JP2549099Y2 - 車両用液面検出装置 - Google Patents

車両用液面検出装置

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JP2549099Y2
JP2549099Y2 JP1991029215U JP2921591U JP2549099Y2 JP 2549099 Y2 JP2549099 Y2 JP 2549099Y2 JP 1991029215 U JP1991029215 U JP 1991029215U JP 2921591 U JP2921591 U JP 2921591U JP 2549099 Y2 JP2549099 Y2 JP 2549099Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、燃料タンク内の燃料液
面を検出する車両用液面検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、実開昭62−1061
23号公報に開示された液面検出装置がある。この液面
検出装置は、燃料タンク内で垂直に配設されて、燃料タ
ンクへの取付けベースに対して下方へ付勢された支柱ガ
イドと、この支柱ガイドに摺動自在に嵌め合わされて、
液面の変化に応じて上下動するフロートを備え、このフ
ロートの変位に応じて残存液量を検出するものである。
この液面検出装置では、支柱ガイドがスプリングによっ
て燃料タンクの底面に押圧されているため、燃料タンク
の寸法のばらつきや、燃料タンクの膨張あるいは収縮等
に伴って燃料液面が変動しても常に正確な残存液量を検
出することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の液面検出装置
は、支柱ガイドを付勢する方向(上下方向)と燃料タン
クへの取付け方向とが同一である。即ち、燃料タンクの
上端面に取付けベースが固定されて、その取付けベース
から垂直下方へ支柱ガイドが配されて、スプリングによ
って下方へ付勢されている。このため、燃料タンクの上
壁面に取付けベースを取り付けるためのスペースが確保
されている場合には問題ないが、近年、車体のコンパク
ト化等に伴って燃料タンクの搭載スペースも制約を受け
ており、燃料タンクの形状が複雑化してきていることか
ら、必ずしも燃料タンクの上壁面に取付けベースを取り
付けることができるとは言えない。むしろタンク形状の
複雑化に伴って燃料タンクの上壁面に取付けベースを取
り付けることができない場合が多くなっているため、上
記公報に開示された液面検出装置を採用することは困難
である。本考案は、上記事情に基づいてなされたもの
で、その目的は、複雑多様化する燃料タンクの形状に対
応して取り付けることができ、かつ、正確に残存容量を
検出することができる車両用液面検出装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、車両の燃料タンク内に配される同軸円筒
電極から成り、前記燃料タンク底面からの液面高さの変
化を静電容量の変化として検出するセンシング手段と、
前記燃料タンク内の上下方向に相対的にスライドできる
ように前記センシング手段を保持する保持手段と、前記
センシング手段のスライド方向と異なる所定の角度を有
して、前記保持手段を前記燃料タンクに対して固定する
固定手段と、前記センシング手段を前記燃料タンクの底
面へ押圧する付勢手段と、前記センシング手段からの信
号を伝達する複数の信号伝達部材を前記固定手段に沿っ
て保持し、前記固定手段の上面に沿って配した前記信号
伝達部材を複数個所にて保持し、前記信号伝達部材に付
着した燃料を流出させるように、前記固定手段の上面に
設けられた信号伝達部材保持手段とを備え前記信号伝
達部材保持手段によって、前記信号伝達部材を支える位
置が前記固定手段の上面から所定の高さを有するように
したことを技術的手段とする。
【0005】
【作用および考案の効果】本考案の車両用液面検出装置
は、センシング手段が燃料タンク内の上下方向にスライ
ド可能であり、そのセンシング手段が付勢手段により燃
料タンクの底面に押圧されることにより、センシング手
段が常に燃料タンクの底面に当接した状態を保つことが
できる。また、センシング部のスライド方向とは異なる
方向に固定手段にて取り付けることで燃料タンクの上壁
面に固定手段の取付けスペースが確保できない場合で
も、例えば、側壁面当に固定手段を取り付けることが可
能となる。これにより、複雑多様化する種々の燃料タン
クに対応することができる。そして、センシング手段が
スライドできるように設けられているため、信号伝達部
材をセンシング手段から燃料タンクの壁面までの距離よ
りも長く設ける必要があり、信号伝達部材にたるみが生
じることとなるのを、信号伝達部材保持手段により信号
伝達部材を固定手段に沿って保持することで抑制し、よ
って、車両の振動時においても、信号伝達部材間の距離
の変化を抑制することで、浮遊容量の変化を抑制でき
