JP2548895B2 - データ通信方法 - Google Patents

データ通信方法

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JP2548895B2
JP2548895B2 JP5320267A JP32026793A JP2548895B2 JP 2548895 B2 JP2548895 B2 JP 2548895B2 JP 5320267 A JP5320267 A JP 5320267A JP 32026793 A JP32026793 A JP 32026793A JP 2548895 B2 JP2548895 B2 JP 2548895B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4022Coupling between buses using switching circuits, e.g. switching matrix, connection or expansion network

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信ネットワーク中のノ
ード間でデータを通信するためのデータ通信方法に係
る。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワーク中のノード間でデータ
を通信するには、不特定多数のノード間に介在する複数
の通信チャネルが必要である。「チャネル」とは、ノー
ド間でデータを伝送するための通信路である。各ノード
は、計算機、周辺装置又は他の送受信機の形態を取り得
る。
【0003】本明細書において、「計算機」とは、チュ
ーリング・テストを満足する装置を含み、「周辺装置」
とは、データの受信又は送信を行うことができる補助装
置を含み、また「データ」とは、通信ネットワーク中で
通信可能な情報の表示を含むものとする。チューリング
・テストの概念は周知であり、例えばアンソニー・ラル
ストン編:「計算機科学事典」(Ed. Anthony Ralston,
"Encyclopedia of Computer Science")、 ISBN 0-88405
-321-0、に詳しく説明されている。本明細書では、この
文献の内容を援用する。
【0004】一般に、デイジタル・データは、一連の2
進信号の形式で、1つのノードから他のノードへ送信さ
れる。このような信号をチャネルを介して送信するため
には、2つの基本的な方法を利用することができる。一
方の方法は、一度に1つの信号を送信する直列式であ
り、他方の方法は、一度に複数の信号を送信する並列式
である。1つのチャネルを介して行われる両方向性の同
時的データ伝送を「全二重」伝送と呼び、このために例
えば2レーンのハイウエイを利用する。「半二重」伝送
では、両方向性の伝送を行うことが可能ではあるが、か
かる伝送を同時に行うことはできない。また、「単方
向」伝送とは、1つのチャネルを介して行われる1方向
性のデータ伝送を意味する。
【0005】「同期」システムとは、チャネルを介して
送信される信号を2ノード間で同期化するため、例えば
同期用タイミング・パルスを利用するような通信システ
ムを言う。これに対し、「非同期」システムとは、送信
すべき信号の前にスタート・パルスを置き且つこれらの
信号の後にストップ・パルスを置いて、これらの信号を
チャネルを介して不定期に送信するようにした通信シス
テムを言う。
【0006】通信ネットワーク中の各ノードは、多数の
異なる構成で互いに接続することが可能である。「ポイ
ント・ツー・ポイント」(2地点間)と呼ばれる1つの
構成は、送信元ノードを1つ以上の宛先ノードへ直接的
に接続するようなものである。この構成では、送信元ノ
ードと宛先ノードとの接続毎に別個のチャネルが必要で
あり、また宛先ノード同士の接続は一切行われない。
「マルチドロップ」(分岐接続)と呼ばれる他の構成
は、1つの送信元ノードを単一のチャネルを介して少な
くとも2つの宛先ノードと接続するようなものである。
この構成では、送信元ノードから特定の宛先ノードへ通
信すべきデータに、この特定の宛先ノードの位置(アド
レス)を付加するようにしている。従って、送信元ノー
ドへ接続された全ての宛先ノードは、送信データ中にあ
るそれぞれの位置(アドレス)を認識しなければならな
い。「分散ネットワーク」と呼ばれる他の構成は、ポイ
ント・ツー・ポイント接続を拡張したものである。この
分散ネットワークでは、所定の宛先ノードを他の宛先ノ
ードと接続することが可能であり、従ってノードの間接
的な接続を与えることができる。実際には、設計上の要
件に基づいて、前述の基本構成を組み合わせることによ
り、ハイブリッド・ネットワークを形成することが多
い。
【0007】通信ネットワークの分野では、データ伝送
のコストを削減し且つ信頼性を向上させるために、多重
化技法を使用するのが普通である。一般に、「多重化」
とは、単一のチャネルに沿って複数のメッセージを同時
に伝送(又はインターリーブ)することを意味する。ま
た「多重化装置」とは、多重化を行うことができる装置
を言う。多重化には2つの基本的な型式があり、その一
方は時分割多重化であり、他方は周波数分割多重化であ
る。時分割多重化は、特定の期間中、所定のチャネルを
複数のノードへ割り当てることを要する。これに対し、
周波数分割多重化は、所定チャネル中の異なる周波数を
複数のノードの各々へそれぞれ割り当てることを要す
る。送信元ノードと複数の宛先ノードとの間にある所定
の時分割多重化チャネルに沿ったデータ通信の競合を回
避するには、或る種のトラヒック制御技法を利用するこ
とが望ましい。この範疇に属する「ポーリング」と呼ば
れる技法は、送信元ノードが各宛先ノードを選択的に問
い合わせて、選択された宛先ノードがデータを送信又は
受信可能な状態にあることを判別する、というものであ
る。データの送信又は受信に先立って、「ハンドシェー
キング」(初期接続手順)シーケンスを行うのが普通で
ある。人間同士のハンドシェーク(握手)と同様に、デ
ータ通信上のハンドシェーキングは、ノード間で予定の
信号を交換することにより、通信の開始を確立すること
を言う。
【0008】計算機システムの1つの型であるパーソナ
ル計算機システムは、計算機及びこの計算機に接続した
1つ以上の周辺装置(例えば、キーボード、デイスプレ
イ、プリンタ)を含む。本明細書における説明の便宜
上、このような計算機システムは、通信ネットワークの
1つの例であるとみなされる。通信ネットワークには、
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)及び広域ネ
ットワーク(WAN)のような計算機ネットワークも含
まれる。パーソナル計算機システム内の計算機と周辺装
置との間の通信は、非同期式直列データ伝送によって行
うのが普通である。この型の通信が望ましい理由は、並
列伝送又は同期通信と比較した場合、実現が比較的容易
で且つ安価である、という点にある。これに加えて、非
同期式直列データ通信に関する米国電子工業会(EI
A)の標準、すなわちRS−232C、RS−442、
RS−449及びRS−485や、テレタイプの20m
A電流ループの標準が確立されている、ということもあ
る。
【0009】従来技術では、複数の周辺装置を計算機に
接続するために、計算機と各周辺装置との間に直接的な
非同期式直列通信接続(すなわち、ポイント・ツー・ポ
イント接続)を設けるのが通例である。また、所定の時
間に計算機と通信すべきデータを有している特定の周辺
装置を判別するために、接続済みの全ての周辺装置をポ
ールしたり割り込みをかけたりするための機構が必要と
なる。かかる機構は、計算機の中央処理ユニット(CP
U)の制御下で走行する、計算機プログラムの形態で実
現されることが多い。かくて、計算機と周辺装置との間
の通信を管理するタスクは、計算機自体によって行われ
ることになる。多数の周辺装置が存在する環境でポーリ
ングを頻繁に行うと、適用業務の処理を含む主要タスク
から補助的なI/Oタスクへ反復的に切り替えることが
必要となるから、計算機の使用効率が低下することは避
けられない。従って、このような場合には、計算機と多
数の周辺装置との間の通信が重要な問題となる。周辺装
置は、屡々非活動又は休止状態に陥るが、これらの周辺
装置が活動状態にある場合は、迅速な通信サービスを提
供しなければならない。
【0010】Dainichi-Nippon Cables Review, No.71,
pp.49-57, Feb.1986 と称する文献には、光学式の多重
データ伝送システムが開示されている。この文献は、複
数の多重化装置(及び関連する端末)を縦続接続するこ
とにより、マルチドロップ式データ伝送を行うことを示
している。この文献の第18図には、計算機(PC−9
801)をRS−232Cケーブルを介して第1の多重
化装置(MP−1000A)へ接続するとともに、他の
1組の多重化装置(MP−1000B)をマルチドロッ
プ式に第1の多重化装置へ接続することが示されてい
る。これらの多重化装置間で予定フォーマットのデータ
を通信するため、光ファイバ・ケーブルが使用されてい
る。この文献の第19図及び第20図に示すように、端
末の識別子を含むデータは、識別済みの端末へ到達する
まで、1つの多重化装置から他の多重化装置へ転送され
る。この文献に開示されているシステムは、CPUから
多重化装置へ所定のI/O機能をオフロードしている
が、その1つの欠点は、当該システムを階層(木)構造
状通信ネットワークにおける複数の通信チャネルに沿っ
た一連の縦続ステージとして構成することができない、
という点にある。このため、このシステムは、制限され
た分散処理能力を与えるに過ぎない。
【0011】広域分散通信ネットワークの分野では、伝
送損失を減少させるために、「パケット交換」技法を利
用することが知られている。一般に、「パケット交換」
とは、フォーマット化データをネットワーク中のノード
のアドレスと組み合わせてパケットを作り、このパケッ
トをネットワーク中で通信する、というものである。従
来、パケット交換が主として利用されていたのは、メイ
ンフレーム計算機及びノードとしてのミニ計算機を有す
る長距離通信ネットワークの分野であった。このような
環境では、幾つかのノード(例えば、ミニ計算機)は、
伝送回線の管理や、パケットの交換や、パケットの組立
及びその分解といった、多岐にわたるパケット交換機能
を遂行する。パケット交換の重要な欠点は、これが高価
で複雑な計算機ハードウエア及びソフトウエアを必要と
する、という点にある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、複数の周辺装置が階層(木)構造状通信ネットワー
ク内の複数の通信チャネルに沿った一連のステージとし
て縦続接続されている環境において、計算機と前記周辺
装置との間でデータ通信を行うためのデータ通信方法を
提供することにより、前述の従来技術の欠点を解決する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本通信ネットワーク中の
周辺装置は、関連する一の通信ユニットを含んでいる。
この関連する通信ユニットは、一の通信チャネルを介し
て通信されるデータを送信又は受信する役割を持ち、本
通信ネットワーク中の他の通信ユニットと並列に動作す
ることができるようになっている。本明細書において、
子通信ユニット、すなわち「子ユニット」(child uni
t)とは、本通信ネットワークの先行ステージに位置す
る少なくとも1つの通信ユニットへ接続されているよう
な通信ユニットを言う。これに対し、親通信ユニット、
すなわち「親ユニット」(parent unit)とは、本通信
ネットワークの次のステージに位置する少なくとも1つ
の子ユニットへ接続されているような通信ユニットを言
う。次に、「親」という用語は、先の用語「親ユニッ
ト」とは対照的に、計算機をも含むものとし、また周辺
装置間の関係を特定するためにも使用されることがあ
る。また、「子」という用語は、先の用語「子ユニッ
ト」とは対照的に、周辺装置間の関係を特定するために
使用されることがある。計算機は、第1ステージの通信
ユニットの「親」として扱われ、第1ステージの通信ユ
ニットは、計算機の「子ユニット」として扱われる。各
通信ユニットは、汎用非同期送受信機(UART:Univ
ersal Asynchronous Receiver/Transmitter)のような
信号変換手段、又は並直列及び直並列信号変換手段、プ
ロセッサのようなデータ制御手段、メモリ、多重化装置
を含み、また関連する周辺装置を特別に制御する手段を
含むこともある。通信ユニット中のデータ制御手段は、
親とのデータの送受を制御するとともに、任意の子ユニ
ットとのデータの送受をも制御する。
【0014】上流方向への通信について例示すれば、本
発明の方法は、所定の通信ユニットとその親との間の通
信リンクを確立するステップと、所定の通信ユニットに
単一の複合メッセージがあれば、これを所定の通信ユニ
ットからその親へ送信するステップと、所定の通信ユニ
ットとその子ユニットの各々との間の通信リンクを確立
するステップと、その子ユニットの各々に個別メッセー
ジがあれば、これを所定の通信ユニットにおいて受信す
るステップと、所定の通信ユニットの子ユニットからそ
れぞれ得られた1組の個別メッセージを所定の通信ユニ
ットにおいて単一の複合メッセージへ合成するステップ
とを含んでいる。特定の周辺装置から計算機へ送信すべ
き個別メッセージは、この周辺装置に関連する通信ユニ
ットのメモリに格納する。当該通信ユニットのメモリ
は、その子ユニットから受信した個別メッセージをも含
んでいる。合成手段として機能する当該通信ユニット
は、そのメモリ内でこれらの1組の個別メッセージを単
一の複合メッセージへ合成し、この複合メッセージをそ
のメモリに格納した後、この複合メッセージをその親へ
送信する。このプロセスは、計算機が複合メッセージを
受信するまで、本通信ネットワークの各ステージで継続
的に行われる。計算機は、複合メッセージをその個々の
構成要素である個別メッセージへ分解する手段(例え
ば、パーサ)を含んでいる。かくて、計算機は、個別メ
ッセージ(例えば、キーボード周辺装置から送信される
キーストローク)を適切に処理することができるのであ
る。また計算機は、可逆的な態様で、各周辺装置へメッ
セージをそれぞれ送信することができる。すなわち、計
算機により合成された単一の複合メッセージが第1ステ
ージの通信ユニットへ送信される場合、このメッセージ
はそこで分解された後、本通信ネットワーク中の各宛先
ノードへ配送されるのである。
【0015】
【実施例】図1の計算機システム10は、計算機12及
びこれに接続された複数の周辺装置14を含んでいる。
計算機12は、プロセッサ16と、少なくとも1つのメ
モリ18と、入出力(I/O)手段20とを含む。計算
機12は、通常のパーソナル計算機とすることができ
る。図1には、周辺装置として14a、14b及び14
cが示されている。一般に、周辺装置14は種々のデバ
イス、例えば計算機や、キーボード、デイスプレイ、プ
リンタ、マウス、ライト・ペン、タッチ・スクリーン、
スキャナ等を含む。
【0016】図1において、計算機12及び周辺装置1
4は、複数の通信チャネル22a、22b及び22cに
沿った一連の(縦続接続)ステージを形成するように接
続されている。以下では、本発明の実施例がRS−23
2Cに準拠した非同期式の直列通信チャネル22aを備
えていて、半二重モードで動作するものとして説明する
が、本発明はこれに限られるものではなく、同期通信や
並列通信や、RS−232Cとは異なる通信プロトコル
にも適用可能なものであり、また半二重モードとは異な
る通信モードをも利用することができる。図1に示すよ
うに、第1ステージを構成する周辺装置14aは、通信
を行うように計算機12と接続されている。第2ステー
ジを構成する1つ以上の周辺装置の各々は、上流側では
第1ステージの周辺装置14aとマルチドロップ式に接
続されており、下流側では第3ステージを構成する1つ
以上の周辺装置とマルチドロップ式に接続することがで
きる。以下同様にして、後続のステージを構成すること
により、階層(木)構造状通信ネットワークが得られ
る。この構成は、マルチドロップ式のネットワークと分
散型ネットワークの混成形態に相当する。
【0017】図1に示すように、本通信ネットワーク中
の各周辺装置14は、関連する通信ユニット24を含ん
でいる。各通信ユニット24は、通信チャネル22を介
して通信されるデータを送信又は受信する役割を持ち、
本通信ネットワーク中の他の通信ユニットと並列に動作
することができる。例えば、図1の周辺装置#2及び周
辺装置#3と関連する子ユニット24bは、本通信ネッ
トワークの先行ステージに位置する少なくとも1つの他
の通信ユニット24aへ接続可能な通信ユニットであ
る。これに対し、例えば周辺装置#1及び周辺装置#2
に関連する親ユニット24aは、本通信ネットワークの
次のステージに位置する少なくとも1つの子ユニット2
4bへ接続可能な通信ユニットである。本通信ネットワ
ーク中の位置に依存して、特定の通信ユニット24が、
親ユニット24aと子ユニット24bを兼ねることもあ
る(例えば、周辺装置#2に関連する通信ユニットを参
照)。
【0018】通信ユニット24の構成要素を示す図2を
参照するに、各通信ユニット24は、並直列及び直並列
信号変換を行う手段26と、この信号変換手段26から
受け取られたデータを制御する手段28とを含むことが
望ましい。通信ユニット24は、関連する周辺装置14
(図1参照)を特別に制御する手段30を含むこともあ
る。この周辺装置制御手段30は、I/0チャネルを通
して周辺装置14とインタフェースするようなマイクロ
制御装置(例えば、インテル社製の8751型)とする
か、又は関連する周辺装置14を特別に制御するように
当該通信ユニットに設けられる制御論理とすることがで
きる。
【0019】信号変換手段26の望ましい実現形態は、
汎用非同期送受信機(UART)26aであり、ナショ
ナル・セミコンダクタ社製の「NS16450 UAR
T」をこれに用いることができる。もっとも、この信号
変換手段26が、他の様式で実現可能であることは勿論
である。
【0020】通信ユニット24中のデータ制御手段28
は、親とのデータの送受を制御するとともに、任意の子
ユニットとのデータの送受をも制御する。図1に示すよ
うに、計算機12は、第1ステージの通信ユニット24
aとのデータの送受を制御する。データ制御手段28の
実現形態は、プロセッサ32と、このプロセッサ32に
接続され且つ読み取り専用メモリ(ROM)36及びラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)38を含むように
図示されているメモリ34と、プロセッサ32及び汎用
非同期送受信機(UART)26aへ接続された多重化
装置40とを含んでいる。内蔵プログラム命令は、これ
をROM 36に格納することが望ましい。RAM 3
8は4つのバッファ領域、すなわち上流第1バッファ3
8a、上流第2バッファ38b、下流第1バッファ38
c及び下流第2バッファ38dを含むことが望ましい。
汎用非同期送受信機(UART)26aは、インテル社
製の8752型のマイクロ制御装置がそうであるよう
に、プロセッサ32の一部とすることができる。875
2型のマイクロ制御装置は、RAM及びROMも含んで
いる。本発明によれば、他のマイクロ制御装置も利用す
ることが可能である。このようなマイクロ制御装置は、
(例えば、テキサス・インストルメント社製の74LS
138型3x8デコーダ、74LS04型インバータ及
び3状態出力を備えた74LS125型4倍長バッファ
のような)多重化装置ハードウエアとインタフェースし
て、多重化装置40の1つの実現形態を形成することが
できる。
【0021】通信ユニット24の一部を示す図3を参照
するに、多重化装置40、従ってこの通信ユニット24
は、親との接続のために少なくとも1つの接続点とイン
タフェースし、また子ユニットとの接続のためにn個の
接続点とインタフェースする。もし、この通信ユニット
24が親ユニットでなければ、子ユニットとの接続を行
うための接続点は不要である。多重化装置40は、プロ
セッサ32の制御下で、2つ以上のメッセージを一の通
信チャネルを介して選択された一の通信ユニットへイン
タリーブ又は同時に送信することができる。実施例で
は、時分割多重化技法により、一の通信チャネル上にあ
る2つ以上のメッセージをインタリーブするようになっ
ている。勿論、周波数分割多重化技法(例えば、異なる
周波数を利用する無線通信)により、2つ以上のメッセ
ージを同時に送信することも可能である。実施例におい
て、本通信ネットワークのアーキテクチャは、IBM社
のシステム・ネットワーク・アーキテクチャ(SNA)
に準拠しており、同期データ・リンク制御(SDLC)
として知られている通信プロトコルのサブセットを利用
している。SNA及びSDLCの概念は、ポール・グリ
ーン編:「計算機ネットワーク・アーキテクチャ及びプ
ロトコル」(Ed. Paul E. Green, Jr.,"Computer Archi
tecutures and Protocols")、ISBN 0-306-40788-4、 で
検討されている。本明細書では、この文献の内容を援用
する。各通信チャネルは、以下の4本の線を含むことが
望ましい: − 「送信可」(CTS:Clear To Send); − 「送信要求」(RTS:Request To Send); − 「データ送信」(TxD:Transmit Data); − 「データ受信」(RxD:Recieve Data)。
【0022】これらの線がSDLCコマンドと組み合わ
せて利用されると、計算機12と第1ステージの通信ユ
ニット24aとの間又は2つの通信ユニットの間で、ハ
ンドシェーキングを行うことができる。
【0023】実際には、図3に示す通信ユニット24と
その親との間の通信チャネルを、(前述のCTS線、R
TS線、TxD線及びRxD線を一本ずつ含む)物理ケ
ーブル#0として構成することができる。一方、この通
信ユニット24とその子ユニットとの間の通信チャネル
は、n個の物理ケーブル#1ないし#nから構成するこ
とができる。この場合において、各物理ケーブルは、前
述のCTS線、RTS線、TxD線及びRxD線を一本
ずつ含むものである。プロセッサ32は、この通信ユニ
ット24とその親との間の通信チャネル又はこの通信ユ
ニット24と選択された子ユニットとの間の通信チャネ
ルを確立するために、多重化装置40に対しどのケーブ
ルを選択すべきかを指示する。
【0024】ROM 36中の内蔵プログラム命令は、
プロセッサ32に対し、親とのデータの送受及び任意の
子ユニットとのデータの送受をどのように管理すべきか
を指示する。実施例では、内蔵プログラム命令を利用し
て、メッセージの合成及び分解や、データ通信方法を実
現している。これについては、以下で説明する。
【0025】メッセージの合成 図4は、本通信ネットワーク中で通信されるメッセージ
の推奨フォーマットを示す。このフォーマットは、SD
LCプロトコルに準拠したものである。基本のメッセー
ジ単位である各フレームは、同期通信用の初期フラグ・
シーケンスと、本通信ネットワーク中の一のノードを識
別するアドレス・フィールドと、このフレームに保持さ
れているデータの型を識別する制御フィールドと、長さ
フィールドを含むこともある非制御データ用の情報フィ
ールドと、巡回冗長検査(CRC)コードのような伝送
エラー検出用のフレーム検査シーケンスとを含んでい
る。非同期通信の環境では、初期フラグ・シーケンスは
不要であり、また制御データだけを伝送中である場合
は、情報フィールドも不要である。SDLCコマンド及
び応答は、制御フィールドに含まれるのが普通である。
【0026】情報フィールドを保持するフレームを、
「I−フレーム」と呼ぶ。本明細書において、「個別」
メッセージとは、本通信ネットワーク中の単一のノード
から直接又は間接に得られたデータを保持する「I−フ
レーム」を意味し、「複合」メッセージとは、本通信ネ
ットワーク中にある複数のノードからのメッセージを保
持する「I−フレーム」を意味し、「制御」メッセージ
とは、情報フィールドを持たないフレームを意味する。
【0027】図5に示すように、本発明では、1つ以上
の周辺装置14から計算機12へ各メッセージを送信し
たり(上流通信)、又は計算機12から1つ以上の周辺
装置14へ各メッセージを送信することができる(下流
通信)。計算機12との通信を行うため、各周辺装置1
4は、これに関連する通信ユニット24へデータを供給
する。合成手段として機能する通信ユニット24は、こ
のデータを1つのフレームへ合成して、当該フレームを
その上流第1バッファ38aに格納する。個別メッセー
ジ(すなわち、フレーム)は、この通信ユニットの上流
第1バッファ38aからその親ユニットの上流第2バッ
ファ38bへ送信されるか、又はこの通信ユニットが第
1ステージの通信ユニットであれば、計算機12のメモ
リ18へ送信される。各親ユニットは、これらの個別又
は複合メッセージをその上流第2バッファ38bにおい
て単一の複合メッセージへ合成し、かかる合成済みの複
合メッセージをその上流第1バッファ38aに格納する
とともに、当該バッファの内容をその親へ伝送する。こ
のプロセスは、単一の複合メッセージが処理のために計
算機12へ伝送されるまで、継続されるのである。計算
機12は、かかる単一の複合メッセージをその構成要素
である複数の個別メッセージへ分解した後、これらの個
別メッセージを適当に処理する。また計算機12は、可
逆的な態様で、下流の周辺装置14へ複数のメッセージ
を送信することができる。すなわち、計算機12が合成
した単一の複合メッセージを第1ステージの通信ユニッ
トへ送信する場合、このメッセージはそこで分解された
後、本通信ネットワーク中の複数の宛先ノードへ配送さ
れるのである。この場合、個々の通信ユニット24は、
下流通信における分解手段及び配送手段として機能す
る。
【0028】図5は、本通信ネットワーク中にあるノー
ド間のメッセージ通信の1例として、上流及び下流通信
の双方を説明するためのものである。この例の場合、各
周辺装置(P1、P2及びP3)は、その関連する通信
