JP2549190Y2 - 巻取機の自動巻付装置 - Google Patents

巻取機の自動巻付装置

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JP2549190Y2
JP2549190Y2 JP1991072058U JP7205891U JP2549190Y2 JP 2549190 Y2 JP2549190 Y2 JP 2549190Y2 JP 1991072058 U JP1991072058 U JP 1991072058U JP 7205891 U JP7205891 U JP 7205891U JP 2549190 Y2 JP2549190 Y2 JP 2549190Y2
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村地敦巳
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Nishimura Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、磁気テープなどの巻
取材料を巻取コアのまわりに巻き取る巻取機に関するも
のであり、特にその巻取材料を巻取コアの外周面に巻き
付けるための自動巻き付け装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】巻取機に分類されるものの1
つにいわゆるスリッタがある。スリッタは広幅のウエブ
材料を細断し、巻き取るためのものである。たとえば、
広幅の磁気フィルムを多数本の細い磁気テープに細断
し、これを巻取コアのまわりに巻き取ることができる。
広幅の磁気フィルムが4 mm 程度の幅の磁気テープに細
断されることもあり、その数は170本程度に達するこ
ともある。
【0003】ところで、このスリッタにおいて、磁気テ
ープの巻取完了後、磁気テープを次の巻取コアのまわり
に巻き取るには、まず、磁気テープを適所でクロスカッ
トし、巻取製品を巻取位置から取り出す。その後、次の
巻取コアを巻取位置に装備し、磁気テープを巻取コアの
外周面に巻き付ける必要がある。しかしながら、これま
でのところ、その自動化はなされていない。このため、
磁気テープの巻取完了後、手作業でハサミを操作し、磁
気テープをクロスカットする。さらに、次の巻取コアの
装備後、各磁気テープ毎に、手作業で水ハケを操作し、
水を巻取コアの外周面に施し、水によって磁気テープと
巻取コアを付着させ、磁気テープを巻取コアに巻き付け
ていたが、磁気テープの数がきわめて多く、労力および
時間が要求されるという問題があった。磁気テープを正
確に巻き付けることができず、その精度が低いという問
題もある。
【0004】
【考案の目的】したがって、この考案は、磁気テープな
どの巻取材料を巻取コアのまわりに巻き取る巻取機にお
いて、前記従来の問題を解決し、巻取材料の巻取完了
後、巻取材料を次の巻取コアの外周面に巻き付けるにあ
たって、これを自動的に巻き付けることを目的としてな
されたものである。
【0005】
【考案の構成】この考案によれば、磁気テープ(1)な
どの巻取材料を巻取コア(2)のまわりに巻き取り、こ
れによって巻取製品(7)を得る巻取機において、前記
巻取製品(7)の外周部付近に配置されたクロスカット
ナイフ(9)と、クロスカットナイフ駆動機構(11)
と、前記巻取材料を吸着する吸着面(22)を有し、前
記クロスカットナイフ(9)の上流側に配置されたバキ
ュームテーブル(20)と、前記バキュームテーブル
(20)を前記巻取製品の半径方向に移動させるバキュ
ームテーブル駆動機構(24)と、前記クロスカットナ
イフ(9)の受け溝(13)を有するクロスカットテー
ブル(10)と、前記クロスカットテーブル(10)を
前記巻取製品のまわりに旋回させるクロスカットテーブ
ル駆動機構(19)と、水を含ませたチップ(28)を
有する水付機構(26)と、水付機構駆動機構(27)
と、前記巻取材料の巻取完了後、前記クロスカットテー
ブル駆動機構(19)により、前記巻取材料の巻取方向
において、前記クロスカットテーブル(10)を前記巻
取製品(7)のまわりに旋回させ、前記クロスカットナ
