JP3512913B2 - 局内制御システム及び局内制御方法 - Google Patents

局内制御システム及び局内制御方法

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JP3512913B2
JP3512913B2 JP18122395A JP18122395A JP3512913B2 JP 3512913 B2 JP3512913 B2 JP 3512913B2 JP 18122395 A JP18122395 A JP 18122395A JP 18122395 A JP18122395 A JP 18122395A JP 3512913 B2 JP3512913 B2 JP 3512913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM 交換機等の交換局
において、加入者回線を収容する端末インタフェース装
置等の周辺装置と交換局全体を制御するプロセッサ等の
制御系装置との間の制御データの通信を制御する局内制
御技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】交換機
において、、通話路スイッチに接続され加入者回線を収
容する端末インタフェース装置等の周辺装置を制御する
ためには、交換機全体を制御するプロセッサ等の制御系
装置と端末インタフェース装置等との間で制御データを
通信する必要がある。
【0003】図12は、上述のような制御データ通信の
第1の従来技術の構成図である。この従来技術において
は、通話路スイッチ(SW)1201と各端末インタフ
ェース装置(TERM)1205とを接続し加入者デー
タを伝送するハイウエイ1206とは別に、中央プロセ
ッサ(CPR)1202にバス1203を介して接続さ
れるプロセッサインタフェース装置(PRIF)120
4と各端末インタフェース装置1205との間に、制御
データを通信するための専用線(物理的なインタフェー
ス)1207が設置されている。
【0004】しかし、この第1の従来技術では、交換機
システムの構成が大きくなるに従って制御データ用の専
用線のケーブルの敷設が複雑になってしまい、端末イン
タフェース装置1205の増設が容易ではないという問
題点を有している。
【0005】図13は、上述の第1の従来技術の問題点
を解決するための制御データ通信の第2の従来技術の構
成図である。この従来技術では、通話路スイッチ(S
W)1301に接続される各端末インタフェース装置
(TERM)1305と同列に、制御用トランク(TM
CNT)1307が、加入者データを伝送するハイウエ
イ1306によって接続される。そして、各端末インタ
フェース装置1305と制御用トランク1307の間
で、加入者データを伝送するハイウエイ1306上に加
入者セルと共に多重される制御用セルを用いて、制御デ
ータが通信される。制御用トランク1307は、専用線
1308で、中央プロセッサ(CPR)1302にバス
1303を介して接続されるプロセッサインタフェース
装置(PRIF)1304と接続される。
【0006】この第2の従来技術では、制御用トランク
1307は、多数の端末インタフェース装置1305と
の間で制御データを通信できるため、その数は少なくて
よく増設の頻度も少ない。従って、交換機システムの構
成が大きくなってもケーブルの敷設はそれほど複雑には
ならず、端末インタフェース装置1305の増設も容易
である。
【0007】しかし、第2の従来技術では、加入者セル
を伝送するハイウエイ1306に伝送障害が発生した場
合に、加入者セルの通信だけでなく制御用セルの通信も
途絶えてしまう。このため、そのような障害の発生時に
は、障害情報の収集が不可能になると共に、障害装置の
特定も不可能になり、復旧処理も困難になるという問題
点を有している。
【0008】本発明は、交換機システムの構成が大きく
なってもケーブルの敷設はそれほど複雑にはならず、か
つ加入者セルを伝送するハイウエイに伝送障害が発生し
ても制御データの通信が途絶することのない局内制御デ
ータの通信を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。本発明は、ハイウエイクロック109に同
期して加入者情報を受信してその交換を行う交換局内の
周辺装置101とその交換局内の制御系装置102との
間の制御データの通信を制御する局内制御システムを前
提とする。
【0010】始めに、周辺装置ケーブル103は、周辺
装置101に接続され、ハイウエイクロック109に同
期して加入者情報を伝送する物理線である加入者リンク
104とハイウエイクロック109に同期して制御デー
タを伝送する物理線である制御リンク105とを一体に
有する。
【0011】続いて、制御データ変換装置106は、制
御リンク105上をハイウエイクロック109に同期し
て転送される制御データと制御系装置102がハイウエ
イクロック109に同期しないで送受信する制御データ
とのインタフェースを制御する。一方、加入者リンク1
04は、スイッチ107に接続され、加入者リンク10
4上のATM セル等の加入者情報は、スイッチ107によ
って交換される。この場合に、制御系装置102、制御
データ変換装置106、及びスイッチ107等は、例え
ば交換機筐体108に一体に収納され、周辺装置ケーブ
ル103は、交換機筐体108の1つのコネクタに接続
される。
【0012】上述の発明の構成において、制御リンク1
05は、複数の制御データのうち第1の制御データ群の
状態をハイウエイクロック109に同期して所定の周期
で繰り返し転送するための物理線であるハードリンク1
10を含むように構成することができる。この場合更
に、加入者情報は所定のデータ長を有するセルを単位と
して加入者リンク104上を転送され、上述の所定の周
期はセルの転送周期に同期するように構成することがで
きる。
【0013】この場合、制御データ変換装置106は、
所定の周期毎にハードリンク110からハイウエイクロ
ック109に同期して第1の制御データ群の状態を受信
してそれら各状態に対応する記憶位置に上書きする第1
のバッファメモリ111と、その第1のバッファメモリ
111の記憶内容を、制御系装置102によって制御さ
れる制御系クロックに同期して読み出して制御系装置1
02に転送する受信回路112と、制御系装置102か
ら送信された第1の制御データ群の状態をそれら各状態
に対応する記憶位置に制御系クロックに同期して上書き
する第2のバッファメモリ114と、その第2のバッフ
ァメモリ114の記憶内容を、所定の周期毎にハイウエ
イクロック109に同期してハードリンク110に送信
する送信回路115とを含むように構成することができ
る。
【0014】また、ここまでの発明の構成において、制
御リンク105は、複数の制御データのうち第2の制御
データ群をダイレクトメモリアクセス転送手順に従って
ハイウエイクロック109に同期して転送するための物
理線であるダイレクトメモリアクセスリンク116と、
そのダイレクトメモリアクセスリンク116上のデータ
の有効な期間を指定するダイレクトメモリアクセスイネ
ーブル信号をハイウエイクロック109に同期して転送
するための物理線であるダイレクトメモリアクセスイネ
ーブルリンク117とを更に含み、ハードリンク110
を用いて転送される第1の制御データ群は、ダイレクト
メモリアクセスリンク116を用いた第2の制御データ
群に対するダイレクトメモリアクセス転送動作を制御す
るためのダイレクトメモリアクセス制御データ群を含む
ように構成することができる。
【0015】
【作用】本発明の第1の特徴として、制御系装置10
2、制御データ変換装置106、及びスイッチ107等
を収納する交換機筐体108と周辺装置101が、例え
ばコネクタ等によって、加入者情報を伝送する物理線で
ある加入者リンク104とハイウエイクロック109に
同期して制御データを伝送する物理線である制御リンク
105とを一体に有する周辺装置ケーブル103により
接続される。
【0016】このような特徴的な構造により、周辺装置
101を増設する必要が生じた場合には、例えば交換機
筐体108の未使用のコネクタに、周辺装置ケーブル1
03によって新たな周辺装置101を接続するだけで増
設工事が完了する。このように、本発明の第1の特徴的
な構成により、周辺装置101を容易に増設することが
可能となる。
【0017】また、加入者リンク104に障害が発生し
て加入者情報の転送が途絶えても、制御リンク105に
障害が発生していなければ、周辺装置101と制御系装
置102との間で制御データを通信することができる。
このため、障害の発生時においても、例えば制御系装置
102が周辺装置101から障害情報を収集することが
でき、障害装置の特定や復旧処理を容易に実行すること
ができる。
【0018】更に、制御リンク105上の制御データ
は、その制御リンク105と共に周辺装置ケーブル10
3に含まれる加入者リンク104のハイウエイクロック
109に同期して転送される。このハイウエイクロック
109は、加入者リンク104上を転送される加入者情
報の転送タイミングを制御する。加入者リンク104は
例えば8ビット分の物理信号線群であり、この場合に
は、加入者情報は、8ビット単位で転送される。ハイウ
エイクロック109は、この8ビット単位の加入者情報
のタイミングを決定する。このような特徴的な構成によ
り、制御リンク105の同期をとるための特別な制御線
やクロック制御装置を制御リンク105のために新たに
設ける必要がなくなり、システムのハードウエア規模を
削減することが可能となる。また、ATM 交換方式などに
おいては、ハイウエイクロック109の周波数は一般に
非常に高いため、制御リンク105のための新たなクロ
ック制御装置等を必要とすることなく制御データの高速
な通信が可能となる。
【0019】本発明の第2の特徴として、制御リンク1
05は、第1の制御データ群の状態をハイウエイクロッ
ク109に同期して所定の周期で繰り返し転送するため
の物理線であるハードリンク110を含む。また、加入
者情報が所定のデータ長を有するセルを単位として加入
者リンク104上を転送される場合、上述の所定の周期
はセルの転送周期に同期するように構成することができ
る。
【0020】このような特徴的な構成によって、例えば
冗長性は高いが安定性を要する情報や同報する必要のあ
る情報である第1の制御データ群をハードリンク110
を使用して転送することができる。また、所定の周期は
セルの転送周期に同期させることにより、ハードリンク
110上の所定の周期毎の第1のデータ群の同期をとる
ための特別な制御装置をハードリンク110のために新
たに設ける必要がなくなり、システムのハードウエア規
模を更に削減することが可能となる。
【0021】上述したハードリンク110の制御機能に
おいて、ハードリンク110上を転送される第1の制御
データ群の状態は、安定して転送される必要があるた
め、その安定性を保証するための何等かの制御機構が必
要となる。そこで、本発明の第3の特徴として、ハイウ
エイクロック109に同期して入力する所定の周期毎の
第1の制御データ群の状態は、第1のバッファメモリ1
11内の各状態に対応する記憶位置に所定の周期毎に上
書きされる。従って、1又は2周期程度乱れた第1の制
御データ群の状態が入力されたとしても、第1のバッフ
ァメモリ111の内容はそれ以後の安定した第1の制御
データ群の状態によってすぐに上書きされるため、制御
系クロック1113に従って動作する受信回路112
は、第1のバッファメモリ111から安定した第1の制
御データ群の状態を取り出すことができる。このように
本発明では、第1のバッファメモリ111と受信回路1
12という簡単な受信側装置によって、安定性が保証さ
れた第1の制御データ群の状態をハードリンク110か
ら受信することが可能となる。
【0022】逆に、ハードリンク110に第1の制御デ
ータ群の状態を送出する送信側装置についても、第2の
バッファメモリ114と送信回路115という簡単な回
路構成により、安定性が保証された第1の制御データ群
の状態をハードリンク110に送信することが可能とな
る。
【0023】本発明の第4の特徴として、制御リンク1
05は、ハードリンク110のほかに、第2の制御デー
タ群をハイウエイクロック109に同期してDMA転送
するためのダイレクトメモリアクセスリンク116とダ
イレクトメモリアクセスイネーブルリンク117とを更
に含み、ハードリンク110を用いて転送される第1の
制御データ群に、上記DMA転送動作を制御するための
ダイレクトメモリアクセス制御データ群を含むように構
成することにより、トラヒック情報等の大量の制御デー
タを転送することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
につき詳細に説明する。 <全体説明>図2は、本発明の実施例の全体構成図であ
る。
【0025】図2の構成が、図12又は図13の従来技
術の構成と異なる第1の点は、ATMスイッチ207を含
む交換機筐体201と各端末インタフェース装置202
(#1〜#N)が、コネクタ206を介して、加入者データ
のセルを伝送する物理線である加入者リンク205(図
中、破線で示される)と制御データを伝送する物理線で
ある制御リンク204(図中、実線で示される)とを一
体に有する端末インタフェースケーブル203により接
続される点である。なお、図中、添え字“u ”及び“d
”は、それぞれが付加されている部分が、上り(端末
インタフェース装置202→ATM スイッチ207)及び
下り(ATM スイッチ207→端末インタフェース装置2
02)に関わる部分であることを示している。また、記
号“#1”〜“#N”は、それぞれが付加されている部分
が、第1番目〜第N番目の端末インタフェース装置20
2に関わる部分であることを示している。
【0026】このような特徴的な構造により、端末イン
タフェース装置202を増設する必要が生じた場合に
は、交換機筐体201の未使用のコネクタ206に、端
末インタフェースケーブル203によって新たな端末イ
ンタフェース装置202を接続するだけで増設工事が完
了する。このように、本発明の第1の特徴的な構成によ
り、端末インタフェース装置202を容易に増設するこ
とが可能となる。
【0027】また、加入者リンク205に障害が発生し
て加入者セルの転送が途絶えても、制御リンク204に
障害が発生していなければ、端末インタフェース装置2
02とCPR208との間で制御データを通信すること
ができる。このため、障害の発生時でも、例えばCPR
208が端末インタフェース装置202から障害情報を
収集することができ、障害装置の特定や復旧処理を容易
に実行することができる。
【0028】図2の構成で、端末インタフェースケーブ
ル203に含まれる加入者リンク205は、交換機筐体
201内のATM スイッチ207に接続される。そして、
ATMスイッチ207は、中央プロセッサ(CPR:Centr
al PRocessor )208からの指示に基づき動作するス
イッチ制御装置(SWCNT:SWitch CoNTroller )2
12による制御のもとで、加入者リンク205上を転送
されるセルに対して、周知の交換動作を実行する。
【0029】一方、図2の構成で、端末インタフェース
ケーブル203に含まれる制御リンク204は、制御デ
ータ変換装置(DTCNV:control DaTa Converter)
211に接続される。このDTCNV211は、CPR
208と端末インタフェース装置202との間の制御デ
ータの通信を制御する。
【0030】ここで、本発明の第2の特徴として、制御
リンク204は、ハードリンクとDMAリンクとDMA
イネーブルリンクとから構成される。これらのリンク
は、本実施例では、それぞれ1ビット分の物理信号線に
よって構成されるが、ハードリンクやDMAリンクはそ
れぞれ複数ビット分の物理信号線によって構成されても
よい。ハードリンクは、いわゆるリフレッシュ方式(後
述する)で制御データを転送するためのリンクである。
リフレッシュ方式とは、特定の種類の制御データの状態
を一定の周期で繰り返して転送する方式である。これに
対して、DMAリンクは、DMA転送方式によって制御
データを転送するためのリンクであり、DMAイネーブ
ルリンクは、DMAリンクの転送を制御するためのリン
クである。このような特徴的な構成によって、例えば冗
長性は高いが安定性を要する情報や同報する必要のある
情報をハードリンクを使用して転送することができると
同時に、トラヒック情報等の大量の制御データをDMA
リンクを使用して転送することができる。
【0031】図3は、端末インタフェース装置202と
DTCNV211の間のハードリンクのデータフォーマ
ットを示す図である。図3(a-1) 及び図3(b-1) に示さ
れるように、下り及び上りの両方のハードリンクとも、
それらのリンク上のデータフォーマットは、一定周期で
伝送されるフレームデータの形式を有する。ここで、下
りハードリンクは、DTCNV211(HLT215)
から端末インタフェース装置202に向かう下り制御リ
ンク204d に含まれ、上りハードリンクは、端末イン
タフェース装置202からDMAC217(RV21
6)に向かう上り制御リンク204u に含まれる。
【0032】図3(a-1) 及び図3(b-1) に示されるよう
に、下り及び上りの両方のハードリンク上の各フレーム
データは、アドレスと、制御ビットと、DMAコントロ
ールフィールドと、フレームデータのデータ誤りを検出
・訂正するパリティPとから構成される。
【0033】上記フレームデータの構成のうち、アドレ
スは、端末インタフェース装置202を特定するために
使用される。即ち、DTCNV211から端末インタフ
ェース装置202に向かう下りハードリンク上の図3(a
-1) のフレームデータに含まれるアドレスは、宛先の端
末インタフェース装置202がそれを宛先とするフレー
ムデータのみを受信するために使用される。また、端末
インタフェース装置202からDTCNV211に向か
う上りハードリンク上の図3(b-1) のフレームデータに
含まれるアドレスは、そのフレームデータがどの端末イ
ンタフェース装置202から送信されたものであるかを
DTCNV211及びCPR208が認識するために使
用される。
【0034】上記フレームデータの構成のうち、DTC
NV211から端末インタフェース装置202に向かう
下りハードリンク上の図3(a-1) のフレームデータに含
まれる制御ビットは、本実施例の場合、図3(a-2) に示
されるように、リセットRS、時刻通知TM、及びアク
ティブ/スタンバイ指定ASの3つの制御データを含
む。リセットRSは、CPR208が端末インタフェー
ス装置202をリセットするための制御データである。
時刻通知TMは、CPR208が端末インタフェース装
置202に、トラヒックデータの収集タイミング等を指
定するために端末インタフェース装置202で使用され
るタイマ時刻を通知するための制御データである。アク
ティブ/スタンバイ指定ASは、2重化されている各端
末インタフェース装置202に対して、それぞれが運用
系(アクティブ系)となるか予備系(スタンバイ系)と
なるかを指定するための制御データである。一方、端末
インタフェース装置202からDTCNV211に向か
う上りハードリンク上の図3(b-1) のフレームデータに
含まれる制御ビットは、本実施例の場合、図3(b-2)に
示されるように、障害通知FTとDMA障害DFの2つ
の制御データを含む。障害通知FTは、端末インタフェ
ース装置202に障害が発生したことを、その端末イン
タフェース装置202がCPR208に通知するための
制御データである。DMA障害DFは、端末インタフェ
ース装置202がDMA転送時に障害を検出したこと
を、その端末インタフェース装置202がCPR208
に通知するための制御データである。
【0035】このような制御データが、ハードリンク上
のフレームデータの制御ビットに格納されて一定の周期
で繰り返し転送されることにより、安定性を要する情報
や同報する必要のある情報を確実に転送することができ
る。
【0036】次に、上記フレームデータの構成のうち、
DMAコントロールフィールドは、DMAリンクによる
DMA転送を制御するための制御データを端末インタフ
ェース装置202と、DTCNV211又はCPR20
8との間で通信するために使用される。まず、下り及び
上りの両方のハードリンク上のフレームデータに含まれ
るDMAコントロールフィールドには、本実施例の場
合、図3(a-3) 及び図3(b-3) に示されるように、DM
AリクエストRQ及び承認応答AKが含まれる。DMA
リクエストRQは、端末インタフェース装置202又は
CPR208の依頼を受けたDTCNV211が、それ
ぞれDTCNV211又は端末インタフェース装置20
2に対して、DMA転送を要求するための制御データで
ある。承認応答AKは、DMA転送の開始時及び継続時
に、各種承認応答を相手の装置に返すための制御データ
である。次に、DTCNV211から端末インタフェー
ス装置202に向かう下りハードリンク上の図3(a-1)
のフレームデータに含まれるDMAコントロールフィー
ルドには、本実施例の場合更に、図3(a-3) に示される
ように、拒否表示RJが含まれる。この拒否表示RJ
は、端末インタフェース装置202からDTCNV21
1に対するDMA転送の要求に対し、DTCNV211
が、それがDMA転送可能状態(アイドル状態)にない
ためDMA転送の要求を受け付けることができない旨を
通知するための制御データである。また、端末インタフ
ェース装置202からDTCNV211に向かう上りハ
ードリンク上の図3(b-1) のフレームデータに含まれる
DMAコントロールフィールドには、本実施例の場合更
に、図3(b-3) に示されるように、終了フラグEFが含
まれる。この終了フラグEFは、端末インタフェース装
置202がDTCNV211に対してDMA転送の終了
を通知するための制御データである。
【0037】このような制御データが、ハードリンク上
のフレームデータのDMAコントロールフィールドに格
納されて転送されることにより、DMA転送のための特
別な制御線を用意する必要がなくなる。
【0038】次に、本発明の第3の特徴として、制御リ
ンク204に含まれるハードリンクとDMAリンクとD
MAイネーブルリンクは、図4(a) 、(d) 、(e) 、及び
(f)に示されるように、少なくともその制御リンク20
4と共に端末インタフェースケーブル203に含まれる
加入者リンク205のハイウエイクロックに同期して転
送される。このハイウエイクロックは、加入者リンク2
05上を転送されるセルを構成するハイウエイデータの
転送タイミングを制御する。加入者リンク205は例え
ば8ビット分の物理信号線群であり、この場合には、ハ
イウエイデータは、8ビット単位で転送される。ハイウ
エイクロックは、この8ビット単位のハイウエイデータ
のタイミングを決定する。
【0039】このような特徴的な構成によって、制御リ
ンク204の同期をとるための特別な制御線やクロック
制御装置を制御リンク204のために新たに設ける必要
がなくなり、システムのハードウエア規模を削減するこ
とが可能となる。また、ハイウエイクロックの周波数は
一般に非常に高いため、制御リンク204のための新た
なクロック制御装置等を必要とすることなく制御データ
の高速な通信が可能となる。
【0040】更に、制御リンク204に含まれるハード
リンク上の図3(a) 又は(b) のフレームデータは、図4
(b) 及び(d) に示されるように、その制御リンク204
と共に端末インタフェースケーブル203に含まれる加
入者リンク205上のセルフレームクロックに同期して
転送される。このセルフレームクロックは、図4(b)及
び(c) に示されるように、加入者リンク205上を転送
されるセルデータの境界の転送タイミングで発生するこ
とにより、セル単位での同期を制御する。従って、ハー
ドリンク上の図3(a) 又は(b) のフレームデータの境界
は、加入者リンク205上のセルの境界に同期すること
になる。
【0041】このような特徴的な構成によって、ハード
リンク上のフレームデータの同期をとるための特別な制
御装置をハードリンクのために新たに設ける必要がなく
なり、システムのハードウエア規模を更に削減すること
が可能となる。なお、ハードウエア規模等に余裕があれ
ば、セルクロックに同期するという条件のもとで、上記
フレームデータは、セルフレームクロックには同期させ
ずに独自のタイミングで伝送されてもよい。この場合に
は、例えば、図3(a) 又は(b) に示されるフレームデー
タの先頭と末尾には、フレームデータの区切りを示す特
定のビットシーケンスが付加される。 <詳細説明>次に、上述の制御リンク204を用いた制
御データの通信機能について、以下に説明する。
【0042】まず、図5は、CPR208からDTCN
V211内のDMADIS213に転送されるパケット
データのフォーマット図である。図6は、図2のDTC
NV211内のハードリンク送信装置(HLT:HardLi
nk Transmitter)215の回路構成図、図7は、図2の
DTCNV211内のDMA分配装置(DMADIS:
DMA DIStributer )213のDMAデータのバス219
部の回路構成図、図8は、図2のDTCNV211内の
DMA送信装置(DMAT:DMA Transmitter )214
の回路構成図、図9は、図2のDTCNV211内の制
御リンク受信装置(RV:control link Reciever )2
16の回路構成図である。CPR208から起動されるDMA転送動作 上述の各図と、図10に示されるDMA通信手順を示す
図に基づいて、まず、CPR208が端末インタフェー
ス装置202に対するDMA転送を起動する場合の構成
及び動作について、詳細に説明する。
【0043】CPR208は、或る端末インタフェース
装置202に制御データをDMA転送する必要が生じた
場合、図5に示されるデータフォーマットを有するパケ
ットを、図2に示されるバス209及びプロセッサイン
タフェース装置(PRIF:PRocessor InterFace )2
10を介して、DTCNV211内のDMA分配装置
(DMADIS:DMA DIStributer )213に転送する
(図10のS1)。
【0044】このパケットデータは、図5に示されるよ
うに、アドレス部と実データ部とからなるフォーマット
を有する。アドレス部は、それが含まれるパケット内の
実データ部の送信先を示しており、アドレス部内の先頭
の図5に示されるフラグSWの値が0であれば、DMA
転送される制御データ(DMAデータ)がそのパケット
内の実データ部に格納されていることを示している。ま
た、アドレス部内のリンクナンバーは、図2の#1〜#Nの
端末インタフェース装置202のうちDMA転送を実行
する装置を特定する。本実施例の場合、リンクナンバー
はアドレス部内の3ビットのデータによって示され、従
ってN=23 =8である。
【0045】DMADIS213は、受信したパケット
のアドレス部を解析することによって、#1〜#Nの端末イ
ンタフェース装置202のうちどれに対してDMA転送
が起動されたかを識別した後(図10のS2)、該当す
る端末インタフェース装置202に対応する下り制御リ
ンク204d 内のハードリンクに対しリクエスト信号
(REQ)を送信する(図10のS3)。具体的には、
DMADIS213は、DTCNV211内のハードリ
ンク送信装置(HLT:Hard Link Transmitter)215
内の図6に示される#1〜#Nのハードリンク送信回路60
1のうち、宛先の端末インタフェース装置202に対応
する回路に対し、DMAコントロールフィールドにDM
AリクエストRQがセットされたフレームデータ(図3
(a-1) 及び図3(a-3) 参照)を、パラレルデータとして
転送する。このフレームデータは、図6に示される対応
するハードリンク送信回路601内のフリップフロップ
(F/F)602に、CPR208側から供給されるプ
ロセッサクロックPRCKに同期して、ラッチされる。
その後、このF/F602にラッチされた図3(a) のフ
ォーマットを有するパラレルデータであるフレームデー
タは、パラレル/シリアル変換回路603によってパラ
レルデータ形式からシリアルデータ形式に変換されなが
ら、ハイウエイクロックHWCK(図4(a) 参照)に同
期して、下り制御リンク204d (図2参照)に含まれ
るハードリンクに送出される。なお、パラレル/シリア
ル変換回路603において、フレームデータの先頭に対
応するシリアルデータの送出タイミングは、特には図示
しないセルフレームクロックに基づいて決定される(図
4(b) 及び(d) 参照)。
【0046】上述の動作と共に、DMADIS213
は、DTCNV211内のRV216を構成する図7に
示されるF/F712に対し、プロセッサクロックPR
CKに同期して、DMA転送を行うべき端末インタフェ
ース装置202に対応するハードリンクの監視を指示す
るデータをセットする。この結果、図7において、デコ
ーダ713がF/F712の内容をデコードすることに
よって、セレクタ705に対して、上記端末インタフェ
ース装置202が接続される上り制御リンク204u に
含まれるハードリンクを収容するハードリンク受信回路
701の出力のみを選択させる。これにより、DMAD
IS213は、DMA転送を行うべき端末インタフェー
ス装置202からの応答信号のみを待つことができる
(図10のS4)。
【0047】宛先の端末インタフェース装置202は、
それが接続される下り制御リンク204d に含まれるハ
ードリンクから受信したフレームデータのうち、その先
頭のアドレス(図3(a-1) )が自分のアドレスに一致す
るもののみを、内部に取り込む。その後、その端末イン
タフェース装置202は、そのフレームデータ内のDM
AコントロールフィールドにDMAリクエストRQ(図
3(a-3) 参照)がセットされていることを認識すると、
自身がDMA転送可能であることを確認した後に、それ
が接続される上り制御リンク204u 内のハードリンク
に対して応答信号(ACK)を送信する(図10のS
4)。具体的には、端末インタフェース装置202は、
DMAコントロールフィールドに承認応答AKがセット
されたシリアルデータであるフレームデータ(図3(b-
1) 及び図3(b-3) 参照)を、上り制御リンク204u
内のハードリンクに送出する。
【0048】RV216内の、図7に示される上記端末
インタフェース装置202が接続する上り制御リンク2
04u に含まれるハードリンクを収容するハードリンク
受信回路701において、シリアル/パラレル変換回路
703は、上記シリアルデータである1フレーム分のフ
レームデータを、ハイウエイクロックHWCKに同期し
て受信しながらパラレルデータに変換する。なお、シリ
アル/パラレル変換回路703において、フレームデー
タの先頭に対応するシリアルデータの受信タイミング
は、特には図示しないセルフレームクロックに基づいて
決定される(図4(b) 及び(d) 参照)。このパラレルデ
ータに変換されたフレームデータは、プロセッサクロッ
クPRCKに同期して、F/F704にラッチされる。
そして、その出力は、セレクタ705を介してDMAD
IS213に出力される。
【0049】DMADIS213は、DMA転送を行う
べき端末インタフェース装置202からの応答信号(A
CK)を待つ間、最初のパケットの実データ部(図5参
照)に格納されている最初のDMAデータを、内部の図
8に示されるF/F801にプロセッサクロックPRC
Kに同期して保持しておく。また、内部の図8に示され
るF/F802に、DMAイネーブルリンクに送出すべ
きDMAイネーブル信号(図4(f) 参照)をセットして
おく。
【0050】DMADIS213は、RV216から受
信したフレームデータのDMAコントロールフィールド
に承認応答AK(図3(b-3) 参照)がセットされている
ことを確認すると、該当する端末インタフェース装置2
02に対応する下り制御リンク204d 内のハードリン
クに対するリクエスト信号(REQ)の出力を停止す
る。具体的には、DMADIS213は、DTCNV2
11内のHLT215を構成する図6に示される#1〜#N
のハードリンク送信回路601のうち、宛先の端末イン
タフェース装置202に対応する回路に対し、DMAコ
ントロールフィールドのDMAリクエストRQがリセッ
トされたフレームデータ(図3(a-1) 及び図3(a-3) 参
照)を、パラレルデータとして転送する。
【0051】上述の動作と共に、DMADIS213
は、該当する端末インタフェース装置202に対応する
下り制御リンク204d 内のDMAリンク及びDMAイ
ネーブルリンクに対して、内部の図8に示されるF/F
801及び802にそれぞれラッチされていたDMAデ
ータ及びDMAイネーブル信号を送信する(図10のS
5)。具体的には、DMADIS213は、DTCNV
211内のDMA送信装置(DMAT:DMA Transmitte
r )214内の図9に示される#1〜#NのDMA送信回路
901のうち、宛先の端末インタフェース装置202に
対応する回路に対し、内部の図8に示されるF/F80
1及びF/F802にセットされていたDMAデータ及
びDMAイネーブル信号を、パラレルデータとして転送
すると共に、そのDMA送信回路901の出力が接続さ
れるセレクタ905のみに対して、セレクト信号SEL
を出力する。上記DMAデータは、図9に示される対応
するDMA送信回路901内のF/F902に、プロセ
ッサクロックPRCK及び上記DMAイネーブル信号の
入力に同期して、ラッチされる。その後、このF/F9
02にラッチされたパラレルデータであるDMAデータ
は、パラレル/シリアル変換回路903によってパラレ
ルデータ形式からシリアルデータ形式に変換されなが
ら、ハイウエイクロックHWCK(図4(a) 参照)に同
期して、セレクタ905を介して、下り制御リンク20
4d (図2参照)に含まれるDMAリンクに送出される
(図4(e) 参照)。なお、この送出タイミングは、ハイ
ウエイクロックHWCKのタイミングにのみ同期し、前
述したセルフレームクロック(図4(b) )のタイミング
とは関係ない。これと同時に、DMADIS213から
出力されたDMAイネーブル信号は、上述のDMA送信
回路901内のF/F904に、ハイウエイクロックH
WCKに同期してラッチされることにより、セレクタ9
05を介して、下り制御リンク204d に含まれるDM
Aイネーブルリンクに送出される(図4(f) 参照)。
【0052】上述の動作と共に、DMADIS213
は、アドレス部に該当するリンクナンバーが格納され、
実データ部に応答信号(ACK)が格納されたパケット
(図5参照)を、CPR208に返送する。
【0053】CPR208は、DMADIS213から
応答信号(ACK)を受信すると、次にDMA転送すべ
きDMAデータを用意し、それが実データ部に格納され
DMA転送の宛先がアドレス部に格納されたパケットを
生成し、DMADIS213に送信する。DMADIS
213は、そのパケットを受信すると、そのパケットの
実データ部に格納されている次のDMAデータを、内部
の図8に示されるF/F801に保持しておく。
【0054】更に上述の動作と共に、DMADIS21
3は、DTCNV211内のRV216を構成する図7
に示されるF/F712に対し、プロセッサクロックP
RCKに同期して、DMA転送を行うべき端末インタフ
ェース装置202に対応するハードリンクの監視を指示
するデータをセットする。この結果、図7において、デ
コーダ713がF/F712の内容をデコードすること
によって、セレクタ705に対して、上記端末インタフ
ェース装置202が接続される上り制御リンク204u
に含まれるハードリンクを収容するハードリンク受信回
路701の出力のみを選択させる。これによって、DM
ADIS213は、DMA転送を行うべき端末インタフ
ェース装置202からの応答信号のみを待つことができ
る(図10のS6)。
【0055】宛先の端末インタフェース装置202は、
それが接続される下り制御リンク204d に含まれるD
MAイネーブルリンクにDMAイネーブル信号が出力さ
れたタイミング(図4(f) 参照)で、上記下り制御リン
ク204d に含まれるDMAリンクからDMAデータ
(図4(e) 参照)を、ハイウエイクロックに同期して受
信する(図10のS5)。そして、その端末インタフェ
ース装置202は、受信したDMAデータに対する上位
レイヤにおけるエラーチェック等の結果、そのDMAデ
ータの正常性を確認した後に、それが接続される上り制
御リンク204u内のハードリンクに対し応答信号(A
W)を送信する(図10のS6)。具体的には、端末イ
ンタフェース装置202は、DMAコントロールフィー
ルドに承認応答AKがセットされたシリアルデータであ
るフレームデータ(図3(b-1) 及び図3(b-3) 参照)
を、上り制御リンク204u 内のハードリンクに送出す
る。
【0056】RV216内の、図7に示される上記端末
インタフェース装置202が接続する上り制御リンク2
04u に含まれるハードリンクを収容するハードリンク
受信回路701は、前述したようにして、上記フレーム
データを、パラレルデータに変換しながら、セレクタ7
05を介してDMADIS213に出力する。
【0057】DMADIS213は、RV216から受
信したフレームデータのDMAコントロールフィールド
に承認応答AK(図3(b-3) 参照)がセットされている
ことを確認すると、該当する端末インタフェース装置2
02に対応する下り制御リンク204d 内のDMAリン
ク及びDMAイネーブルリンクに対して、DMAT21
4を介して、内部の図8に示されるF/F801及び8
02にそれぞれラッチされていたDMAデータ及びDM
Aイネーブル信号を、前述したようにして再び送信する
(図10のS5の繰り返し)。
【0058】上述の動作と共に、DMADIS213
は、アドレス部に該当するリンクナンバーが格納され、
実データ部に応答信号(AW)が格納されたパケット
を、CPR208に返送する。
【0059】CPR208は、DMADIS213から
応答信号(AW)を受信すると、更にDMA転送すべき
DMAデータを用意し、それが実データ部に格納されD
MA転送の宛先がアドレス部に格納されたパケットを生
成し、DMADIS213に送信する。DMADIS2
13は、そのパケットを受信すると、そのパケットの実
データ部に格納されている次のDMAデータを、内部の
図8に示されるF/F801に保持して処理を続行す
る。
【0060】以上のようにして、図10のS5とS6の
処理が繰り返され、宛先の端末インタフェース装置20
2が最後のDMAデータを受信すると(図10のS
7)、その端末インタフェース装置202は、それが接
続される上り制御リンク204u内のハードリンクに対
し応答信号(AW)を前述したようにして送信し(図1
0のS8)、続いてDMA転送の終了状態を示す制御デ
ータ(RPT)を例えば上記ハードリンク上のフレーム
データの制御ビット内の特には図示しないビットを用い
て送信し(図10のS9)、最後に、DMA転送の終了
を示す終了信号(END)を上記ハードリンクに対して
送信する(図10のS10)。具体的には、端末インタ
フェース装置202は、DMAコントロールフィールド
に終了フラグEFがセットされたシリアルデータである
フレームデータ(図3(b-1) 及び図3(b-3) 参照)を、
上り制御リンク204u 内のハードリンクに送出する。
【0061】RV216内の、図7に示される上記端末
インタフェース装置202が接続する上り制御リンク2
04u に含まれるハードリンクを収容するハードリンク
受信回路701は、前述したようにして、上記フレーム
データを、パラレルデータに変換しながら、セレクタ7
05を介してDMADIS213に出力する。
【0062】DMADIS213は、RV216から受
信したフレームデータのDMAコントロールフィールド
に終了フラグEF(図3(b-3) 参照)がセットされてい
ることを確認すると、自身の状態をDMA転送可能状態
(接続先アイドル状態)に変化させてDMA転送を終了
する(図10のS11)。端末インタフェース装置202から起動されるDMA転
送動作 次に、図11に示されるDMA通信手順を示す図に基づ
いて、端末インタフェース装置202がCPR208に
対するDMA転送を起動する場合の構成及び動作につい
て、詳細に説明する。
【0063】或る端末インタフェース装置202は、C
PR208に制御データをDMA転送する必要が生じた
場合、それが接続される上り制御リンク204u 内のハ
ードリンクに対しリクエスト信号(REQ)を送信する
(図11のS1)。具体的には、端末インタフェース装
置202は、DMAコントロールフィールドにDMAリ
ンクがセットされたシリアルデータであるフレームデー
タ(図3(b-1) 及び図3(b-3) 参照)を、上り制御リン
ク204u 内のハードリンクに送出する。
【0064】ここで、DMA転送が実行されていない期
間においては、図2のスイッチ制御装置(SWCNT:
SWitch CoNTroller )212内のマイクロプロセッサ
(μP:Micro Processor )218が、バス219及び
DTCNV211内のマイクロプロセッサインタフェー
ス装置(μPIF:Micro Processor InterFace )22
0を介して、DTCNV211内のRV216を構成す
る図7のF/F711に対して、#1〜#Nの端末インタフ
ェース装置202が接続される各上り制御リンク204
u に含まれるハードリンクの監視を指示するデータを、
サイクリックに順次セットする。この結果、図7におい
て、デコーダ713がF/F711の内容を順次デコー
ドすることによって、セレクタ705に対して、#1〜#N
の端末インタフェース装置202が接続される各上り制
御リンク204u に含まれるハードリンクを収容する各
ハードリンク受信回路701の出力をサイクリックに選
択させる。RV216内の、各上り制御リンク204u
に含まれるハードリンクを収容する各ハードリンク受信
回路701は、前述したようにして、フレームデータ
を、パラレルデータに変換しながら、セレクタ705を
介してDMADIS213に出力する。これにより、D
MADIS213は、各端末インタフェース装置202
に対応するハードリンク上の制御データを順次監視す
る。
【0065】DMADIS213は、RV216から受
信したフレームデータのDMAコントロールフィールド
にDMAリンク(図3(b-3) 参照)がセットされている
ことを確認すると、現在の自身の状態がDMA転送可能
状態(アイドル状態)であるか否かを判定する(図11
のS2)。
【0066】この判定処理の結果、DMADIS213
は、現在の自身の状態がDMA転送可能状態(アイドル
状態)ではないと判定すると、上記受信したフレームデ
ータのアドレス(図3(b-1) 参照)を解析することによ
って、#1〜#Nの端末インタフェース装置202のうちど
れからDMA転送が要求されたかを識別した後、該当す
る端末インタフェース装置202に対応する下り制御リ
ンク204d 内のハードリンクに対しリジェクト信号
(reject)を送信する(図11のS3)。具体的
には、DMADIS213は、DTCNV211内のH
LT215を構成する図6に示される#1〜#Nのハードリ
ンク送信回路601のうち、DMA転送を要求した端末
インタフェース装置202に対応する回路に対して、D
MAコントロールフィールドの拒否表示RJがセットさ
れたフレームデータ(図3(a-1) 及び図3(a-3) 参照)
を、転送する。
