JP2548463B2 - 自転車用フレームパイプの製造方法および装置 - Google Patents

自転車用フレームパイプの製造方法および装置

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JP2548463B2
JP2548463B2 JP3077172A JP7717291A JP2548463B2 JP 2548463 B2 JP2548463 B2 JP 2548463B2 JP 3077172 A JP3077172 A JP 3077172A JP 7717291 A JP7717291 A JP 7717291A JP 2548463 B2 JP2548463 B2 JP 2548463B2
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寛 轟
正澄 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用フレームパイ
プのバルジ加工による製造方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8は、バルジ加工によって成形したフ
レームパイプによって組み立てた自転車用フレームの一
例を示すもので、図9はその組み立て前の状態を示すも
のである。図中1は上パイプ、2は下パイプ、3はハン
ガーラグ、4は立パイプ、5はチエーンステー、6はヘ
ッドパイプ、7はバックホークである。
【0003】なお図10の(a) 〜(e) は、上パイプ1をバ
ルジ加工により所望の形状に成形する工程を示すもの
で、(a) はパイプ素材であり、このパイプ素材を所定の
成形用金型内に入れて、内圧をかけることにより、(b)
に示すようにパイプの前端部に上下に突出する突部1c,
1dを形成すると共に、パイプの後端部に上下に突出する
突部1e, 1fを形成し、つぎに(c) に示すように突部1c,
1eの上面にパイプ挿通孔1a, 1bをあけ、さらに(d) に示
すように、パイプ素材の前部に切欠1gを設けると共に、
パイプ素材の後部に切欠1hを設けて上パイプ1を一体に
形成する。なお(e) は上パイプ1の前部の断面を示すも
のである。
【0004】また図11の(a) 〜(d) は、下パイプ2をバ
ルジ加工により所望の形状に成形する工程を示すもの
で、(a) はパイプ素材であり、このパイプ素材を所定の
成形用金型内に入れて、内圧をかけることにより、(b)
に示すようにパイプの前端部に上下に突出する突部2c,
2dを形成すると共に、パイプの後端部に上下に突出する
突部2e, 2fを形成し、つぎに(c) に示すように突部2dの
下面にパイプ挿通孔2aをあけると共に、突部2eの上面に
パイプ挿通孔2bをあけ、さらにパイプ素材の前部に切欠
2gを設けると共に、パイプ素材の後部に切欠2hを設けて
下パイプ2を一体に形成する。なお(d) は下パイプ2の
後部の断面を示すものである。
【0005】また図12は、従来のバルジ加工用の金型の
一例を示すもので、図中8は上下に分割した分割金型の
一方で8aはその直線状凹陷部、8bは直線状凹陷部8aと所
定の角度で交叉する膨出用凹陷部、9は油圧シリンダ、
10はそのピストン、10a はピストン10と一体のパンチシ
ャフト、10b はそのパンチシャフト10a を貫通する貫通
孔である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自転車は、体格の異な
る多くの人が搭乗するものであるから、それぞれの搭乗
者に適合した多くのフレームサイズの自転車が要求され
ており、このことから最近自転車は、ますます多品種少
量生産となり、その結果多種多様なサイズのフレームを
用意する必要が生じている。
【0007】しかしながら、自転車用フレームパイプを
バルジ加工するための従来の金型8は、図12に示すよう
にパイプの軸方向において分割されておらず、一体型で
あったため、フレームパイプの長さや、パイプの前後部
における膨突部の径や、フレームパイプの軸線と膨突部
の軸線との交叉角等の諸元がわずかに異なった場合で
も、一々金型を新たに用意しなければならなかったた
め、製造コストが増大する上に多くの金型を保管しなけ
ればならないから生産管理上の負担も大きくなるという
問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、管の前端部と後端部にそれぞれ
上下に管状膨突部を一体に形成するバルジ加工用金型に
