JPH01179113A - ズームカメラ - Google Patents

ズームカメラ

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JPH01179113A
JPH01179113A JP299088A JP299088A JPH01179113A JP H01179113 A JPH01179113 A JP H01179113A JP 299088 A JP299088 A JP 299088A JP 299088 A JP299088 A JP 299088A JP H01179113 A JPH01179113 A JP H01179113A
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magnification
photographing
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zoom
focal length
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JP299088A
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English (en)
Inventor
Sho Tokumaru
得丸 祥
Hisayuki Masumoto
升本 久幸
Yukio Maekawa
前川 幸男
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、撮影倍率を被写体距離と被写界深度によって
異ならせたズームカメラに関する。
〔従来の技術〕
従来から、定倍率IIWeの可能なズームレンズ系を有
するカメラが知られている。
すなわち、例えば特開昭53−113527号公報に示
される装置では、被写体距離とIII彰倍率より変倍レ
ンズ群の適正位置を演算し設定している。この適正位置
は、被写体距離が変化しても定倍率の像が得られる位置
とされている。特開昭55−64204号公報には、定
倍率が得られるようにフォーカス!ノングとズームリン
グの各回転角と目盛に工夫を施し、両リングを一体で回
転させるようにしたものが示され、また、完全に定倍率
でなく少し倍率に差が生じる方が好ましい場合にはその
ような設計も可能であることが開示されているが、その
具体的な構成については開示されていない。
なお、前&!2つの公報には、定倍率撮影の範囲につい
ての開示はない。
また、実開昭62−69224号公報には、測距信号に
基づく撮影距離が遠距離になると、ズームアツプ(大写
し)し、撮影距離が近距離になると、lIl彰距離とズ
ームとの関係がなくなるようにしたものが示されている
また、¥FI開昭60−4911号公報のものでは、合
焦機構と変倍機構とをメカニズムでもって連動させ、変
倍機構はテレ(遠)側で高倍率となり、ワイド(近)側
で低倍率となるようにしている。
すなわち、例えば焦点距離が80M〜200馴のズーム
レンズにおいて、焦点距離が801MIで撮影距離20
m1焦点距離が200amでm彰距離40mに合焦する
ように合焦機構と変倍機構とを連動させるようにしたも
のが示されている。
また、特開昭62−118328号公報のものでは、距
離情報に基づいて適切な大きさの被写体像を得るように
している。すなわち、被写体が遠距離または中距離のと
きはテレ側に焦点距離の設定の切換えを行い、被写体が
近距離のときはワイド側に焦点距離の切換えを行うよう
にしたものが示されている。
さらに、特公昭60−1602号公報には、定倍率と撮
影距離と焦点距離とを対数で扱うことによって、焦点距
離をフィードバック1IJIllするようにしたものが
示されている。
ところで、ズームの自動化を行うに際して、定倍率―彰
の他にいろいろな撮影状況を考慮する必要があり、また
、ズーミングは撮影画像の構図に関わっており、撮影距
離に応じて撮影倍率を変えるように焦点距離を制御する
必要がある。そこで、この解決策として、本出願人は撮
影画像の構図の基本を示したズームの自動化を提案して
いる(特願昭62−202561号、特願昭62−20
2562号)。
(発明が解決しようとする課題) 従来のズームカメラにあっては、ががる撮影画像の構図
