JP2549759B2 - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

Info

Publication number
JP2549759B2
JP2549759B2 JP2292463A JP29246390A JP2549759B2 JP 2549759 B2 JP2549759 B2 JP 2549759B2 JP 2292463 A JP2292463 A JP 2292463A JP 29246390 A JP29246390 A JP 29246390A JP 2549759 B2 JP2549759 B2 JP 2549759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
movable frame
hanging door
fixed base
base body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2292463A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04166582A (ja
Inventor
岩市 奥平
聡 中杉
善行 真崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Murakoshi Seiko KK
Original Assignee
Murakoshi Seiko KK
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakoshi Seiko KK, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Murakoshi Seiko KK
Priority to JP2292463A priority Critical patent/JP2549759B2/ja
Publication of JPH04166582A publication Critical patent/JPH04166582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549759B2 publication Critical patent/JP2549759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/0656Bottom guides
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/063Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/08Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane consisting of two or more independent parts movable each in its own guides
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
    • E05F5/003Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers for sliding wings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は扉開閉装置に係り、主として、家具本体の前
面部を開閉する吊持式の引き違い扉に関する。
(従来の技術) 従来、この種の扉開閉装置としては、たとえば、家具
本体の上部及び下部のそれぞれにガイドレールを配設固
定し、この上部のガイドレールには吊戸体の上端部に設
けたガイドローラを係合するとともに、前記下部のガイ
ドレールには前記吊戸体の下端部に設けたガイドローラ
を係合して、この吊戸体を上下のガイドローラを介して
上下のガイドレールに沿って移動自在に設けた構成が採
られている。
また、実開昭57−61050号公報に記載されているよう
に、サッシの障子走行装置において、上下方向に複数の
爪を有するハウジングに障子案内溝に係合する突子を有
する腕を上下動自在に設け、この腕を前記ハウジングに
設けた引張りスプリングにて上方に向かって附勢支持
し、この腕に前記ハウジングの複数の爪に係脱する係合
子を突設し、前記ハウジングに前記腕を前記複数の爪側
に附勢する湾曲した板バネを設け、前記腕の係合子が引
張りスプリング及び板バネに抗してハウジングの上部の
爪から外れ、下部の爪に係合されることにより前記突子
を前記障子案内溝に係合させる構造が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の扉開閉装置の構造では、吊戸体を家具本体
にセットする場合には、吊戸体の上端部のガイドローラ
を上部のガイドレールに係合した後に、この吊戸体の下
端部のガイドローラを下部のガイドレールに係合するも
のであるが、この際、下端部のガイドローラは、吊戸体
を前記のように上部のガイドレールにガイドローラを介
して係合吊持した後にこの吊戸体の下端部に後付けした
り、また、吊戸体の下端部に予め取付けておいて下部の
ガイドレールと位置合せするとともに、ねじを回動操作
して下部のガイドレールに係合しているので、吊戸体の
セットに多く手数を要し作業能率上好ましくない、とい
う問題がある。
また、前記公報に記載の構造では、突子を障子案内溝
に係合させる際には、障子を下枠の直立壁に向かって押
し付けることにより突子にて腕が板バネに抗して後退さ
れ、この腕の係合子が下部の爪から外れるとともに、引
張りスプリングにて腕を介して突子が上昇され、障子を
持ち上げることにより引張りスプリング及び板バネに抗
して腕の係合子が上部の爪から外れて下部の爪に係合さ
れ、突子を障子案内溝に係合させるもので、障子の押し
付け操作及び障子の持ち上げ操作を必要とし、突子を障
子案内溝に簡単には係合させることができず手数を要
し、また、突子を有する腕は引張りスプリング及び板バ
ネに抗して内外方向に振れ動くため、突子を障子案内溝
に係合させる際に、突子が障子案内溝の外面等の障害物
