JP2551722Y2 - シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置

Info

Publication number
JP2551722Y2
JP2551722Y2 JP1991033238U JP3323891U JP2551722Y2 JP 2551722 Y2 JP2551722 Y2 JP 2551722Y2 JP 1991033238 U JP1991033238 U JP 1991033238U JP 3323891 U JP3323891 U JP 3323891U JP 2551722 Y2 JP2551722 Y2 JP 2551722Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
metal belt
rotating drum
rotating
chassis dynamometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991033238U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04127553U (ja
Inventor
弘之 高田
邦雄 間所
秀雄 海津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP1991033238U priority Critical patent/JP2551722Y2/ja
Publication of JPH04127553U publication Critical patent/JPH04127553U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551722Y2 publication Critical patent/JP2551722Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はシャシーダイナモメー
タの回転ドラム移動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシャシーダイナモメータは、円筒
形の回転ドラム上に車両の駆動輪を載置して性能試験を
行う構成が一般的である。ところが、最近より道路に近
い条件を再現できるシャシーダイナモメータが開発され
てきた。
【0003】その一例を図4及び図5に基づいて説明す
ると、11,12は並設した一対の回転ドラムで、この
回転ドラム11,12には、例えばステンレス鋼からな
る無端金属ベルト13が掛けられ、この金属ベルト13
の下部には水ベアリングで形成された荷重支持装置14
が配設され、これによりベルト回転体15が構成され
る。そして、このベルト回転体15は車両2の4つの車
輪21を各々支持するように配置される。
【0004】更には図示省略したがフライホイール、動
力計等の負荷装置がベルト回転体15に接続されてシャ
シーダイナモメータが構成される。
【0005】上記説明したシャシーダイナモメータは車
両の各種試験が建屋内で行うことができることから、車
両の安全性、品質向上のための試験を効果的に行える利
点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、車両2をベ
ルト回転体15に載置してシャシーダイナモメータの運
転を開始する。シャシーダイナモメータの運転開始後、
次第にベルト回転体15が高速運転状態になる。する
と、金属ベルト13が回転ドラム11,12の左右に蛇
行し始め、最悪の場合には金属ベルト13が回転ドラム
11,12から外れてしまう問題がある。
【0007】この考案は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、金属ベルトが回転ドラムから外れるのを防止した
シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の目的を
達成するために、並設した一対の回転ドラム間に無端金
属ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対の回転ドラム
の間に設けられた非圧縮性の液体利用の荷重支持装置に
より下部から支持してベルト回転体を構成し、このベル
ト回転体で車両の車輪を支持してなる車両の走行性能試
験を行うシャシーダイナモメータにおいて、ベルト回転
体に並設された金属ベルト位置検出器と、一方の回転ド
ラムの両端に配備され、基台にそれぞれ独立して直線移
動可能に支持された一対のスライダー部材と、回転ドラ
ムを回転可能に支持するとともに、回転ドラムの軸方向
両端から突出され、その突出された両端部にスライダー
部材が枢支されるとともに、両端部からの中心が支点と
なって移動可能でかつ回転しない回転ドラム支持軸と、
基台とスライダー部材間に設けられ、金属ベルト位置検
出器の出力により動作させて回転ドラム支持軸を、その
軸両端からの中心を支点として移動制御させる駆動手段
(シリンダ)とを備えたものである。
【0009】
【作用】ベルト回転体が動作を始め、高速になると、金
属ベルトが次第に回転ドラムから横ずれして来て、金属
ベルト位置検出器に突き当る。すると、金属ベルト位置
検出器から出力が送出され、この出力でシリンダが動作
する。シリンダの動作でピストン軸の移動量を制御する
と、回転ドラム支持軸がその移動量に従って移動し、金
属ベルトを定位置に戻すように回転ドラムを動かす。
【0010】
【実施例】以下この考案の一実施例を図面に基づいて説
明するに、図4,図5と同一部分は同一符号を付して示
す。図1,図2において、回転ドラム11の支持軸11
aはスライダー部材22に穿設された窓部22aに嵌め
込まれる。支持軸11aとスライダー部材22には図示
上下方向に孔23が穿設される。この孔23には支持軸
11aとスライダー部材22とを連結する接手用のピン
24が挿入されて、支持軸11aとスライダー部材22
は結合される。スライダー部材22はガイド部材25に
嵌め込まれて、ガイド部材25に形成されたL字溝25
aに沿って移動可能に構成される。26はベルト回転体
15に並設されたシリンダで、このシリンダ26のピス
トン軸26aはスライダー部材22に固定される。シリ
ンダ26は図3に示すようにベルト回転体15に並設さ
れたベルト位置検出器27の出力により動作される。シ
リンダ26は図2に示す基台28に固定される。なお、
上記実施例と同じ構成のものが図示しない反対側にも設
けられ、互いに違う方向にピストン軸を制御する。
【0011】次に上記実施例の動作を述べる。車両2を
ベルト回転体15に載置して車両2の走行性能試験の運
転を開始する。ベルト回転体15の回転速度は次第に高
くなって来て金属ベルト13が蛇行するようになる。そ
して、金属ベルト13がベルト位置検出器27に当接す
ると、その検出器27から出力が送出される。この出力
は図示しないシリンダ制御部に与えられると、シリンダ
26は動作しピストン軸26aのストロークを制御す
る。ピストン軸26aにはスライダー部材22が取り付
けられているので、スライダー部材22はガイド部材2
5に沿って移動される。この移動制御は図3に示すよう
に回転ドラム11の支持軸中心が支点として図3に示す
線分a,bのように行われるので、金属ベルト13の蛇
行は修正補正されて金属ベルト13は常に定位置となる
ように制御される。
【0012】上記のように金属ベルト13は制御される
ので、回転ドラム11から外れることがなくなる。な
お、図3においてシリンダ26の制御は一方がピストン
軸26aを押し方向のとき、他方は引張る方向となるよ
うに設定しておく。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
金属ベルトが回転ドラムから外れるのを防止することが
できるとともに、回転ドラムの揺動支点をドラム回転支
持軸上に設定し、その揺動を同支持軸両端部を直接駆動
する構成を採用していることから、装置の小型化が可能
となるとともに金属ベルトからの外れ方向の移動に対し
応答性の高い制御が可能となるため、ベルト回転速度を
高速回転させることが可能となり、低速域から高速域ま
で安定した計測が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す要部拡大斜視図。
【図2】この考案の実施例が適用される一部を切欠して
示す正面図。
【図3】この考案の実施例の概略的な平面図。
【図4】従来の概略構成説明図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【符号の説明】
11a…支持軸、22…スライダー部材、22a…窓