に加えて、奥行き、および立体感のある撮影画像を得た
い場合があり、このような画像を得ることができるズー
ムカメラの実現が望まれていた。
本発明は、前記要請に応じるもので、ズーミングに際し
て、撮影画像の背景までピントのあった被写界深度の深
い写真、あるいは−影画像の背景を量(ばか)すことで
主要被写体を強調した写真を得ることが可能なズームカ
メラを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するもので、フォーカスレン
ズ群およびズームレンズ群と、これらのレンズ群をプロ
グラム線図に基づいて駆動Ill Il+する駆動制御
系を有したズームカメラにおいて、被写体までの距離を
検知する被写体距離検知手段と、被写体までの距離と被
写界深度とに応じて撮影倍率を予め定められた関係をも
って変化・設定する―彰倍率設定手段と、前記被写体距
離検知手段と撤彰倍率設定手段からの出力信号により撮
影倍率が特定の値になるように焦点距離を演算し前記駆
動1ilJtlIl系に出力する演算手段とを備えたも
のである。
(作用) 前記のように構成されたズームカメラは、被写体距離と
被写界深度とによりm影倍率が所定の関係で変化するこ
とになり、被写体距離が同一でありても、被写界深度を
変化させた撮影画像を得ることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例構成を示す。同図において
、LFはフォーカスレンズ群で、光軸上を移動すること
により閃から最近接拠彰距離まで合焦する。LZl、L
Z2はズームレンズ群で、光軸上を各々所定の移動をす
ることによって短焦点距離から長焦点距離まで変化する
。LMはマスタレンズ群で固定されており、フィルム面
Fに被写体を結像させる。焦点検出部2は前記レンズ群
LF−LMでなる撮影レンズの瞳位冒の光束を2分割し
て受光・積分し、アナログデータをデジタル変換し中央
処理装置(マイクロプロセッサ)1に出力する。
フォーカスモータ駆動回路3は中央処理装置1より出力
される駆動回転量信号に暴きフォーカスモータ4を駆動
制御し、フォーカスレンズ群LFを光軸方向に移動させ
る。その際、エンコーダ5はモータ4の回転をモニタし
、その回転量に応じたパルスをモータ駆動回路3に出力
する。このフォーカスモータ駆動回路3はエンコーダ5
からのパルスをカウントし、これが中央処理装置1から
出力される駆動回転iに対応したカウント値に達すると
モータ4の駆動を停止する。カウンタ6はモータ4の回
転量に応じたエンコーダ5からのパルスを撮影レンズ繰
入れ位15(oo)からカウントし、そのカウントIa
 n sを中央処理装置1に出力する。
ズームモータ駆動回路7は中央処理袋N1からの信号を
受けてズームモータ8を駆動制御し、ズーム操作部−9
を制御する。ズーム操作部9は、ズームレンズ群LZt
 、LZ2の保持部とともに構成されるカム、ギヤ等の
移動部材によりズームレンズ群LZ1.LZ2を所定の
位置に移動させる。
ざらにズーム操作部9はコード板CDに対応するブラシ
SRを有する。ブラシBRとコード板CDでエンコーダ
を構成し、このエンコーダはズーム操作部9の位置、つ
まり設定されている撮影レンズの焦点距離に応じたデジ
タルコードを発生し、そのコードを記憶部10に出力す
る。配憶部10はROMで構成され、デジタルコードに
対応したアドレスに焦点距離データ(fs)を有し、そ
のデータを中央処理袋a1に出力する。この記憶部10
は他に撮影レンズ固有のデータ、例えば、繰出し吊変換
データ(Δd/ΔL)、テレ(Te 1e)喘焦点距離
データ(fF)、ワイド(Wide)端焦点距離データ
(、fN)を有する。
設定部11は、モータ駆動による通常ズーム操作とオー
トズームプログラム線図のどちらかをユーザーが選択す
ることにより、そのモード信号を中央処理袋N1に出力
するものである。通常ズーム操作モード時には、不図示
の手動操作部のテレまたはワイド方向の操作指示によっ
て、その旨の信号が中央処理装置1を介してズームモー
タ駆動回路7に出力され、モータ8を駆動する。モード
設定部12は、前記設定部11によりオートズームプロ
グラム操作モードが選択された場合、所望のオートズー
ムプログラム線図をユーザーが選択することにより、そ
の線図信号を(入力端子15を介して)中央処理袋R1
に入力するものである。
オートズームプログラム操作モード時には前記プログラ
ム線図に応じて後述する所定の演算を中央処理装置1内
で行ない、ズームモータ駆動回路7に信号を出力し、モ
ータ8を駆動制御する。また、前記プログラム線図は複
数あり、例えば日常生活における人物のスナップ撮影に
通したモード(AzP)、風景撮影に適したモード(L
ZP) 、ポートレート撮影に適したモード(PZP)
 、動体撮影に適したモード(SZP)などがある。
次に、中央処理IA置1の詳細な構成を第2図を用いて
説明する。
同図において、13は選択手段で、各入力端子11、i
5を介して入力された操作モードおよびオートズームプ
ログラム選択モードに基づいて、複数のオートズームプ
ログラム線図が記憶されている記憶部14よりプログラ
ム線図を選択し、この選択されたプログラム線図を出力
するものである。15は撮影距離演算手段で、各入力端
子12゜13を介して入力された各データでもって算出
ざれたフォーカスモータ駆動回転屋信号を出力端子P2
より出力し、さらに入力端子i4を介して入力されたカ
ウンタ6のカウント値nでもって算出した1a彰距離デ
ータ0を出力するものである。
16は焦点距離演算手段で、前記プログラム線図および
前記撮影距離データDに基づいて、焦点距離データfo
を算出し、出力するものである。
17は判定手段で、前記焦点距離データfDと、入力端
Fi2を介して入力される眞述した焦点距離データfr
−,lNとを比較判定し、前記データjpがデータfr
−とデータfNとの範囲内であれば、前記データjpを
焦点距離制御手段18へ出力し、前記データjpがデー
タfFとデータfNとの範囲外であれば、範囲外設定手
段19へ出力するものである。前記焦点距離11J i
l1手段18は、前記データjpまたはデータfr−ま
たはデータfNと、逐次更新されながら入力端子12を
介して入力される焦点距離データfsとの差分を惇出し
ズームモータ駆動回転量信号として出力端子P1から出
力するものである。前記範囲外設定手段19は、判定手
段17から入力されたデータfpに応じてデータfFま
たはデータfxを前記焦点距離制御手段18に出力する
ものである。
次に中央処理装置1の入出力データについて第1図、第
2図を用いて説明する。まず、設定部11の操作モード
が入力端Pitにて検出される。
すなわち、オートズームブOグラム操作モード時には、
設定部11のスイッチがONL、、11−0、通常ズー
ム操作モード時には、11−1の信号が入力端子11よ
り入力される。また、モード設定部12の選択モードが
入力端子i5から選択手段13に入力され、この選択手
段13は入力端子i5から入力された信号(i 51.
  is2.  is3.  is*)に応じて、プロ
グラム線図(AZP、LZP、Pzp、szp>を記憶
部14より選択入力して、焦点距離演算手段16に出力
する。
また、記憶部10から出力される撮影レンズ固有のデー
タ、および設定焦点距離データ等のズーミングに応じて
刻々変わるデータが入力端子12より逐次入力される。
ざらに、焦点検出部2のデジタルデータが入力端子i3
より入力される。そのデータをもとに中央処理装置1で
は、デイフォーカス量(ピントズレ量)とその方向(ピ
ントズレの方向)を算出し、さらに入力端子12より入
力されたΔd/Δしとともにフォーカス駆動回転量を算
出する。このフォーカス駆動回転量信号が出力端′:f
P2から駆動回路3に出力され、この駆動回路3は前記
駆動回転f11信号に基づいて、モータ4をフォーカス
レンズ群L Fが合焦状態になるまで駆動$13111
する。また、カウンタ6のカウント値nが入力端子i4
より撮影距離演算手段15に入力される。
このII影距III演算手段15は合焦状態にあるカウ
ント値nよりII影距離データDを算出する。つまり、
レンズの繰出量χ′、撮影距離データD1焦点距離fの
関係は近似的に f2 /D師χ′ と表わされる。ここで、m彰しンズ繰入れ位置から繰出
し位置までのエンコーダ5のパルスをカウントしている
カウンタ6のカウント値nと繰出量χ′は一般に比例関
係にあり n−aχ’  (aは定数) これより 1/D−(1/f”  a)−n が成立する。
それぞれの撮影レンズにおいて決まる係数をkとすると
、l#I彰レンズ固有のデータはに/f2 aとなり、
このに/f2Bは、記憶部1oに保持され、入力端Pi
2がら撮影距離8iI算手段15に入力される。また、
畷彰距離演算手段15内で、入力端子12のデータに/
f!aと入力端子i4のカウントInで上式より撮影距
離データDを算出し、このm影距離データDを焦点距離
演算手段16に入力する。
焦点距離演算手段16では撮影距離データDと選択手段
13より出力される線図信号ZPにより決まるプログラ
ム線図fo−,f(D)をもとに、対応する焦点距離デ
ータjpを算出し、このデータfoを判定手段17に入
力する。そして、データjpとデータjF、jNとの比
較判定の結果でもってデータfp、fF、fxのいずれ
かが選択されたのち、焦点距離制御手段18に入力され
、焦点距離制御手段18は、前記データと設定されてい
る焦点距離データfsとの差分を暮出しズームモータ駆
動回転量信号として出力端子P1から出力する。
次に、オートズームブOグラム線図について説明する。
第3図はスナップ1lIi影に適したモード<AZP)
のプログラム線図に関するもので撮影倍率(β)をパラ
メータとする!IWe距離(D)と焦点路1(、f)の
関係を示すグラフである。一つの破線上にて、Dとfが
変化していくと、その撮影倍率β=f/Dは一定となる
。ここで、第1図の光学系において、β=f10が成立
することを第7図で説明する。
D −χ + 2  f  F  +  トI H′ 
 + χ ′  + χ χ−fF/βF、χ’=−f
FβFよりD=fF/βr=+2.f+=+HH’  
−fr:βF+ χ″ =fF(2+1/Bp−βF)+HH’ +χ″β<1
/10においては、2+1/βF−βF−11/βF、
HH’  <D、  χ” (DよりD−fF/βFと
なる。
f−fr−βl、β=βFβ2より D=f/βであり、ズームレンズの場合、撮影倍率が極
端に大きくないとき、つまり人物、スナップ撮影等の通
常撮影のとき、 β−f/Dの関係が成立する。
なお、第7図において、 LF:フォーカスレンズ fF二フォーhスレンズの焦点距離 HH’  :フォーカスレンズの主点間隔βF:フォー
カスレンズの倍率 Lz:ズームレンズ LM:マスタレンズ βZ:ズームレンズとマスタレンズの倍率F、F’  
:フォーカスレンズの焦点位置A:物点位置 B:)を−カスレンズによる結像位置 D:物点からフィルム面までの距1(Fti彰距離)χ
″::フオーカスレンズ点からフィルム面までの距離 f:全系の焦点距離 β:全系の倍率 である。
第3図に戻って説明すると、実線は本実施例のAZPプ
ログラム線図である。ズームレンズの焦点距離レンジを
テレ側でfFmttr、ワイド側でfN調とする。撮影
距離DNmより近側の被写体では、焦点路#1fNII
!Rと一定である線上(第3図の線A)にあって、撮影
倍率が大きく変化する。蹟彰距離DN−DF間の被写体
ではIla影距頗に応じて焦点距離が特定のm彰倍率の
関係をもって変化する。
すなわち、近側の撮影距離DNではワイド端fxにして
、1lIi影倍率βx=fN/Dへに、遠側の撮彰距1
11DFではテレ端fFにして撮影倍率βF−fF/D
Fに設定しである。βNとβFの関係はβN≠βFでβ
N>βFである。つまり近側の被写体に対しては画面上
で大きく撮影でき、遠側の被写体に対しては画面上で小
さく撮影できる。しかし、倍率は焦点距離が一定の状態
で撮影距離が変化する程に変わらず、一定倍率の近辺で
変わる。
これはたとえば人物等のスナップ撮影でみると近側で人
物の上半身が画面上に写し込め、遠側で全身が写し込め
る程度の倍率変化である。βN>βFの点を結んだ線が
第3図のAZPである。撮影距離OFより遠側の被写体
では焦点距離がfFと一定である線C上で撮影倍率が大
きく変化する。
第3図のプログラム線図fp、zp=f (D)を算出
する。線AZP8fAzp−mD+rz!:t6とmと
nは m= <fF−fN>/ (DF−DN)n−(fND
r−−fEDN”)/ (DF−DN)βn、βF、D
N、DFで表わすと、f=βDより m=(βFDF−βNDN>/ (OF−DN)n= 
(DNDF (βN−βF))/(DF−DN) 線Aはj p−f N、線Cはfp=fFで、それぞれ
fp−βNON、fp−βFDF となる。
また、m、nをβN、βF、fN、fFで表すと、 m−βNβF <fr−−fN>/ (βxfr−−β
FfN) n=fNf、F(βN−βF)/(βxfF−βFfN
) IaAはfp=、fNS線Cはjp−fr−どなる。
第4図(a)はmmm彰に適したモード(LZP)のプ
ログラム線図に関するものである。
LZP線図は前述したAZP線図と同様に、βNとβF
の関係はβN≠βFでβN>βFであり、さらに、被写
界深度の要素を加味している。つまり、LZP線図は、
前述した通常のAZP線図に比べて被写界深度が大きく
なるように、焦点距離の小さい側で、かつ泥彰距離の大
きい側に、すなわち低倍率側にII!寄した曲線に設定
されている。
また、このLZP線図の曲線は、第4図(b)に示すよ
うに、複数の区間に分割され、そして各区間が直線で近
似されるようになっている。すなわち、焦点距離が小さ
く、撮影距離が小さい側からLo 、Ll、L2 、 
・−、I−nと分割点が設定され、この分割点でもって
焦点距離および撮影距離の範囲がLo−Ll、Ll−L
2、−、Li−1−Li 。
・・・、 l、n−1−Lnと分割され、各区間はfL
zρi −mi Q+niの直線で近似されるようにな
っている。また、miとniとは mi −<f i −J i−1) / (Di −D
i−1)ni = (、fi−I Di −fi Di
−1)/ (Di−Di−1) で表され、βi−1〉Diとなるように、それぞれmi
、niが設定されている。そして、ざらにLOとLiと
を結ぶ直線、つまり第3図のAZP線図より得られる各
撮影距離における倍率に対して、この倍率に対応するL
ZP線図の倍率βiが小さくなるように、それぞれmi
 、niを設定している。
なお、撮影距離の近い側(焦点距離の短い側)において
極端に低倍率側に寄せるとともに、撮影距離の遠い側(
焦点距離の長い側)において一定倍率にして、LZPI
I図を低倍率側に偏寄させることができる。そして、こ
のLZPII図の場合には、近距離側において、長焦点
距離方向への焦点距離の変化を小さくして、より被写界
深度を大きくしであるため、さらに奥行きのあるsea
影を得ることができる。
第5図はポートレート撮影に適したモード(PZP)の
プログラム線図に関するものである。
PZP線図は、前述したLZP線図と同様に、被写界深
度の要素を加味している。ただし、このPZpH図はL
ZP線図と異なり、被写界深度は小さり(f!す効果の
大きい)なるようにしている。
また、PZP線図の曲線は、焦点距離の大きい側で、か
つ撮影距離の小さい側、すなわち高倍率側に偏寄した曲
線に設定されている。
このpzp線図fpzp=f (D)は、第4図(b)
と同様に、複数の区間に分割され、各区間はfpzpt
 −mi Diniの直線で近似されている。そして、
βi−1〉Diであり、さらに第3図のAZP線図より
得られる各−彰距離における倍率に対して、この倍率に
対応するPZP線図の倍率βiが大きくなるように、そ
れぞれmi 、 niを設定している。
なお、m彰距離の遠い側(焦点距離の長い側)において
極端に高倍率側に寄せるとともに、撮影距離の近い側(
焦点距離の短い側)において一定倍率にして、PZP線
図を高倍率側に偏寄させることができる。そして、この
PZP線図の場合には、遠距離側において、短焦点距離
方向への焦点距離の変化を小さくして、より被写界深度
を小さくしであるため、慢ず効果がより大きくなるので
ポートレート撮影に特に好適である。
第6図は動体を常に一定倍率で撮影するのに適したモー
ド(SZP)のプログラム線図に関するものである。
5zpa図は、どのl彰距離であっても倍率が一定にな
るようにfszp=f(D)−mDとしである。
したがって、以上説明により、第2図のAZP。
LZP、PZP、SZPには、それぞれfzp−fAz
p、fzp=f Lzp、  fzp=fpzp。
fzp=fszpが記憶サレ、サラニ、LZP。
PZPには、撮影距離区分[)i−1〜Diのデータに
対応するfzp=mi o−t−niが記憶されている
ことになる。
次に、オートズームプログラムを行う中央処理装置1の
動作例を第8図(a)、(b)、(c)。
に示すフローチャートで説明する。
まず、第8図(a)において説明する。
#10 焦点検出部2からのデータをもとに合焦演算を
行う。フォーカスレンズ群L Fが合焦位置に至るとモ
ータ4の回転が停止する。そのときの力・クンタロから
のカウント1Iinが入力端子i4から入力される。
#15 ズーム操作(−ドを判定する。通常ズーム操作
モードなら11−1であるので手動操作部のテレ方向ス
イッチまたはワイド方向スイッチのONに応じた手動信
号をP2からモータ駆動回路3に出力しモータ8をその
方向に駆動する(#20、#25)。11−0ならオー
トズームプログラム操作モードに入り、モード設定部1
2でもって選択されたプログラム線図(AZP、LZP
PZP、5zP)に対応する絵図信号(isl、i52
 、  i 53 、  i 54 )をi5に記憶す
る◎#30 人力IFi+から入力されるカウンタ値n
と入力端子12から入力される撮影レンズのに/f2 
aより合焦状態にある踊彰距l1IOを演算し、保持し
ておく。
#40.#50.#60  プログラム線図の設定モー
ドを判定する。すなわち、AZPモードであれば、1s
−istとなり#45のAZPルーチンニ入す、LZP
t−トテアtt[,1s−iszとなり#55のLZP
ルーチンに入り、pzpモードであれば、1s=is3
となり#65のPZPルーヂンに入り、SZPモードで
あれば、i5 =i54となり#70のSZPルーチン
に入る。
ここで、AZPルーチンについて、第8図(b)に示す
フローチャートでもって説明する。
#451  #30で演算されたDが、第3図によるプ
ログラム線図の線AZPのいくらの焦点距離に対応する
かをfp=mD+nより口出する。
#452  、fpが入力端子12から入力されている
撮影レンズのワイド端焦点距tlifxより大きいかど
うかを判定する。
#453  、fpがfxより小さいならfp’E:f
Nとし、保持しておく。
#454  fpがfxより大きいなら、テレ端焦点距
MfFと比較する。jpがfFより小さいか等しいなら
#451で1出したm□+nをjpとして保持しておく
#455  fpがfr−より大きいなら、jpをfr
−として保持しておく。
次に、LZPルーチンについて、第8図(C)に示すフ
ローチャートでもって説明する。
#551〜#556  #30でもって演算されたDが
第4図(a)によるプログラム線図のどの範囲にあるか
を判定する。すなわち、D<01であれば、Lo−11
の範囲となり、#557でLo −Llに対応する線図
fp−mOD+noでもってfpを演算する。以下同様
に、#558〜#562で、D1≦[)<[)2 、D
2≦D<D3 、D3≦D<D4 、D4≦D<D5 
、D≧D6の各場合についてfp−m1D+n1.fp
−m2D+n2.・・・などでもってそれぞれjpを演
算する。
#564.#565  演算したfpがテレ端焦点距離
データ(fF)とワイド端焦点距離データ(fN)との
範囲にあるかどうかを判定する。すなわち、fpがワイ
ド端焦点距離データを越えていれば、#566でfpを
fxに変換し、fpがテレ端焦点距離データを越えてい
れば、#567でjpをfFに変換する。
また、PZPルーチンについては、第8図(C)に示す
LZPルーチンのフローチャートと同様の処理を行う。
ただし、線図fzp−mi D+niの特性は、前述し
たポートレート撮影モードと同様である。
また、SZPルーチンについても、第8図(b)に示す
AZPルーチンと同様の処理を行う。すなわち、#30
[第8図(a)]で演篩されたDでfp−mD(m−β
;一定倍率)を求め、焦点距離データjp′4i:算出
する。そして、jpを撮影レンズのもつテレ端焦点距離
データup)およびワイド端焦点距離データ(、fN)
と比較して、この比較結果に基づいて、fpまたはfF
またはfNのいずれかを保持する。
再び、第8図(a)のフローチャートに戻って、#80
以降を説明する。
#80  #40〜#70のそれぞれのモードでもって
演算されたjpと、入力端子12から入力されている現
状態の設定焦点距111fとの差の信号を出力端子P1
よりモータ駆動回路7に出力する。
その際、<fp−fs)の信号が正ならモータ8を正転
つまりテレ方向に駆動し、負ならモータ8を反転、つま
りワイド方向に駆動する。
#85 モータ8の回転駆動により刻々変化するエンコ
ーダ(BRとCD)のデジタルコードをもとに、入力端
子12から入力される焦点距離fSとの差を常時判定す
る。差がOになっていないなら#80でPlよ゛す(j
p−fs)の信号を出力し続ける。差が0になると、設
定焦点距離fSが所定のfpになったので、モータ駆動
回路7にモータ8のストップ信号をPlから出力しモー
タ8をストップする(#90)。
#95  #10〜#90で一連の動作が終了し、次に
11=Oか1かを確認する。11−1なら通常ズーム操
作モードであるので#20に進み、11−0ならオート
ズームプログラム操作モードである#10に進み、焦点
検出・合焦動作を行う。
前述の実施例ではモータ8の駆動によりエンコーダ(B
RとCD)から発生するデジタルコードをもとに中央処
理装置t1の入力端子12に設定焦点距離fを逐次入力
したものを示したが、次のように変形した構成とするこ
とも可能である。エンコーダ(BRとCD)の出力をモ
ータ駆動回路7にモニターとして入力する。そして、中
央処理装置1の出力端子P1から出力されモータ駆動回
路7に入力される設定焦点距離fsとプログラム線図の
jpとの差に応じた駆動回転槽が、前記のモニターとし
て入力されるエンコーダ(BRとCD)に応じた回転量
になったなら、モータ駆動回路7はモータ8の回転駆動
をストップさせる。すなわち、この場合は、第8図(a
)のフローチャートの#80をゼータ駆動回路7で行う
ものである。
次に、本発明の第2実施例を第9図、第10図に示す。
第9図は本実施例による構成を、第10図は本実施例の
フローチャートを示し、本実施例は、オートズームプロ
グラム演算によりズームレンズを駆動制御した後にフォ
ーカスレンズの合焦位置に駆動制御するものである。ま
た、第9図の構成は第2図の構成にデイフォーカス演算
手段20を付加したものである。このデイフォーカス演
算手段20は入力端子i3から入力された焦点検出デー
タよりデイフォーカス吊(ΔL)を算出し、このΔLと
、入力端子12から入力される抛彰レンズの繰出し珊変
換データ(Δd/ΔL)とからフォーカス駆動回転II
(nd)を算出し、出力端子P2および@影距離演算手
段15に出力するようになっている。
また、出力端子P2からモータ駆動回路3に出力される
前記駆動回転ff1(nd)でもってモータ8は、駆動
11Jtllされ、ズームレンズ群LZt 、 L12
を合焦位置に駆動する。一方、撮影距離演算手段15は
、前記駆動回転1(nd)と、入力端子i4から入力さ
れる(デイフォーカス状態にある現在位置の)カウント
値nsを加算して、撮影レンズ繰入れ位置(oO)から
合焦位置に至るカウント値nを算出する。さらに、撮影
距離演算手段15は、入力端子12から入力されるII
彰レンズ固有のデータ(k/f” a)と前記カウント
値nとでもって、1lii影距離データDを算出し、こ
のデータDを焦点距離演算手段16に出力するようにな
っている。
なお、前述した構成以外は第2図と同様の構成である。
次に、本実施例の動作について、第10図を用いて説明
する。
#100 デイフォーカス演算手段20でもって、デイ
フォーカス憬(ΔL)を算出する。
#110 デイフォーカス演算手段20でらって、デイ
フォーカス場(ΔL)と繰出し吊変換デ−タ(Δd/Δ
し)とからフォーカス駆動回転滑(nd)を葬出し、こ
の回転5i(nd>を保持する。
#120 回転量(nd)と現在位置のカウント値ns
を加算して、繰入れ位置(oo)から合焦位置に芋るカ
ウントinを算出する。
#130 データ(k/f2 a)t”もッテ、撮影距
離データDを算出する。
#140  撮影距離データDでちって、それぞれのプ
ログラム線図に合う焦点距11[、fpを算出する。
#150 設定されている焦点距I!ll1fsが、算
出された焦点距離fpになるまでズームモータ駆動回路
7でもってズームモータ8を駆動し、焦点距mfpにな
れば、ズームモータ8を停止させる。
#160  #110で算出した回転ff1(nd)を
出力端fP2からフォーカスモータ駆動回路3出力して
フォーカスモータ4を駆動し、エンコーダ5のパルス数
をカウントし、これがOになるとモータ4の駆動を停止
する。
かくして、プログラム線図の設定モードを選択可能にす
ることにより、撮影距離が同一・であっても、被写界深
度を任意に選択することができ、撮影に適した被写界深
度を設定することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、ズーム系を有するカメラ
