JP3694854B2 - 押出機のスクリュ軸継手装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は押出機のスクリュ軸継手装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の従来装置を図3により説明すると、スクリュ軸1と歯車箱の出力軸2は軸継手3により連結されており、スクリュ軸1が軸継手3から抜けて軸方向に移動しないように外周面から止めねじ4で止めていた。
また図4のようにスクリュ軸5に段付き部6を設け、この段付き部6に二つ割のカラー7を当接させ、ナット8を締付けることによりカラー7を段付き部6に押付け、スクリュ軸5の軸方向の移動を防止していた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、前者はスクリュ軸に止めねじの押付け力による圧力痕が付き、品質上問題となるばかりでなく、止めねじだけではスクリュ軸を軸継手内に固定しておく力が弱く、スクリュ構成、使用原料によってはスクリュ軸が抜ける可能性もあった。
【0004】
また後者は割りカラーの厚さが薄いと変形するという欠点およびスクリュ軸の着脱の際には作業が面倒であった。即ち、スクリュ軸を取外すときは、先ずナットを緩め、割カラーを外した後、再度ナットを軸継手に軽く締付けておかないとスクリュ軸を軸継手から取外した後、スクリュ軸からナットが脱落するとか、ナットが脱落しない場合でも他の部品と干渉し、ナットを破損する等する恐れがあり、特に2軸押出機のように軸間の狭い場合に容易にスクリュ軸の着脱ができなかった。
【0005】
本発明の目的は前述のようなスクリュ軸の軸継手からの着脱作業に時間が掛かり面倒であるという欠点を取除き、スクリュ軸の軸継手からの着脱作業が容易にしかも短時間で可能な押出機のスクリュ軸継手装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため本発明は駆動源からの動力を伝える歯車箱等の出力軸とスクリュ軸を接続する押出機のスクリュ軸継手装置において、先端部に第1の動力伝達手段を設けた出力軸と、出力軸側の端部に第2の動力伝達手段を設けるとともに、同第2の動力伝達手段の反出力軸側に第2の動力伝達手段を設けた軸より細径のテーパ状の段付き部を設けたスクリュ軸と、両端部に夫々出力軸およびスクリュ軸を嵌着するとともに、スクリュ軸側端部に雄ねじを有し、スクリュ軸のテーパ状段付き部に対向する位置に軸方向に長径のある円周方向にすくなくとも2個の長穴を等配して設けた軸継手と、長穴内を移動可能で、スクリュ軸のテーパ状段付き部に当接してスクリュ軸の軸継手からの抜けを防止するストッパ手段と、内径部が前記軸継手の雄ねじに螺号し、ストッパ手段をスクリュ軸のテーパ状段付き部に押付けるナットとを有してなる押出機のスクリュ軸継手装置とした。
【0007】
このストッパ手段は両側面にスクリュの段付き部のテーパ面に当接するテーパ面を有するとともに、軸継手の円周方向の長穴の数と同一数に半径方向に等配されたストッパと、同ストッパの頂部を半径方向に拘束するリング状のゴムやバネ鋼等の弾性材料とを有してなれば好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1および図2により説明する。
スクリュ軸10は駆動軸側端部にスプライン11と、軸方向の位置を調節するスペーサ12を有し、軸継手14を介して出力軸13と連結されている。スクリュ軸10のスプライン11の前方(図中左方向)にはスプライン11を設けた軸径より細径のテーパ状の段付き部15が設けてある。
【0009】
軸継手14の出力軸側端部には雄ねじ16が設けて有り、同雄ねじ16に螺合するナット17がストッパ18をテーパ状の段付き部15に押付けるとともに、このテーパ状の段付き部15に対向する位置には軸方向に長径を有する長穴19が3個円周方向に等配置されている。
【0010】
前記ストッパ18は両側面にスクリュの段付き部15のテーパ面に当接するテーパ面を設けるとともに、半径方向に軸継手の円周方向の長穴の数と同一数(本実施形態は3固)に分割されていて、同ストッパ18の頂部を半径方向に拘束するゴム或いはバネ鋼の弾性材料製のリング20で止めている。
【0011】
ここで長穴19およびストッパ18は夫々3個設けた例を説明したが、これに限らず少なくとも2個あればよい。