部、23…孔、24…ピン、25…ガイド部材、25a
…L字溝、26…シリンダ、26a…ピストン軸。
フロントページの続き (72)考案者 海津 秀雄 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 実開 平3−104841(JP,U) 実開 昭55−135956(JP,U) 実開 平3−57649(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設した一対の回転ドラム間に無端金属
    ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対の回転ドラムの
    間に設けられた非圧縮性の液体利用の荷重支持装置によ
    り下部から支持してベルト回転体を構成し、このベルト
    回転体で車両の車輪を支持してなる車両の走行性能試験
    を行うシャシーダイナモメータにおいて、 ベルト回転体に並設された金属ベルト位置検出器と、 一方の回転ドラムの両端に配備され、基台にそれぞれ独
    立して直線移動可能に支持された一対のスライダー部材
    と、 回転ドラムを回転可能に支持するとともに、回転ドラム
    の軸方向両端から突出され、その突出された両端部にス
    ライダー部材が枢支されるとともに、両端部からの中心
    が支点となって移動可能でかつ回転しない回転ドラム支
    持軸と、 基台とスライダー部材間に設けられ、金属ベルト位置検
    出器の出力により動作させて回転ドラム支持軸を、その
    軸両端からの中心を支点として移動制御させる駆動手段
    とを備えたことを特徴とするシャシーダイナモメータの
    回転ドラム移動制御装置。
JP1991033238U 1991-05-14 1991-05-14 シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置 Expired - Fee Related JP2551722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991033238U JP2551722Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991033238U JP2551722Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04127553U JPH04127553U (ja) 1992-11-20
JP2551722Y2 true JP2551722Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=31915968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991033238U Expired - Fee Related JP2551722Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551722Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145258A1 (ja) * 2008-05-28 2009-12-03 株式会社神戸製鋼所 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及びベルト蛇行防止方法
JP2009288006A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Kobe Steel Ltd 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及び蛇行防止方法
JP2010122006A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kobe Steel Ltd 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及びベルト蛇行防止方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5010002B2 (ja) * 2009-03-19 2012-08-29 国際計測器株式会社 走行試験装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135956U (ja) * 1979-03-20 1980-09-27
JP3057649U (ja) * 1998-09-10 1999-06-02 ヤマト・インダストリー株式会社 ボックスパレット
JP3104841U (ja) * 2003-04-30 2004-10-14 俊兆 施 規格サイズを識別できる工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145258A1 (ja) * 2008-05-28 2009-12-03 株式会社神戸製鋼所 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及びベルト蛇行防止方法
JP2009288006A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Kobe Steel Ltd 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及び蛇行防止方法
US8381902B2 (en) 2008-05-28 2013-02-26 Kobe Steel, Ltd. Belt meandering preventing device and belt meandering preventing method for running test device
JP2010122006A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kobe Steel Ltd 走行試験装置のベルト蛇行防止装置及びベルト蛇行防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04127553U (ja) 1992-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2594076Y2 (ja) フラットシャシーダイナモメータ
KR940007379Y1 (ko) 타이어 시험기
JP2651783B2 (ja) 無摩擦ベアリングを用いたシャーシダイナモメータ
JP2551722Y2 (ja) シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置
US5346398A (en) Stationary game machine
JP2923951B2 (ja) 送りねじ支持装置
US5717138A (en) Arrangement for driving a measuring spindle of a balancing machine
JP2576313B2 (ja) テストピース用慣性式ブレーキ試験機
JPH11304609A (ja) ブレーキ試験装置
JP2000155076A (ja) シャシーダイナモメータ
JPS593396Y2 (ja) テ−プレコ−ダ等の回転伝達装置
JPH06207886A (ja) 車両用台上試験装置
JP2523218Y2 (ja) シャシーダイナモメータ
JP3180450B2 (ja) ドライバーズエイドディスプレイ装置
JP2789708B2 (ja) ツインローラシャシーダイナモメータにおけるフライホイール制御装置
JP2570672B2 (ja) 微小回転装置
JP2677530B2 (ja) 洗車機のブラシ負荷検出装置
KR940003535Y1 (ko) 타이어 시험기
JPH0444526Y2 (ja)
JPS6128272Y2 (ja)
SU1754301A1 (ru) Рабоча клеть стана поперечной прокатки
SU1422061A1 (ru) Стенд дл испытани гусеничных транспортных средств
JPS587490Y2 (ja) テ−プレコ−ダのキヤブスタン装置
JPH056515Y2 (ja)
JP2574466Y2 (ja) タイヤ試験機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970610

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees