JP2550607Y2 - 連結パネル - Google Patents

連結パネル

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JP2550607Y2
JP2550607Y2 JP7642291U JP7642291U JP2550607Y2 JP 2550607 Y2 JP2550607 Y2 JP 2550607Y2 JP 7642291 U JP7642291 U JP 7642291U JP 7642291 U JP7642291 U JP 7642291U JP 2550607 Y2 JP2550607 Y2 JP 2550607Y2
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勇造 相沢
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Fuji Bellows Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネルの縁同志を衝き
合わせ状に連結して広い一枚のパネルに形成して広告板
のバネルや建物等の壁板,天井板等に使用する連結パネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】大型のサインボードや建物の壁或いは天
井等には一面全面を被う広いパネルが求められることが
多々ある。しかし一枚板からなるパネルを求めることは
製造技術的に、また経済的に困難であることから一般に
は小さなパネル同志を連結し大型化して使用しているの
が普通である。パネルの連結には様々な形態があり、用
途に応じて任意選択されているが、例えばサインボード
の様に表面平滑な大型パネルを求める場合には帯板状の
長尺パネルを縁同志を衝き合わせ状に連結して一枚板に
成形することが多い。この長尺パネルは通常両縁に相互
に組合い連結する構造の連結片を一体に備えて、隣合わ
せにしたパネルの縁同志を衝き合わせ、連結片相互を連
結して組合わせ大型のパネルに成形するもので、例えば
図5に示した構造の連結パネルがある。この連結パネル
は図示するように帯板状をなすパネル主体101の一方
の縁部から先端縁に固定片103を備えた断面クランク
状をなす脚片105を背面方向に延設し、他方の縁部か
らは上記脚片105と略同一形の断面クランク状をなす
連結片107を同じく背面方向に延設して該連結片10
7と上記脚片105を並行状に設けたものになってい
る。このパネルの連結は先ず下地枠109に脚片105
に設ける固定片103を当接し、ビス111で固定し、
次に、他のパネルの連結片107を上記脚片105の外
側から添わせて相互にクランク形状を利用して噛み合わ
せ、その後、この衝き合わせたパネルの他方の縁部の脚
片105を前記同様に下地枠109に当接し固定片10
3をビス111で固定することによって個々のパネルを
固定すると同時に連結するもので、上記操作の繰り返し
によって一枚の大型のパネルを成形するものとなってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】上記従来の連結パネ
ルは、単位パネルの製造が容易であること、パネルの両
縁に連結手段となる脚片が設けられてパネル主体部分を
補強する構造になっておりパネル面の歪みが抑えられる
こと、そして縁同志の衝き合わせで容易に連結でき、ま
た一方の縁を固定することでパネル全体を止着できる等
の利点があることから現在同種の構造に係る連結パネル
が多く実用化されている。しかし、この連結パネルは衝
き合わせた縁同志の間に長さ方向に沿った隙間が出来る
欠点があり、多数枚を連結して大型パネルを形成したと
き各パネル間にそれぞれ隙間が縞状に現れ、例えばこの
パネルをサインボード等に使用したとき、これに貼着し
たポスター表面に縞模様として露出すると言った問題が
あった。本考案はこの様な欠陥に鑑みこれを改善する目
的で考案されたもので、特にこの考案はパネル主体の両
縁部の連結手段に改善を加え、一体的な連結を可能にし
てパネル間の密着性を図ると同時に、安定した連結状態
を容易に得られるようにして同時に作業性の改善を図っ
たことにある。即ち、前記従来の連結パネルはパネル同
志の縁部を衝き合わせることで連結される構造に係る
が、実際の作業においてはパネルを下地枠に固定する
際、連結しようとするパネルを先に固定したパネルに対
して所要の力で押付けておく必要があり、この為連結作
業が厄介であると同時に、衝き合わせが緩んで結果的に
縁同志の間に隙間が生ずると言った問題があったのであ
る。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は上述従来の問
題点に鑑み提案されたもので、その特徴とするところは