イフ(9)の角度位置まで前進させ、前記巻取材料を前
記クロスカットナイフ(9)と前記クロスカットテーブ
ル(10)間に介在させ、前記クロスカットナイフ
(9)を前記巻取材料および前記受け溝(13)に対向
させ、その後、前記クロスカットナイフ駆動機構(1
1)により、前記クロスカットナイフ(9)を前記巻取
材料に向かって前進させ、前記巻取材料を横切り、前記
受け溝(13)に挿入し、前記クロスカットナイフ
(9)によって前記巻取材料をクロスカットし、前記巻
取材料のクロスカット前、前記バキュームテーブル駆動
機構(24)により、前記バキュームテーブル(20)
を前記クロスカットテーブル(10)に向かって前進さ
せ、前記バキュームテーブル(20)の吸着面(22)
を前記巻取材料に係合させ、前記巻取材料を前記バキュ
ームテーブル(20)と前記クロスカットテーブル(1
0)間に挟み、前記バキュームテーブル(20)および
前記クロスカットテーブル(10)によって前記巻取材
料を押さえ、これと並行し、前記巻取材料を前記吸着面
(22)に吸着し、前記巻取材料のクロスカット後、前
記巻取製品(7)が巻取位置から取り出され、次の巻取
コア(2)が前記巻取位置に装備されたとき、前記クロ
スカットテーブル(10)を逆方向に旋回させ、前記ク
ロスカットナイフ(9)の角度位置から後退させ、その
後、前記バキュームテーブル(20)を前記巻取コア
(2)の外周面に向かって前進させ、前記巻取コア
(2)の外周面に近接した位置において、前記巻取材料
を前記吸着面(22)から解放し、前記巻取材料を前記
巻取コア(2)の外周面に係合させ、これと同時に、ま
たはその後、前記水付機構駆動機構(27)により、前
記水付機構(26)を前記巻取コア(2)の外周面に向
かって移動させ、前記チップ(28)を前記巻取コア
(2)の外周面に接触させ、水を前記巻取コア(2)の
外周面に施す制御装置とからなり、巻取コア駆動機構に
よって前記巻取コア(2)を回転させ、前記水によって
前記巻取材料と前記巻取コア(2)を付着させ、前記巻
取材料を前記巻取コア(2)の外周面に巻き付けるよう
にしたことを特徴とする巻取機の自動巻付装置が提供さ
れる。
【0006】
【実施例の説明】以下、この考案の実施例を説明する。
【0007】図1において、この巻取機は磁気テープ1
のスリッタである。広幅の磁気フィルムが4 mm 程度の
幅の磁気テープ1に切断され、その数は170本程度に
達する。さらに、各磁気テープ1毎に、巻取コア2およ
び押さえローラ3がそれぞれ設けられ、これが巻取位置
に装備され、各磁気テープ1が各押さえローラ3を通
り、各巻取コア2のまわりに導かれる。また、図2に示
すように、巻取コア2はホルダ4に保持され、ホルダ4
は巻取軸5に嵌め込まれており、巻取軸5は軸受6に回
転可能に支持され、モータなどの駆動機構に連結されて
いる。したがって、駆動機構によって巻取軸5、ホルダ
4および巻取コア2を駆動し、これを図1の反時計方向
に回転させ、磁気テープ1を巻取コア2のまわりに巻き
取ることができ、これによって巻取製品7を得ることが
できる。また、押さえローラ3はアーム8に回転可能に
支持されており、アーム8はシリンダに連結されてい
る。シリンダはエアまたは油圧シリンダからなる。した
がって、磁気テープ1が巻取コア2のまわりに巻き取ら
れるとき、シリンダのエアまたは油圧がアーム8に作用
し、押さえローラ3に接圧が加えられ、磁気テープ1が
的確に巻き取られる。
【0008】この巻取機はクロスカットナイフ9および
クロスカットテーブル10を有し、クロスカットナイフ
9は磁気テープ1をクロスカットするためのもので、巻
取製品7の外周部付近の位置に配置され、シリンダ11
に連結され、支持されている。この実施例では、図3に
示すように、各磁気テープ1毎に、クロスカットナイフ
9がそれぞれ設けられ、これがホルダ12に取り付けら
れ、ホルダ12がシリンダ11に連結されている。一
方、クロスカットテーブル10はクロスカットナイフ9
の受け溝13を有し、その両端はリング14のフランジ
に固定され、支持されており、リング14は軸受6のま
わりに設けられ、ベアリング15に回転可能に支持され
ている。さらに、リング14がギヤ16、チェーン1
7、伝動軸18およびモータ19に連結されており、モ
ータ19によってリング14を駆動し、これを軸受6の
まわりに回転させることができ、クロスカットテーブル
10を巻取製品7のまわりに旋回させることができる。
したがって、クロスカットナイフ9によって磁気テープ
1をクロスカットするとき、クロスカットテーブル10
をクロスカットナイフ9の角度位置まで旋回させ、クロ
スカットナイフ9を受け溝13と対向させることができ
る。
【0009】また、この巻取機はバキュームテーブル2
0および押さえバット21を有し、バキュームテーブル
20は磁気テープ1を押さえ、吸着するためのもので、
吸着面22を有し、クロスカットナイフ9の上流側に配
置されている。吸着面22はバキュームテーブル20の
下面からなる。図4に示すように、多数の吸引孔23が
バキュームテーブル20の下面に設けられ、これによっ
て吸着面22が形成されており、吸引孔23は真空ポン
プに接続されている。また、この実施例では、吸引孔2
3が切り換えバルブに接続され、切り換えバルブが真空
ポンプおよびエアブロワに接続されており、切り換えバ
ルブによって流路を切り換え、吸引孔23をエアブロワ
に接続することもできる。さらに、バキュームテーブル
20がアーム24に支持され、アーム24がシリンダに
連結されており、シリンダによってアーム24を揺動さ
せ、バキュームテーブル20を巻取コア2の外周面に向
かって移動させることができる。一方、押さえバット2
1は磁気テープ1を押さえるためのもので、クロスカッ
トナイフ9の下流側に配置され、シリンダ25に連結さ
れ、支持されている。シリンダ25はロッドレスシリン
ダからなる。
【0010】さらに、この巻取機は水付機構26および
シリンダ27を有し、水付機構26はシリンダ27に支
持されており、シリンダ27はロッドレスシリンダから
なる。したがって、シリンダ27によって水付機構26
を操作し、これを巻取コア2の外周面に向かって移動さ
せることができる。水付機構26はチップ28と水タン
ク29からなり、チップ28は水タンク29に浸されて
おり、水を含む。
【0011】この巻取機において、磁気テープ1の巻取
完了後、図5に示すように、まず、シリンダによってア
ーム8が操作され、揺動し、押さえローラ3が巻取製品
7の半径方向に移動し、巻取製品7から後退する。次い
で、モータ19によってクロスカットテーブル10が駆
動され、クロスカットテーブル10が巻取製品7のまわ
りを旋回する。クロスカットテーブル10は押さえロー
ラ3の角度位置を越え、クロスカットナイフ9の角度位
置まで旋回する。したがって、クロスカットテーブル1
0によって磁気テープ1が持ち上げられ、クロスカット
ナイフ9が磁気テープ1および受け溝13と対向する。
その後、シリンダ11によってクロスカットナイフ9が
操作され、クロスカットナイフ9が磁気テープ1に向か
って前進し、磁気テープ1を横切り、受け溝13に挿入
され、クロスカットナイフ9によって磁気テープ1がク
ロスカットされる。
【0012】また、磁気テープ1のクロスカット前、シ
リンダによってアーム24が駆動され、揺動し、クロス
カットテーブル10の上面において、バキュームテーブ
ル20が巻取製品7の半径方向に移動し、クロスカット
テーブル10に向かって前進する。したがって、バキュ
ームテーブル20の吸着面22が磁気テープ1に係合
し、磁気テープ1がバキュームテーブル20とクロスカ
ットテーブル10間に挟まれる。さらに、シリンダ25
によって押さえバット21が操作され、クロスカットテ
ーブル10の端面において、押さえバット21がクロス
カットテーブル10に向かって前進し、磁気テープ1が
押さえバット21とクロスカットテーブル10間に挟ま
れる。したがって、クロスカットナイフ9の上流側にお
いて、吸着面22によって磁気テープ1が押さえられ、
クロスカットナイフ9の下流側において、押さえバット
21によって磁気テープ1が押さえられるものである。
その後、クロスカットナイフ9によって磁気テープ1が
クロスカットされる。したがって、磁気テープ1を確実
にクロスカットすることができる。
【0013】そして、磁気テープ1のクロスカット後、
