JP2549666Y2 - 子画面の白バランス補正回路 - Google Patents

子画面の白バランス補正回路

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JP2549666Y2
JP2549666Y2 JP452591U JP452591U JP2549666Y2 JP 2549666 Y2 JP2549666 Y2 JP 2549666Y2 JP 452591 U JP452591 U JP 452591U JP 452591 U JP452591 U JP 452591U JP 2549666 Y2 JP2549666 Y2 JP 2549666Y2
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一幸 白井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】テレビ画面の一部に第2のテレビ
画面を圧縮し、挿入するピクチャインピクチャTV、及
び圧縮された画面を複数個記憶しその圧縮された画面を
複数個挿入、表示するマルチPiP TVの白バランス
補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1を参照しつつ、従来のピクチャイン
ピクチャTV(PinP TV)の一例を説明する。
【0003】図1に於いて、(10)はブラウン管等の
表示器である。(10a)は親画面、(10b)は子画
面である。(12)は親画面のビデオ信号が入力される
ビデオ入力端子である。(14)は子画面用のビデオ信
号が入力されるビデオ入力端子である。(16)は分離
色復調回路であり、この回路(16)は、ビデオ信号を
入力して、輝度/色信号分離を行うと共に色差信号を復
調して、Y信号とR−Y信号とB−Y信号を出力する。
(18)はアナログのY、R−Y、B−Y信号をデジタ
ルに変換するA/D変換器である。(20)はA/D変
換器(18)からのデジタルデータを処理して、時間軸
圧縮したY、R−Y、B−Y信号(Y’、R−Y’、B
−Y’)を出力する子画面圧縮回路である。(22)は
デジタルのY’、R−Y’、B−Y’信号をアナログ信
号に変換するD/A変換器である。(24)はY’、R
−Y’、B−Y’信号を入力して、RGB信号(R’
G’B’)を出力するマトリクス回路である。
【0004】(26)は分離色復調回路であり、且つマ
トリクス回路の機能も備えている。この分離色復調回路
(26)は、ビデオ信号を入力して、RGB信号を出力
する。(28)は子画面挿入回路であり、分離色復調回
路(26)からの親画面のRGB信号に、マトリクス回
路(24)からの子画面のR’G’B’信号を挿入して
表示器(10)に出力する。
【0005】次の子画面の白バランス調整を説明するた
めに、もう少し詳細な回路を図2に示す。
【0006】図2に於いて、図1と同一部分には、同一
符号を付した。(18)はA/D変換器であり、マルチ
プレクサ付きであり、デジタルのY、B−Y、R−Y信
号を時間軸多重して出力している。(30)はPinP
コントローラであり、このコントローラ(30)は子画
面用のビデオ信号から分離した水平・垂直同期信号(子
H、子V)を元に、RAMよりなるメモリ(32)に書
き込むタイミングを設定している。又、このコントロー
ラ(30)は、親画面用のビデオ信号から分離した水平
・垂直同期信号(親H・親V)を元に、子画面挿入期間
を設定し、この期間にメモリ(32)よりデータを読み
出している。
【0007】(22a)(22b)(22c)は夫々、
コントローラ(30)からのD/Aコントロール信号で
タイミング制御されたY’用、B−Y’用、R−Y’用
のD/A変換器である。(34)(36)は可変抵抗器
よりなる白バランス調整回路である。
【0008】上記回路の動作を簡単に説明する。子画面
のビデオ信号は、入力端子(14)より入力され分離色
復調回路(16)でY信号、R−Y信号、B−Y信号に
変換され、A/D変換器(18)でデジタルデータに変
換される。PinPコントローラ(30)を介して、メ
モリ(32)に送出されて記憶される。
【0009】この記憶されたデジタルデータは、Pin
Pコントローラ(30)からのPinPコントロール信
号により制御されて、メモリ(32)より、圧縮して読
み出されてD/A変換器(22a)(22b)(22
c)に出力される。このD/A変換器(22a)(22
b)(22c)は、Y’、B−Y’、R−Y’をアナロ
グに戻す。マトリクス回路(24)はRGB信号を出力
する。マトリクス回路(24)と挿入回路(28)間に
は、白バランス調整回路(34)(36)が配されてい
る。
【0010】白バランス調整は、子画面用のビデオ信号
に白100%映像を入力し、R、G、Bのバランスを正
しくするための調整である。この白バランス調整がズレ
ると白い画面にも関わらず色の付いた画面となってしま
う。つまり、「白100%の画面の場合、R、G、Bは
