JP2548971B2 - カメラの像倍率制御装置 - Google Patents

カメラの像倍率制御装置

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JP2548971B2 JP63237570A JP23757088A JP2548971B2 JP 2548971 B2 JP2548971 B2 JP 2548971B2 JP 63237570 A JP63237570 A JP 63237570A JP 23757088 A JP23757088 A JP 23757088A JP 2548971 B2 JP2548971 B2 JP 2548971B2
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば一眼レフカメラやビデオ・スチル
カメラ等その他のカメラの撮影レンズをズーム駆動手段
により駆動制御して、この撮影レンズによる像倍率を設
定倍率に自動的に制御させるカメラの像倍率制御装置に
関するものである。
(従来の技術) この種のカメラの像倍率制御装置としては、例えば、
特公昭60−1602号公報に開示された様なズームレンズ装
置用連動機構がある。
このズームレンズ装置用連動機構は、実際対象距離と
実際焦点距離との比率が一定となる様に、ズームレンズ
に設けたカム機構によりズームレンズのズーム量を制御
させる様にしたものである。しかも、このカム機構で
は、鏡筒に設けたカム面を対数曲線形状に形成して、レ
ンズ軸と平行に進退動する従動ローラをスプリングでカ
ム面に付勢当接させることにより、鏡筒の回動に伴い縦
動ローラをカム面に追従させる様にすると共に、この従
動ローラに可変抵抗を連動させて、この可変抵抗により
ズーム量を制御させるようにしていた。
この様な従動ローラのカム面に当接する位置は、常に
従動ローラの中心線及びレンズ軸を含む平面とカム面と
の交点上にあるのが望ましい。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従動ローラの半径を小さくするにも限界があ
り、又、カム面は直線的ではなく対数曲線形状であるた
め、従動ローラのカム面への当接位置はカム面の傾斜変
化により上述の交点からズレることになり、このズレ量
は従動ローラに対応するカム面の傾斜が大きくなるほど
大きくなる傾向にある。この様なズレは正確なズーム制
御を行う上で好ましいものではない。
また、対数曲線形状のカム面を高精度で正確に加工す
ることは非常に難しいという問題もある。
そこで、この発明は、この様なカム機構を用いること
なく、像倍率を設定倍率に自動的に制御できるカメラの
像倍率制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、変倍可能な撮
影レンズの焦点距離f0を検出する焦点距離検出手段と、
前記変倍可能な撮影レンズにおけるフォーカシングレン
ズの繰り出し量と前記焦点距離f0とから後ろ側焦点とピ
ント位置との距離x0を検出する距離検出手段と、前記撮
影レンズを透過した光束の状態から前記ピント位置と前
記撮影レンズによる被写体の結像面との距離dxを検出す
るデフォーカス量検出手段と、前記焦点距離f0と前記距
離x0とに基づいて、撮影時の像倍率m0=x0/f0を演算す
る像倍率演算手段と、前記x0,dx,f0,m0とから下式f1=f
02・m0/(x0+dx)に従って制御焦点距離f1を演算する
演算手段と、前記制御焦点距離を満たすよう前記変倍可
能な撮影レンズの焦点距離を変化させる焦点距離制御手
段と、を備えたことを特徴とするカメラの像倍率制御装
置である。
(実 施 例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、被写体の移動に拘らず像倍率を一定にする
機能が設けられたカメラの概略説明図である。この第1
図において、1はカメラ本体、2はカメラ本体1のレン
ズマウント、3はレンズマウント2に着脱自在に取付け
られた撮影レンズで、この撮影レンズ3はフオーカス駆
動手段であるオートフォーカス機構(AF機構)及びズー
ム駆動手段であるパワーズーム機構(PZ機構)を有す
る。尚、ここでAFとはオートフォーカスの略であり、PZ
とはパワーズームの略である。
カメラ本体1には第2図に示した様なカメラ制御回路
4が設けられ、撮影レンズ3内には第3図に示したレン
ズ制御回路5が設けられている。
[カメラ制御回路4] このカメラ制御回路4は、メインCPU6及び表示用CPU7
を有する。このメインCPU6のシリアル入力端子SIには表
示用CPU7のシリアル出力端子SOが接続され、メインCPU6
のシリアル出力端子SOには表示用CPU7のシリアル出力端
子SIが接続され、メインCPU6のクロック端子SCKには表
示用CPU7のクロック端子SCKが接続されている。
また、メインCPU6の端子PFにはフイルムのISO感度検
出用(DXコード検出用)のDX回路8が接続され、メイン
CPU6の端子P20にはカメラ本体側のオート・マニュアル
切換用のスイッチSWAF A/Mが接続され、メインCPU6の端
子P21には合焦・レリーズ優先切換用のスイッチSWAF S/
Cが接続されている。
このDX回路8,スイッチSWAF A/M,スイッチSWAF S/Cに
は配線9が接続されている。この配線9と表示用CPU7の
端子P2〜P9との間には、測光スイッチSWS,レリーズスイ
ッチSWR,電源ON・OFF用のロックスイッチSWLOCK、モー
ドスイッチSWMODE、ドライブスイッチSWDRIVE,露出補正
スイッチSWXV、アップスイッチSWUP,ダウンスイッチSWD
OWNがそれぞれ介装されている。そして、これらは総作
用スイッチ群sw−Iを構成している。このモードスイッ
チSWMODEとスチッチSWUP、SWDOWNを組み合わせて操作す
ることによりプログラム撮影、オート撮影、マニュアル
撮影等の選択が可能な状態となる。しかも、スイッチSW
UP,SWDOWNとドライブスイッチSWDRIVEを組み合わせて操
作することにより、連写(連続撮影),単写(一回の撮
影),セルフタイマー等の切換を行うことができ、又、
スイッチSWUP,SWDOWNと露出補正スイッチSWXVを組み合
わせて操作することにより露出値を補正することができ
る。尚、測光スイッチSWSとレリーズスイッチSWRは二段
押しの操作ボタンでこの順に順次操作される様になって
いる。
メインCPU6は端子PA,PB,PC,PD,PE,VDD,Gndを有し、端
子PAには撮影レンズ3を介して入射する被写体輝度測光
用の受光素子の出力がA/D変換回路11を介して入力さ
れ、端子PBからは露出補正信号が出力されて露出制御回
路12に入力される。また、端子PCにはCCD処理回路13を
介してAF用すなわち合焦用のCCD14がディフォーカス量
検出手段として接続されている。このCCD14は撮影レン
ズ3による被写体からの光束を受光して焦点検出等に用
いられる。端子PDからはAFモータ制御回路15にモータ制
御信号が入力され、このAFモータ制御回路15はカメラ本
1内のAFモータ16を駆動制御する。
このAFモータ16は減速ギヤ17を介してカプラー18を回
転駆動する様になっている。そして、フォーカシングレ
ンズ群に連動するレンズ側カプラーがレンズ鏡筒の端部
に設けられている場合には、この撮影レンズ3をレンズ
マウント2に装着したとき、このレンズ側カプラーにカ
プラー18が係合して、AFモータ16と撮影レンズ3のフオ
ーカシングレンズ群とが連動して、フォーカシングレン
ズ群がAFモータ16によりフォーカス駆動可能となる。本
実施例のレンズはカプラー18に係合するレンズ側カプラ
ーはないので、AFモータ16ではフォーカシングレンズ群
は駆動されない。また、減速ギヤ17にはパルサー19が連
動し、このパルサー19の出力はメインCPU6の端子PEに入
力される。
表示用CPU7の端子PSEGには表示用LCD20が接続されて
いる。この表示用CPU7の端子P10〜P17には、情報伝送用
の接続端子Fmax1〜Fmax3,Fmin1,Fmin2,オート・マニュ
アル情報用の接続端子A/M−T,共通の接続端子Cont,電源
用の接続端子Vdd−Tがそれぞれ接続されている。表示
用CPU7の端子P18からはスイッチ回路21にON・OFF用の信
号が入力され、スイッチ回路21には電源用の接続端子VB
ATTが接続されている。
また、バッテリー22のプラス側には、レギュレータ23
を介して表示用CPU7のVdd1及びアースされたキャパシタ
24が接続され、メインCPU6の電源用端子VDDがDC/DCコン
バータ6′を介して接続されていると共に、スイッチ回
路21が接続されている。そして、表示用CPU7の端子P1か
らはDC/DCコンバータ6′にON・OFF制御用の信号が入力
される。
一方、バッテリー22のマイナス側には、メインCPU26
のアース端子Gnd,表示用CPU7のアース端子Gnd,操作用ス
イッチ群SW−Iの配線9及びアース用の接続端子Gnd−
Tが接続されている。
上述の接続端子Fmax1〜Fmax3,Fmin1,Fmin2,Cont,Vdd
−T,VBatt,Gnd−Tは、レンズマウント2の端面に配置
されて、カメラ本体の接続端子群T−Iを構成してい
る。
この様な構成において、メインスイッチ即ちロックス
ィッチSWLOCKがOFF状態のときは、表示用CPU7の端子P1
からDC/DCコンバータ6′に動作信号入力されていない
ので、メインCPU6にはバッテリ22から電力が供給されて
おらず、このメインCPU6はOFF状態にある。
一方、表示用CPU7の端子VDD1にはバッテリ22の電圧が
メジュレータ23を介して印加されているので、表示用CP
U7はロックスイッチSWLOCKがOFF状態でも動作してい
る。この状態では、表示用LCD 20の表示は消灯してい
る。
ロックスィッチSWLOCKをONさせると、このON信号が表
示用CPU7の端子P4に入力されて、表示用CPU7の端子PSEG
から表示用CPU20に表示信号が入力され、表示用LCD 20
が点灯表示する。また、これと同時に表示用CPUの端子P
1からDC/DCコンバータ6′に動作信号が入力されて、バ
ッテリ22の電圧がDC/DCコンバータ6′を介してメインC
PU6の端子VDDに印加される。これによりメインCPU6が動
作する。
[撮影レンズ3のパワーズーム・フォーカス構造] この撮影レンズ3は、第4図に示したズーム用のレン
ズ群25,26を駆動するパワーズーム機構を有すると共
に、フォーカシングレンズ(図示せず)を駆動するフォ
ーカス駆動機構を有する。
パワーズーム機構は、筒状の固定枠27と、固定枠27内
に軸方向に進退動可能に嵌合されたレンズ枠28と、固定
枠27の外周に回転自在に嵌合された第1のカム筒29と、
第1のカム筒29の外周に回転自在且つ軸線方向に移動自
在に嵌合された第2のカム筒30と、カム筒30に固定され
たレンズ枠31を有する。そして、レンズ枠27,31にはレ
ンズ群25,26が装着されている。
上記の固定枠27には軸線と平行なガイド孔32が形成さ
れ、カム筒29にはスリットカム33,34が形成され、カム
筒30にはスリットカム35及び軸線と平行なガイド孔36が
形成されている。しかも、レンズ枠28の外周に装着した
ガイドローラ37はガイド孔32及びスリットカム33に挿入
係合され、固定枠27の外周に装着したガイドローラ37は
スリットカム34及びガイド孔36に挿入係合され、カム筒
29の外周に装着したガイドローラ39はスリットカム35に
挿入係合されている。
上述のフォーカス駆動機構はフォーカシングレンズ群
(図示せず)を駆動するAFモータM1を有し、パワーズー
ム機構はカム筒29を駆動するPZモータM2を有する。ま
た、撮影レンズ3の光路途中に配設された可変絞り(図
示せず)はAEモータM3で絞り制御がなされる。尚、モー
タM1とフオーカシングレンズ群及びモータM2とズーミン
グレンズ群とは摩擦式のクラッチを介して連動してい
る。
カム筒29の基部と固定枠27側の図示しないコード板取
付部材との間にはズーム位置読取手段が焦点距離検出手
段の一つとして介装されている。このズーム位置読取手
段は、コード板支持部材に保持され且つカム筒29の周囲
に同心に配置されたズームコード板40と、カム筒29の基
部に取付けられ且つズームコード板40の内周面弾接する
ブラシ41を有する(第5図参照)。しかも、このズーム
コード板40の内周面には複数条のパターン接点が周方向
に断続的に設けられていて、このパターン接点とブラシ
41は共働することにより、ズームコード板40からズーム
位置信号が出力される。
同様にフォーカシングレンズ側にもフォーカス位置読
取手段すなわち別離読取手段(図示せず)がフォーカス
位置検出手段の一つとして設けられている。この距離読
取手段にもズーム位置読取手段と同様な構造が用いられ
ていて、ズームコード板40と類似の距離コード板42(第
1図,第3図参照)から距離信号が得られる。
[レンズ制御回路5] 撮影レンズ3のレンズマウント2への接続部端面に
は、接続端子Fmax1′〜Fmax3′,Fmin1′,Fmin2′,Con
t′,Vdd−T′,VBATT′,Gnd−T′が配置されている。
この接続端子Fmax1′〜Fmax3′,Fmin1′,Fmin2′,Con
t′,Vdd−T′,VBatt′,Gnd−T′は、撮影レンズ3を
カメラ本体1のレンズマウント2に装着したときに、Fm
ax1〜Fmax3,Fmin1,Fmin2,Cont,Vdd−T,VBatt,Gnd−Tに
夫々接続されて、接続端子群T−IIを構成している。こ
の接続端子T−IIとT−Iは接続部TCを構成している。
この接続部TCを介してカメラ制御回路4とレンズ制御回
路との間でデータ伝送が行われる。
撮影レンズ3内にはレンズ固有の情報を記憶させるレ
ンズROM43及びレンズの制御等に用いられるレンズCPU44
が内蔵されている。このレンズ固有の情報としては、例
えばフォーカシングレンズ群やズーミングレンズ群の最
大繰り出しパルス数,パワーズーム可能か否か,パワー
フォーカス可能か否か,バリフォーカルレンズか否か,
ズームによるフォーカス補正値等その他の情報がある。
このレンズROM43の端子PL及びレンズCPU44の端子Pkには
ズームコード板40の出力信号が入力され、レンズROM40
の端子PMには距離コード板42からの距離信号が入力され
る。
レンズCPU44の端子PH,PI,PJから出力されるモータ制
御信号は、AFモータ駆動部(AFモータ制御回路)45,PZ
モータ駆動部(PZモータ制御回路)46,AEモータ駆動部
(AEモータ制御回路)47にそれそぞれ入力される。そし
て、このモータ駆動部45,46,47は、モータM1,M2,M3をそ
れぞれ駆動制御する。また、モータM1,M2,M3の回転はAF
パルサー48(フォーカス位置検出手段の一つ),PZパル
サー49(ズーム位置検出手段すなわち焦点距離検出手段
の一つ),AEパルサー50により検出され、このパルサー4
8,49,50の出力信号はレンズCPU44の端子P20〜P22にそれ
ぞれ入力される。
接続端子VBATT′はモータ駆動部45〜47の電源入力部
に接続され、接続端子Vdd−T′はレンズCPU44の電源端
子Vddに接続されていると共に抵抗51の一端及びダイオ
ード52のカソード側に接続され、抵抗51の他端及びダイ
オード52のアノード側はレンズCPU44のリセット端子▲
▼に接続されていると共にアース線53にコン
デンサー54を介して接続されている。このアース線53に
は、接続端子Gnd−T′,レンズROM43のアース端子Gnd,
レンズCPU44のアース端子Gndが接続されている。また、
このアース線53には、オートマニュアル切り換え用のス
イッチSWAF(A/M),パワーズームモード用のスイッチS
WPZ(A/M),ズーミングレンズによる像倍率を一定にさ
せる像倍率一定モードスイッチSWPZC,ズーミングレンズ
をTele端(望遠端)側に駆動するズームスイッチSWPZT,
ズーミングレンズをWide端(広角端)側に駆動するズー
ムスイッチSWPZWが接続されている。この各スイッチSWA
F(A/M),SWPZ(A/M),SWPZC,SWPZT,SWPZWはレンズCPU4
4の端子P23〜P27にそれぞれ接続されている。
接続端子Fmax1′はレンズROM43のリセット端子RESET,
レンズCPU44のイント端子(割り込み端子)Int及びトラ
ンジスタ55のエミッタに接続され、後続端子Fmax2′は
レンズROM43のクロック端子SCK,レンズCPU44のクロック
端子SCK及びトランジスタ56のエミッタに接続され、接
続端子Fmax3′はレンズROM43のシリアル出力端子SO,レ
