JP2549573B2 - 自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物,その製造方法及びそのための組成物 - Google Patents

自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物,その製造方法及びそのための組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自然に放置するとき、直射日光や紫外線等
の光の照射や、雨水、熱等の作用によつて自然に劣化分
解し、崩壊するポリウレタン樹脂成形物、その製造方法
及びそのための組成物。
従来の技術 農業や園芸の分野においては、従来より、自然に放置
するとき、直射日光や紫外線等の光、雨水、熱等の作用
によつて自然に劣化分解し、崩壊する樹脂フイルム又は
テープが要望されている。例えば、接ぎ木用のテープ
は、接ぎ木に用いた後、これが自然崩壊しないときは、
適当な時期に取外されなければならない。これに対し
て、接ぎ木用のテープが自然崩壊するときは、取外しの
手間が省ける。
このような観点から、従来、種々の自然崩壊性樹脂が
提案されている。例えば、特開昭50−18596号公報に
は、ポリ−1,2−ブタジエングリコールと有機イソシア
ネート化合物とを反応させてなる光分解性ポリウレタン
樹脂フオームが提案されている。
発明が解決しようとする課題 本発明は、構造が上記とは異なり、しかも、自然崩壊
性にすぐれるポリウレタン樹脂成形物、その製造方法及
びそのための組成物を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明による自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物の製
造のための組成物の第1は、 (a) 分子内に二つの水酸基を有するジオールと一般
式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
るポリエステルジオール、 (b) 芳香族ジイソシアネート、 (c) 鎖延長剤、及び (d) ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカル
ボン酸及び有機スズ化合物 とからなることを特徴とする。
本発明によるかる組成物において、ポリエステルジオ
ールは、分子内に二つの水酸基を有するジオールと一般
式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
る実質的に線状のポリエステルジオールである。
上記ジオールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等が好ま
しく用いられ、また、上記ポリエステルジオールのため
の酸成分としてのジカルボン酸としては、琥珀酸やグル
タル酸が好ましく用いられる、なかでも、短鎖構造を有
する琥珀酸が好ましく用いられる。
上記芳香族イソシアネート化合物としては、特に、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、フエニレンジイソシアネート類のよう
な芳香族ジイソシアネートが好ましく用いられる。
また、前記鎖延長剤としては、低分子量ジアミン又は
ジオールが用いられる。かかるジアミンとしては、例え
ば、エチレンジアミン等が、ジオールとしては、例え
ば、エチレングリコールやジエチレングリコール等が好
ましく用いられる。これらのなかでは、特に、エチレン
ジアミンが好ましく用いられる。
また、本発明によれば、上記ジオールと芳香族ジイソ
シアネートとは、予め鎖延長剤の存在下に反応させて、
実質的に線状のポリウレタン樹脂として、組成物の一成
分として用いることもできる。
即ち、本発明による自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形
物の製造のための別の組成物の第2は、 (a) 分子内に二つの水酸基を有するジオールと一般
式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
るポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネートとか
ら調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポリマ
ーを鎖延長剤にて硬化させてなる実質的に線状のポリエ
ステルポリウレタン樹脂、及び (b) ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカル
ボン酸及び有機スズ化合物 からなることを特徴とする。
上記した実質的に線状のポリエステルポリウレタン樹
脂は、分子内に二つの水酸基を有するジオールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
るポリエステルジオールと、芳香族ポリイソシアネート
とから調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポ
リマーを鎖延長剤にて硬化させてなるものである。後述
するように、このウレタンプレポリマーの製造に際して
は、ウレタンプレポリマーを適宜の溶剤に溶解し、これ
に鎖延長剤を加えて、反応させてもよい。
本発明による組成物は、上記したポリエステルジオー
ル、芳香族ジイソシアネート及び鎖延長剤、又はこれら
から得られる実質的に線状のポリエステルポリウレタン
樹脂に加えて、ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機
ジカルボン酸及び有機スズ化合物を含有し、更に、好ま
しくは、光増感剤を含有する。
第2の組成物の場合は、イソシアネート基末端のウレ
タンプレポリマーを得、これに劣化触媒と必要に応じて
光増感剤を加えれば、本発明による組成物を液状物とし
て得ることもできる。
上記劣化触媒としてのジカルボン酸としては、炭素数
6以下の脂肪族ジカルボン酸が好ましく用いられる。こ
のような脂肪族ジカルボン酸として、特に、アジピン酸
が好ましく用いられる。また、有機スズ化合物として
は、ジブチルスズジラウレート、テトラ−n−ブチルス
ズ、トリ−n−ブチルスズアセテート、n−ブチルスズ
トリクロライド、ジメチルスズクロライド、トリメチル
スズハイドロキサイド等が用いられる。これらのなかで
は、特に、ジブチルスズラウレートが好ましく用いられ
る。
本発明においては、ポリウレタン樹脂劣化触媒として
のジカルボン酸は、前記したポリエステルジオールと芳
香族ジイソシアネートの合計量又は前記ポリエステルポ
リウレタン樹脂100重量部に対して、0.5〜1重量部の範
囲で用いられ、また、有機スズ化合物は、0.5〜2重量
部の範囲で用いられる。
また、光増感剤としては、従来より知られている有機
カルボニル化合物が用いられる。このように増感剤とし
ては、例えば、アセントフエノン、ベンゾフエノン、ベ
ンジル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル等を挙げることができる。かかる光増感
剤は、前記ポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネ
ートとの合計量又は前記ポリエステルポリウレタン樹脂
100重量部に対して、通常、1〜5重量部の範囲で用い
られる。
本発明による前記第1の組成物は、ポリウレタン製造
において、一般的に知られている方法、例えば、所謂ワ
ン・シヨツト法によつて、ポリウレタン樹脂とし、これ
をペレタイザーを用いてペレツトとすることが好まし
い。このようなペレツトをカレンダー成形又は押出成形
することによつて、自然崩壊性のフイルムその他の成形
物を容易に得ることができる。
また、第2の組成物も、ペレタイザーを用いてペレツ
トとし、このようなペレツトをカレンダー成形又は押出
成形することによつて、自然崩壊性のフイルムその他の
成形物を容易に得ることができる。
更に、第2の組成物の場合は、前述したように、ウレ
タンプレポリマーを調製し、これを適宜の有機溶剤、例
えば、ジメチルホルムアミド中で鎖延長剤にて高分子量
化して、末端イソシアネート基ポリエステルポリウレタ
ン樹脂の溶液を得、次いで、これに光増感剤と劣化触媒
としての有機ジカルボン酸と有機スズ化合物とを加え
て、液状の組成物とし、これをキヤステイングすれば、
自然崩壊性ポリウレタンフイルムを得る。
以上のようにして得られる本発明によるポリエステル
ポリウレタン樹脂成形物は、分子中のエステル基密度が
高く、耐加水分解性が劣るうえに、ポリイソシアネート
成分である芳香族ポリイソシアネートが光エネルギーに
よつて、容易にキノンイミド構造を形成し、ラジカルを
生じて、劣化分解する。
本発明によれば、このように、構造的に本来的に耐水
性や耐光性の劣るポリエステルポリウレタン樹脂を基材
樹脂とし、これに更に劣化触媒としてのジカルボン酸及
び有機スズ化合物を含し、更に、好ましくは光増感剤を
含有している。ここに、劣化触媒としてのジカルボン酸
と有機スズ化合物は、ポリウレタン樹脂の種々の機構に
よる分解を促進する触媒として作用し、その耐熱性、耐
水性及び耐光性を劣化させ、なかでも、熱劣化を促進す
る。光増感剤は、ポリウレタン樹脂における芳香族ジイ
ソシアネート成分の光劣化を促進する。かくして、本発
明によるポリウレタン樹脂成形物は、著しい自然崩壊性
を有し、自然に放置するとき、直射日光や紫外線等の光
の照射や、雨水、熱等の作用によつて自然に劣化分解
し、崩壊する。
更に、必要に応じて、本発明によれば、上記組成物中
に更にトリエチレンジアミンのような有機アミンをポリ
ウレタン樹脂劣化触媒として配合して、その劣化を促進
させることもできる。
発明の効果 以上のように、本発明による光崩壊性ポリウレタン樹
脂製造のための組成物によれば、直射日光や紫外線、雨
水、熱等の作用によつて、容易に自然崩壊するポリウレ
タン樹脂成形物を与える。
特に、本発明によれば、組成物において、ポリエステ
ルジオールのための酸成分として琥珀酸を用いると共
に、ポリエステルポリウレタン樹脂のためのジイソシア
ネート成分として芳香族ジイソシアネートを用いること
