JP2548149Y2 - リンケージ型液圧制御弁 - Google Patents

リンケージ型液圧制御弁

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JP2548149Y2
JP2548149Y2 JP1990112598U JP11259890U JP2548149Y2 JP 2548149 Y2 JP2548149 Y2 JP 2548149Y2 JP 1990112598 U JP1990112598 U JP 1990112598U JP 11259890 U JP11259890 U JP 11259890U JP 2548149 Y2 JP2548149 Y2 JP 2548149Y2
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bar spring
hydraulic pressure
piston rod
control valve
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JP1990112598U
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JPH0469371U (ja
Inventor
広己 若林
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リズム自動車部品製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、積載荷重によるシャシーと車輌間の変位に
応じた力をピストンロッドを介して制御プランジャに伝
達するリンケージ型液圧制御弁に関する。
[従来の技術] 従来のリンケージ型液圧制御弁としては、例えば第2
図に示すようなものがある。
第2図において、1は液圧制御弁のバルブボディであ
り、バルブボディ1内には制御プランジャ2が組み込ま
れている。制御プランジャ2とリテーナ3との間にはプ
ロポーショニング4が介装されている。
制御プランジャ2には矢印Aで示す方向からマスタ液
圧Pmが供給され、矢印Bで示す方向へ減圧制御されたリ
ア液圧Prをリアホイールシリンダに供給する。
6はバルブボディ1内に円筒部材7を介して摺動自在
に収納されたピストンロッドであり、ピストンロッド6
は制御プランジャ2を積載荷重に応じて押圧する。円筒
部材7とピストンロッド6との間には湿気やホコリの侵
入を防ぐために、ダストカバー8が装着されている。
9はピストンロッド6の頭部6Aを押圧するバースプリ
ングであり、バースプリング9の一端はバルブボディ1
に固定した取付台10に取り付けた支点軸11に係止され、
他端はリンクアーム12に固定した支持軸13に係止されて
いる。リンクアーム12には車輌取付部14から突出するロ
ッド15が固定されている。バースプリング9はシャシー
と車両間の変位に応じた力をピストンロッド6を介して
制御プランジャ2に伝達する。
バースプリング9の端部は、第3図に示すように、一
対のホルダ16,17により形成される溝部18に挿入されて
係止される。一方のホルダ17の凸部17Aは他方のホルダ1
6の凹部16Aに嵌入され、この状態において、両ホルダ1
6,17を貫通して支点軸11であるボルトが取付台10にナッ
ト19により締めつけられる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のリンケージ型液圧制
御弁にあっては、バースプリングの線径が小さい場合に
は、バースプリングが挿入される両ホルダの溝部に間隙
が生じ、ピストンロッドの頭部に対するバースプリング
の当接位置がかたより、バースプリングがピストンロッ
ドに偏荷重をかけてしまう(第4図、参照)。その結
果、オーバシュートが大きくなり、所定の特性が得られ
なくなるという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、両ホルダを付き合わせたときのホルダ溝
をV字形状とすることにより、バースプリングの当接位
置のずれをなくして、所定の特性を得ることができるリ
ンケージ型液圧制御弁を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案は、車輌とシャシ
ーとの間の積載荷重に応じた変位をピストンロッドに伝
達するバースプリングを有し、該バースプリングの端部
が係止される一対のホルダには支点軸が挿入されるリン
ケージ型液圧制御弁において、 前記一対のホルダの凸部および凹部をテーパ状に形成
し、付き合せ状態で形成されるホルダ溝をV字形状とし
たものである。
[作用] 本考案においては、一方のホルダの凸部をテーパ状に
形成し、凸部が挿入される他方のホルダの凹部をテーパ
状に形成したため、両ホルダを付き合わせた状態で形成
されるホルダ溝はV字形状となる。
したがって、バースプリングは、常にホルダ溝の中央
に位置するようになる。このため、バースプリングの線
径が小さい場合であっても、バースプリングのピストン
ロッドに対する当接位置がずれることがなく、バースプ
リングがピストンロッドに偏荷重をかけることがない。
その結果、オーバシュートが大きくなるような不具合
を回避することができ、所定の制御特性を得ることがで
きる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。
第1図において、21はバルブボディに固定される取付
台であり、取付台21の間には一対のホルダ22,23が収納
される。一方のホルダ22には支点軸であるボルト24が挿
入される挿入孔22Aが形成され、また、凸部22Bを有し、
この凸部22Bはテーパ状に形成されている。
他方のホルダ23にもボルト24が挿入される挿入孔23A
が形成され、また、凸部22Bが挿入される凹部23Bが形成
されている。凹部23Bはテーパ状に形成されるととも
に、凹部23Bの外周もテーパ状に形成されている。
したがって、これらの一対のホルダ22,23を付き合わ
せた状態で形成されるホルダ溝25はV字形状になる。
26はバースプリングであり、バースプリング26はシャ
シーと車輌の間の積載荷重に応じた変位をピストンロッ
ド27を介して制御プランジャに伝達する。バースプリン
グ26はその一端が車軸側に係止され、その他端はホルダ
22,23のホルダ溝25に挿入されて係止される。
ボルト24はホルダ22,23の挿入孔22A,23Aを貫通して、
ナット28により締め付けられる。このように、バースプ
リング26が挿入されるホルダ溝25をV字形状としたた
め、バースプリング26の線径が小さい場合でも、バース
プリング26のピストンロッド27に対する当接位置がずれ
ることがない。
すなわち、バースプリング26は常にホルダ溝25の中央
に位置するので、ピストンロッド27の中心に対する当接
位置がずれることがない。
したがって、バースプリング26がピストンロッド27に
偏荷重をかけてしまうことがなく、オーバシュートが大
きくなる原因とならない。その結果、所定の制御特性を
得ることができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、一対のホ
ルダの凸部および凹部をテーパ状に形成し、付き合わせ
た状態で形成されるホルダ溝をV字形状としため、バー
スプリングの線径が小さい場合でも、ホルダ溝に挿入さ
れるバースプリングのピストンロッドに対する当接位置
がずれることがなく、所定の制御特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、 第2図は従来例を示す図、 第3図は従来の要部断面図、 第4図は問題点の説明図である。 図中、 21……取付台、22……ホルダ、22A……挿入孔、22B……
凸部、23……ホルダ、23A……挿入孔、23B……凹部、24
……ボルト(支点軸)、25……ホルダ溝、26……バース
プリング、27……ピストンロッド、28……ナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌とシャシーとの間の積載荷重に応じた
    変位をピストンロッドに伝達するバースプリングを有
    し、該バースプリングの端部が係止される一対のホルダ
    には支点軸が挿入されるリンケージ型液圧制御弁におい
    て、 前記一対のホルダの凸部および凹部をテーパ状に形成
    し、付き合せ状態で形成されるホルダ溝をV字形状とし
    たことを特徴とするリンケージ型液圧制御弁。
JP1990112598U 1990-10-26 1990-10-26 リンケージ型液圧制御弁 Expired - Lifetime JP2548149Y2 (ja)

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JPH0469371U JPH0469371U (ja) 1992-06-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60155039A (ja) * 1984-01-25 1985-08-14 Toyota Motor Corp 動力伝達用vベルト装置
JPS63960U (ja) * 1986-06-23 1988-01-06

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JPH0469371U (ja) 1992-06-19

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