ンズCPU44のシリアル入出力端子SI/SO及びトランジスタ
57のエミッタに接続されている。また、接続端子Fmin
1′はレンズCPU44の端子▲▼及びトランジスタ58
のエミッタに接続され、接続端子Fmin2′は情報設定用
のヒューズ59を介してアース線53に接続され、接続端子
A/M−T′は絞り環により操作されるオートまたはプロ
グラムとマニュアルとの切換に用いるスイッチSW A/Mを
介してアース線53に接続され、接続端子Cont′及びトラ
ンジスタ55〜58のベースはレンズROM43の電源入力端子V
CCに接続されている。しかも、トランジスタ55〜58のコ
レクタはアース線53に接続されている。
[像倍率一定の原理] 第6図に於いて、F1は撮影レンズ3の前側(物体側す
なわち被写体側)焦点位置、F2は撮影レンズ3の後側
(像側)焦点位置、y1は撮影レンズ3前方の物体(被写
体)の大きさ、y2は無限遠からの光束により撮影レンズ
3の後方に結像された像の大きさ、aは前側焦点位置F1
から物体迄の距離、xは後側焦点位置F2から像までの距
離、fは撮影レンズ3の焦点距離である。そして、y2
像が形成される位置がピント位置となる。
この第6図における結像の式は、 a・x=f2 ……A である。
ここで、物体側の距離aを基準に像倍率をA,B式から
求めると、像倍率mは、 となる。
また、像側の距離xを基準に像倍率をA,B式から求め
ると、像倍率mは、 となる。
この式におけるx及びfを第7図(イ)の如くx0
びf0としたときの像倍率をm0とすると、像倍率m0は、 となる。ここで、物体y1が移動することにより、第7図
(ロ)の如くディフォーカスdxが生じた場合において、
前側焦点位置F1から物体(被写体)y1までの距離をa1
すると、A式は、 a1(x0+dx)=f0 2 …… となり、距離a1は式により、 となる。ここで、像倍率一定(m0;一定)のための新た
な焦点距離をfとすると、式は、 となる。この式をfについて変形して、この変形した
式に,式を代入すると、 となる。この式よりズーム比を求めると、ズーム比f/
f0は、 となる。
従って、このズーム比の分だけ変化する様にズーム環
を駆動させれば、像倍率は第7図(ハ)の如く一定(m0
=f/a1=x0/f0)となる。
ところで、撮影レンズ3の焦点距離fは、そのズーム
位置とフオーカス位置によって第8図に示した焦点曲面
60の如く三次元的に変化する。この結果、上述の像面ま
での距離x0も、そのズーム位置とフオーカス位置によっ
て第9図に示した曲面61の如く三次元的に変化する。
また、撮影レンズ3のズーム位置によってKバリュー
Kval(レンズ繰出量とピントのズレ比)が変化する。そ
して、ズームコード板40によるズーム位置とKvalとの関
係は第10図の実線で示した補正係数線62の如く段階的に
変化し、又、この際のズーム位置と焦点距離との関係も
第11図の補正係数線63で示した如く段階的に変化する。
この第10図,第11図の場合、補正係数線62,63は破線6
2′,63′で示した様に滑らかな変化が得られるのがズー
ム制御及びフォーカス制御の上で望ましい。従って、今
レンズROM43に表1に示した補正のための情報を予め記
憶させておき、f及びx0をレンズCPU44により演算させ
る様にする。
表1.[補正の為の情報] 01 ズームコード板におけるエンコーダ内の先頭 パル
ス数Ph 02 ズームコード板におけるエンコーダ内の先頭 パル
ス数Pw 03 先頭Kval Kh 04 先頭Kval補正係数 Kc 05 先頭焦点距離 fh 06 先頭焦点距離補正係数 fc 07 フオーカスレンズ位置,焦点距離1次補正係数 f
fc1 08 フオーカスレンズ位置,焦点距離2次補正係数 f
fc2 09 繰出量x0演算用係数 Q,R,S,T 10 像倍率比→ズーム駆動パルス変換係数 A,B,C ここで、先頭Kvalすなわち先頭Kバリューとは、第10
図の補正係数線62の段部Ki(I=0,1,2,3,……N)の左
右端のいずれか一方におけるKvalをいう。すなわち、L
(Tel)側からS(wide)側に向かうときは段部Kiの右
端を、又、これと逆に向かうときは段部Kiの左端をKval
とする。
先頭Kvalの補正係数Kcは、曲線62′に対応する値を段
部Kiにおいて近似的に直線の傾きとして算出させるため
の係数である。また、先頭焦点距離fhは先頭Kvalと同様
に補正係数線fi(I=0,1,2,3,……N)の左右端のいず
れか一方を云い、又、先頭焦点補正係数fcも補正曲線6
3′に対応する値を段部fiにおいて近似的に直線の傾き
として算出させるための係数である。この様にして得ら
れるKval及び焦点距離は第12図,第13図の補正曲線6
2″,63″の如くなる。フオーカシングレンズ位置焦点距
離1次補正係数ffc1は、第8図に示したズーム位置と焦
点距離とで決定される曲線64から得られる。また、フオ
ーカシングレンズ位置,焦点距離2次補正係数ffc2は、
上述のffc1にフォーカス量を考慮した三次元の焦点曲面
60で決定される。
この焦点曲面60は、撮影レンズ3の光学設計及び機械
設計で定まる曲面であり、必ずしも単純式で正確に比例
的に表すことが不可能な曲面である。この曲面によって
規定されるフオーカシングレンズの繰出量は、ズーミン
グレンズのズーム量にほぼ比例するものもあるが、この
場合でも完全に比例しない。従って、フオーカシングレ
ンズの繰出量は、補正をする必要がある。このための補
正係数がQ,R,S,Tであり、この補正係数Q,R,S,Tはレンズ
の光学設計や機械設計によって変わるものであり、又、
この補正係数Q,R,S,Tを用いた式も撮影レンズの光学
設計や機械設計により変わる。また、像倍率を一定に制
御するために用いるズーミングレンズ駆動パルス数Pzも
撮影レンズの光学設計や機械設計によって決定される。
したがって、このPzを算出するための式の補正係数A,
B,Cは光学設計や機械設計により定まる値である。
ここで、撮影レンズ3の現ズーム環の絶対位置パルス
数をPsとし、現フオーカシングレンズの絶対位置パルス
数をPinfとすると、焦点距離f及び繰出量x0は、 f=fh+fc×(Ps−Ph)+ffc1×Pinf +ffc1×(Pinf) …… x0=Q(Pinf)+R(Pinf)+S(Pinf) +Pinf×T(Ph−Ps) …… として求めることができる。この場合、Pinfは繰出量の
無限側への行き過ぎを考慮して少なくしておく。また、
制御像倍率をγとすると、ズーム駆動パルス数Pzは Pz=Aγ+Bγ+Cγ …… として求められる。
そして、表1に示した様なデータや上述した計算式等
は、撮影レンズ3のレンズROM43に予め記憶させておく
ものとする。
この様な構成のカメラの制御装置の制御動作説明のフ
ローチャートにおいて使用する主な用語につき説明す
る。
このフローチャートにおいて、AFSTOPはフオーカシン
グレンズ群をストップさせる処理を示す。
また、FLは、ファーリミツト(Far Limit)の略でフ
オーカシングレンズ群のFar(ファー)端検出用のフラ
グを示す。そして、FL=1のときはフオーカシングレン
ズ群がFar端にあることを制御回路が検出していること
を意味し、FL=0のときはFar端を検出していない状態
を示す。
NLは、ニアリミット(Near Limit)の略でフオーカシ
ング群のNear(ニア)端検出フラグを示す。そして、NL
=1のときはフオーカシングレンズ群がNear端にあるこ
とを制御回路が検出していることを意味し、NL=0のと
きはNear端を検出していない状態を示す。
Pinfはフオーカシングレンズ群をFar端側からNear端
側への駆動パルス数で、Pinf=0のときはフオーカシン
グレンズ群がFar端にあることを意味する。このパルス
数はAFパルサー48により検出される。
WLは、ワイドリミット(Wide Limit)の略でズーミン
グレンズ群のWide(ワイド)端検出フラグを示す。この
フラグWLがWL=1のときは、ズーミングレンズ群がワイ
ド端(Wide端)にあることを制御回路が検出しているこ
とを意味し、WL=0のときはWide端を検出していないこ
とを意味する。
TLはテレリミット(Tele Limit)の略でズーミングレ
ンズ群のTele(テレ)端検出フラグである。そして、こ
のフラグTLがTL=1のときは、ズーミングレンズ群がTe
le端にあることを制御回路が検出していることを意味
し、TL=0のときはtele端を検出していないことを意味
する。
MFLは、マイクロファーリミット(Macro Far Limit)
の略で、マクロ領域におけるズーム駆動によるフォーカ
シングレンズ群のFar端検出フラグ、すなちマクロ領域
でのズーミングレンズ群駆動によるFar端検出フラグを
示す。そして、このフラグMFLがMFL=1のときは、ズー
ムコード板40より出力される信号からズーミングレンズ
群がテレマクロであると判断され且つフォーカス時のFa
r端にあることを制御回路が検出していることを意味す
る。また、MFL=0のときはFar端を検出していないこと
を意味する。
MNLは、マイクロニアリミット(Macro Near Limit)
の略で、マクロ領域におけるズーム駆動によるフォーカ
シングレンズ群のNear端検出フラグ、すなちマクロ領域
でのズーミングレンズ群駆動によるNear端検出フラグを
示す。このフラグMNLがMNL=1のときは、ズームコード
板40より出力される信号からズーミングレンズ群がテレ
マクロであると判断され且つフォーカス時のNear端にあ
ることを制御回路が検出していることを意味する。ま
た、MNL=0のときはNear端を検出していないことを意
味する。
SWRENはリレーズ許可フラグで、フラグSWRENがSWREN
=1とときはレリーズを許可し、フラグSWRENがSWREN=
0のときはレリーズを許可しないことを示す。
MFはマニュアルフォーカス(Manual Focus)の略でマ
ニユアルフォーカス中のフラグを示す。このフラグMFが
MF=1のときはマニュアルフォーカス中であることを示
し、MF=0のときはマニュアルフォーカス中でないこと
を示す。
AFはオートフォーカス(Aoto Focus)の略でオートフ
ォーカス中のフラグを示す。このフラグAFがAF=1のと
きはオートフォーカス中であることを示し、AF=0のと
きはオートフォーカス中でないことを示す。
PZMACROはパワーズーム(Power Zoom)機構によりズ
ーミングレンズ群がマクロ(Macro)領域にあるか否か
を示すフラグである。このフラグPZMACROがPZMACRO=1
のときは、ズーミングレンズ群がマクロ領域にあること
を意味する。また、PZMACRO=0のときはフオーカシン
グレンズ群がマクロ領域にないことを意味する。
AFGOはフオーカシングレンズ群駆動フラグを示し、フ
ラグAFGOがAFGO=1のときはAFモータM1が作動してフオ
ーカシングレンズ群が駆動されていることを意味し、AF
GO=0のときはフオーカシングレンズ群がAFモータM1に
より駆動されていないことを意味する。
PZGOはズーミングレンズ群駆動フラグを示し、フラグ
PZGOがPZGO=1のときはPZモータM2が作動してズーミン
グレンズ群が駆動されていることを意味し、PZ=0のと
きはズーミングレンズ群がPZモータM2により駆動されて
いないことを意味する。
PZMGOはズーミングレンズ群がマクロ領域においてPZ
モータM2により駆動しているかどうかのフラグを示し、
フラグPZMGOがPZMGO=1のときはズーミングレンズ群が
駆動中であることを意味し、PZMGOのときは駆動してい
ないことを意味する。
PZMODEはパワーズーム機構によりズーミングレンズ群
が駆動可能であるか否かを示すフラグで、PZMODE=1の
ときは駆動稼働で、PZMODE=0のときは駆動不能である
ことを意味する。
MAGIMGは像倍率一定制御開始用のフラグで、MAGIMG=
1のときは像倍率一定制御を開始させ、MAGIMGのときは
像倍率一定制御は行わない。ONIMGは像倍率一定制御が
行われているかどうかのフラグで、ONIMG=1のときは
像倍率一定制御中であり、ONIMG=0のときは像倍率一
定制御をしていないことを意味する。
AFFARGOはフオーカシングレンズ群をFar(ファー)方
向に駆動する処理を示し、AFNEARGOはフオーカシングレ
ンズ群をNear(ニア)方向に駆動する処理を示す。そし
て、AFDRVFはこの処理でフオーカシングレンズ群の駆動
方向がいずれであるかを示すフラグで、AFDRVF=1のと
きは駆動方向がFar方向であり、AFDRVF=0のときは駆
動方向がFar方向ではなくNear方向であることを意味す
る。
PZTELGOはズーミングレンズ群をTele方向に駆動する
処理を示し、PZWIDEGOはズーミングレンズ群をWide方向
に駆動する処理を示す。また、PZDRVEはこの処理でズー
ミングレンズ群の駆動方向がいずれであるかを示すフラ
グで、PZDRVF=1のときは駆動方向がTele方向であり、
PZDRVF=0のときは駆動方向がTele方向ではなくWide方
向であることを意味する。
MCRFARGOはマクロ領域におけるフオーカシングレンズ
群のためのズーミングレンズ群の駆動処理を示し、MCRN
EARGOはマクロ領域におけるフオーカシングレンズ群の
ためのズーミングレンズ群の駆動処理を示す。そして、
MCRDRVFはこの処理でズーミングレンズ群の駆動方向が
いずれであるかを示すフラグで、MCRDRVF=1のときは
駆動方向がFar方向であり、MCRDRVF=0のときは駆動方
向がFar方向ではなくNear方向であることを意味する。
AFSは、合焦優先モード中フラグで、AFS=1のときは
合焦優先中、AFS=0のときは合焦優先でなくレリーズ
優先であることを意味する。
AFCORRは、AFコレクト(AF CORRECT)の略で、合焦優
先中においてズーミングレンズ群のズーム操作をした場
合、ピントがズレる撮影レンズ(例えばバリフォーカル
レンズ)があるので、この場合にはその補正をさせるた
めのフラグである。そして、AFCORR=1のときにはピン
トズレの補正をさせ、AFCORR=0のときはこの補正はさ
せないことを意味する。
マイクロスイッチのON・OFFは、ズームコード板40か
らの情報において、ズーミングレンズ群がマクロ領域に
あるか否かを意味するものである。
次に、この様な構成のカメラの制御装置の制御動作を
フローチャートを用いて説明する。
ロックスィッチSWLOCKをONさせると、カメラ制御回路
4及びレンズ制御回路5を含む制御装置の動作が第14図
に示した如くスタートして、S1でイニシャライズする。
このイニシャライズでは、第34図に示した様に、まず
S1−1でAFモードSW(AFモードスイッチ)すなわち、オ
ート・マニユアル切換用のスイッチSWAF A/M,SWAF(A/
M)がONしているか否かが判断され、ONしていればYES
(AF)でS1−2に移行し、ONしていなければNO(マニュ
アル)でS1−26に移行する。S1−2では、フオーカスレ
ンズ即ちフオーカシングレンズ群をFar端(ファー端)
まで駆動処理する。
この駆動処理は、第35図に示したサブルーチンで行わ
れる。この第35図のS−AFG1では、AFモータ駆動部45を
動作させて、AFモータM1を作動させることにより、フオ
ーカシングレンズ群をFar端側に駆動する。そして、S
−AFG2でFar方向駆動フラグAFDRVF=1を立て、S−AFG
3でフオーカシングレンズ群駆動中のフラグFAGO=1を
立て、S−AFGO4でフオーカシングレンズ群のNear Limi
t(ニア リミット端)すなわちNear端検出フラグNLをN
L=0とし、Far Limit(フアー リミット)すなわちFa
r端検出フラグFLをFL=0として第34図に戻ってS1−3
に移行する。
また、フオーカシングレンズ群がFar端側に駆動中
は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この駆動
パルスはレンズCPU44に入力される。この駆動パルスがA
Fパルサー48から出力されている否かは第34図のS1−3
で判断される。この判断はパルス間隔が100msec以上か
未満かで行われ、NO(100msecM未満)出あればYES(100
msec以上)になるまでループしてその判断を繰り返す。
このパルス間隔が100msec以上になったときは、フオー
カシングレンズ群がFar端まで駆動されて停止して、AF
モータM1とフオーカシングレンズ群とを連動させている
摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態となる。従
って、パルス間隔が100msec以上になったときは、YES
(100msec以上)でS1−4に移行してAFSTOPする。このA