帯板状パネル主体の一側縁から裏面方向に先端縁に固定
片を一体に有した脚片を直角状に延設すると共に、該脚
片の基端部から表面側に凹弧面形の係合溝を設ける連結
受片を、また脚片の高さの途中から背面側を凸弧面形に
形成する第1連結補助片を互いに並行する如く長さ方向
に沿って延設し、他方前記パネル主体の他側縁には前記
係合溝に嵌合する係合凸部を設けた連結嵌合片と、該連
結嵌合片に並行し且つ前面側に前記第1連結補助片の凸
弧面に滑合する凹弧面を設ける第2連結補助片を互いに
並行する如く長さ方向に沿って設けてなる連結パネルを
提供することにある。本考案連結パネルはアルミ合金を
材料に押出成形によって製造されるもので、上述したよ
うにパネル主体の両縁に相互に連結し合う連結手段を有
することによって幅方向に次々と連結し大型の一枚板の
パネルを成形することが可能である。次に、この考案を
図示する実施例につき詳述し、その特徴とするところを
明らかにする。
【0005】
【実施例】図1は本考案に係る連結パネルから作られた
サインボードの正面図で、図2は図1の要部を拡大した
横断平面図、図3は同じく要部を拡大した縦断左側面図
であり、図4は連結パネル同志の連結組合わせを説明す
る拡大横断平面図である。
【0006】図面に示す符号1は連結パネル、2はサイ
ンボードの周囲を縁取る額縁形の枠材、3は押縁材、4
はサインボードを壁体に固定する取付けフレームであ
る。
【0007】連結パネル1は前述したようにアルミ合金
を材料に押出成形されるもので、平滑な帯板状をなすパ
ネル主体5の一方の縁から先端縁に固定片6を派生させ
る脚片7を、そしてこの脚片の基端部からパネル主体の
面方向に沿って突き出す連結受片8を延設すると共に、
該脚片7の高さの途中から第1連結補助片9を延設す
る。そして、他方の縁からは連結嵌合片10と第2連結
補助片11を並行する如く延設する。
【0008】上記脚片7はパネル主体5の背面方向に直
角状に延設してあり、この片の先端縁から同じく固定片
6を直角に延設して該固定片6とパネル主体5とが並行
面をなすようにしてある。そして、脚片7の基端部から
延設する連結受片8は略断面半円弧状に形成して表面側
に凹弧面形の係合溝12を形成する。この連結受片8は
基端部8aをパネル主体5と同一面に揃えると共に先端
縁8bは後述する連結嵌合片10の基端部の肉厚分だけ
主体5の表面から後退させてある。
【0009】第1連結補助片9は上記連結受片8と共働
して主体5の他縁の第2連結補助片11を滑合するもの
で、この補助片9の背面9aは前記連結受片8の係合溝
12の凹弧面を形成する円弧の中心点を共通の中心点と
して描く円弧に沿った凸弧面形に形成してある。
【0010】一方、前記連結嵌合片10は前記受片8に
嵌合してパネル主体5同志を連結するもので、主体の一
方の縁から主体5と同一面に揃えた基端部10aを介し
て張り出す如く延設してある。そして、この嵌合片10
は背面部に前記連結受片の係合溝12の凹弧面に適合さ
せた凸弧面形に形成する係合突条13を一体に有してい
る。
【0011】第2連結補助片11は前記第1連結補助片
9と滑合し、連結嵌合片10と連結受片8との連結を確
保するもので、ここでは主体5の縁部から前記脚片7に
並行する如く延設される支持片14を介して延設してあ
る。この第2連結補助片11は連結嵌合片10との間に
前記連結受片8と、これに並行して設けられる第1連結
補助片9を受け入れられる間隔を設けて並行状に延設し
てあり、且つ、その前面11aは第1連結補助片9の凸
弧面形の背面9aに適合した凹弧面形に形成してある。
【0012】尚、図面には示さないが固定片6には固定
のためのビス15を通す孔が長さ方向に沿って適宜の間
隔で複数個穿たれる一方、支持片14の先端縁には押し
付けを受ける当接片16が設けてある。
【0013】本考案の連結パネルは上述の様に構成され
るもので、次にパネル相互の連結の実際をサインボード
のパネルの組立を通して説明する。尚、図面中17は枠
材2に一体に設けた下地枠となる取付フレームで、18
は固定片を備えないパネルの他方の縁と同一の連結手段
と固定手段、つまり連結受片8と第1連結補助片9、そ
して脚片7と固定片6とを一体に備えた固定枠である。
【0014】本考案実施例では4辺の枠材2を矩形に組
んで額縁形に形成し、その内部に取付フレーム17を構
成したところで、枠内部の左端部に前記固定枠18を縦
向けに収め、これの固定片6をビス15で取付フレーム
17に止め付け、その後この固定枠から派生する連結受
片8の係合溝12に最初の連結パネル1の一方の縁から
突出した連結嵌合片10を斜め前方から臨ませ、その係
合突条13を上記係合溝12に嵌合させる。次に、この
嵌合部を中心にしてパネルの他方の縁を押込むように旋
回させ、固定枠18の第1連結補助片9の背面9a側に
第2連結補助片11を侵入させて凹弧面形の前面11a