に当接することがあって、この場合には、腕の係合子が
爪に係合した腕の仮ロック状態が簡単に解除されてしま
い、突子を障子案内溝に係合させる作業が困難になるこ
とがある、という問題がある。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、吊戸体の下端部のガイドローラを下部のガイドレ
ールに簡単に係合することができるようにし、吊戸体を
家具本体に対して少ない手数で容易にセットすることが
でき、作業能率上好ましい扉開閉装置を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の扉開閉装置は、家具本体の上部に配設固定さ
れた上部のガイドレール及び家具本体の下部に配設固定
された下部のガイドレールと、この上下のガイドレール
間に配設され前記家具本体の前面部を開閉する吊戸体
と、この吊戸体の上端部に取着され前記上部のガイドレ
ールに移動自在に係合されたガイドローラと、前記吊戸
体の下端部に取着され前記下部のガイドレールに移動自
在に係合されたガイドローラを有する下部ローラユニッ
トとを備えている。
前記下部ローラユニットは、前記吊戸体の下端部に固
着された固定ベース体と、可動フレームと、この可動フ
レームと前記固定ベース体との間に設けられ可動フレー
ムを常時上方に向かって附勢支持するばねとを有してい
る。
前記固定ベース体は、その下部に前記可動フレーム側
に向かって突出された支持片と、その両側部に前記可動
フレーム側に向かって突出された案内片とを有し、前記
可動フレームは、その上部に形成されこの可動フレーム
を前記ばねに抗して下方に引出した際に前記固定ベース
体の支持片に前記吊戸体の開閉方向から係脱自在に係止
される係止部と、その両側部に形成され前記固定ベース
体の両側部の案内片に前記吊戸体の開閉方向に直交する
方向の動きを規制した状態で上下動自在に支持された案
内突片と、回転自在に軸架された前記ガイドローラとを
有するものである。
(作用) 本発明の扉開閉装置では、家具本体に吊戸体をセット
する場合には、吊戸体の上端部のガイドローラを上部の
ガイドレールに係合して吊戸体を上部のガイドレールに
吊持する。
つぎに、下部ローラユニットの可動フレームを、ばね
に抗して下方に引出すとともに、この可動フレームの係
止部を、固定ベース体の下部の支持片に係止して可動フ
レームの引出し状態を仮ロックすると、可動フレームの
ガイドローラが下部のガイドレールの直下に位置され
る。
そして、可動フレームを操作して係止部を支持片から
外して可動フレームの仮ロックを解除するとともに、ば
ねの復帰力によって可動フレームが自動的に引き上げら
れ、この可動フレームのガイドローラが下部のガイドレ
ールに係合される。
この際、固定ベース体の両側部の案内片には可動フレ
ームの両側部の案内突片が吊戸体の開閉方向に直交する
方向の動きを規制した状態で上下動自在に支持されてい
ることにより、この可動フレームが固定ベース体に対し
て円滑に上下動され、この可動フレームが下方に引出さ
れた際に支持片に係止部を係止した可動フレームの仮ロ
ック状態が確実に保持され、したがって、可動フレーム
のガイドローラが下部のガイドレールに容易に係合され
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図において、1は家具本体で、この家具本体1は、天
板2、底板3、左右の側板4及び背板(図示せず)を備
えて前面部を開放して形成され、前記底板3の前後部に
おける下部には脚体5が一体に取付けられている。
また、前記天板2の前端上部には、その全長に亘って
左右方向に延在した上部レール体6が一体に固着されて
いる。この上部レール体6は、天板2の全長に亘って固
着した取付板7を有し、この取付板7の上部には前後部
において内外のガイドレール8が2条平行に一体に突設
され、この内外のガイドレール8の間にはこのガイドレ
ール8より高さの低い突条9が一体に突設されている。
また、前記取付板7の後端縁上部には、側面視逆L形
状の支持板10が一体に突設され、この支持板10は、突当
部11を下部に形成した垂直状板部12及びこの垂直状板部
12の上端部に続いた水平板部13並びにこの水平板部13の
下方部における垂直状板部12の上端近傍部に突設した支
持片14を有して形成されている。
また、前記上部レール体6の左右両端部における前記
突条9には上部ストッパー体15が固着されている。この
上部ストッパー体15は、合成樹脂にて形成され、前記突
条9に固着した取付基板16の外端部から内方上方部に向
って上下に挾持片17が一体に突設され、この上下の挾持
片17の外端部間には略円筒状の係止凹部18が連続して形
成され、この係止凹部18の内側開口部の上下部には突部
19が相対して形成されている。
また、前記上部レール体6の中間部における前記突条
9には仮ロック用のセンターストッパー20が固着されて
いる。このセンターストッパー20は、合成樹脂にて成形
され、前記突条9に固着した取付基板21の略中間上部に
は左右部に立上片22を有するストッパー片23が上下方向
に弾性変形可能に一体に突設されている。このストッパ
ー片23は、前記左右の立上片22から相互に相手方向に向
ってゆるやかな傾斜角度で次第に上昇傾斜した案内部24
及びこの左右の案内部24の内端部間に連設した略半円状
の係止凹部25を有して形成されている。
つぎに、前記底板3の前端下部にはその全長に亘って
左右方向に延在した下部レール体26が一体に固着されて
いる。この下部レール体26は、底板3の全長に亘って固
着した取付板27を有し、この取付板27の下部には前後部
において内外のガイドレール28が複数の仕切片29によっ
て仕切られて2条平行に一体に形成されている。また、
この下部レール体26の外側部のガイドレール28内におけ
る左右両端部には合成樹脂にてブロック状に成形された
下部ストッパー体30が固着されている。
また、31は前記家具本体1の前面開口部を開閉する引
き違い扉で、この引き違い扉31は、前記前面開口部の閉
塞時には家具本体1側の内側において同一平面で左右に
配設される左右の吊戸体32と、この左右の吊戸体32間を
閉塞するようにその中間部間の外側に配設される吊戸体