【0067】DMA転送を要求した端末インタフェース
装置202は、それが接続される下り制御リンク204
d に含まれるハードリンクから受信したフレームデータ
のうち、その先頭のアドレス(図3(a-1) )が自分のア
ドレスに一致するもののみを、内部に取り込む。その
後、その端末インタフェース装置202は、そのフレー
ムデータ内のDMAコントロールフィールドに拒否表示
RJがセットされていることを認識すると(図11のS
4)、一定時間の経過の後に、それが接続される上り制
御リンク204u 内のハードリンクに対して、再度DM
A転送のリクエスト信号(REQ)を送信する動作を繰
り返す(図11のS1の繰り返し)。
【0068】一方、DMADIS213は、現在の自身
の状態がDMA転送可能状態(アイドル状態)であると
判定すると、自身をPRIF210を介してバス209
に接続した後(図11のS5)、CPR208に対し
て、アドレス部にDMA転送を要求した端末インタフェ
ース装置202に対応するアドレスが設定され、実デー
タ部に端末インタフェース装置202からのリクエスト
信号(REQ)が格納あSれたパケット(図5参照)を
転送する(図11のS6)。
【0069】その後、DMADIS213は、CPR2
08から、アドレス部にDMA転送を要求した端末イン
タフェース装置202に対応するアドレスが設定され、
実データ部に応答信号(ACK)が格納されたパケット
を受信すると、該当する端末インタフェース装置202
に対応する下り制御リンク204d 内のハードリンクに
対し応答信号(ACK)を送信する(図11のS7)。
具体的には、DMADIS213は、DTCNV211
内のHLT215を構成する図6に示される#1〜#Nのハ
ードリンク送信回路601のうち、DMA転送を要求し
た端末インタフェース装置202に対応する回路に対
し、DMAコントロールフィールドの承認応答AKがセ
ットされたフレームデータ(図3(a-1) 及び図3(a-3)
参照)を、転送する。
【0070】これと共に、DMADIS213は、DT
CNV211内のRV216を構成する図7に示される
F/F712に対して、プロセッサクロックPRCKに
同期して、DMA転送を実行する端末インタフェース装
置202に対応するDMAリンク及びDMAイネーブル
リンクの監視を指示するデータをセットする。この結
果、図7において、デコーダ713がF/F712の内
容をデコードすることにより、セレクタ710に対し
て、上記端末インタフェース装置202が接続される上
り制御リンク204u に含まれるDMAリンク及びDM
Aイネーブルリンクを収容するDMA受信回路702の
出力のみを選択させる。これによって、DMADIS2
13は、DMA転送を行うべき端末インタフェース装置
202からのDMAデータのみを待つことができる(図
11のS8)。
【0071】DMA転送を要求した端末インタフェース
装置202は、それが接続される下り制御リンク204
d に含まれるハードリンクから受信したフレームデータ
のうち、その先頭のアドレス(図3(a-1) )が自分のア
ドレスに一致するもののみを、内部に取り込む。その
後、その端末インタフェース装置202は、そのフレー
ムデータ内のDMAコントロールフィールドに承認応答
AKがセットされていることを認識すると(図11のS
7)、DMAデータの転送を開始する(図11のS
8)。具体的には、その端末インタフェース装置202
は、それが接続される上り制御リンク204u に含まれ
るDMAリンクに、ハイウエイクロックに同期させて、
DMAデータを順次送出すると共に、上記上り制御リン
ク204u に含まれるDMAイネーブルリンクに、上記
DMAデータの送出開始に同期させて、DMAイネーブ
ル信号を送出する(図4(a) 、(e) 、及び(f) 参照)。
【0072】RV216内の、図7に示される上記端末
インタフェース装置202が接続する上り制御リンク2
04u に含まれるDMAリンク及びDMAイネーブルリ
ンクを収容するDMA受信回路702において、F/F
707は、DMAイネーブルリンクから入力されるDM
Aイネーブル信号を、ハイウエイクロックHWCKに同
期して繰り返しラッチする。また、シリアル/パラレル
変換回路706は、シリアルデータである上述のDMA
データを、ハイウエイクロックHWCKに同期して受信
しながらパラレルデータに変換する。このパラレルデー
タに変換されたフレームデータは、プロセッサクロック
PRCK及びF/F707にラッチされたDMAイネー
ブル信号の入力に同期して、F/F708にラッチされ
る。そして、その出力は、セレクタ710を介してDM
ADIS213に出力される。
【0073】DMADIS213は、アドレス部にDM
A転送を実行している端末インタフェース装置202の
アドレスが設定され、実データ部にRV216から受信
したDMAデータが格納されたパケット(図5参照)を
生成し、それを、PRIF210及びバス209を介し
てCPR208に転送する(図11のS8)。
【0074】CPR208は、上述のパケットを受信す
ると、受信したパケットの実データ部に格納されている
DMAデータに対する上位レイヤにおけるエラーチェッ
ク等の結果、そのDMAデータの正常性を確認した後
に、アドレス部にDMA転送を実行している端末インタ
フェース装置202に対応するアドレスが設定され、実
データ部に応答信号(AW)が格納されたパケットをD
MADIS213に送信する。DMADIS213は、
そのパケットを受信すると、該当する端末インタフェー
ス装置202に対応する下り制御リンク204d 内のハ
ードリンクに対し応答信号(AW)を送信する(図11
のS9)。具体的には、DMADIS213は、DTC
NV211内のHLT215を構成する図6に示される
#1〜#Nのハードリンク送信回路601のうち、DMA転
送を実行している端末インタフェース装置202に対応
する回路に対し、DMAコントロールフィールドの承認
応答AKがセットされたフレームデータ(図3(a-1) 及
び図3(a-3) 参照)を、転送する。
【0075】DMA転送を実行している端末インタフェ
ース装置202は、下り制御リンク204d に含まれる
ハードリンクから受信したフレームデータのDMAコン
トロールフィールドに承認応答AK(図3(b-3) 参照)
がセットされていることを確認すると、次のDMAデー
タの転送を実行する(図11のS8の繰り返し)。
【0076】以上のようにして、図11のS8とS9の
処理が繰り返され、CPR208が最後のDMAデータ
を受信すると(図11のS10)、CPR208は、D
MA転送を実行している端末インタフェース装置202
に向けて、応答信号(AW)を前述したようにして送信
し(図11のS11)、続いてDMA転送の終了状態を
示す制御データ(RPT)を送信する(図11のS1
2)。
【0077】DMADIS213は、上述の各制御デー
タを、前述したようにHLT215を介して、DMA転
送を実行している端末インタフェース装置202が接続
される下り制御リンク204d に含まれるハードリンク
に送信する。なお、DMA転送の終了状態を示す制御デ
ータ(RPT)は、例えば上記ハードリンク上のフレー
ムデータの制御ビット内の特には図示しないビットを用
いて送信される。
【0078】これと共に、DMADIS213は、DT
CNV211内のRV216を構成する図7に示される
F/F712に対して、プロセッサクロックPRCKに
同期して、DMA転送を実行する端末インタフェース装
置202に対応するハードリンクの監視を指示するデー
タをセットする。この結果、図7において、デコーダ7
13がF/F712の内容をデコードすることにより、
セレクタ705に対して、上記端末インタフェース装置
202が接続される上り制御リンク204u に含まれる
ハードリンクを収容するハードリンク受信回路701の
出力のみを選択させる。
【0079】DMA転送を実行していた端末インタフェ
ース装置202は、最後に、DMA転送の終了を示す終
了信号(END)を上記ハードリンクに送信する(図1
1のS13)。具体的には、端末インタフェース装置2
02は、DMAコントロールフィールドに終了フラグE
Fがセットされたシリアルデータであるフレームデータ
(図3(b-1) 及び図3(b-3) 参照)を、上り制御リンク
204u 内のハードリンクに送出する。
【0080】RV216内の、図7に示される上記端末
インタフェース装置202が接続する上り制御リンク2
04u に含まれるハードリンクを収容するハードリンク
受信回路701は、前述したようにして、上記フレーム
データを、パラレルデータに変換しながら、セレクタ7
05を介してDMADIS213に出力する。
【0081】DMADIS213は、RV216から受
信したフレームデータのDMAコントロールフィールド
