JP2549927Y2 - 車輪固定具 - Google Patents
車輪固定具Info
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- JP2549927Y2 JP2549927Y2 JP8936092U JP8936092U JP2549927Y2 JP 2549927 Y2 JP2549927 Y2 JP 2549927Y2 JP 8936092 U JP8936092 U JP 8936092U JP 8936092 U JP8936092 U JP 8936092U JP 2549927 Y2 JP2549927 Y2 JP 2549927Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、車輪の固定と固定解除
が容易で、しかも安定した固定状態を維持する車輪固定
具に関する。
が容易で、しかも安定した固定状態を維持する車輪固定
具に関する。
【０００２】
【従来の技術】部品組立工場等では、被加工物を移動台
車に搭載して製造ラインを順次搬送することがあり、被
加工物を加工作業する作業台としても使用する移動台車
は、所定の作業場所に搬入した後に、車輪止めを用いて
動かないよう固定し、作業に支障のないよう安全確認し
た上で所要の作業に着手していた。図３は、この種の移
動台車１を示すもであり、作業台２を支える４本の支柱
３の下端部に車輪４が取り付けてある。５は、左右の車
輪止め７を固定バー６で連結した車輪固定具であり、各
車輪固定具５とも楔状の断面形状をもつ一対の車輪止め
７を車輪径に合わせて離間対向させた構成とされてい
る。移動台車１は、所定場所に停止させたのち、側方か
ら車輪固定具５が宛てがわれる。このときに、車輪４の
前後から車輪４の周面と地面の間に車輪止め７が進入
し、これにより車輪４は移動不能に固定される。
車に搭載して製造ラインを順次搬送することがあり、被
加工物を加工作業する作業台としても使用する移動台車
は、所定の作業場所に搬入した後に、車輪止めを用いて
動かないよう固定し、作業に支障のないよう安全確認し
た上で所要の作業に着手していた。図３は、この種の移
動台車１を示すもであり、作業台２を支える４本の支柱
３の下端部に車輪４が取り付けてある。５は、左右の車
輪止め７を固定バー６で連結した車輪固定具であり、各
車輪固定具５とも楔状の断面形状をもつ一対の車輪止め
７を車輪径に合わせて離間対向させた構成とされてい
る。移動台車１は、所定場所に停止させたのち、側方か
ら車輪固定具５が宛てがわれる。このときに、車輪４の
前後から車輪４の周面と地面の間に車輪止め７が進入
し、これにより車輪４は移動不能に固定される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の車輪固定具
５は、車輪４をその前後から一対の車輪止め７により挟
持することで、前後方向の車輪４の動きを規制する構成
であるが、車輪４が図４に示したように、地面に接触し
た状態で静止しているだけであるために、移動台車１の
作業台２に部品を載せて作業している最中に、移動台車
１に前後又は左右に外力が加わったりすると、車輪４が
回転して車輪止め７と地面の間の静止摩擦力に打ち勝っ
て不要に作業台車１が動いてしまう課題があった。
５は、車輪４をその前後から一対の車輪止め７により挟
持することで、前後方向の車輪４の動きを規制する構成
であるが、車輪４が図４に示したように、地面に接触し
た状態で静止しているだけであるために、移動台車１の
作業台２に部品を載せて作業している最中に、移動台車
１に前後又は左右に外力が加わったりすると、車輪４が
回転して車輪止め７と地面の間の静止摩擦力に打ち勝っ
て不要に作業台車１が動いてしまう課題があった。
【０００４】特に、車輪４を両側から係止する一対の車
輪止め７にとって、地面との間に作用する静止摩擦の大
きさが重要な意味をもつが、たまたま床にこぼれた切削
油や潤滑油等により地面が滑りやすい状態になっている
場所に車輪４が停止した場合は、車輪固定具５の効きが
半減してしまうために、上記の危険がさらに増すといっ
た課題があった。
輪止め７にとって、地面との間に作用する静止摩擦の大
きさが重要な意味をもつが、たまたま床にこぼれた切削
油や潤滑油等により地面が滑りやすい状態になっている
場所に車輪４が停止した場合は、車輪固定具５の効きが
半減してしまうために、上記の危険がさらに増すといっ
た課題があった。
【０００５】本考案は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な操作で一対の車輪止めを両側から車輪