33の三枚により構成されている。そして、この三枚の各
吊戸体32,33の上端左右部における内側部には、内側を
開放した上部取付凹部35が形成されているとともに、こ
の各吊戸体32,33の下端左右部における内側部には内側
を開放した下部取付凹部36が形成されている。
つぎに、前記左右部に配設される左右の吊戸体32にお
いて、それぞれの左右の上部取付凹部35には、上部ロー
ラユニット37が固着されている。この上部ローラユニッ
ト37は、前記上部取付凹部35に取付ける金属製の固定ベ
ース体38と金属製の可動フレーム39及びこの可動フレー
ム39を前記固定ベース体38に対して上下動調節するボル
ト40を備えて構成されている。
そして、前記固定ベース体38は、左右方向に延在形成
された取付基板41を有し、この取付基板41の左右部には
案内片42が相対して平行かつ垂直状に切起して形成さ
れ、この左右の案内片42には上下方向に長い案内長溝43
が左右相対して平行に形成されている。また、前記取付
基板41の中間部における上下部すなわち前記左右の案内
片42間には支持片44,45が所定の間隔をおいて上下平行
に切起して形成され、上部の支持片44の中間部には上下
方向に貫通したボルト挿通用の挿通孔46が形成され、前
記下部の支持片45には前記挿通孔46に連通し前記ボルト
40のねじ軸部40aを進退自在に螺着するねじ孔47が形成
されている。
また、前記取付基板41の左右両端上下部には複数の取
付孔48がそれぞれ形成されている。そして、この取付基
板41は、その案内片42及び支持片44,45を前記上部取付
凹部35内に収容した状態で、取付基板41の左右両端部を
上部取付凹部35の開口縁部に当接し、この左右両端部の
各取付孔48から吊戸体32にねじ49をねじ込んで取付基板
41が吊戸体32に一体に固着されている。
また、前記可動フレーム39は、左右方向に延在した細
巾水平状の上面板50とこの上面板50の巾方向両側下部に
相対して平行に連設された外側板51及び内側板52とによ
り形成されている。そして、前記上面板50には中間部に
前記挿通孔46及びねじ孔47に連通して前記ボルト40を挿
通する挿通孔53が形成されているとともに、この挿通孔
53の一側上部にはストッパーピン54が一体に突設されて
いる。
また、前記外側板51の左右両端部には前記固定ベース
体38の左右の案内長溝43内に上下動自在に挿入した案内
突片55が一体に形成されている。また、前記内側板52の
中間内側部には、支軸56が一体に水平状に突設され、こ
の支軸56には前記上部レール体6の外側のガイドレール
8に移動自在に係合してこのガイドレール8に吊持され
るガイドローラ57が回転自在に軸架され、この内側板52
の一端内側部には前記上部ストッパー体15の係止凹部18
内に係脱自在に係止される係止ピン58が水平状に突設さ
れている。
そして、この可動フレーム39は、その外側板51を前記
固定ベース体38の案内片42間に挿入し、かつ、この外側
板51の左右の案内突片55を左右の案内長溝43内に上下動
自在に挿入し、可動フレーム39の上面板50の挿通孔53か
ら固定ベース体38の上部の支持片44の挿通孔46にボルト
40を挿通するとともに、このボルト40のねじ軸部40aを
下部の支持片45のねじ孔47内に進退自在に螺着する。
これにより、固定ベース体38にガイドローラ57を有す
る可動フレーム39がボルト40を介して高さ調節自在に連
結され、かつ、上部ローラユニット37が構成される。ま
た、この上部ローラユニット37の固定ベース体38におけ
る取付基板41の内側部にカバー体59を重合し、このカバ
ー体59を、取付基板41を吊戸体32にねじ込んだ左右上下
のねじ49によって取付基板41とともに吊戸体32に共締め
する。これにより、取付基板41の内側面部が被覆され外
観性が高められる。
つぎに、前記中間部に配設される吊戸体33において、
その左右の上部取付凹部35には、上部ローラユニット60
が固着されている。この上部ローラユニット60は、前記
上部取付凹部35に取付ける金属製の固定ベース体61と金
属製の可動フレーム62及びこの可動フレーム62を前記固
定ベース体61に対して上下動調節するボルト63を備えて
構成されている。
そして、前記固定ベース体61は、前記左右部に固着す
る上部ローラユニット37の固定ベース体38と同じ構造で
形成されているので、この固定ベース体38に用いた符号
をそれぞれの個所に記載してその説明を省略する。ま
た、この固定ベース体61は前記固定ベース体38と同様の
手段によって吊戸体38に一体に固着されている。
また、前記可動フレーム62は、略矩形状に形成された
上面板64とこの上面板64の前後両側下部に相対して平行
に連設された外側板65及び内側板66とにより形成されて
いる。そして、前記上面板64には外側中間部に収容凹部
67が形成され、この収容凹部67の水平状の係止板68の中
間部には前記挿通孔46及びねじ孔47に連通して前記ボル
ト63を挿通する挿通孔69が形成されているとともに、こ
の上面板64の左右両側縁部には前記ストッパーピン54に
係止される係止縁部70が形成されている。
また、前記外側板65の左右両端部には前記固定ベース
体61の左右の案内長溝43内に上下動自在に挿入した案内
突片71が一体に形成されている。さらに、前記内側板66
の中間外側部には、支軸72が一体に水平状に突設され、
この支軸72には前記上部レール体6の内側のガイドレー
ル8に移動自在に係合してこのガイドレール8に吊持さ
れるガイドローラ73が回転自在に軸架され、この内側板
66の一端外側部には前記センターストッパー20のストッ
パー片23の案内部24及び係止凹部25に係脱自在に係止さ
れる係止ピン74が水平状に突設されている。
また、前記内側板66は、ガイドレール8に対するセッ
ト時には前記支持板10の突当部11に当接して位置決め用
となるものである。そして、この可動フレーム62は、そ
の外側板65を前記固定ベース体61の案内片42間に挿入
し、かつ、この外側板65の左右の案内突片71を左右の案
内長溝43内に上下動自在に挿入し、可動フレーム62の上
面板64における収容凹部67の挿通孔69から固定ベース体
61の上部の支持片44の挿通孔46にボルト63を挿通すると
