JP2550099Y2 - 変速機の同期装置 - Google Patents
変速機の同期装置Info
- Publication number
- JP2550099Y2 JP2550099Y2 JP131992U JP131992U JP2550099Y2 JP 2550099 Y2 JP2550099 Y2 JP 2550099Y2 JP 131992 U JP131992 U JP 131992U JP 131992 U JP131992 U JP 131992U JP 2550099 Y2 JP2550099 Y2 JP 2550099Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- resin
- synchro
- ring
- friction
- inclination angle
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- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、摩擦力を利用してメー
ンギャとメーンシフトとを同期させる変速機の同期装置
に関する。
ンギャとメーンシフトとを同期させる変速機の同期装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両の変速機の同期装置は、大
別すると、ワーナタイプとピンタイプとがある。
別すると、ワーナタイプとピンタイプとがある。
【０００３】ワーナタイプの同期装置は、図４に示すよ
うになっており、メーンギャ１に固定されているシンク
ロコーン２とシフトフォーク３により摺動するシンクロ
スリーブ４との間には、シンクロコーン２との摩擦力を
利用して同期作用を円滑に行わせるシンクロリング５が
介在されている。
うになっており、メーンギャ１に固定されているシンク
ロコーン２とシフトフォーク３により摺動するシンクロ
スリーブ４との間には、シンクロコーン２との摩擦力を
利用して同期作用を円滑に行わせるシンクロリング５が
介在されている。
【０００４】尚、１５はメーンシャフト、１６はメーン
シャフト１５に設けられたシンクロディテント１７を有
するシンクロハブで、この外周に前記シンクロスリーブ
４が設けられている。
シャフト１５に設けられたシンクロディテント１７を有
するシンクロハブで、この外周に前記シンクロスリーブ
４が設けられている。
【０００５】また、ピンタイプの同期装置は、図５に示
すようになっており、メーンギャ１に固定されたシンク
ロディスク６とシフトフォーク３により摺動するシンク
ロスリーブ４との間には、シンクロディスク６との摩擦
力を利用して同期作用を円滑に行わせるシンクロリング
５が介在されている。
すようになっており、メーンギャ１に固定されたシンク
ロディスク６とシフトフォーク３により摺動するシンク
ロスリーブ４との間には、シンクロディスク６との摩擦
力を利用して同期作用を円滑に行わせるシンクロリング
５が介在されている。
【０００６】尚、１５はメーンシャフト、１６はメーン
シャフト１５に設けられたシンクロハブで、シンクロハ
ブ１６の外周には前記シンクロスリーブ４が設けられて
いる。
シャフト１５に設けられたシンクロハブで、シンクロハ
ブ１６の外周には前記シンクロスリーブ４が設けられて
いる。
【０００７】従来、シンクロリングは、シンクロコーン
との摩擦力が充分に得られるようにするために、シンク
ロリング母材に突起を設けて樹脂摩擦材を取付けている
（例えば、実開昭５７−１９４９３５号公報）。
との摩擦力が充分に得られるようにするために、シンク
ロリング母材に突起を設けて樹脂摩擦材を取付けている
（例えば、実開昭５７−１９４９３５号公報）。
【０００８】また、シンクロリング母材に取付けた樹脂
摩擦材が剥離しないようにするために、図６に示すよう
にシンクロリング母材７に設ける突起を、断面台形状突
起８にして樹脂摩擦材９を保持している。
摩擦材が剥離しないようにするために、図６に示すよう
にシンクロリング母材７に設ける突起を、断面台形状突
起８にして樹脂摩擦材９を保持している。
【０００９】また、ピンタイプの場合にも、図７に示す
ようにシンクロリング母材７に設ける突起を、断面台形
状突起８にして樹脂摩擦材９を保持している。これら、
樹脂摩擦材９を保持したシンクロリング５は、樹脂の射
出成形より形成されが、シンクロリング母材７の樹脂保
持面Ａがシンクロコーン２と接するコーン摩擦面Ｂ又は
ディスク摩擦面Ｃと同じ傾斜角ｐで成形されて樹脂摩耗
材９の厚さが、全体に均一になっている。
ようにシンクロリング母材７に設ける突起を、断面台形
状突起８にして樹脂摩擦材９を保持している。これら、
樹脂摩擦材９を保持したシンクロリング５は、樹脂の射
出成形より形成されが、シンクロリング母材７の樹脂保
持面Ａがシンクロコーン２と接するコーン摩擦面Ｂ又は