に係止させ、車輪を地面から浮かせて固定できるように
した車輪固定具を提供することを目的とする。
のであり、簡単な操作で一対の車輪止めを両側から車輪
に係止させ、車輪を地面から浮かせて固定できるように
した車輪固定具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、固定対象となる車輪を前後から当接係止
する一対の車輪止めと、前記一対の車輪止めを相互に連
結し、解放位置にある前記一対の車輪止めを前記車輪を
地面、床面等から浮かせた状態で固定する固定位置まで
近接させるさいに弾性変形する弾性部材と、前記一対の
車輪止めを前記弾性部材に抗して前記解放位置から前記
固定位置まで近接させるレバー機構とを具備することを
特徴とするものである。
め、本考案は、固定対象となる車輪を前後から当接係止
する一対の車輪止めと、前記一対の車輪止めを相互に連
結し、解放位置にある前記一対の車輪止めを前記車輪を
地面、床面等から浮かせた状態で固定する固定位置まで
近接させるさいに弾性変形する弾性部材と、前記一対の
車輪止めを前記弾性部材に抗して前記解放位置から前記
固定位置まで近接させるレバー機構とを具備することを
特徴とするものである。
【０００７】
【作用】上記の構成に基づき、レバー機構を操作するこ
とにより、一対の車輪止めを弾性部材に抗して解放位置
から固定位置まで近接させ、車輪止め間に係止された車
輪を地面、床面等から浮き上がらせて固定することがで
きる。
とにより、一対の車輪止めを弾性部材に抗して解放位置
から固定位置まで近接させ、車輪止め間に係止された車
輪を地面、床面等から浮き上がらせて固定することがで
きる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図１，２を
参照して説明する。図１は、本考案の車輪固定具の一実
施例を示す平面図、図２は、図１に示した車輪固定具の
側面図である。
参照して説明する。図１は、本考案の車輪固定具の一実
施例を示す平面図、図２は、図１に示した車輪固定具の
側面図である。
【０００９】図１に示した車輪固定具１１は、断面が逆
Ｖ字状の一対の車輪止め１２を、Ｕ形ばね１３の両端に
溶接固定し、Ｕ形ばね１３の弾性変形範囲内で一対の車
輪止め１２を近接離間できるようにしたものであり、レ
バー操作により車輪止め１２の間隔を拡開したり縮幅し
たりできるよう構成してある。車輪止め１２は、Ｕ形ば
ね１３によって連結される一方で、Ｌ字形のガイドロッ
ド１４によっても連結されており、このガイドロッド１
４に嵌合するスリーブ１５に溶接固定した補助板１６
が、図２の右位置に示した一方の車輪止め１２の頂部付
近を中心にスリーブ１５とともに回動できるようになっ
ており、大径の車輪１７を止めるさいに図の右側に起こ
した状態で使用される。ガイドロッド１４には、レバー
機構１８のケーシング１９が溶接固定されており、ケー
シング１９の末端側に回動レバー２０を支持する支軸２
１が固定してある。回動レバー２０は、その支軸貫通位
置に近い箇所にループ状のリンク２２の一端が貫通させ
てある。リンク２２はその他端が自由端とされており、
ケーシング１９内に延びるフック２３の一端に係止させ
てある。フック２３の他端は、他方の車輪止め１２に溶
接固定したブラケット２４を貫通する調整螺子２５に螺
合させてあり、調整螺子２５を回して螺合位置を調整す
ることで、車輪止め１２の間隔の微調整が可能である。
Ｖ字状の一対の車輪止め１２を、Ｕ形ばね１３の両端に
溶接固定し、Ｕ形ばね１３の弾性変形範囲内で一対の車
輪止め１２を近接離間できるようにしたものであり、レ
バー操作により車輪止め１２の間隔を拡開したり縮幅し
たりできるよう構成してある。車輪止め１２は、Ｕ形ば
ね１３によって連結される一方で、Ｌ字形のガイドロッ
ド１４によっても連結されており、このガイドロッド１
４に嵌合するスリーブ１５に溶接固定した補助板１６
が、図２の右位置に示した一方の車輪止め１２の頂部付
近を中心にスリーブ１５とともに回動できるようになっ
ており、大径の車輪１７を止めるさいに図の右側に起こ
した状態で使用される。ガイドロッド１４には、レバー
機構１８のケーシング１９が溶接固定されており、ケー
シング１９の末端側に回動レバー２０を支持する支軸２
１が固定してある。回動レバー２０は、その支軸貫通位
置に近い箇所にループ状のリンク２２の一端が貫通させ
てある。リンク２２はその他端が自由端とされており、
ケーシング１９内に延びるフック２３の一端に係止させ
てある。フック２３の他端は、他方の車輪止め１２に溶
