JPH0522055U - 連続式水位調整噴霧装置 - Google Patents

連続式水位調整噴霧装置

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JPH0522055U
JPH0522055U JP8028591U JP8028591U JPH0522055U JP H0522055 U JPH0522055 U JP H0522055U JP 8028591 U JP8028591 U JP 8028591U JP 8028591 U JP8028591 U JP 8028591U JP H0522055 U JPH0522055 U JP H0522055U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】貯液用ハウジングに霧化器を内装すると共に、
該ハウジング内に密閉室を設けて噴霧装置を構成し、該
密閉室から外部供給液タンクに連通する液供給管を設け
て該ハウジング内の貯液部の水位を一定に保持すること
を特徴とする連続式水位調整噴霧装置。 【効果】本考案により、従来の方式とは異なり、動力源
を用いることなく貯液用ハウジング内の貯液部の水位を
一定に保持することができ、且つ低コストで省スペース
化の可能な連続式水位調整噴霧装置を提供することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、霧化粒子を発生させる噴霧装置において、貯液用ハウジング内の貯 液部の水位を一定に保持することのできる連続式水位調整噴霧装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
霧化粒子を発生させる噴霧装置において、霧化器ノズルが浸漬される貯液部の 水位を一定に保つことにより、霧化効率を良好に保ちながら噴霧が行えることが 知られている。すなわち、霧化器の吸液ノズルの浸漬部分が少ないほど、霧化器 作動時のエネルギー損失が少なく、霧化効率が良好になる。 そこで、このような噴霧装置において、従来より貯液部の水位を一定に保つ方 法が種々検討されてきたが、未だ実用化されているものはなく、底面積の広い貯 液容器を用いて霧化器作動時の水位の変化をできるだけ少なくする方法があるの みであるというのが現状である。
【0003】 一方、噴霧装置に限らず一般的に水位を一定に保持する方法としては、小鳥用 の給水器に見られるように下部に給水ノズルのある密閉容器内に水を入れ、ノズ ルの先端が水面下になるようにセットし、飲み口の水位が下がりノズル先端が大 気に通じると、飲み口側から泡が容器内に入り、本体上部の負圧が大気圧近くに なるまで液を飲み口側に放出し、液面を一定に保つ方法がある。この方法は石油 ストーブの灯油供給タンクにも利用されている。 また、水面上に水位の低下により下降するフロートを設けるとともに、水位を 保ちたい位置にタップボールと密着嵌合する栓の役割をする部分を設け、水位を 一定に保つ方法も多用されている。この方法は、水冷式クーラーの水循環槽や水 洗トイレに用いられている。 さらに、工業的には水位センサー等と電磁弁の組み合わせにより、水位を一定 にする方法もとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらを連続式水位調整噴霧装置に用いる場合、前記のような 小鳥用の給水器方式では、貯液部の水位を一定に保持する際の精度が悪く使用が 困難である。またフロート方式では構造が複雑でコスト高になるという問題があ る。電磁弁方式もコスト高となる上に、小型商品ではスペース的にも設置するの が困難となる。 本考案は、上記の課題を解決すべく開発されたものであり、霧化粒子を発生さ せる噴霧装置において、動力源を用いることなく貯液用ハウジング内の貯液部の 水位を一定に保持することのできる、低コストで小型化の可能な連続式水位調整 噴霧装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決しその目的を達成する手段として、本考案は貯液用ハウジン グに霧化器を内装すると共に、該ハウジング内に密閉室を設けて噴霧装置を構成 し、該密閉室から外部供給液タンクに連通する液供給管を設けて該ハウジング内 の貯液部の水位を一定に保持することを特徴とする連続式水位調整噴霧装置によ り構成される。 また、霧化器が超音波発生器である連続式水位調整噴霧装置により構成される 。さらに、使い始めにおける貯液部の液量確保のため、貯液用ハウジングと連通 させたジャバラポンプを設けることにより構成される。
【0006】
【作用】
本考案では、密閉室が使用時に密閉構造となるため、霧化器の作動により貯液 部内の液が吸い上げられて密閉室内が負圧になると、外部供給液タンク内の圧が 相対的に高くなり、供給液が液供給管を通って自動的に貯液部に補給される。こ の作用により、初期の液量さえ所定量を確保すれば、その後液は自動的に補給さ れ、貯液部の液量を一定に保持することができる。
【0007】 但し、霧化器より大気圧が流入する構造の場合は、断続使用における断続回数 が多いと、スイッチオフ時に霧化器から大気圧が流入し、密閉室内の負圧を解消 するため液面が若干下がる。この場合、霧化器のノズル径を1mmφ以下にする か、もしくは液供給管径より小さくするとこの影響は少なくなる。
【0008】 一方、使い始めに際し、ジャバラポンプを外部に設けた場合は、それをポンピ ングして密閉室内に負圧を生じさせ、前記と同様の原理により貯液部の液補給を 行なう。また、外部供給液タンクに通じる液供給管の先端にジャバラ構造を設け た場合、外部供給液タンクにハウジングをセットするときに、ジャバラの縮ぢみ により液が直接貯液部に供給される。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。 実施例1 図1において貯液用ハウジング2は、その上部において連結部材11を介して 固定子10により霧化器5を固定している。本考案において、霧化器5としては その機構に特に限定されるものではなく、例えば発振器7と電源またはバッテリ ー8により高周波電圧が印加されることにより、圧電素子に電歪振動を発生させ て、霧化粒子発生口1から霧化微細粒子を放出させる超音波発生器を使用するこ とができる。
【0010】 貯液用ハウジング2の内部には密閉室3及び液供給管9を有し、密閉室3の下 部には貯液部4が形成される。貯液部4を形成するためには、貯液用ハウジング 2内の密閉室3に連通させたジャバラポンプ13をポンピングして密閉室3を負 圧にし、液供給管9を通じて外部供給液タンク15内の外部供給液14を流入さ せる。このポンピング操作は貯液部4の液面が吸い上げ口6よりも高くなるまで 続けられる。ここで、霧化器5は大気圧と通じているので、霧化器5からの空気 流入よりもジャバラポンプ13による排気が速くなければ霧化器5が負圧になら ないため、その排気量を十分大きくするとともに、霧化器5のノズル径を十分小 さくして空気流入量を少なくする必要がある。
【0011】 貯液部4が形成された後、電源を入れると吸い上げ口6より液が霧化器5内に 導かれ、霧化粒子発生口1より霧化微細粒子となって液が放出される。これによ り密閉室3内の貯液部4の液面が下がると密閉室3内が負圧となる。一方、外部 供給液タンク15には大気圧連通管17が設けてあるため、大気圧下の外部供給 液14が液供給管9を通して密閉室3内に入り、密閉室3内が大気圧に近くなる まで液補充を行なう。外部供給液タンク15と貯液用ハウジング2との固定方法 は、例えばボトル首ネジ部16を有するキャップ締め方式である。
【0012】 実施例2 図2は、図1の装置において霧化器5を斜めに配設した構造を有する本考案の 一例を示したものである。霧化器5を斜めに配設することにより、使用時におい て、薬液等の吐出量が多くなるとともに、吸い上げ口6から薬液中等の気泡が入 る確率が少なくなり霧化の不連続化を防止する。
【0013】 実施例3 図3は、貯液用ハウジング2と外部供給液タンク15を固定せず、液供給管9 でのみ連結した構造を有するものであり、貯液部4の水位と外部供給液14との 水位を同じ高さに保ち、負圧が小さくても液供給が容易に行なえる構造としたも のである。
【0014】 実施例4 図4は、液供給管9に初期における液の供給機能をも持たせた構造であり、実 施例1のような初期吸い上げ用に、手でジャバラポンプをポンピングする動作を 必要としない。即ち、液供給管9の先端部に設けられたジャバラポンプ13は、 外部供給液タンク15に挿入される前は伸びた状態であり、挿入時にジャバラポ ンプ13が縮んでその部分の液が上方へ押し上げられ、密閉室3に入る。このと き、初期の液量はジャバラの数、ピッチ及び大きさで決定される。また、密閉室 3内の空気は、初めは霧化器5の吸い上げ口を通って大気中に放出されるが、そ の後は初期用空気抜き管18を通って外部供給液14側に放出される。
【0015】 貯液部4が形成された後は、実施例1と同様の作用により液が自動的に補充さ れ、液面が一定に保たれる。このとき、液供給は初期液用空気抜き管18及び液 供給管9の両方から行なわれる。なお、外部供給液タンク15の負圧の解消は、 例えば貯液用ハウジング2と外部供給液タンク15を固定するタンク固定子19 (リング状パッキング等)に設けられた外部との通気孔により、あるいは実施例 1と同様に貯液用ハウジング2と外部供給液タンク15との固定方法をボトル首 ネジ部16を有するキャップ締め方式として、大気圧連通管17を介して行う方 式でもよい。
