JP2551521Y2 - 綴じ合わせシート - Google Patents

綴じ合わせシート

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JP2551521Y2
JP2551521Y2 JP1990405682U JP40568290U JP2551521Y2 JP 2551521 Y2 JP2551521 Y2 JP 2551521Y2 JP 1990405682 U JP1990405682 U JP 1990405682U JP 40568290 U JP40568290 U JP 40568290U JP 2551521 Y2 JP2551521 Y2 JP 2551521Y2
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JP
Japan
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adhesive
binding
sheet
adhesive base
parts
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JP1990405682U
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元彦 手塚
純一 田渕
秀仁 菅原
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Toppan Forms Co Ltd
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Toppan Forms Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種伝票、配送票等の
帳票に関し、特に、重ね合わせ用シートを分離可能に綴
じ合わせてなる綴じ合わせシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の綴じ合わせシート
は、一旦接着すると剥離不能な非剥離性の接着剤によっ
て複数の重ね合わせ用シートを綴じ合わせているのが一
般的である。したがって従来は、このような帳票の使用
にあたって各葉に分離する必要性に応じるために、綴じ
合わされた所定のシートに切り取り用のミシン目を設け
て、切り取り可能に構成している。
【0003】
【考案か解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、分離が必要な所定の重ね合わせ用シートにミシン
目を設ける作業が煩雑であるうえ、このミシン目が曲が
って形成されたり、破断が不完全であると、所定位置で
円滑に切り離すことがてきず、破損してしまうという欠
点がある。
【0004】本考案は、このような欠点を解消した重ね
合わせ用シートを綴じ合わせてなる分離可能な綴じ合わ
せシートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案の請求項1に記載した綴じ合わせシートは、互
いに重ね合わされて綴じ合わされる複数の重ね合わせ用
シートの対向する綴じ合わせ部の少なくとも一方に、所
定の条件を付与されると接着可能となる非剥離性接着剤
基剤とこの非剥離性接着剤基剤に対し非親和性を示す微
粒状充てん剤とからなる接着剤を設け、前記重ね合わせ
用シートを所定状態に重ね合わせたうえ、前記接着剤の
接着条件を付与することにより剥離可能に綴じ合わせて
なる綴じ合わせシートであって、前記非剥離性接着剤基
剤として感圧性あるいは再湿性の接着剤を使用し、この
接着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を10
0〜400重量部の割合で配合したことを特徴とする
【0006】また、本考案の請求項2に記載した綴じ合
わせシートは、上述,した感圧性あるいは再湿性の非剥
離性接着剤基剤に変えて感熱性の接着剤を使用し、この
接着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を45
〜100重量部の割合で配合したことを特徴とする。
【0007】
【作用】綴じ合わせ手段である接着剤は、非剥離性接着
剤基剤に対し非親和性を示す微粒状充てん剤を配合する
ことで接着力を調整することにより、綴じ合わせ部分を
剥離可能とすることができ、切り取り用ミシン目等の分
離手段は不要となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を非剥離性接着剤基剤として感
圧性接着剤を使用し、複写伝票に適用した場合の好適な
実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】ここにおいて、図1は重ね合わせ用シート
たる伝票の綴じ合わせ前状態を示す斜視図、図2は綴じ
合わせて複写伝票を形成した状態を示す断面図、図3は
複写記入後に最上位の伝票を剥離した状態の平面図であ
る。
【0010】図1及び図2に示すように、複写伝票1は
