JP2550749B2 - 硬化性シリコーン組成物及び硬化物 - Google Patents

硬化性シリコーン組成物及び硬化物

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JP2550749B2 JP2117077A JP11707790A JP2550749B2 JP 2550749 B2 JP2550749 B2 JP 2550749B2 JP 2117077 A JP2117077 A JP 2117077A JP 11707790 A JP11707790 A JP 11707790A JP 2550749 B2 JP2550749 B2 JP 2550749B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬化してエラストマーないしはゲル状にな
る硬化性シリコーン組成物及びその硬化物に関し、更に
詳述すると低弾性・低硬度あるいは高伸張を有する硬化
物となり、使用時にオイルのブリード・にじみや分離が
少なく、タンポ材料や高伸長シーラントとして好適に使
用される縮合型の硬化性シリコーン組成物及びその硬化
物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来より、縮合硬化型シリコーン組成物は、建築用シ
ーラント、食品陳列用モデル、タンポ印刷材料、ポッテ
ィング剤等に用いられている。
これらの用途においては、例えば建築用シーラントで
は高い伸張率が要求されたり、タンポ印刷材料では低弾
性・低硬度が要求されるなど、高い伸張率や低弾性・低
硬度が要求される場合が多い。これらの縮合型シリコー
ン組成物に対する要求に応える技術としては、従来、縮
合型シリコーン組成物を反応性のないシリコーンオイル
で希釈する方法、あるいは種々の可塑剤を添加する方法
などの対応が採られている。
しかしながら、これらの方法では高い伸長率や低弾性
・低硬度に対してそれなりの効果が認められるものの、
長期の使用により汚れが付着したり、オイルのにじみあ
るいは分離が発生することがあり、これらの欠点の改良
が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、エラストマ
ーないしはゲル状に硬化して低弾性・低硬度あるいは高
い伸長率を有すると共に、オイルのにじみや分離が可及
的に少ない硬化物を与える縮合型の硬化性シリコーン組
成物及び該組成物の硬化物を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、縮合硬化型シリコーン組成物の主成分として、
(A)下記一般式(I) (但し、式中Rは炭素数1〜8の置換又は非置換の1価
炭化水素基、R1は炭素数1〜4のアルキル基又はアルコ
キシ置換アルキル基、Q1,Q2はそれぞれ炭素数1〜8の
2価炭化水素基又は酸素原子、aは2又は3、lは5〜
3000の整数である。)で表わされる両末端がアルコキシ
シリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンと
(B)下記一般式(II) (但し、式中Rは上記と同様の意味を示し、mは5〜30
00の整数である。) で表わされる両末端がヒドロキシシリル基で封鎖された
ジオルガノポリシロキサンのいずれか一方又は両方を使
用すると共に、これに(C)下記一般式(III) (但し、式中R,R1,Q1,Q2及びaは上記と同様の意味を示
し、nは25℃の粘度を800cp以上にする整数であり、そ
の上限は3000である。) で表わされる片末端がアルコキシシリル基で封鎖され、
他方の末端がトリ(ハイドロカルボノ)シリル基である
ジオルガノポリシロキサンを併用することが有効である
ことを知見した。
即ち、(A)成分と(C)成分のジオルガノポリシロ
キサンを組み合わせた組成物とした場合、高伸長率を有
する一液湿気硬化型の組成物が得られ、また(B)成分
と(C)成分のジオルガノポリシロキサンを組み合わせ
た組成物とした場合、ゲル状の硬化物を与える組成物が
得られ、更に、(A)成分、(B)成分及び(C)成分
のジオルガノポリシロキサンを組み合わせた組成物とし
た場合、例えばタンポ材料などに好適な低弾性・低硬度
のエラストマーを与える組成物が得られるもので、本発
明の組成物は、低弾性・低硬度あるいは高伸長のエラス
トマーないしはゲル状の硬化物を与え、しかもこれらの
硬化物はいずれもオイルのにじみや分離が極めて少ない
ことを見い出し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は上記(A)成分と(B)成分のいず
れか一方又は両方と(C)成分のジオルガノポリシロキ
サンと硬化触媒とを含有してなることを特徴とする縮合
型の硬化性シリコーン組成物及び該組成物の硬化物を提
供する。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、(A)成分とし
て下記一般式(I) で表わされる両末端がジアルコキシシリル基又はトリア
ルコキシシリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサ
ンと(B)成分として下記一般式(II) で表わされる両端末がヒドロキシシリル基で封鎖された
ジオルガノポリシロキサンのいずれか一方又は両方を使
用するものである。
ここで、上記式(I)中Rは炭素数1〜8の置換又は
非置換の1価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、
エチル基、プロピル基などのアルキル基、シクロヘキシ
ル基などのシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、イ
ソプロペノキシ基などのアルケニル基、フェニル基、ト
リル基などのアリール基あるいは3,3,3−トリフルオロ
プロピル基、クロロメチル基、3−クロロプロピル基な
どのこれらの基の水素原子が部分的にハロゲン原子など
で置換された基が挙られる。また、R1は炭素数1〜4の
アルキル基又はアルコキシ置換アルキル基であり、具体
的にはメチル基、エチル基、n−又はi−プロピル基、
n−,sec−又はt−ブチル基,β−メトキシエチル基、
β−エトキシエチル基等が挙げられ、従って上記式
(I)中の両末端のアルコキシ基はメトキシ基、エトキ
シ基、n−又はi−プロポキシ基、n−,sec−又はt−
ブトキシ基、β−メトキシエトキシ基、β−エトキシエ
トキシ基等である。更にQ1,Q2はそれぞれ炭素数1〜8
の2価炭化水素基又は酸素原子であり、この炭素数1〜
8の2価炭化水素基として具体的には、アルキレン基、
アルケニレン基、アリーレン基、アルキルアリーレン基
等を挙げることができる。なお、lは5〜3000の整数で
あるが、好ましくは50〜1000であり、aは2又は3であ
る。
上記式(I)のジオルガノポリシロキサンの合成方法
は、例えば特開昭62−207383号公報記載に準じ、下記式
(i) (但し、式中R,lは上記と同様の意味を示す。) で表わされる両末端がビニル基で封鎖されたジオルガノ
ポリシロキサンに下記式(ii) (R1O)aR3-aSiH (ii) (但し、式中R1,aは上記と同様の意味を示す。) で表わされるトリメトキシシラン、ジメトキシメチルシ
ラン等のシランを白金触媒を用いてハイドロシリレーシ
ョン反応により付加させることによって得ることができ
る、このような反応によって得られる式(I)のジオル
ガノポリシロキサンとしては次のものが挙げられる。
(但し、R、lは上記と同様の意味を示し、Meはメチル
基を示す。) また、上記式(I)のジオルガノポリシロキサンの別
の合成方法としては、下記式(iii) (但し、R、lは上記と同様の意味を示す。) で表わされる両末端がヒドロキシシリル基で封鎖された
ジオルガノポリシロキサンに下記式(iv) (R1O)bR4-bSi (iv) (但し、R1,Rは上記と同様の意味を示し、bは3又は4
である。) で表わされる3官能又は4官能アルコキシシラン、例え
ばテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テト
ラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ
(メトキシエトキシ)シラン、テトラ(エトキシエトキ
シ)シラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、メチルトリ(メトキシエトキシ)シラ
ン、メチルトリ(エトキシエトキシ)シラン等を加熱
下、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物等
の存在下に縮合反応させることによって得ることができ
る。このような反応によって得られた式(I)のジオル
ガノポリシロキサンとして次のものが挙げられる。
(但し、式中R、l、Meは上記と同様の意味を示す。) 一方、上記式(II)で表わされる両末端がヒドロキシ
シリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンは、水
又はシラノール含有化合物を停止剤としてジオルガノシ
クロポリシロキサンをアルカリ触媒もしくは酸触媒によ
り平衡化するという公知の方法で容易に得ることができ
る。なお、式(II)中mは5〜3000の整数であるが、好
ましくは10〜1000の整数である。
次に、(C)成分の下記一般式(III) で表わされる片末端がアルコキシシリル基で封鎖された
ジオルガノポリシロキサンは、本発明の縮合型硬化性シ
リコーン組成物の必須成分であり、この成分の添加によ
り低弾性率、低硬度、高伸張を達成することができ、か
つ遊離のシリコーンオイルを減少させることが可能とな
る。これはこの片端末にのみ官能基を有するオイルが硬
化する際、架橋に組み込まれながら、片端末がフリーで
あるため架橋密度を上昇させず、そのため硬度が上がら
ないためと考えられる。なお、上記式中R1,R,Q1,Q2は上
記と同様の意味を示し、nは25℃の粘度を800cp以上に
する整数で、その上限は3000、好ましくは1000である。
この式(III)で表わされるジオルガノポリシロキサ
ンの合成方法は、基本的には上記式(I)で表わされる
ジオルガノポリシロキサンの合成法と同様であり、いく
つかの方法である。例えば末端がビニル基及びトリアル
キルシリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンに
上述した式(ii)で表わされるシランを白金触媒を用い
てハイドロシリレーション反応することにより、例えば
下記式(III−a)のようなジオルガノポリシロキサン
を得ることができる。
(但し、R、n及びMeは上記と同様の意味を示す。) また、上述した式(I−b)のジオルガノポリシロキ
サンを得る方法と同様に末端がジメチルヒドロキシシリ
ル基等及びトリアルキルシリル基等で封鎖されたジオル
ガノポリシロキサンと、上述した式(iv)で表わされる
3官能又は4官能アルコキシシランとの縮合反応を行な
って、例えば下記式(III−b)で表わされるジオルガ
ノポリシロキサンを得ることができる。
(但し、R、n及びMeは上記と同様の意味を示す。) なお、上記反応の原料となる片末端ジメチルビニル基
あるいはジメチルヒドロキシシリル基を有するポリマー
は、例えば、トリメチルシロキシリチウムを開始剤とし
て1,3,5−トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリ
メチルシクロトリシロキサンあるいはヘキサメチルシク
ロトリシロキサン等の環状シロキサン三量体を加熱し、
又はテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキサイド、ジ
メチルホルムアミド等の極性溶媒の存在下に比較的低温
に於て開環重合し、ジメチルビニルクロルシランあるい
は酢酸で中和することによって得られる。また、トリメ
チルヒドロキシシランを開始剤として特公昭45−1070号
公報に記載されている様なケイ素五配位化合物、例えば の存在下において、0〜100℃の温度範囲でアセトニト
リル等の極性溶媒を用い、トリメチルシロキシリチウム
を開始剤として1,3,5−トリス(3,3,3−トリフルオロプ
ロピル)トリメチルシクロトリシロキサンあるいはヘキ
サメチルシクロトリシロキサン等の環状シロキサン三量
体を開環重合し、ジメチルビニルクロルシランあるいは
酢酸で中和することによって得られる。
更に、式(III)で表わされるジオルガノポリシロキ
サンは、上述したような定量的に片末端の得られる合成
方法によって得られるものばかりでなく、CH2=CH
(R2)SiO1/2及びR3SiO1/2を末端基、あるいは(HO)R2
SiO1/2及びR3SiO1/2等を末端基としてオクタメチルシク
ロテトラシロキサンのアルカリ触媒又は酸触媒による平
衡化によって得られる平均的な片末端オイルも同様に使
用することが可能である。
上記(A)成分、(B)成分、(C)成分の配合量は
これらの合計量に対し(A)成分と(B)成分は各々0
〜90%(重量%、以下同じ)であるが、(A)成分と
(B)成分の合計量は25〜90%、(C)成分は10〜75%
とすることが好ましい。
即ち、本発明の硬化性シリコーン組成物は上述したよ
うに、上記(A)成分と(B)成分のいずれか一方又は
両方の成分に(C)成分を添加したものであるが、
(A)成分と(C)成分を組み合わせた組成物とするこ
とにより、高伸長率を有する一液湿気硬化型の組成物を
得ることができ、また、(B)成分と(C)成分を組み
合わせた組成物とすることにより、ゲル状の硬化物とな
る組成物を得ることができ、更に(A)成分、(B)成
分及び(C)成分の3成分を組み合わせることにより、
タンポ材料等として好適に使用される低硬度の硬化物を
与える組成物を得ることができるもので、本発明の硬化
性シリコーン組成物はこれら成分の組み合わせにより種
々の用途に適応可能である。この場合、(A)成分と
(C)成分とを組み合わせる場合において、(A)成分
と(C)成分の割合は重量比で90〜25:10〜75とするこ
とが好ましく、また(B)成分と(C)成分を組み合わ
せる場合において、(B)成分と(C)成分との割合も
重量比で90〜25:10〜75とすることが好ましく、更に
(A)成分、(B)成分及び(C)成分の3成分を組み
合わせる場合において、(A)成分と(B)成分の合計
量と(C)成分との割合も重量比で90〜25:10〜75とす
ることが好ましい。
本発明の縮合型硬化性シリコーン組成物には上述した
ジオルガノポリシロキサン成分を硬化させるための硬化
触媒を配合することができるが、この硬化触媒として
は、一般に縮合型シリコーンRTVに用いられているもの
であれば良く、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジ
ベンジルマレート、ジブチル錫ジオクトエート、ステア
リン酸鉄、オクチル酸鉛等の有機酸の金属塩、テトライ
ソプロピルチタネート等のチタン酸エステル、チタンア
セチルアセトナート等のチタンキレート化合物などある
いはこれらの混合物が例示される。この配合量はそれが
少なすぎると硬化触媒としての機能が充分発揮されずに
硬化時間が長くなり、ゴム層の深部での硬化が不十分と
なる場合があり、多すぎるとこの組成物の保存性が悪く
なり、硬化した後の耐熱性も低下する場合があるので
(A)、(B)、(C)成分の合計100重量部に対し0.0
1〜10重量部の範囲とすることが好ましく、特に0.1〜5
重量部の範囲とするのがよい。
また、本発明の組成物の特性を向上させる目的で煙霧