FSTOPでは、第41図に示した様にS−AS1でフオーカシン
グレンズ群駆動中(AFGO=1)であるか否かのを判断
し、駆動していなければNOで第34図のS1−5に移行す
る。また、S−AS1の判断でフォーカシングレンズ群が
駆動していればYESでS−AS2に移行し、このS−AS2で
はAFモータM1の作動を停止させることによりフオーカシ
ングレンズ群の駆動を停止させてS−AS3に移行する。
このS−AS3ではフオーカシングレンズ群駆動中フラグA
FGOを非駆動を示すAFGO=0にして、第34図のS1−5に
移行する。このS1−5ではフオーカシングレンズ群のFa
r端検出フラグFLをFL=1とする。このときは、フオー
カシングレンズ群はNear端にはないので、S1−6に移行
して、フオーカシングレンズ群のNear端検出フラグNLを
NL=0として、S1−7に移行する。
また、S1−1のAFモードSWすなわち、オート・マニユ
アル切換用のスイッチSWAF A/MがONしているか否かの判
断でNO(マニュアル)のときは、フオーカシングレンズ
群がどの位置にあるかは分からないので、S1−26に移行
してFar端検出フラグFLをFL=0にした後、S1−27でNea
r端検出フラグNLをNL=0にして、S1−7に移行する。
S1−7の段階では、フオーカシングレンズ群がFar端
にあり、フオーカシングレンズ群のFar端からの駆動パ
ルス数Pinfが0であるので、Pinf=0とする。この後、
S1−8でズーミングレンズ即ちズーミングレンズ群のWi
de端検出フラグWLをWL=0とし、S1−9でズーミングレ
ンズ群のTele端検出フラグTLをTL=0とし、S1−10でマ
クロ領域におけるズーム環駆動によるフオーカシングレ
ンズ群のFar端検出フラグMFLをMFL=0とし、S1−11で
マクロ領域におけるズーム環駆動によるフオーカシング
レンズ群のNear端検出フラグMNLをMNL=0とし、S1−12
でレリーズ許可フラグSWRENをSWREN=0とし、S1−13で
マニュアルフォーカス中のフラグMFをMF=0とし、S1−
14でオートフォーカス中のフラグAFをAF=0として、S1
−15に移行する。
S1−15ではマクロスイッチがONしてマクロ領域にある
か否かを判断し、YES(ON)であればS1−16に移行して
マクロ領域のフラグPZMACROをPZMACRO=1とし、NO(OF
F)であればS1−17に移行してマクロ領域のフラグPZMAC
ROをPZMACRO=0とて、S1−18に移行する。
S1−18ではフオーカシングレンズ群駆動フラグAFGOを
AFGO=0とし、S1−19ではズーミングレンズ群駆動フラ
グPZGOをPZGO=0とし、S1−20ではマクロ領域のPZ機構
(パワーズーム機構)によるAF駆動フラグPZMGOをPZMGO
=0とし、S1−21ではパワーズーム駆動中のフラグPZMG
OをPZMODEをPZMODE=0とし、S1−22では像倍率一定制
御を開始させるためのフラグMAGIMGをMAGIMG=0にし、
S1−23では像倍率一定制御中フラグONIMGをONIMG=0に
し、S1−24で例えば5msecのタイマスタートを開始し、S
1−25でタイマ割込許可をさせて、第14図のS2に移行す
る。
このS2ではAFモードSWすなわち、オート・マニユアル
切換用のスイッチSWAF A/MがONしているか否かが判断さ
れ、ONしていればYES(AF)でS3に移行し、ONしていな
ければNO(マニュアル)で第21図のMに移行する。
第21図のS−M1では、AFモードスイッチ(スイッチSW
AF A/M)がONして、AF動作中(AF=1)か否かを判断す
る。そして、YES(AF動作中)であれば第30図のKに移
行し、NOであればS−M2でマニュアルフォーカス中フラ
グMFをMF=1としてS−M3に移行し、このS−M3でフオ
ーカシングレンズ群のデフォーカス量dxを求めた後、S
−M4で低コントラストか否かを判断する。この判断にお
いて低コントラストの場合にはYESでS−M7に移行して
合焦表示を消灯し、NOであればS−M5に移行して合焦し
ているか否かを判断する。このS−M5でNOであればS−
M7に移行して合焦表示を消灯し、YESであればS−M6に
移行して合焦表示を点灯させて、第14図のAに戻って、
S2でAFモードSW(スイッチSWAF A/M)のON(入力)を判
断しマニュアルであればONするまで第21図のMと第14図
のAとの間のループを繰り返す。
この第21図のS−M1においてYES(AF動作中)で第30
図のKに移行すると、S−K1でタイマ割込みを禁止し
て、S−K2のAFSTOP処理に移行する。このAFSTOP処理で
は、第41図に示した様にS−AS1でフオーカシングレン
ズ群駆動中(AFGO=1)であるか否かのを判断し、駆動
していなければNOで第30図のS−K3のZOOMSTOP処理に移
行する。また、YESであればAFモータM1の作動を停止さ
せることによりフオーカシングレンズ群の駆動を停止さ
せ、S−AS3に移行してフオーカシングレンズ群駆動中
フラグAFGO=1をAFGO=0にして、第30図のS−K3のZO
OMSTOP処理に移行する。
このZOOMSTOP処理では、第42図に示した様に、S−Z1
でズーミングレンズ群駆動中(PZGO=1)であるか否か
を判断し、NOであればS−Z2に移行して「マクロ領域に
おいてパワーズーム機構(PZ機構)によりAF駆動(オー
トフォーカス駆動)」がなされているか否かを判断し、
PZ機構によるAF駆動中(PZMGO=1)でなければNOで第3
0図のS−K4に移行する。また、S−Z1でズーミングレ
ンズ群駆動中であるとき、又、S−Z2でAF駆動中(PZMG
O=1)であるときは、YESでS−Z3に移行してPZモータ
M2の作動を停止させることによりズーミングレンズ群の
駆動を停止し、S−Z4でズーミングレンズ群駆動中フラ
グPZGOをPZGO=0とし、S−Z5でフラグPZMGOをPZMGO=
0として第30図のS−K4に移行する。
このS−K4では合焦表示を消灯してS−K5に移行す
る。このS−K5ではAFモードスイッチ(スイッチSWAF A
/M)が入力(ON)しているか否かが判断され、NOであれ
ばS−K6に移行し、YES(AF)であればS−K7のAFFARGO
処理に移行する。そして、S−K6では、フォーカシング
レンズ群Far端検出フラグFL及びフォーカシングレンズ
群Near端検出フラグNLをFL=NL=0として、S−K12に
移行する。
また、S−K7のAFFARGOでは、第35図に示したサブル
ーチンで上述と同様にフオーカシングレンズ群をFar方
向に駆動して、各フラグをAFDRVF=1,AFGO=1,NL=0,FL
=0として第30図のS−K8に移行する。
そして、フオーカシングレンズ群がFar方向に駆動中
は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この駆動
パルスはレンズCPU44に入力されている。この駆動パル
スがAFパルサー48から出力されている否かの判断をS−
K8で行なう。この判断はパルス間隔が100msec以上か未
満かで行われ、NO(100msec未満)であればYES(100mse
c以上)になるまでループしてその判断を繰返す。この
パルス間隔が100msec以上になったときは、フオーカシ
ングレンズ群がFar端まで駆動されて停止して、AFモー
タM1とフオーカシングレンズ群とを連動させている摩擦
式のクラッチが滑りを起こしている状態となる。従っ
て、パルス間隔が100msec以上になったときは、YES(以
上)でS−K9に移行してAFSTO処理をする。このAFSTOP
処理では、第41図に示した様にS−AS1でフオーカシン
グレンズ群駆動中(AFGO=1)であるか否かのを判断
し、駆動していなければNOで第30図のS−K10に移行
し、YESであればAFモータM1の作動を停止させることに
よりフオーカシングレンズ群の駆動を停止させ、S−AS
3に移行してフオーカシングレンズ群駆動中フラグAFGO
をAFGO=0にして、S−K10に移行する。このS−K10で
はフオーカシングレンズ群のFar端検出フラグFLをFL=
1とする。このときは、フオーカシングレンズ群はNear
端にはないので、S−K11に移行しフオーカシングレン
ズ群のNear端検出フラグNLをNL=0として、S−K12に
移行する。
S−K12の段階では、フオーカシングレンズ群がFar端
にあるので、フオーカシングレンズ群のFar端からの駆
動パルス数Pinfが0であるので、Pinf=0とする。この
後、S−K13では、ズーミングレンズ即ちズーミングレ
ンズ群のWide端検出フラグWL及びズーミングレンズ群の
Tele端検出フラグTLをWL=TL=0とする。また、S−K1
4では、マクロ領域におけるズーム環駆動によるフオー
カシングレンズ群のFar端検出フラグMFL及びマクロ領域
におけるズーム環駆動によるフオーカシングレンズ群の
Near端検出フラグMNLをMFL=MNL=0とする。S−K15で
は像倍率一定制御中フラグONIMGをONIMG=0にし、S−
K16では像倍率一定制御を開始させるためのフラグMAGIM
GをMAGIMG=0にし、S−K17ではマニュアルフォーカス
中のフラグMF及びオートフォーカス中のフラグAFをMF=
AF=0とし、S−K18ではオートフォーカス補正フラグA
FCORRをAFCORR=0にし、S−K19ではタイマ割込許可を
させて、第14図のS2に戻る。
このS2の判断においてオート・マニユアル切換用のス
イッチSWAF A/MがONしていればYES(AF)でS3に移行す
る。このS3ではマニュアルフォーカス中フラグMFがMF=
1か否かが判断され、フォーカス中であればYESでKの
処理に移行し、NOであればS4に移行する。
このS4では測光スイッチSWSがONしているか否かが判
断され、ONしていなければ測光スイッチSWSがONするま
でS2に戻って上述の動作を繰り返す。また、ONしていれ
ばS5に移行してオートフォーカス中フラグAFをAF=1と
し、次のS6でフオーカシングレンズ群のデフォーカス量
dxを算出させてS7に移行する。このS7では受光素子10に
入射する被写体からの光量から被写体が低コントラスト
か否かを判断し、低コントラストであればYESでコント
ラストが上がるまでS2に戻って上述の動作を繰り返す。
また、NOであれば即ち低コントラストでなければS8に移
行する。このS8では合焦か否かを判断して、NO(非合
焦)であればS9に移行し、YES(合焦)であればS21に移
行する。このS21では、像倍率一定モードスイッチSWPZC
が入って(ONして)像倍率一定制御を開始させるための
フラグMAGIMGが立っているか否か、即ちMAGIMG=1か否
かを判断する。そして、フラグMAGIMGが立っていればYE
SでS25で合焦表示を消灯して第15図のBに移行し、フラ
グMAGIMGが立っていなければNOでS22に移行して合焦表
示を点灯した後、レリーズ許可フラグSWRENをSWREN=1
としてS24に移行する。このS24では、AFS=1であるか
否か即ち合焦・レリーズ優先切換用のスイッチSWAF S/C
がS側(合焦優先側)に入って合焦優先フラグAFS=1
が立っているか否かを判断する。YESであればループし
てフォーカスロックし、NO即ちAFC側(レリーズ優先
側)であればS2に戻る。
また、S8の合焦か否かの判断でNO(非合焦)でS9に移
行すると、このS9ではレリーズ許可フラグSWRENをSWREN
=0としてS10に移行する。そして、S10では合焦表示を
消灯してS11に移行する。このS11ではS6で求めたデフォ
ーカス量dxよりフオーカシングレンズ群の駆動量dpを算
出させてS12に移行する。S12ではフオーカシングレンズ
群の駆動方向がNear方向か否かを判断し、YES(Near方
向)であればS13に移行し、NO(Far方向)であればS18
に移行する。
このS13では、フオーカシングレンズ群Near端検出フ
ラグNLがNL=1か否か、即ちフオーカシングレンズ群が
Near Limit(Near端)にあるか否かを判断する。フオー
カシングレンズ群がNear端(Near Limit)にありNL=1
である場合には第20図のIに移行し、フオーカシングレ
ンズ群がNear端(Near Limit)になくNOである場合には
S14に移行する。また、S18では、フオーカシングレンズ
の群Far端検出フラグFLがFL=1か否か、即ちフオーカ
シングレンズ群がFar(Far Limit)にあるか否かを判断
する。フオーカシングレンズ群がFar(Far Limit)にあ
りFL=1である場合には第20図のIに移行し、フオーカ
シングレンズ群がFar端(Far Limit)になくNOである場
合にはS19に移行する。
ここで第20図のIに移行すると、S−I1ではパワーズ
ーム駆動可能フラグPZMODEがPZMODE=1か否かを判断
し、NOであればYESになるまで第14図のS2に戻ってルー
プし、YESであればS−I2へ移行する。このS−I2で
は、マクロスイッチがONしてマクロ領域フラグPZMACRO
がPZMACRO=1であるか否かを判断する。NOであれば14
図のS2に戻ってループし、YESであればS−I3へ移行す
る。このS−I3では上述したデフォーカス量dxからズー
ミングレンズ群によるフオーカシング駆動量zdpxを算出
してS−I4に移行する。S−I4では、ズーミングレンズ
群によるフオーカシング方向がFar方向かNear方向かを
判断し、YES(Near方向)であればS−I5に移行し、NO
(Far方向)であればS−I12に移行する。そして、S−
I5ではマクロ領域におけるズーム環駆動によるフオーカ
シングレンズ群のNear端検出フラグMNL=1か否かを判
断し、YESであれば第14図のS2に戻ってループし、NOで
あればS−I6のMCRNEARGO処理に移行する。また、S−I
12ではマクロ領域におけるズーム環駆動によるフオーカ
シングレンズ群のFar端検出フラグMFL=1か否かを判断
し、YESであれば第14図のS2に戻ってループし、NOであ
ればS−I13のMCRFARGO処理に移行する。
そして、S−I6の処理は第40図に示した様にズーミン
グレンズ群をNear方向に駆動させ、S−I13の処理では
第39図示した様にズーミングレンズ群をFar方向に駆動
させる。
すなわち、第40図に示した処理では、S−MNG1でPZモ
ータM2を作動させることによりズーミングレンズ群をNe
ar方向に駆動し、S−MNG2でマクロ領域におけるズーミ
ングレンズ群のFar方向駆動フラグMCRDRVFをMCRDRVF=
0(Near方向)にし、S−MNG3でマクロ領域でのフォー
カシングのためのズーミングレンズ群駆動中フラグPZMG
OをPZMGO=1(駆動中)にして、S−MNG4でズーミング
レンズ群のTele端検出フラグTLをTL=0にし、S−MNG5
でズーミングレンズ群のWide端検出フラグWLをWL=0に
し、S−MNG6でマクロ領域におけるズーミングレンズ群
の駆動によるNear端検出フラグMNLをMNL=0にし、S−
MNG7でマクロ領域におけるズーミングレンズ群駆動によ
るFar端検出フラグMFLをMFL=0にして、第20図のS−I
7に移行する。
また、S−I13の処理では第39図に示した様に、S−M
FG1でPZモータM2を作動させることによりズーミングレ
ンズ群をFar端側に駆動し、S−MFG2でマクロ領域にお
けるズーミングレンズ群のFar方向駆動フラグMCRDRVFを
MCRDRVF=1(Far方向)にし、S−MFG3でマクロ領域で
のフォーカシングのためのズーミングレンズ群駆動中フ
ラグPZMGOをPZMGO=1(駆動中)にして、S−MFG4でズ
ーミングレンズ群のTele端検出フラグTLをTL=0にし、
S−MNG5でズーミングレンズ群のWide端検出フラグWLを
WL=0にし、S−MFG6でマクロ領域におけるズーミング
レンズ群駆動によるNear端検出フラグMNLをMNL=0に
し、S−MFG7でマクロ領域におけるズーミングレンズ群
駆動によるFar端検出フラズMFLをMFL=0にして、第20
図のS−17に移行する。尚、このズーミングレンズ群が
駆動中は、PZパルサー49から駆動パルスが出力され、こ
の駆動パルスはレンズCPU44に入力される。
S−I7では、S−I3で求めたズーミングレンズ群によ
るフオーカシング駆動量zdqxだけ、すなわちズーミング
レンズ群をzdpx駆動したか否かを判断する。そして、駆
動していればYESでS−I14に移行して第42図のZOOMSTOP
処理をして、14図のS2に戻る。また、NOであればS−I8
に移行する。
このS−I8では、駆動パルスがPZパルサー49から出力
