JP2548858B2 - 掘削バケツト - Google Patents

掘削バケツト

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JP2548858B2
JP2548858B2 JP3316570A JP31657091A JP2548858B2 JP 2548858 B2 JP2548858 B2 JP 2548858B2 JP 3316570 A JP3316570 A JP 3316570A JP 31657091 A JP31657091 A JP 31657091A JP 2548858 B2 JP2548858 B2 JP 2548858B2
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菊次 江川
裕三 北村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、場所打杭施工に適用さ
れる掘削バケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の掘削バケツトを図4により説明す
ると、51が掘削バケツト本体、53が同掘削バケツト
本体51の上端部に取付けた吊下用内筒、52が同吊下
用内筒53に設けた掛金爪、55が掘削バケツト本体5
1内上部に軸54を介して回転可能に取付けた上方シー
ブ、56が掘削バケツト本体51内下部に昇降可能に取
付けたフライド筒、58が同スライド筒56に軸57を
介して回転可能に取付けた下方シーブ、59が掘削バケ
ツト本体51と上記スライド筒56との間に介装したば
ねである。
【0003】64がクレーンワイヤ、62が同クレーン
ワイヤ64にスイベルジヨイント63を介して取付けた
チエーン、60が掘削バケツト本体51内部にピン70
を介して取付けたワイヤロープ、61が同チエーン62
の下端部と上記ワイヤロープ60の上端部との間に介装
した掛金である。67が掘削バケツト本体51の下端両
脚部をピン65を介して開閉可能に取付けた複数のシエ
ル、66が同各シエル67のアーム部、69が掘削バケ
ツト本体51の下端中央部のスライド筒56と各シエル
67のアーム部66とをピン68、68を介して連結す
る複数の連結棒である。
【0004】上記図4に示す掘削バケツトでは、掘削バ
ケツト本体51の落下エネルギーにより各シエル67を
土中に貫入させ、スライド筒56に作用するワイヤ引張
力とばね反力とにより、各シエル67を開閉させて、土
砂の掘削、排土を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図4に示す従来の
掘削バケツトでは、クレーンによるワイヤ引張力をシー
ブの巻掛けによる倍力作用により増大させ、これを各シ
エル67に伝えて、各シエル67を開閉させるようにし
ている。このような方式では、ワイヤロープ60の巻掛
け数が多くて、掘削バケツト本体51の内部は、各種部
材で充満しており、掘削バケツト本体51内に空隙を設
けることが困難である。
【0006】またスライド筒56に充分な開口を設ける
ことが困難なため、水中抵抗が大きくて、落下エネルギ
ーを利用するシエル貫入力が大幅に減少して、水中での
掘削性能が非常に悪い。またワイヤーロープ60のシー
ブに対する接触、折曲回数が多く、ワイヤーロープ60
が早期に損傷して、ワイヤーロープ60の切断により、
掘削バケツト本体51が落下する危険があった。なおシ
ーブの巻掛けによる倍力作用のため、構成部品数が多
く、保守、点検にも時間を要して、メンテナンス費用が
嵩むという問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、水中での掘削性能を格段
に向上できる。またワイヤーロープの切断に基づく掘削
バケツト本体の落下を防止できる上に、メンテナンス費
用の増大を防止できる掘削バケツトを提供しようとする
点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、掘削バケツト本体を落下させて、この
落下エネルギーにより掘削バケツト本体の下端部に開閉
可能に取付けた各シエルを土中に貫入させ、クレーンワ
イヤのワイヤ引張力とばね反力とにより各シエルを開閉
させて、土砂の掘削、排土、及び掘削バケツト本体の昇
降を行う掘削バケツトにおいて、前記掘削バケツト本体
内にピストンを昇降可能に設けて、同ピストンをクレー
ンワイヤに連結し、同ピストンの動きをばね受けに伝え
