JP2548680Y2 - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JP2548680Y2
JP2548680Y2 JP1991052297U JP5229791U JP2548680Y2 JP 2548680 Y2 JP2548680 Y2 JP 2548680Y2 JP 1991052297 U JP1991052297 U JP 1991052297U JP 5229791 U JP5229791 U JP 5229791U JP 2548680 Y2 JP2548680 Y2 JP 2548680Y2
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竹治 山脇
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写機、ファクシミ
リ、イメージスキャナ等の原稿読取装置に用いられる密
着型のイメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やファクシミリ等の原稿読
み取り装置において、読み取り原稿の読み取りには密着
型のイメージセンサユニットが多用されている。このイ
メージセンサユニットには、光源により照明された読み
取り原稿からの反射光を受けて光電変換させるレンズ系
を用いない完全密着型のイメージセンサが用いられてい
る。
【0003】図6、図7又は図8に示すように、従来の
完全密着型のイメージセンサ1はいずれも読み取り原稿
に密着させられ、その画像情報を一次元に順次読み取る
ように複数の光電変換素子2が直線状に配設されたセン
サ基板3と、このセンサ基板3を支持し且つ補強するた
めの支持基材4と、複数の光電変換素子2を駆動させる
駆動用ICチップ(集積回路)5とを備えて構成されて
いる。これらの構成部品は、通常ガラスやアルミニウム
より成る支持基材4の上に、ガラスより成るセンサ基板
3を接着材や両面粘着テープで固定し、また駆動用IC
チップ5は支持基材4上に直接登載したり、あるいは図
7又は図8に示すように、別に用意した駆動回路基板
(配線基板)6上に登載して、その駆動回路基板6を支
持基材4上にセンサ基板3の場合と同様に固定してい
る。
【0004】これらのイメージセンサ1を用いたイメー
ジセンサユニットは原稿読み取り装置に取り付けられ、
読み取り原稿はプラテンローラ等でセンサ基板3上の光
電変換素子2の読取り位置に押し付けられながら、順次
搬送される。この時、光源であるLEDアレイにより原
稿の読取り面が帯状に照明されて、その反射光がイメー
ジセンサ1に入射して、順次光電変換される。このよう
に読み取り原稿が光電変換素子2部を摺動させられるよ
うに構成されるため、この光電変換素子2を原稿との摩
擦による摩耗から保護することを目的に、光電変換素子
2は樹脂による封止がなされたり、あるいはSiO 層、Si
N 層やSiON層によるハードコートがなされており、更に
最近では、光電変換素子2上にガラス等の透光性薄板を
樹脂層により張り付ける方法が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、センサ基板
3に光電変換素子2を形成するには複雑な工程を数十回
必要とするため、製品コストの低減を図るには一定の大
きさの基板から1つでも多くのセンサ基板3を製造する
こと、すなわち極力センサ基板3の幅を狭くするのが好
ましい。ところが、実際にイメージセンサユニットとし
て原稿を読み取る場合に、ガイド板等を用いないで原稿
をスムーズに搬送させるには、原稿とセンサ基板3との
接触面は最低7mm程度の幅が必要であるため、センサ基
板3の幅をこれ以下に狭くすることができなかった。こ
のため、センサ基板3延いてはイメージセンサ1のコス
トダウンがこれ以上出来ないという問題があった。
【0006】そこで、本考案者等は上記問題点を解決す
るために鋭意研究を重ねた結果、本考案に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るイメージセ
ンサの要旨とするところは、光電変換素子と、該光電変
換素子を登載するセンサ基板と、読取り動作のための集
積回路と、少なくとも該センサ基板を登載する支持基材
とを備えた完全密着型イメージセンサにおいて、該セン
サ基板の副走査方向の幅よりも広い幅の透光性薄板が該
センサ基板の上部に樹脂層を介して固着されたことにあ
る。
【0008】次に、本考案に係る他のイメージセンサの
要旨とするところは、光電変換素子と、該光電変換素子
を登載するセンサ基板と、読取り動作のための集積回路
と、該集積回路を登載する配線基板と、該センサ基板及
