JP2548604Y2 - 連続式水位調整噴霧装置 - Google Patents

連続式水位調整噴霧装置

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JP2548604Y2
JP2548604Y2 JP8028591U JP8028591U JP2548604Y2 JP 2548604 Y2 JP2548604 Y2 JP 2548604Y2 JP 8028591 U JP8028591 U JP 8028591U JP 8028591 U JP8028591 U JP 8028591U JP 2548604 Y2 JP2548604 Y2 JP 2548604Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、霧化粒子を発生させる
噴霧装置において、貯液用ハウジング内の貯液部の水位
を一定に保持することのできる連続式水位調整噴霧装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】霧化粒子を発生させる噴霧装置におい
て、霧化器ノズルが浸漬される貯液部の水位を一定に保
つことにより、霧化効率を良好に保ちながら噴霧が行え
ることが知られている。すなわち、霧化器の吸液ノズル
の浸漬部分が少ないほど、霧化器作動時のエネルギー損
失が少なく、霧化効率が良好になる。そこで、このよう
な噴霧装置において、従来より貯液部の水位を一定に保
つ方法が種々検討されてきたが、未だ実用化されている
ものはなく、底面積の広い貯液容器を用いて霧化器作動
時の水位の変化をできるだけ少なくする方法があるのみ
であるというのが現状である。
【0003】一方、噴霧装置に限らず一般的に水位を一
定に保持する方法としては、小鳥用の給水器に見られる
ように下部に給水ノズルのある密閉容器内に水を入れ、
ノズルの先端が水面下になるようにセットし、飲み口の
水位が下がりノズル先端が大気に通じると、飲み口側か
ら泡が容器内に入り、本体上部の負圧が大気圧近くにな
るまで液を飲み口側に放出し、液面を一定に保つ方法が
ある。この方法は石油ストーブの灯油供給タンクにも利
用されている。また、水面上に水位の低下により下降す
るフロートを設けるとともに、水位を保ちたい位置にタ
ップボールと密着嵌合する栓の役割をする部分を設け、
水位を一定に保つ方法も多用されている。この方法は、
水冷式クーラーの水循環槽や水洗トイレに用いられてい
る。さらに、工業的には水位センサー等と電磁弁の組み
合わせにより、水位を一定にする方法もとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
を連続式水位調整噴霧装置に用いる場合、前記のような
小鳥用の給水器方式では、貯液部の水位を一定に保持す
る際の精度が悪く使用が困難である。またフロート方式
では構造が複雑でコスト高になるという問題がある。電
磁弁方式もコスト高となる上に、小型商品ではスペース
的にも設置するのが困難となる。本考案は、上記の課題
を解決すべく開発されたものであり、霧化粒子を発生さ
せる噴霧装置において、動力源を用いることなく貯液用
ハウジング内の貯液部の水位を一定に保持することので
きる、低コストで小型化の可能な連続式水位調整噴霧装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決しその
目的を達成する手段として、本考案は貯液部を有する貯
液用ハウジングと、霧化粒子発生口と吸い上げ口を有す
る霧化器と、外部供給液タンクとを備えた噴霧装置であ
って、該霧化粒子発生口を該貯液用ハウジングの外部に
設けながら該霧化器を該貯液用ハウジング内に内装する
と共に該吸い上げ口を該貯液用ハウジングの貯液部内に
設置して該ハウジング内を使用時に密閉室とし、該密閉
室から前記外部供給液タンクに連通する液供給管を設け
て該ハウジング内の貯液部の水位を一定に保持する構成
としたことを特徴とする連続式水位調整噴霧装置により
構成される。また、霧化器が超音波発生器である連続式
水位調整噴霧装置により構成される。さらに、使い始め
における貯液部の液量確保のため、貯液用ハウジングと
連通させたジャバラポンプを設けることにより構成され
る。
【0006】
【作用】本考案では、密閉室が使用時に密閉構造となる
ため、霧化器の作動により貯液部内の液が吸い上げられ
て密閉室内が負圧になると、外部供給液タンク内の圧が
