JP2549052B2 - サイリスタによる直流チョッパ電圧調整回路 - Google Patents
サイリスタによる直流チョッパ電圧調整回路Info
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- JP2549052B2 JP2549052B2 JP5127680A JP12768093A JP2549052B2 JP 2549052 B2 JP2549052 B2 JP 2549052B2 JP 5127680 A JP5127680 A JP 5127680A JP 12768093 A JP12768093 A JP 12768093A JP 2549052 B2 JP2549052 B2 JP 2549052B2
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- Japan
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- thyristor
- terminal
- brush
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- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイリスタによる直流
チョッパ電圧調整回路に関するもので、モータ等により
駆動される回転接触子の接触片に接触するブラシによ
り、パルスの発生とサイリスタのオン、オフの制御も行
い得て、比較的広い範囲のサイリスタによる直流電圧調
整が出来る。
チョッパ電圧調整回路に関するもので、モータ等により
駆動される回転接触子の接触片に接触するブラシによ
り、パルスの発生とサイリスタのオン、オフの制御も行
い得て、比較的広い範囲のサイリスタによる直流電圧調
整が出来る。
【0002】
【従来の技術】従来サイリスタによる直流チョッパ回路
の電圧調整はサイリスタにオン,オフのパルス信号を送
るための制御は主としてトランジスタ,コンデンサ,抵
抗等の電子装置により行なわれている
の電圧調整はサイリスタにオン,オフのパルス信号を送
るための制御は主としてトランジスタ,コンデンサ,抵
抗等の電子装置により行なわれている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はサイリスタの
回路をオン,オフするためのパルスの発生と制御を、モ
ータにより駆動される回転接触子に埋設された接触片に
接触するブラシにより行うようにしたもので、回動ブラ
シをつまみにより回すことにより広い範囲の直流電圧調
整を行うことが出来る。
回路をオン,オフするためのパルスの発生と制御を、モ
ータにより駆動される回転接触子に埋設された接触片に
接触するブラシにより行うようにしたもので、回動ブラ
シをつまみにより回すことにより広い範囲の直流電圧調
整を行うことが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサイリスタによる直流チョッパ電圧調整回
路においては、円筒状絶縁体21に、スリップリング1
7を有する幅の狭い接触片19を埋設した回転接触子2
0を、駆動用モータ15により駆動する。なお回転接触
子の駆動方法として、負荷として接続されたモータによ
り直接または、フレキシブルシャフト等により駆動する
ことも出来る。この場合起動時のみ抵抗等を一時使用し
てモータの回転が毎分500回位となるとチョッパ電流
となるように切り換えるようにすればよい。
に、本発明のサイリスタによる直流チョッパ電圧調整回
路においては、円筒状絶縁体21に、スリップリング1
7を有する幅の狭い接触片19を埋設した回転接触子2
0を、駆動用モータ15により駆動する。なお回転接触
子の駆動方法として、負荷として接続されたモータによ
り直接または、フレキシブルシャフト等により駆動する
ことも出来る。この場合起動時のみ抵抗等を一時使用し
てモータの回転が毎分500回位となるとチョッパ電流
となるように切り換えるようにすればよい。
【0005】スリップリング用ブラシ16はスリップリ
ングに、ゲート用ブラシ18と、回動ブラシ22は、前
記回転接触子の接触片19に、それぞれ接触するように
し、スリップリングに接触するスリップリング用ブラシ
16を、電源のプラス1側に接続し、接触片19に接触
するゲート用ブラシ18を、サイリスタのゲート側に接
続されたトランジスタ3に接続する。
ングに、ゲート用ブラシ18と、回動ブラシ22は、前
記回転接触子の接触片19に、それぞれ接触するように
し、スリップリングに接触するスリップリング用ブラシ
16を、電源のプラス1側に接続し、接触片19に接触
するゲート用ブラシ18を、サイリスタのゲート側に接
続されたトランジスタ3に接続する。
【0006】また前記回転接触子20の周辺をほぼ36
0°回動させることができ、接触片19と接触し得るよ
うにした回動ブラシ22を、摺動ブラシ24を介してサ
イリスタ回路のオフ用のパワトランジスタ11側に接続
したトランジスタ12に接続する。なお摺動ブラシ24
は回動ブラシを固着した円板23の周辺縁部に摺動する
ようにしまた回動ブラシ22はつまみ26により回すこ
とが出来るようにする。
0°回動させることができ、接触片19と接触し得るよ
うにした回動ブラシ22を、摺動ブラシ24を介してサ