されている否かが判断される。この判断はパルス間隔が
100msec以上か未満かで行われ、NO(未満)であればYES
(以上)になるまでループしてその判断を繰り返す。こ
のパルス間隔が100mesc以上になったときは、ズーミン
グレンズ群がFar端またはNear端まで駆動されて停止し
て、PZモータM2とズーミングレンズ群とを連動させてい
る摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態となる。
従って、パルス間隔が100msec以上になったときは、YES
(以上)でS−I9に移行して第42図のZOOMSTOP処理をし
てS−I10に移行する。このS−I10では駆動していた方
向がFar方向か否かを判断し、NO(Near方向)であれば
S−I11に移行してマクロ領域におけるズーミングレン
ズ群駆動によるNear端検出フラグMNLををMNL=1として
第14図のS2に戻り、YES(Far方向)であればS−I15に
移行してマクロ領域におけるズーミングレンズ群駆動に
よるFar端検出フラグMFLををMFL=1として第14図のS2
に戻る。
また、第14図のS13からS14に移行したときはフオーカ
シングレンズ群を第36図に示した様にNear方向に駆動す
る処理をし、S18からS19に移行したときはフオーカシン
グレンズ群を第35図に示した様にFar方向に駆動する処
理をする。
この第35図の処理では、S−FAG1でフオーカシングレ
ンズ群をFar方向に駆動し、S−AFG2でフオーカシング
レンズ群の駆動方向がFar方向であるフラグAFDRVFをAFD
RVF=1(Far方向)とし、S−AFG3でフオーカシングレ
ンズ群駆動中のフラグAFGOをAFGO=1(駆動中)とし、
S−AFG4でフオーカシングレンズ群Near端検出用フラグ
NLをNL=0とし、S−AFG5でフオーカシングレンズ群Fa
r端検出用フラグFLをFL=0として、第14図のS15に移行
する。
また、第36図の処理では、S−ANG1でフオーカシング
レンズ群をNear方向に駆動してS−ANG2に移行する。こ
のS−ANG2では、フオーカシングレンズ群の駆動方向が
Far方向でなくNear方向であるので、フォーカシングレ
ンズぐの駆動方向がFar方向にあるフラグAFDRVFをAFDDR
VF=0(Near方向)とし、S−ANG3でフオーカシングレ
ンズ群駆動中のフラグAFGOをAFGO=1とし、S−ANG4で
フオーカシングレンズ群Near端検出用フラグNLをNL=0
とし、S−ANG5でフオーカシングレンズ群Far端検出用
フラグFLをFL=0として、第14図のS15に移行する。
このS15では、S11で求めた駆動量dpだけフオーカシン
グレンズ群を駆動したか否かを判断し、dpだけ駆動して
いてYESであればS20に移行してフオーカシングレンズ群
のAF駆動停止処理をした後、フオーカシングレンズ群を
停止させて、S2に戻りループする。また、NOであればS1
6に移行して、AFパルサー48から出力される駆動パルス
の間隔が100msec以上か未満かを判断し、NO(100msec未
満)であればYES(100msec以上)になるまでループして
その判断を繰り返す。このパルス間隔が100msec以上に
なったのきは、フオーカシングレンズ群の駆動が停止し
て、AFモータM1とフオーカシングレンズ群とを連動させ
ている摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態とな
る。従って、パルス間隔が100msec以上になったとき
は、S17に移行してAF端点処理をしてS2に移行し、ルー
プする。
[AF端点処理(第23図)] S17の端点処理は第23図に示した様に行われる。この
処理では、S−AFE1で上述の如く第41図のAFSTOP処理を
してフオーカシングレンズ群の駆動を停止させ、S−AF
E2に移行する。このS−AFE2ではフオーカシングレンズ
群を停止するまでに駆動したパルス数dpxをAFパルサー4
8の出力から計数して求め、S−AFE3に移行する。この
S−AFE3ではフォーカシングレンズ群の駆動方向がFar
方向か否かを判断して、Far方向であればYESでS−AFE1
2に移行し、Near方向であればNOでS−AFE4に移行す
る。
このS−AFE4では、フオーカシングレンズ群の繰り出
しパルス数Pinfを、フオーカシングレンズ群がFar端か
ら繰り出されたパルス数PinfにS−AFE2で求めた駆動パ
ルス数dpxを加算した値に置き換えて、S−AFE5に移行
する。
このS−AFE5では、S−AFE4で求めたフオーカシング
レンズ群のNear端までのパルス数Pinfからフオーカシン
グレンズ群がFar端からNear端に当るまでのパルス数Pne
arの絶対値|Pinf−Pnear|を演算したものをPlmtとし、
S−AFE6に移行する。
尚、端点検出の場合、Far端からNear端までのパルス
数が分かっているので、これをNear端側へのフオーカシ
ングレンズ群の駆動パルス数としてセットすれば良い
が、何らかの原因でフオーカシングレンズ群がNear端ま
で駆動されずに停止することもあるので、この場合を考
慮する必要がある。一方、パルス数Pnearはレンズによ
り予め分かっている値であるので、フオーカシングレン
ズ群がNear端に当っていれば、Pinf−Pnearの引算をし
てその絶対値をとったときの結果が「0」になるはずで
ある。従って、フオーカシングレンズ群がNear端に当っ
ていれば、この引算の結果が「0」にならなければなら
ないが、多少の誤差が生ずることを考慮して、引算の結
果がこの誤差が許容値内ならばフオーカシングレンズ群
が端点に当っていることとする。尚、パルス数Pnear
は、レンズにより予め分かっている値で、レンズROMの
中に予め固定データとして記憶してある。
故に、S−AFE6では、端点におけるパルス数が許容値
ε内であるか否かを判断し、すなわち|Pinf−Pnear|が
許容値ε内であればYESでS−AFE10に移行し、許容値ε
外であればNOでS−AFE7に移行する。ここで、許容値ε
は、例えば10パルスの様に、この範囲内ならほぼ誤差な
くフオーカシングレンズ群を駆動できる範囲のパルスを
意味する。そして、S−AFE7では、第36図のフォーカシ
ングレンズ群をNear端側に駆動する処理を行なってS−
AFE8に移行する。
ここで、このフオーカシングレンズ群がNear方向に駆
動中は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この
駆動パルスはレンズCPU44に入力されている。この駆動
パルスがAFパルサー48から出力されている否かはS−AF
E8で判断される。この判断はパルス間隔が100mesc以上
か未満かで行われ、NO(未満)であればYES(以上)に
なるまで、即ち端点を検出するまでループしてその判断
を繰り返す。このパルス間隔が100mesc以上になったと
きは、フオーカシングレンズ群がNear端まで駆動されて
停止し、AFモータM1とフオーカシングレンズ群とを連動
させている摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態
となる。従って、パルス間隔が100mesc以上になったと
きは、YES(以上)でS−AFE9に移行して第41図に示し
たAFSTOP処理をしてS−AFE10に移行する。このS−AFE
10ではフオーカシングレンズ群のNear端検出フラグNLを
NL=1としてS−AFE11に移行し、このS−AFE11ではPi
nf=Pnearとして、第14図のS2に移行する。
また、S−AFE3の駆動方向がFar方向か否かの判断に
おいてYES(Far方向)でS−AFE12に移行すると、この
S−AFE12では、フオーカシングレンズ群の繰り出しパ
ルス数Pinfを、フオーカシングレンズ群がFar端から繰
り出されたパルス数PinfからS−AFE2で求めた駆動パル
ス数dpxを引算した値に起き換えて、S−AFE13に移行す
る。
このS−AFE13では、S−AFE12で求めたフオーカシン
グレンズ群のFar端までのパルス数Pinfの絶対値|Pinf−
dpx|を演算して、S−AFE14に移行する。ここで何らか
の原因でフオーカシングレンズ群がFar端まで駆動され
ずに停止することもあるので、この場合を検出する必要
がある。一方、フオーカシングレンズ群がFar端に当っ
ていれば、Pinfの絶対値すなわちS−AFE12のPinf−dPx
の絶対値をとったときの値[すなわちS−AFE12の引算
の結果]が「0」になるはずである。従って、フオーカ
シングレンズ群がFar端に当っていれば、この引算の結
果が「0」にならなければならないが、多少の誤差を考
慮して、この誤差が許容値内ならばフオーカシングレン
ズ群が端点に当っているとする。
このS−AFE14では、端点におけるパルス数が許容値
ε内であるか否かを判断し、すなわち|Pinf|が許容値ε
内であればYESでS−AFE18に移行し、許容値ε外であれ
ばNOでS−AFE15に移行する。そして、S−AFE15では、
フォーカシングレンズ群を上述した様に第35図のFar端
側に駆動する処理を行なわせる。
ここで、このフオーカシングレンズ群がFar端側に駆
動中は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この
駆動パルスはレンズCPU44に入力される。この駆動パル
スがAFパルサー48から出力されている否かはS−AFE16
で判断される。この判断はパルス間隔が100msec以上か
未満かで行われ、NO(未満)出あればYES(以上)にな
るまで、即ち端点を検出するまでループしてその判断を
繰り返す。このパルス間隔が100msec以上になったとき
は、フオーカシングレンズ群がFar端まで駆動されて停
止して、AFモータM1とフオーカシングレンズ群とを連動
させている摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態
となる。従って、パルス間隔が100msec以上になったと
きは、YES(以上)でS−AFE17に移行して第41図に示し
たAFSTOP処理をし、S−AFE18に移行してフオーカシン
グレンズ群のFar端検出フラグFLをFL=1とし、S−AFE
19でPinf=0として、第14図のS2に移行する。
[AF駆動停止(第22図)] S20のAF駆動停止処理は第22図に示した様に行われ
る。この処理では、S−AFS1で上述の如く第41図のAFST
OP処理をしてフオーカシングレンズ群の駆動を停止さ
せ、S−AFS2に移行する。このS−AFS2ではフオーカシ
ングレンズ群を停止するまでに駆動したパルス数dpxをA
Fパルサー48の出力から計数して求め、S−AFS3に移行
する。このS−AFS3では駆動方向がFar方向か否かを判
断し、YES(Far方向)であればS−AFS11に移行し、NO
(Near方向)であればS−AFS4に移行する。
このS−AFS4では、フオーカシングレンズ群の繰り出
しパルス数Pinfを、フオーカシングレンズ群がFar端か
ら繰り出されたパルス数PinfにS−AFS2で求めた駆動パ
ルス数dpx(dpと等価)を加算した値に置き換えて、S
−AFS5に移行する。
S−AFS5では、端点におけるパルス数がPnearより小
さい(範囲内)か否かを判断し、YES(範囲内)であれ
ば第14図のS2に移行し、NO(範囲外)であればS−AFS6
に移行する。そして、S−AFS6では、第36図に示した様
にフォーカシングレンズ群をNear方向に駆動する処理を
行なう。
ここで、このフオーカシングレンズ群がNear方向に駆
動中は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この
駆動パルスはレンズCPU44に入力されている。この駆動
パルスがAFパルサー48から出力されている否かはS−AF
S7で判断される。この判断はパルス間隔が100mesc以上
か未満かで行われ、NO(未満)であればYES(以上)に
なるまで、即ち端点を検出するまでループしてその判断
を繰り返す。このパルス間隔が100mesc以上になったと
きは、フオーカシングレンズ群がNear端まで駆動されて
停止して、AFモータM1とフオーカシングレンズ群とを連
動させている摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状
態となる。従って、パルス間隔が100mesc以上になった
ときは、YES(以上)でS−AFS8に移行して第41図に示
したAFSTOP処理をし、S−AFS9に移行してフオーカシン
グレンズ群のNear端検出フラグNLをNL=1とし、S−AF
S10でPinf=Pnearとして、第14図のS2に移行する。
また、S−AFS3の駆動方向がFar方向か否かの判断に
おいてYES(Far方向)でS−AFS11に移行すると、この
S−AFS11では、フオーカシングレンズ群の繰り出しパ
ルス数Pinfを、フオーカシングレンズ群がFar端から繰
り出されたパルス数PinfからS−AFS2で求めた駆動パル
ス数dpxを引算した値に起き換えて、S−AFS12に移行す
る。
このS−AFS12では、端点におけるパルス数Pinfが0
より大きい(範囲外)か否かを判断し、YES(範囲内)
であれば第14図のS2に移行し、NO(範囲外)であればS
−AFS13に移行する。そして、S−AFS13では、フォーカ
シングレンズ群を上述した様に第35図のFar方向に駆動
する処理を行なわせる。
ここで、このフオーカシングレンズ群がFar方向に駆
動中は、AFパルサー48から駆動パルスが出力され、この
駆動パルスはレンズCPU44に入力される。この駆動パル
スがAFパルサー48から出力されている否かはS−AFS14
で判断される。この判断はパルス間隔が100msec以上か
未満かで行われ、NO(未満)出あればYES(以上)にな
るまで、即ち端点を検出するまでループしてその判断を
繰り返す。このパルス間隔が100msec以上になったとき
は、フオーカシングレンズ群がFar端まで駆動されて停
止して、AFモータM1とフオーカシングレンズ群とを連動
させている摩擦式のクラッチが滑りを起こしている状態
となる。従って、パルス間隔が100msec以上になったと
きは、YES(以上)でS−AFS15に移行する。そして、S
−AFS15では第41図に示したAFSTOP処理をしてS−AFS16
に移行する。このS−AFS16ではフオーカシングレンズ
群のFar端検出フラグFLをFL=1とし、S−AFS17でPinf
=0として、第14図のS2に移行する。
[像倍率一定制御] 第14図のS21では、上述の如く像倍率一定モードスイ
ッチSWPZCが入って(ONして)像倍率一定制御を開始さ
せるためのフラグMAGIMGが立っているか否か、即ちMAGI
MG=1か否かが判断される。そして、フラグMAGIMGがMA
GIMGであってYESであれば25に移行し、そしてこのS25で
は合焦表示を消灯して第15図のBに移行する。この第15
図では、像倍率一定の制御が行われる。
第15図におけるS−B1では像倍率一定制御中フラグON
IMGをONIMG=1(制御中)にしてS−B2に移行する。こ
のS−B2ではフオーカシングレンズ群の無限端からの繰
出量x0を算出してS−B3に移行し、このS−B3ではズー
ミングレンズ群の現在の焦点距離情報f0を入力してS−
B4に移行する。このS−B4では、繰出量x0がf0/150より
小さいか否かを判断する。この判断において、繰出量x0
がf0/150より小さいか否かということは、像倍率が像倍
率一定制御のために小さ過ぎないかどうかの判断にな
り、像倍率がより小さ過ぎるときは被写体の移動に伴う
像倍率の変化を精度良く検出することができなくなる。
従って、この様な場合には、YESでS−B18に移行して合
焦表示を消灯し、S−B19で制御不可信号を発生させて
像倍率一定制御が不可能であることを告知させ、S−B2
0でレリーズ許可フラグSWRENをSWREN=0とし、S−B21
で像倍率一定制御中フラグONIMGをONIMG=0(非制御
中)とし、S−B22で像倍率一定制御を開始させるため
のフラグMAGIMGをMAGIMG=0として第14図のS2に移行す
る。
また、S−B4の判断において像倍率が小さ過ぎなけれ
ばNOでS−B5に移行する。このS−B5では、像倍率m0
x0/f0を求めて、S−B6に移行する。このS−B6では、
デフォーカス量dxを算出してS−B7に移行する。このS
−B7では被写体が低コンントラストか否かを判断し、YE
S(低コントラスト)であればS−B23に移行してレリー
ズ許可フラグSWRENをSWREN=0にし、S−B24では合焦