に終了フラグEF(図3(b-3) 参照)がセットされてい
ることを確認すると、自身の状態をDMA転送可能状態
(接続先アイドル状態)に変化させてDMA転送を終了
する(図11のS14)。CPR208と端末インタフェース装置202の間のハ
ードリンクを用いた制御データの通信 最後に、CPR208と端末インタフェース装置202
との間の、ハードリンクを用いた制御データの通信動作
について説明する。
【0082】CPR208は、或る端末インタフェース
装置202に、ハードリンクによって転送される制御デ
ータを転送する必要が生じた場合、アドレス部のフラグ
SWに値1がセットされ、上述の制御データの転送に必
要なデータが実データ部にセットされた図5に示される
フォーマットを有するパケットを、図2に示されるバス
209及びPRIF210を介して、DTCNV211
内のDMADIS213に転送する。
【0083】DMADIS213は、受信したパケット
のアドレス部のフラグSWの値が1であることを識別す
ると、そのパケットを、そのまま図2のSWCNT21
2に転送する。このパケットは、SWCNT212内の
DMA制御装置(DMAC:DMA Controller)217に
よって、SWCNT212内の特には図示しないメモリ
部にDMA転送される。
【0084】SWCNT212内のマイクロプロセッサ
(μP:Micro Processor )218は、上述のDMA転
送されたパケットに格納されているデータに基づき、ど
の端末インタフェース装置202にどのような制御デー
タを転送するかを判定し、制御ビットに必要なデータが
セットされたフレームデータ(図3(a-1) 及び(a-2)参
照)を生成する。
【0085】そして、μP218は、DTCNV211
内のμPIF220を介して、DTCNV211内のH
LT215を構成する図6に示される#1〜#Nのハードリ
ンク送信回路601のうち、宛先の端末インタフェース
装置202に対応する回路に対し、上述のフレームデー
タをパラレルデータとして転送する。このフレームデー
タは、図6に示される対応するハードリンク送信回路6
01内のフリップフロップ(F/F)602に、CPR
208側から供給されるプロセッサクロックPRCKに
同期して、ラッチされる。その後、このF/F602に
ラッチされた図3(a) のフォーマットを有するパラレル
データであるフレームデータは、パラレル/シリアル変
換回路603によりパラレルデータ形式からシリアルデ
ータ形式に変換されながら、ハイウエイクロックHWC
K(図4(a) 参照)に同期して、下り制御リンク204
d (図2参照)に含まれるハードリンクに送出される。
前述したように、パラレル/シリアル変換回路603に
おいて、フレームデータの先頭に対応するシリアルデー
タの送出タイミングは、特には図示しないセルフレーム
クロックに基づいて決定される(図4(b) 及び(d) 参
照)。
【0086】宛先の端末インタフェース装置202は、
それが接続される下り制御リンク204d に含まれるハ
ードリンクから受信したフレームデータのうち、その先
頭のアドレス(図3(a-1) )が自分のアドレスに一致す
るもののみを内部に取り込んで、そのフレームデータ内
の制御ビット(図3(a-2) 参照)から必要な制御データ
を読み出して処理する。
【0087】一方、或る端末インタフェース装置202
が、CPR208に、ハードリンクにより転送される制
御データを転送する必要が生じた場合には、制御ビット
に必要なデータがセットされたフレームデータ(図3(b
-1) 及び(b-2) 参照)を生成し、そのフレームデータを
シリアルデータとして、その端末インタフェース装置2
02に接続されている上り制御リンク204u に含まれ
るハードリンクに送出する。
【0088】これに対して、DMA転送が実行されてい
ない期間においては、前述したように、図2のSWCN
T212内のμP218は、バス219及びDTCNV
211内のμPIF220を介して、DTCNV211
内のRV216を構成する図7のF/F711に対し、
#1〜#Nの端末インタフェース装置202が接続される各
上り制御リンク204u に含まれるハードリンクの監視
を指示するデータを、サイクリックに順次セットする。
この結果、図7において、デコーダ713がF/F71
1の内容を順次デコードすることにより、セレクタ70
5に対して、#1〜#Nの端末インタフェース装置202が
接続される各上り制御リンク204u に含まれるハード
リンクを収容する各ハードリンク受信回路701の出力
をサイクリックに選択させる。RV216内の、各上り
制御リンク204u に含まれるハードリンクを収容する
各ハードリンク受信回路701は、前述したようにし
て、フレームデータを、パラレルデータに変換しなが
ら、セレクタ705を介してDMADIS213に出力
する。
【0089】DMADIS213は、RV216から順
次出力される各上り制御リンク204u に含まれるハー
ドリンク上のフレームデータを、PRIF210及びバ
ス209を介して、CPR208に転送する。
【0090】上述したハードリンクの制御機能におい
て、例えば上り制御リンク204u に含まれるハードリ
ンクをフレームデータが転送される場合、制御ビット内
の図3(b-2) に示される障害通知FT又はDMA障害D
F等の制御データは、安定して転送される必要があるた
め、その安定性を保証するための何等かの制御機構が必
要となる。本実施例では、高速のハイウエイクロックH
WCKに同期して入力する各周期毎のフレームデータ
は、図2のRV216内の図7に示されるシリアル/パ
ラレル変換回路703を介して、ハイウエイクロックH
WCKよりも遅いプロセッサクロックPRCKに同期し
て、F/F704に上書きされる。従って、1又は2周
期程度乱れたフレームデータが入力されたとしても、F
/F704の内容はそれ以後の安定したフレームデータ
によってすぐに上書きされるため、結果的に、F/F7
04からは安定したフレームデータを取り出すことがで
きる。このように本実施例では、シリアル/パラレル変
換回路703とF/F704という簡単な回路構成によ
って、安定性が保証されたフレームデータを受信するこ
とが可能となる。
【0091】下り制御リンク204d に含まれるハード
リンクにフレームデータを送出するHLT215につい
ても、図6に示されるように、F/F602とパラレル
/シリアル変換回路603という簡単な回路構成によっ
て、安定性が保証されたフレームデータを送信すること
が可能となる。 <他の実施例>以上説明した実施例は、端末インタフェ
ース装置と中央プロセッサとの間の制御データの伝送方
式に関するものであるが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、端末インタフェース装置以外の交換局に含ま
れる様々な周辺装置と制御系装置との間の制御データの
伝送方式に適用することができる。
【0092】また、上述の実施例は、ATM 交換システム
に本発明を適用したものであるが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、所定のハイウエイクロックに同期し
て加入者情報を受信してその交換を行う様々な交換シス
テムに適用できる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、周辺装置を増設する必
要が生じた場合であっても、例えば交換機筐体の未使用
のコネクタに、周辺装置ケーブルによって新たな周辺装
置を接続するだけで増設工事が完了させることが可能と
なる。
【0094】また、加入者リンクに障害が発生して加入
者情報の転送が途絶えても、制御リンクに障害が発生し
ていなければ、周辺装置と制御系装置との間で制御デー
タを通信することが可能となる。
【0095】更に、制御リンク上の制御データが加入者
リンクのハイウエイクロックに同期して転送されること
により、制御リンクの同期をとるための特別な制御線や
クロック制御装置を制御リンクのために新たに設ける必
要がなくなり、システムのハードウエア規模を削減する
ことが可能となる。また、ATM 交換方式などにおいて
は、ハイウエイクロックの周波数は一般に非常に高いた
め、制御リンクのための新たなクロック制御装置等を必
要とすることなく制御データの高速な通信が可能とな
る。
【0096】次に、本発明によれば、制御リンクがハー
ドリンクを含むことによって、例えば冗長性は高いが安
定性を要する情報や同報する必要のある情報である第1
の制御データ群をハードリンクを使用して転送すること
が可能となる。また、ハードリンク上の第1の制御デー
タ群の状態の転送周期がATM セル等の転送周期に同期さ
せられることにより、ハードリンク上の所定の周期毎の