図6に示すように、シリンダ25によって押さえバット
21が操作され、押さえバット21がクロスカットテー
ブル10から後退し、もとの位置に復帰する。その後、
巻取製品7が巻取位置から取り出され、次の巻取コア2
が巻取位置に装備される。この実施例では、巻取製品7
が巻取位置から取り出されるとき、巻取軸5が軸受6か
ら取り外され、巻取製品7が巻取コア2、ホルダ4およ
び巻取軸5とともに取り出される。また、次の巻取コア
2が巻取位置に装備されるとき、あらかじめ、次の巻取
コア2がホルダ4に保持され、ホルダ4が巻取軸5に嵌
め込まれており、手作業でこれが操作され、その巻取軸
5が軸受6に支持される。さらに、これと並行し、バキ
ュームテーブル20において、真空ポンプによって吸引
孔23が吸引され、磁気テープ1が吸引孔23に吸引さ
れ、吸着面22に吸着される。
【0014】次いで、図7に示すように、モータ19に
よってクロスカットテーブル10が駆動され、クロスカ
ットテーブル10が逆方向に旋回し、もとの位置に復帰
する。その後、シリンダによってアーム8が駆動され、
押さえローラ3が巻取コア2の外周面に向かって移動
し、巻取コア2の外周面に接触する。これと同時に、シ
リンダによってアーム24が駆動され、バキュームテー
ブル20が巻取コア2の外周面に向かって移動し、磁気
テープ1が押さえローラ3およびバキュームテーブル2
0とともに移動する。そして、押さえローラ3が巻取コ
ア2の外周面に接触したとき、押さえローラ3およびバ
キュームテーブル20がその位置で停止する。さらに、
バキュームテーブル20の真空ポンプが停止し、吸引孔
23の吸引作用が解除され、巻取コア2の外周面に近接
した位置において、磁気テープ1が吸着面22から解放
される。したがって、磁気テープ1が吸着面22から離
れ、落下し、巻取コア2の外周面に係合する。また、こ
の実施例では、切り換えバルブによって流路が切り換え
られ、吸引孔23がエアブロワに接続され、圧縮空気が
吸引孔23から噴出し、磁気テープ1が巻取コア2の外
周面に吹き付けられ、磁気テープ1と巻取コア2を確実
に係合させることができる。
【0015】また、これと同時に、またはその後、図8
に示すように、シリンダ27によって水付機構26が操
作され、水付機構26が巻取コア2の外周面に向かって
移動し、チップ28が巻取コア2の外周面に接触する。
さらに、駆動機構によって巻取コア2が駆動され、巻取
コア2が図8の反時計方向に回転する。したがって、水
がチップ28から供給され、巻取コア2の外周面に施さ
れ、水によって磁気テープ1と巻取コア2が付着し、磁
気テープ1が巻取コア2の外周面に巻き付けられる。し
たがって、磁気テープ1を自動的に巻き付けることがで
きる。
【0016】その後、シリンダによってアーム24が駆
動され、バキュームテーブル20がもとの位置に復帰す
る。そして、磁気テープ1が巻取コア2のまわりに巻き
取られるものである。さらに、その巻取完了後、前述し
た工程が順次交互に繰り返され、巻取製品7が巻取位置
から取り出され、次の巻取コア2が巻取位置に装備さ
れ、磁気テープ1が巻取コア2の外周面に巻き付けられ
る。
【0017】なお、この実施例では、この考案を磁気テ
ープ1のスリッタに使用したものを説明したが、この考
案を他の種類のスリッタに使用することもでき、スリッ
タ以外の巻取機に使用することもできる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、磁気テープ1などの巻取材料を巻取コア2のまわり
に巻き取り、これによって巻取製品7を得る巻取機にお
いて、クロスカットナイフ9が巻取製品7の外周部付近
に配置され、巻取材料の巻取完了後、クロスカットナイ
フ9によって巻取材料がクロスカットされる。これに関
連し、バキュームテーブル20がクロスカットナイフ9
の上流側に配置され、クロスカットテーブル10がそれ
と組み合わされる。バキュームテーブル20は巻取材料
を吸着する吸着面22を有し、クロスカットテーブル1
0はクロスカットナイフ9の受け溝13を有する。そし
て、巻取材料の巻取完了後、クロスカットテーブル駆動
機構19により、巻取材料の巻取方向において、クロス