接固定したブラケット２４を貫通する調整螺子２５に螺
合させてあり、調整螺子２５を回して螺合位置を調整す
ることで、車輪止め１２の間隔の微調整が可能である。
【００１０】車輪１７を固定するさいは、まず車輪１７
を前後から車輪止め１２で挟持するごとく車輪固定具１
１を滑り込ませる。そして、図２に示したように車輪１
７を前後から車輪止め１２が係止する状態、すなわち解
放位置から回動レバー２０を図１の時計方向に回動させ
る。そして、Ｕ形ばね１３に抗してフック２３の延長線
上にリンク２２が重なる位置まで回動レバー２０を回動
させ、さらにその状態を僅かに越える状態まで回動レバ
ー２０を操作する。これにより、車輪止め１２は、車輪
１７を地面から浮かせるようにして互いに接近して車輪
１７を固定する。固定位置にあっては、車輪１７を地面
から浮かせてしまうため、車輪１７に対して外力が加わ
っても車輪１７が空転する程度であり、固定状態には何
らの影響も及ばない。従って、車輪１７は一対の車輪止
め１２の間にしっかりと固定され、固定位置がずれたり
することはない。
を前後から車輪止め１２で挟持するごとく車輪固定具１
１を滑り込ませる。そして、図２に示したように車輪１
７を前後から車輪止め１２が係止する状態、すなわち解
放位置から回動レバー２０を図１の時計方向に回動させ
る。そして、Ｕ形ばね１３に抗してフック２３の延長線
上にリンク２２が重なる位置まで回動レバー２０を回動
させ、さらにその状態を僅かに越える状態まで回動レバ
ー２０を操作する。これにより、車輪止め１２は、車輪
１７を地面から浮かせるようにして互いに接近して車輪
１７を固定する。固定位置にあっては、車輪１７を地面
から浮かせてしまうため、車輪１７に対して外力が加わ
っても車輪１７が空転する程度であり、固定状態には何
らの影響も及ばない。従って、車輪１７は一対の車輪止
め１２の間にしっかりと固定され、固定位置がずれたり
することはない。
【００１１】車輪固定具１１を外す場合は、回動レバー
２０を上記とは反対方向に回動させる。その場合、リン
ク２２がフック２３の延長線上に重なる位置を過ぎる
と、後はＵ形ばね１３の復元力により車輪止め１２は固
定位置から解放位置まで復帰する。このため、復帰操作
は非常に簡単である。
２０を上記とは反対方向に回動させる。その場合、リン
ク２２がフック２３の延長線上に重なる位置を過ぎる
と、後はＵ形ばね１３の復元力により車輪止め１２は固
定位置から解放位置まで復帰する。このため、復帰操作
は非常に簡単である。
【００１２】このように、上記車輪固定具１１は、レバ
ー機構１８を操作するだけで、一対の車輪止め１２を解
放位置と固定位置の間で近接離間させることができ、し
かも解放位置から固定位置に近接させるときにＵ形ばね
１３が弾性変形し、レバー機構１８はこのＵ形ばね１３
の弾発力に抗して一対の車輪止め１２を固定位置にロッ
クするため、固定位置における車輪１７の固定状態が不
要に解除されることはない。しかも、車輪１７が一対の
車輪止め１２により両側から押し上げられて地面から離
れるため、地面に接した状態で車輪１７を止めていた従
来の車輪固定具５と異なり、車輪１７に加わった外力に
よって車輪１７が地面の上を回転してしまうことはな
く、車輪１７は単に空転する程度であり、純粋に車輪止
め１２と地面の間の静止摩擦力でもって車輪１７をしっ
かりと固定することができる。また、レバー機構１８を
Ｕ形ばね１３の弾発力に抗して操作するだけで、後はＵ
形ばね１３の弾発力により一対の車輪止め１２を固定位
置から解放位置まで復帰させることができ、解放操作も
簡単で安全である。
ー機構１８を操作するだけで、一対の車輪止め１２を解
放位置と固定位置の間で近接離間させることができ、し
かも解放位置から固定位置に近接させるときにＵ形ばね
１３が弾性変形し、レバー機構１８はこのＵ形ばね１３
の弾発力に抗して一対の車輪止め１２を固定位置にロッ
クするため、固定位置における車輪１７の固定状態が不
要に解除されることはない。しかも、車輪１７が一対の
車輪止め１２により両側から押し上げられて地面から離
れるため、地面に接した状態で車輪１７を止めていた従
来の車輪固定具５と異なり、車輪１７に加わった外力に
よって車輪１７が地面の上を回転してしまうことはな
く、車輪１７は単に空転する程度であり、純粋に車輪止
め１２と地面の間の静止摩擦力でもって車輪１７をしっ
かりと固定することができる。また、レバー機構１８を
Ｕ形ばね１３の弾発力に抗して操作するだけで、後はＵ
形ばね１３の弾発力により一対の車輪止め１２を固定位
置から解放位置まで復帰させることができ、解放操作も
簡単で安全である。