またストッパ18の頂部に設けた弾性材料製のリング20は1本の場合を説明したが、これに限らず2本でも良く、1本の場合より安定してストッパ18を拘束することがでる。
また図示してないが出力軸13も軸継手14と互いに軸方向の移動がないように取付けられている。
【0012】
以上説明したような構成となっており、次にその作用動作を説明すると、スクリュ軸10を抜く際には、先ず軸継手14の雄ねじ16に螺合しているナット17をストッパ18のリング20が半径方向の拘束から解放される位置まで緩め、即ちナット17は雄ねじ16で軸継手14に一部螺合した状態でスクリュ軸10を図中左方向に引抜くと、ストッパ18の太径部によりリング20に逆らって内径が大きくなり、段付き部15の太径部に乗り上げ、リング20を長穴19に残したまま更にスクリュ軸10を引抜きを続けることができ、スクリュ軸10の引抜きを終わると、ストッパ18は長穴19内に残る。
【0013】
また逆にスクリュ軸10を軸継手14に挿入する場合は、ナット17を一部軸継手14の雄ねじ16に螺合した状態のまま継手14の出力軸側端部からスクリュ軸10を挿入すると、ストッパ18はリング20の半径方向の拘束から解放されているのでスクリュ軸10によりその内径が広げられ、更にスクリュ軸10を挿入し続けるとストッパ18は段付き部15でその内径がリング20により縮められ、ナット17を締付ければストッパ18は段付き部15に押付けられる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においてはスクリュ軸の軸継手からの着脱作業時にストッパか半径方向に広がり、スクリュ軸の軸継手への着脱が容易になり、着脱作業に時間が掛かり面倒であったという欠点が取除かれ、短時間で容易に着脱が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態例を示す押出機のスクリュ軸継手装置である。
【図2】 本発明の1実施形態例を示す押出機のスクリュ軸継手装置で、図1のA−A断面図である。
【図3】 従来の押出機のスクリュ軸継手装置の図である。
【図4】 従来の他の押出機のスクリュ軸継手装置の図である。
【符号の説明】
10 スクリュ軸
11 スプライン
12 スペーサ
13 出力軸
14 軸継手
15 テーパ段付き部
16 雄ねじ
17 ナット
18 ストッパ
19 長穴
20 リング
Claims (6)
- 駆動源からの動力を伝える歯車箱等の出力軸とスクリュ軸を接続する押出機のスクリュ軸継手装置において、
先端部に第1の動力伝達手段を設けた出力軸と、
出力軸側の端部に第2の動力伝達手段を設けるとともに、同第2の動力伝達手段の反出力軸側に第2の動力伝達手段を設けた軸より細径のテーパ状の段付き部を設けたスクリュ軸と、
両端部に夫々出力軸およびスクリュ軸を嵌着するとともに、スクリュ軸側端部に雄ねじを有し、スクリュ軸のテーパ状段付き部に対向する位置に軸方向に長径のある円周方向にすくなくとも2個の長穴を等配して設けた軸継手と、
長穴内を移動可能で、スクリュ軸のテーパ状段付き部に当接してスクリュ軸の軸継手からの抜けを防止するストッパ手段と、
内径部が前記軸継手の雄ねじに螺号し、ストッパ手段をスクリュ軸のテーパ状段付き部に押付けるナットとを有してなる押出機のスクリュ軸継手装置。 - 前記第1および第2の動力伝達手段はスプラインであることを特徴とする請求項1記載の押出機のスクリュ軸継手装置。
- 前記ストッパ手段は両側面に前記スクリュの段付き部のテーパ面に当接するテーパ面を有するとともに、半径方向に前記軸継手の円周方向の長穴の数と同一数のストッパと、同ストッパの頂部を半径方向に拘束するリング状弾性材料とを有してなる請求項1ないし請求項2の内のいずれか1記載の押出機のスクリュ軸継手装置。
- 前記リング状弾性材料は2本設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の内のいずれか1記載の押出機のスクリュ軸継手装置。
- 前記リング状弾性材料はゴムとしたことを特徴とする請求項3記載の押出機のスクリュ軸継手装置。
- 前記リング状弾性材料はバネ鋼としたことを特徴とする請求項3記載の押出機のスクリュ軸継手装置。
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