表示を消灯してS−B1に移行し、低コントラストでなく
なるまでループさせる。これは、例えば被写体が画面か
らなくなったとき又は横にずれてコントラストが低下し
たときでも、被写体が再び画面の所定位置に戻ったとき
は像倍率一定制御を継続させて、使用上の便宜を図るた
めである。
また、NOであればS−B8に移行して合焦か否かを判断
する。そして、YES(合焦)であれば、コントラストが
合っていて被写体が前回に比べて移動していないという
ことであるので、S−B16に移行してレリーズ許可フラ
グSWRENをSWREN=1(レリーズ許可)とし、S−B17に
移行して合焦表示を点灯してS−B1に戻りループさせ
る。一方、S−B8の判断でNO(非合焦)であれば、レン
ズを動かさなければならないので、S−B9に移行してデ
フォーカス量dxよりフオーカシングレンズ群の駆動量dp
を算出してS−B10に移行する。このS−B10では、デフ
ォーカス量dxが生じたときの焦点距離を式より求め
て、S−B11に移行する。ここでは式の焦点距離fをf
1としている。ここでフオーカシングレンズ群のWide端
の焦点距離をfWとしTele橋の焦点距離をftとすると、像
倍率一定制御を行うためにはf1がfW<f1<ftの範囲に入
っている必要がある。従って、S−B11ではこの判断を
し、f1がfW<f1<ftの範囲に入っていなければNOでS−
B25に移行してレリーズ許可フラグSWRENをSWREN=0と
し、S−B26で合焦表示を消灯して第18図のEに移行す
る。このEの処理はf1がfW<f1<ftの範囲に入るのを待
機している処理である。
S−B11の判断でf1がfW<f1<ftの範囲に入っていれ
ばYESでS−B12に移行して制御像倍率γ=f1/f0を求め
た後にS−B13に移行する。S−B13では、ズーミングレ
ンズ群の駆動量Pzを算出するための定数A,B,CをレンズR
OM43からレンズCPU44またはメインCPU6に入力してS−B
14に移行する。このS−B14では、定数A,B,Cを用いて
式の駆動量Pzを算出し、S−B15に移行する。そして、
S−B15ではdp=Pz=0か否かを判断し、共に0でなくN
Oであれば第16図のNに移行する。また、共に0でYESで
あれば、S−B16に移行してレリーズ許可フラグSWRENを
SWREN=1(レリーズ許可)とし、S−B17に移行して合
焦表示を点灯してS−B1に戻りループさせる。
S−B15の判断でdpとPzの少なくとも一方が0でない
場合、第16図のNに移行すると、まずS−N1で合焦表示
を消灯して、S−N2でレリーズ許可フラグSWRENをSWREN
=0としてS−N3に移行する。このS−N3ではフォーカ
シングレンズ群の駆動量dpが0か否かを判断して、0で
あればYESでS−N9に移行する。このS−N9では、ズー
ミングレンズ群の駆動量Pzが0か否かを判断して、0で
あればYESで第17図のDに移行する。
また、S−N3で駆動量dpが0でなければNOでS−N4に
移行し、S−N4ではフオーカシングレンズ群の駆動方向
がFar方向か否かを判断する。そして、Near方向であれ
ばN0でS−N5に移行し、Far方向であればYESでS−N7に
移行する。このS−N5では、フオーカシングレンズ群の
Near端検出フラグNLがNL=1か否かを判断し、端点を検
出してNL=1でYESであれば第15図のBに戻ってループ
し、NOであればS−N6に移行する。また、S−N7ではFa
r端検出フラグFLがFL=1か否かを判断し、端点を検出
してFL=1であればYESで第15図のBに戻ってループ
し、NOであればS−N8に移行する。そして、このS−N6
では第35図のフオーカシングレンズ群をFar方向に駆動
するAFFARGO処理を行い、S−N8では第36図のフオーカ
シングレンズ群をNear方向に駆動するAFNEARGO処理を行
って、S−N9に移行する。このS−N9の判断では、駆動
量Pzが0であるか否かが判断され、0でなければNOでS
−N10に移行する。S−N10では、ズーミングレンズ群の
駆動方向がTele方向か否かを判断する。そして、Tele方
向であればYESでS−N11に移行してズーミングレンズ群
をTele方向に駆動する第37図のPZTELEGO処理をする。ま
た、S−N10の判断でWide方向であればNOでS−N12に移
行してズーミングレンズ群をWide方向に駆動する第38図
のPZWIDEGO処理をする。
第37図のPZTELEGO処理では、S−PTG1でズーミングレ
ンズ群をTele方向に駆動し、S−PTG2でズーミングレン
ズ群のTele方向駆動フラグPZDRVTをPZDRVT=1(Tele方
向)にし、S−PTG3でズーミングレンズ群駆動中フラグ
PZGOをPZGO=1(駆動中)とする。そして、S−PTG4〜
S−PTG7では、Tele端検出フラグTL,Wide端検出フラグW
L,マクロ領域におけるズーミングレンズ群の駆動による
Near端検出フラグMNL,マクロ領域におけるズーミングレ
ンズ群の駆動によるFar端検出フラグMFLをそれぞれ0に
して第17図のDに移行する。
また、第38図のPZWIDEGO処理では、S−PWG1でズーミ
ングレンズ群をWide方向に駆動し、S−PWG2でTele方向
駆動フラグPZDRVTをPZDRVT=0(Wide方向)にし、S−
PWG3でズーミングレンズ群駆動中フラグPZGOをPZGO=1
(駆動中)とする。そして、S−PWG4〜S−PWG7では、
Tele端検出フラグTL,Wide端検出フラグWL,マクロ領域に
おけるズーミングレンズ群の駆動によるNear端検出フラ
グMNL,マクロ領域におけるズーミングレンズ群の駆動に
よるFar端検出フラグMFLをそれぞれ0にして第17図のD
に移行する。
この第17図のDの処理ではフオーカシングレンズ群が
ズーム領域内にあるので、端点検出することはなく、必
ずどこかで止まる。そして、ズーミングレンズ群の方だ
け端点検出をしている。この第17図のDの処理では、 「(a)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群
の両方が動いていない場合、 (b)ズーミングレンズ群のみが動いていてフオーカシ
ングレンズ群が動いていない場合、 (c)ズーミングレンズ群が停止していてフオーカシン
グレンズ群のみが動いている場合、 (d)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群の
両方が動いていてフオーカシングレンズ群が先に止まる
場合と、 (e)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群の
両方が動いていてズーミングレンズ群が先に止まる場
合」等がある。以下、これらの各場合について説明す
る。
[(a)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群
の両方が動いていない場合] この第17図のS−D1では、フオーカシングレンズ群駆
動フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かを判断し、YE
SであればS−D2に移行し、NOであればS−D13に移行す
る。このS−D13では、ズーミングレンズ群駆動フラグP
ZGOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断し、NOであれば
S−D16に移行する。そして、S−D16でレリーズ許可フ
ラグSWRENをSWREN=1としてレリーズ許可と合焦表示を
行ない、S−D17で第22図のフオーカシングレンズ群の
駆動停止処理をしてS−D18に移行する。
このS−D18では、フオーカシングレンズ群のFar端検
出フラグFLがFL=1(端点検出)か否かを判断し、端点
を検出してYESであれば第15図のBに移行してループ
し、端点を検出せずNOであればS−D19に移行する。S
−D19では、フオーカシングレンズ群のNear端検出フラ
グNLがNL=1(端点検出)か否かを判断し、YESであれ
ば第15図のBに移行してループし、端点を検出せずNOで
あればS−D20に移行する。
この様にS−D18,S−D19でNO,NOであれば像倍率が一
定になったことになるので、S−D20では合焦表示を点
灯し、S−D21ではレリーズ許可フラグSWRENをSWREN=
0にして第15図のBに戻りループする。また、S−D18,
S−D19でYESであれば像倍率が一定になるまで第15図の
Bに戻りループする。
[(b)ズーミングレンズ群のみが動いていてフオーカ
シングレンズ群が動いていない場合] この第17図では、S−D1でフオーカシングレンズ群駆
動フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かを判断し、YE
SであればS−D2に移行し、NOであればS−D13に移行す
る。このS−D13では、ズーミングレンズ群駆動フラグP
ZGOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断し、YESであれば
S−D14に移行する。S−D14では、ズーミングレンズ群
が駆動パルス数Pzだけ駆動されて駆動が終了したか否か
が判断され、NOであればS−D1に戻ってズーミングレン
ズ群が駆動パルス数Pzだけ駆動されるまでループする。
この様にしてズーミングレンズ群が駆動パルス数Pzだけ
駆動されると、S−D14の判断でYES(駆動終了)でS−
D15に移行する。このS−D15では第42図に示したズーミ
ングレンズ群を停止する処理を行ってS−D16に移行す
る。この後は上述したS−D16〜S−D21の処理を行っ
て、第15図のBに戻り、ループする。
[(c)ズーミングレンズ群が停止していてフオーカシ
ングレンズ群のみが動いている場合] この場合には、S−D1でフオーカシングレンズ群駆動
中フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かを判断におい
て、YES(駆動中)でS−D2に移行する。このS−D2で
は、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZGOがPZGO=1
(駆動中)か否かが判断され、NO(非駆動中)であれば
S−D4に移行する。このS−D4では、フオーカシングレ
ンズ群をパルス数dpだけ駆動したか否かが判断される。
そして、YESであれば、S−D12に移行して第41図のAFST
OP処理を行うことによりフオーカシングレンズ群を停止
させて、S−D1に戻りループする。
また、S−D4の判断でNOであればS−D5に移行する。
このS−D5では、AFパルサー48から出力されるAFパルス
出力間隔が100mesc以上か否かを判断し、NO(100msec未
満)のときはS−D1に戻って100msec以上になるまでル
ープし、YES(100msec以上)のときはS−D6に移行して
第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオーカシングレ
ンズ群を停止させて、S−D7に移行する。
このS−D7では、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZ
GOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断する。そして、駆
動中でなくNOであればS−D10に移行して第23図の端点
処理をした後に第15図のBに戻りループする。
[(d)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群
の両方が動いていてフオーカシングレンズ群が先に止ま
る場合] この場合には、S−D1でフオーカシングレンズ群駆動
中フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かの判断におい
て、YES(駆動中)でS−D2に移行する。このS−D2で
は、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZGOがPZGO=1
(駆動中)か否かが判断され、YES(駆動中)であれば
S−D3に移行する。このS−D3では、ズーミングレンズ
群が駆動パルス数Pzだけ駆動されて駆動が終了したか否
かが判断され、NOであればS−D4に移行する。このS−
D4では、フオーカシングレンズ群をパルス数dpだけ駆動
したか否かが判断され、そして、YESであれば、S−D12
に移行して第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオー
カシングレンズ群を停止させてS−D1に戻った後、S−
D13〜S−D19の処理を行なう。
また、S−D4の判断でNOであればS−D5に移行する。
このS−D5では、AFパルサー48から出力されるAFパルス
出力間隔が100mesc以上か否かを判断し、NO(100msec未
満)のときはS−D1に戻って100msec以上になるまでル
ープし、YES(100msec以上)のときはS−D6に移行して
第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオーカシングレ
ンズ群を停止させて、S−D7に移行する。
このS−D7では、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZ
GOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断する。そして、駆
動中でYESであればS−D8に移行する。このS−D8で
は、PZパルサー49から出力されるパルスを元にズーミン
グレンズ群が駆動パルス数Pzだけ駆動されて駆動が終了
したか否かが判断され、NOであればその駆動が終了する
までループし、YESであればS−D9に移行して第42図の
ズーミングレンズ群の停止処理を行なってS−D10に移
行する。S−D10では、第23図の端点処理をした後第15
図のBに戻りループする。
[(e)フオーカシングレンズ群とズーミングレンズ群
の両方が動いていてズーミングレンズ群が先に止まる場
合] この場合には、S−D1のフオーカシングレンズ群駆動
中フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かの判断におい
て、YES(駆動中)でS−D2に移行する。このS−D2で
は、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZGOがPZGO=1
(駆動中)か否かが判断され、YES(駆動中)であれば
S−D3に移行する。このS−D3では、ズーミングレンズ
群が駆動パルス数Pzだけ駆動されて駆動が終了したか否
かが判断され、YESであればS−D11に移行して第42図の
ズーミングレンズ群の停止処理がなされて、S−D4に移
行する。
このS−D4では、フオーカシングレンズ群をパルス数
dpだけ駆動したか否かが判断され、YESであればS−D12
に移行して第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオー
カシングレンズ群を停止させて、S−D1に戻る。このAF
STOP処理を行なうとフォーカレンズ群駆動フラグAFGOは
0であるので、S−D1の判断ではNOととなって上述のS
−D13〜S−D21の処理を行なう。
また、S−D4の判断でNOであればS−D5に移行する。
このS−D5では、AFパルサー48から出力されるAFパルス
出力間隔が100mesc以上か否かを判断し、NO(100msec未
満)のときはS−D1に戻って100msec以上になるまでル
ープし、YES(100msec以上)のときはS−D6に移行して
第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオーカシングレ
ンズ群を停止させて、S−D7に移行する。
このS−D7では、ズーミングレンズ群駆動中フラグPZ
GOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断する。そして、駆
動中でなくNOであればS−D10に移行して第23図の端点
処理をした後に第15図のBに戻りループする。
上述した第15図のBの処理の中のS−B11の判断にお
いて、S−B25,S−B26に移行すると、次に第18図のEに
移行する。このEでは、像倍率一定制御がズーム領域外
のときは、「ズーミングレンズ群が途中にあるより端点
まで移動させた方が次の処理上望ましい」ので、この判
断をする。
そして、まずズーミング群がwide端がTele端かがf1を
用いて判断される。しかも、f1がftより小さいときはf1