【００１３】また、弾性部材をＵ形ばね１３で構成した
ので、Ｕ形ばね１３の平面形状のままに地面に伏せて使
用でき、従ってばねの変形状態においても安定した固定
姿勢を保つことができ、さらに車輪止め１２が不要な時
はＵ形ばね１３をハンガとして柱等に引っかけておくこ
とができるので、保管に場所をとることがなく、またＵ
形ばね１３は把持に適しているので、運搬も楽である。
ので、Ｕ形ばね１３の平面形状のままに地面に伏せて使
用でき、従ってばねの変形状態においても安定した固定
姿勢を保つことができ、さらに車輪止め１２が不要な時
はＵ形ばね１３をハンガとして柱等に引っかけておくこ
とができるので、保管に場所をとることがなく、またＵ
形ばね１３は把持に適しているので、運搬も楽である。
【００１４】さらに、レバー機構１８を、一方の車輪止
め１２の近傍に取り付けられ、支軸２１を中心に回動操
作される回動レバー２０と、回動レバー２０の支軸２１
近くに一端が連結され、他端が自由端とされたリンク２
２と、一端がリンク２２の他端に係止し、他方の車輪止
め１２の近傍に他端が係止するフック２３とから構成し
たので、フック２３の変位方向の延長線上にリンク２２
が直線的に重なる位置まで回動レバー２０を回動操作す
ることで、一対の車輪止め１２を解放位置から固定位置
まで近接させ、かつＵ形ばね１３の弾発力に抗して近接
状態に保持することができ、またこれとは逆に車輪止め
１２を固定位置から解放位置まで復帰させるときは、フ
ック２３の変位方向の延長線を越えてリンク２２が戻る
まで回動レバー２０を回動操作するだけで、あとはＵ形
ばね１３の力で車輪止め１２が自動復帰するため、さし
たる力を必要とせず、簡単に車輪１７を解放することが
できる。
め１２の近傍に取り付けられ、支軸２１を中心に回動操
作される回動レバー２０と、回動レバー２０の支軸２１
近くに一端が連結され、他端が自由端とされたリンク２
２と、一端がリンク２２の他端に係止し、他方の車輪止
め１２の近傍に他端が係止するフック２３とから構成し
たので、フック２３の変位方向の延長線上にリンク２２
が直線的に重なる位置まで回動レバー２０を回動操作す
ることで、一対の車輪止め１２を解放位置から固定位置
まで近接させ、かつＵ形ばね１３の弾発力に抗して近接
状態に保持することができ、またこれとは逆に車輪止め
１２を固定位置から解放位置まで復帰させるときは、フ
ック２３の変位方向の延長線を越えてリンク２２が戻る
まで回動レバー２０を回動操作するだけで、あとはＵ形
ばね１３の力で車輪止め１２が自動復帰するため、さし
たる力を必要とせず、簡単に車輪１７を解放することが
できる。
【００１５】また、フック２３は、他方の車輪止め１２
の近傍に保持させた車輪止め間隔調整用の調整螺子２５
に他端を係止させたので、車輪１７に合わせて車輪止め
１２の間隔を微調整することができる。また、補助板１
６を回動させて径の異なる車輪１７に対応することがで
きる。
の近傍に保持させた車輪止め間隔調整用の調整螺子２５
に他端を係止させたので、車輪１７に合わせて車輪止め
１２の間隔を微調整することができる。また、補助板１
６を回動させて径の異なる車輪１７に対応することがで
きる。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
固定対象となる車輪を前後から当接係止する一対の車輪
止めと、前記一対の車輪止めを相互に連結し、解放位置
にある前記一対の車輪止めを前記車輪を地面、床面等か
ら浮かせた状態で固定する固定位置まで近接させるさい
に弾性変形する弾性部材と、前記一対の車輪止めを前記
弾性部材に抗して前記解放位置から前記固定位置まで近
接させるレバー機構とから構成したから、レバー機構を
操作するだけで、一対の車輪止めを解放位置と固定位置
の間で近接離間させることができ、しかも解放位置から
固定位置に近接させるときに弾性部材が弾性変形し、レ
バー機構はこの弾性部材の弾発力に抗して一対の車輪止
めを固定位置にロックするため、固定位置における車輪
の固定状態が不要に解除されることはなく、しかも車輪
が一対の車輪止めにより両側から押し上げられて地面か
ら離れるため、地面、床面等に接した状態で車輪を止め
ていた従来の車輪固定具と異なり、車輪に加わった外力
によって車輪が地面の上を回転してしまうことはなく、
車輪は単に空転するだけであるため、純粋に車輪止めと
地面の間の静止摩擦力でもって車輪をしっかりと固定す
ることができ、またレバー機構を弾性部材の弾発力に抗
して操作するだけで、後は弾性部材の弾発力により一対
の車輪止めを固定位置から解放位置まで復帰させること