イリスタ回路のオフ用のパワトランジスタ11側に接続
したトランジスタ12に接続する。なお摺動ブラシ24
は回動ブラシを固着した円板23の周辺縁部に摺動する
ようにしまた回動ブラシ22はつまみ26により回すこ
とが出来るようにする。
【0007】またパワートランジスタのコレクタ10を
出力トランスの一次コイルの端子9に接続し、また一次
コイルの他の端子7を電源のプラス1側に接続する。ま
た出力トランスの二次コイルの端子8をサイリスタのカ
ソード25に、また2次コイルの他の端子6をコンデン
サの端子5に、またコンデンサの他の端子4を電源のプ
ラス1側に接続されたサイリスタのアノード28にそれ
ぞれ接続する。このようにモータにより駆動される回転
接触子の接触片と接触する回動ブラシをつまみにより回
し回動ブラシの接触位置を移動することにより、ゲート
用ブラシとの接触間隔を変化させ、広い範囲の電圧調整
を行うことが出来る。
出力トランスの一次コイルの端子9に接続し、また一次
コイルの他の端子7を電源のプラス1側に接続する。ま
た出力トランスの二次コイルの端子8をサイリスタのカ
ソード25に、また2次コイルの他の端子6をコンデン
サの端子5に、またコンデンサの他の端子4を電源のプ
ラス1側に接続されたサイリスタのアノード28にそれ
ぞれ接続する。このようにモータにより駆動される回転
接触子の接触片と接触する回動ブラシをつまみにより回
し回動ブラシの接触位置を移動することにより、ゲート
用ブラシとの接触間隔を変化させ、広い範囲の電圧調整
を行うことが出来る。
【0008】
【作用】上記のように、スリップリング用ブラシ16は
電源のプラス1側に接続されているのでスリップリング
と同体の接触片19も常にプラスの電位となる、ゲート
用ブラシ18または回動ブラシ22が、接触片19に接
触し、この接触片が回転していると、各ブラシに流れる
電流はパルスとなり、ゲート用ブラシまたは回動ブラシ
には回転接触子の1回転毎にパルスが発生し、各ブラシ
に接続されたトランジスタのベースにパルス信号が入力
される。
電源のプラス1側に接続されているのでスリップリング
と同体の接触片19も常にプラスの電位となる、ゲート
用ブラシ18または回動ブラシ22が、接触片19に接
触し、この接触片が回転していると、各ブラシに流れる
電流はパルスとなり、ゲート用ブラシまたは回動ブラシ
には回転接触子の1回転毎にパルスが発生し、各ブラシ
に接続されたトランジスタのベースにパルス信号が入力
される。
【0009】このときサイリスタのゲート27側に接続
されたトランジスタ3のベースに信号電流が流れると、
サイリスタはオンになり、またパワートランジスタ11
側に接続されたトランジスタ12のベースに信号電流が
流れると、パワートランジスタには、電源のプラス1側
より出力トランスの一次コイルを通つてコレクタ10に
電流が流れ、そのため出力トランスの二次コイルにも電
流が流れる。
されたトランジスタ3のベースに信号電流が流れると、
サイリスタはオンになり、またパワートランジスタ11
側に接続されたトランジスタ12のベースに信号電流が
流れると、パワートランジスタには、電源のプラス1側
より出力トランスの一次コイルを通つてコレクタ10に
電流が流れ、そのため出力トランスの二次コイルにも電
流が流れる。
【0010】二次コイルの端子8はサイリスタのカソー
ド25に、また二次コイルの他の端子6はコンデンサの
端子5に、またコンデンサの他の端子4はサイリスタの
アノード28に、それぞれ接続されているので、この時
の二次コイルに流れる電流の大きさと、コンデンサの容
量が適当な値であると、このときの電流は、サイリスタ
に対し転流電流となりサイリスタはオフとなる。
ド25に、また二次コイルの他の端子6はコンデンサの
端子5に、またコンデンサの他の端子4はサイリスタの
アノード28に、それぞれ接続されているので、この時
の二次コイルに流れる電流の大きさと、コンデンサの容
量が適当な値であると、このときの電流は、サイリスタ
に対し転流電流となりサイリスタはオフとなる。
【0011】またこのとき二次コイルに流れた転流電流
により、コンデンサは充電されるが、再びサイリスタが
オンになると同時に、サイリスタのアノードとカソード
の接点を通つて、コンデンサに充電された電荷は放電さ
れ、出力トランスの二次コイルは再び充分な転流電流が
流れ得る状態となる。またサイリスタのオン,オフのパ
ルス信号の制御は、回動ブラシのつまみを回して行い、
つまみを回転接触子の回転方向に回してゲート用ブラシ
と回動ブラシとの間隔を広くすると、電流は増し、間隔
を狭くすると電流は少くなる。このように電圧の調整は
つまみを回し、回動ブラシの位置を変えて行うことが出
来る。
により、コンデンサは充電されるが、再びサイリスタが
オンになると同時に、サイリスタのアノードとカソード
の接点を通つて、コンデンサに充電された電荷は放電さ
れ、出力トランスの二次コイルは再び充分な転流電流が
流れ得る状態となる。またサイリスタのオン,オフのパ
ルス信号の制御は、回動ブラシのつまみを回して行い、
つまみを回転接触子の回転方向に回してゲート用ブラシ
と回動ブラシとの間隔を広くすると、電流は増し、間隔
を狭くすると電流は少くなる。このように電圧の調整は
つまみを回し、回動ブラシの位置を変えて行うことが出
来る。
【0012】