る。さらに、上下方向とは異なる方向に固定手段を配す
るために、車両の振動により燃料が飛散して信号伝達部
材と信号伝達部材保持手段との間に燃料が付着してしま
うのを、複数の信号伝達部材保持手段によって、前記信
号伝達部材を支える位置が前記固定手段の上面から所定
の高さを有するようにしたことで、前記信号伝達部材に
付着した燃料を保持されていない部分から流出し易くす
ることができ、信号伝達部材間に燃料が付着することに
よる浮遊容量の変化を抑制できる。従って、信号伝達部
材間に発生する浮遊容量の変化を抑制することで、液面
高さの変位をセンシング部による静電容量の変化として
より正確に検出し、燃料タンクの底面からの液面高さを
正確に検出することができる。
【0006】
【0007】
【実施例】次に、本考案の車両用液面検出装置を図に示
す一実施例に基づき説明する。図1は車両用液面検出装
置の全体図、図2は図1のA視図、図3は図1のB−B
断面図である。本実施例の液面検出装置1は、3組の同
軸円筒電極2から成るセンシング部3と、このセンシン
グ部3の静電容量の変化を周波数に変換する発振回路4
と、燃料タンク内(図示しない)でセンシング部3を保
持する保持手段(後述する)と、この保持手段を燃料タ
ンク(図示しない)の側壁50に対して固定する固定手
段(後述する)と、センシング部3を燃料タンクの底面
5へ押圧するコイルスプリング6(本考案の付勢手段)
より構成される。
【0008】同軸円筒電極2は、図2および図4(同軸
円筒電極2の拡大断面図)に示すように、円筒を成す内
側電極2aと外側電極2bとを同軸に配し、その両端部
が絶縁性のキャップ7およびキャップ8によって保持さ
れている。3組の同軸円筒電極2は、三角形状を成すよ
うに配置されて(図3参照)、プラス電位の各内側電極
2aがキャップ7に組付けられた各端子9に接続され、
マイナス電位の各外側電極2bが共通でアースリード線
10に接続されている。各端子9には、それぞれリード
線11が接続されて、アースリード線10とともに、発
振回路4に接続されている。
【0009】この同軸円筒電極2は、図4に示すよう
に、下側のキャップ8に形成された流入口8aを介し
て、内側電極2aと外側電極2bとの間の空間部に燃料
タンク内の燃料が流入し、その液面の変位に応じて、電
極2a、2b間の静電容量が変化する。
【0010】保持手段は、2本の外側電極2bの外周に
摺動自在に嵌め合わされるホルダ15と、このホルダ1
5を保持するアーム14とから成る。 固定手段は、燃料
タンクへの取付け用フランジ12と、このフランジ12
と一体に設けられたブラケット13とから成る。フラン
ジ12は、液面検出装置1を燃料タンク内へ挿入するた
めに燃料タンクの側壁50に形成された開口部16の外
周壁面に固定され、その外側(燃料タンクの外側)には
発振回路4が取り付けられている。また、フランジ12
には、発振回路4と各端子9からのリード線11および
アースリード線10との導通を取るための複数個のター
ミナル17がインサートされている。
【0011】ブラケット13は、樹脂製でフランジ12
と一体に形成され、各リード線11およびアースリード
線10を保持するためのリード線保持部18、19が設
けられている。各リード線11を保持するリード線保持
部18は、図5(リード線保持部18の斜視図)にも示
すように、ブラケット13の上面側にそれぞれ適宜な間
隔を有して3か所設けられている。その各リード線保持
部18は、リード線11を支える凹部(図示しない)と
リード線11との間に付着する燃料の量を少なくするた
めに、リード線11を支える位置がブラケット13の上
面から一定の高さを有しており、リード線11を中空状
態で保持するように構成されている。
【0012】また、アースリード線10を保持するリー
ド線保持部19は、ブラケット13の下面側に所定の長
さに亘って設けられている。このリード線保持部19
は、アースリード線10を支持する凹部が下向きに開口
されているため、凹部とアースリード線10との間に
は、ほとんど燃料が付着しない。従って、リード線保持
部18のように、リード線11を中空状態で保持する構
造は採られていない。また、各リード線11及びアース
リード線10(本願考案における信号伝達部材)は、リ
ード線保持部材18(本願考案における信号伝達部材保
持手段)によりブラケット13に沿って位置規制して保
持されているため、各リード線11とアースリード線1
0間で発生する静電容量が変化しない。従って、静電容
量式の液面検出装置において、各リード線11とアース
リード線10のたわみによる検出誤差が発生するのを防
止することができる。
【0013】アーム14は、略L字形に設けられて、そ
の一辺でブラケット13に固定されており、他辺がブラ
ケット13から下方へ延びている。ホルダ15は、ブラ
ケット13から下方へ延びるアーム14(他辺)の下端
部に取り付けられて、外側電極2bの外周に摺動自在に
嵌め合わされており、燃料タンク内でセンシング部3の
