JP2549850Y2 - メンブレンスイッチ - Google Patents

メンブレンスイッチ

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JP2549850Y2
JP2549850Y2 JP1331792U JP1331792U JP2549850Y2 JP 2549850 Y2 JP2549850 Y2 JP 2549850Y2 JP 1331792 U JP1331792 U JP 1331792U JP 1331792 U JP1331792 U JP 1331792U JP 2549850 Y2 JP2549850 Y2 JP 2549850Y2
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JP
Japan
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switch
film
switch contact
cover film
substrate film
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JP1331792U
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English (en)
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JPH0566842U (ja
Inventor
悦夫 降矢
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフィルム状に形成された
メンブレンスイッチ(薄膜スイッチ)に関し、特にスイ
ッチ特性の均一化を図ったメンブレンスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のメンブレンスイッチの一例を図4
に示す。同図はその一部の断面図であり、絶縁フィルム
で形成される基板フィルム1の上面に所要の回路パター
ンをAgパターン3で形成し、このAgパターン3の一
部にカーボン印刷でスイッチ接点4を形成する。又、基
板フィルム1上の前記スイッチ接点4以外の箇所に接着
剤を兼ねたスペーサ樹脂膜9を形成する。その上に絶縁
フィルムで形成されるカバーフィルム6を張設し、この
カバーフィルム6の下面に前記スイッチ接点4に対向す
るスイッチ接点8を設けている。
【0003】このメンブレンスイッチでは、カバーフィ
ルム6のスイッチ部を指で下方に押圧すれば、カバーフ
ィルム6が下方に弾性変形され、そのスイッチ接点8が
基板フィルム1のスイッチ接点4に接触してスイッチを
オンさせる。指を離せばカバーフィルム6は弾性復帰さ
れ、スイッチはオフされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のメン
ブレンスイッチでは、基板フィルム1とカバーフィルム
6とを微小間隔離すためのスペーサとして接着剤を兼ね
た樹脂膜9を形成しているが、この樹脂膜9は塗布法に
よって形成されるため、厚さを均一に管理することが難
しいという問題がある。特に、近年ではスイッチ数が多
く面積の大きなメンブレンスイッチが要求されている
が、面積の増大に伴ってスペーサ樹脂膜9を均一厚さに
形成することは益々困難になる。このスペーサ樹脂膜9
の厚さが不均一であると、スイッチ部における基板フィ
ルム1とカバーフィルム6の間隔にバラツキが生じ、各
スイッチをオンさせるための押圧力やストロークにバラ
ツキが生じて均一なスイッチ特性が得られなくなる。本
考案の目的は、複数のスイッチ部でのスイッチ特性を均
一化した大面積のメンブレンスイッチを得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のメンブレンスイ
ッチは、基板フィルムの上面にスイッチ接点と、このス
イッチ接点に接続されて回路パターンを構成する金属箔
を設け、この金属箔をスペーサとして前記基板フィルム
と微小間隙離してカバーフィルムを設け、その下面に前
記スイッチ接点とでスイッチを構成するスイッチ接点と
を設けている。
【0006】
【作用】金属箔をスペーサとして基板フィルムとカバー
フィルムとの間隙を画成するため、均一な間隙が確保で
き、複数のスイッチ部のスイッチ特性を均一化する。
【0007】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の一実施例の要部の断面図、図2はそ
の一部の分解斜視図である。これらの図において、絶縁
フィルムで形成される基板フィルム1の上面には接着剤
の層2を形成し、この接着剤層2の上面のスイッチ形成
箇所にはAgパターン3を形成し、このAgパターン3
に対応してカーボンでスイッチ接点4を形成する。又、