【実施例】実施例について説明すると、電源は12Vの
バッテリを使用し、負荷は12Vのモータとし、この時
電流は最大3A位流し、また回転接触子20は、直径1
3mmの円筒絶縁体にスリップリングを有する幅4mm
の接触片19を埋設し、この回転接触子をモータにより
駆動し約3000r.p.mの回転とし、回動ブラシ6
のつまみ26を回し試験した結果は、最低約3Vから約
11Vのあいだ自由に電圧の調整ができた。このときコ
ンデンサは200μFの容量のものを使用した。
バッテリを使用し、負荷は12Vのモータとし、この時
電流は最大3A位流し、また回転接触子20は、直径1
3mmの円筒絶縁体にスリップリングを有する幅4mm
の接触片19を埋設し、この回転接触子をモータにより
駆動し約3000r.p.mの回転とし、回動ブラシ6
のつまみ26を回し試験した結果は、最低約3Vから約
11Vのあいだ自由に電圧の調整ができた。このときコ
ンデンサは200μFの容量のものを使用した。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、高速で回
転する回転接触子の接触片に接触する3個のブラシによ
り、サイリスタに対するパルスの発生と制御を行うこと
が出来、また回動ブラシのつまみを回すことにより、直
流チョッパによる比較的広い範囲の電圧調整が出来、ま
た負荷としてモータのような誘導性の負荷を接続した場
合においても、非常に安定した電圧調整が出来る。
転する回転接触子の接触片に接触する3個のブラシによ
り、サイリスタに対するパルスの発生と制御を行うこと
が出来、また回動ブラシのつまみを回すことにより、直
流チョッパによる比較的広い範囲の電圧調整が出来、ま
た負荷としてモータのような誘導性の負荷を接続した場
合においても、非常に安定した電圧調整が出来る。
【図1】全体の回路図
11 パワートランジスタ 13,14 出力端子 15 駆動用モータ 16 スリップリング用ブラシ 17 スリップリング 18 ゲート用ブラシ 19 接触片 20 回転接触子 21 円筒状絶縁体 22 回動ブラシ 23 円板 24 摺動ブラシ 25 サイリスタのカソード 26 つまみ 27 サイリスタのゲート 28 サイリスタのアノード
Claims (1)
- 【請求項1】 スリップリング17を有する幅の狭い接
触片19を、モータにより駆動される回転接触子20に
埋設し、スリップリング17に接触するスリップリング
用ブラシ16を、電源のプラス1側に接続し、また回転
接触子の接触片19に接触するゲート用ブラシ18を、
サイリスタのゲート27側に接続されたトランジスタ3
に接続し、また回転接触子20の周辺を、ほぼ360°
回動し前記接触片19と接触し得る回動ブラシ22を、
サイリスタのオフ用のパワートランジスタ11側に接続
されたトランジスタ12に接続し、パワートランジスタ
のコレクタ10を出力トランスの一次コイルの端子9
に、一次コイルの他の端子7を電源のプラス1側にそれ
ぞれ接続し、出力トランスの二次コイルの端子8をサイ
リスタのカソード25に、二次コイルの他の端子6をコ
ンデンサの端子5に、コンデンサの他の端子4を、電源
のプラス1側に接続されたサイリスタのアノード28
に、それぞれ接続した、サイリスタによる直流チョッパ
電圧調整回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5127680A JP2549052B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | サイリスタによる直流チョッパ電圧調整回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5127680A JP2549052B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | サイリスタによる直流チョッパ電圧調整回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311646A JPH06311646A (ja) | 1994-11-04 |
JP2549052B2 true JP2549052B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=14966056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5127680A Expired - Lifetime JP2549052B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | サイリスタによる直流チョッパ電圧調整回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549052B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5127680A patent/JP2549052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06311646A (ja) | 1994-11-04 |
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