おいて、この金型を管軸方向において両端の膨出部を含
む部分と、膨出部を含まない中間部とに分割する共に、
それぞれの金型を必要に応じて長さ、膨出部の径、交叉
角等の諸元が異なる金型に交換できるようにして自転車
用フレームパイプの製造装置を構成する。
【0009】また、本発明の自転車用フレームパイプの
製造方法は、前記した装置において、製造しようとする
フレームパイプの諸元と合致する金型を選択して一体的
に組み合わせると共に、この金型を使用して素材管をバ
ルジ加工する。
【0010】
【作用】上述のように本発明においては、バルジ加工用
金型において、この金型を管軸方向において両端の膨出
部を含む部分と、膨出部を含まない中間部とに分割する
共に、それぞれの金型を必要に応じて長さ、膨出部の
径、交叉角等の諸元が異なる金型に交換できるようにし
たから、これらの金型を適宜選択して組み合わせること
により、多種多様な自転車用フレームパイプを、従来よ
り少数の金型によってバルジ加工することができる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図7について本発明の実施例を
説明する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示
す。すなわち本発明においては、上パイプ1および下パ
イプ2のように、例えば図2,4,6に示す上パイフ1
の場合は、管の前端部と後端部にそれぞれ上下に管状膨
突部1c, 1d, 1e, 1fを一体に形成するバルジ加工用金型
11(図1,3,5,7参照)において、この金型11を管
軸方向において両端の膨出部を含む部分12, 13と、膨出
部を含まない中間部14とに分割すると共に、それぞれの
金型12, 13, 14を必要に応じて長さ、膨出部の径、交叉
角等の諸元が異なる金型に交換できるようにする。
【0012】図1の金型11は、3分割した金型12, 13,
14よりなっており、各金型12, 13,14はそれぞれ上下に
分割されている。図中12a, 13a, 14a は各金型12, 13,
14の分割合わせ面に形成した直線状凹陷部で、12b, 13b
は直線状凹陷部12a, 13aと所定の角度で交叉する膨出用
凹陷部である。また15は上型12, 13, 14の上面にあてが
う上型プレート、16は下型12, 13, 14の下面にあてがう
下型プレートである。
【0013】図2の(a) (b) は、長さの異なる上パイプ
1の例を示すもので、(a) は金型11の中間部14に相当す
る部分の長さがL1の上パイプ1であり、(b) は中間部14
に相当する部分の長さがL2の上パイプ1であり、L1<L2
である。そして、図2の(a) の上パイプ1をバルジ加工
するには、図3の(a) に示す金型12, 13, 141 を使用す
ればよく、また図2の(b) の上パイプ1をバルジ加工す
るには、図3の(b) に示すように、金型の中間部141
代りに142 を置き換えればよい。また図3の(c) に示す
ように、中間部142 の代りに中間部141 と143 を使用し
てもよい。すなわちこの場合、L2=L1+L3とする。この
中間部143 のような厚さの異なるスペーサー状の金型を
多数用意すれば、数多くの長さの異なるフレームパイプ
に対応することができる。
【0014】図4の(a) (b) は、膨突部1eの直径が異な
る上パイプ1の例を示すもので、この場合、D1<D2であ
る。図5の(a) は図4の(a) の上パイプ1をバルジ加工
するための金型12, 14, 131 である。この場合図4の
(b) の上パイプ1をバルジ加工するには、金型131 の代
りに図5(b) の金型132 を置き換えればよい。
【0015】図6の(a) (b) は、膨突部1c, 1dの軸線
と、パイプ1の軸線との交叉角がθ12 が異なる上パ
イプ1の例を示すもので、この場合、θ1 >θ2 であ
る。図7の(a) は図6の(a) の上パイプ1をバルジ加工
するための金型121, 14, 13 である。したがって図6の
(b) の上パイプ1をバルジ加工するには、金型121 の代
りに図7の(b)に示す金型122 を置き換えればよい。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明においては、バルジ
加工用金型において、この金型を管軸方向において両端
の膨出部を含む部分と、膨出部を含まない中間部とに分
割する共に、それぞれの金型を必要に応じて長さ、膨出