相対的に高くなり、供給液が液供給管を通って自動的に
貯液部に補給される。この作用により、初期の液量さえ
所定量を確保すれば、その後液は自動的に補給され、貯
液部の液量を一定に保持することができる。
【0007】但し、霧化器より大気圧が流入する構造の
場合は、断続使用における断続回数が多いと、スイッチ
オフ時に霧化器から大気圧が流入し、密閉室内の負圧を
解消するため液面が若干下がる。この場合、霧化器のノ
ズル径を1mmφ以下にするか、もしくは液供給管径よ
り小さくするとこの影響は少なくなる。
【0008】一方、使い始めに際し、ジャバラポンプを
外部に設けた場合は、それをポンピングして密閉室内に
負圧を生じさせ、前記と同様の原理により貯液部の液補
給を行なう。また、外部供給液タンクに通じる液供給管
の先端にジャバラ構造を設けた場合、外部供給液タンク
にハウジングをセットするときに、ジャバラの縮ぢみに
より液が直接貯液部に供給される。
【0009】
【実施例】以下に、本考案の実施例のいくつかを図面に
基づいて詳細に説明する。 実施例1 図1において貯液用ハウジング2は、その上部において
連結部材11を介して固定子10により霧化器5を固定
している。本考案において、霧化器5としてはその機構
に特に限定されるものではなく、例えば発振器7と電源
またはバッテリー8により高周波電圧が印加されること
により、圧電素子に電歪振動を発生させて、霧化粒子発
生口1から霧化微細粒子を放出させる超音波発生器を使
用することができる。
【0010】貯液用ハウジング2の内部には密閉室3及
び液供給管9を有し、密閉室3の下部には貯液部4が形
成される。貯液部4を形成するためには、貯液用ハウジ
ング2内の密閉室3に連通させたジャバラポンプ13を
ポンピングして密閉室3を負圧にし、液供給管9を通じ
て外部供給液タンク15内の外部供給液14を流入させ
る。このポンピング操作は貯液部4の液面が吸い上げ口
6よりも高くなるまで続けられる。ここで、霧化器5は
大気圧と通じているので、霧化器5からの空気流入より
もジャバラポンプ13による排気が速くなければ霧化器
5が負圧にならないため、その排気量を十分大きくする
とともに、霧化器5のノズル径を十分小さくして空気流
入量を少なくする必要がある。
【0011】貯液部4が形成された後、電源を入れると
吸い上げ口6より液が霧化器5内に導かれ、霧化粒子発
生口1より霧化微細粒子となって液が放出される。これ
により密閉室3内の貯液部4の液面が下がると密閉室3
内が負圧となる。一方、外部供給液タンク15には大気
圧連通管17が設けてあるため、大気圧下の外部供給液
14が液供給管9を通して密閉室3内に入り、密閉室3
内が大気圧に近くなるまで液補充を行なう。外部供給液
タンク15と貯液用ハウジング2との固定方法は、例え
ばボトル首ネジ部16を有するキャップ締め方式であ
る。
【0012】実施例2 図2は、図1の装置において霧化器5を斜めに配設した
構造を有する本考案の一例を示したものである。霧化器
5を斜めに配設することにより、使用時において、薬液
等の吐出量が多くなるとともに、吸い上げ口6から薬液
中等の気泡が入る確率が少なくなり霧化の不連続化を防
止する。
【0013】実施例3 図3は、貯液用ハウジング2と外部供給液タンク15を
固定せず、液供給管9でのみ連結した構造を有するもの
であり、貯液部4の水位と外部供給液14との水位を同
じ高さに保ち、負圧が小さくても液供給が容易に行なえ
る構造としたものである。
【0014】実施例4 図4は、液供給管9に初期における液の供給機能をも持
たせた構造であり、実施例1のような初期吸い上げ用
に、手でジャバラポンプをポンピングする動作を必要と
しない。即ち、液供給管9の先端部に設けられたジャバ
ラポンプ13は、外部供給液タンク15に挿入される前
は伸びた状態であり、挿入時にジャバラポンプ13が縮
んでその部分の液が上方へ押し上げられ、密閉室3に入
る。このとき、初期の液量はジャバラの数、ピッチ及び
大きさで決定される。また、密閉室3内の空気は、初め
は霧化器5の吸い上げ口を通って大気中に放出される
が、その後は初期用空気抜き管18を通って外部供給液
14側に放出される。
【0015】貯液部4が形成された後は、実施例1と同
様の作用により液が自動的に補充され、液面が一定に保
たれる。このとき、液供給は初期液用空気抜き管18及
び液供給管9の両方から行なわれる。なお、外部供給液