全て同一波高値となる。」ように調整する。
【0011】ところで、白100%の画面の入力時、A
/D変換器(18)の入力は図3のAの如く、B−Y、
R−Y信号は零レベルとなる。依って、当然、この信号
を圧縮したD/A変換器出力も、図3のBの如く、B−
Y’、R−Y’信号は零レベルとなる。
【0012】しかし、実際には、A/D変換器(18)
の不良により、D/A変換器(22a)(22b)(2
2c)の出力は、図3のCの如く、出力されてはいけな
い信号が発生する。この場合、可変抵抗器からなる白バ
ランス調整回路(34)(36)の調整だけでは完全な
白バランスはとれない。又、マトリクス回路(24)で
カラーコントロールを行う場合、図3のCの出力ではカ
ラーコントロールで白バランスが変化して見にくい画面
となる。
【0013】この問題の原因となるA/D変換器(1
8)について説明する。図4にA/D変換器(18)を
示す。(C)(C)(C)はカップリングコンデンサで
ある。(40a)(40b)(40c)はクランプ回路
である。(42a)(42b)(42c)はY、B−
Y、R−Yを時分割多重して比較器群(44)に入力す
るためのスイッチである。(46)はエンコーダ、(4
8)はラッチ回路、(50)はアウトプットラッチ回
路、(52)はクロックジェネレータである。
【0014】本来A/D変換器(18)のクランプ回路
(40a)(40b)(40c)は、A/Dクランプパ
ルスで“Y”は4.0V、“B−Y”、“R−Y”は
4.5Vてクランプするはずであるが、A/D変換器
(18)がバイポーラ素子の場合カップリングコンデン
サー(C)(C)(C)にΔi(微少電流)が流れ電位
が変化してしまう。
【0015】A/Dクランプパルスの幅は短いものであ
りカップリングコンデンサー電位の影響により正しく
“Y”4.0V、“B−Y”・“R−Y”を4.5Vに
クランプできない。
【0016】図5に正常時で、且つ、白100%信号入
力時のA/D変換器(18)のY、B−Y、R−Y信号
成分の値を示す。
【0017】この場合Y信号は、4.0Vでクランプさ
れるため信号のない所では、データは「000000」
であり信号のある所は「111111」データとなる。
次に、B−Y、R−Y信号は4.5Vでクランプされ白
100%の場合色差信号がないためすべて「10000
0」のデータとなる。
【0018】図6に、図5の時のD/A変換器(22
a)(22b)(22c)の出力を示す。
【0019】Y信号データ入力は、子画面信号を出力す
る場合以外の部は「000000」のデータが入力さ
れ、子画面部分では、読み出したデータがD/A変換器
(22a)(22b)(22c)に入力される。この時
は、入力データは「111111」であり、出力は5.
0Vとなる。同様にB−Y、R−Y信号も子画面信号を
出力する以外はデータは「100000」(4.5V)
に固定される。子画面部分では、この時は「10000
0」が入力される。
【0020】図7に不良時のA/D変換器(18)のク
ランプ回路(40a)(40b)(40c)の出力を示
す。
【0021】図7を見ても解る様に不良時には、先に説
明したA/D変換器の問題からも解る様にY、B−Y、
R−Y信号が正常にクランプされないため正常な動作に
比較して低い電圧でクランプされている。つまり、各信
号に於いて、a、b、cの誤差が発生し、白バランスの
不具合が発生する。
【0022】尚、図7では電圧が低い方でクランプされ
ている図を表したが反対に高い場合も発生する可能性は
ある。この場合も白バランスの不具合となる。
【0023】又、図8にD/A変換器(22a)(22
b)(22c)の出力を示す。
【0024】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、白バランス
不良の原因となる図7の誤差(a)(b)(c)を補償
するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディジタル化
された信号に問題点であるクランプ電圧の誤差(a)
(b)(c)のディジタルデータを減加算することによ
り、D/A変換器(22a)(22b)(22c)から
の出力誤差(図8のa’b’c’)をキャンセルする。
【0026】
【作用】本考案では、デジタルの状態で、誤差(a)
(b)(c)の補正を行う。これにより、白バランスの
不具合が解消される。
【0027】
【実施例】図9を参照しつつ本考案の一実施例を説明す
る。尚、従来例と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略した。
【0028】PinPコントローラ(30)は、誤差
(a)(b)(c)を補正するためのY用、R−Y用、
B−Y用のデータ(補正データ)を出力する。(54
a)(54b)(54c)はこの補正データ格納用のバ
ッファである。(56a)(56b)(56c)は、
Y’信号、B−Y’信号、R−Y’信号のデータに、前
述の補正データを加算する加減算回路である。