第1のデータ群の同期をとるための特別な制御装置をハ
ードリンクのために新たに設ける必要がなくなり、シス
テムのハードウエア規模を更に削減することが可能とな
る。
【0097】更に、本発明によれば、制御データ変換装
置106を、第1のバッファメモリと受信回路という簡
単な受信側装置又は第2のバッファメモリと送信回路と
いう簡単な送信側装置によって構成することにより、安
定性が保証された第1の制御データ群の状態をハードリ
ンクに対して送受信することが可能となる。
【0098】最後に、本発明によれば、制御リンクが、
ハードリンクのほかにダイレクトメモリアクセスリンク
とダイレクトメモリアクセスイネーブルリンクとを更に
含むことにより、トラヒック情報等の大量の制御データ
を転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】実施例の全体構成図である。
【図3】ハードリンクのデータフォーマット図である。
【図4】制御リンクのデータフォーマット図である。
【図5】CPRとDMADIS間のデータフォーマット
図である。
【図6】HLTの主要部の回路構成図である。
【図7】RVの主要部の回路構成図である。
【図8】DMADIS内のDMAデータのバッファ部の
回路構成図である。
【図9】DMATの主要部の回路構成図である。
【図10】DMA通信手順を示す図(CPRからのDM
A転送の起動)である。
【図11】DMA通信手順を示す図(端末インタフェー
ス装置からのDMA転送の起動)である。
【図12】従来技術の構成図(制御装置から物理インタ
フェースにて制御する場合)である。
【図13】従来技術の構成図(制御要トランクをSWハ
イウエイ配下にもつ場合)である。
【符号の説明】
101 周辺装置 102 制御系装置 103 周辺装置ケーブル 104 加入者リンク 105 制御リンク 106 制御データ変換装置 107 スイッチ 108 交換機筐体 109 ハイウエイクロック 110 ハードリンク 111 第1のバッファメモリ 112 受信回路 113 制御系クロック 114 第2のバッファメモリ 115 送信回路 116 ダイレクトメモリアクセスリンク 117 ダイレクトメモリアクセスイネーブルリン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−106247(JP,A) 特開 平8−307398(JP,A) 特開 平6−141087(JP,A) 特許2972381(JP,B2) 特許2577524(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/02 H04L 12/56

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイウエイクロックに同期して加入者情
    報を受信してその交換を行う交換局内の周辺装置と該交
    換局内の制御系装置との間の制御データの通信を制御す
    る局内制御システムであって、 前記周辺装置に接続され、前記ハイウエイクロックに同
    期して前記加入者情報を伝送する物理線である加入者リ
    ンクと前記ハイウエイクロックに同期して前記制御デー
    タを伝送する物理線である制御リンクとを一体に有する
    周辺装置ケーブルと、 前記制御リンク上を前記ハイウエイクロックに同期して
    転送される制御データと前記制御系装置が前記ハイウエ
    イクロックに同期しないで送受信する制御データとのイ
    ンタフェースを制御する制御データ変換装置と、 を含むことを特徴とする局内制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御リンクは、複数の前記制御デー
    タのうち第1の制御データ群の状態を前記ハイウエイク
    ロックに同期して所定の周期で繰り返し転送するための
    物理線であるハードリンクを含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の局内制御システム。
  3. 【請求項3】 前記加入者情報は所定のデータ長を有す
    るセルを単位として前記加入者リンク上を転送され、 前記所定の周期は前記セルの転送周期に同期する、 ことを特徴とする請求項2に記載の局内制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御データ変換装置は、 前記所定の周期毎に前記ハードリンクから前記ハイウエ
    イクロックに同期して前記第1の制御データ群の状態を
    受信して該各状態に対応する記憶位置に上書きする第1
    のバッファメモリと、 該第1のバッファメモリの記憶内容を、前記制御系装置
    によって制御される制御系クロックに同期して読み出し
    て前記制御系装置に転送する受信回路と、 前記制御系装置から送信された前記第1の制御データ群
    の状態を該各状態に対応する記憶位置に前記制御系クロ
    ックに同期して上書きする第2のバッファメモリと、 該第2のバッファメモリの記憶内容を、前記所定の周期
    毎に前記ハイウエイクロックに同期して前記ハードリン
    クに送信する送信回路と、 を含むことを特徴とする請求項2又は3の何れか1項に
    記載の局内制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御リンクは、 複数の前記制御データのうち第2の制御データ群をダイ
    レクトメモリアクセス転送手順に従って前記ハイウエイ
    クロックに同期して転送するための物理線であるダイレ
    クトメモリアクセスリンクと、 該ダイレクトメモリアクセスリンク上のデータの有効な
    期間を指定するダイレクトメモリアクセスイネーブル信
    号を前記ハイウエイクロックに同期して転送するための
    物理線であるダイレクトメモリアクセスイネーブルリン
    クと、 を更に含み、 前記ハードリンクを用いて転送される前記第1の制御デ
    ータ群は、前記ダイレクトメモリアクセスリンクを用い
    た前記第2の制御データ群に対する前記ダイレクトメモ
    リアクセス転送動作を制御するためのダイレクトメモリ
    アクセス制御データ群を含む、 ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の
    局内制御システム。
  6. 【請求項6】 ハイウエイクロックに同期して加入者情
    報を受信してその交換を行う交換局内の周辺装置と該交
    換局内の制御系装置との間の制御データの通信を制御す
    る局内制御システムに用いられるケーブルであって、 前記周辺装置に接続され、前記ハイウエイクロックに同
    期して前記加入者情報を伝送する物理線である加入者リ
    ンクと前記ハイウエイクロックに同期して前記制御デー
    タを伝送する物理線である制御リンクとを一体に有す
    る、 ことを特徴とする周辺装置ケーブル。
  7. 【請求項7】 ハイウエイクロックに同期して加入者情
    報を受信してその交換を行う交換局内の周辺装置と該交
    換局内の制御系装置との間の制御データの通信を制御す
    る局内制御システムに用いられる制御データ変換装置で
    あって、 前記周辺装置に接続され前記ハイウエイクロックに同期
    して前記加入者情報を伝送する物理線である加入者リン
    クと前記ハイウエイクロックに同期して前記制御データ
    を伝送する物理線である制御リンクとを一体に有する周
    辺装置ケーブルに含まれる前記制御リンク上を前記ハイ
    ウエイクロックに同期して転送される制御データと、前
    記制御系装置が前記ハイウエイクロックに同期しないで
    送受信する制御データとのインタフェースを制御する、 ことを特徴とする制御データ変換装置。
  8. 【請求項8】 ハイウエイクロックに同期して加入者情
    報を受信してその交換を行う交換局内の周辺装置と該交
    換局内の制御系装置との間の制御データの通信を制御す
    る局内制御方法であって、 前記周辺装置に、前記ハイウエイクロックに同期して前
    記加入者情報を伝送する物理線である加入者リンクと前
    記ハイウエイクロックに同期して前記制御データを伝送
    する物理線である制御リンクとを一体に有する周辺装置
    ケーブルを接続し、 前記制御リンク上を、前記周辺装置と前記制御系装置と
    の間で通信される前記制御データを前記ハイウエイクロ
    ックに同期して転送させる、 ことを特徴とする局内制御方法。
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