タンク15の負圧の解消は、例えば貯液用ハウジング2
と外部供給液タンク15を固定するタンク固定子19
(リング状パッキング等)に設けられた外部との通気孔
により、あるいは実施例1と同様に貯液用ハウジング2
と外部供給液タンク15との固定方法をボトル首ネジ部
16を有するキャップ締め方式として、大気圧連通管1
7を介して行う方式でもよい。
【0016】実施例5 図5は、実施例4と同様に液供給管9に初期における液
の供給機能を持たせた構造であるが、貯液部4の下部に
連通した初期液用連結管21の先端にジャバラポンプ1
3を設けた点が実施例4と異なる。これにより、初期吸
い上げに手でポンピングする動作を必要とせず、また液
交換時に密閉室3内に残液が残ることがないので、異種
液を使う場合に便利である。即ち、貯液用ハウジング2
を外部供給液タンク15に挿入すると、まずジャバラ密
閉固定子20にジャバラポンプ13の先端が密着し密閉
系を作る。更に、貯液用ハウジング2が完全にセットさ
れるまで挿入を続けることにより、ジャバラポンプ13
が縮んでその部分の液が上方へ押し上げられ、その結果
貯液部4が形成される。
【0017】貯液部4が形成された後は、実施例1と同
様の作用により液が自動的に補充され、液面が一定に保
たれる。このとき、液供給は液供給管9により行なわれ
る。なお、外部供給液タンク15の負圧の解消は、実施
例4と同様に例えば貯液用ハウジング2と外部供給液タ
ンク15を固定するタンク固定子19(リング状パッキ
ング等)に設けられた外部との通気孔により、あるいは
貯液用ハウジング2と外部供給液タンク15との固定方
法をボトル首ネジ部16を有するキャップ締め方式とし
て、大気圧連通管17を介して行う方式でもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案により、霧化粒子を発生させる噴
霧装置において、従来の方式とは異なり、動力源を用い
ることなく貯液用ハウジング内の貯液部の水位を一定に
保持することができ、且つ低コストで省スペース化の可
能な連続式水位調整噴霧装置を提供することができる。
従って、本考案の連続式水位調整噴霧装置は、薬液を用
いた場合は薬液散布器として、また芳香液や消臭液を用
いた場合は各々の発生器として有用であり、長時間にわ
たり霧化効率を良好に保ちながら安定した使用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置の縦断正面図である。
【図2】実施例2の装置の縦断正面図である。
【図3】実施例3の装置の縦断正面図である。
【図4】実施例4の装置の縦断正面図である。
【図5】実施例5の装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 霧化粒子発生口 2 貯液用ハウジング 3 密閉室 4 貯液部 5 霧化器 6 吸い上げ口 7 発振器 8 電源又はバッテリー 9 液供給管 10 固定子 11 連結部材 12 ポンプ供給パイプ 13 ジャバラポンプ 14 外部供給液 15 外部供給液タンク 16 ボトル首ネジ部 17 大気圧連通管 18 初期液用空気抜き管 19 タンク固定子 20 ジャバラ密閉固定子 21 初期液用連結管

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液部を有する貯液用ハウジングと、霧
    化粒子発生口と吸い上げ口を有する霧化器と、外部供給
    液タンクとを備えた噴霧装置であって、該霧化粒子発生
    口を該貯液用ハウジングの外部に設けながら該霧化器を
    該貯液用ハウジング内に内装すると共に該吸い上げ口を
    該貯液用ハウジングの貯液部内に設置して該ハウジング
    内を使用時に密閉室とし、該密閉室から前記外部供給液
    タンクに連通する液供給管を設けて該ハウジング内の貯
    液部の水位を一定に保持する構成としたことを特徴とす
    る連続式水位調整噴霧装置。
  2. 【請求項2】 霧化器を超音波発生器で構成したことを
    特徴とする請求項1記載の連続式水位調整噴霧装置。
  3. 【請求項3】 貯液用ハウジングと連通させたジャバラ
    ポンプを設けて構成したことを特徴とする請求項1記載
    の連続式水位調整噴霧装置。
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