【0029】上記動作を説明する。子画面のビデオ信号
は、分離色復調回路(16)で、Y信号、B−Y信号、
R−Y信号に変換されA/D変換器(18)に入力され
る。A/D変換器(18)はY、R−Y、B−Y信号を
デジタルデータに変換して出力する。このデジタルデー
タは、コントローラ(30)を介して、メモリ(32)
へ書き込まれる。
【0030】この書き込まれたデータは、メモリ(3
2)より圧縮されて読み出され、コントローラ(30)
を介して、加減算回路(56a)(56b)(56c)
に出力される。又、コントローラ(30)は、夫々Y信
号用、B−Y信号用、R−Y信号の補正データをバッフ
ァ(54a)(54b)(54c)に出力する。加減算
回路(56a)は、減加算コントロール信号によりタイ
ミング制御されてバッファ(54a)のY信号用の補正
データをY信号のデジタルデータに加算して出力する。
【0031】同様に、加減算回路(56b)(56c)
は、B−Y’信号成分R−Y’信号成分につき、夫々の
補正データを加算して、クランプ誤差をキャンセルす
る。
【0032】これらの出力は、従来と同様にD/A変換
器(22a)(22b)(22c)で、夫々、Yアナロ
グのY’信号、R−Y’信号、B−Y’信号となる。そ
して、マトリクス回路(24)でR’G’B’信号に変
換された後に、白バランス調整回路(34)(36)
で、白バランス調整が行なわれた後に挿入回路(28)
に出力される。
【0033】尚、前述の補正について図10〜図12を
参照しつつ、もう一度説明する。図10は、B−Y信号
におけるクランプの不具合の実際例である。この場合6
0mVp−pほど低い方にクランプされているこの60
mVp−pのオフセットしたデータは「011011」
であり「100000」に比較して「00100」低い
データとなり、このデータを圧縮した後にD/A変換器
(22b)でアナログ変換すれば、図11に示す様に
4.5Vに対して、低くなる。このため、白バランスは
不具合となる。
【0034】本願では、前述の加減算回路(56b)
で、「00100」を加算して誤差を補正する。
【0035】尚、上記の様な補正データは、予め白10
0%の子画面用ビデオ信号を入力し、D/A変換器(2
2a)(22b)(22c)の出力をテスト端子(図示
せず)により確認しながら設定する。上記の様な補正を
行なった後に、白バランス調整回路(34)(36)で
白バランス調整を行う。
【0036】尚、上記対策の場合A/Dのダイナミック
レンジが小さくなる関係から60mVp−p程度の補正
を行うのに有効である。これ以上の場合は根本的なA/
D変換器の改善を行う必要がある。
【0037】
【考案の効果】本考案に依れば、クランプによって発生
する誤差を解消出来白バランス調整に不具合が生じな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のピクチャインピクチャTVを説明するた
めの図である。
【図2】図1の要部の回路ブロック図である。
【図3】その各部の波形を示す図である。
【図4】A/D変換器を示す図である。
【図5】その波形を示す図である。
【図6】D/A変換器の出力波形を示す図である。
【図7】A/D変換器のクランプ波形を示す図である。
【図8】図7の時のD/A変換器の出力波形を示す図で
ある。
【図9】本考案の一実施例を示す図である。
【図10】波形を示す図である。
【図11】波形を示す図である。
【符号の説明】
18 A/D変換器 22a、22b、22c D/A変換器 32 メモリ 56a、56b、56c 加減算回路(加減算手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮された子画面の白バランス補正回路
    に於いて、 原画面の複合映像信号を複数のコンポーネント信号にし
    てその複数のコンポーネント信号をそれぞれデジタルデ
    ータに変換するA/D変換器(18)と、 このA/D変換器(18)からの複数のデジタルデータ
    が書き込まれると共に、書き込み速度より速く複数のデ
    ジタルデータが読み出されるメモリ(32)と、 このメモリ(32)からの複数のデジタルデータをアナ
    ログ信号に変換するD/A変換器(22a)(22b)
    (22c)と、 前記映像信号の基準クランプ値と映像信号を基準クラン
    プ値で入力したときの前記デジタルデータ値との誤差を
    予め検出して、その検出した誤差を誤差補正信号として
    発生するするよう設定する誤差設定手段(54a)(5
    4b)(54c)と、 前記デジタルデータと前記誤差補正信号を加減算して前
    記D/A変換器(22a)(22b)(22c)へ出力
    する加減算手段(56a)(56b)(56c)と、 を備えることを特徴とする子画面の白バランス補正回
    路。
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