はfwより小さいので、f1とftとの大小関係とf1とfwの大
小関係の両方を判断しなくても、f1とftとの大小関係の
みを判断すればf1とfwの大小関係も同時に判断できる。
従って、第18図のS−E1では、f1とftと等しいか否か
若しくはf1がftより大きいか否かを判断し、f1がftと等
しいか若しくはf1がftより大きい場合にはTele端側にあ
るのでYESでS−E2に移行し、f1がftより小さい場合に
はWide端側にあるのでNOでS−E13に移行する。
S−E2では、ズーミングレンズ群のTele端検出フラグ
TLがTL=1(端点検出)か否かを判断し、端点を検出し
ていればYESでS−E7に移行し、NOであればS−E3に移
行する。このS−E3では、第37図のズーミングレンズ群
をTele方向に駆動する処理を行ってS−E4に移行する。
このS−E4は、ズーミングレンズ群が端点検出されるの
を待ち続ける処理である。そして、NO(100msec未満)
であればその駆動が終了してYESになるまでループし、Y
ES(100msec以上)であればS−E5に移行して第42図のZ
OOMSTOP処理をすることによりズーミングレンズ群の駆
動を停止させてS−E6に移行する。このS−E6ではズー
ミングレンズ群のTele端検出フラグTLをTL=1にして、
S−E7に移行する。
そして、S−E2又はS−E6からS−E7に移行すると、
このS−E7ではフオーカシングレンズ群のデフォーカス
量dxを算出してS−E8に移行する。このS−E8では、被
写体が低コントラストか否かが判断され、低コントラス
トでYESであればコントラストがあるまでループし、コ
ントラストがあればNOでS−E9に移行する。このS−E9
ではフオーカシングレンズ群の繰出量X0を算出してS−
E10に移行し、このS−E10ではXf=ft・m0を算出してS
−E11に移行する。
このS−E11では、dx+X0がS−E10で求めたXfより大
きいか否かにより、被写体が前回求めた像倍率m0の焦点
距離内に入るか否かを判断する。そして、この判断でこ
の焦点距離内であればYESでS−E12に移行してS−E12
でf0をftに置き換えた後、第15図のS−B9に移行して駆
動開始する。また、S−E11の判断で、被写体が焦点距
離よりも遠くにある場合にはNOで第19図のPに移行す
る。
一方、S−E1の判断において、f1がftより小さくWide
端側にあってNOでS−E13に移行した場合には、まずS
−E13ではズーミングレンズ群のWide端検出フラグWLがW
L=1(端点検出)か否かを判断する。この判断におい
て、端点を検出していればYESでS−E18に移行し、NOで
あればS−E14に移行する。このS−E14では第38図のズ
ーミングレンズ群をWide方向に駆動する処理を行ってS
−E15に移行する。このS−E15は、ズーミングレンズ群
が端点を検出するのを待続ける処理である。そして、NO
(100msec未満)であればその駆動が終了してYESになる
までループし、YES(100msec以上)であればS−E16に
移行して第42図のZOOMSTOP処理をすることによりズーミ
ングレンズ群の駆動を停止させてS−E17に移行する。
このS−E17では、ズーミングレンズ群をWide端検出フ
ラグWLをWL=1にして、S−E18に移行する。
そして、S−E13又はS−E17からS−E18に移行する
と、このS−E7ではフオーカシングレンズ群のデフォー
カス量dxを算出してS−E19に移行する。S−E19では被
写体が低コントラストか否かが判断され、低コントラス
トでYESであればコントラストがあるまでループし、コ
ントラストがあればNOでS−E20に移行する。このS−E
20ではフオーカシングレンズ群の繰出量X0を算出してS
−E21に移行し、このS−E21ではXn=fw・m0を算出し
て、S−E22に移行する。
このS−E22では、dx+X0がXnより小さいか否かによ
り、被写体が前回求めた像倍率m0の焦点距離内に入るか
否かがが判断される。このS−E22の判断で、この焦点
距離内であればYESでS−E23に移行し、S−E23ではf0
をfwに置き換えた後、第15図のS−B9に移行して駆動開
始する。また、S−E22の判断で被写体が焦点距離より
も近くにある場合にはNOで第19図のPに移行する。
この第19図のS−P1では、デフォーカス量dxよりフオ
ーカシングレンズ群の駆動量dpを算出してS−P2に移行
する。このS−P2では、フオーカシングレンズ群の駆動
方向がFar方向か否かを判断し、NO(Near方向)であれ
ばS−P3に移行し、YES(Far方向)であればS−P9に移
行する。このS−P3ではフオーカシングレンズ群のNear
端検出フラグNLがNL=1か否かを判断し、端点を検出し
ていればYESでS−P8に移行し、NOであればS−P4に移
行する。また、S−P9ではフオーカシングレンズ群のFa
r端検出フラグFLがFL=1か否かを判断し、端点を検出
していればYESでS−P8に移行し、NOであればS−P10に
移行する。そして、S−P4では第36図のフオーカシング
レンズ群をNear方向に駆動する処理をし、S−P10では
第35図のフオーカシングレンズ群をFar方向に駆動する
処理をして、S−P5に移行する。
このS−P5では、フオーカシングレンズ群を駆動量dp
だけ駆動し終わったか否かが判断され、駆動が終了して
いればYESでS−P11に移行し、NOであればS−P6に移行
する。このS−P6では、AFパルサー48から出力されるパ
ルス間隔が100msec以上か否かが判断され、NO(100msec
未満)であればS−P5に戻ってループし、YES(100msec
以上)であればS−P7に移行する。このS−P7では第23
図のAF端点処理を行ってS−P8に移行し、S−P11では
第22図のAF駆動停止処理を行ってS−P8に移行する。そ
して、S−P8では、ズーミングレンズ群Tele端検出フラ
グTLがTL=1か否かが判断され、端点を検出していれば
YESで第18図のS−E7に移行し、NOであれば第18図のG
に移行して同じことを繰り返す。
[タイマ割込み処理(第24図)] 第24図のS−T1ではタイマ割込みを禁止してS−T2に
移行する。S−T2では、AFモードスイッチ(スイッチSW
AF A/M)が入力(ON)してAFモードか否かが判断され、
YES(AFモード)であればS−T3に移行し、NO(マニュ
アル)であればS−T15に移行する。S−T15では、パワ
ーズームモードスイッチSWPZがONしているか否かが判断
され、ONしていればYESでS−T16に移行し、OFFしてい
ればNOでS−T19に移行する。そして、S−T16ではパワ
ーズーム駆動可能フラグPZMODEをPZOMDE=1(駆動可
能)にし、S−T19ではパワーズーム駆動可能フラグPZM
ODEをPZMODE=0(駆動不能)にして、S−T17に移行す
る。S−T17ではオートフォーカス中フラグAFがAF=1
(オートフォーカス中)か否かが判断され、YESであれ
ば第30図のKに移行し、NOであればS−T18に移行す
る。S−T18では、第28図のパワーズーム駆動チェック
を行って、第25図のHに移行する。
第25図のS−H1では、レリーズスイッチSWRがONして
いるか否かを判断し、ONしていればYESでS−H2に移行
し、ONしていなければNOでS−H12に移行する。そし
て、S−H12では第32図のレンズ収納チェック処理を行
ってS−H13に移行し、S−H13では第28図のパワーズー
ム駆動チェックを行ってS−H14に移行し、S−H14では
タイマ割込みを許可してタイマー割込処理を終了する。
また、S−H1でレリーズスイッチSWRがONしていると
判断されてS−H2に移行すると、このS−H2ではマニュ
アルフォーカス中フラグMFがMF=1(マニュアルフォー
カス中)か否かが判断される。そして、マニュアルフォ
ーカス中であればYESでS−H5に移行し、NOであればS
−H3に移行する。このS−H3では、合焦・レリーズ優先
切換用のスイッチSWF S/Cが合焦優先(AFS)か否かを判
断し、合焦優先(AFS)であればYESでS−H4に移行し、
レリーズ優先(AFC)であればNOでS−H11に移行する。
このS−H11では、像倍率一定中フラグONIMGがONIMG=
1(像倍率一定中)か否かを判断し、像倍率一定中であ
ればYESでS−H4に移行し、NOであればS−H5に移行す
る。また、S−H4では、レリーズ許可フラグSWRENがSWR
EN=1(レリーズ許可)か否かを判断し、YESであればY
ESでS−H5に移行し、NOであればS−H12〜S−H14の処
理をしてタイマー割込処理を終了する。
そして、S−H5ではフオーカシングレンズ群駆動中フ
ラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かを判断し、駆動中
であればYESでS−H6に移行し、NOであればS−H10に移
行する。このS−H6では第41図に示したAFSTOP処理をす
ることによりフォーカシングレンズ群の駆動停止処理を
してS−H7に移行し、S−H7では、フオーカシングレン
ズ群を停止するまでに駆動したパルス数dpxをAFパルサ
ー48からの出力から計数して、S−H8に移行する。この
S−H8では、フオーカシングレンズ群のFar方向駆動フ
ラグAFDRVFがAFDRVF=1(Far方向)か否かを判断し、F
ar方向であればYESでS−H15に移行し、NOであればS−
H9に移行する。そして、S−H15ではPinfをPinf−dpxに
置き換え、S−H9ではPinfをPinf+dpxに置き換えて、
S−H10に移行する。このS−H10では、第42図のZOOMST
OP処理をすることによりズーミングレンズ群の駆動を停
止して第26図のQ又は第27図のQ′の何れかのレリーズ
処理に移行する。
[レリーズ処理] (1) レリーズ処理Q(第26図) 第26図のレリーズ処理は、ドライブモードが連続レリ
ーズモード(ドライブC)の時、レリーズスイッチSWR
がONしている間は、フオーカシングレンズ群やズーミン
グレンズ群を駆動することなしにレリーズ処理を連続し
て行う様にしたものである。
この第26図のQに移行すると、先ずS−Q1ではレリー
ズ処理を行ってカメラのシャッターを切らせてS−Q2に
移行し、S−Q2では第32図のレンズ収納チェック処理を
してS−Q3に移行する。このS−Q3では、ドライブスイ
ッチSWDRIVEを操作しながらアップスイッチSWUP又はダ
ウンスイッチSWDOWNを操作することにより、ドライブモ
ードをドライブCすなわち連続レリーズモード(連続し
てレリーズ処理が行われるモード)又はドライブSすな
わち単一レリーズモード(一回のみレリーズ処理が行わ
れるモード)の何れかを入力してS−Q4に移行する。こ
のS−Q4では、ドライブモードがドライブSか否かが判
断され、ドライブCであればNOでS−Q5に移行し、ドラ
イブSであればYESでS−Q6に移行する。そして、S−Q
5では、レリーズスイッチSWRがONしているか否かが判断
され、ONしていればYESでS−Q1に戻りOFFするまでルー
プしてレリーズ処理を連続して行い、OFFしていればNO
でS−Q7に移行する。また、S−Q6でも、レリーズスイ
ッチSWRがONしているか否かが判断され、ONしていればY
ESでS−Q2に戻りOFFするまでループし、OFFしていれば
NOでS−Q7に移行する。S−Q7では、測光スイッチSWS
がONしているか否かが判断され、ONしていなければNOで
第31図のLの処理に移行し、ONしていればYESでS−Q8
に移行する。
この第31図のS−L1ではまずタイマ割込みを禁止して
S−L2に移行し、S−L2では第41図のAFSTOP処理を行う
ことによりフオーカシングレンズ群を停止させてS−L3
に移行する。このS−L3では、像倍率一定制御中フラグ
ONIMGがONIMG=1(像倍率一定制御中)か否かが判断さ
れ、制御中でなければNOBでS−L7に移行し、制御中で
あればYESでS−L4に移行する。このS−L4にでは、第4
2図のZOOMSTOP処理を行うことによりズーミングレンズ
群を停止させてS−L5に移行する。また、S−L5では像
倍率一定制御を開始させるためのフラグMAGIMGをMAGIMG
=0にしてS−L6に移行し、S−L6では像倍率一定制御
中フラグONIMGをONIMG=0にしてS−L7に移行する。こ
のS−L7ではレリーズ許可フラグSWRENをSWREN=0(不
許可)にしてS−L8に移行し、S−L8ではAF補正フラグ
AFCORRをAFCORR=0にしてS−L9に移行し、S−L9では
第22図のAF駆動処理を行ってS−L10に移行し、S−L10
ではタイマ割込み許可をして第14図のS2に戻る。
また、第26図のS−Q7からS−Q8に移行すると、この
S−Q8ではオートフォーカス中フラグAFがAF=1(オー
トフォーカス中)であるか否かが判断され、オートフォ
ーカス中であればYESでS−Q9に移行し、NOであればS
−Q11に移行する。また、S−Q9では、像倍率一定制御
中フラグONIMGがONIMG=1(像倍率一定制御中)か否か
が判断され、制御中でなければNOでS−Q11に移行し、
制御中であればYESでS−Q10に移行する。そして、S−
Q10ではタイマ割込み許可をして第15図のBに戻る。ま
た、S−Q11ではタイマ割込み許可をして第14図のS2に
戻る。
(2) レリーズ処理Q′(第27図) 第27図のレリーズ処理は、ドライブモードが連続レリ
ーズモード(ドライブC)の時で合焦優先モードの場合
には、レリーズスイッチSWRのON・OFFに拘らず、再AFや
像倍率一定制御を行ってからレリーズ許可をさせる様に
したものである。すなわち、S−Q′5,S−Q′6の処
理で、AFモードや合焦優先モード等の判断を行わせてレ
リーズ処理をさせるようにしたものである。
この第27図のS−Q′1ではレリーズ処理を行ってカ
メラのシャッターを切らせてS−Q′2に移行し、S−
Q′2では第32図のレンズ収納チェック処理をしてS−
Q′3に移行する。このS−Q′3では、ドライブスイ
ッチSWDRIVEを操作しながらアップスイッチSWUP又はダ
ウンスイッチSWDOWNを操作することにより、ドライブモ
ードをドライブCすなわち連続レリーズモード(連続し
てレリーズ処理が行われるモード)又はドライブSすな
わち単一レリーズモード(一回のみレリーズ処理が行わ
れるモード)の何れかに入力してS−Q′4に移行す
る。このS−Q′4では、ドライブモードがドライブS
か否かが判断され、ドライブCであればNOでS−Q′5
に移行し、ドライブSであればYESでS−Q′6に移行
する。
このS−Q′7では、レリーズスイッチSWRがONして
いるか否かが判断され、ONしていればYESでS−Q′2
に戻りOFFするまでループし、OFFしていればNOでS−
Q′9に移行する。
また、S−Q′5では、AFモードスイッチ(スイッチ
SWAF A/M)が入力(ON)されているか否かが判断され、
ONしていればYES(AFモード)でS−Q′6に移行し、O
FFしていればNO(マニュアル)でS−Q′8に移行す
る。S−Q′6では、合焦・レリーズ優先切換用のスイ
ッチSWF S/Cが合焦優先(AFS)か否かを判断し、合焦優
先であればYESでS−Q′9に移行し、NOであればS−
Q′8に移行する。
そして、S−Q′8では、レリーズスイッチSWRがON
しているか否かが判断され、ONしていればYESでS−
Q′1に戻りOFFするまでループしてレリーズ処理を連
続して行い、OFFしていればNOでS−Q′9に移行す
る。
このS−Q′9ではレリーズ許可フラグSWRENをSWREN
=0とし、S−Q′10に移行する。このS−Q′10で
は、オートフォーカス中フラグAFがAF=1(オートフォ
ーカス中)であるか否かが判断され、オートフォーカス
中であればYESでS−Q′11に移行し、NOであればS−
Q′13に移行する。また、S−Q′11では、像倍率一定
制御中フラグONIMGがONIMG=1(像倍率一定制御中)か
否かが判断され、制御中でなければNOでS−Q′12に移
行し、制御中であれYESでS−Q′13に移行する。そし
て、S−Q′12ではタイマ割込みを許可して第15図のB
に戻る。また、S−Q′13ではタイマ割込み許可をして
第14図のS2に戻る。
この様に第24図のS−T2の判断でマニュアルの場合に
は、S−T15〜S−T18及び第30図のK,第25図のH、第26
図のQ又は第27図のQ′、第31図のLの処理を行う。ま
た、このS−T2の判断で、AFモードスイッチ(スイッチ
SWAF A/M)がONしていればYES(AF)でS−T3に移行す
る。
このS−T3では、合焦優先モードか否かが判断され、
合焦優先モードであればS−T20に移行する。そして、
このS−T20では、合焦優先モード中フラグAFSをAFS=
1(合焦優先)としてS−T7に移行する。一方、S−T3
の判断で、合焦優先モードでなければNOでS−T4に移行
する。このS−T4では、合焦優先モード中フラグAFSをA
FS=0にしてS−T5に移行する。この場合いつでもレリ
ーズ可能であるので、S−T5でレリーズ許可フラグSWRE
NをSWREN=0にした後、S−T6に移行する。このSWREN
=0とするのは、合焦後に途中で焦点がが移動させられ
ても再びAF処理をさせるためである。すなわち、一度合
焦優先モードで合焦したとはいっても、常時合焦状態を
検出できるものではなく、他のモードに変えられた場合
には再びAF処理をする必要があるためである。
また、合焦後にズーミングレンズ群を駆動してズーム
した場合には、ピントがズレる撮影レンズもある。この
撮影レンズとしてはバリフォーカルレンズがある。この
バリフォーカルレンズでは、ズーミングレンズ群を駆動
してズームするとピントがズレるので、このピントズレ
を補正する必要がある。このために合焦優先モードの場
合には、このフラグAFCORRをAFCORR=1して、再AFする
必要がある。しかし、ここでは合焦優先モードではない
ので、S−T6ではピントズレ補正フラグAFCORRはAFCORR
=0にしてS−T7に移行する。
このS−T7では測光スイッチSWSがONしているか否か
が判断され、ONしていればYESでAFビットを確認しない
でS−T9に移行し、ONしていなければNOでS−T8に移行
してAFビットの確認を行う。このS−T8では、オートフ
ォーカス中フラグAFがAF=1(オートフォーカス中)か
否かが判断され、オートフォーカス中であればYESで第3
1図のLに移行し、NOであればS−T9に移行する。
このS−T9では、パワーズームスイッチSWPZがONして
いるか否かが判断され、OFFしているときにはNOでS−T
21に移行し、ONしているときはYESでS−T10に移行す
る。そして、S−T10ではパワーズーム駆動中フラグPZM
ODEをPZMODE=1(駆動中)としてS−T11に移行し、S
−T21ではパワーズーム駆動中フラグPZOMDEをPZMODE=
0としてS−T22に移行する。このS−T22では第42図の
ZOOMSTOP処理をしてS−T23に移行する。
ここで、ズームスイッチSWPZのON・OFFに拘らず、ズ
ーミングレンズ群が手動で動かされて、マクロ領域にあ
る可能性がある。しかも、ズーミングレンズ群がズーム
領域にいてもマクロ領域にいてもズーミングレンズ群を
駆動制御するが、その領域の違いで駆動制御の仕方が異
なる。従って、S−T11及びS−T23では、マクロスイッ
チがONしているか否かを判断させる。
このS−T23の判断では、マイクロスイッチSWPZCがON
していればYESでS−T24に移行し、ONしていなければNO
でS−T25に移行する。このS−T24ではマクロ領域フラ
グPZMACROをPZMACRO=1(マクロ領域)とし、S−T25
ではマクロ領域のフラグPZMACROをPZMACRO=0(ズーム
領域)として第25図のHの処理を行う。
また、S−T11の判断でマクロスイッチがONしていれ
ばYESでS−T26に移行し、ONしていなければNOでS−T1
2に移行する。S−T26では、前回のマクロ領域フラグPZ
MACROがPZMACRO=1(マクロ領域)か否かを判断し、マ
クロ領域であったならYESでS−T30に移行し、マクロ領
域外であればNOでS−T27に移行する。このS−T27では
マクロ領域におけるズーミングレンズ群駆動によるNear
端検出フラグMNLをMNL=0にしてS−T28に移行し、S
−T28ではマクロ領域におけるズーミングレンズ群駆動
によるFar端検出フラグMFLをMFL=0にしてS−T29に移
行し、S−T29ではマクロ領域フラグPZMACRGをPZMACRO
=1(マクロ領域)としてS−T30に移行する。このマ
クロ領域では像倍率一定制御ができないので、S−T30
では像倍率一定制御を開始させるためのフラグMAGIMGを
MAGIMG=0としてS−T31に移行する。このS−T31で
は、像倍率一定制御中フラグONIMGがONIMG=1(制御
中)か否かを判断し、制御中であればYESで第31図のL
に移行して像倍率一定制御を中止させ、制御中でなけれ
ばNOでS−T32に移行する。このS−T32では、第28図の
パワーズーム駆動チェックをして第25図のHに移行して
リレーズ処理をさせる。
また、S−T11からS−T12に移行すると、S−T12で
も前回のマクロ領域フラグPZMACROがPZOMACRO=1(マ
クロ領域)か否かを判断し、マクロ領域であったならYE
SでS−T33に移行し、マクロ領域外であればNOでS−T1
3に移行する。そして、S−T33ではマクロ領域フラグPZ
MACROをPZMACRO=0(マクロ領域外即ちズーム領域)と
して第30図のKに移行する。
S−T12からS−T13に移行すると、このS−T13では
像倍率一定モードスイッチSWPZCがONしているか否かを
判断する。そして、ONしていなければNOで上述のS−T3
0,S−T31の処理を行って第31図のLに移行して像倍率一
定制御を中止させる。また、ONしていてYESであればS
−T14に移行し、このS−T14では像倍率一定制御開始用
フラグMAGIMGををMAGIMG=1にして第25図のHに移行し
てレリーズ処理をさせる。
[パワーズーム駆動チェック(第28図)] 第28図のS−PD1では、パワーズームモードスイッチS
WPZがONしてパワーズーム駆動可能フラグPZMODEがPZMOD
E=1(駆動可能)か否かを判断し、駆動可能であればY
ESでS−PD2に移行し、駆動不能であればNOでS−PD7に
移行する。このS−PD7では、ズーミングレンズ群がパ
ワーズーム機構により駆動されているかどうか、即ちズ
ーミングレンズ群駆動フラグPZGOがPZGO=1(駆動中)
であるか否かが判断され、非駆動中であればこのパワー
ズーム駆動チェック処理の行われているステップの次の
ステップに移行し、駆動中であればYESでS−PD8に移行
する。このS−PD8では、第42図のZOOMSTOP処理をして
ズーミングレンズ群を停止させ、S−PD17に移行する。
また、S−PD1の判断で、パワーズーム駆動可能フラ
グPZMODEがPZMODE=1(駆動可能)であればYESでS−P
D2に移行する。この2−PD2では、像倍率一定制御中フ
ラグONIMGがONIMG=1(制御中)か否かが判断され、制
御中であればYESでこのパワーズーム駆動チェック処理
の行われているステップの次のステップに移行し、NOで
あればS−PD3に移行する。このS−PD3では、マクロ領
域のパワーズーム機構によるAF駆動フラグPZMGOがPZMGO
=1(駆動中)か否かが判断され、駆動中であればYES
でこのパワーズーム駆動チェック処理の行われているス
テップの次のステップに移行し、NOであればS−PD4に
移行する。
このS−PD4では、ズーミングレンズ群をWide方向に
駆動するズームスイッチSWPZWがONしているか否かを判
断し、ONしていればYESでS−PD5に移行し、NOであれば
S−PD9に移行する。このS−PD9では、ズーミングレン
ズ群をTele方向に駆動するズームスイッチSWPZTがONし
ているか否かを判断し、ONしていればYESでS−PD10に
移行し、NOであればS−PD7に移行する。S−PD5では、
ズーミングレンズ群駆動中フラグPZGOがPZGO=1(駆動
中)か否かを判断し、非駆動中であればNOでS−PD22に
移行し、駆動中であればYESでS−PD6に移行する。S−
PD10でも、同様にズーミングレンズ群駆動中フラグPZGO
がPZGO=1(駆動中)か否かを判断し、非駆動中であれ
ばNOで−PD22に移行し、駆動中であればYESでS−PD11
に移行する。
そして、ズーミングレンズ群をWide方向に駆動するズ
ームスイッチSWPZWがONしていると共に、ズーミングレ
ンズ群が駆動されている場合において、ズーミングレン
ズ群がTele側に動いていると矛盾する。従って、S−PD
6では、ズーミングレンズ群のTele側駆動中フラグPZDRV
TがPZDRVT=1(Tele側に駆動中)であるか否かを判断
し、Tele側に駆動中であれば矛盾するので、この場合に
はYESでS−PD8に移行して、ズーミングレンズ群を停止
させるZOOMSTOP処理をさせる。
また、ズーミングレンズ群をTele方向に駆動するズー
ムスイッチSWPZTがONしていると共に、ズーミングレン
ズ群が駆動されている場合において、ズーミングレンズ
群がWide側に動いていると矛盾する。従って、S−PD11
でもズーミングレンズ群のTele側駆動中フラグPZDRVTが
PZDRVT=1(Tele側に駆動中)であるか否かを判断し、
Wide側に駆動中であれば矛盾するので、この場合にはNO
でS−PD8に移行して、ズーミングレンズ群を停止させ
るZOOMSTOP処理をさせる。
一方、S−PD6の判断でTele側に駆動中でなければ矛
盾しないので、この場合にはNOでS−PD12に移行し、
又、S−PD11の判断でWide側に駆動中でなければ即ちTe
le側に駆動中であれば矛盾しないので、この場合にもYE
SでS−PD12に移行する。このS−PD12では、PZパルサ
ー49から出力されるパルスの間隔が100msec以上か否か
を判断し、100msec未満であればNOでこのパワーズーム
駆動チェック処理を行われているステップの次のステッ
プに移行し、100msec以上であればYESでS−PD13に移行
する。このS−PD13では、第42図のZOOMSTOP処理を行う
ことによりズーミングレンズ群を停止させて、S−PD14
に移行する。このS−PD14では、ズーミングレンズ群の
Tele側駆動中フラグPZDRVTがPZDRVT=1(Tele側に駆動
中)であるか否かを判断し、Tele側に駆動中であればYE
SでS−PD16に移行し、Tele側でなくWide側に駆動中で
あればNOでS−PD15に移行する、そして、S−PD15では
ズーミングレンズ群のWide端検出フラグWLをWL=1と
し、S−PD16ではズーミングレンズ群のTele端検出フラ
グTLをTL=1として、S−PD17に移行する。
また、S−PD5,S−PD10からS−PD22に移行すると、
このS−PD22ではAF補正フラグAFCORRをAFCORR=0にし
てS−PD23に移行する。このS−PD23では、パワーズー
ム駆動用スイッチすなわちズームスイッチSWPZT,SWPZW
の何れによりTele側とWide側のいずれの方向に駆動され
ているかどうかを判断し、ズームスイッチSWPZTがONし
ていればS−PD26に移行し、ズームスイッチSWPZWがON
していればS−PD24に移行する。
そして、S−PD24ではズーミングレンズ群のWide端検
出フラグWLがWL=1か否かを判断し、S−PD26ではズー
ミングレンズ群のTele端検出フラグTLがTL=1か否かを
判断し、それぞれYESであればこのパワーズーム駆動チ
ェック処理の行われているステップの次のステップに移
行する。また、S−PD24及びS−PD24及びS−PD26の判
断でNOであれば夫々S−PD25及びS−PD27に移行する。
そして、S−PD25では第38図のPZWIDEGO処理をさせて
ズーミングレンズ群をWide方向に駆動させ、S−PD27で
は第37図のPZTELEGO処理をさせてズーミングレンズ群を
Tele方向に駆動させて、S−PD28に移行する。
このS−PD28ではオートフォーカス中フラグAFがAF=
1(オートフォーカス中)であるか否かを判断し、オー
トフォーカス中であればYESでS−PD29に移行する。そ
して、このS−PD29では合焦・レリーズ優先切換用のス
イッチSWF S/Cが合焦優先(AFS)か否かを判断し、合焦
優先であればYESでS−PD30に移行する。また、このS
−PD30ではレリーズ許可フラグSWRENがSWREN=1(レリ
ーズ許可)であるか否かを判断し、レリーズ許可であれ
ばS−PD31に移行する。しかも、このS−PD31では、レ
ンズROM43に記憶された情報を元に撮影レンズ3がバリ
フォーカルレンズか否かを判断し、バリフォーカルレン
ズであればYESでS−PD32に移行する。一方、S−PD28
〜S−PD31の判断でNOであればこのパワーズーム駆動チ
ェック処理の行われているステップの次のステップに移
行する。
S−PD31からS−PD32に移行すると、このS−PD32で
はズーミングレンズ群の駆動開始時の焦点距離PZSTARTF
を記憶してS−PD33に移行し、S−PD33ではレリーズ許
可フラグSWRENをSWREN=0(レリーズ非許可)としてS
−PD35に移行し、このS−PD35ではAF補正フラグAFCORR
をAFCORR=1として、このパワーズーム駆動チェック処
理の行われているステップの次のステップに移行する。
また、S−PD8或いはS−PD15,S−PD16からS−PD17
に移行すると、このS−PD17ではオートフォーカス中フ
ラグAFがAF=1(オートフォーカス中)であるか否かを
判断し、オートフォーカス中であればYESでS−PD18に
移行する。そして、このS−PD18では合焦・レリーズ優
先切換用のスイッチSWF S/Cが合焦優先(AFS)か否かを
判断し、合焦優先であればYESでS−PD19に移行する。
また、S−PD19ではAF補正フラグAFCORRがAFCORR=1か
否かを判断し、YESであればS−PD20に移行する。この
S−PD20では、ズーミングレンズ群の駆動停止時の焦点
距離PZENDFを記憶して第29図のR又は第14図のS2に移行
する。一方、S−PD17〜S−PD19の判断でNOであればこ
のパワーズーム駆動チェック処理の行われているステッ
プの次のステップに移行する。
この第29図のS−R1ではズーミングレンズ群駆動開始
時の焦点距離PZSTARTに対応する補正値PSTRTをレンズRO
M43から読み取ってS−R2に移行し、S−R2ではズーミ
ングレンズ群の駆動停止時の焦点距離PZENDFに対応する
補正値PENDをレンズROM43から読み取ってS−R3に移行
する。この補正値は、撮影レンズにバリフォーカルレン
ズを用いたときにおいて、ズーミングレンズ群の駆動に
よるフォーカシングのズレ量である。すなわち、このズ
レ量(補正値)は、例えば次の第2表に示した様にな
る。
この様な補正パルス(補正値n)は、レンズ設計で変
更可能であり、また、基準値0をn1〜n11の何れにおく
かでも変わる。
そして、S−R2からS−R3に移行するとS−R3では、
ズーミングレンズ群が駆動されたときの補正値PSTRTと
この駆動後にズーミングレンズ群が停止させられた時の
補正値PENDとがどれだけずれているかを見るために、補
正値PSTRTから補正値PENDを引算した引算結果AFCRを求
めて、S−R4に移行する。このS−R4では、引算結果AF
CRが「0」か否かを判断して、0であれば合焦している
のでYESでS−R15に移行し、0でなければ合焦していな
いのでS−R5に移行する。そして、S−R15ではレリー
ズ許可フラグSWRENをSWREN=1としてS−R16に移行
し、S−R16では合焦表示を点灯してこのパワーズーム
駆動チェック処理の行われているステップの次のステッ
プに移行する。
また、S−R4の判断で引算結果AFCRが0でなくS−RT
に移行した場合には、S−R5では引算結果AFCRをフオー
カシングレンズ群駆動量をdpとする。この場合、駆動量
は絶対値であるので、dp=|AFCR|としてS−R6に移行す
る。このS−R6では、引算結果AFCRが正か負かを判断
し、正であればYESでS−R8に移行し、負であればNOで
S−R7に移行する。そして、S−R7では第36図にAFNEAR
GO処理をしてフオーカシングレンズ群をNear側に駆動
し、S−R8では第35図にAFFARGO処理をしてフオーカシ
ングレンズ群をFar端側に駆動して、S−R9に移行す
る。
このS−R9では、フオーカシングレンズ群を駆動量dp
だけ駆動したか否かを判断し、駆動が終了しておらずNO
であればS−R10に移行し、YESであればS−R12に移行
する。そして、このS−R10では、AFパルサー48から出
力されるパルスの間隔が100msec以上であるか否かを判
断し、10msec未満であればNOでS−R9に戻ってループす
る。そして、S−R10の判断でパルスの間隔が100msec以
上のときはS−R11に移行する。このS−R11では第23図
の端点処理をし、S−R12では第22図に示したAF駆動停
止処理をして、S−R13に移行する。
このS−R13ではフオーカシングレンズ群のNear端検