ともに、このボルト63のねじ軸部63aを下部の支持片45
のねじ孔47内に進退自在に螺着することにより、固定ベ
ース体61にガイドローラ73を有する可動フレーム62がボ
ルト63を介して高さ調節自在に連結されて、上部ローラ
ユニット60が構成される。
また、この上部ローラユニット60の固定ベース体61に
おける取付基板41の内側部にカバー体59を重合し、この
カバー体59を、取付基板41を吊戸体33にねじ込んだ左右
上下のねじ49によって取付基板41とともに吊戸体33に共
締めすることにより、取付基板41の内側面部が被覆され
て外観性が高められる。
つぎに、前記左右部に配設される左右の吊戸体32にお
いて、それぞれの左右の下部取付凹部36には、下部ロー
ラユニット75が固着されている。この下部ローラユニッ
ト75は、前記下部取付凹部36に取付ける金属製の固定ベ
ース体76と金属製の可動フレーム77及びこの可動フレー
ム77を前記固定ベース体76に対して上下動自在に支持す
る一対の圧縮ばね78を備えて構成されている。
そして、前記固定ベース体76は、左右方向に延在形成
された取付基板79を有し、この取付基板79の左右部には
案内片80が相対して平行かつ垂直状に切起して形成さ
れ、この左右の案内片80には上下方向に長い案内長溝81
が左右相対して平行に形成されている。
また、前記取付基板79の中間部における上下部には前
記左右の案内片80間に位置して支持片82,83が所定の間
隔をおいて上下平行に切起してそれぞれ形成され、この
下部の支持片83の左右部と前記左右の案内片80との間に
は前記圧縮ばね78の下端部を係止する係止片84がそれぞ
れ上向きに突出形成されている。また、前記取付基板79
の左右両端上下部には複数の取付孔85が形成されてい
る。
そして、この取付基板79は、その案内片80及び支持片
82,83を前記下部取付凹部36内に収容した状態で、取付
基板79の左右両端部を下部取付凹部36の開口縁部に当接
し、この左右両端部の各取付孔85から吊戸体32にねじ86
をねじ込んで取付基板41が吊戸体32に一体に固着されて
いる。
また、前記可動フレーム77は、前記固定ベース体76の
左右の案内片80間に配置される巾で上部から下部にかけ
て順次垂直板部87、傾斜板部88及び水平板部89を有して
形成されている。そして、前記垂直板部87の左右方向中
間部には前記上下の支持片82,83を上下動自在に挿入す
る挿入凹部90が上方を開放して形成され、この挿入凹部
90の一側部の垂直壁部には前記固定ベース体76の下部の
支持片83に前記吊戸体32,33の開閉方向から係脱する係
止部91が切欠形成されている。
また、この垂直板部87の左右外側部には前記固定ベー
ス体76の左右の案内長溝81内に上下動自在に挿入した案
内突片92がそれぞれ一体に形成されている。また、前記
垂直板部87の左右上部には前記左右の圧縮ばね78の上端
部を係止する係止片93がそれぞれ下向きに突出形成され
ている。また、前記水平板部89の中間部に支軸94が突設
され、この支軸94には前記下部レール体26の外側のガイ
ドレール28に移動自在に係合するガイドローラ95が回転
自在に軸架されている。また、水平板部89の一端部には
板状のストッパー96が水平状に一体に突設されている。
そして、前記可動フレーム77は、固定ベース体76の左
右の案内片80間に配置するとともに、垂直板部87の左右
の案内突片92を左右の案内片80の案内長溝81内に上下動
自在に挿入し、左右部において上下相対する係止片84,9
3間に一対の圧縮ばね78の上下端部をそれぞれ係止す
る。
これにより、固定ベース体76にガイドローラ95を有す
る可動フレーム77が一対の圧縮ばね78を介して前記吊戸
体32,33の開閉方向に直交する方向の動きを規制した状
態で上下動自在に係合して支持され、これらにより、下
部ローラユニット75が構成される。また、この下部ロー
ラユニット75の固定ベース体76における取付基板79の内
側部にカバー体97を重合し、このカバー体97を、取付基
板79を吊戸体32にねじ込んだ左右上下のねじ86によって
取付基板79とともに吊戸体32に共締めする。これにより
取付基板79の内側面部が被覆され外観性が高められる。
つぎに、前記中間部に配設される吊戸体33において、
その左右の下部取付凹部36には、下部ローラユニット98
が固着されている。この下部ローラユニット98は、前記
下部取付凹部36に取付ける金属製の固定ベース体99と金
属製の可動フレーム100及びこの可動フレーム100を前記
固定ベース体99に対して上下動自在に支持する一対の圧
縮ばね101を備えて構成されている。
そして、前記固定ベース体99は、吊戸体32の前記左右
部に固着する下部ローラユニット75の固定ベース体76と
同じ構造で形成されているので、この固定ベース体76に
用いた符号をそれぞれの個所に記載してその説明を省略
する。また、この固定ベース体99は前記固定ベース体76
と同様の手段によって吊戸体33に一体に固着されてい
る。
また、前記可動フレーム100は、前記吊戸体32の左右
部に固着する下部ローラユニット75の可動フレーム77と
殆んど同じ構造で構成されているので、同じ構造の部分
については同じ符号を記載してその説明を省略する。し
かして、その傾斜板部88及び水平板部89は内方に大きく
突出するように幅広に形成され、略形状に形成された水
平板部89の内端近傍部の中間部には前記下部ローラユニ
ット75の可動フレーム77におけるストッパー96に係止さ
れる支軸102が垂直状に立設され、この支軸102には前記
下部レール体26の内側のガイドレール28に移動自在に係
合するガイドローラ103が回転自在に軸架されている。
そして、この可動フレーム100は、固定ベース体99の
左右の案内片80間に配置するとともに、垂直板部87の左
右の案内突片92を左右の案内片80の案内長溝81内に上下
動自在に挿入し、左右部において上下相対する係止片8
4,93間に一対の圧縮ばね101の上下端部をそれぞれ係止
する。
これにより、固定ベース体99にガイドローラ103を有
する可動フレーム100が一対の圧縮ばね101を介して前記
吊戸体32,33の開閉方向に直交する方向の動きを規制し