び該配線基板を登載する支持基材とを備えた完全密着型
イメージセンサにおいて、該センサ基板の副走査方向の
幅よりも広い幅の透光性薄板が該センサ基板の読み取り
部の上部を覆うとともにその上部から少なくとも配線基
の一部に跨がって樹脂層を介して固着されたことにあ
る。
【0009】また、かかるイメージセンサにおいて、前
記センサ基板に設けられた光電変換素子の外部接続部と
配線基板に設けられた集積回路の外部接続部との基板間
接続部が、前記透光性薄板の配置部よりも外側に位置す
るように、センサ基板及び配線基板の主走査方向におけ
る一方又は両方の端部に設けられたことにある。
【0010】更に、かかるイメージセンサにおいて、前
記配線基板に実装する部品が、該配線基板の主走査方向
における一方又は両方の端部に集中させて設けられたこ
とにある。
【0011】また、かかるイメージセンサにおいて、
透光性の支持基材の光源からの光を透過させる位置にス
リット状の開口部が設けられ、又は透光性の支持基材に
遮光膜が設けられるとともに該遮光膜の光源からの光を
透過させる位置にスリット状の開口部が設けられ、余分
な光を透過させないようにしたことにある。
【0012】
【作用】本考案のイメージセンサは、センサ基板の副走
査方向の幅よりも幅の広い透光性薄板がそのセンサ基板
の上部に覆って食み出すように配置された構造とされて
いる。したがって、センサ基板の副走査方向の幅が狭
く、たとえ6mm以下であってもその上部に配置された充
分な幅を持つ透光性薄板により読み取り原稿との摺動が
なされ、ガイド板を設けるまでもなく読み取り原稿はス
ムーズに搬送される。
【0013】次に、本考案に係る他のイメージセンサは
センサ基板と配線基板とが隣接して配設され、透光性薄
板がそのセンサ基板の上部を覆うとともにその上部から
隣接する配線基板に跨がって配置されている。したがっ
て、センサ基板の副走査方向の幅がたとえ6mm以下であ
っても、読み取り原稿は透光性薄板の上を摺動させら
れ、ガイド板を設けるまでもなく読み取り原稿はスムー
ズに搬送される。
【0014】また、かかるイメージセンサにおいて、セ
ンサ基板に設けられた光電変換素子の外部接続部と配線
基板に設けられた集積回路の外部接続部との基板間接続
部を、透光性薄板の配置部よりも外側の主走査方向にお
ける一端部又は両端部に配置する構造としたので、接続
作業を透光性薄板に干渉されずに行なうことができる。
同様に、配線基板に実装する部品を上記一端部又は両端
部に集中させて設けるようにすることにより、部品の実
装を透光性薄板に干渉させられずに容易に且つ効率的に
行うことができる。
【0015】更に、かかるイメージセンサにおいて、透
光性の支持基材の片側又は両側に遮光膜を設けることに
より、光源からの光を余分な光を遮蔽してセンサ基板に
透過させ、読み取り原稿からの反射光のみを光電変換素
子に入射させるようにし、誤作動のないイメージセンサ
を提供することができる。
【0016】
【実施例】次に、本考案に係るイメージセンサの実施例
について図面に基づいて詳しく説明する。
【0017】図1に本考案に係る完全密着型のイメージ
センサの一実施例を示す。同図において、イメージセン
サ10は、読み取り原稿に密着させられてその画像情報
を一次元に順次読み取るように複数の光電変換素子12
が直線状に配設されたセンサ基板14と、この複数の光
電変換素子12を順次駆動させるための駆動用ICチッ
プ(集積回路)18が登載された駆動回路基板(配線基
板)20と、このセンサ基板14と駆動回路基板20と
を位置決め支持し且つ補強するための支持基材16と、
センサ基板14の上部全体を覆いかつ駆動回路基板20
の上部の一部を覆うように樹脂層22を介して固着され
るガラス製の光性薄板24とを備えて構成されてい
る。かかる構成のイメージセンサ10はガラス製の支持
基材16の上に、ガラス製のセンサ基板14が接着材や
両面粘着テープ等で固定され、また駆動回路基板20も
センサ基板14に隣接させて、そのセンサ基板14と同
様に接着材や両面粘着テープ等で固定されている。ここ
で、接着材としてはエポキシ系又はシリコン系の熱硬化
タイプのものが主として用いられるが、UV硬化タイプ
等その他のものも使用できる。
【0018】光電変換素子12にはアモルファスシリコ
ン系光電変換素子、アモルファスシリコン系フォトダイ
オードやCdS-Se系光電変換素子等が主として利用され、
特に限定されるものではない。光電変換素子12は一次
元状に配列させられていて、個々の光電変換素子12に
対応して光入射窓が設けられ、その光入射窓を透過させ
られた光が読み取り原稿の表面で反射し、その反射光が
光電変換素子12に入射するように構成されている。一