ディスク摩擦面Ｃと同じ傾斜角ｐで成形されて樹脂摩耗
材９の厚さが、全体に均一になっている。
【００１０】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、このように
成形されたワーナタイプのシンクロリング５では、摩擦
応力が集中し易いシンクロリング５の大径側の断面台形
突起端８ａとコーン摩擦面Ｂとの間の樹脂摩擦材９の部
分に亀裂１０が発生する虞があり、また、ピンタイプの
シンクロリング５では、摩擦応力が集中し易いシンクロ
リング５の小径側の断面台形突起端８ｂとディスク摩擦
面Ｃとの間の樹脂摩擦材９の部分に亀裂１０が発生する
虞がある。
成形されたワーナタイプのシンクロリング５では、摩擦
応力が集中し易いシンクロリング５の大径側の断面台形
突起端８ａとコーン摩擦面Ｂとの間の樹脂摩擦材９の部
分に亀裂１０が発生する虞があり、また、ピンタイプの
シンクロリング５では、摩擦応力が集中し易いシンクロ
リング５の小径側の断面台形突起端８ｂとディスク摩擦
面Ｃとの間の樹脂摩擦材９の部分に亀裂１０が発生する
虞がある。
【００１１】また、アウタリング及びインナリングと接
するダブルシンクロタイプの場合にも、同様な欠点があ
る。本考案は上記に鑑みてなされたもので、シンクロコ
ーン，シンクロディスクに接するシンクロリング又はア
ウタリング及びインナリングに接するダブルコーンの樹
脂摩耗材の亀裂を防止する変速機の同期装置を提供する
ことを目的とするものである。
するダブルシンクロタイプの場合にも、同様な欠点があ
る。本考案は上記に鑑みてなされたもので、シンクロコ
ーン，シンクロディスクに接するシンクロリング又はア
ウタリング及びインナリングに接するダブルコーンの樹
脂摩耗材の亀裂を防止する変速機の同期装置を提供する
ことを目的とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本考案は、シンクロリン
グ母材の断面台形状突起を有する樹脂保持面側に樹脂摩
耗材を設けたシンクロリングのコーン摩擦面とシンクロ
コーンとを接触させて同調させる変速機の同期装置にお
いて、上記シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角
を、樹脂摩擦材と接触するコーン摩擦面の傾斜角よりも
大きく設定したことを特徴とする。
グ母材の断面台形状突起を有する樹脂保持面側に樹脂摩
耗材を設けたシンクロリングのコーン摩擦面とシンクロ
コーンとを接触させて同調させる変速機の同期装置にお
いて、上記シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角
を、樹脂摩擦材と接触するコーン摩擦面の傾斜角よりも
大きく設定したことを特徴とする。
【００１３】本考案の他の構成は、シンクロリング母材
の断面台形状突起を有する樹脂保持面側に樹脂摩擦材を
設けたシンクロリングのディスク摩擦面とシンクロディ
スクとを接触させて同調させる変速機の同期装置におい
て、上記シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角を、
樹脂摩擦材と接触するディスク摩擦面の傾斜角よりも大
きく設定したことを特徴とする。
の断面台形状突起を有する樹脂保持面側に樹脂摩擦材を
設けたシンクロリングのディスク摩擦面とシンクロディ
スクとを接触させて同調させる変速機の同期装置におい
て、上記シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角を、
樹脂摩擦材と接触するディスク摩擦面の傾斜角よりも大
きく設定したことを特徴とする。
【００１４】本考案の更に他の構成は、ダブルコーン母
材の断面台形状突起を有する樹脂保持面両側に樹脂摩擦
材を設けたダブルコーンのリング摩擦面とアウタリング
及びインナリングとを接触させて同調させる変速機の同
期装置において、上記ダブルコーン母材の両樹脂保持面
の傾斜角を、樹脂摩擦材と接触するリング摩擦面の傾斜
角よりも大きく設定したことを特徴とする。
材の断面台形状突起を有する樹脂保持面両側に樹脂摩擦
材を設けたダブルコーンのリング摩擦面とアウタリング
及びインナリングとを接触させて同調させる変速機の同
期装置において、上記ダブルコーン母材の両樹脂保持面
の傾斜角を、樹脂摩擦材と接触するリング摩擦面の傾斜
角よりも大きく設定したことを特徴とする。
【００１５】
【作用】ワーナタイプの場合及びピンタイプの場合は、
シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角を樹脂摩擦材
のコーン摩擦面又はディスク摩擦面の傾斜角よりも大き
く設定すれば、摩擦力が集中し易い側の断面台形突起端
とコーン摩擦面又はディスク摩擦面との間の樹脂幅が大