た状態で上下動自在に係合して支持され、これらによ
り、下部ローラユニット98が構成される。また、この下
部ローラユニット98における取付基板79の内側部にカバ
ー体97を重合し、このカバー体97を、取付基板79を吊戸
体33にねじ込んだ左右上下のねじ86によって取付基板79
とともに吊戸体33に共締めする。これにより取付基板79
の内側面部が被覆され外観性が高められる。さらに、前
記左右の下部ローラユニット98における可動フレーム10
0の傾斜板部88及び水平板部89間にはカバー体104が取付
けられている。
つぎに、前記上部レール体6の支持板10における水平
板部13には脱輪防止用のストッパー体105が取付けられ
るようになっている。このストッパー体105は、前記水
平板部13を挿入する挿入溝106を有し、その上部には天
井の下壁面に当接する係合面107が形成されているとと
もに、その下部には前記上部ローラユニット37,60のス
トッパーピン54及び上面板64を係止する係止面108が形
成されている。しかして、この係止面108とストッパー
ピン54及び上面板64との間の間隔は、前記上部レール体
6の2条のガイドレール8の高さより小さくなるように
形成されている。
そして、各吊戸体32,33が上方に持上った場合にはそ
れぞれのストッパーピン54及び上面板64がストッパー体
105の係止面108に係止されてそれぞれのガイドローラ5
7,73が脱輪することを防止できるようになっている。ま
た、前記ストッパー体105の前面部には化粧体109が取付
けられている。
つぎに、家具本体1に各吊戸体32,33を取付ける場合
には、まず、家具本体1の上部レール体6における外側
のガイドレール8に、左右部に配設する吊戸体32のそれ
ぞれの左右上端部の上部ローラユニット37におけるガイ
ドローラ57を係合する。これにより、左右部に配設され
る吊戸体32は、それぞれの各ガイドローラ57を介して外
側のガイドレール8に左右方向に移動自在に吊持され
る。
そして、左右部の吊戸体32が吊持された状態におい
て、家具本体1の天板2のひずみやガイドローラ57の取
付誤差などにより、吊戸体32が左右方向に傾いたり、左
右方向への円滑な開閉移動が望み得ない事態が生じた場
合には、調節を要する個所の上部ローラユニット37のボ
ルト40を回動調節することにより、外側のガイドレール
8にガイドローラ57を係合した上部ローラユニット37の
可動フレーム39に対して固定ベース体38が上下動調節さ
れ、この吊戸体32が垂直状にかつ、円滑な開閉移動が可
能な状態に調節設定される。
すなわち、外側のガイドレール8に可動フレーム39の
ガイドローラ57を係合した状態において、ボルト40を回
動すると、このボルト40の下端部のねじ軸部40aによ
り、固定ベース体38の下部の支持片45がこのねじ孔47を
介して上下動され、かつ、この固定ベース体38の左右の
案内片42がその案内長溝43を介して可動フレーム39の左
右の案内突片55に案内されて上下動され、したがって、
ボルト40の回動調節により、可動フレーム39に対して固
定ベース体38が上下動されるとともに、この固定ベース
体38を固着した吊戸体32が傾いた状態から垂直状に姿勢
変換される。
この場合、ボルト40は、その途中上下部が可動フレー
ム39の挿通孔53及び固定ベース体38の上部の支持片44の
挿通孔46に挿通支持され、かつ、固定ベース体38は、左
右の案内片42が案内長溝43を介して可動フレーム39の左
右の案内突片55に上下動自在に挿通して支持されている
ので、可動フレーム39に対して固定ベース体38が左右方
向に大きく揺動することなく安定した状態で円滑に上下
動調節される。
つぎに、上部レール体6の外側のガイドレール8に左
右部の吊戸体32を左右方向移動自在に吊持した状態にお
いて、それぞれの左右端下部の下部ローラユニット75に
おける可動フレーム77を下方に牽引すると、この可動フ
レーム77は、左右の圧縮ばね78に抗して固定ベース体76
から下方に引き出される。そして、この可動フレーム77
の挿入凹部90の一側部における係止部91が固定ベース体
76の下部の支持片83に対向するとともに、この可動フレ
ーム77を横方向(吊戸体32,33の開閉移動方向)の支持
片83側に向って横移動すると、この支持片83に係止部91
が挿入して係止され、この可動フレーム77が固定ベース
体76から下方に引出された状態で固定ベース体76に仮ロ
ックされる。
また、この可動フレーム77のガイドローラ95は、下部
レール体26の外側のガイドレール28における外側部の仕
切片29の下端部より下方に位置して突出され、かつ、下
部レール体26の外側のガイドレール28の下方に位置され
る。そして、可動フレーム77を固定ベース体76の下部の
支持片83と反対側の外方に向って横移動すると、この支
持片83から挿入凹部90の係止部91が外れ、可動フレーム
77の仮ロックが解除される。
また、可動フレーム77の仮ロックが解除されるととも
に、左右の圧縮ばね78の復帰力によって可動フレーム77
が押し上げられ、この可動フレーム77のガイドローラ95
が下部レール体26の外側のガイドレール28内に自動的に
係合される。前記下部レール体26の外側のガイドレール
28に下部ローラユニット75のガイドローラ95を係合する
場合において、可動フレーム77は、その挿入凹部90が固
定ベース体76の上下の支持片82,83に沿って、また、そ
の左右の案内突片92が固定ベース体76の左右の案内片80
における案内長溝81に沿って、それぞれ上下動されるの
で、この可動フレーム77は前記吊戸体32,33の開閉方向
に直交する方向の動きが規制された状態で円滑に上下動
される。
また、可動フレーム77の仮ロック及びこの仮ロックの
解除に際しては、可動フレーム77を横移動することによ
り、それぞれの左右の案内片80の案内長溝81内に対して
左右の案内突片92が出入りするので、可動フレーム77の
仮ロック及びこの仮ロックの解除が容易に行なわれる。
このようにして、上部レール体6の外側のガイドレー
ル8と下部レール体26の外側のガイドレール28との間の
左右部に、上部ローラユニット37及び下部ローラユニッ
ト75のそれぞれのガイドローラ57,95を介して左右の吊