ユニット24と文字のストリームをそれぞれ通信するよ
うに示されている。
【0029】上流通信の場合、計算機12へ情報を通信
することを望んでいる周辺装置は、先ず情報をその関連
する通信ユニットへ送信する。例えば、文字ストリーム
「ABC」を計算機12へ送信するに当たり、周辺装置
#3(P3)は、この文字ストリームをその関連する通
信ユニットへ送信する。この場合、当該通信ユニット
は、このメッセージを図4に示すようなフォーマットへ
合成する。この合成プロセスは、以下の2段階で行うの
が望ましい。
【0030】第1の段階では、周辺装置P3からの文字
ストリームを、所定のメッセージ・フォーマットに従っ
て、関連する通信ユニットの上流第2バッファ38bに
格納する。もし、当該通信ユニットが親ユニットであれ
ば、この文字ストリームを上流第2バッファ38bに格
納する前か又は後に、当該通信ユニットは、その子ユニ
ットから受信された別個に識別可能なメッセージをも上
流第2バッファ38bに格納することができる。説明中
の例では、周辺装置P3は親ユニットではないから、こ
れに関連する通信ユニットの上流第2バッファ38b
は、図5に示すようなP3メッセージを保持することに
なろう。関連する通信ユニットが子ユニットを持たない
ような場合には、当該通信ユニットの内部に上流第1バ
ッファ38a及び上流第2バッファ38bを別々に設け
る代わりに、単一の上流バッファのみを設ければ十分で
ある。なぜなら、このような場合には、一の周辺装置か
らの情報、例えば周辺装置P3からの「ABC」をフォ
ーマット化メッセージへ直接的に合成して、これを単一
の上流バッファへ格納することができるからである。周
辺装置P3は子を持たないから、それ以上のメッセージ
合成は不要である。
【0031】第2の段階では、関連する通信ユニット中
の上流第2バッファ38bにある複数のメッセージを単
一の複合メッセージへ合成して、これを上流第1バッフ
ァ38aに格納する。一般に、上流第2バッファ38b
にある複数のメッセージを互いに連結して、初期長さフ
ィールドを含む1つの情報フィールドを形成することが
多い。この長さフィールドは、情報フィールド中に保持
される文字(当該長さフィールドを除く)の長さを指示
するものである。各文字は8ビット又は1バイトで表す
のが普通である。
【0032】周辺装置P3からのメッセージによって表
されるように、情報フィールドの前には、アドレス・フ
ィールド(この例では「P3」を保持)と、制御フィー
ルド(情報型のデータを指示するために、この例では
「I」を保持)とがある。CRCコードのようなフレー
ム検査シーケンスが、この複合メッセージに付加され
る。実施例では、関連する通信ユニットの上流第2バッ
ファ38bに格納した特定の個別メッセージ用のフレー
ム検査シーケンスを、特定の時間(すなわち、この通信
ユニットの上流第2バッファ38b中にある複数のメッ
セージが情報フィールドに連結されるような時間)に検
査するようにしている。もし、個別メッセージ用のフレ
ーム検査シーケンスが受容可能であれば、このフレーム
検査シーケンスは取り除かれて、複合メッセージの一部
として格納されることはない。
【0033】周辺装置P3に関連する通信ユニットがそ
の上流第1バッファ38aで1つの複合メッセージを合
成した場合、当該通信ユニットは、かかるメッセージを
その親(周辺装置P2)へ送信する。周辺装置P3から
のメッセージを周辺装置P2に関連する通信ユニットの
上流第2バッファ38bに格納し、次いで2段階の合成
プロセスを反復することにより、図5に示すP2メッセ
ージが周辺装置P2に関連する通信ユニットの上流第1
バッファ38aに格納されることになる。一方、周辺装
置P2に関連する通信ユニットは、P2メッセージをそ
の親(周辺装置P1)へ送信し、当該プロセスを反復す
る。最後に、図5に示すP1メッセージを合成した後、
周辺装置P1に関連する通信ユニットは、分解及び処理
のためにP1メッセージを計算機12へ送信する。この
ようにして、周辺装置P3、P2及びP1は、それぞれ
のメッセージ「ABC」、「DEFG」及び「HI」
を、計算機12へ通信することができるのである。
【0034】計算機12から各周辺装置への下流通信
も、可逆的に行われる。最初、計算機12は、P1メッ
セージを合成して、これを周辺装置P1に関連する通信
ユニットの下流第1バッファ38cへ送信する。一方、
周辺装置P1に関連する通信ユニットは、かかる複合メ
ッセージを分解して、その個別メッセージを下流第2バ
ッファ38dに格納し、次いでこれらの個別メッセージ
を、そのアドレス・フィールドによって識別されるノー
ドへ配送する。引き続き、全てのメッセージを所定の宛
先へ通信する必要に応じて、メッセージの分解及び配送
が行われる。この結果、計算機12は、「ABC」、
「DEFG」及び「HI」を、周辺装置P3、P2及び
P1へそれぞれ通信することができるのである。
【0035】勿論、特定の親が、複数の子からメッセー
ジを受信することも可能である。図5には示していない
が、仮りに周辺装置P3の左側にある点線ボックスが文
字ストリーム「JKL」を計算機12へ送信することを
望んでいる周辺装置(例えば、P4)を表すのであれ
ば、2段階の合成プロセスが行われる。この場合、P2
メッセージの情報フィールドには、シーケンス「P4/
I/3/J/K/L」が含まれ、そしてP2メッセージ
の長さフィールドは、19へ調整されることになろう。
これと同じことは、周辺装置P2の追加の子、又は本通
信ネットワーク中の他の任意の親ユニットについても適
用されるはずである。
【0036】データ通信方法 動作に際し、本通信ネットワーク中の各通信ユニットと
その親との間の通信リンクをそれぞれ確立するため、予
定シーケンスの動作が行われる。本通信ネットワーク中
の各通信ユニットは、他の通信ユニットと同時に動作す
ることが可能である。一旦、その親とのリンクを確立す
ると、通信ユニットは、前述と同様にして、その子ユニ
ットの各々との通信リンクを順次に確立する。かかるシ
ーケンスの動作は、RTS及びCTS線を介在させ、ま
た以下にリストするSDLCのコマンドや応答(すなわ
ち、制御メッセージ)をも介在させる。これらの詳細に
ついては、後述する。
【0037】− 「通常応答モード設定」(SNRM:
Set Normal Response Mode); − 「非順次肯定」(NSA:Non-Sequenced Acknowle
dge); − 「コマンド拒絶」(CMDR:Command Reject); − 「拒絶」(REJ:Reject); − 「受信不能」(RNR:Receive Not Ready); − 「受信可」(RR:Receive Ready)。
【0038】図6ないし図9は、本発明に従ったデータ
通信方法の実施例を示す。計算機システム10の電源を
オンに転ずる際(図6のステップ100)、又は全ての
子に対するサービスが完了したとき(図8のステップ1
34又は136)、一の通信ユニットはその親からのR
TS線が活動レベルにある(すなわち、正の電圧を呈し
ている)か否かを検知することにより(図6のステップ
102)、この親がデータの送信を要求しているか否か
を判別する。もしそうであれば、当該通信ユニットは、
その準備手順としてのアーミング・シーケンスが完了し
たか否かを判別する(ステップ104)。アーミング・
シーケンスがまだ完了していなければ、当該通信ユニッ
トは、その親へのCTS線を活動レベルにすることによ
り(ステップ106)、この親がデータを送信可能であ
ることを指示する。
【0039】当該通信ユニットへ伝送中の「受信可(R
R)」コマンドで終了するような任意のハンドシェーキ
ング・シーケンスは、「アーミング・シーケンス」とみ
なされる。図18ないし図25には、アーミング・シー
ケンスの例がタイミング図の形式で示されている。図1
8のタイミング図に示されている1つの例は、親がT
xD線を介して通信ユニットへ「通常応答モード設定
(SNRM)」コマンドを送信し、通信ユニットがR
xD線を介して親へ「非順次肯定(NSA)」応答を送
信し、そして親がTxD線を介して通信ユニットへ
「受信可(RR)」コマンドを送信する、というもので
ある(以下、これを「SNRM/NSA/RR」シーケ
ンスと呼ぶ)。
【0040】図21のタイミング図に示されているアー
ミング・シーケンスの他の例は、親がTxD線を介し
て通信ユニットへ「通常応答モード設定(SNRM)」
コマンドを送信し、通信ユニットがRxD線を介して
親へ「非順次肯定(NSA)」応答を送信し、親が通
信ユニットへ「I−フレーム」を送信し、通信ユニッ
トがRxD線を介して親へ「受信不能(RNR)」応答
を送信し、そして親がTxD線を介して通信ユニット
へ「受信可(RR)」コマンドを送信する、というもの
である(以下、これを「SNRM/NSA/I−フレー
ム/RNR/RR」シーケンスと呼ぶ)。
【0041】前記の「SNRM/NSA/RR」シーケ
ンスは、特定の時間インターバル中に所定の通信ユニッ
トからRxD線を介してその親へデータを通信し得るよ
うに、この通信ユニットをアーム(準備)させるもので
ある。この時間インターバルは、プログラム命令に従っ
て所望の長さ(例えば、ミリ秒、秒又は分)に設定する
ことができるので、プログラマブル・タイムアウトと呼
ばれる。一般に、通信ユニットへ接続される子ユニット
の数が増えれば増えるほど、かかるプログラマブル・タ
イムアウトを小さくしなければならない。なぜなら、子
ユニットの各々に対する通信リンクを順次に確立し且つ
切断しなければならないとしても、該当する通信ユニッ
トの性能を劣化させないことが必要となるからである。
【0042】前記の「SNRM/NSA/I−フレーム
/RNR/RR」シーケンスも、通信ユニットからRx
D線を介してその親へデータを通信することを可能にす
る。しかしながら、先の「SNRM/NSA/RR」シ
ーケンスとは対照的に、このシーケンスは、親から所定
の通信ユニットへ「I−フレーム」を送信することを含
むだけでなく、このデータを分解及び配送する前に、当
該通信ユニットがその親に対し「I−フレーム」又は
「受信不能(RNR)」応答で以て即時に応答すること
を必要とする。本明細書では、「即時に応答」とか、
「即時応答」とか、又は「即時に伝送」とかいう表現
は、確定的な期間内(例えば、ミリ秒又はそれ以下のオ
ーダ)で通信を行うことを意味する。親は、所定の通信
ユニットとの通信リンクの非活動化を開始するため、当
該通信ユニットへの「I−フレーム」の伝送を完了した
後であって、しかも当該通信ユニットからの「I−フレ
ーム」又は「受信不能(RNR)」応答の受信が完了す
る前の任意の時間に、そのRTS線を非活動化する。当
該通信ユニットがその親からのRTS線の非活動レベル
を検知すると(図7のステップ114)、当該通信ユニ
ットは、その親への「I−フレーム」又は「受信不能
(RNR)」応答の伝送を完了した後、そのCTS線を
非活動化する(図8のステップ116)。このCTS線
の非活動レベルを検知すると、親はRTS線を再活動化
する。しかしながら、この親は、CTS線をいつでも再
活動化することができるから、当該通信ユニットは、こ
の時間を利用しつつ、その子ユニットの各々に順次にサ
ービスを与えてデータを収集する(図8のステップ11
8ないし132)。一旦、親がRTS線を活動化し且つ
当該通信ユニットがその子ユニットにサービスを与えた
後にRTS線の活動レベルを検知すると(図6のステッ
プ102)、当該通信ユニットは、この親に対するCT
S線を活動化する(ステップ106)。かくて、この親
は、「受信可(RR)」コマンドを送信して、「SNR
M/NSA/I−フレーム/RNR/RR」シーケンス
を完了する。
【0043】アーミング・シーケンスが完了した後、こ
の親は、RTS線を活動レベルに維持するとともに、当
該通信ユニットがプログラマブル・タイムアウト期間内
にメッセージで以て応答するのを待機する。これと同じ
タイムアウト期間内に、当該通信ユニットがその親に即
時に返送すべきデータを持っていなければ、当該通信ユ
ニットは、その親のプログラマブル・タイムアウトが満
了する前に、その子ユニットの各々に順次にサービスを
与えて当該通信ユニットの上流第2バッファ38bにデ
ータを収集したり、当該通信ユニットの上流第1バッフ
ァ38a中にある任意の複合データをその親へ送信する
ことができる。
【0044】図19及び図20のタイミング図に示した
通信ユニットのアーミング・シーケンスの他の例は、
「SNRM/I−フレーム/RR」シーケンスと呼ばれ
る。このシーケンスは、親がTxD線を介して通信ユ
ニットへ「通常応答モード設定(SNRM)」コマンド
を送信し、通信ユニットがRxD線を介してその親へ
「I−フレーム」応答を送信し、そして親が「受信可
(RR)」コマンドを送信する、というものである。こ
の型のアーミング・シーケンスが生ずるのは、親のプロ
グラマブル・タイムアウトが先のアーミング・シーケン
スについて満了しており、しかも新しいアーミング・シ
ーケンスを開始するためにこの親が当該通信ユニットに
「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドを送信す
る直前に、当該通信ユニットがその子ユニットからのメ
ッセージを上流第1バッファ38aに収集するように管
理を行っている場合である。この「通常応答モード設定
(SNRM)」コマンドに対する応答は、実際には、
「非順次肯定(NSA)」応答に代わって上流第1バッ
ファ38aに存在するようなメッセージである。「通常
応答モード設定(SNRM)」コマンドに応答するべく
上流第1バッファ38aに「非順次肯定(NSA)」応
答をロードすると、かかるメッセージに上書きが行われ
て、データの損失が生ずることになろう。この代替的な
実施例としては、通常の「SNRM/NSA/RR」シ
ーケンス中に、このメッセージを保持すべき一時的バッ
ファを作成し、次いでこのバッファの内容を上流第1バ
ッファ38aへ移動して、そこから親へ伝送するように
すればよい。
【0045】通信ユニットのアーミング・シーケンスの
最も簡単な形式は「RR」シーケンスと呼ばれ、親が単
にTxD線を介して子ユニットへ「受信可(RR)」コ
マンドを送信するだけで生ずる。このシーケンスが有効
であるのは、親のプログラマブル・タイムアウトが先の
シーケンスについて満了しなかった場合だけである。通
信ユニットが「非順次肯定(NSA)」応答、「コマン
ド拒絶(CMDR)」応答、「受信不能(RNR)」応
答又は「I−フレーム」のような型のデータで以て応答
するときはいつでも、このシーケンスが親によって使用
される(図19のタイミング図を参照)。これとは対照
的に、親のプログラマブル・タイムアウトが満了する場
合、この親は、当該通信ユニットによる即時の応答(例
えば「非順次肯定(NSA)」応答)を必要とするよう
な「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドで以て
或るアーミング・シーケンスを開始しなければならな
い。もし、即時の応答が当該通信ユニットから到着しな
ければ、この親はその次の子ユニットをポールすること
ができる。「受信可(RR)」コマンドに対する応答に
ついて定められたこのプログラマブル・タイムアウトは
即時応答のそれよりも数桁大きいから、誤動作状態にあ
る汎用非同期送受信機(UART)26aを有し、従っ
て応答不能な状態にある子ユニットへの「受信可(R
R)」コマンドで以て一のアーミング・シーケンスを開
始するのは意味がないことになろう。このようにする
と、当該通信ユニットへ接続され且つ正常に機能してい
る子ユニットからのデータを獲得するに当たり、不要な
遅延が導入されることになるからである。
【0046】メッセージを上流に送信することを望んで
いる通信ネットワーク中のアーム済み通信ユニットは、
現に保持しているデータを先ずその親へ送信し、次いで
新しいデータについてその子ユニットの各々を照会する
ように試みるであろう。実施例では、通信ユニットは、
その上流第1バッファ38aにあるデータが、その親へ
送信可能な状態にあるか否かを判別する(図7のステッ
プ112)。もしそうであれば、当該通信ユニットは、
その上流第1バッファ38a中のデータを、その親ユニ
ットの上流第2バッファ38b又は計算機12のメモリ
18へ伝送する(ステップ114)。一層詳細に説明す
れば、当該通信ユニットの汎用非同期送受信機(UAR
T)26aは、上流第1バッファ38a中のデータを並
列表示から直列表示へ変換し、この変換済みのデータを
RxD線を介してその親へ伝送する。一方、この親は、
かかるデータを受信して、これを直列表示から並列表示
へ変換するとともに、変換済みのデータをそのメモリに
格納する。もし、上流第1バッファ38a中に親へ伝送
すべきデータが存在しないか(ステップ112)、又は
上流第2バッファ38b中にデータが存在しなければ
(図6のステップ108)、当該通信ユニットは、着信
データについてその子ユニットを照会する(図8のステ
ップ118)。
【0047】当該通信ユニットは、その上流第1バッフ
ァ38a中のデータがその親へ送信可能な状態にあるか
否かを判別するため、その上流第2バッファ38b中に
1つ以上のメッセージの形式でデータが存在するかどう
かを確認し(図6のステップ108)、かかるデータを
単一の分解可能メッセージへ合成するとともに、このメ
ッセージを上流第1バッファ38aへ格納する(図7の
ステップ110)。上流第1バッファ38a中にデータ
が存在することは、このデータが親へ送信可能な状態に
あることを意味する(ステップ112)。
