JP2549078Y2 - 外装材支持装置 - Google Patents

外装材支持装置

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JP2549078Y2
JP2549078Y2 JP7161092U JP7161092U JP2549078Y2 JP 2549078 Y2 JP2549078 Y2 JP 2549078Y2 JP 7161092 U JP7161092 U JP 7161092U JP 7161092 U JP7161092 U JP 7161092U JP 2549078 Y2 JP2549078 Y2 JP 2549078Y2
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JP
Japan
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exterior material
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supporting
support portion
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JP7161092U
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JPH0635449U (ja
Inventor
正志 粂田
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YOSHIDA METAL INDUSTRY CO.,LTD.
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YOSHIDA METAL INDUSTRY CO.,LTD.
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築材や構築材等に使
用する外装材の取り付けに際して用いる外装材支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築業界等において、耐火,
耐水,耐久性等が優れるため、工場や倉庫等の屋根や壁
の建材として、石綿スレートが比較的多用されてきた。
【0003】一方、このスレートには、大気汚染や健康
障害を引き起こす有害なアスベストが混入されているも
ので、前記工場や倉庫等の屋根や壁の老朽化等に伴なう
葺き替えにあって、その工事中や廃材の輸送中に発生・
散乱するアスベストが大きな公害問題となっている。
【0004】したがって、この公害の発生となる前記し
た施工物を取り外した後の、新たな改修工事は甚だ困難
であり、やむなく、この施工物をそのままに残した状態
において、新たな施工物を取り付けることが一般化され
ている。
【0005】そして、例えば、図6および図7に示すよ
うに、屋根葺き等において、波形スレート30が葺かれた
その上へ、角波等の外装材31を取り付ける場合は、母屋
32の上に葺かれた既設波形スレート30上へタイトフレー
ム33を取り付け、このタイトフレーム33上へ、前記母屋
32の位置において山形状の金具34を固着した長尺のビー
ム35を配設して、外装材31の角波部36を前記金具34に係
合させビス37止めしていた。
【0006】しかし、前記した外装材31は、縦方向にお
いて、図6および図7において下部に示すように、上部
の外装材31とその下部の外装材31とは、上部のものを上
にして所定寸法を重ねあわせた状態で接続させてあるの
で、母屋32上においてそれぞれへ金具34を取り付けたビ
ーム35を設置すると、同図において、X部とY部とで
は、その外装材31厚分だけ寸法差を生ずるから、それを
補正するため、X部に用いる金具34とY部に用いる金具
34とにはその寸法差を有する、すなわち、高さの異なる
二種類のタイトフレーム33を用意し、これらを選択使用
していた。
【0007】そのため、使用する金具の部品点数が増え
て在庫管理が大変な上、製作工程が増大してコストアッ
プとなる。
【0008】また、この金具は前記ビームへ間隔的に多
数設けられるものであるが、前記したように取付位置に
よって異なる部材を適切に取り付けなければならないた
め、施工が面倒であって、付け間違いを多く生ずる。等
の様々な問題点を有するものであった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記した問題
点を解決するためになされたもので、主体の下部に前記
下地部材面へ当接する支持片を設け、この支持片の上部
に前記取付金具を当接させ支承させる第一支持部を設け
ると共に、この第一支持部面より下部において外装材の
重ね合わせによる段違い寸法に見合う高さの第二支持部
を設けることにより、段違いを生じて取り付けられる外
装材の固定を、一種類の部品による選択的使用で行なえ
る外装材支持装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本考案の手段は、順次端部を重ね合わせにより取
り付けて外装体を形成する外装材にあって、該内装材の
内側面に当接する取付金具を支承させる外装材支持装置
において、主体の下部に設けて下地部材面へ当接する支
持片と、この支持片の上部に設けた前記取付金具を当接
させて支承させる第一支持部と、この第一支持部面より
下部において設けて、前記外装材の重ね合わせによる段
違い寸法に見合う高さの第二支持部とを備えさせた外装
材支持装置の構成にある。
【0011】
【作用】前記のように構成される本考案は以下に述べる
作用を奏する。
【0012】外装材の取り付け、例えば、屋根葺きにあ
っては、外装材の上下方向においてその端部では、隣接
する外装材は、所定寸法の重ね合わせを形成して順次葺
くもので、まず、下地部材の上面へ間隔的に多数の主体
を、その下部における支持片を当接させる。
【0013】そして、該主体の上部に形成された第一お
よび第二支持部へ外装材を取り付ける取付金具が固着さ
れるものであるが、端部が重ね合わせられた部分におい
ては外装材が二重となるので、前記した下地部材との間
隔が該外装材の厚さ分だけ狭くなる。
【0014】また、外装材が重ね合わない部分は前記し
た箇所より間隔が広くなるから、これら寸法差の異なる
取り付けに際して、外装材が二重となる箇所は、主体に
おける低所の第二支持部へ取付金具を支承させ、外装材
が一重の箇所は、主体における高所の第一支持部へ取付
金具を支承させる。
【0015】したがって、その内面が当接して前記取付
金具に取り付けられる外装材は、端部が二重となってい
る箇所と他の箇所とにおいて、その内面が取付金具へ均
一に当接するから確実で体裁よく葺かれる。
【0016】
【実施例】次に本考案に関する外装材支持装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1〜図5においてAは外装材支持装置