【0016】 実施例5 図5は、実施例4と同様に液供給管9に初期における液の供給機能を持たせた 構造であるが、貯液部4の下部に連通した初期液用連結管21の先端にジャバラ ポンプ13を設けた点が実施例4と異なる。これにより、初期吸い上げに手でポ ンピングする動作を必要とせず、また液交換時に密閉室3内に残液が残ることが ないので、異種液を使う場合に便利である。即ち、貯液用ハウジング2を外部供 給液タンク15に挿入すると、まずジャバラ密閉固定子20にジャバラポンプ1 3の先端が密着し密閉系を作る。更に、貯液用ハウジング2が完全にセットされ るまで挿入を続けることにより、ジャバラポンプ13が縮んでその部分の液が上 方へ押し上げられ、その結果貯液部4が形成される。
【0017】 貯液部4が形成された後は、実施例1と同様の作用により液が自動的に補充さ れ、液面が一定に保たれる。このとき、液供給は液供給管9により行なわれる。 なお、外部供給液タンク15の負圧の解消は、実施例4と同様に例えば貯液用ハ ウジング2と外部供給液タンク15を固定するタンク固定子19(リング状パッ キング等)に設けられた外部との通気孔により、あるいは貯液用ハウジング2と 外部供給液タンク15との固定方法をボトル首ネジ部16を有するキャップ締め 方式として、大気圧連通管17を介して行う方式でもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案により、霧化粒子を発生させる噴霧装置において、従来の方式とは異な り、動力源を用いることなく貯液用ハウジング内の貯液部の水位を一定に保持す ることができ、且つ低コストで省スペース化の可能な連続式水位調整噴霧装置を 提供することができる。 従って、本考案の連続式水位調整噴霧装置は、薬液を用いた場合は薬液散布器 として、また芳香液や消臭液を用いた場合は各々の発生器として有用であり、長 時間にわたり霧化効率を良好に保ちながら安定した使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置の縦断正面図である。
【図2】実施例2の装置の縦断正面図である。
【図3】実施例3の装置の縦断正面図である。
【図4】実施例4の装置の縦断正面図である。
【図5】実施例5の装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 霧化粒子発生口 2 貯液用ハウジング 3 密閉室 4 貯液部 5 霧化器 6 吸い上げ口 7 発振器 8 電源又はバッテリー 9 液供給管 10 固定子 11 連結部材 12 ポンプ供給パイプ 13 ジャバラポンプ 14 外部供給液 15 外部供給液タンク 16 ボトル首ネジ部 17 大気圧連通管 18 初期液用空気抜き管 19 タンク固定子 20 ジャバラ密閉固定子 21 初期液用連結管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液用ハウジングに霧化器を内装すると
    共に、該ハウジング内に密閉室を設けて噴霧装置を構成
    し、該密閉室から外部供給液タンクに連通する液供給管
    を設けて該ハウジング内の貯液部の水位を一定に保持す
    ることを特徴とする連続式水位調整噴霧装置。
  2. 【請求項2】 霧化器を超音波発生器で構成したことを
    特徴とする請求項1記載の連続式水位調整噴霧装置。
  3. 【請求項3】 貯液用ハウジングと連通させたジャバラ
    ポンプを設けて構成したことを特徴とする請求項1記載
    の連続式水位調整噴霧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198038A (zh) * 2010-03-26 2011-09-28 松下电工株式会社 雾发生装置、以及美容装置
KR101435022B1 (ko) * 2013-04-10 2014-08-28 성균관대학교산학협력단 입자 발생장치

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JP2011200538A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Panasonic Electric Works Co Ltd ミスト発生装置、及び美容装置
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