によつて、本来的に耐水性及び耐光性が非常に劣るポリ
ウレタン樹脂を与え、更に、得られる樹脂成形物は、か
かるポリエステルポルウレタン樹脂の劣化、特に、熱劣
化を促進する劣化触媒としてのジカルボン酸及び有機ス
ズ化合物と光劣化を促進する光増感剤とを含むので、一
層高い自然崩壊性を有する。
従つて、また、本発明によれば、上記劣化触媒と光増
感剤の配合量を調整することによつて、得られる成形物
の自然崩壊性を適宜に制御することができる。本発明に
よれば、通常、1か月乃至1年が経過したとき、自然に
崩壊するように、その崩壊性を制御することができる。
従つて、本発明による自然崩壊性ポリウレタン樹脂成
形物、例えば、フイルムは、前述したような接ぎ木用テ
ープ等に好適に用いられる。必要に応じて、テープの一
面又は両面に粘着剤を塗布し、粘着テープとして用いる
こともできる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は
これら実施例により何ら限定されるものではない。
以下の実施例1〜4及び比較例1〜3において、ポリ
ウレタン樹脂の製造に用いた各成分の量(重量部)は、
以下のとおりである。
ポリエステルジオール 100 部 ジイソシアネート 25 部 鎖延長剤 2.8 部 溶媒 300 部 また、組成物の製造に用いた各成分の量(重量部)
は、以下のとおりである。
有機ジカルボン酸 0.01部 有機スズ化合物 0.1 部 光増感剤 3.0 部 実施例1 コハク酸とジエチレングリコールとを用いて、水酸基
価56.1のポリエチレンジエチレンサクシネートジオール
を調製した。このジオール100重量部と4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアネート25重量部とを温度70℃にて4
時間反応させ、末端イソシアネート基ウレタンプレポリ
マーを得た。
このウレタンプレポリマーに鎖延長剤としてエチレン
ジアミン2.8重量部を加え、更に、溶剤として、N,N−ジ
メチルホルムアミド300重量部を用いて、粘度が70000cp
sの線状ポリエステルポリウレタン樹脂溶液を得た。こ
の溶液にアジピン酸0.01重量部、ジブチルスズジラウレ
ート0.1重量部及びベンゾインイソプロピルエーテル3
重量部を加えた。
次に、得られた溶液を離型紙上にバーコーターを用い
て目付量130g/m2にて塗布し、110℃で3分間乾燥させ
て、厚さ320μm(以下においても同じ。)のポリウレ
タン樹脂フイルムを得た。
このフイルムについての劣化試験の結果を第1表に示
す。
実施例2〜4 実施例1と同様にして、第1表に示すポリオールとジ
イソシアネート化合物を用いて、ウレタンプレポリマー
を調製し、溶剤の存在下に鎖延長剤を反応させ、得られ
たポリウレタン樹脂溶液に光増感剤、有機ジカルボン酸
及び有機スズ化合物を配合し、キヤステイング法にてフ
イルムを得た。
これらフイルムについての劣化試験の結果を第1表に
示す。
比較例1〜3 実施例1と同様にして、第1表に示すポリオールとジ
イソシアネート化合物を用いて、ウレタンプレポリマー
を調製し、溶剤の存在下に鎖延長剤を反応させた。
得られたポリウレタン樹脂溶液をそのままにてキヤス
テイング法にてフイルムを得た。
これらフイルムについての劣化試験の結果を第1表に
示す。
劣化試験は下記の条件によつて行なつた。
耐水性 フイルムを50℃の温水に4週間浸漬し、その前後の破
断強度及び破断伸びにて評価した。
耐熱性 120℃の温度下に5時間放置し、その前後の破断強度
及び破断伸びにて評価した。
耐候性 サンシヤイン・ウエザオメーター(島津製作所製CW−
DV2型)にて200時間処理し、その前後の破断強度及び破
断伸びにて評価した。
測定条件 引張速度:500mm/分 試験片:ダンベル型 JIS3号 雰囲気温度:23℃ 雰囲気湿度:55% 試料数:3 本発明によるポリウレタン樹脂フイルムは、劣化試験
の後は、破断強度及び破断伸びが著しく低減し、自然崩
壊性にすぐれることが理解される。
参考例として、前記ポリジエチレンサクシネートの製
造例を挙げる。
参考例1 琥珀酸とこれに対して過剰量のジエチレングリコール
とを混合し、触媒として、琥珀酸に対して100ppmのジブ
チルスズラウレートを加え、真空脱水しつつ、170℃で
6時間反応させて、ポリジエチレンサクシネートを得
た。
以下の実施例及び比較例において、樹脂組成物の製造
に用いた各成分の量(重量部)は、以下のとおりであ
る。
ポリエステルジオール 100 部 ジイソシアネート 25 部 鎖延長剤 2.8 部 アジピン酸 0.01部 ジブチルスズジラウレート 0.1 部 トリエチレンジアミン 0.3 部 ベンゾインイソプロピルエーテル 3.0 部 実施例5 コハク酸とジエチレングリコールとを用いて、水酸基
価56.1のポリエチレンジエチレンサクシネートジオール
を調製した。このジオール100重量部と4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアネート25重量部と鎖延長剤としての
エチレンジアミン2.8重量部とを混合し、更に、これに
アジアピン酸0.01重量部、ジブチルスズジラウレート0.
1重量部、トリエチレンジアミン0.3重量部及びベンゾイ
ンイソプロピルエーテル3重量部を加え、ワン・シヨツ
ト法にて反応温度70℃で24時間反応させた。
得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂ペレタイザーを用
いてペレツトとし、これをカレンダー成形して、厚さ10
0μmのフイルムに成形した。このフイルムの一面に粘
着剤を塗布し、接ぎ木用の結束テープとして用いたとこ
ろ、およそ半年後には劣化し、自然崩壊した。
また、上記フイルムについて劣化試験を行なつた。結
果を第2表に示す。
実施例6〜8 実施例5と同様にして、第2表に示すポリオール、ジ
イソシアネート化合物、鎖延長剤、有機ジ カルボン酸、有機スズ化合物及び光増感剤を用いて、樹
脂組成物を調製し、実施例5と同様にして、厚さ100μ
mのフイルムに成形した。このフイルムについて劣化試
験を行なつた。結果を第2表に示す。
比較例4〜6 実施例5と同様にして、第2表に示すポリオール、ジ
イソシアネート化合物、鎖延長剤、有機ジカルボン酸、
有機スズ化合物及び光増感剤を用いて、樹脂組成物を調
製し、実施例5と同様にして、厚さ100μmのフイルム
に成形した。このフイルムについて劣化試験を行なつ
た。結果を第2表に示す。
劣化試験の条件は、先と同じである。
本発明によるポリウレタン樹脂フイルムは、劣化試験
の後は、破断強度及び破断伸びが著しく低減し、自然破
壊性にすぐれることが理解される。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)分子内に二つの水酸基を有するジオ
    ールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
    るポリエステルジオール、 (b)芳香族ジイソシアネート、 (c)鎖延長剤、及び (d)ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカルボ
    ン酸及び有機スズ化合物 とからなることを特徴とする自然崩壊性ポリウレタン樹
    脂成形物の製造のための組成物。
  2. 【請求項2】光増感剤を含有することを特徴とする請求
    項第1項記載の自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物の製
    造のための組成物。
  3. 【請求項3】酸成分としてのジカルボン酸が琥珀酸であ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の自然崩壊性ポリ
    ウレタン樹脂成形物の製造のための組成物。
  4. 【請求項4】劣化触媒としてのジカルボン酸がアジピン
    酸であることを特徴とする請求項第1項記載の自然崩壊
    性ポリウレタン樹脂成形物の製造のための組成物。
  5. 【請求項5】(a)分子内に二つの水酸基を有するジオ
    ールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
    るポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネートとか
    ら調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポリマ
    ーを鎖延長剤にて硬化させてなる実質的に線状のポリエ
    ステルポリウレタン樹脂、及び (b)ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカルボ
    ン酸及び有機スズ化合物 からなることを特徴とする自然崩壊性ポリウレタン樹脂
    成形物の製造のための組成物。
  6. 【請求項6】光増感剤を含有することを特徴とする請求
    項第5項記載の自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物の製
    造のための組成物。
  7. 【請求項7】酸成分としてのジカルボン酸が琥珀酸であ
    ることを特徴とする請求項第5項記載の自然崩壊性ポリ
    ウレタン樹脂成形物の製造のための組成物。
  8. 【請求項8】劣化触媒としてのジカルボン酸がアジピン
    酸であることを特徴とする請求項第5項記載の自然崩壊
    性ポリウレタン樹脂成形物の製造のための組成物。
  9. 【請求項9】(a)分子内に二つの水酸基を有するジオ
    ールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
    るポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネートとか
    ら調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポリマ
    ーを鎖延長剤にて硬化させてなる実質的に線状のポリエ
    ステルポリウレタン樹脂、及び (b)ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカルボ
    ン酸及び有機スズ化合物 からなる組成物を成形してなる自然崩壊性ポリウレタン
    樹脂成形物。
  10. 【請求項10】(a)分子内に二つの水酸基を有するジ
    オールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
    るポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネートとか
    ら調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポリマ
    ーを鎖延長剤にて硬化させてなる実質的に線状のポリエ
    ステルポリウレタン樹脂、及び (b)ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカルボ
    ン酸及び有機スズ化合物 からなる組成物をカレンダー成形又は押出成形すること
    を特徴とする自然崩壊性ポリウレタン樹脂成形物の製造
    方法。
  11. 【請求項11】(a)分子内に二つの水酸基を有するジ
    オールと一般式 HOOC−(CH2)m−COOH (式中、mは2又は3の整数を示す。) で表わされる酸成分としてのジカルボン酸とから得られ
    るポリエステルジオールと芳香族ジイソシアネートとか
    ら調製された末端イソシアネート基ウレタンプレポリマ
    ーを鎖延長剤にて硬化させてなる実質的に線状のポリエ
    ステルポリウレタン樹脂、及び (b)ポリウレタン樹脂劣化触媒としての有機ジカルボ
    ン酸及び有機スズ化合物 からなる組成物の溶液をキヤステイングすることを特徴
    とする自然崩壊性ポリウレタン樹脂フイルムの製造方
    法。
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JPS62115019A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 Honny Chem Ind Co Ltd ポリウレタンの製造方法

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