きく（厚く）なり、樹脂摩耗材の亀裂が防止される。
シンクロリング母材の樹脂保持面の傾斜角を樹脂摩擦材
のコーン摩擦面又はディスク摩擦面の傾斜角よりも大き
く設定すれば、摩擦力が集中し易い側の断面台形突起端
とコーン摩擦面又はディスク摩擦面との間の樹脂幅が大
きく（厚く）なり、樹脂摩耗材の亀裂が防止される。
【００１６】ダブルシンクロタイプの場合は、ダブルコ
ーン母材の両樹脂保持面の傾斜角を樹脂摩擦材に接する
両リング摩擦面の傾斜角よりも大きく設定すれば、摩擦
力が集中し易い側の断面台形突起端と各リング摩擦面と
の間の樹脂幅が大きく（厚く）なり、樹脂摩耗材の亀裂
が防止される。
ーン母材の両樹脂保持面の傾斜角を樹脂摩擦材に接する
両リング摩擦面の傾斜角よりも大きく設定すれば、摩擦
力が集中し易い側の断面台形突起端と各リング摩擦面と
の間の樹脂幅が大きく（厚く）なり、樹脂摩耗材の亀裂
が防止される。
【００１７】
【実施例】以下、図に基づいて本考案を詳細に説明す
る。図１は、本考案に係る変速機の同期装置の一実施例
を示したものである。
る。図１は、本考案に係る変速機の同期装置の一実施例
を示したものである。
【００１８】この実施例は、ワーナタイプの例で、全体
の構造は図４に示したものと同様になっている。２はシ
ンクロコーンで、メーンギャ１に固定されている。この
シンクロコーン２には、摩擦力を利用して同期作用を行
うシンクロリング５が接触するように設けられている。
シンクロリング５は、シンクロリング母材７とその内周
側に設けられた樹脂摩擦材９で構成されている。シンク
ロリング母材７は内周側に断面台形状突起８を有し、そ
の断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に前記樹脂
摩耗材９が射出成形により設けられている。
の構造は図４に示したものと同様になっている。２はシ
ンクロコーンで、メーンギャ１に固定されている。この
シンクロコーン２には、摩擦力を利用して同期作用を行
うシンクロリング５が接触するように設けられている。
シンクロリング５は、シンクロリング母材７とその内周
側に設けられた樹脂摩擦材９で構成されている。シンク
ロリング母材７は内周側に断面台形状突起８を有し、そ
の断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に前記樹脂
摩耗材９が射出成形により設けられている。
【００１９】そして、前記シンクロリング母材７に設け
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、樹脂
摩擦材９と接するコーン摩擦面Ｂの傾斜角ｐよりも大き
くしてある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを９°に
し、樹脂摩擦材９と接するコーン摩擦面Ｂの傾斜角ｐを
７°にして断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に
樹脂摩耗材９が設けられている。
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、樹脂
摩擦材９と接するコーン摩擦面Ｂの傾斜角ｐよりも大き
くしてある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを９°に
し、樹脂摩擦材９と接するコーン摩擦面Ｂの傾斜角ｐを
７°にして断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に
樹脂摩耗材９が設けられている。
【００２０】かかるワーナタイプの同期装置によれば、
摩擦力が集中し易い側（大径側）の断面台形突起端８ａ
とコーン摩擦面Ｂとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚く）な
る。従って、摩擦力が集中し易い大径側の樹脂摩耗材９
が厚くなることによって亀裂が防止され、耐久性が増大
する。
摩擦力が集中し易い側（大径側）の断面台形突起端８ａ
とコーン摩擦面Ｂとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚く）な
る。従って、摩擦力が集中し易い大径側の樹脂摩耗材９
が厚くなることによって亀裂が防止され、耐久性が増大
する。
【００２１】図２は、本考案に係る変速機の同期装置の
他の実施例を示したものである。この実施例は、ピンタ
イプの例で、全体の構造は図５に示したもの同様になっ
ている。
他の実施例を示したものである。この実施例は、ピンタ
イプの例で、全体の構造は図５に示したもの同様になっ
ている。
【００２２】６はシンクロディスクで、メーンギャ１に
固定されている。このシンクロディスク６には、摩擦力
を利用して同期作用を行うシンクロリング５が接触する
ように設けられている。シンクロリング５は、シンクロ
