JP2549782Y2 - 空冷パッケージ形注油式スクリュ圧縮機 - Google Patents

空冷パッケージ形注油式スクリュ圧縮機

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JP2549782Y2
JP2549782Y2 JP1991055015U JP5501591U JP2549782Y2 JP 2549782 Y2 JP2549782 Y2 JP 2549782Y2 JP 1991055015 U JP1991055015 U JP 1991055015U JP 5501591 U JP5501591 U JP 5501591U JP 2549782 Y2 JP2549782 Y2 JP 2549782Y2
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air
oil
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cooler
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昇 壷井
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、装置全体が防音カバー
であるパッケージ内に収納された空冷パッケージ形注油
式スクリュ圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す空冷パッケージ形注油
式スクリュ圧縮機が公知であり(特開平1−31369
4号公報)、内部が仕切板21によって第1室22と第
2室23とに分離されたパッケージ24内に装置が収納
されている。即ち、第1室22には、圧縮機本体25、
これをプーリ26,27、およびベルト28を介して駆
動するモータ29、このモータ29の主軸上に取付けた
換気用ファン30、および図示しない油分離回収器(オ
イルセパレータ)が設けてある。また、第2室23に
は、第2空気流入口31に面したオイルクーラ32、ア
フタークーラ33、および仕切板21を貫通したモータ
29の主軸上に換気用のシロッコファン34が設けてあ
る。さらに、パッケージ24の第1室22の側面には第
1空気流入口35、第2室23の上面には空気流出口3
6、および仕切板21に通気口37が形成してある。
【0003】そして、換気用ファン30によって第1空
気流入口35より流入させた空気を通気口37に向けて
流動させることによって、モータ29、上記油分離回収
器、さらにベルト28を空冷するようになっている。ま
た、シロッコファン34によって、第2空気流入口31
から空気をオイルクーラ32,アフタークーラ33を通
して流入させることにより、このオイルクーラ32,ア
フタークーラ33を空冷するとともに、この流入させた
空気、および第1室22から通気口37を通して流入さ
せた空気を空気流出口36より機外に送り出すようにし
てある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
仕切板21に通気口37が形成してあるため、また第2
空気流入口31は大きな開口面積を必要とするため、圧
縮機本体25より生じる騒音が通気口37、第2空気流
入口31より機外に漏れ、パッケージ24による防音が
不十分となるという問題がある。さらに、回転体である
モータ29の主軸が静止部である仕切板21を貫通する
箇所には必ず隙間を設ける必要があり、この隙間からも
第2空気流入口31を通して機外に騒音がもれ、上記の
騒音とあわせて騒音の大きな装置になるという問題があ
る。本考案は、斯る従来の問題点を課題としてなされた
もので、機外での騒音の低減を可能とした空冷パッケー
ジ形注油式スクリュ圧縮機を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、パッケージを第1室と、この第1室とは
隔離して設けた第2室とから形成し、この第1室に、圧
縮機本体と、これを駆動する駆動部と、上記圧縮機本体
から吐出されたガスと油とを分離して、分離した油を一
旦溜める油分離回収器と、換気用ファンとを収納すると
ともに、この換気用ファンにより流動させる空気を取り
入れる第1空気流入口と、この第1空気流入口から流入
させた空気を、上記駆動部,圧縮機本体および油分離回
収器の冷却後、外部に流出させる第1空気流出口とを設
け、上記第2室に、上記油分離回収器から導いた油を空
冷して上記圧縮機本体に戻すオイルクーラと、油と分離
された上記油分離回収器からのガスを導いて、このガス
を空冷して機外に送り出すアフタークーラと、換気用フ
ァンとを収納するとともに、この換気用ファンにより流
動させる空気を上記オイルクーラ,アフタークーラの箇
所から取り入れる第2空気流入口、この第2空気流入口
から流入させた空気を、上記オイルクーラ,アフターク
ーラの冷却後、外部に流出させる第2空気流出口を設け
て形成した。
【0006】
【作用】上記考案のように構成することにより、主たる
騒音発生源であるモータ,圧縮機本体は、大きな開口面
積を必要とするオイルクーラ,アフタークーラの収納空
間からは隔離され、モータ,圧縮機本体より生じる騒音
は機外に漏れ難くなる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本考案の第1実施例に係る空冷パッ
ケージ形注油式スクリュ圧縮機を示し、パッケージ1を
第1室2と、この第1室2とは仕切板3により隔離して
設けた第2室4とから形成してある。このうち、第1室
2には、圧縮機本体5と、これをプーリ6,7,ベルト
8を介して駆動するモータ9と、圧縮機本体5から吐出
されたガスと油とを分離して、分離した油を一旦溜める
油分離回収器10と、換気用ファン11とを収納すると
ともに、この換気用ファン11により流動させる空気を
取り入れる第1空気流入口12と、この第1空気流入口
12から流入させた空気を、ベルト8からモータ9,圧
縮機本体5等の冷却後、外部に流出させる第1空気流出
口13とが設けてある。
【0008】さらに第2室4には、油分離回収器10か
ら導いた油を空冷して圧縮機本体5に戻すオイルクーラ
14と、油と分離された油分離回収器10からのガスを
導いて、このガスを空冷して機外に送り出すアフターク
ーラ15と、換気用シロッコファン16とを収納すると
ともに、このシロッコファン16により流動させる空気
をオイルクーラ14,アフタークーラ15の箇所から取