戸体32が同一平面において左右方向に移動自在に係合吊
持される。
つぎに、家具本体1の上部レール体6における内側の
ガイドレール8に、中間部に配設する吊戸体33の左右上
部の上部ローラユニット60におけるガイドローラ73を係
合する。これにより、中間部に配設される吊戸体33は、
左右のガイドローラ73を介して内側のガイドレール8に
左右方向に移動自在に吊持される。
そして、中間部の吊戸体33が吊持された状態におい
て、家具本体1の天板2のひずみやガイドローラ73の取
付誤差などにより、吊戸体33が左右方向に傾いたり、左
右方向への円滑な開閉移動が望み得ない事態が生じた場
合には、上部ローラユニット60の一方または両方のボル
ト63を回動調節することにより、内側のガイドレール8
にガイドローラ73を係合した上部ローラユニット60の可
動フレーム62に対して固定ベース体61が上下動調節さ
れ、この吊戸体33が垂直状にかつ、円滑な開閉移動が可
能な状態に調節設定される。
すなわち、内側のガイドレール8に可動フレーム62の
ガイドローラ73を係合した状態において、ボルト63を回
動すると、このボルト63の下端部のねじ軸部63aによ
り、固定ベース体61は、前記左右の吊戸体32のそれぞれ
の上部ローラユニット37の場合と同様に上下動され、し
たがって、ボルト63の回動調節により、可動フレーム62
に対して固定ベース体61が上下動されるとともに、この
固定ベース体61を固着した吊戸体33が傾いた状態から垂
直状に姿勢変換される。この場合、ボルト63は、その途
中上下部が可動フレーム62の挿通孔69及び固定ベース体
61の上部の支持片44の挿通孔46に挿通支持され、かつ、
固定ベース体61は、左右の案内片42が案内長溝43を介し
て可動フレーム62の左右の案内突片71に上下動自在に挿
通して支持されているので、可動フレーム62に対して固
定ベース体61が左右方向に大きく揺動することなく安定
した状態で円滑に上下動調節される。
つぎに、上部レール体6の内側のガイドレール8に中
間部の吊戸体33を左右方向に移動自在に吊持した状態に
おいて、左右下端部の下部ローラユニット98における可
動フレーム100を下方に牽引すると、この可動フレーム1
00は、左右の圧縮ばね101に抗して固定ベース体99から
下方に引き出される。
そして、この可動フレーム100を前記左右の吊戸体32
の下部ローラユニット75の場合と同様に支持片83に向っ
て横移動(吊戸体32の開閉移動方向)すると、この支持
片83に挿入凹部90の係止部91が挿入係止され、この可動
フレーム100が固定ベース体99から下方に引き出された
状態で固定ベース体99に仮ロックされる。また、この可
動フレーム100のガイドローラ103は、前記左右の吊戸体
32の下部ローラユニット75におけるガイドローラ95の場
合と同様に下部レール体26の内側のガイドレール28の下
方に位置される。
そして、可動フレーム100を固定ベース体99の下部の
支持片83と反対側の外方に向って横移動すると、この支
持片83から挿入凹部90の係止部91が外れ、この可動フレ
ーム100の仮ロックが解除され、この可動フレーム100は
左右の圧縮ばね101の復帰力によって押し上げられ、こ
の可動フレーム100のガイドローラ103が下部レール体26
の内側のガイドレール28内に自動的に係合される。
前記下部レール体26の内側のガイドレール28に下部ロ
ーラユニット98のガイドローラ103を係合する場合にお
いて、可動フレーム100は、前記左右の吊戸体32の可動
フレーム77と同様に上下動されるので、この可動フレー
ム100は固定ベース体99に対して円滑に上下動される。
また、可動フレーム100の仮ロック及びこの仮ロックの
解除に際しても可動フレーム100は前記可動フレーム77
と同様に作動するので、可動フレーム100の仮ロック及
びこの仮ロックの解除が容易に行なわれる。
このようにして、上部レール体6の内側のガイドレー
ル8と下部レール体26の内側のガイドレール28との間の
左右部に、上部ローラユニット60及び下部ローラユニッ
ト98のそれぞれのガイドローラ73,103を介して中間部の
吊戸体33が横方向に移動自在に係合吊持される。
そして、この中間部の吊戸体33の下部ローラユニット
98の可動フレーム100における大きい傾斜板部88及び水
平板部89は、左右の吊戸体32の下部ローラユニット75の
可動フレーム77における傾斜板部88及び水平板部89に突
き当らない位置の下方において左右方向に移動されるよ
うに中間部の吊戸体33が吊持される。
つぎに、左右の吊戸体32及び中間部の吊戸体33を、上
下のガイドレール8,28に沿ってそれぞれのガイドローラ
57,73,95,103を介して左右方向に移動することより、家
具本体1の前面開口部が開閉されるものであるが、この
場合において、左右の吊戸体32が外側の上下のガイドレ
ール8,28の両端部に移動されると、この吊戸体32の移動
方向側上部の上部ローラユニット37における可動フレー
ム39の係止ピン58が上部ストッパー体15の上下の挾持片
17の間から係止凹部18内に挿入して係止される。
すなわち、係止ピン58が上下の挾持片17の間に挿入さ
れると、この係止ピン58によって上下の挾持片17がそれ
ぞれ上下方向に弾性変形されてそれぞれ突部19の間が拡
開され、この突部19の間を係止ピン58が通過して係止凹
部18内に係止ピン58が挿入されるとともに、上下の挾持
片17が自動的に弾性復帰してそれぞれの突部19の間がせ
ばまり、この上下の突部19によって係止ピン58が係止凹
部18内に係止される。
また、この左右の吊戸体32の移動方向側上部が上部ロ
ーラユニット37の係止ピン58と上部ストッパー体15とに
より係止されると同時に、この吊戸体32の移動方向側下
部の下部ローラユニット75におけるガイドローラ95が下
部ストッパー体30に当接してその移動が係止される。し
たがって、左右の内側の吊戸体32は、左右方向に傾くこ
となく、垂直状に保持される。
また、左右の吊戸体32を外側の上下のガイドレール8,
28の中間部に向って移動しようとすると、上部ローラユ
ニット37の係止ピン58が上部ストッパー体15の係止凹部
18内からその上下の挾持片17に抗して外れ、そのロック