リング母材７とその外周側に設けられた樹脂摩擦材９で
構成されている。シンクロリング母材７は外周側に断面
台形状突起８を有し、その断面台形状突起８を有する樹
脂保持面Ａ側に前記樹脂摩耗材９が射出成形により設け
られている。
固定されている。このシンクロディスク６には、摩擦力
を利用して同期作用を行うシンクロリング５が接触する
ように設けられている。シンクロリング５は、シンクロ
リング母材７とその外周側に設けられた樹脂摩擦材９で
構成されている。シンクロリング母材７は外周側に断面
台形状突起８を有し、その断面台形状突起８を有する樹
脂保持面Ａ側に前記樹脂摩耗材９が射出成形により設け
られている。
【００２３】そして、前記シンクロリング母材７に設け
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、樹脂
摩擦材９のディスク摩擦面Ｃの傾斜角ｐよりも大きくし
てある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを９°にし、
樹脂摩擦材９のコーン摩擦面Ｃの傾斜角ｐを７°にして
断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に樹脂摩耗材
９が設けられている。
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、樹脂
摩擦材９のディスク摩擦面Ｃの傾斜角ｐよりも大きくし
てある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを９°にし、
樹脂摩擦材９のコーン摩擦面Ｃの傾斜角ｐを７°にして
断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側に樹脂摩耗材
９が設けられている。
【００２４】かかるピンタイプの同期装置によれば、摩
擦力が集中し易い側（小径側）の断面台形突起端８ｂと
ディスク摩擦面Ｃとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚く）な
る。従って、摩擦力が集中し易い小径側の樹脂摩耗材９
が厚くなって亀裂が防止され、耐久性が増大する。
擦力が集中し易い側（小径側）の断面台形突起端８ｂと
ディスク摩擦面Ｃとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚く）な
る。従って、摩擦力が集中し易い小径側の樹脂摩耗材９
が厚くなって亀裂が防止され、耐久性が増大する。
【００２５】図３は、本考案に係る変速機の同期装置の
更に他の実施例を示したものである。この実施例は、ダ
ブルシンクロタイプの同期装置を示したものである。
更に他の実施例を示したものである。この実施例は、ダ
ブルシンクロタイプの同期装置を示したものである。
【００２６】ダブルコーン１１は、ダブルコーン母材１
２とその内外周側に設けられた樹脂摩擦材８で構成さ
れ、外周側のアウタリング１３及び内周側のインナリン
グ１４にそれぞれ接するように設けられている。ダブル
コーン母材１２はその断面台形状突起８を有する樹脂保
持面Ａ両側に樹脂摩耗材９が設けられている。
２とその内外周側に設けられた樹脂摩擦材８で構成さ
れ、外周側のアウタリング１３及び内周側のインナリン
グ１４にそれぞれ接するように設けられている。ダブル
コーン母材１２はその断面台形状突起８を有する樹脂保
持面Ａ両側に樹脂摩耗材９が設けられている。
【００２７】そして、前記ダブルコーン母材１２に設け
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、両樹
脂摩擦材９のリング摩擦面Ｄの傾斜角ｐよりも大きくな
るようにしてある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを
９°にし、樹脂摩擦材９のリング摩擦面Ｄの傾斜角ｐを
７°にして両断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側
に樹脂摩耗材９が設けられている。
た断面台形状突起８の樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを、両樹
脂摩擦材９のリング摩擦面Ｄの傾斜角ｐよりも大きくな
るようにしてある。例えば、樹脂保持面Ａの傾斜角ｑを
９°にし、樹脂摩擦材９のリング摩擦面Ｄの傾斜角ｐを
７°にして両断面台形状突起８を有する樹脂保持面Ａ側
に樹脂摩耗材９が設けられている。
【００２８】かかるダブルコーンタイプの同期装置によ
れば、摩擦力が集中し易い側の断面台形突起端８ａ，８
ｂとディスク摩擦面Ｄとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚
く）なる。従って、摩擦力が集中し易い各側の樹脂摩耗