【0048】一旦、当該通信ユニットがその親へデータ
を伝送した場合、当該通信ユニットは、この親へのRT
S線が非活動レベルになるのを待機する(ステップ11
4)。このRTS線が非活動レベルになるか、又は図6
のステップ102で既に非活動レベルにあると判別され
ておれば、当該通信ユニットは、対応するCTS線を非
活動化して、当該通信ユニットの準備手順を解除、すな
わちデイスアームする(図8のステップ116)。当該
通信ユニットがデイスアームされたことを指示するよう
に、当該通信ユニット中の標識をセットすることができ
る(ステップ116)。
【0049】もし、当該通信ユニットが親ユニットであ
って、少なくとも1つの子ユニットを有するのであれ
ば、当該通信ユニットは、図7のステップ114及び図
8のステップ116を通してデイスアームされた後、又
はこれがアームされた後にそのいずれかの上流バッファ
が空である場合に(図6のステップ108又は図7のス
テップ112)、その子ユニットに対するサービスを開
始する。当該通信ユニットはその子ユニットの各々を順
次にポールすることにより、その子ユニットの各々との
データの送受を管理する。例えば、n個(nは正の整
数)の子ユニットを有する通信ユニットの場合、この通
信ユニットは、多重化された1つの接続を選択し、これ
に接続された子ユニットに対しサービスを与え、そして
子ユニットの各々がサービスされるまでこれらのステッ
プを反復することになろう。
【0050】一旦、或る特定の通信ユニットがその子ユ
ニットのために多重化接続を選択した場合、当該通信ユ
ニットは、この子ユニットへのCTS線が非活動レベル
になるまで待機する(図8のステップ118)。所定の
通信ユニット内でCTS線を非活動化するに要する時間
は、周辺装置制御手段30(図2参照)からの割り込み
に起因して変動しうるから、親がRTS線の活動化を再
び試みる前に、通信ユニットがそのCTS線の非活動化
に失敗することがあり得る。かくして、この親は、子ユ
ニットへのRTS線を活動化する前に、子ユニットから
のCTS線が非活動レベルとなるまで待機するようにさ
れる(ステップ118)。次いで、当該通信ユニットは
この子ユニットへのRTS線を活動化し、これによりデ
ータ送信の許可を要求する(ステップ118)。次に、
当該通信ユニットは、選択された子ユニットへのCTS
線が活動レベルにあるか否かを判別して(図9のステッ
プ120)、この子ユニットがアーミング・シーケンス
のための準備を完了しているか否かを判別する。この子
ユニットがアーム済みとみなされるのは、通信ユニット
が、この子ユニットへの「受信可(RR)」コマンドで
以てハンドシェーキング・シーケンスを終了する場合で
ある。ここで理解すべきは、親によって通信ユニットを
アームするのに使用される全てのコマンド・シーケンス
が、子ユニットにも同様にして適用される、ということ
である。例えば、子ユニットがアーム済みとみなされる
のは、通信ユニットがTxD線を介してこの子ユニッ
トへ「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドを送
信し、この子ユニットがRxD線を介して通信ユニッ
トへ「非順次肯定(NSA)」応答を送信し、そして
通信ユニットがTxD線を介してこの子ユニットへ「受
信可(RR)」コマンドを送信する場合である。通信ユ
ニットをアームするための「SNRM/NSA/RR」
シーケンスと同様の態様で、このシーケンスは、子ユニ
ットをアームすることにより、この子ユニットが特定の
プログラマブル・タイムアウト中にRxD線を介して通
信ユニットと通信できるようにする。通信ユニットをア
ームするための「SNRM/NSA/I−フレーム/R
NR/RR」シーケンスは、子ユニットをアームするた
めにも利用することができる。通信ユニットのアーミン
グ・シーケンスと同様に、下流方向の「I−フレーム」
のデータ流がアーミング・シーケンスの統合部分である
のに対し、上流方向の「I−フレーム」のデータ流はア
ーミング・シーケンスの完了後の任意の時間に生ずる
(すなわち、上流方向の「I−フレーム」のデータ流
は、親の「受信可(RR)」コマンドに対する即時の応
答となりうるが、そうである必要はないのである)。
【0051】プログラマブル・タイムアウトの間に(図
9のステップ126)、当該通信ユニットは、次のよう
にして、選択された子ユニットからデータを受信する
(ステップ124)。すなわち、この子ユニットの汎
用非同期送受信機(UART)26aは当該子ユニット
の上流第1バッファ38a内にあるデータを並列表示か
ら直列表示へ変換して、この変換済みのデータをRxD
線を介して当該通信ユニットへ送信し、当該通信ユニ
ットの汎用非同期送受信機(UART)26aはこのデ
ータを受信して、これを直列表示から並列表示へ変換
し、このデータを当該通信ユニットの上流第2バッフ
ァ38bに格納するのである(ステップ128)。その
後、又はステップ120若しくは124のタイムアウト
が生ずる場合に(ステップ122及び126を参照)、
当該通信ユニットからこの子ユニットへのRTS線を非
活動化することにより、この子ユニットがデイスアーム
される(図8のステップ130)。
【0052】それぞれの子ユニットをサービスするプロ
セスは、子ユニットの各々がサービスされるまで継続す
る(ステップ132)。全ての子ユニットがサービスさ
れた場合、任意の周辺処理が遂行され、またそのプロセ
スが図6のステップ102から反復されることになる。
かかるプロセスは、本通信ネットワーク中の全ての通信
ユニットによって非同期的に使用することができる。
【0053】通信ユニットのアーミング・シーケンス 図10ないし図13に示すように、通信ユニットのアー
ミング・シーケンス(図6のステップ140)は、前述
の「SNRM/NSA/RR」ハンドシェーキング・シ
ーケンスよりも一層関係が深い。最初、当該通信ユニッ
トは、その親からメッセージが受信されたか否かを判別
する(図10のステップ142)。もし、タイムアウト
中にメッセージが受信されなかったならば(ステップ1
42)、当該通信ユニットは、その親へのRTS線が非
活動レベルとなるのを待機し(ステップ146)、その
親へのCTS線を非活動化するとともに(ステップ14
8)、図13のステップ176の後に、図7のステップ
112で、主データ通信方法に制御が戻される。一方、
メッセージが受信されたならば、そのエラーを検査する
ことが望ましい。例えば、各メッセージに付随するCR
Cコードを利用して、各メッセージのエラーの存否を検
査することができる(ステップ150)。
【0054】実施例では、各メッセージは、制御データ
(例えば、SDLCコマンド及び応答)又は非制御デー
タ(例えば、計算機12又は周辺装置14から収集され
たデータ)のいずれかを保持することが可能である。
【0055】もし、親から下流第1バッファ38cに受
信されたメッセージが非制御データであれば、分解手段
として機能する当該通信ユニットは、このメッセージを
分解して下流第2バッファ38dへ格納するとともに
(図11のステップ153)、当該通信ユニットの上流
第2バッファ38bが1つ以上のメッセージの形式でデ
ータを有しているか否かを判別する(ステップ17
0)。もしそうであれば、当該通信ユニットは、このデ
ータを単一の分解可能なメッセージへ合成して、これを
当該通信ユニットの上流第1バッファ38aへ格納する
(図13のステップ174)。さもなければ、「受信不
能(RNR)」応答がこの上流第1バッファ38aに格
納されて、一時使用中条件を与える(ステップ17
2)。
【0056】一方、親から受信されたメッセージが制御
データであれば、当該通信ユニットは、受信済みの制御
データの型を判別し、それに応じた応答を与える。先
ず、当該通信ユニットは、「通常応答モード設定(SN
RM)」コマンドが受信されたか否かを判別する(図1
1のステップ154)。もしそうであれば、当該通信ユ
ニットはその上流第2バッファ38bを検査して、そこ
に1つ以上のメッセージの形式でデータが存在するか否
かを判別する。もし、この上流第2バッファ38bがデ
ータを保持していれば、このデータを単一の分解可能な
メッセージへ合成して、これを当該通信ユニットの上流
第1バッファ38a内に格納する(図13のステップ1
74)。さもなければ、「非順次肯定(NSA)」応答
を上流第1バッファ38aに格納して、先の「通常応答
モード設定(SNRM)」コマンドの肯定応答を許可す
る。「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドに対
するいずれかの応答を送信した後、当該通信ユニット
は、親からの次のメッセージが、エラー条件を伴わない
「受信可(RR)」コマンド応答又は「I−フレーム」
のいずれかであることを予測する。
