JP2550190B2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JP2550190B2
JP2550190B2 JP1331570A JP33157089A JP2550190B2 JP 2550190 B2 JP2550190 B2 JP 2550190B2 JP 1331570 A JP1331570 A JP 1331570A JP 33157089 A JP33157089 A JP 33157089A JP 2550190 B2 JP2550190 B2 JP 2550190B2
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JP
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flow fan
fan
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cross
partition plate
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雄吉 田村
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クロスフロー型送風機におけるクロスフロ
ーファンに関するものである。
(従来の技術) 一般に、クロスフローファンは、第5図に示すよう
に、仕切板bの周縁に、一定の取付角度および一定の取
付ピッチで複数の翼cが取付けられて円筒状の翼列dを
形成している。従来、この翼列dは、第6図に示すよう
に、内径/外径(Di/Do=CONST)比が一定となるように
形成されていた。そして、仕切板bの中心を回転中心と
して、このクロスフローファンを回転させることで、該
ファンを直径方向に横切る2次元的な空気の流れが形成
されるようになされていた。このようになるクロスフロ
ーファンは、空気調和機の室内機、その他多種の送風装
置に組み込まれて使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このクロスフローファンは、運転時に、翼c
の枚数(Z)と使用回転数(N)との積で表される特異
音(N・Z音)を発する。そして、この特異音は、人間
の耳が感じる聴感を悪化させる送風騒音となっていた。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたもので、特異音
の低減を図ることができるクロスフローファンを提供す
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明のクロスフローファンは、仕切板の周縁に、一
定の取付角度および取付ピッチで複数の翼が取付けられ
て円筒状の翼列が形成されたファンであって、回転する
ことによって、該ファンを直径方向に横切る2次元的流
れが形成されるようになされたクロスフローファンにお
いて、翼例を形成する各翼が、単一円弧の長板状に形成
されるとともに、その長手方向に沿った一側辺に階段状
の複数の段差が形成され、この段差部分が翼列の外周側
に面するように、仕切板に取付けられたものである。
(作用) クロスフローファンを回転させることによって、該フ
ァンを直径方向に横切る2次元的流れが形成される。こ
の際、クロスフローファンは、翼列を形成する各翼の外
周側のスパン方向に複数の段差を形成しているので、翼
の枚数(Z)と使用回転数(N)との積で表される特異
音(N・Z音)の発生が緩和される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、クロスフローファン1の全体構成の概略を
示している。
同図において、クロスフローファン1は、一定の取付
角度および取付ピッチで、仕切板2の周縁部に多数の翼
3が取付けられて、円筒状の翼列4が形成されたもので
ある。
仕切板2は、その回転中心から一定の距離を隔てて、
該仕切板2の周縁部に多数の翼3を取り付けるようにな
されている。
翼3は、単一円弧を有する長状のもので構成されてい
る。また、その長さ方向には、第3図に示すように、複
数の段差αを有する階段状の段部l1,l2,l3(本実施例で
は3ヶ所)が形成されている。
そして、この段部l1,l2,l3が外周側に位置するように
して翼3の幅部分が、所定の取付角度および取付ピッチ
で仕切板2に取付けられ、円筒状の翼列4が形成され
る。
このようになるクロスフローファン1は、単一で使用
することもできるが、第2図に示すように、仕切板2の
回転中心が一致するように同形のクロスフローファン1
を組み合わせて使用することもできる。また、同図に示
すように、隣合うクロスフローファン1の翼3を半ピッ
チずらせて組み合わせてもよい。
次に、本発明に係るクロスフローファンの具体例と、
これと比較するための比較例を示し、ついで、これらに
ついて行った実験例を示す。
〔具体例〕
第3図に示すように、翼3の長さ(L)を3等分割
し、各分割部分で段差αを設けた。この内、中央の段部
l2を基準とし、この段部l2の取付外径を基準外径(Do
とした。そして、各段部l1,l2,l3の取付外径の平均が、
基準外径(Do)と等しくなるように、各段部l1,l2,l3の
取付外径をそれぞれ(Do+2α),(Do),(Do−2
α)としてクロスフローファンを構成した。
〔比較例〕
第6図に示すように、従来からあるクロスフローファ
ンにおいて、翼cの長さ(L)を上記具体例と同一とす
るとともに、この長さ(L)の中央部における取付外径
を、上記具体例と同一の基準外径(Do)としてクロスフ
ローファンを構成した。
〔実験例〕
上記具体例および比較列に示すクロスフローファンを
運転し、各周波数における音圧レベルを測定した。結果
を第4図および第7図に示す。
その結果、本発明のクロスフローファンは、従来のク
ロスフローファンに比べて、音圧レベルのNZ成分を低減
し、0.8〜1dB(A)の騒音レベルの低下を実現すること
ができた。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によると、翼の枚数(Z)
と使用回転数(N)との積で表される特異音(N・Z
音)の発生を緩和することができるので、送風騒音の低
下を図ることができる。また、翼列の形成する各翼は、
単一円弧の長板状に形成するとともに、その長手方向に
沿った一側辺に階段状の複数の段差を形成した同一で簡
単な構成のものであるため、大量生産した翼を仕切板に
取り付けることによって、翼例を簡単かつ低コストで製
造することができるとともに、翼が一部損傷したような
場合でも、破損部分の翼を交換することで簡単に修理す
ることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明に係るクロスフローファンの全体
構成の概略を示す側面図、第1図(b)は同部分断面正
面図、第2図は同クロスフローファンの使用例を示す部
分断面正面図、第3図は同クロスフローファンの翼を示
す拡大正面図、第4図は同クロスフローファンの各周波
数における音圧レベルを示すグラフ、第5図は従来のク
ロスフローファンの全体構成の概略を示す部分断面正面
図、第6図は従来のクロスフローファンの翼を示す拡大
正面図、第7図は従来のクロスフローファンの各周波数
における音圧レベルを示すグラフである。 1……クロスフローファン 2……仕切板、3……翼 4……翼列、α……段差

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕切板の周縁に、一定の取付角度および取
    付ピッチで複数の翼が取付けられて円筒状の翼列が形成
    されたファンであって、回転することによって、該ファ
    ンを直径方向に横切る2次元的流れが形成されるように
    なされたクロスフローファンにおいて、 翼例を形成する各翼が、単一円弧の長板状に形成される
    とともに、その長手方向に沿った一側辺に階段状の複数
    の段差が形成され、この段差部分が翼列の外周側に面す
    るように、仕切板に取付けられたことを特徴とするクロ
    スフローファン。
JP1331570A 1989-12-20 1989-12-20 クロスフローファン Expired - Lifetime JP2550190B2 (ja)

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