次元に配列させられた複数の光電変換素子12は種々の
方式により駆動させられるように構成されていて、光電
変換素子12が形成されているセンサ基板14にはそれ
らの光電変換素子12を駆動させるための配線と、駆動
させられた光電変換素子12から信号を読み出すための
配線が形成されていて、それらの配線の外部接続部13
が駆動回路基板20に隣接して設けられている。
【0019】一方、複数の光電変換素子12を順次駆動
させるための駆動方式は非蓄積型直接駆動方式、蓄積型
直接駆動方式、非蓄積型マトリクス駆動方式又は蓄積型
マトリクス駆動方式等いずれでも良く、本考案において
は特に限定されるものではない。本実施例に示す光電変
換素子12を駆動させるための駆動用ICチップ18と
してはLSIチップを用いても良く、あるいは回路の一
部にアモルファスシリコンTFTやポリシリコンTFT
等を用いても良く、特に限定されるものではない。この
駆動用ICチップ18が登載される駆動回路基板20に
はセンサ基板14の光電変換素子12に駆動信号を送る
ための配線と、駆動させられた光電変換素子12からの
読み出し信号を取り出すための配線がそれぞれ形成され
ていて、それらの配線の外部接続部21がセンサ基板1
4に隣接して設けられている。
【0020】これらセンサ基板14と駆動回路基板20
とはガラス等から成る支持基材16に登載されて固定さ
れ、センサ基板14と駆動回路基板20の上部には透光
性薄板24が配置されている。透光性薄板24はセンサ
基板14の光電変換素子12部の上部を覆うとともに、
その上部から駆動回路基板20に跨がるように配置さ
れ、この透光性薄板24は透光性の樹脂層22によって
固着されている。透光性薄板24はガラスや硬質樹脂等
から構成され、透光性薄板24に摺動させられる読み取
り原稿の表面で反射させられた反射光が拡散し得ない程
度の厚さとされている。このような透光性薄板24を設
けることにより、センサ基板14の副走査方向の幅がた
とえば6mm以下の2〜4mm程度であっても、読み取り原
稿の搬送をガイドするガイド板等を用いるまでもなく、
センサ基板14の角部に読み取り原稿が当たることはな
く、読み取り原稿はスムーズに搬送される。なお、セン
サ基板14の外部接続部13と駆動回路基板20の外部
接続部21との基板間の接続はアルミニウムや金線によ
るワイヤーボンディングや、銅,銀,ニッケル等の導電
性ペースト、ヒートシール、あるいはフレキシブルプリ
ント基板等により電気的に接続される。また、駆動回路
基板20と外部機器とは駆動回路基板20に接続された
フレキシブルプリント基板等によって接続されている。
【0021】なお本実施例では、支持基材16として透
明であるガラスを使用したが、その他、アルミニウム等
の金属材料も使用できる。ただし、完全密着型イメージ
センサの場合には、センサの裏側から光源により光を照
射する必要があるので、金属の支持基材16を使用する
時は、光路に当たる部分をスリット状に開口する必要が
ある。また、支持基材16が透明なガラスにより構成さ
れる場合は、支持基材16の片面あるいは両面にスリッ
ト状の開口部を有する遮光膜を設けても良い。この遮光
膜により光電変換素子12の光入射窓に入射しない余分
な光を遮断できるため、光電変換素子12が誤作動させ
られることはなく、原稿の読み取り精度を向上させるこ
とができる。
【0022】かかる構成のイメージセンサ10は図2及
び図3に示すように、イメージセンサユニット26とし
て用いられる。イメージセンサユニット26は、光源2
8から発せられた光がフレーム30により支持されてい
る支持基材16を通して読み取り原稿32に当たって反
射し、その反射光が光電変換素子12に入射するように
構成されている。ここで、読み取り原稿32を帯状に照
明する光源28には主としてLEDアレイなどが用いら
れ、LEDアレイとしてはセラミック基板やガラエ
板又はその他のプリント基板上に、GaAs,GaAlAs などが
PN接合により形成されたLEDチップを直線状あるい
は千鳥状に配列したものが用いられる。また、イメージ
センサユニット26のフレーム30はアルミニウムや亜
鉛等の金属材料を切削加工したものか、引き抜き加工し
たり、ダイキャスト成形加工したものが用いられてい
る。
【0023】本考案のイメージセンサ10を用いたイメ
ージセンサユニット26によれば、図2に示すようにプ
ラテンローラ34が回動させられ、読み取り原稿32が
透光性薄板24の読取り位置Xに押し付けられながら、
順次搬送される。この透光性薄板24は読み取り原稿3
2のスムーズな搬送のために充分な6mm以上の幅を有す
るため、センサ基板14の幅を極力狭くしても、読み取
り原稿32のスムーズな搬送が確保される。
【0024】以上、本考案に係るイメージセンサの実施