4枚の伝票2,3,4,5からなり、綴じ合わせた時に
反綴じ合わせ端が階段状に突出するよう下位の伝票ほど
長く形成されている。各伝票2,3,4,5には、その
表面に同一の記入欄6,7,8,9が設けられる一方、
最下位の伝票5を除いた3枚の伝票2,3,4の前記各
記入欄6,7,8に対応する裏面部分には染料カプセル
剤層を、伝票3,4,5の表面記入欄に対応する部分に
は呈色剤層を設けたノーカーボン複写システム、あるい
は前記伝票2,3,4の裏面の各記入欄5,7,8に対
応する部分にカーボン複写構造等の適宜な複写構造1
0,11,12が設けられ、最上位の伝票2の記入欄6
に所定事項を記入すると、他の各伝票3,4,5に同一
事項が複写記入されるよう構成されている。
【0011】図1で明らかなように、最上位の伝票2を
除いた3枚の伝票3,4,5の表面側の綴じ合わせ端に
は、端縁に沿った所定位置に、綴じ合わせ用の感圧性の
接着剤13,14,15があらかじめ帯状に設けられて
いる。この接着剤13,14,15は、感圧性で一旦接
着すると再剥離不能な接着剤基剤に、この接着剤基剤に
対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなる。
前記接着剤は、1cmあたり50Kg以上、好ましく
は80Kg以上の圧力で接着するものてある。また、前
記接着剤基剤としては、従来用いられている通常の感圧
性接着剤でよいが、特に挙げれば、天然ゴムにスチレン
とメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られ
た天然ゴムラテックスが、耐ブロッキング性、耐熱性、
耐摩耗性等の点で好適である。
【0012】なお、接着剤基剤としては、感圧性のほ
か、従来用いられている通常の再湿性の接着剤を用いる
こともでき、再湿性の接着基剤としては、ポリビニル
アルコールやポリエチレンオキシドなどが好適である。
【0013】一方、前記微粒状充てん剤としては、前記
接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白
土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉
末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、
単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと
他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。ま
た、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤
塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上す
る。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうると
ともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しや
すいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点が
ある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタに
より、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合で
も、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤
層がシリコーンオイルにより接着しなくなることもな
い。なお、微粒状充てん剤の平均粒子径は、10mμm
〜30μm、好ましくは1μm〜20μm、さらに好ま
しくは2〜15μmの範囲が好適である。
【0014】上述した微粒状充てん剤は、感圧性、再湿
性のいずれの接着剤基剤に対しても使用可能であり、接
着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を100
〜400重量部、好ましくは130〜300重量部、よ
り好ましくは150〜250重量部の割合で配合するこ
とが望ましい。この微粒状充てん剤の配合割合が前記範
囲よりも少ないと、耐ブロッキング性に劣り、かつ接着
力が強すぎる一方、前記範囲よりも多い場合には、接着
力が低下し過ぎて容易に剥離してしまう。本考案におけ
る接着剤は、剥離後は、通常の状態で再接着しない構成
からなるものである。
【0015】本実施例の複写伝票1は、図1に示すよう
に、各伝票2,3,4,5を所定状態に重ね合わせたう
え、綴じ合わせ端部に、接着剤13,14,15の接着
条件である所定の圧力を加えることにより、前記接着剤
13,14,15によって図2に示すように互いに剥離
可能に綴じ合わされて作成される。そして、最上位の伝
票2の記入欄6に所望事項を記入すると、同一事項が下
の各記入欄7,8,9に複写記入されるから、適宜必要
な伝票2,3,4を剥離して使用することができる。