上下方向の移動を許容している。 センシング部3は、ブ
ラケット13の先端部に係止されたコイルスプリング6
によって下方へ付勢され、燃料タンクの底面5に押圧さ
れている。
【0014】このような構成を成す液面検出装置1は、
燃料タンクの膨張や収縮に伴って、燃料タンクの底面5
とフランジ12の取付け部分の位置関係(高さ方向の寸
法関係)が変化すると、ホルダ15と外側電極2bとが
相対的に上下方向にスライドする。従って、コイルスプ
リング6によって下方へ付勢されているセンシング部3
は、その下端部が常に燃料タンクの底面5に当接した状
態を保つことができる。その結果、上記のように燃料タ
ンクの寸法が変化しても、タンク底面5からの液面高さ
を正確に検出することができる。
【0015】本実施例の液面検出装置1は、ホルダ15
に対するセンシング部3のスライド方向(燃料タンク内
の上下方向)に対して、固定手段を成すブラケット13
およびフランジ12の燃料タンクへの取付け方向が略直
角を成す(図1参照)。このため、タンク上壁面に固定
手段の取付けスペースを確保できない燃料タンクにも適
用できる。なお、本実施例では、固定手段の燃料タンク
への取付け方向をセンシング部3の可動方向に対して略
直角としたが、燃料タンクの形状に応じて取付け角度を
適宜変更できることは言うまでもない。
【0016】また、本実施例では、センシング部3がス
ライドする際に、外側電極2b自身がガイドとして機能
するため、従来のように、センシング部3とは別体のガ
イド部品が不要となり、部品点数を減らすことができ
る。その結果、コストダウンが可能となるとともに、製
品の小型化および軽量化を図ることができる。さらに、
各リード線11を中空状態で保持する構造であることか
ら、リード線11と凹部との間に付着する燃料が少なく
なる。この結果、アースリード線10との間の浮遊容量
の変化が小さくなり、指示誤差を少なくすることができ
る。
【0017】なお、本実施例では、ホルダ15を一か所
設けた例を示したが、上下方向に複数か所設けたり、図
6に示すように、キャップ7にアーム14をガイドする
ガイド部7aを設けて、スライド部をより安定させるこ
ともできる。また、同軸円筒電極2を3組使用したが、
3組に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用液面検出装置の全体図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】同軸円筒電極の拡大断面図である。
【図5】リード線保持部の斜視図である。
【図6】本実施例の変形例を示すセンシング部の平面図
である。
【図7】従来技術による車両用液面検出装置の全体図で
ある。
【図8】従来技術を示すリード線保持部の斜視図であ
る。
【図9】従来技術を示すリード線保持部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用液面検出装置 2 同軸円筒電極 3 センシング部5 燃料タンクの底面 6 コイルスプリング(付勢手段) 12 フランジ(固定手段) 13 ブラケット(固定手段) 14 アーム(保持手段) 15 ホルダ(保持手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−257022(JP,A) 実開 昭62−106123(JP,U) 実開 昭61−8828(JP,U) 実開 昭60−163318(JP,U) 実開 昭60−46029(JP,U) 実開 昭53−85423(JP,U) 実開 昭56−13340(JP,U) 実開 昭58−58486(JP,U) 実開 昭54−65586(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)車両の燃料タンク内に配される同軸円
    筒電極から成り、前記燃料タンク底面からの液面高さの
    変化を静電容量の変化として検出するセンシング手段
    と、 b)前記センシング手段を前記燃料タンク内の上下方向に
    スライドできるように保持する保持手段と、 c)前記センシング手段のスライド方向と異なる所定の角
    度を有して、前記保持手段を前記燃料タンクに対して固
    定する固定手段と、 d)前記センシング手段を前記燃料タンクの底面へ押圧す
    る付勢手段と、 e)前記センシング手段からの信号を伝達する複数の信号
    伝達部材を前記固定手段に沿って保持し、前記固定手段
    の上面に沿って配置した前記信号伝達部材を複数個所に
    保持し、前記伝達部材に付着した燃料を流出させるよ
    うに、前記固定手段の上面に設けられた信号伝達部材保
    持手段とを備え前記信号伝達部材保持手段によって、前記信号伝達部材
    を支える位置が前記固定手段の上面から所定の高さを有
    するようにした ことを特徴とする車両用液面検出装置。
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