【0057】もし、親から受信されたメッセージが制御
データであって、「通常応答モード設定(SNRM)」
コマンドでなければ、当該通信ユニットは、次に「受信
可(RR)」コマンドが受信されたかどうかを判別する
(図12のステップ156)。もしそうであれば、これ
はアーミング・シーケンスが完了したことを指示し、か
くてこの条件を指示するように標識がセットされること
になる(図13のステップ158)。もし、「受信可
(RR)」コマンドが受信されなかったならば、当該通
信ユニットは、次に「拒絶(REJ)」コマンドが受信
されたか否かを判別する(図12のステップ160)。
もしそうであれば、親へ伝送された以前のメッセージが
当該通信ユニットの上流第1バッファ38a内に格納さ
れる(ステップ162)。さもなければ、「コマンド拒
絶(CMDR)」応答が上流第1バッファ38aに格納
されて、当該通信ユニットによって受信された制御デー
タが認識されないことを指示する(ステップ164)。
【0058】図10のステップ148、図13のステッ
プ158、図12のステップ162、164、図13の
ステップ168、172、174、176の処理が行わ
れた後、図7のステップ112の処で、主データ通信方
法へ制御が戻される。
【0059】子ユニットのアーミング・シーケンス 図14ないし図17に示すように、通信ユニットがその
子ユニットにサービスするために、当該通信ユニット
は、先ず選択された子ユニットをアームしなければなら
ない(図9のステップ180)。そうするに当たり、当
該通信ユニットは、選択された子ユニットにとってこれ
が最初のアーミング・シーケンスであるか否かを検査す
る(図14のステップ182)。もしそうでなければ、
当該通信ユニットは、最後のアーミング・シーケンスの
間にタイムアウトが生じたか否かを判別する(ステップ
184)。もし、最後のアーミング・シーケンスの間に
タイムアウトが生じていなければ、図16のステップ2
00の処理が行われる。もし、選択された子ユニットに
とってこれが最初のアーミング・シーケンスであるか、
又はそうでないとしても最後のアーミング・シーケンス
の間にタイムアウトが生じたのであれば、当該通信ユニ
ットはこの子ユニットへ「通常応答モード設定(SNR
M)」コマンドを送信する(図14のステップ18
6)。次いで、当該通信ユニットは、プログラマブル・
タイムアウトの間に(ステップ192)、選択された子
ユニットからのメッセージの受信を待機する(ステップ
187)。もし、タイムアウト中に有効なCRCコード
を持つメッセージが受信されるならば(ステップ18
9)、このメッセージが「非順次肯定(NSA)」応答
型のものであるかどうかを検査する(ステップ18
8)。しかしながら、もしCRCコードが無効であった
ならば、この子ユニットへ「拒絶(REJ)」コマンド
を送信して(図15のステップ191)、この子ユニッ
トに対し最後のメッセージを再送するように指示する。
もし、「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドに
応答してこの子ユニットから受信されたメッセージが
「非順次肯定(NSA)」応答ではなく、又は「I−フ
レーム」応答でもなければ(図17のステップ19
0)、この子ユニットはプロトコルに従わなかったので
あり、かくてこの子ユニットへ「通常応答モード設定
(SNRM)」コマンドが再送されることになる。も
し、この子ユニットがプロトコルに継続的に従わないの
であれば、最後にプログラマブル・タイムアウトが満了
して、ステップ202を経由して図9のステップ124
の処で、主データ通信方法へ制御が戻されることにな
る。
【0060】もし、タイムアウト中にこの子ユニットか
ら「非順次肯定(NSA)」応答が受信されるならば、
当該通信ユニットは、この子ユニットへのRTS線を
非活動化し(図15のステップ193)、この子ユニ
ットがRTS線を非活動化するのを待機し(ステップ1
94)、この子ユニットへのRTS線を活動化し(ス
テップ196)、この子ユニットがCTS線を再活動
化するのを待機し(ステップ198)、そして最後に非
制御メッセージが下流第2バッファ38dで利用可能か
どうかに依存して、この子ユニットのアーミング・シ
ーケンスを完了させるために「受信可(RR)」コマン
ドを送信するか(図16のステップ220)、又は下流
第2バッファ38dの内容をこの子ユニットへ送信する
(ステップ201)。
【0061】ステップ220の後、又は応答を待機して
いる間にタイムアウトが生ずるか(ステップ204)、
「通常応答モード設定(SNRM)」コマンドに対する
応答を待機している間にタイムアウトが生ずるか(図1
4のステップ192)、若しくは「通常応答モード設定
(SNRM)」コマンド(ステップ186)に対する応
答が「I−フレーム」であったなら(図17のステップ
190)、ステップ202を経由して図9のステップ1
24の処で、主データ通信方法へ制御が戻されることに
なる。
【0062】もし、下流第2バッファ38dのデータ内
容がこの子ユニットへ送信されるならば(図16のステ
ップ201)、当該通信ユニットは、「I−フレーム」
の形式(図17のステップ206)、「受信不能(RN
R)」応答の形式(ステップ208)、又は「コマンド
拒絶(CMDR)」応答の形式で(ステップ210)、
この子ユニットからの応答を待機する。もし、これらの
応答の1つを待機している間に、プログラマブル・タイ
ムアウトが満了するなら(図16のステップ204)、
図17のステップ202を経由して図9のステップ12
4の処で、主データ通信方法へ制御が戻される。
【0063】もし、この子ユニットからの受信メッセー
ジに関しCRCエラーが検出されるならば(図16のス
テップ214)、当該通信ユニットは、この子ユニット
へ「拒絶(REJ)」コマンドを送信して(図17のス
テップ216)、この子ユニットに対しその最後のメッ
セージを再送するように指示する。もし、CRCエラー
を伴うことなしにこの子ユニットから「I−フレーム」
が受信されるならば(ステップ206)、ステップ20
2を経由して図9のステップ124の処で、主データ通
信方法へ制御が戻される。もし、この子ユニットから
「受信不能(RNR)」応答が受信されるならば(ステ
ップ208)、当該通信ユニットは、この子ユニットへ
「受信可(RR)」コマンドを送信して、アーミング・
シーケンスを完了させる(ステップ218)。もし、こ
の子ユニットから「コマンド拒絶(CMDR)」応答が
受信されるならば、当該通信ユニットは、下流第2バッ
ファ38dの内容をこの子ユニットへ再送する(ステッ
プ212)。もし、この子ユニットから認識不能な応答
が受信されるのであれば、当該通信ユニットは、この子
ユニットに対し「拒絶(REJ)」コマンドを送信する
ことになろう(ステップ222)。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来技術のものに比較して一層簡単且つ安価な態様で、
計算機と複数の通信チャネルに沿った複数の周辺装置と
の間で情報を通信することができる。
【0065】更に、計算機と第1ステージの周辺装置と
を単一の通信チャネルを介して接続するとともに、階層
(木)構造状通信ネットワーク内の一連のステージを形
成するように縦続接続された残りの周辺装置を第1ステ
ージの周辺装置と接続した環境において、計算機と複数
の周辺装置との間で情報を通信することができる。
【0066】更に、計算機が遂行しなければならないI
/O機能の分担を可能な限り少なくするように、これら
の機能を各周辺装置へ分散させることができる。
【0067】また、計算機と複数の周辺装置との間で情
報を通信するに必要なメモリ空間や処理時間を、最小に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された計算機及び複数の周
辺装置を示すブロック図である。
【図2】各通信ユニット及びその構成要素を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す通信ユニットの一部を示すブロック
図である。
【図4】本発明の通信ネットワーク中で通信されるメッ
セージの推奨フォーマットを示す図である。
【図5】図1に示すノード間で行われるメッセージの上
流及び下流通信を示す図である。
【図6】本発明のデータ通信方法の実施例を説明する流
れ図である。図6は、図6ないし図9によって形成する
合成図面の、左上部分に位置する。
【図7】本発明のデータ通信方法の実施例を説明する流
れ図である。図7は、図6ないし図9によって形成する
合成図面の、左下部分に位置する。
【図8】本発明のデータ通信方法の実施例を説明する流
れ図である。図8は、図6ないし図9によって形成する
合成図面の、右上部分に位置する。