が解除され、したがって、左右の吊戸体32は中間部に向
って円滑に移動される。
つぎに、中間部の吊戸体33が内側の上下のガイドレー
ル8,28の左右方向の一端部に移動されると、この吊戸体
33の移動方向側の上部の上部ローラユニット60における
可動フレーム62の係止縁部70が、この吊戸体33が移動し
た方向の内側の吊戸体32の上部ローラユニット37の可動
フレーム39におけるストッパーピン54に当接してその移
動が係止される。
また、この中間部の吊戸体33の移動方向側上部が上部
ローラユニット37,60のストッパーピン54と係止縁部70
とにより係止されると同時に、この吊戸体33の移動方向
側下部の下部ローラユニット98におけるガイドローラ10
3を有する支軸102が、この吊戸体33が移動した方向の内
側の吊戸体32の下部ローラユニット37の可動フレーム77
におけるストッパー96に当接してその移動が係止され
る。したがって、中間部の外側の吊戸体33は、左右方向
に傾くことなく垂直状に保持される。
また、中間部の吊戸体33を内側の上下のガイドレール
8,28の中間部に向って移動すると、この中間部の吊戸体
33の上部ローラユニット60の可動フレーム62における係
止ピン74が上部レール体6の中間部のセンターストッパ
ー20におけるストッパー片23の係止凹部25内に係止され
る。すなわち、係止ピン74がストッパー片23の案内部24
に当接して係止凹部25に向って次第に移動すると、この
係止ピン74によりストッパー片23は下方に押動されて弾
性変形され、係止ピン74が係止凹部25の位置に移動され
ると、ストッパー片23は弾性復帰して係止ピン74と係止
凹部25とは係合係止される。
したがって、この中間部の吊戸体33はこの上部ローラ
ユニット60の係止ピン74とセンターストッパー20とによ
り、左右方向の他端部に向って移動しすぎることが阻止
される。これにより、左右の内側の吊戸体32をそれぞれ
左右両端部に移動した状態では、この左右の吊戸体32の
間の空間部は、中間部の外側の吊戸体33によってこの吊
戸体33の左右両端部を左右の吊戸体32のそれぞれの内端
部に重合した状態で閉塞される。
また、この中間部の吊戸体33を左右方向の一方側に移
動しようとすると、この上部ローラユニット60の係止ピ
ン74によってセンターストッパー20のストッパー片23が
その移動方向に押動されて弾性変形されこの係止ピン74
がストッパー片23の係止凹部25内から外れ、このロック
が解除され、したがって中間部の吊戸体33は容易に一方
側に移動される。
つぎに、各吊戸体32,33の開閉移動時において、この
各吊戸体32,33が上下動して持上った場合には、それぞ
れの上部ローラユニット37,60における可動フレーム39,
62のそれぞれのストッパーピン54と上面板64がストッパ
ー体105の下面部の係止面108に係止され、それぞれの上
部のガイドローラ57,73がそれぞれの上部のガイドレー
ル8から外れることが防止される。
(発明の効果) 本発明によれば、可動フレームの両側部に固定ベース
体の両側部に突出された案内片に吊戸体の開閉方向に直
交する方向の動きを規制した状態で上下動自在に支持さ
れた案内突片を形成したので、この両側部の互いに係合
した案内片及び案内突片の案内作用にて固定ベース体に
対して可動フレームを円滑に上下動させることができ、
この際、可動フレームが固定ベース体に対して内外方向
に振れ動くことを確実に防止できる。
このため、可動フレームをばねに抗して下方にスムー
ズに引出すことができるとともに、この可動フレームの
ガイドローラを家具本体の下部のガイドレールより下方
位置に引出した状態でこの可動フレームの係止部を左右
方向から固定ベース体の支持片に係止してこの可動フレ
ームを簡単に仮ロック状態に保持させることができる。
また、この可動フレームの仮ロック時にこの可動フレー
ムのガイドローラが内外方向から押動されるようなこと
があっても、この可動フレームの仮ロック状態が解除さ
れることなく確実に保持される。
そして、家具本体に吊戸体をセットする際には、上端
部のガイドローラを家具本体の上部のガイドレールに係
合した吊戸体の下端部のガイドローラを、家具本体の下
部のガイドレールの直下に配設した状態で、この可動フ
レームを仮ロック時と反対側に移動することにより可動
フレームの仮ロックを簡単に解除できるとともに、ばね
の復帰力によって可動フレームが自動的に上方に引上げ
られ、このガイドローラを下部のガイドレールに簡単に
係合させることができる。
したがって、家具本体に対して吊戸体を少ない手数で
簡単にセットすることができ、作業能率上好ましい扉開
閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は扉開閉装置
の一部を省略した縦断面図、第2図は同上内側の吊戸体
の吊持状態の縦断面図、第3図は同上内側の吊戸体上部
の上部ローラユニットの分解斜視図、第4図は同上下部
ローラユニットの分解斜視図、第5図は外側の吊戸体上
部の上部ローラユニットの分解斜視図、第6図は同上下
部ローラユニットの分解斜視図、第7図は内外側の吊戸
体を一部重合した状態の一部を切欠した正面図、第8図
は同上平面図、第9図は同上底面図、第10図は扉開閉装
置の正面図である。 1…家具本体、8,28…ガイドレール、32,33…吊戸体、5
7,73,95,103…ガイドローラ、75,98…下部ローラユニッ
ト、76,99…固定ベース体、77,100…可動フレーム、78,
101…ばね、80…案内片、83…支持片、91…係止部、92
…案内突片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真崎 善行 東京都小金井市緑町5丁目6番35号 株 式会社ムラコシ精工内 (56)参考文献 特開 平2−229381(JP,A) 実開 昭57−61050(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体の上部に配設固定された上部のガ
    イドレール及び家具本体の下部に配設固定された下部の
    ガイドレールと、この上下のガイドレール間に配設され
    前記家具本体の前面部を開閉する吊戸体と、この吊戸体