例を詳述したが、本考案は上述の実施例に限定されるも
のではない。たとえば、図4に示すように、イメージセ
ンサ35は複数の光電変換素子36が一次元状に形成さ
れたセンサ基板44と、駆動用ICチップ38が登載さ
れる駆動回路基板48とが隣接して配設され、これらセ
ンサ基板44と駆動回路基板48とは支持基材42に支
持されて固定されている。そして、センサ基板44の光
電変換素子36の上部から駆動回路基板48に跨がるよ
うに透光性薄板56が配置されていて、読み取り原稿が
スムーズに搬送されるように構成されている。また、セ
ンサ基板44の透光性薄板56を配置部を除く主走査方
向の両端部には光電変換素子36に駆動信号を伝えるた
めの配線と、光電変換素子36からの読み取り信号を取
り出すための配線の外部接続部46が設けられている。
一方、駆動回路基板48においてもセンサ基板44の外
部接続部46に相対応する位置である主走査方向の両端
部に外部接続部50が設けられていて、これら外部接続
部46と50は基板間接続部40を成し、ワイヤーボン
ディング等によって互いに接続されている。
【0025】また、駆動回路基板48には、通常ドライ
ブ用のICと信号処理用のICが外部接続部50の近傍
に登載されるが、必要なICの個数は場合により異な
る。そして、駆動回路基板48の適当な箇所、好ましく
は主走査方向の両端部又は一端部には駆動用ICチップ
38等の部品を集中して実装し得るように電極が配設さ
れている。また、駆動回路基板48の適当な箇所には駆
動用ICチップに必要な電源の供給、読取り信号のタイ
ミング信号の入力、読取り画像信号の出力のための電極
52が設けられており、通常これらの電極52にはフレ
キシブルプリント配線板54が接続されていて、このフ
レキシブルプリント配線板54によって入出力信号が伝
達されている。
【0026】このように、センサ基板44と駆動回路基
板48との間の基板間接続部40を透光性薄板56の配
置部より外側に設けることにより、基板間接続部40の
接続作業を透光性薄板56に干渉されずに行なうことが
でき、作業性が向上するとともに信頼性の高い接続作業
を行なうことができる。
【0027】次に、本考案のイメージセンサは図5に示
すように、駆動回路基板を有さないイメージセンサ60
であっても良く、本実施例のイメージセンサ60におい
ては光電変換素子62が上面に直線状に配設されたセン
サ基板64と、光電変換素子62を駆動させる駆動用I
Cチップ(集積回路)68と、このセンサ基板64と駆
動用ICチップ68を支持し且つ補強するための支持基
材66と、センサ基板64の上部に樹脂層70を介して
固着され且つセンサ基板64の副走査方向の幅よりも広
い幅の透光性薄板72とを備えて構成されている。
【0028】このイメージセンサ60においても、透光
性薄板72により読み取り原稿のスムーズな搬送のため
に充分な接触面を確保することができるため、センサ基
板64の幅を極力狭くすることができ、高価なセンサ基
板のコストを低減させることができる。
【0029】以上、本考案の実施例を種々説明したが、
本考案は図示した実施例に限定されるものではない。た
とえば透光性薄板全てが透明なガラス製でなくても良
く、原稿を読み取る部分である光電変換素子の上部のみ
透明であっても良い。また、樹脂層、センサ基板、駆動
回路基板及び支持基材においても、光源からの光や読み
取り原稿からの反射光が通らない部分は、透明なガラス
製である必要がなく、アルミニウムや亜鉛などの金属に
よって形成されてもよいことなど、本考案はその趣旨を
逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々なる改
良、修正、変形を加えた形態で実施し得るものである。
【0030】
【考案の効果】本考案のイメージセンサは原稿との接触
面に充分な広さの透光性薄板を配置して構成されてお
り、センサ基板の副走査方向の幅に関係なく読み取り原
稿をスムーズに搬送させることができる。これによりセ
ンサ基板の幅を可能な限り狭くして製造することがで
き、一定の大きさの基板から同時に製造することができ
るイメージセンサの数を多く取ることが可能となり、イ
メージセンサのコストダウンが可能になる。しかも、そ
の透光性薄板はセンサ基板と駆動回路基板に樹脂を介し
て堅固に固定されるので、読み取り原稿が透光性薄板に
強く押し付けられても安定して読み取り原稿を搬送させ
ることができる。
【0031】また、本考案のイメージセンサはセンサ基
板と駆動回路基板の間の基板間接続部を透光性薄板の接
着部分より外側に設けたので、接続作業を透光性薄板に
干渉されずに行なうことができ、接続作業の作業性と信
頼性が向上する。