材９が厚くなることによって亀裂が防止され、耐久性が
増大する。
れば、摩擦力が集中し易い側の断面台形突起端８ａ，８
ｂとディスク摩擦面Ｄとの間の樹脂幅Ｈが大きく（厚
く）なる。従って、摩擦力が集中し易い各側の樹脂摩耗
材９が厚くなることによって亀裂が防止され、耐久性が
増大する。
【００２９】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、摩
擦力が集中し易い側の断面台形突起端とコーン摩擦面，
ディスク摩擦面又はリング摩擦面との間の樹脂摩耗材の
樹脂幅が大きく（厚く）なって、摩擦力が集中し易い側
の樹脂摩耗材の亀裂が防止される。
擦力が集中し易い側の断面台形突起端とコーン摩擦面，
ディスク摩擦面又はリング摩擦面との間の樹脂摩耗材の
樹脂幅が大きく（厚く）なって、摩擦力が集中し易い側
の樹脂摩耗材の亀裂が防止される。
【図１】本考案の一実施例の要部断面図である。
【図２】本考案の他の実施例の要部断面図である。
【図３】本考案の更に他の実施例の要部断面図である。
【図４】従来のワーナタイプの同調装置の断面図であ
る。
る。
【図５】従来のピンタイプの同期装置の断面図である。
【図６】従来のワーナタイプの同調装置の要部断面図で
ある。
ある。
【図７】従来のピンタイプの同調装置の要部断面図であ
る。
る。
２ シンクロコーン ５ シンクロリング ６ シンクロディスク ７ シンクロリング母材 ８ 断面台形状突起 ８ａ，８ｂ 断面台形状突起端 ９ 樹脂摩擦材 １１ ダブルコーン １２ ダブルコーン母材 １３ アウタリング １４ インナリング Ａ 樹脂保持面 Ｂ コーン摩擦面 Ｃ ディスク摩擦面 Ｄ リング摩擦面 ｐ，ｑ 傾斜角
Claims (3)
- 【請求項１】 シンクロリング母材の断面台形状突起を
有する樹脂保持面側に樹脂摩擦材を設けたシンクロリン
グのコーン摩擦面とシンクロコーンとを接触させて同調
させる変速機の同期装置において、上記シンクロリング
母材の樹脂保持面の傾斜角を、樹脂摩擦材と接触するコ
ーン摩擦面の傾斜角よりも大きく設定したことを特徴と
する変速機の同期装置。 - 【請求項２】 シンクロリング母材の断面台形状突起を
有する樹脂保持面側に樹脂摩擦材を設けたシンクロリン
グのディスク摩擦面とシンクロディスクとを接触させて
同調させる変速機の同期装置において、上記シンクロリ
ング母材の樹脂保持面の傾斜角を、樹脂摩擦材と接触す
るディスク摩擦面の傾斜角よりも大きく設定したことを
特徴とする変速機の同期装置。 - 【請求項３】 ダブルコーン母材の断面台形状突起を有
する樹脂保持面両側に樹脂摩擦材を設けたダブルコーン
のリング摩擦面とアウタリング及びインナリングとを接
触させて同調させる変速機の同期装置において、上記ダ
ブルコーン母材の両樹脂保持面の傾斜角を、樹脂摩擦材
と接触するリング摩擦面の傾斜角よりも大きく設定した
ことを特徴とする変速機の同期装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP131992U JP2550099Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 変速機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP131992U JP2550099Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 変速機の同期装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558964U JPH0558964U (ja) | 1993-08-03 |
| JP2550099Y2 true JP2550099Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=11498175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP131992U Expired - Lifetime JP2550099Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 変速機の同期装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550099Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP131992U patent/JP2550099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0558964U (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |