JP2549520Y2 - 電気ハンマの防振ハンドル用弾性支持部材 - Google Patents
電気ハンマの防振ハンドル用弾性支持部材Info
- Publication number
- JP2549520Y2 JP2549520Y2 JP4007991U JP4007991U JP2549520Y2 JP 2549520 Y2 JP2549520 Y2 JP 2549520Y2 JP 4007991 U JP4007991 U JP 4007991U JP 4007991 U JP4007991 U JP 4007991U JP 2549520 Y2 JP2549520 Y2 JP 2549520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- support member
- elastic support
- vibration
- electric hammer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、T形タイプ電気ハンマ
の防振ハンドル用弾性支持部材に関するものである。
の防振ハンドル用弾性支持部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防振ハンドルに使用していたイン
ボリュート形ナイトハルトバネにあっては、弾性支持部
材に4本の丸棒状のゴムを用い構成し、内心金とゴム間
のすべりがなく回転角が大きくとれ非線形のトルク・変
位特性が得られるようになっていた。
ボリュート形ナイトハルトバネにあっては、弾性支持部
材に4本の丸棒状のゴムを用い構成し、内心金とゴム間
のすべりがなく回転角が大きくとれ非線形のトルク・変
位特性が得られるようになっていた。
【0003】
【問題点を解決しようとする課題】前記した従来技術に
おいて、より大きな防振高価を得るために、ゴム硬度を
小さくバネ定数を小さくしてやると、インボリュート形
内心金の翼のねじりによりゴムが引き裂かれるなどのゴ
ムの寿命に問題が発生し防振効果及び寿命の両立がむず
かしかった。本考案の目的はインボリュート形内心金の
翼の捩りによりゴム丸棒の中央部から両端部にかけて大
きく広がっていくせん断力を緩和させ、ゴム丸棒両端か
ら発生するき裂を無くし弾性支持部材の寿命向上をはか
るとともに、ゴム硬度を小さくし、より大きな防振効果
を得ることである。
おいて、より大きな防振高価を得るために、ゴム硬度を
小さくバネ定数を小さくしてやると、インボリュート形
内心金の翼のねじりによりゴムが引き裂かれるなどのゴ
ムの寿命に問題が発生し防振効果及び寿命の両立がむず
かしかった。本考案の目的はインボリュート形内心金の
翼の捩りによりゴム丸棒の中央部から両端部にかけて大
きく広がっていくせん断力を緩和させ、ゴム丸棒両端か
ら発生するき裂を無くし弾性支持部材の寿命向上をはか
るとともに、ゴム硬度を小さくし、より大きな防振効果
を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は弾性支持部材
であるゴム丸棒を、中央部が太径で両端が細径の二段状
に形成し、ゴム硬度を下げることにより低下するハンド
ル操作荷重を中央太径部で補ってやることにより構成さ
れる。
であるゴム丸棒を、中央部が太径で両端が細径の二段状
に形成し、ゴム硬度を下げることにより低下するハンド
ル操作荷重を中央太径部で補ってやることにより構成さ
れる。
【0005】
【作用】上記のように構成されたゴム丸棒は、ゴム中央
部から両端に向って大きく広がっていくせん断力が段差
部で一端終了し、さらに大きな捩り荷重が加わって始め
て細径部が前記同方向へせん断力が広がるように動作す
る。
部から両端に向って大きく広がっていくせん断力が段差
部で一端終了し、さらに大きな捩り荷重が加わって始め
て細径部が前記同方向へせん断力が広がるように動作す
る。
【0006】
【実施例】以下図示実施例により本考案を説明する。図
1は防振ハンドル取付時の本体ハウジング回りを示し図
2、図3は図1のa−a断面b−b断面を示し図4、図
5はゴムの詳細形状を示している。SWハンドル3、サ
イドハンドル4は電気ハンマ本体の動作方向に直交しT
形に備えられている。本体ハウジング1には貫通穴9が
設けられており、該貫通穴9にはSWハンドル3、サイ
ドハンドル4を支持する軸2がSWハンドル3、サイド
ハンドル4操作点中心から偏心して回転可能に挿通され
ている。軸2の両端は金属製外枠5と内心金6との間に
4本の丸棒のゴム7を挿入して成る弾性支持部材とSW
ハンドル3、サイドハンドル4と爪10によりそれぞれ
嵌合し、ハンドル部と同時に動作する様になっている。
またこの回転はサイドハンドル4内に設けられたストッ
パ8により規成され本体操作荷重からその回転角を決め
ている。前記内心金6の外周は4個の翼のついたインボ
リュート形状になっており捩りが加わるとゴム7がころ
がり圧縮を受けて非線形のトルク・変位特性を示すよう
になっている。さらに図4に示すようにゴム7は、中央
部が太径で両端が細径の二段状に形成された丸棒で、図
5に示す従来のゴム丸棒に比べ図示寸法関係となってい
る。
1は防振ハンドル取付時の本体ハウジング回りを示し図
2、図3は図1のa−a断面b−b断面を示し図4、図
5はゴムの詳細形状を示している。SWハンドル3、サ
イドハンドル4は電気ハンマ本体の動作方向に直交しT
形に備えられている。本体ハウジング1には貫通穴9が
設けられており、該貫通穴9にはSWハンドル3、サイ
ドハンドル4を支持する軸2がSWハンドル3、サイド
ハンドル4操作点中心から偏心して回転可能に挿通され
ている。軸2の両端は金属製外枠5と内心金6との間に
4本の丸棒のゴム7を挿入して成る弾性支持部材とSW
ハンドル3、サイドハンドル4と爪10によりそれぞれ
嵌合し、ハンドル部と同時に動作する様になっている。
またこの回転はサイドハンドル4内に設けられたストッ
パ8により規成され本体操作荷重からその回転角を決め
ている。前記内心金6の外周は4個の翼のついたインボ
リュート形状になっており捩りが加わるとゴム7がころ
がり圧縮を受けて非線形のトルク・変位特性を示すよう
になっている。さらに図4に示すようにゴム7は、中央
部が太径で両端が細径の二段状に形成された丸棒で、図
5に示す従来のゴム丸棒に比べ図示寸法関係となってい
る。
【0007】この際より大きな防振効果を得るため。ゴ
ム硬度は下げ、それによるハンドル操作荷重の低下を中
央太径部で補っている、内心金6との接触は、セット時
は中央太径部のみで、内心金6の捩りが始まると、ゴム
7の中央部から矢印方向にせん断力が大きくなって広が
っていくが段差部で一端終了し、さらに大きな捩り荷重
が内心金6に加わって始めて細径部が前記同方向へせん
断力が広がる。このため図5のような全面接触にした場
合に比べ両端からのせん断が緩和され弾性支持部材とし
ての寿命向上がはかれる。
ム硬度は下げ、それによるハンドル操作荷重の低下を中
央太径部で補っている、内心金6との接触は、セット時
は中央太径部のみで、内心金6の捩りが始まると、ゴム
7の中央部から矢印方向にせん断力が大きくなって広が
っていくが段差部で一端終了し、さらに大きな捩り荷重
が内心金6に加わって始めて細径部が前記同方向へせん
断力が広がる。このため図5のような全面接触にした場
合に比べ両端からのせん断が緩和され弾性支持部材とし
ての寿命向上がはかれる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、インボリュート形ナイ
トハルト方式防振ハンドルの弾性支持部材であるゴム丸
棒を中央部が太径で両端が細径の二段状にしたので捩り
によりゴム中央部から広がっていくせん断力を両端部で
緩和できゴムの寿命向上がはかれるため、ゴム硬度を小
さくしバネ定数を下げることも可能になり、より大きな
防振効果を得ることができる。
トハルト方式防振ハンドルの弾性支持部材であるゴム丸
棒を中央部が太径で両端が細径の二段状にしたので捩り
によりゴム中央部から広がっていくせん断力を両端部で
緩和できゴムの寿命向上がはかれるため、ゴム硬度を小
さくしバネ定数を下げることも可能になり、より大きな
防振効果を得ることができる。
【図1】 本考案になる電気ハンマの防振ハンドル部を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】 図1のb−b線断面図である。
【図3】 図1のa−a線断面図である。
【図4】 本考案になる電気ハンマの防振ハンドル用弾
性支持部材を示す詳細図である。
性支持部材を示す詳細図である。
【図5】 従来の弾性支持部材を示す詳細図である。
1 ハウジング 2 軸 3 SWハンドル 4 サイドハンドル 5 外枠 6 内心金 7 ゴム 8 ストッパ 9 貫通穴 10 爪
Claims (1)
- 【請求項1】 電気ハンマ本体ハウジングに貫通穴を設
け、該貫通穴に本体の動作方向と直交するハンドル及び
サイドハンドルをT形にハウジングをはさみ込むように
支持する軸が回転可能に挿通され、該軸両端には金属製
外枠と4個のインボリュート形状の翼を持った内心金の
間に4個のゴム丸棒を挿入して成るナイトハルトバネが
各々備えられ、ハンドル及びサイドハンドルの回転と同
時に動作するようにし、かつハンドル、サイドハンドル
の回転を規制する部材が配設された防振ハンドルにおい
て、前記ゴム丸棒を中央部が太径で両端が細径の二段状
に形成したことを特徴とする電気ハンマの防振ハンドル
用弾性支持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007991U JP2549520Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電気ハンマの防振ハンドル用弾性支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007991U JP2549520Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電気ハンマの防振ハンドル用弾性支持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133583U JPH04133583U (ja) | 1992-12-11 |
JP2549520Y2 true JP2549520Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=31921210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4007991U Expired - Lifetime JP2549520Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電気ハンマの防振ハンドル用弾性支持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549520Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015163414A1 (ja) * | 2014-04-24 | 2015-10-29 | 日立工機株式会社 | 打撃作業機 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP4007991U patent/JP2549520Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015163414A1 (ja) * | 2014-04-24 | 2015-10-29 | 日立工機株式会社 | 打撃作業機 |
JPWO2015163414A1 (ja) * | 2014-04-24 | 2017-04-20 | 日立工機株式会社 | 打撃作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133583U (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970506 |
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