てこれを昇降させる倍力機構の伝達レバーを掘削バケツ
ト本体内に設け、シエル開方向付勢用ばねを掘削バケツ
ト本体とばね受けとの間に設けて、同ばね受けにシエル
との連結棒を接続している。
【0009】
【作用】本発明の掘削バケツトは前記のように構成され
ており、クラウンと称する支持金具により掘削バケツト
を支持しているときに、クレーンワイヤを弛めて、ばね
力によりばね受けとシエルとを開方向に作動させる。こ
の状態で、クラウンと称する支持金具を解除し、クレー
ンワイヤを弛めて、掘削バケツト本体を落下させて、シ
エルを土中に貫入させる。次いでクレーンワイヤを巻上
げて、ピストンを上昇させ、大きなテコ比を得られる倍
力機構の伝達レバーをピストンロツドを介し上方に回転
させて、伝達レバー根本部分のばね受けロツドを介して
ばね受けを引き上げ、シエルを閉方向に回転させて、土
砂を掘削するとともに、ばね受けと掘削バケツト本体と
の間のシエル開方向付勢用ばねを圧縮させる。その後
も、クレーンワイヤの巻上げを続けて、掘削バケツト本
体を排土可能な位置まで吊り上げ、次いでクレーンワイ
ヤを弛めて、ピストンを下降させ、圧縮していたシエル
開方向付勢用ばねのばね力により、ばね受けを下降さ
せ、シエルを開いて、シエル内部の土砂を排土する。そ
れからも上記作用を繰り返し行って、掘削、排土作業を
続行する。
【0010】
【実施例】次に前記図1〜図3に示す一実施例により説
明すると、1が掘削バケツト本体、2が掘削バケツト本
体1の上端部に取付けた吊下装置本体、3が吊下装置本
体2の内部に昇降可能に設けた吊下用内筒、4が吊下用
内筒3を下方へ付勢するばね、5が吊下用内筒3を通っ
て下方に延びた吊下用チエーン、6が吊下用チエーン5
の下端部に取付けた止金具、7が止金具6を引っ掛ける
ための掛金爪で、この掛金爪7が吊下装置本体2に枢支
されている。
【0011】8が掘削バケツト本体1内に昇降可能に設
けたピストン、9が止金具6とピストン8とを連結する
ワイヤロープ、10が倍力機構の伝達レバーで、この伝
達レバー10の一端が枢支ピン11を介して掘削バケツ
ト本体1に取付けられ、この伝達レバー10の他端がピ
ストンロツドピン(上)13とピストンロツド12とピ
ストンロツドピン(下)14とを介してピストン8に取
付けられている。
【0012】24が掘削バケツト本体1の下端部に固定
したホルダ、23がホルダ24にホルダピン25を介し
て開閉可能に取付けた一対のシエル、26が各シエル2
3に設けたアーム、22がアーム26にアームピン
(下)21とアームピン(上)20とを介してばね受け
19に取付けた連結棒である。17がシエル開方向付勢
用ばねで、このシエル開方向付勢用ばね17の上端部
は、掘削バケツト1に取付けられ、同シエル開方向付勢
用ばね17の下端部は、ばね受け19に取付けられてい
る。そしてばね受け19は、伝達レバー10のばね受け
ロツドピン(上)16とばね受けロツドピン(下)18
を介してばね受けロツド15に取付けられている。
【0013】28がクレーンワイヤで、このクレーンワ
イヤ28は、スイベルジヨイント27を介して吊下用チ
エーン5の上端部に取付けられている。次に前記図1〜
図3に示す掘削バケツトの作用を具体的に説明する。い
ま、止金具6が掛金爪7に引っ掛かっているときに、ク
レーンワイヤ28により掘削バケツト本体1が吊下げら
れいるとすると、一対のシエル23は、図1の開状態に
あり、この状態から、クレーンワイヤ28を弛め、掘削
バツケト本体1を落下させて、一対のシエル23を落下
エネルギーにより土中に貫入させる。
【0014】このとき、クレーンワイヤ28は、若干余
分に送り出されるので、瞬間的に弛み、ばね4のばね力
により吊下用内筒3が下降し、掛金爪7が下向きに回転
して、止金具6から外れる。次いでクレーンワイヤ28
を巻上げて、同クレーンワイヤ28に接続したスイベル
ジヨイントと吊下用チエーン5とワイヤロープ9とピス
トン8とを上方に引き上げて、同ピストン8に枢支した
ピストンロツド12を介して伝達レバー10を上方へ押
し、同伝達レバー10を枢支ピン11を中心に上方に回
転させて、同伝達レバー10に連結したばね受けロツド
15を上方に引き上げて、ばね受け19と連結棒22と
アーム26とを介して各シエル23をホルダピン25を
中心に閉方向(接近方向)に回転させて、土砂を掘削す
るとともに、ばね受け19と掘削バケツト本体1との間
のシエル開方向付勢用ばね17を圧縮する。
【0015】それからもクレーンワイヤ28を巻上げ