カットテーブル10が巻取製品7のまわりに旋回し、ク
ロスカットナイフ9の角度位置まで前進し、巻取材料が
クロスカットナイフ9とクロスカットテーブル10間に
介在し、クロスカットナイフ9が巻取材料および受け溝
13に対向する。その後、クロスカットナイフ駆動機構
11により、クロスカットナイフ9が巻取材料に向かっ
て前進し、巻取材料を横切り、受け溝13に挿入され
る。これによって巻取材料がクロスカットされるもので
ある。さらに、巻取材料のクロスカット前、バキューム
テーブル駆動機構24により、バキュームテーブル20
がクロスカットテーブル10に向かって前進し、バキュ
ームテーブル20の吸着面22が巻取材料に係合し、巻
取材料がバキュームテーブル20とクロスカットテーブ
ル10間に挟まれ、バキュームテーブル20およびクロ
スカットテーブル10によって巻取材料が押さえられ
る。したがって、クロスカットナイフ9が巻取材料を横
切り、受け溝13に挿入されたとき、巻取材料を確実に
クロスカットすることができる。さらに、これと並行
し、巻取材料を吸着面22に吸着することができる。さ
らに、この考案によれば、水付機構26がそれと組み合
わされる。水付機構26は水を含ませたチップ28を有
する。そして、巻取材料のクロスカット後、巻取製品7
が巻取位置から取り出され、次の巻取コア2が巻取位置
に装備されたとき、クロスカットテーブル10が逆方向
に旋回し、クロスカットナイフ9の角度位置から後退す
る。その後、バキュームテーブル20が巻取コア2の外
周面に向かって前進し、巻取コア2の外周面に近接した
位置において、巻取材料が吸着面22から解放され、巻
取材料の外周面に係合する。これと同時に、またはその
後、水付機構駆動機構27により、水付機構26が巻取
コア2の外周面に向かって移動し、チップ28が巻取コ
ア2の外週面に接触し、水が巻取コア2の外周面に施さ
れる。したがって、巻取コア駆動機構によって巻取コア
2を回転させると、水によって巻取材料と巻取コア2が
付着し、巻取材料を巻取コア2の外周面に巻き付けるこ
とができる。したがって、この考案によれば、巻取材料
の巻取完了後、巻取材料を確実にクロスカットし、クロ
スカット後、巻取製品7が巻取位置から取り出され、次
の巻取コア2が巻取位置に装備されたとき、巻取材料を
巻取コア2の外周面に巻き付けることができるものであ
るが、その最も大きい特徴はクロスカットテーブル10
を巻取製品7のまわりに旋回させることにあるというこ
とができる。巻取材料の巻取完了後、まず、巻取材料の
巻取方向において、クロスカットテーブル10が巻取製
品7のまわりに旋回し、クロスカットナイフ9の角度位
置まで前進する。この結果、巻取材料をクロスカットナ
イフ9とクロスカットテーブル10間に介在させ、クロ
スカットナイフ9を巻取材料および受け溝13に対向さ
せるとともに、巻取材料をバキュームテーブル20とク
ロスカットテーブル10間に挟み、バキュームテーブル
20およびクロスカットテーブル10によって巻取材料
を押さえることができる。したがって、クロスカットナ
イフ9を受け溝13に挿入し、巻取材料を確実にクロス
カットすることができ、これと並行し、巻取材料を吸着
面22に吸着することができるものである。そして、巻
取材料のクロスカット後、クロスカットテーブル10が
逆方向に旋回し、クロスカットナイフ9の角度位置から
後退する。この結果、バキュームテーブル20を巻取コ
ア2の外周面に向かって前進させ、巻取材料を巻取コア
2の外周面に係合させ、巻き付けることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の装置の断面図である。
【図3】図1のクロスカットナイフの正面図である。
【図4】図1のバキュームテーブルの底面図である。
【図5】図1の装置の巻取完了後の工程を示す側面図で
ある。
【図6】図5の次の工程を示す側面図である。
【図7】図6の次の工程を示す側面図である。
【図8】図7の次の工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 巻取コア 7 巻取製品 9 クロスカットナイフ 20 バキュームテーブル 22 吸着面 26 水付機構 28 チップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ(1)などの巻取材料を巻取コ