基板フィルム1上の前記スイッチ接点4以外の箇所、即
ちスイッチ部以外の箇所にはCu箔5を所要形状に形成
し、このCu箔5で前記Agパターン3を相互に電気接
続する回路パターンを形成する。
【0008】このCu箔5はスペーサとして用いられて
おり、このCu箔5の上に絶縁フィルム6で形成される
カバーフィルムを張設し、前記基板フィルム1との間に
Cu箔5の膜厚に相当する間隙を画成する。このカバー
フィルムの下面には接着剤層7が設けられ、この接着剤
層7の下面には前記基板フィルム1に設けたスイッチ接
点4に対向するスイッチ接点8をカーボンで形成してい
る。
【0009】尚、以上の構成のメンブレンスイッチの製
造工程を図3に示す。基板フィルム1の上面に接着剤を
塗布し、低温で乾燥した後、Agペーストを所要パター
ンに印刷し、乾燥して接着剤層2とAgパターン3を形
成する。その上にスイッチ接点を形成する箇所にカーボ
ンを印刷し、乾燥してスイッチ接点4を形成する。更
に、この上にエッチング法(或いは、打ち抜き法)等に
より予め所要のパターンに形成したCu箔5を重ねた上
で高温で乾燥硬化させることで、前記接着剤層2により
Agパターン3、スイッチ接点4及びCu箔5を一体的
に接着させる。
【0010】一方、カバーフィルム6は下面に接着剤を
塗布した後、低温乾燥し、その下面にカーボンを所要パ
ターンに印刷し、低温乾燥して接着剤層7とスイッチ接
点8を形成する。そして、このカバーフィルム6を前記
基板フィルム1上に重ねた上で高温で乾燥して前記接着
剤層7を硬化させることで、基板フィルム1とカバーフ
ィルム6を接着させ、前記したメンブレンスイッチが完
成される。
【0011】このメンブレンスイッチにおけるスイッチ
動作は、従来と同様にカバーフィルム6のスイッチ部が
指で押圧されると、カバーフィルム6が下方に変形して
スイッチ接点8が基板フィルム1のスイッチ接点4に接
触してスイッチがオンされる。又、指を離せばカバーフ
ィルム6が弾性復帰してスイッチ接点8が離反され、ス
イッチがオフされる。
【0012】そして、この構造によれば、基板フィルム
1とカバーフィルム6の間隙はCu箔5の厚さによって
決定されるが、このCu箔5は均一に形成されているC
u箔をエッチング法によって所要パターンに形成したも
のであるから、メンブレンスイッチの寸法や面積に係わ
らず均一であり、したがって基板フィルム1とカバーフ
ィルム6の間隙を一定に保持することができる。これに
より、大面積のメンブレンスイッチに形成される多数の
スイッチ部における押圧力を等しくし、スイッチ特性を
均一化することができる。又、スペーサとしてのCu箔
5は各スイッチ部等を相互に電気接続する回路パターン
としても構成されているため、スペーサを個別に設ける
必要がなく、部品点数の削減、及び製造工数の低減が可
能となる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、金属箔パ
ターンをスペーサとして基板フィルムとカバーフィルム
との間隙を画成するため、メンブレンスイッチの面積が
大きい場合でも全領域にわたって均一な間隙が確保で
き、メンブレンスイッチに設けられる複数のスイッチ部
のスイッチ特性を均一化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のメンブレンスイッチの一実施例の要部
の断面図である。
【図2】図1の部分分解斜視図である。
【図3】図1のメンブレンススイッチの製造工程のチャ
ート図である。
【図4】従来のメンブレンスイッチの一部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板フィルム 2 接着剤層 3 Agパターン 4 スイッチ接点 5 Cu箔 6 カバーフィルム 7 接着剤層 8 スイッチ接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板フィルムの上面にスイッチ接点を設
    け、この基板フィルム上に前記スイッチ接点に接続され
    る回路パターンを構成する金属箔を設け、この金属箔を
    スペーサとして前記基板フィルムと微小間隔離してカバ
    ーフィルムを設け、このカバーフィルムの下面に前記ス
    イッチ接点とでスイッチを構成するスイッチ接点とを設
    けたことを特徴とするメンブレンスイッチ。
JP1331792U 1992-02-12 1992-02-12 メンブレンスイッチ Expired - Lifetime JP2549850Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0566842U JPH0566842U (ja) 1993-09-03
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