出フラグNLがNL=1か否かを判断し、NOであればS−R1
4に移行する。このS−R14ではフオーカシングレンズ群
のFar端フラグFLがFL=1か否かを判断し、NOであれば
S−R15に移行する。そして、S−R15ではレリーズ許可
フラグSWRENをSWREN=1としてS−R16に移行する。S
−R16では合焦表示を点灯してこのパワーズーム駆動チ
ェック処理の行われているステップの次のステップに移
行する。また、S−R13,S−R14の判断でYESであればこ
のパワーズーム駆動チェック処理の行われている次のス
テップに移行する。
[レンズ収納チェック(第32図)] 第32図のS−LC1ではメインSW(スイッチ)即ちロッ
クスイッチSWLOCKがONしているか否かを判断し、ONして
いればYESでこのパワーズーム駆動チェック処理の行わ
れているステップの次のステップに移行する。また、NO
であればS−LC2でタイマ割込を禁止してS−LC3に移行
する。このS−LC3では第41図のAFSTOP処理をすること
によりフオーカシングレンズ群を停止させてS−LC4に
移行し、S−LC4では第42図に示したZOOMSTOP処理をす
ることによりズーミングレンズ群を停止させてS−LC5
に移行する。このS−LC5ではAFモードスイッチ(スイ
ッチSWAF A/M)がONしているか否かを判断し、ONしてい
てAFであればYESでS−LC6に移行し、NO(マニュアル)
であればS−LC14に移行する。また、S−LC6では、レ
ンズROM43に予め記憶されている情報からフオーカシン
グレンズ群が収納可能なタイプであるか否かの判断をし
て、収納可能であればYESでS−LC7に移行し、NOであれ
ばS−LC14に移行する。
このS−LC14では、パワーズーム用のスイッチSWPZが
ONしているか否かを判断し、ONしていてYESであればS
−LC15に移行する。また、S−LC15では、レンズROM43
に予め記憶されている情報からズーミングレンズ群が収
納可能なタイプであるか否かの判断をして、収納可能で
あればYESでS−LC11に移行する。一方、S−LC14の判
断でパワーズーム用のスイッチSWPZがOFFしてNOである
場合、或いはS−LC15でズーミングレンズ群が収納可能
なタイプでなくNOである場合には、第33図のVからS−
U18に移行して、このS−U18でパワーホールドを解除し
終了する。
S−LC6からS−LC7に移行すると、S−LC7ではフオ
ーカシングレンズ群を繰り込まれる方向に駆動させてS
−LC8に移行し、S−LC8ではフオーカシングレンズ群駆
動フラグAFGOをAFGO=1としてS−LC9に移行する。こ
のS−LC9では、パワーズーム用のスイッチSWPZがONし
ているか否かを判断して、ONしていてYESであればS−L
C10に移行する。このS−LC10では、レンズROM43に予め
記憶されている情報からズーミングレンズ群が収納可能
なタイプであるか否かの判断をして、収納可能であれば
YESでS−LC11に移行する。このS−LC11ではズーミン
グレンズ群を繰り込む方向に駆動してS−LC12に移行
し、S−LC12ではズーミングレンズ群駆動中フラグPZGO
をPZGO=1としてS−LC13に移行する。
一方、S−LC9の判断でパワーズーム用のスイッチSWP
ZがOFFしてNOである場合、或いはS−LC10でズーミング
レンズ群が収納不可能なタイプでNOである場合には、S
−LC13に移行する。そして、S−LC12あるいはS−LC9,
S−LC10からS−LC13に移行すると、S−LC13ではレン
ズROM43に予め記憶させられているレンズの最大収納時
間タイマを作動させて第33図のUに移行する。
この第33図では、S−U1でフオーカシングレンズ群駆
動中フラグAFGOがAFGO=1(駆動中)か否かを判断し、
駆動中でなければNOでS−U7に移行し、駆動中であれば
YESでS−U2に移行する。このS−U2ではAFモードスイ
ッチ(スイッチSWAF A/M)がONしているか否かが判断さ
れ、ONしていてAFであればYESでS−U3に移行し、NO
(マニュアル)であればS−U4に移行する。S−U3で
は、AFパルサーから出力されるパルス間隔が100msec以
上か否かを判断し、100msec未満であればNOでS−U5に
移行し、100msec以上であればYESでS−U4に移行する。
S−U3からS−U5に移行した場合には、AFパルサーか
ら出力されるパルス数のパルスカウント値AFPをカウン
トしてS−U6に移行し、S−U6ではパルスカウント値AF
Pがフオーカシングレンズ群を最大駆動可能な最大値AFP
maxより小さいか否かを判断し、小さければYESでS−U7
に移行し、大きければNOでS−U4に移行する。そして、
S−U4では第41図のAFSTOP処理をすることによりフオー
カシングレンズ群を停止させてS−U7に移行する。これ
は、AFパルサー48から出力されるフオーカシングレンズ
群駆動中のパルスが最大値AFPmaxを越えても出力され続
けると、電池の消耗が大きいので、この場合には停止さ
せるためである。
そして、S−U7ではズーミングレンズ群駆動中フラグ
PZGOがPZGO=1(駆動中)か否かを判断し、駆動中でな
ければNOでS−U13に移行し、駆動中であればYESでS−
U8に移行する。このS−U8ではズームスイッチSWPZがON
しているか否かが判断され、ONしていればYESでS−U9
に移行し、NOであればS−U10に移行する。S−U9で
は、PZパルサー49から出力されるパルス間隔が100msec
以上か否かを判断し、100msec未満であればNOでS−U11
に移行し、100msec以上であればS−U10に移行する。
S−U9からS−U11に移行した場合には、PZパルサー
から出力されるパルス数のパルスカウント値PZPをカウ
ントしてS−U12に移行し、S−U12ではパルスカウント
値PZPがズーミングレンズ群を最大駆動可能な最大値PZP
maxより小さいか否かを判断し、小さければYESでS−U1
3に移行し、大きければNOでS−U10に移行する。そし
て、S−U10では第42図のZOOMSTOP処理をすることによ
りズーミングレンズ群を停止させてS−U13に移行す
る。これは、PZパルサー49から出力されるズーミングレ
ンズ群駆動中のパルスが最大値PZPmaxを越えても出力さ
れ続けると、電池の消耗が大きいので、この場合には停
止させるためである。
S−U13では、フオーカシングレンズ群駆動中フラグA
FGOがAFGO=1か否かを判断し、駆動中でなければNOで
S−U14に移行する。このS−U14では、ズーミングレン
ズ群駆動中フラグPZGOがPZGO=1か否かを判断し、駆動
中でなければNOでS−U18に移行する。そして、このS
−U18でパワーホールドを解除し終了する。
また、S−U13の判断でフオーカシングレンズ群が駆
動中でYESである場合、或いはS−U14の判断でズーミン
グレンズ群が駆動中でYESである場合には、S−U15に移
行する。そして、S−U15では収納時間が終了したか否
かが判断され、終了していなければNOでS−U19に移行
する。そして、S−U19ではメインスイッチ即ちロック
スイッチSWLOCKがONしているか否かが判断され、OFFし
ていればNOでS−U1に戻ってループし、ONしていればYE
Sで第30図のKに移行する。
一方、S−U15からS−U16に移行すると、S−U16で
は第41図のAFSTOP処理を行うことによりフオーカシング
レンズ群を停止させてS−U17に移行し、S−U17では第
42図のZOOMSTOP処理をすることによりズーミングレンズ
群を停止させてS−U18に移行し、そのS−U18でパワー
ホールドを解除し終了する。
以上説明した実施例ではズーム位置をズームコード板
により検出させる様にした例を示したが必ずしもこれに
限定されるものではない。例えば、第43図に示した様に
カム筒29の基部外周に周方向に延びる位置検出用の反射
板64を固着し、この反射板64に対向させて反射式のフォ
トディテクタ65を配置した構成としても良い。尚、この
フォトディテクタ65は、反射板64に向けて光を発する発
光素子と、この反射板で反射した光を受光する受光素子
を有する。しかも、反射板64としては、例えば第44図の
(A)に示した様に一端から他端に向けて濃度が変化す
る濃度変化タイプのものを使用しても良いし、第44図の
(B)に示した様なバーコード板としても良い。
また、第45図,第46図に示した様に、カム筒29の基部
に周方向に向けて固定した電極板66と、電極板66に対向
させて固定枠27側に取次行けた電極板67とからなるコン
デンサ容量可変タイプのズーム位置検出手段を設けて、
静電容量の変化からズーム位置を検出させる様にしても
良い。
さらに、第47図に示した様に、カム筒29の基部に周方
向に向けて固定した抵抗板68と、抵抗板68に弾接させた
ブラシ69とからなる可変抵抗タイプのズーム位置検出手
段を設けて、可変抵抗の抵抗変化変化からズーム位置を
検出させる様にしても良い。
また、第48図は、この発明に用いるパワーズーム機構
とパルサーとの関係を概念的に示したものである。ここ
では、このパルサーにズームコード板とPZパルサーを兼
用させるものとするが、このパルサーに加えてズームコ
ード板を設けても良く、又、ズームコード板に代えるパ
ルサーとPZパルサーとを組み合わせて用いることもでき
る。
この第48図では、カム筒29の基部にギヤ70を設け、PZ
モータM2を減速ギヤ機構71を介してギヤ70に連動させる
様にしている。この減速ギヤ機構71は、ギヤ70に噛合す
るギヤ72と、ギヤ72に噛合するピニオン73と、ピニオン
73が固定されているアイドル軸74と、アイドル軸74に固
定されたギヤ75とを有する。また、このアイドル軸74と
図示しない鏡筒側との間には、透過タイプのPZパルサー
49が介装されている。このPZパルサー49は、アイドル軸
74に固定されたスリット板76と、このスリット板76の周
縁部に配置されたフォトディテクタ77を有する。このス
リット板76の周縁部には第49図に示した様に半径方向に
延びるスリット76aが周方向に向けて等ピッチで多数形
成されている。また、フォトディテクタ77は発光素子77
a受光素子77bとがスリット板76の周縁部を挟む位置に配
置されている。尚、この様なPZモータM2や減速ギヤ機構
71の配置は図示された位置に限定されるものではなく、
他の部品等を考慮して適宜配置される。
また、PZパルサー49としては透過タイプのもの以外に
反射タイプのものを用いても良い。第50図,第51図は反
射タイプのパルサーの一例を示したものである。この例
では、アイドル軸74に反射板78を固定し、この反射板78
に半径方向に延びる反射面78aを周方向に等ピッチで設
けると共に、この反射板78にフォトディテクタ52と同様
な反射式のフォトデティクタ79を対向させたものであ
る。
さらに、第52図,第53図は反射タイプのパルサーの他
の例を示したものである。この例では、アイドル軸74に
周面が反射面である多面反射体80を固定して、この多面
反射体80の周面にフォトディテクタ52と同様な反射式の
フォトデティクタ81を対向させたものである。
(発明の効果) この発明は、以上説明したように、変倍可能な撮影レ
ンズの焦点距離f0を検出する焦点距離検出手段と、前記
変倍可能な撮影レンズにおけるフォーカシングレンズの
繰り出し量と前記焦点距離f0とから後ろ側焦点とピント
位置との距離x0を検出する距離検出手段と、前記撮影レ
ンズを透過した光束の状態から前記ピント位置と前記撮
影レンズによる被写体の結像面との距離dxを検出するデ
フォーカス量検出手段と、前記焦点距離f0と前記距離x0
とに基づいて、撮影時の像倍率m0=x0/f0を演算する像
倍率演算手段と、前記x0,dx,f0,m0とから下式f1=f02
m0/(x0+dx)に従って制御焦点距離f1を演算する演算
手段と、前記制御焦点距離を満たすよう前記変倍可能な
撮影レンズの焦点距離を変化させる焦点距離制御手段と
を備えた構成としたので、従来の様にカム機構を用いる
ことなく、像倍率を設定倍率に自動的に制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るカメラの像倍率制御装置の制
御ブロック回路図である。 第2図は、第1図に示したカメラの像倍率制御装置中の
カメラ本体側の部分をより詳細に示した回路図である。 第3図は、第1図に示したカメラの像倍率制御装置中の
撮影レンズ側の部分をより詳細に示した回路図である。 第4図は、第1図に示した撮影レンズのズーミングレン
ズ群の可動機構部の一例を示した概略説明図である。 第5図は、第4図のズームコード板の説明図である。 第6図は、撮影レンズによる被写体と像との関係を示す
概略説明図である。 第7図は、この発明に係る像倍率一定の原理を説明する
ための概略説明図である。 第8図(イ)は、ズームによるフオーカシングレンズ群
の焦点位置変化を示す三次元変化座標図である。 第8図(ロ)は、第8図(イ)の座標の意味を説明する
ための説明図である。 第9図(イ)は、ズームによるフオーカシングレンズ群
のデフォーカス量の変化を示す三次元変化座標図であ
る。 第9図(ロ)は、第9図(イ)の座標の意味を説明する
ための説明図である。 第10図は、ズーミングレンズ群のズーム位置とKバリュ
ーとの関係を示す説明図である。 第11図は、ズーミングレンズ群のズーム位置とフオーカ
シングレンズ群の焦点距離との関係を示す説明図であ
る。 第12図は、第10図に示したズーミングレンズ群のズーム
位置とKバリューとの関係を補正した補正曲線の説明図
である。 第13図は、第11図のズーミングレンズ群のズーム位置と
フオーカシングレンズ群の焦点距離との関係を補正した
補正曲線の説明図である。 第14図〜第42図は、この発明に係るカメラの像倍率行制
御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第43図は、ズーミングレンズ群のズーム位置を検出させ
るためのズーム位置検出手段の他の例を示す説明図であ
る。 第44図は、第43図に示した反射板の展開図である。 第45図は、ズーミングレンズ群のズーム位置を検出させ
るためのズーム位置検出手段の更に他の例を示す説明図
である。 第46図は、第45図の電極板の説明図である。 第47図は、ズーミングレンズ群のズーム位置を検出させ
るためのズーム位置検出手段の更に他の例を示す説明図
である。 第48図は、撮影レンズのパワーズーム機構の一例を概念
的に示した説明図である。 第49図は、第48図のスリット板の正面図である。第50図
は、第48図に示したPZパルサーの他の例を示す正面図で
ある。 第51図は、第50図の反射板の説明図である。 第52図は、第48図に示したPZパルサーの更に他の例を示
す説明図である。 第53図は、第52図に示した多面反射体の正面図である。 1……カメラ本体 3……撮影レンズ 4……カメラ制御回路 5……レンズ制御回路 14……CCD(ディフォーカス量検出手段) 48……AFパルサー(距離検出手段) 49……PZパルサー(焦点距離検出手段) M1……AFモータ(フオーカス駆動手段) M2……PZモータ(ズーム駆動手段)
フロントページの続き (72)発明者 川崎 雅博 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−113527(JP,A) 特開 昭63−131112(JP,A) 特開 平1−179113(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変倍可能な撮影レンズの焦点距離f0を検出
    する焦点距離検出手段と、 前記変倍可能な撮影レンズにおけるフォーカシングレン
    ズの繰り出し量と前記焦点距離f0とから後ろ側焦点とピ
    ント位置との距離x0を検出する距離検出手段と、 前記撮影レンズを透過した光束の状態から前記ピント位
    置と前記撮影レンズによる被写体の結像面との距離dxを
    検出するデフォーカス量検出手段と、 前記焦点距離f0と前記距離x0とに基づいて、撮影時の像
    倍率m0=x0/f0を演算する像倍率演算手段と、 前記x0,dx,f0,m0とから下式 f1=f02・m0/(x0+dx) に従って制御焦点距離f1を演算する演算手段と、 前記制御焦点距離を満たすよう前記変倍可能な撮影レン
    ズの焦点距離を変化させる焦点距離制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラの像倍率制御装置。
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