    ア(2)のまわりに巻き取り、これによって巻取製品
    (7)を得る巻取機において、 前記巻取製品(7)の外周部付近に配置されたクロスカ
    ットナイフ(9)と、クロスカットナイフ駆動機構(1
    1)と、 前記巻取材料を吸着する吸着面(22)を有し、前記ク
    ロスカットナイフ(9)の上流側に配置されたバキュー
    ムテーブル(20)と、 前記バキュームテーブル(20)を前記巻取製品の半径
    方向に移動させるバキュームテーブル駆動機構(24)
    と、 前記クロスカットナイフ(9)の受け溝(13)を有す
    るクロスカットテーブル(10)と、 前記クロスカットテーブル(10)を前記巻取製品のま
    わりに旋回させるクロスカットテーブル駆動機構(1
    9)と、 水を含ませたチップ(28)を有する水付機構(26)
    と、 水付機構駆動機構(27)と、 前記巻取材料の巻取完了後、前記クロスカットテーブル
    駆動機構(19)により、前記巻取材料の巻取方向にお
    いて、前記クロスカットテーブル(10)を前記巻取製
    品(7)のまわりに旋回させ、前記クロスカットナイフ
    (9)の角度位置まで前進させ、前記巻取材料を前記ク
    ロスカットナイフ(9)と前記クロスカットテーブル
    (10)間に介在させ、前記クロスカットナイフ(9)
    を前記巻取材料および前記受け溝(13)に対向させ、
    その後、前記クロスカットナイフ駆動機構(11)によ
    り、前記クロスカットナイフ(9)を前記巻取材料に向
    かって前進させ、前記巻取材料を横切り、前記受け溝
    (13)に挿入し、前記クロスカットナイフ(9)によ
    って前記巻取材料をクロスカットし、前記巻取材料のク
    ロスカット前、前記バキュームテーブル駆動機構(2
    4)により、前記バキュームテーブル(20)を前記ク
    ロスカットテーブル(10)に向かって前進させ、前記
    バキュームテーブル(20)の吸着面(22)を前記巻
    取材料に係合させ、前記巻取材料を前記バキュームテー
    ブル(20)と前記クロスカットテーブル(10)間に
    挟み、前記バキュームテーブル(20)および前記クロ
    スカットテーブル(10)によって前記巻取材料を押さ
    え、これと並行し、前記巻取材料を前記吸着面(22)
    に吸着し、前記巻取材料のクロスカット後、前記巻取製
    品(7)が巻取位置から取り出され、次の巻取コア
    (2)が前記巻取位置に装備されたとき、前記クロスカ
    ットテーブル(10)を逆方向に旋回させ、前記クロス
    カットナイフ(9)の角度位置から後退させ、その後、
    前記バキュームテーブル(20)を前記巻取コア(2)
    の外周面に向かって前進させ、前記巻取コア(2)の外
    周面に近接した位置において、前記巻取材料を前記吸着
    面(22)から解放し、前記巻取材料を前記巻取コア
    (2)の外周面に係合させ、これと同時に、またはその
    後、前記水付機構駆動機構(27)により、前記水付機
    構(26)を前記巻取コア(2)の外周面に向かって移
    動させ、前記チップ(28)を前記巻取コア(2)の外
    周面に接触させ、水を前記巻取コア(2)の外周面に施
    す制御装置とからなり、 巻取コア駆動機構によって前記巻取コア(2)を回転さ
    せ、前記水によって前記巻取材料と前記巻取コア(2)
    を付着させ、前記巻取材料を前記巻取コア(2)の外周
    面に巻き付けるようにしたことを特徴とする巻取機の自
    動巻付装置。
JP1991072058U 1991-08-12 1991-08-12 巻取機の自動巻付装置 Expired - Lifetime JP2549190Y2 (ja)

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