り入れる第2空気流入口17、この第2空気流入口17
から流入させた空気を、オイルクーラ14,アフターク
ーラ15の冷却後、外部に流出させる第2空気流出口1
8を設けて形成してある。
【0009】そして、上記のように形成することによ
り、第1室2と第2室4との連絡は、一点鎖線で示す油
用の配管と、二点鎖線で示す圧縮ガス用の配管のみで済
むようにしてあり、いずれも静止部である故に、これら
の配管は仕切板3を隙間を設けることなく貫通させてあ
る。したがって、圧縮機本体5,モータ9からの騒音が
第1室2から第2室4へ直接漏れることはなく、それ故
に第1室2から第2室4への騒音の伝播は仕切板3の材
質,構造のみに因るようになり、防音対策が採り易くな
るとともに、大きな開口面積を必要とする第2空気流入
口17から第1室2からの騒音が直接漏れることもなく
なる。
【0010】また、モータ29で生じる熱量の約9割は
オイルクーラ14,アフタークーラ15にて放出し、モ
ータ29で生じた熱量の約1割程度が第1室2内に放出
されるに過ぎない故に、第1室2内の冷却用空気は少な
くて済む。このため、第1空気流入口12,第2空気流
出口13は小さい開口面積で足り、第1室2での防音対
策は採り易くなっている。
【0011】図2は、本考案の第1実施例に係る空冷パ
ッケージ形注油式スクリュ圧縮機を示し、図1に示す装
置とは、第1室2と第2室4とを離して設けた分割形の
パッケージ1aを用いた点を除き、他は実質的に同一で
あり、説明を省略する。
【0012】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
によれば、パッケージを第1室と、この第1室とは隔離
して設けた第2室とから形成し、この第1室に、圧縮機
本体と、これを駆動する駆動部と、上記圧縮機本体から
吐出されたガスと油とを分離して、分離した油を一旦溜
める油分離回収器と、換気用ファンとを収納するととも
に、この換気用ファンにより流動させる空気を取り入れ
る第1空気流入口と、この第1空気流入口から流入させ
た空気を、上記駆動部,圧縮機本体および油分離回収器
の冷却後、外部に流出させる第1空気流出口とを設け、
上記第2室に、上記油分離回収器から導いた油を空冷し
て上記圧縮機本体に戻すオイルクーラと、油と分離され
た上記油分離回収器からのガスを導いて、このガスを空
冷して機外に送り出すアフタークーラと、換気用ファン
とを収納するとともに、この換気用ファンにより流動さ
せる空気を上記オイルクーラ,アフタークーラの箇所か
ら取り入れる第2空気流入口、この第2空気流入口から
流入させた空気を、上記オイルクーラ,アフタークーラ
の冷却後、外部に流出させる第2空気流出口を設けて形
成してある。このため、主たる騒音発生源であるモー
タ,圧縮機本体は、大きな開口面積を必要とするオイル
クーラ,アフタークーラの収納空間である第2室からは
隔離され、モータ,圧縮機本体より生じる騒音は機外に
漏れ難くなるとともに、第1室の防音対策も採り易くな
り、機外での騒音の低減が可能になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例に係る空冷パッケージ形
注油式スクリュ圧縮機の断面図である。
【図2】 本考案の第2実施例に係る空冷パッケージ形
注油式スクリュ圧縮機の外形を示す正面図である。
【図3】 従来の空冷パッケージ形注油式スクリュ圧縮
機の断面図である。
【符号の説明】
1,1a パッケージ 2 第1室 4 第2室 5 圧縮機本体 9 モータ 10 油分離回収器 11 ファン 12 第1空気流入口 13 第1空気流出口 14 オイルクーラ 15 アフタークーラ 16 シロッコファン 17 第2空気流入口 18 第2空気流出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージを第1室と、この第1室とは
    隔離して設けた第2室とから形成し、この第1室に、圧
    縮機本体と、これを駆動する駆動部と、上記圧縮機本体
    から吐出されたガスと油とを分離して、分離した油を一
    旦溜める油分離回収器と、換気用ファンとを収納すると
    ともに、この換気用ファンにより流動させる空気を取り
    入れる第1空気流入口と、この第1空気流入口から流入
    させた空気を、上記駆動部,圧縮機本体および油分離回
    収器の冷却後、外部に流出させる第1空気流出口とを設
    け、上記第2室に、上記油分離回収器から導いた油を空
    冷して上記圧縮機本体に戻すオイルクーラと、油と分離
    された上記油分離回収器からのガスを導いて、このガス
    を空冷して機外に送り出すアフタークーラと、換気用フ
    ァンとを収納するとともに、この換気用ファンにより流
    動させる空気を上記オイルクーラ,アフタークーラの箇
    所から取り入れる第2空気流入口、この第2空気流入口
    から流入させた空気を、上記オイルクーラ,アフターク
    ーラの冷却後、外部に流出させる第2空気流出口を設け
    て形成したことを特徴とする空冷パッケージ形注油式ス
    クリュ圧縮機。
JP1991055015U 1991-07-16 1991-07-16 空冷パッケージ形注油式スクリュ圧縮機 Expired - Lifetime JP2549782Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2716934B2 (ja) * 1994-04-08 1998-02-18 株式会社神戸製鋼所 パッケージ形油冷式空気圧縮機
JP2016089665A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社Ihi パッケージ形水潤滑式スクリュ圧縮機
CN106368925B (zh) * 2016-09-27 2024-06-28 德哈哈压缩机江苏有限公司 一种空气压缩机

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JPS5829186U (ja) * 1981-08-20 1983-02-25 トキコ株式会社 パツケ−ジ型油冷式圧縮機

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JPH057989U (ja) 1993-02-02

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