【0032】更に、本考案のイメージセンサは遮光膜を
透明な支持基材の片面又は両面に設けることにより、光
電変換素子に読み取り原稿からの反射光以外の光が入射
するのを防止することができ、これにより光電変換素子
の誤作動をなくすことが可能となり、原稿の読み取り精
度が向上する。
【0033】また、透光性薄板、センサ基板、駆動回路
基板をすべて同じ材料であるガラスとすることにより、
熱膨張係数が各基板とも同じとなり、温度変化による反
りの発生がなくなり信頼性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るイメージセンサの実施例を示す断
面説明図である。
【図2】図1に示すイメージセンサを使用したイメージ
センサユニットの実施例を示す断面説明図である。
【図3】図2に示すイメージセンサユニットを示す図で
あり、同図(a) は平面図、同図(b) は正面図、同図(c)
は底面図である。
【図4】本考案に係るイメージセンサの他の実施例を要
部拡大して示す正面説明図である。
【図5】本考案に係るイメージセンサの他の実施例を示
す断面説明図である。
【図6】従来のイメージセンサの一例を示す断面説明図
である。
【図7】従来のイメージセンサの他の例を示す断面説明
図である。
【図8】従来のイメージセンサの更に他の例を示す断面
説明図である。
【符号の説明】
10,35,60;イメージセンサ 12,36,62;光電変換素子 13,21,46,50;外部接続部 14,44,64;センサ基板 16,42,66;支持基材 18,38,68;駆動用ICチップ(集積回路) 20,48;駆動回路基板(配線基板) 22,70;樹脂層 24,56,72;透光性薄板 32;読み取り用原稿 40;基板間接続部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子と、該光電変換素子を登載
    するセンサ基板と、読取り動作のための集積回路と、少
    なくとも該センサ基板を登載する支持基材とを備えた
    全密着型イメージセンサにおいて、該センサ基板の副走
    査方向の幅よりも広い幅の透光性薄板が該センサ基板の
    上部に樹脂層を介して固着されたことを特徴とするイメ
    ージセンサ。
  2. 【請求項2】 光電変換素子と、該光電変換素子を登載
    するセンサ基板と、読取り動作のための集積回路と、該
    集積回路を登載する配線基板と、該センサ基板及び該配
    線基板を登載する支持基材とを備えた完全密着型イメー
    ジセンサにおいて、該センサ基板の副走査方向の幅より
    も広い幅の透光性薄板が該センサ基板の読み取り部の上
    部を覆うとともにその上部から少なくとも配線基板の一
    に跨がって樹脂層を介して固着されたことを特徴とす
    るイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記センサ基板に設けられた光電変換素
    子の外部接続部と配線基板に設けられた集積回路の外部
    接続部との基板間接続部が、前記透光性薄板の配置部よ
    りも外側に位置するように、センサ基板及び配線基板の
    主走査方向における一方又は両方の端部に設けられたこ
    とを特徴とする請求項第2項に記載するイメージセン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記配線基板に実装する部品が、該配線
    基板の主走査方向における一方又は両方の端部に集中さ
    せて設けられたことを特徴とする請求項第2項又は第3
    項に記載するイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 非透光性の支持基材の光源からの光を透
    過させる位置にスリット状の開口部が設けられ、又は
    光性の支持基材に遮光膜が設けられるとともに該遮光膜
    の光源からの光を透過させる位置にスリット状の開口部
    が設けられ、余分な光を透過させないようにしたことを
    特徴とする請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載す
    るイメージセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0223154U (ja) * 1988-07-18 1990-02-15
JPH0625018Y2 (ja) * 1988-07-20 1994-06-29 株式会社東芝 密着型イメージセンサ

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