質シリカ、沈降性シリカ、及びこれらの疎水化物、更に
補強性充填材、沈降防止剤、電気伝導性の目的でカーボ
ンブラック等が配合でき、そのほか石英粉、溶融石英、
球状シリカ、珪藻土、ゼオライト、炭酸カルシウム、二
酸化チタン、酸化鉄、アルミナ、球状アルミナ、水酸化
アルミニウム、窒化アルミニウム、硫酸マグネシウム等
が準補強性充填材、増量剤、熱伝導性充填材の目的で、
また鉛、炭酸鉛、水酸化鉛等の鉛化合物が放射線遮蔽な
どの目的で用いられる。更に、本発明の組成物は縮合硬
化型であるため、硬化を促進させ、あるいは深部硬化を
良好にさせるという目的で、水又はアルコール類(メタ
ノール、エタノール、プロパノール、メチルセロソルブ
等)を添加することは任意とされる。そのほか本発明の
目的を損なわない範囲において、無機顔料、有機染料等
の着色剤、酸化セリウム、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、ベ
ンゾトリアゾール、白金化合物等の耐熱性、難燃性向上
剤の添加も可能である。なお、本発明の組成物の硬化表
面にタックが出る場合には、トリメトキシシラン、トリ
エトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラプロポキシシラン等の各種シラン、あ
るいはこれらの加水分解物が適宜添加し、これを解消す
ることが可能であるが、多く添加した場合には本発明の
特徴である低弾性・低硬度、高伸長の特性を得ることが
できなくなるので、これらの添加量は(A)成分、
(B)成分及び(C)成分の合計量100重量部に対し0.0
5〜2重量部とすることが好ましい。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、上述した成分を
混合して一液型又は二液型として建築用シーラント、食
品陳列用モデル、タンポ印刷材料、ボッティング剤など
に好適に使用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の硬化性シリコーン組成
物は、成分の選択により低弾性・低硬度あるいは高伸長
を有するエラストマーないしはゲル状硬化物を与え、使
用の際にオイルのにじみや分離が生じ難いものであるの
で、これらオイルのにしみや分離が問題となるタンポ材
料やシーラントとして好適に使用されるほか、広範囲な
用途を有するものである。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に示
すが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
〔実施例1〜7、比較例1〜3〕 下記に示すジメチルポリシロキサンと第1表に示す成
分を同表に示す配合量で混合して組成物を調製し、これ
らの組成物を25℃/50%RH,48時間の条件で硬化した。得
られた硬化物について硬度、表面タックの有無、オイル
にじみの有無を評価した。結果を第1表に併記する。
ジメチルポリシロキサン(III−1) 下記一般式 (pは整数で25℃での粘度が5000cp) ジメチルポリシロキサン(I−1) 下記一般式 (qは整数で25℃での粘度が5000cp) ジメチルポリシロキサン(II−1) 下記一般式 (rは整数で25℃での粘度が5000cp) 〔実施例8、9、比較例4〕 下記に示すジメチルポリシロキサンと第2表に示す成
分を同表に示す配合量で混合して組成物を調製し、これ
らの組成物を20℃/50%RH,7日間の条件で硬化した。得
られた硬化物について硬さ、伸び、引張り強さを測定し
た。
測定した結果を第2表に併記する。
ジメチルポリシロキサン(III−2) 下記一般式 (sは整数で25℃での粘度が800cp) ジメチルポリシロキサン(I−2) 下記一般式 (tは整数で25℃での粘度が20000cp)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)成分と(B)成分のいずれか一
    方又は両方と、下記(C)成分と、硬化触媒とを含有し
    てなることを特徴とする硬化性シリコーン組成物。 (A)下記一般式(I) (但し、式中Rは炭素数1〜8の置換又は非置換の1価
    炭化水素基、R1は炭素数1〜4のアルキル基又はアルコ
    キシ置換アルキル基、Q1,Q2はそれぞれ炭素数1〜8の
    2価炭化水素基又は酸素原子、aは2又は3、lは5〜
    3000の整数である。) で表わされるジオルガノポリシロキサン、 (B)下記一般式(II) (但し、式中Rは上記と同様の意味を示し、mは5〜30
    00の整数である。) で表わされるジオルガノポリシロキサン、 (C)下記一般式(III) (但し、式中R,R1,Q1,Q2及びaは上記と同様の意味を示
    し、nは25℃の粘度を800cp以上にする整数であり、そ
    の上限は3000である。) で表わされるジオルガノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】請求項1記載の硬化性シリコーン組成物を
    硬化してなる硬化物。
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