ができ、解放操作も簡単で安全である等の効果を奏す
る。
固定対象となる車輪を前後から当接係止する一対の車輪
止めと、前記一対の車輪止めを相互に連結し、解放位置
にある前記一対の車輪止めを前記車輪を地面、床面等か
ら浮かせた状態で固定する固定位置まで近接させるさい
に弾性変形する弾性部材と、前記一対の車輪止めを前記
弾性部材に抗して前記解放位置から前記固定位置まで近
接させるレバー機構とから構成したから、レバー機構を
操作するだけで、一対の車輪止めを解放位置と固定位置
の間で近接離間させることができ、しかも解放位置から
固定位置に近接させるときに弾性部材が弾性変形し、レ
バー機構はこの弾性部材の弾発力に抗して一対の車輪止
めを固定位置にロックするため、固定位置における車輪
の固定状態が不要に解除されることはなく、しかも車輪
が一対の車輪止めにより両側から押し上げられて地面か
ら離れるため、地面、床面等に接した状態で車輪を止め
ていた従来の車輪固定具と異なり、車輪に加わった外力
によって車輪が地面の上を回転してしまうことはなく、
車輪は単に空転するだけであるため、純粋に車輪止めと
地面の間の静止摩擦力でもって車輪をしっかりと固定す
ることができ、またレバー機構を弾性部材の弾発力に抗
して操作するだけで、後は弾性部材の弾発力により一対
の車輪止めを固定位置から解放位置まで復帰させること
ができ、解放操作も簡単で安全である等の効果を奏す
る。
【図１】本考案の車輪固定具の一実施例を示す平面図で
ある。
ある。
【図２】図１に示した車輪固定具の側面図である。
【図３】従来の車輪止めを適用した移動台車の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】図３に示した車輪止めの側面図である。
１１ 車輪固定具 １２ 車輪止め １３ Ｕ形ばね １７ 車輪 １８ レバー機構 ２０ 回動レバー ２２ リンク ２３ フック ２５ 調整螺子
Claims (1)
- 【請求項１】 固定対象となる車輪を前後から当接係止
する一対の車輪止めと、前記一対の車輪止めを相互に連
結し、解放位置にある前記一対の車輪止めを前記車輪を
地面、床面等から浮かせた状態で固定する固定位置まで
近接させるさいに弾性変形する弾性部材と、前記一対の
車輪止めを前記弾性部材に抗して前記解放位置から前記
固定位置まで近接させるレバー機構とを具備することを
特徴とする車輪固定具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8936092U JP2549927Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車輪固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8936092U JP2549927Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車輪固定具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653343U JPH0653343U (ja) | 1994-07-19 |
| JP2549927Y2 true JP2549927Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13968548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8936092U Expired - Fee Related JP2549927Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車輪固定具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2549927Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015089768A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 車輪転動防止装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP8936092U patent/JP2549927Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0653343U (ja) | 1994-07-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |