JP2548900B2 - 押圧盤 - Google Patents

押圧盤

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JP2548900B2
JP2548900B2 JP6033313A JP3331394A JP2548900B2 JP 2548900 B2 JP2548900 B2 JP 2548900B2 JP 6033313 A JP6033313 A JP 6033313A JP 3331394 A JP3331394 A JP 3331394A JP 2548900 B2 JP2548900 B2 JP 2548900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円環状の本体が軸に嵌
合して本体の前面に突出した複数の押圧ピストンで均等
に被押圧物を軸芯方向に押圧する押圧盤に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の押圧盤は、特公昭61−139
29号公報に開示されているように、軸に嵌合する円環
状の本体の前面に複数のピストン孔を軸芯方向に設け、
各ピストン孔に押圧ピストンを嵌合して、各押圧ピスト
ンの前端を本体の前面に突出している。
【0003】本体内には、各ピストン孔の底部に先端が
連通する加圧室を設け、加圧室に加圧ピストンを嵌合
し、各ピストン孔の底部と加圧室の先端部に油を充填し
ている。本体の外周面には、加圧室の基端に接続する螺
孔を設け、螺孔に螺軸を螺合して、螺軸の先端を加圧室
の加圧ピストンに当接している。
【0004】螺軸を前進させると、加圧ピストンが加圧
室の先端側に押し込まれて油が加圧され、各押圧ピスト
ンが加圧ピストンの押し込み力より大きい均等な力で本
体の前側に押し出される。
【0005】この押圧盤は、各種の機械や装置に使用さ
れる。例えば、帯状板を複数の帯状板に切断するスリッ
ター、帯状板の両側の耳部を切断するトリマー、帯状板
を所望の横断面形状に成形するロール成形機や、帯状板
を巻き取る巻取機において、回転軸に嵌合した刃物、成
形ロールや巻取芯を軸芯方向に締め付けて所望の位置に
配置するのに使用される。
【0006】スリッターやトリマーは、2本の回転軸を
両端を軸受して上下に並列し、各回転軸の両端にそれぞ
れ大径の抜止部と小径の螺歯部を設けている。各回転軸
の抜止部と螺歯部の間には、間隔保持材、透き間調整材
と刃物及び押圧盤を所定の順序に嵌合し、各回転軸の螺
歯部にナットを螺合する。
【0007】各回転軸の押圧盤は、螺軸を前進させて、
押圧ピストンを均等な力で押し出し、各回転軸の抜止部
と螺歯部のナットの間の間隔保持材、透き間調整材と刃
物及び押圧盤を締め付ける。各回転軸の各刃物は、それ
ぞれ、間隔保持材で所望の位置に配置される。上側の回
転軸の各刃物の下端と、下側の回転軸の各刃物の上端
は、それぞれ、透き間調整材で所望の透き間が設けられ
て隣接する。
【0008】両回転軸を反対方向に回転して、上側の回
転軸の刃物と下側の回転軸の刃物の間に帯状の鋼板を挿
通すると、その鋼板が複数の帯状の鋼板に切断される。
【0009】刃物、間隔保持材または透き間調整材を交
換する場合、上下の回転軸の間隔を広げ、各回転軸にお
いて、螺歯部側の軸受を抜き取り、ナットを緩めて取り
外し、間隔保持材、透き間調整材と刃物及び押圧盤を抜
き取り、新しい刃物または間隔保持材等を嵌合し、ナッ
トを螺合し、軸受を嵌合し、上下の回転軸の間隔を狭め
る。
【0010】分割型の透き間調整材を交換する場合、上
下の回転軸の間隔を広げ、ナットを緩め、透き間調整材
の両側に透き間を設け、透き間調整材を回転軸から抜き
取り、厚さの異なる透き間調整材を嵌め込み、ナットを
締め付ける。
【0011】ロール成形機において成形ロールまたは間
隔保持材を交換する場合や、巻取機において巻取芯また
は間隔保持材を交換する場合も、スリッターやトリマー
におけるのとほぼ同様である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な押圧盤は、円環状であり、軸にその軸芯方向から着脱
することができるが、軸にその径方向から着脱すること
ができないので、不便である。
【0013】例えば、上記のようなスリッター、トリマ
ー、ロール成形機や巻取機においては、刃物、間隔保持
材、透き間調整材、成形ロールや巻取芯の交換や分割型
透き間調整材の交換に、ナットの操作が必要である。そ
のナットは、間隔保持材または押圧盤に当接していて、
それとの間に摩擦力が作用するので、ナットの回転には
非常に大きな力を要する。そこで、ナットにスパナを係
合し、スパナの腕をハンマーで叩く。即ち、多くの手間
が掛かる。また、回転軸は、ナットを螺合する螺歯部を
設けるので、製作に多くの手間が掛かる。
【0014】そこで、上記のような押圧盤は、軸にその
径方向から着脱可能にするため、円環状本体を数個の円
弧状の分割本体に分割可能にすることが考えられる。し
かし、本体を分割可能にすると、各分割本体の油圧回路
がそれぞれ独立してしまうので、各分割本体の押圧ピス
トンの押圧力を均等にするのが困難である。
【0015】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、円環状の本体
が軸に嵌合して本体の前面に突出した複数の押圧ピスト
ンで均等に被押圧物を軸芯方向に押圧する押圧盤におい
て、軸に嵌合する円環状の本体を、軸にその径方向から
着脱する複数の分割本体をそれらの結合面を重合して分
割可能に結合して形成し、各分割本体において、前面に
少なくとも1本のピストン孔を設け、ピストン孔に押圧
ピストンを嵌合して、押圧ピストンの前端を分割本体の
前面に突出し、少なくとも1個の分割本体において、ピ
ストン孔の底部に先端が連通する加圧室を設け、加圧室
に加圧ピストンを嵌合し、ピストン孔の底部と加圧室の
先端部に油を充填し、分割本体外周面に、加圧室の基端
に接続する螺孔を設け、螺孔に螺軸を螺合して、螺軸の
先端を加圧室の加圧ピストンに当接し、螺軸を前進させ
ると、加圧ピストンが加圧室の先端側に押し込まれて油
が加圧され、押圧ピストンが分割本体の前側に押し出さ
れる構成にし、各分割本体において、片側または両側の
結合面に、ピストン孔の底部に底部が連通する調圧孔を
設け、調圧孔に調圧ピストンを嵌合し、調圧孔の底部に
油を充填し、いずれかの分割本体において油が加圧され
ると、その分割本体の調圧ピストンが隣の分割本体の調
圧ピストンを押して隣の分割本体において油が等圧に加
圧される構成にしたことを特徴とする押圧盤である。
【0017】
【作用】本発明の押圧盤は、軸に嵌合する円環状の本体
を複数の分割本体に分割して、再び円環状に結合するこ
とができるので、軸にその径方向から着脱することがで
きる。
【0018】従って、スリッター、トリマー、ロール成
形機や巻取機等において、軸に螺歯部に代えて周溝を設
け、この周溝に本発明の押圧盤を着脱すると、刃物、間
隔保持材、透き間調整材、成形ロールや巻取芯等の交換
や分割型透き間調整材の交換に、ナットの操作が不要に
なる。また、回転軸に、ナットを螺合する螺歯部が不要
になる。
【0019】また、本発明の押圧盤は、いずれかの分割
本体において油が加圧されると、他の分割本体において
も油が等圧に加圧されるので、各分割本体の押圧ピスト
ンの押圧力が均等になる。
【0020】
【発明の効果】本発明の押圧盤は、軸にその径方向から
着脱することができるので、便利である。また、円環状
の本体が複数の分割本体に分割可能であっても、押圧ピ
ストンの押圧力が均等になる。
【0021】
【実施例】本例の押圧盤1は、2分割型であり、2個の
部分に等分割される。円環状の本体は、図1と図4に示
すように、左右の2個の半円弧状の分割本体2,3をそ
れらの端面を重合して分割可能に結合して形成してい
る。
【0022】分割結合機構は、一方の分割本体2におい
て、図2と図4に示すように、上側の端面と外周面の間
にボルト孔4を端面に直角に貫通し、下側の端面に螺孔
5を端面に直角に設けている。他方の分割本体3におい
て、図4に示すように、下側の端面と外周面の間にボル
ト孔4を端面に直角に貫通し、上側の端面に螺孔5を端
面に直角に設けている。また、2本の六角穴付きボルト
6を設けている。
【0023】左右の両分割本体2,3は、図1に示すよ
うに、それらの上側の両端面即ち1対の結合面と下側の
両端面即ち1対の結合面をそれぞれ重合して円環状に配
置し、上側のボルト孔4から上側の螺孔5に六角穴付き
ボルト6を挿入して螺合し、また、下側のボルト孔4か
ら下側の螺孔5に六角穴付きボルト6を挿入して螺合
し、両ボルト6を緊締して、両分割本体2,3を円環状
に同芯に結合する。結合した両分割本体2,3は、図4
に示すように、上下の両ボルト6を緩めて取り外すと、
左右に分割されて分離する。
【0024】押圧ピストン機構は、図1と図2に示すよ
うに、両分割本体2,3の前面に、それぞれ、複数の同
径のピストン孔7を半円弧状に配列して軸芯方向に設
け、2段径の各ピストン孔7にそれぞれ2段径の押圧ピ
ストン8を嵌合して、各押圧ピストン8の小径部の前端
をそれぞれ各ピストン孔7の小径部の前端開口から突出
して分割本体2,3の前面に突出している。
【0025】加圧機構は、図3に示すように、両分割本
体2,3内にそれぞれ円形断面の加圧室9を設け、加圧
室9の先端を油通路10,11で各ピストン孔7の底部
に連通し、加圧室9に加圧ピストン12を嵌合し、各ピ
ストン孔7の底部、油通路10,11及び加圧室9の先
端部に油を充填している。全押圧ピストン8の基端の総
受圧面積は、加圧ピストン12の先端の受圧面積に比較
して非常に大きい。
【0026】両分割本体2,3の外周面には、図3に示
すように、それぞれ、加圧室9の基端に接続する螺孔1
3を加圧室9と同芯状に設け、螺孔13に螺軸14を螺
合して、螺軸14の先端を加圧室9の加圧ピストン12
に当接している。螺孔13の開口部には、螺軸14の六
角穴付き基端面が当接する抜止片15を固定している。
【0027】両分割本体2,3において、それぞれ、螺
軸14の六角穴にトルクレンチのような回転工具を係合
し、回転工具の回転によって螺軸14を回転して前進さ
せると、加圧ピストン12が加圧室10の先端側に押し
込まれて油が加圧され、各押圧ピストン8が均等な力で
押し出されて被押圧物を軸芯方向に押圧する。なお、全
押圧ピストン8が被押圧物を押圧する力は、加圧ピスト
ン12を押し込む力に比較して非常に大きい。
【0028】調圧機構は、図2と図3に示すように、一
方の分割本体2の下側の端面と他方の分割本体3の上側
の端面にそれぞれ第1調圧孔16を端面に直角に設け、
第1調圧孔16の底部を油通路17で加圧室10の先端
に連通して各ピストン孔7の底部に連通し、2段径の第
1調圧孔16に2段径の第1調圧ピストン18を嵌合し
て、第1調圧ピストン18の小径部の先端を第1調圧孔
16の小径部の先端開口に配置して分割本体2,3の端
面と同一面に配置している。第1調圧孔16の底部と油
通路17には、油を充填している。
【0029】一方の分割本体2の上側の端面と他方の分
割本体3の下側の端面には、図2と図3に示すように、
それぞれ、第2調圧孔19を端面に直角に設け、第2調
圧孔19の底部を油通路20,11で各ピストン孔7の
底部に連通し、第2調圧孔19の開口側2段径部に2段
径の第2調圧ピストン21を嵌合し、螺旋ばね22を、
第2調圧ピストン21の基端に突出した軸に挿入して第
2調圧ピストン21の基端と第2調圧孔19の底部の間
に嵌め込み、第2調圧ピストン21の段部を第2調圧孔
19の開口側2段径部の段部に当接して、第2調圧ピス
トン21の小径部の先端を第2調圧孔19の小径部の先
端開口に配置して分割本体2,3の端面と同一面に配置
している。第2調圧孔19の底部と油通路20には、油
を充填している。第2調圧ピストン21の基端の受圧面
積は、第1調圧ピストン18の基端の受圧面積と同一で
ある。
【0030】両分割本体2,3をそれらの2対の結合面
をそれぞれ重合して円環状に結合すると、図3に示すよ
うに、一方の分割本体2の第1調圧ピストン18の先端
と他方の分割本体3の第2調圧ピストン21の先端が当
接すると共に、一方の分割本体2の第2調圧ピストン2
1の先端と他方の分割本体3の第1調圧ピストン18の
先端が当接する。
【0031】両分割本体2,3を円環状に結合し、いず
れか一方の分割本体2において、螺軸14を前進させる
と、その分割本体2において、加圧ピストン12が加圧
室10の先端側に押し込まれて油が加圧され、各押圧ピ
ストン8が均等な力で押し出されて被押圧物を軸芯方向
に押圧する一方、第1調圧ピストン18が押し出され
る。また、いずれか一方の分割本体2において、1本ま
たは数本の押圧ピストン8が被押圧物に押し返される
と、その押圧ピストン8が押し込まれて油が加圧され、
各押圧ピストン8が再び均等な力で押し出されて被押圧
物を押圧する一方、第1調圧ピストン18が押し出され
る。
【0032】一方の分割本体2において、その第1調圧
ピストン18が押し出されると、他方の分割本体3にお
いて、第2調圧ピストン21が押し込まれて油が加圧さ
れ、各押圧ピストン8が均等な力で押し出されて被押圧
物を軸芯方向に押圧する。
【0033】第1調圧ピストン18と第2調圧ピストン
21は、受圧面積が同一であるので、両分割本体2,3
の油は圧力が同一になり、両分割本体2,3の押圧ピス
トン8は押圧力が同一になる。なお、油圧力は、非常に
高いので、螺旋ばね22の弾性力は無視できる。
【0034】本例の押圧盤1は、軸に嵌合する円環状の
本体を2個の半円弧状の分割本体2,3に分割して、再
び元の円環状に結合することができるので、軸にその径
方向から着脱することができる。
【0035】本例の押圧盤1を使用するスリッターにお
いては、図5に示すように、軸受31に両端を挿入した
上下の回転軸32は、それぞれ、ナットを螺合する螺歯
部に代えて周溝33を設け、周溝33に押圧盤1を嵌合
して取り付け、抜止部34と押圧盤1の間に複数の円環
状または円筒状の間隔保持材35、複数の円輪薄板状の
透き間調整材36と複数の円輪板状の刃物37を所定の
順序に嵌合する。
【0036】各回転軸32において、それぞれ、押圧盤
1はいずれか一方の螺軸14を前進させ、全押圧ピスト
ン8を均等な力で押し出し、間隔保持材35、透き間調
整材36と刃物37を締め付けて、各刃物37を所望の
位置に配置する。上側の回転軸32の各刃物37の下端
と、下側の回転軸32の各刃物37の上端は、それぞ
れ、所望の透き間を設けて隣接する。
【0037】両回転軸32を反対方向に回転して、上側
の回転軸の刃物37と下側の回転軸の刃物37の間に帯
状の鋼板を挿通すると、その鋼板が複数の帯状の鋼板に
切断される。
【0038】刃物37、間隔保持材35または透き間調
整材36を交換する場合、上下の回転軸32の間隔を広
げ、各回転軸32において、押圧盤1の螺軸14を後退
させ、押圧盤1を分割して取り外し、周溝33側の軸受
31を抜き取り、間隔保持材35、透き間調整材36と
刃物37を抜き取り、新しい刃物、間隔保持材または透
き間調整材を嵌合し、押圧盤1を取り付け、軸受31を
嵌合し、上下の回転軸32の間隔を狭める。ナットの操
作が不要である。
【0039】本例の押圧盤1は、図6に示すように、上
下の回転軸32に、ナット38を螺合する螺歯部39を
設けた従来のスリッターにも従来と同様に使用される。
【0040】このスリッターにおいて、薄い円輪板の輪
を分割した形状の分割型透き間調整材36を交換する場
合、上下の回転軸32の間隔を広げ、従来とは異なり、
ナット38を緩めず、押圧盤1の螺軸14を後退させ、
押圧盤1を分割して回転軸32から取り外し、分割型透
き間調整材36の両側に透き間を設け、分割型透き間調
整材36を回転軸32から抜き取り、厚さの異なる分割
型透き間調整材を嵌め込み、押圧盤1を取り付け、押圧
盤1の螺軸14を前進させる。ナット38の操作が不要
である。
【0041】本例の押圧盤1を使用するロール成形機に
おいては、図7に示すように、軸受41に両端を挿入し
た上下の回転軸42は、それぞれ、ナットを螺合する螺
歯部に代えて周溝43を設け、周溝43に押圧盤1を取
り付け、抜止部44と押圧盤1の間に複数の円筒状の間
隔保持材45と円筒状の成形ロール46を所定の順序に
嵌合する。各回転軸42において、それぞれ、押圧盤1
はいずれか一方の螺軸14を前進させ、全押圧ピストン
8を均等な力で押し出し、間隔保持材45と成形ロール
46を締め付けて、成形ロール46を所望の位置に配置
する。
【0042】両回転軸42を反対方向に回転して、上側
の回転軸の成形ロール46と下側の回転軸の成形ロール
46の間に帯状の鋼板を挿通すると、その鋼板が所望の
横断面形状に成形される。
【0043】成形ロール46または間隔保持材45を交
換する場合、上下の回転軸42の間隔を広げ、各回転軸
42において、押圧盤1の螺軸14を後退させ、押圧盤
1を取り外し、周溝43側の軸受41を抜き取り、間隔
保持材45と成形ロール46を抜き取り、新しい成形ロ
ールまたは間隔保持材を嵌合し、押圧盤1を取り付け、
軸受41を嵌合し、上下の回転軸42の間隔を狭める。
ナットの操作が不要である。
【0044】本例の押圧盤1を使用する帯状板巻取機に
おいては、軸受に両端を挿入した回転軸は、ナットを螺
合する螺歯部に代えて周溝を設け、周溝に押圧盤1を取
り付け、抜止部と押圧盤1の間に複数の円筒状の間隔保
持材と円筒状の巻取芯を所定の順序に嵌合する。押圧盤
1はいずれか一方の螺軸14を前進させ、全押圧ピスト
ン8を均等な力で押し出し、間隔保持材と巻取芯を締め
付けて、巻取芯を所望の位置に配置する。
【0045】巻取芯または間隔保持材を交換する場合、
押圧盤1の螺軸14を後退させ、押圧盤1を取り外し、
軸受を抜き取り、間隔保持材と巻取芯を抜き取り、新し
い巻取芯または間隔保持材を嵌合し、押圧盤1を取り付
け、軸受を嵌合する。ナットの操作が不要である。
【0046】本例の押圧盤1は、上記以外の各種の機械
や装置に使用される。
【0047】<変形例> 1)実施例においては、円環状本体は、2分割型である
が、3分割型または4以上の分割型にする。
【0048】2)実施例においては、押圧ピストン機構
7,8は、すべての分割本体2,3について複数個にし
ているが、少なくとも1個にする。
【0049】3)実施例においては、加圧機構9〜15
は、すべての分割本体2,3に設けているが、少なくと
も1個の分割本体に設ける。
【0050】4)実施例においては、調圧機構16〜2
2は、すべての対の結合面に設けているが、1対の結合
面には設けず、その他のすべての対の結合面に設ける。
【0051】5)実施例においては、分割本体2,3
は、分割後に完全に分離し、連結していないが、隣り合
う両分割本体の端部の外周面に蝶番を取り付け、両分割
本体が分割後に回転可能に連結している構成にする。こ
の構成の方が分割後の取り扱いが容易になる場合があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の押圧盤の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】同例の押圧盤を分割した分離状態の正面図であ
る。
【図5】同例の押圧盤を使用したスリッターの一部縦断
正面図である。
【図6】同例の押圧盤を使用した従来のスリッターの一
部縦断正面図である。
【図7】同例の押圧盤を使用したロール成形機の一部縦
断正面図である。
【符号の説明】
1 押圧盤 2,3 分割本体 7 ピストン孔 8 押圧ピストン 9 加圧室 12 加圧ピストン 13 螺孔 14 螺軸 16 第1調圧孔 18 第1調圧ピストン 19 第2調圧孔 21 第2調圧ピストン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状の本体が軸に嵌合して本体の前面
    に突出した複数の押圧ピストンで均等に被押圧物を軸芯
    方向に押圧する押圧盤において、 軸に嵌合する円環状の本体を、軸にその径方向から着脱
    する複数の分割本体をそれらの結合面を重合して分割可
    能に結合して形成し、 各分割本体において、前面に少なくとも1本のピストン
    孔を設け、ピストン孔に押圧ピストンを嵌合して、押圧
    ピストンの前端を分割本体の前面に突出し、 少なくとも1個の分割本体において、ピストン孔の底部
    に先端が連通する加圧室を設け、加圧室に加圧ピストン
    を嵌合し、ピストン孔の底部と加圧室の先端部に油を充
    填し、分割本体外周面に、加圧室の基端に接続する螺孔
    を設け、螺孔に螺軸を螺合して、螺軸の先端を加圧室の
    加圧ピストンに当接し、螺軸を前進させると、加圧ピス
    トンが加圧室の先端側に押し込まれて油が加圧され、押
    圧ピストンが分割本体の前側に押し出される構成にし、 各分割本体において、片側または両側の結合面に、ピス
    トン孔の底部に底部が連通する調圧孔を設け、調圧孔に
    調圧ピストンを嵌合し、調圧孔の底部に油を充填し、い
    ずれかの分割本体において油が加圧されると、その分割
    本体の調圧ピストンが隣の分割本体の調圧ピストンを押
    して隣の分割本体において油が等圧に加圧される構成に
    したことを特徴とする押圧盤。
  2. 【請求項2】 円環状の本体が軸に嵌合して本体の前面
    に突出した複数の押圧ピストンで均等に被押圧物を軸芯
    方向に押圧する押圧盤において、 軸に嵌合する円環状の本体を2個の半円弧状の分割本体
    をそれらの端面を重合して分割可能に結合して形成し、 両分割本体において、それぞれ、前面に複数本のピスト
    ン孔を軸芯方向に設け、ピストン孔に押圧ピストンを嵌
    合して、押圧ピストンの前端を分割本体の前面に突出
    し、 両分割本体において、それぞれ、ピストン孔の底部に先
    端が連通する加圧室を設け、加圧室に加圧ピストンを嵌
    合し、ピストン孔の底部と加圧室の先端部に油を充填
    し、分割本体外周面に、加圧室の基端に接続する螺孔を
    設け、螺孔に螺軸を螺合して、螺軸の先端を加圧室の加
    圧ピストンに当接し、螺軸を前進させると、加圧ピスト
    ンが加圧室の先端側に押し込まれて油が加圧され、押圧
    ピストンが分割本体の前側に押し出される構成にし、 両分割本体において、それぞれ、両側の端面に、ピスト
    ン孔の底部に底部が連通する調圧孔を設け、調圧孔に調
    圧ピストンを嵌合し、調圧孔の底部に油を充填し、一方
    の分割本体において油が加圧されると、一方の分割本体
    の調圧ピストンが他方の分割本体の調圧ピストンを押し
    て他方の分割本体において油が等圧に加圧される構成に
    したことを特徴とする押圧盤。
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