を滑合させ固定18と連結パネル1との連結を行うので
ある。
【0015】上記連結されたパネル1は脚片7に設ける
固定片6を取付フレーム17にビス止めして固定したの
ち、この脚片側の縁に備える連結受片8に他のパネルの
連結嵌合片10を前記同様に斜め前方から臨ませて嵌合
させ、次に同じく第1連結補助片9に第2連結補助片1
1を滑合させて連結パネル同志を衝き合わせ状に連結
し、再び連結したパネルの固定片6をビス15によって
取付フレーム17に止め付けその固定を行う。
【0016】図4は上記連結パネル同志を連結する途中
を示したものである。ここで斜め前方から臨ませ連結嵌
合片10を連結受片8の係合溝12に嵌合させた連結パ
ネル1は該嵌合点を支点にして他方の縁部を取付フレー
ム17に向けて押込むと、第2連結補助片11が凸弧面
形に形成された第1連結補助片9の背面9aに入り込
み、その凹弧面形の前面11aを接面状に添わせること
になる。そして固定片6を取付フレーム17に当接させ
た時点で連結されたパネル1,1同志はパネル主体5,
5を面一に揃えることになる(図4二点鎖線参照)。
【0017】本考案連結パネルは上述の作業を繰り返す
ことによって次々と連結パネルを連結し一枚の大型パネ
ルを形成することになる。そして、連結されたパネルは
連結受片8の係合溝12に連結嵌合片10の係合突条1
3を嵌合させたまま連結されることからパネルの縁部同
志が衝き合ったままの状態で連結されパネル主体の面同
志を揃えることになる。そして、この様にして主体5の
面を揃えて連結されたパネル同志は連結受片8と連結嵌
合片10が、そして第1連結補助片9と第2連結補助片
11が共に前後方向に凹凸する弧面を接面させて連結す
ることから面方向への引き離しが不能となり、一体的な
連結が確保されることになる。
【0018】かくして、矩形に組んだ枠材の内部に多数
の連結パネルを互いに連結して一枚の大型パネルに形成
したのち最後に連結したパネルの固定片をビス止めする
ことによってその組立を完成させることになる。尚、図
中19は上記形成された大型パネルの前面に貼り付けた
ポスターであり、このポスターの貼り付け後枠材2の内
周に沿って押縁材3をネジ20によって固着することで
サインボードの組立が完了する。
【0019】
【考案の効果】以上、本考案を図示する実施例について
詳述したが、前記構成によって明らかな様に、本考案連
結パネルは相互の連結が連結受片8の円弧状の係合溝1
2とこれに嵌合する連結嵌合片10の係合突条13を基
点として嵌め合わせの関係によって行われることから、
両者が緊密に連結しこの間に隙間の出来る余地が極めて
小さいため平滑な大型パネルを得ることができる。ま
た、本考案連結パネルは連結受片8と連結嵌合片10の
連結点を支点として旋回させながら第1、第2の連結補
助片9,11を滑合させると、自動的に面方向への移動
が拘束され、結合することから連結作業時にパネル相互
の縁を押し付けながら衝き合わせる必要がなく、常に安
定した連結状態が得られると同時に、ネジ止めの際に連
結するパネルを押え付けておく必要がないので作業が容
易である。勿論、本考案の連結パネルはアルミ合金によ
る押出成形によって製造できることから量産に適するこ
とは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案連結パネルをサインボードのパネルに使
用した実施例の正面図。
【図2】サインボードの要部を拡大した横断平面図。
【図3】サインボードの要部を拡大した縦断側面図。
【図4】連結パネル同志の連結を説明する拡大横断平面
図。
【図5】従来例を示す拡大横断平面図である。
【符号の説明】
1 連結パネル 5 パネル主体 6 固定片 7 脚片 8 連結受片 9 第1連結補助片 9a 第1連結補助片の背面 10 連結嵌合片 11 第2連結補助片 11a 第2連結補助片の前面 12 係合溝 13 係合突条

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状パネル主体の一側縁から裏面方向
    に先端縁に固定片を一体に有した脚片を直角状に延設す
    ると共に、該脚片の基端部から表面側に凹弧面形の係合
    溝を設ける連結受片を、また脚片の高さの途中から背面
    側を凸弧面形に形成する第1連結補助片を互いに並行す
    る如く長さ方向に沿って延設し、他方前記パネル主体の
    他側縁には前記係合溝に嵌合する係合凸部を設けた連結
    嵌合片と、該連結嵌合片に並行し且つ前面側に前記第1
    連結補助片の凸弧面に滑合する凹弧面を設ける第2連結
    補助片を互いに並行する如く長さ方向に沿って設けてな
    る連結パネル。
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