にあって、被写体距離と被写界深度とに応じて搬影倍亭
を予め定められた関係をもって変化・設定せしめる顕彰
倍率設定手段を用い、この設定手段と、検知した被写体
距離とから特定の■影倍率になるように焦点距離を演算
しレンズを駆動するようにしたものであるので、被写体
距離と被写界深度とに応じ、背蹟までピントの合った深
度の深い写真、または、背頚を景すことで主被写体を強
調した写真撮影をするズーミングが可能となり、手軽に
、奥行き、立体感のある写R戯影が行なえ、スナップ撮
影や人物撮影に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるズームカメラの構成
図、第2図は本実施例の中央処理装置の構成図、第3図
は本実施例でのスナップ撮影に適したモード(AZP)
のプログラム絵図、第4図(a)はF[1liff影に
適したモード(LZP)のプログラム線図、第4図(b
)は第4図(a)のLZPプログラム線図を直線近似し
た図、第5図mはポートレート撮影に適したモード(P
ZP)のプログラム線図、第6図は動体を常に一定倍率
でf[illするのに適したモード(SZP)のプログ
ラム線図、第7図は自動ズームプログラムの原理を説明
するための光学系部分の図、第8図(a>、(b)、(
c)はオートズームプログラムを実行するためのフロー
チャート、第9図は第2実施例による第2図相当図、第
10図は第2実施例の動作を示すフローチャー1−であ
る。 L「・・・フォーカスレンズ群、LZt 、LZ2・・
・ズームレンズ群、1・・・中央処理装置、2・・・焦
点検出部、3・・・フォーカスモーフ駆動回路、4・・
・フォーカスモータ、5・・・エンコーダ、6・・・カ
ウンタ、7・・・ズームモータ駆動回路、8・・・ズー
ムモータ、9・・・ズーム操作部、SR,CD・・・エ
ン」−ダ、10・・・記憶部、12・・・モード設定部
、13・・・選択手段、14・・・記憶部、15・・・
撮影距離演算手段、16・・・焦点距離演算手段、17
・・・判定手段、18・・・焦点距離制御手段、19・
・・範囲外゛設定手段。 特許出願人    ミノルタカメラ株式会社代 理 人
    弁理士   小書 悦司同      弁理士
   長1) 正向      弁理士   板書 康
夫第  2  図 も 66一 第  8  図(b) 第  10  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フォーカスレンズ群およびズームレンズ群と、これ
    らのレンズ群をプログラム線図に基づいて駆動制御する
    駆動制御系を有したズームカメラにおいて、被写体まで
    の距離を検知する被写体距離検知手段と、被写体までの
    距離と被写界深度とに応じて撮影倍率を予め定められた
    関係をもって変化・設定する撮影倍率設定手段と、前記
    被写体距離検知手段と撮影倍率設定手段からの出力信号
    により撮影倍率が特定の値になるように焦点距離を演算
    し前記駆動制御系に出力する演算手段とを備えたことを
    特徴とするズームカメラ。 2、近側の撮影倍率をβ_N、遠側の撮影倍率をβ_F
    としたとき、β_N>β_Fで、かつ、β_Nからβ_
    Fへ路線形に移行するプログラム線図より被写界深度が
    大きくなるように撮影倍率の特定値を設定したことを特
    徴とする請求項1記載のズームカメラ。 3、ある撮影距離における撮影倍率が前記プログラム線
    図上の倍率よりも小さくなるように前記特定値を設定し
    たことを特徴とする請求項2記載のズームカメラ。 4、近側の撮影倍率をβ_N、遠側の撮影倍率をβ_F
    としたとき、β_N>β_Fで、かつ、β_Nからβ_
    Fへ路線形に移行するプログラム線図より被写界深度が
    小さくなるように撮影倍率の特定値を設定したことを特
    徴とする請求項1記載のズームカメラ。 5、ある撮影距離における撮影倍率が前記プログラム線
    図上の倍率よりも大きくなるように前記特定値を設定し
    たことを特徴とする請求項4記載のズームカメラ。
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