【図9】本発明のデータ通信方法の実施例を説明する流
れ図である。図9は、図6ないし図9によって形成する
合成図面の、右下部分に位置する。
【図10】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する通信ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す
流れ図である。図10は、図10ないし図13によって
形成する合成図面の、左上部分に位置する。
【図11】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する通信ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す
流れ図である。図11は、図10ないし図13によって
形成する合成図面の、左下部分に位置する。
【図12】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する通信ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す
流れ図である。図12は、図10ないし図13によって
形成する合成図面の、右上部分に位置する。
【図13】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する通信ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す
流れ図である。図13は、図10ないし図13によって
形成する合成図面の、右下部分に位置する。
【図14】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する子ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す流
れ図である。図14は、図14ないし図17によって形
成する合成図面の、左上部分に位置する。
【図15】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する子ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す流
れ図である。図15は、図14ないし図17によって形
成する合成図面の、左下部分に位置する。
【図16】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する子ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す流
れ図である。図16は、図14ないし図17によって形
成する合成図面の、右上部分に位置する。
【図17】図6ないし図9に示すデータ通信方法に関係
する子ユニットのアーミング・シーケンス部分を示す流
れ図である。図17は、図14ないし図17によって形
成する合成図面の、右下部分に位置する。
【図18】第1の上流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図19】第2の上流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図20】第3の上流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図21】第1の下流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図22】第2の下流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図23】第3の下流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図24】第4の下流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
【図25】第5の下流アーミング・シーケンスを示すタ
イミング図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・アンソニー・パロ アメリカ合衆国ノースカロライナ州、コ ンコルド、ベニントン・ドライブ 1621 番地 (72)発明者 スーザン・イー・ワエフラー アメリカ合衆国フロリダ州、デル・レ イ・ビーチ、マディソン・ロード 5086 番地 (56)参考文献 特開 昭49−98504(JP,A) 特開 平3−49333(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の計算機と複数の通信チャネルに沿っ
    て接続された少なくとも3つの周辺装置との間でデータ
    通信を行うため、メッセージ合成装置として機能する少
    なくとも1つの周辺装置がその上流に位置する少なくと
    も1つの親及びその下流に位置する少なくとも1つの子
    を有するように前記少なくとも3つの周辺装置を木構造
    状に接続してなる通信ネットワークにおいて、 前記メッセージ合成装置として機能する周辺装置の各々
    ごとに、 (a)当該周辺装置とその一の親との間の通信リンクを
    確立するステップと、 (b)当該周辺装置に複合メッセージが存在する場合、
    この複合メッセージを当該周辺装置から前記一の親へ送
    信するステップと、 (c1)当該周辺装置とその選択された一の子との間の通
    信リンクを確立するステップと、 (c2)前記選択された一の子に個別メッセージが存在す
    る場合、この個別メッセージを当該周辺装置において受
    信するステップと、 (c3)当該周辺装置の選択された残りの子の各々につい
    て、前記ステップ(c1)及び(c2)をそれぞれ反復する
    ステップと、 (d)前記ステップ(c1)乃至(c3)から得られた1組
    の個別メッセージを、当該周辺装置において前記複合メ
    ッセージへ合成するステップと、 (e)所定の条件によって終了されるまで、前記ステッ
    プ(a)乃至(d)を当該周辺装置において反復するス
    テップとを非同期的に実行するようにしたことを特徴と
    するデータ通信方法。
  2. 【請求項2】 前記1組の個別メッセージ内の各個別メ
    ッセージがこのメッセージを送信した一の子を送信元と
    して特定する標識をそれぞれ含んでおり、前記ステップ
    (d)が、合成された前記1組の個別メッセージを前記
    標識と関連づけて当該周辺装置内のメモリに格納するこ
    とにより、前記複合メッセージを形成することを含んで
    いる、請求項1記載のデータ通信方法。
  3. 【請求項3】 一の計算機と複数の通信チャネルに沿っ
    て接続された少なくとも3つの周辺装置との間でデータ
    通信を行うため、メッセージ分解装置として機能する少
    なくとも1つの周辺装置がその上流に位置する少なくと
    も1つの親及びその下流に位置する少なくとも1つの子
    を有するように前記少なくとも3つの周辺装置を木構造
    状に接続してなる通信ネットワークにおいて、 前記メッセージ分解装置として機能する周辺装置の各々
    ごとに、 (a)当該周辺装置とその一の親との間の通信リンクを
    確立するステップと、 (b)前記一の親に複合メッセージが存在する場合、こ
    の複合メッセージをこの親から当該周辺装置において受
    信するステップと、 (c)受信された前記複合メッセージを、当該周辺装置
    において1組の個別メッセージへ分解するステップと、 (d1)当該周辺装置とその選択された一の子との間の通
    信リンクを確立するステップと、 (d2)前記1組の個別メッセージのうち選択された一の
    個別メッセージを、前記選択された一の子へ送信するス
    テップと、 (d3)当該周辺装置の選択された残りの子の各々につい
    て、前記ステップ(d1)及び(d2)をそれぞれ反復する
    ステップと、 (e)所定の条件によって終了されるまで、前記ステッ
    プ(a)乃至(d)を当該周辺装置において反復するス
    テップとを非同期的に実行するようにしたことを特徴と
    するデータ通信方法。
  4. 【請求項4】 前記複合メッセージを構成する前記1組
    の個別メッセージ内の各個別メッセージがこのメッセー
    ジを受信すべき一の子を宛先として特定する標識をそれ
    ぞれ含んでおり、前記ステップ(d)が、前記各個別メ
    ッセージをその前記標識によって特定された当該周辺装
    置の子の各々にそれぞれ送信することを含んでいる、請
    求項3記載のデータ通信方法。
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