て、掘削バツケト本体1を排土可能な位置まで吊り上
げ、次いでクラウンと称する支持金具により吊下用内筒
3の上方突起部を引っ掛け、次いでクレーンワイヤ28
を弛め、掘削バツケト本体1を下降させて、ばね4を圧
縮させるとともに、掛金爪7を自身の重量バランスモー
メントにより上向きに回転させる。
【0016】クレーンワイヤ28をさらに弛めると、シ
エル開方向付勢用ばね17のばね力が大きいので、止金
具6が掛金爪7の重量バランスモーメントに打ち勝って
掛金爪7を下向きに回転させながら、その部分を通過
し、通過後は、掛金爪7が再び上向きに回転する。この
状態から、クレーンワイヤ28を巻上げると、掛金爪7
が止金具6に引っ掛かって、図1の状態に戻る。
【0017】上記のように吊下用内筒3がクラウンの称
する支持金具により吊り下げられ、クレーンワイヤ28
が弛められて、ワイヤロープ9とピストン8とが下降す
る過程では、シエル開方向付勢用ばね17のばね力によ
り、ばね受け19とばね受けロツド15とを下方に押し
下げ、ばね受け19と連結棒22とアーム26とを介し
て各シエル23をホルダピン25を中心に開方向に回転
させて、図1の状態に開いて、シエル23内部の土砂を
排土することになる。
【0018】
【発明の効果】本発明の掘削バケツトは前記のようにク
ラウンと称する支持金具により掘削バケツトを支持して
いるときに、クレーンワイヤを弛めて、ばね力によりば
ね受けとシエルとを開方向に作動させる。この状態で、
クラウンと称する支持金具を解除し、クレーンワイヤを
弛めて、掘削バケツト本体を落下させて、シエルを土中
に貫入させる。次いでクレーンワイヤを巻上げて、ピス
トンを上昇させ、大きなテコ比を得られる倍力機構の伝
達レバーをピストンロツドを介し上方に回転させて、伝
達レバー根本部分のばね受けロツドを介してばね受けを
引き上げ、シエルを閉方向に回転させて、土砂を掘削す
るとともに、ばね受けと掘削バケツト本体との間のシエ
ル開方向付勢用ばねを圧縮させる。その後も、クレーン
ワイヤの巻上げを続けて、掘削バケツト本体を排土可能
な位置まで吊り上げ、次いでクレーンワイヤを弛めて、
ピストンを下降させ、圧縮していたシエル開方向付勢用
ばねのばね力により、ばね受けを下降させ、シエルを開
いて、シエル内部の土砂を排土するので、掘削バツケト
本体内でクレーンによるワイヤ引張力をシーブの巻掛け
により倍力作用を行わせる必要がなく、掘削バケツト本
体内に空隙を設けることができて、水中抵抗を小さくで
き、落下エネルギーを利用するシエル貫入力を大幅に増
大できて、水中での掘削性能を格段に向上できる。
【0019】また掘削バツケト本体内でのワイヤロープ
のシーブに対する接触、折曲を無くすことができ、その
ため、ワイヤロープの寿命が飛躍的に増大して、ワイヤ
ロープの切断に基づく掘削バケツトの落下を防止できる
上に、メンテナンス費用の増大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる掘削バケツトの一実施例を示す
縦断側面図である。
【図2】同掘削バケツトの詳細を示す拡大縦断側面図で
ある。
【図3】図2の矢視AーA線に沿う横断平面図である。
【図4】従来の掘削バケツトを示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 掘削バケツト本体 8 ピストン 10 倍力機構の伝達レバー 17 シエル開方向付勢用ばね 19 ばね受け 22 連結棒 23 シエル 28 クレーンワイヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削バケツト本体を落下させて、この落
    下エネルギーにより掘削バケツト本体の下端部に開閉可
    能に取付けた各シエルを土中に貫入させ、クレーンワイ
    ヤのワイヤ引張力とばね反力とにより各シエルを開閉さ
    せて、土砂の掘削、排土、及び掘削バケツト本体の昇降
    を行う掘削バケツトにおいて、前記掘削バケツト本体内
    にピストンを昇降可能に設けて、同ピストンをクレーン
    ワイヤに連結し、同ピストンの動きをばね受けに伝えて
    これを昇降させる倍力機構の伝達レバーを掘削バケツト
    本体内に設け、シエル開方向付勢用ばねを掘削バケツト
    本体とばね受けとの間に設けて、同ばね受けにシエルと
    の連結棒を接続したことを特徴とする掘削バケツト。
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