部の径、交叉角等の諸元が異なる金型に交換できるよう
にしたから、これらの金型を適宜選択して組み合わせる
ことにより、多種多様な自転車用フレームパイプを、従
来より少数の金型によってバルジ加工することができ
る。したがって本発明によれば、自転車用フレームパイ
プの製造コストを低減することができると共に、金型の
保管が容易になり生産管理上の負担も減少するというす
ぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は、本発明装置の分割金型の上面を示す平
面図であり、(b) は、その正面図であり、(c) は、その
側面図である。
【図2】(a) は、上パイプの側面図であり、(b) は、長
さの異なる上パイプの側面図である。
【図3】(a) は、図2(a) の上パイプ成形用の金型装置
の平面図であり(b) は、図2(b) の上パイプ成形用の交
換金型であり、(c) は、同じく交換金型の他の実施例で
ある。
【図4】(a) は、上パイプの側面図であり、(b) は、膨
突部の径が異なる上パイプの側面図である。
【図5】(a) は、図4(a) の上パイプ成形用の金型装置
の平面図であり、(b) は、図4(b) の上パイプ成形用の
交換金型である。
【図6】(a) は、上パイプの側面図であり、(b) は、膨
突部の軸線とパイプの軸線との交叉角が異なる上パイプ
の側面図である。
【図7】(a) は、図6(a) の上パイプ成形用の金型装置
の平面図であり、(b) は、図6(b) の上パイプ成形用の
交換金型である。
【図8】自転車用フレームの一例を示す側面図である。
【図9】図8の分解図である。
【図10】上パイプのバルジ加工の工程説明図であり、
(a) は、パイプ素材を示す斜視図であり、(b) は、前後
部にそれぞれ突部を形成した状態を示す斜視図であり、
(c) は、突部の上面にパイプ挿通孔をあけた状態を示す
斜視図であり、(d) は、前後部にそれぞれ切欠を設けた
状態を示す斜視図であり、(e) は、同図(d) の前部の拡
大断面図である。
【図11】下パイプのバルジ加工の工程説明図であり、
(a) は、パイプ素材を示す斜視図であり、(b) は、前後
部にそれぞれ突部を形成した状態を示す斜視図であり、
(c) は、突部の上下面にパイプ挿通孔をあけると共に前
後部にそれぞれ切欠を設けた状態を示す斜視図であり、
(d) は、同図(c) の後部の拡大断面図である。
【図12】(a) は、従来のバルジ加工用金型装置の分割
面を示す平面図であり、(b) は、その金型の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 上パイプ 1a, 1b パイプ挿通孔 1c, 1d, 1e, 1f 膨突部 2 下パイプ 2a, 2b パイプ挿通孔 2c, 2d, 2e, 2f 膨突部 3 ハンガーラグ 4 立パイプ 5 チエーンステー 6 ヘッドパイプ 7 バックホーク 8 分割金型 9 油圧シリンダー 10 ピストン 10a パンチシャフト 11 バルジ加工用金型 12, 13 膨出部を含む部分(金型) 14 中間部(金型) 12a, 13a, 14a 直線状凹陷部 12b, 13b 膨出用凹陷部 15 上型プレート 16 下型プレート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の前端部と後端部にそれぞれ上下に管
    状膨突部を一体に形成するバルジ加工用金型において、
    この金型を管軸方向において両端の膨出部を含む部分
    と、膨出部を含まない中間部とに分割すると共に、それ
    ぞれの金型を必要に応じて長さ、膨出部の径、交叉角等
    の諸元が異なる金型に交換できるようにしたことを特徴
    とする自転車用フレームパイプの製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、製造しよ
    うとするフレームパイプの諸元と合致する金型を選択し
    て一体的に組み合わせると共に、この金型を使用して素
    材管をバルジ加工することを特徴とする自転車用フレー
    ムパイプの製造方法。
JP3077172A 1990-12-18 1991-03-18 自転車用フレームパイプの製造方法および装置 Expired - Lifetime JP2548463B2 (ja)

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