で、例えば、図2および図4に示すように、屋根葺き等
において、下地部材である既設波形スレートbが葺かれ
たその上へ、折曲げ部、すなわち、所定ピッチの角波1a
等に成形した外装材である折板材1を取り付けて外装体
Eを構築する場合に用いられるもので、主体2と、主体
2下部の支持片3と、第一支持部4と、第二支持部5と
により基本的に構成される。
【0018】なお、前記波形スレートbは、間隔的に多
数横架した母屋6へビス7等により取り付けられるもの
で、上下方向においてその端部では、上部のものが上側
となる重ねあわせにより取り付けられる。
【0019】そして、前記した主体2は、剛性を有する
薄厚の金属板を用いて山形に形成してあるもので、屋根
葺き等においては、前記波形スレートbの上面に間隔的
に多数載置される。
【0020】前記した支持片3は、前記主体2の下部両
側に設けて、前記波形スレートbの上面へ当接して馴染
むように、該波形スレートbの湾曲に見合う円弧状に形
成してあって、中間部に穿設した通孔8において、前記
母屋6へ固着した波形スレートb用のビス7により、両
側の支持片3,3を共締めすることにより母屋6へ固定
される。
【0021】前記した第一支持部4および第二支持部5
は、前記支持片3の上部に設けてあって、上面を平面状
形成して、後記する取付金具9を当接・支承させるもの
で、これら支持部4,5面は、前記外装材1の板厚分だ
け高さの寸法差を有するように、すなわち、前記外装材
1の重ね合わせによる段違い寸法に見合う高さで、主体
2の成形時においてプレス機等により一体的に段差を成
形させてある。
【0022】そして、その取付面には、取付金具9をビ
ス10止めする通孔11をそれぞれ穿設してある。
【0023】前記した取付金具9は、図5において拡大
して示すように、前記主体2へ取り付ける長尺枠体12
と、この長尺枠体12へ挿嵌させて固着される山形体13と
によりなる。
【0024】前記した長尺枠体12は、金属等により堅牢
に成形してあって、底部の水平片14の両側に立ち上り片
15,15を立設させ、この立ち上り片15,15の上縁を内方
へ折曲させた折曲肩片16, 16を延設した断面が略C型状
で、内部を一連の溝状に形成してあるもので、780 〜2,
400 mm程度の長尺に形成してある。
【0025】前記した山形体13は、前記外装材1を支承
して固定するもので、前記長尺枠体12の前記溝へ挿嵌さ
せ、ビスやカシメあるいは折り曲げ等の固定手段17によ
り希望位置に固着される。
【0026】なお、この装置Aは、屋根葺き以外にも、
壁体の施工等、いわゆる外装材(外たい材)の施工に利
用できるものであり、更に、実施例においては、折板材
1の支承に用いたが、下地板である波形スレートbの支
承にあっても同様に使用することができる。
【0027】前記した構成により、図2および図3に示
すようにX部においては、折板材1の下側端部において
取り付けられるため、該折板材1が上下に重ねあわせた
状態において葺かれている。
【0028】したがって、この折板材1の厚さ分取り付
け高さが低い、第二支持部5へ取付金具9を取り付けた
ものを選んで、既設波形スレートb上へ載置しビス7止
めする。
【0029】また、図2および図3に示すようにX部に
おいては、折板材1の中間部であるため、該折板材1は
一枚構成である。
【0030】したがって、この折板材1の厚さ分取り付
け高さが高い、第一支持部4へ取付金具9を取り付けた
ものを選んで、既設波形スレートb上へ載置しビス7止
めすると、波形スレートbと折板材1との間隔が一定の
平行状態に該折板材1が葺かれるもので、そのとき、折
板材1の内面と取付金具9の山形体13の上面とは、いず
れの位置においても均一に当接して一律にビス17止めさ
れた屋根葺きが行なわれる。
【0031】
【考案の効果】前述したように本考案の外装材支持装置
は、主体において外装材厚の段差を設けた第一および第
二の支持部を一体的に形成させることにより、外装材の
重ね合わせによって生ずる取り付け隙間の寸法差があっ
ても、一つの部材によって、高・低を有する前記支持部
を選択使用し、外装材を均一に支承・固定させることが
できる。
【0032】また、一つの部材のため、生産ラインにお
いて金具の付け間違いがなく、しかも、兼用使用できる
ために大幅なコストダウンが計れる。等の格別な効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する外装材支持装置を示すもので、
(a) は斜視図を、(b) は側面図をそれぞれ示すものであ
る。
【図2】図1における装置による屋根葺き状態を示す側
面図である。
【図3】図2における要部を拡大した状態を示すもの
で、(a) は図2におけるX部を、(b) は図2におけるY
部をそれぞれ示すものである。
【図4】図2における正面図である。
【図5】図2における取付金具を示す斜視図である。
【図6】従来の屋根葺き状態を示す側面図である。
【図7】図6における要部を拡大した状態を示すもの
で、(a) は図6におけるV部を、(b) は図6におけるW
部をそれぞれ示すものである。
【符号の説明】
E 外装体 1 外装材 A 外装材支持装置 2 主体 3 支持片 4 第一支持部 5 第二支持部 9 取付金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次端部を重ね合わせにより取り付けて
    外装体を形成する外装材にあって、該外装材の内側面に
    当接する取付金具を支承させる外装材支持装置におい
    て、主体の下部に設けて下地部材面へ当接する支持片
    と、この支持片の上部に設けた前記取付金具を当接させ
    て支承させる第一支持部と、この第一支持部面より下部
    において設けて、前記外装材の重ね合わせによる段違い
    寸法に見合う高さの第二支持部とを備えさせたことを特
    徴とする外装材支持装置。
JP7161092U 1992-10-14 1992-10-14 外装材支持装置 Expired - Lifetime JP2549078Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7161092U JP2549078Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 外装材支持装置

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JP7161092U JP2549078Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 外装材支持装置

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JPH0635449U JPH0635449U (ja) 1994-05-13
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