【0016】また、上述した感圧性あるいは再湿性の接
着剤基剤のほか、感熱性の接着基剤を使用することもで
き、感熱性の接着基剤としては、特に酢酸ビニル系重合
体が好適である。この感熱性の接着剤基剤においては、
接着剤基剤100重量部に対して上述した微粒状充てん
剤を45〜100重量部、好ましくは55〜90重量
部、より好ましくは60〜80重量部の割合で配合する
ことが望ましい。この微粒状充てん剤の配合割合が前記
範囲よりも少ないと、耐ブロッキング性に劣り、かつ接
着力が強すぎる一方、前記範囲よりも多い場合には、接
着力が低下し過ぎて容易に剥離してしまう。
【0017】なお、本考案は上述した実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、複写伝票1以外の重ね合わ
せ用シートを綴じ合わせた帳票で所定シートの分離が要
求されるものにも適用可能である。また、接着剤13,
14,15は図示位置よりも左に寄せて左端縁いっぱい
に沿って帯状に設けてもよく、また帯状のほか、点状、
線状、あるいはシートの全面または表裏全面に塗布する
こともでき、さらに線状を交差させて十字状等の所望パ
ターンに塗布することもでき、加えて、いわゆるベタ塗
りでもよいし、スクリーン状に塗布してもよい。そし
て、前述のように接着剤13,14,15を表裏全面に
塗布した場合でも、取り扱いに支障をきたさず、便利で
ある。さらにまた、塗布部分は重ね合わされるシートの
綴じ合わせ部分における対向面の少なくとも一方であれ
ばよい。また、接着は、接着剤13,14,15の所定
部のみに接着条件を付与して接着し、綴じ合わせてもよ
い。さらに、3枚またはそれ以上の枚数を綴じ合わせる
場合には、中間シートに孔を穿設し、この孔を介して最
上位シートと最下位シートを綴じ合わせ、全シートを一
体化してもよい。またさらに、接着剤13,14,15
が感圧性接着剤の場合には、重ね合わせた綴じ合わせ端
をカッターで切断し、この切断圧を接着条件として切断
端部面を接着してもよく、この場合には綴じ合わせ端が
きれいにそろうという利点がある。
【0018】
【考案の効果】以上説明したところで明らかなように、
本考案によれば、重ね合わせ用シートを、非剥離性接着
剤基剤に対し非親和性を示す微粒状充てん剤を配合して
なる接着剤で綴じ合わせるので、接着剤の接着力を容易
に調整することができて、綴じ合わせ部分が剥離可能と
なるから、切り取り用ミシン目等の特別な分離手段を設
ける必要がなく、また分離も確実かつ円滑にできるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における重ね合わせ用シー
トたる伝票の綴じ合わせ前状態を示す斜視図。
【図2】同じく綴じ合わせて複写伝票を形成した状態を
示す断面図。
【図3】同じく複写記入後に最上位の伝票を剥離した状
態の平面図。
【符号の説明】
1 複写伝票 2,3,4,5 伝票 6,7,8,9 記入欄 10,11,12 複写構造 13,14,15 接着剤

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ね合わされて綴じ合わされる複
    数の重ね合わせ用シートの対向する綴じ合わせ部の少な
    くとも一方に、所定の条件を付与されると接着可能とな
    る非剥離性接着剤基剤とこの非剥離性接着剤基剤に対し
    非親和性を示す微粒状充てん剤とからなる接着剤を設
    け、前記重ね合わせ用シートを所定状態に重ね合わせた
    うえ、前記接着剤の接着条件を付与することにより剥離
    可能に綴じ合わせてなる綴じ合わせシートであって、前
    記非剥離性接着剤基剤として感圧性あるいは再湿性の接
    着剤を使用し、この接着剤基剤100重量部に対して微
    粒状充てん剤を100〜400重量部の割合で配合した
    ことを特徴とする綴じ合わせシート
  2. 【請求項2】 互いに重ね合わされて綴じ合わされる複
    数の重ね合わせ用シートの対向する綴じ合わせ部の少な
    くとも一方に、所定の条件を付与されると接着可能とな
    る非剥離性接着剤基剤とこの非剥離性接着剤基剤に対し
    非親和性を示す微粒状充てん剤とからなる接着剤を設
    け、前記重ね合わせ用シートを所定状態に重ね合わせた
    うえ、前記接着剤の接着条件を付与することにより剥離
    可能に綴じ合わせてなる綴じ合わせシートであって、前
    記非剥離性接着剤基剤として感熱性の接着剤を使用し、
    この接着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を
    45〜100重量部の割合で配合したことを特徴とする
    綴じ合わせシート
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JPS6135279A (ja) * 1984-07-27 1986-02-19 Toppan Moore Co Ltd プリント用シ−ト

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