    の上端部に取着され前記上部のガイドレールに移動自在
    に係合されたガイドローラと、前記吊戸体の下端部に取
    着され前記下部のガイドレールに移動自在に係合された
    ガイドローラを有する下部ローラユニットとを備え、 前記下部ローラユニットは、前記吊戸体の下端部に固着
    された固定ベース体と、可動フレームと、この可動フレ
    ームと前記固定ベース体との間に設けられ可動フレーム
    を常時上方に向かって附勢支持するばねとを有し、 前記固定ベース体は、その下部に前記可動フレーム側に
    向かって突出された支持片と、その両側部に前記可動フ
    レーム側に向かって突出された案内片とを有し、 前記可動フレームは、その上部に形成されこの可動フレ
    ームを前記ばねに抗して下方に引出した際に前記固定ベ
    ース体の支持片に前記吊戸体の開閉方向から係脱自在に
    係止される係止部と、その両側部に形成され前記固定ベ
    ース体の両側部の案内片に前記吊戸体の開閉方向に直交
    する方向の動きを規制した状態で上下動自在に支持され
    た案内突片と、回転自在に軸架された前記ガイドローラ
    とを有する ことを特徴とする扉開閉装置。
JP2292463A 1990-10-30 1990-10-30 扉開閉装置 Expired - Fee Related JP2549759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2292463A JP2549759B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2292463A JP2549759B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 扉開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04166582A JPH04166582A (ja) 1992-06-12
JP2549759B2 true JP2549759B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=17782136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2292463A Expired - Fee Related JP2549759B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 扉開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549759B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101232512B1 (ko) 2012-11-20 2013-02-12 석정윤 미닫이 도어의 개폐장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015112004A1 (de) * 2015-07-23 2017-01-26 Hettich-Heinze Gmbh & Co. Kg Führungsanordnung für eine Schiebetür, Schrankmöbel und Verfahren zur Demontage einer Führungsanordnung für eine Schiebetür

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761050U (ja) * 1980-09-29 1982-04-10
ES2012667A6 (es) * 1989-02-27 1990-04-01 Klein Iberica Herraje para puertas correderas.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101232512B1 (ko) 2012-11-20 2013-02-12 석정윤 미닫이 도어의 개폐장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04166582A (ja) 1992-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6643898B1 (en) Self-centering pivot door hinge system
JP2534983Y2 (ja) 折り戸装置
US5970660A (en) Swing door pivot assembly
JP2549759B2 (ja) 扉開閉装置
US3996642A (en) Adjustable degree door holder
US4907832A (en) Secondary locking mechanism
JP2871138B2 (ja) 扉開閉装置
JP3186782B2 (ja) 扉開閉装置
JP2588084B2 (ja) 網戸用戸車装置
JP2594015B2 (ja) 扉開閉装置
JP2569283B2 (ja) 開閉体取付装置
JPH0723499Y2 (ja) 間仕切り装置のロック構造
JP3590691B2 (ja) 扉開閉装置
JPS5844234Y2 (ja) パネルへのランナ−の取付装置
JPS6212056Y2 (ja)
JPH0743393Y2 (ja) 間仕切り装置のロック構造
JPH0430297Y2 (ja)
JP3616450B2 (ja) 扉開閉装置
JPH0743392Y2 (ja) 間仕切り装置のロック構造
JPS597976Y2 (ja) ヒンジの取付具
JPH076439Y2 (ja) 折戸用吊具
JPH0620864Y2 (ja) 折り畳み扉のラッチ高さ調整装置
JPH057416Y2 (ja)
JP2764248B2 (ja) 支持装置
JPS609355Y2 (ja) 折り畳み扉の寸法調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees