経由するRC回路を遮断することができるので、前記非導電性隔壁の内面に形成される汚れなどの誘電体層を検出電極により検出してしまうことがない。
【0040】
即ち、本発明の静電容量型検出装置によれば、容器や流通配管の内面の汚れや結露、氷結などにより誤動作することなく、検出電極が対応する検出位置に被検出誘電体が存在するか否かを容器や流通配管の外部から精度良く検出することができるので、被検出誘電体の性状や、容器や流通配管の内部の定期的清掃などの保守作業に影響されない、信頼性の高い静電容量型検出装置として活用することができる。
【0041】
なお、請求項2に記載の構成によれば、検出電極における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れを判定するための比較回路に抵抗器、例えば可変抵抗器を介して基準矩形波電圧を供給するようにした静電容量型検出装置において、検出対象の被検出誘電体の性状や被検出誘電体と検出電極との間の隔壁の厚さや材質などに応じて前記抵抗器の抵抗値が調整されても、第二電極に印荷される矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりのタイミングを、検出電極における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れを判定するタイミングに同期させることができるので、汚れなどの誘電体層を検出させないという第二電極の所期の機能を常に精度良く発揮させることができる。
【0042】
また、請求項3に記載の構成によれば、非導電性材料から構成された容器または流通配管の外側に貼付するなどの簡単な取り付け方法で使用することができ、しかも、当該容器などの内面の汚れによる誤動作なく確実に内部の被検出誘電体の有無を検出する検出装置として活用することができる。さらに請求項4に記載の構成によれば、金属製の容器や流通配管の内部の被検出誘電体も、当該容器または流通配管の囲壁を貫通させて内側に差し込む形式の棒状の検出器により、当該棒状検出器の周面の汚れなどによる誤動作なく確実に検出することができる。
【0043】
請求項5に記載の構成によれば、被検出誘電体が高周波回路的に接地状態になくとも、当該被検出誘電体を確実に検出することができる。従って、空気中に浮遊状態にある物体、例えば非導電性材料から成るコンベヤベルト上で搬送される物体(誘電体)や、プレス機から排出されて非導電性材料から成るシュート上を滑動する物体(誘電体)を、静電容量的に検出し得る検出装置として活用することができる。また、この結果、電源に乾電池などの二次電池を活用することが容易になる。
【0044】
上記のように、高周波回路的に接地状態にならない被検出誘電体をも検出できる検出装置として実施する場合、請求項6〜8に記載の構成により、各電極を備えた検出器を、被検出誘電体の収容容器や流通配管の外側に取り付けて使用する場合、あるいは前記のように断続的に移動通過する被検出誘電体を案内する非導電性隔壁の下側に取り付けて使用する場合、若しくは金属製容器や流通配管の内部に差し込んで使用する場合などに好適なものとして、活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の回路図である。
【図2】 A図は検出レベルに被検出誘電体の有る状態を示す要部の縦断側面図、B図は検出レベルに被検出誘電体が無く、汚れなどの誘電体層が有る状態を示す要部の縦断側面図、C図は別の使用方法を示す一部縦断側面図である。
【図3】 検出レベルに被検出誘電体の有る状態と無い状態での各端子の電圧波形を説明する図である。
【図4】 検出レベルに被検出誘電体が無く、汚れなどの誘電体層が有る状態と、空中の被検出誘電体を検出する状態での各端子の電圧波形を説明する図である。
【図5】 棒状検出器の使用状態を示す縦断側面図である。
【図6】 巻装型検出器の使用状態を示す横断平面図である。
【図7】 同巻装型検出器の展開状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 平板状の検出器
2 非導電性材料から成る基材
3 検出電極
4 第二電極
5 第三電極
6 矩形波電圧発生回路
7 抵抗器
8 位相反転/波形整形回路
9 位相反転/波形整形回路
10 可変抵抗器
11 比較回路
12 オンオフ信号発生回路
13 出力回路
14 位相反転/波形整形回路
15 位相反転/波形整形回路
16 被検出誘電体
17 容器
17a 非導電性材料から成る囲壁
18 汚れなどの誘電体層
19 シュートやコンベヤベルトなどの非導電性材料から成る隔壁
20 棒状検出器
21 非導電性材料から成る円筒体
22 非導電性材料から成る被覆層
25 巻装型検出器
27 ヒンジ
28a 非導電性材料から成る基材
28b 非導電性材料から成る基材

Claims (8)

  1. 被検出誘電体との間に非導電性隔壁を隔てて配設された検出電極に抵抗を介して矩形波電圧を印荷し、前記抵抗と被検出誘電体とを経由して対地間で高周波電流が流れる際の対地間で生じる静電容量とによって形成されるRC回路による前記検出電極での矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れに基づいて検出信号を出力するようにした静電容量型検出装置であって、前記検出電極に印荷される矩形波電圧と同位相且つ同周波数の矩形波電圧を印荷される第二電極を備えており、この第二電極の電位により、前記隔壁に沿って層状に存在する誘電体を経由するRC回路を遮断するようにした、静電容量型検出装置。
  2. 前記検出電極における矩形波電圧の立ち上がり立ち下がりの時間的遅れを判定するための比較回路に抵抗器を介して基準矩形波電圧を供給するようにした静電容量型検出装置であって、前記抵抗器を経由した後の矩形波電圧を利用して前記第二電極に印荷する矩形波電圧を得るようにした、請求項1に記載の静電容量型検出装置。
  3. 非導電性材料から構成された基材に前記検出電極と前記第二電極とを設けたもので、前記第二電極は、前記検出電極の周囲を取り囲む環状に形成されている、請求項1または2に記載の静電容量型検出装置。
  4. 容器または流通配管の囲壁を貫通して内側に差し込まれた状態に装着される検出器を備え、当該検出器は、非導電性材料から成り且つ内部に被検出誘電体が侵入しない構造の棒状体に、その周面に露出しない状態で環状の前記検出電極と環状の前記第二電極とが、検出電極が前記棒状体の先端側に位置するように略同心状に並列内装されたものである、請求項1または2に記載の静電容量型検出装置。
  5. 前記検出電極に印荷される矩形波電圧と逆位相且つ同周波数の矩形波電圧を印荷される第三電極を備え、この第三電極は、前記第二電極に対し検出電極のある側とは反対側に配設されたもので、当該第三電極の電位で被検出誘電体を検出電極の電位と逆位相に付勢して、前記検出電極における矩形波電圧に立ち上がり立ち下がりの時間的遅れが生じるようにした、請求項1〜4の何れかに記載の静電容量型検出装置。
  6. 非導電性材料から構成された基材に前記検出電極、前記第二電極、及び前記第三電極を設けたもので、前記第二電極と第三電極とは、前記検出電極の周囲を取り囲む環状に形成されている、請求項5に記載の静電容量型検出装置。
  7. 前記第二電極は前記検出電極の周囲を取り囲む環状に形成され、前記第三電極は、容器または流通配管に対し前記検出電極のある側とは反対側に配設されている、請求項5に記載の静電容量型検出装置。
  8. 容器または流通配管の囲壁を貫通して内側に差し込まれた状態に装着される検出器を備え、当該検出器は、非導電性材料から成り且つ内部に被検出誘電体が侵入しない構造の棒状体に、その周面に露出しない状態でそれぞれ環状の前記検出電極、前記第二電極、及び前記第三電極が、この順番に前記棒状体の先端側から略同心状態で並列内装されたものである、請求項5に記載の静電容量型検出装置。
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