JPH04127553U - シヤシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置 - Google Patents

シヤシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置

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JPH04127553U
JPH04127553U JP3323891U JP3323891U JPH04127553U JP H04127553 U JPH04127553 U JP H04127553U JP 3323891 U JP3323891 U JP 3323891U JP 3323891 U JP3323891 U JP 3323891U JP H04127553 U JPH04127553 U JP H04127553U
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JP
Japan
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belt
cylinder
rotating drum
rotating body
chassis dynamometer
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JP3323891U
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Inventor
弘之 高田
邦雄 間所
秀雄 海津
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株式会社明電舎
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ベルトが回転ドラムから外れないように
回転ドラムを制御するようにした。 【構成】 回転ドラム11の支持軸11aをスライダー
部材22の窓部22aに嵌め込む。スライダー部材22
と支持軸11aはピン24により結合される。スライダ
ー部材22はガイド部材25により案内されて移動でき
るように構成する。スライダー部材22はシリンダ26
のピストン軸26aに固定され、シリンダ26をベルト
位置検出器27の出力で制御してピストン軸26aの出
入を行う。これによりスライダー部材22を介して支持
軸11aを移動させて、回転ドラム11を動かす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はシャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシャシーダイナモメータは、円筒形の回転ドラム上に車両の駆動輪を載 置して性能試験を行う構成が一般的である。ところが、最近より道路に近い条件 を再現できるシャシーダイナモメータが開発されてきた。
【0003】 その一例を図4及び図5に基づいて説明すると、11,12は並設した一対の 回転ドラムで、この回転ドラム11,12には、例えばステンレス鋼からなる無 端金属ベルト13が掛けられ、この金属ベルト13の下部には水ベアリングで形 成された荷重支持装置14が配設され、これによりベルト回転体15が構成され る。そして、このベルト回転体15は車両2の4つの車輪21を各々支持するよ うに配置される。
【0004】 更には図示省略したがフライホイール、動力計等の負荷装置がベルト回転体1 5に接続されてシャシーダイナモメータが構成される。
【0005】 上記説明したシャシーダイナモメータは車両の各種試験が建屋内で行うことが できることから、車両の安全性、品質向上のための試験を効果的に行える利点が ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、車両2をベルト回転体15に載置してシャシーダイナモメータの運 転を開始する。シャシーダイナモメータの運転開始後、次第にベルト回転体15 が高速運転状態になる。すると、金属ベルト13が回転ドラム11,12の左右 に蛇行し始め、最悪の場合には金属ベルト13が回転ドラム11,12から外れ てしまう問題がある。
【0007】 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、金属ベルトが回転ドラムから 外れるのを防止したシャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置を提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するために、並設した一対の回転ドラム間に無端 金属ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対の回転ドラムの間に設けられた非圧 縮性の液体利用の荷重支持装置により下部から支持してベルト回転体を構成し、 このベルト回転体で車両の車輪を支持してなる車両の走行性能試験を行うシャシ ーダイナモメータにおいて、前記ベルト回転体にシリンダを並設するとともに金 属ベルト位置検出器を並設し、このシリンダのピストン軸に前記一方の回転ドラ ム支持軸を可動自在に取り付け、このシリンダを前記ベルト位置検出器の出力に より動作させて前記回転ドラム支持軸の両端からの中心を支点として移動制御さ せるようにしたものである。
【0009】
【作用】
ベルト回転体が動作を始め、高速になると、金属ベルトが次第に回転ドラムか ら横ずれして来て、金属ベルト位置検出器に突き当る。すると、金属ベルト位置 検出器から出力が送出され、この出力でシリンダが動作する。シリンダの動作で ピストン軸の移動量を制御すると、回転ドラム支持軸がその移動量に従って移動 し、金属ベルトを定位置に戻すように回転ドラムを動かす。
【0010】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、図3,図4と同一部分 は同一符号を付して示す。図1,図2において、回転ドラム11の支持軸11a はスライダー部材22に穿設された窓部22aに嵌め込まれる。支持軸11aと スライダー部材22には図示上下方向に孔23が穿設される。この孔23には支 持軸11aとスライダー部材22とを連結する接手用のピン24が挿入されて、 支持軸11aとスライダー部材22は結合される。スライダー部材22はガイド 部材25に嵌め込まれて、ガイド部材25に形成されたL字溝25aに沿って移 動可能に構成される。26はベルト回転体15に並設されたシリンダで、このシ リンダ26のピストン軸26aはスライダー部材22に固定される。シリンダ2 6は図3に示すようにベルト回転体15に並設されたベルト位置検出器27の出 力により動作される。シリンダ26は図2に示す基台28に固定される。なお、 上記実施例と同じ構成のものが図示しない反対側にも設けられ、互いに違う方向 にピストン軸を制御する。
【0011】 次に上記実施例の動作を述べる。車両2をベルト回転体15に載置して車両2 の走行性能試験の運転を開始する。ベルト回転体15の回転速度は次第に高くな って来て金属ベルト13が蛇行するようになる。そして、金属ベルト13がベル ト位置検出器27に当接すると、その検出器27から出力が送出される。この出 力は図示しないシリンダ制御部に与えられると、シリンダ26は動作しピストン 軸26aのストロークを制御する。ピストン軸26aにはスライダー部材22が 取り付けられているので、スライダー部材22はガイド部材25に沿って移動さ れる。この移動制御は図3に示すように回転ドラム11の支持軸中心が支点とし て図3に示す線分a,bのように行われるので、金属ベルト13の蛇行は修正補 正されて金属ベルト13は常に定位置となるように制御される。
【0012】 上記のように金属ベルト13は制御されるので、回転ドラム11から外れるこ とがなくなる。なお、図3においてシリンダ26の制御は一方がピストン軸26 aを押し方向のとき、他方は引張る方向となるように設定しておく。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、金属ベルトが回転ドラムから外れるの を防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す要部拡大斜視図。
【図2】この考案の実施例が適用される一部を切欠して
示す正面図。
【図3】この考案の実施例の概略的な平面図。
【図4】従来の概略構成説明図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【符号の説明】
11a…支持軸、22…スライダー部材、22a…窓
部、23…孔、24…ピン、25…ガイド部材、25a
…L字溝、26…シリンダ、26a…ピストン軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 海津 秀雄 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設した一対の回転ドラム間に無端金属
    ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対の回転ドラムの
    間に設けられた非圧縮性の液体利用の荷重支持装置によ
    り下部から支持してベルト回転体を構成し、このベルト
    回転体で車両の車輪を支持してなる車両の走行性能試験
    を行うシャシーダイナモメータにおいて、前記ベルト回
    転体にシリンダを並設するとともに金属ベルト位置検出
    器を並設し、このシリンダのピストン軸に前記一方の回
    転ドラム支持軸を可動自在に取り付け、このシリンダを
    前記ベルト位置検出器の出力により動作させて前記回転
    ドラム支持軸の両端からの中心を支点として移動制御さ
    せるようにしたことを特徴とするシャシーダイナモメー
    タの回転ドラム移動制御装置。
JP1991033238U 1991-05-14 1991-05-14 シャシーダイナモメータの回転ドラム移動制御装置 Expired - Fee Related JP2551722Y2 (ja)

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CN101839809A (zh) * 2009-03-19 2010-09-22 国际计测器株式会社 行驶试验装置

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JP3104841U (ja) * 2003-04-30 2004-10-14 俊兆 施 規格サイズを識別できる工具

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