JPH092227A - 荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造 - Google Patents
荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造Info
- Publication number
- JPH092227A JPH092227A JP14752295A JP14752295A JPH092227A JP H092227 A JPH092227 A JP H092227A JP 14752295 A JP14752295 A JP 14752295A JP 14752295 A JP14752295 A JP 14752295A JP H092227 A JPH092227 A JP H092227A
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- Japan
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- retainer
- lever
- hole
- control device
- pressure control
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- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷重応答型制動液圧制御装置の振動によりリ
テーナが回転することを抑制することでリテーナの摩耗
を低減し、且つ、スナップ部がリテーナから切り離れ、
リテーナがレバーからはずれるという虞れを無くすこ
と。 【構成】 レバー5は一端にリテーナ7の組付用で三角
形状を呈する組付穴25を有し、リテーナ7は本体部2
6にロッド8の組付用で内周面がテーパ状を呈する孔2
3と孔23の周囲で組付穴25に相似な三角形状の周上
に設けられ本体部26の一側面側に突出しレバー5の一
側面で組付穴25周辺に係るスナップ部24とからな
る。レバー5の他側面側から組付穴25にリテーナ7が
スナップ部24から挿入されて、スナップ部24がレバ
ー5の一側面で組付穴25の周辺に弾撥的に係止し、リ
テーナ7の本体部26がレバー5の他側面に係ることに
より、リテーナ7はレバー5に回動方向の移動を規制さ
れ、且つ、軸方向の移動も規制されて回動不能に固定さ
れる。
テーナが回転することを抑制することでリテーナの摩耗
を低減し、且つ、スナップ部がリテーナから切り離れ、
リテーナがレバーからはずれるという虞れを無くすこ
と。 【構成】 レバー5は一端にリテーナ7の組付用で三角
形状を呈する組付穴25を有し、リテーナ7は本体部2
6にロッド8の組付用で内周面がテーパ状を呈する孔2
3と孔23の周囲で組付穴25に相似な三角形状の周上
に設けられ本体部26の一側面側に突出しレバー5の一
側面で組付穴25周辺に係るスナップ部24とからな
る。レバー5の他側面側から組付穴25にリテーナ7が
スナップ部24から挿入されて、スナップ部24がレバ
ー5の一側面で組付穴25の周辺に弾撥的に係止し、リ
テーナ7の本体部26がレバー5の他側面に係ることに
より、リテーナ7はレバー5に回動方向の移動を規制さ
れ、且つ、軸方向の移動も規制されて回動不能に固定さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の積載荷重に応じ
たばね上部分とばね下部分との間の変位に応じてリア液
圧の減圧開始液圧を設定する荷重応答型制動液圧制御装
置の、ばね上部分とばね下部分との間の積載荷重に応じ
た変位を制御プランジャに伝達する部材であるレバーと
ロッドとが樹脂リテーナを介して接続される荷重応答型
制動液圧制御装置のリテーナ組付構造に関するものであ
る。
たばね上部分とばね下部分との間の変位に応じてリア液
圧の減圧開始液圧を設定する荷重応答型制動液圧制御装
置の、ばね上部分とばね下部分との間の積載荷重に応じ
た変位を制御プランジャに伝達する部材であるレバーと
ロッドとが樹脂リテーナを介して接続される荷重応答型
制動液圧制御装置のリテーナ組付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の荷重応答型制動液圧制御装置のリ
テーナ組付構造は、実開平1−141176号公報に開
示されるように、ばね上部分とばね下部分との間の積載
荷重に応じた変位に応じる力を制御プランジャに伝達す
る部材の一つであるレバーの一端にリテーナ組付用で円
形の組付穴を有し、該リテーナは同じくばね上部分とば
ね下部分との間の積載荷重に応じた変位に応じる力を制
御プランジャに伝達する部材の一つであるロッドが貫通
される孔を有し前記レバーの他側面に係る本体部と同孔
の周囲で前記組付穴に相似な円形の周上に設けられ同本
体部の一側面側に突出し前記レバーの一側面で前記組付
穴周辺に係るスナップ部とからなり、前記レバーの他側
面側から前記組付穴に前記リテーナが前記スナップ部か
ら挿入されて、回動方向の移動は可能に、軸方向には移
動を規制されて、前記リテーナが前記レバーに回動可能
に組付けられている。
テーナ組付構造は、実開平1−141176号公報に開
示されるように、ばね上部分とばね下部分との間の積載
荷重に応じた変位に応じる力を制御プランジャに伝達す
る部材の一つであるレバーの一端にリテーナ組付用で円
形の組付穴を有し、該リテーナは同じくばね上部分とば
ね下部分との間の積載荷重に応じた変位に応じる力を制
御プランジャに伝達する部材の一つであるロッドが貫通
される孔を有し前記レバーの他側面に係る本体部と同孔
の周囲で前記組付穴に相似な円形の周上に設けられ同本
体部の一側面側に突出し前記レバーの一側面で前記組付
穴周辺に係るスナップ部とからなり、前記レバーの他側
面側から前記組付穴に前記リテーナが前記スナップ部か
ら挿入されて、回動方向の移動は可能に、軸方向には移
動を規制されて、前記リテーナが前記レバーに回動可能
に組付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造は、
荷重応答型制動液圧制御装置を車両に取り付けた状態に
おいて、悪路を走行中等により車両が振動することで荷
重応答型制動液圧制御装置も振動し、この荷重応答型制
動液圧制御装置の振動により樹脂リテーナがロッドを中
心として回動し、この樹脂リテーナの回動によりリテー
ナとレバーとが接触することでスナップ部とリテーナ本
体部との接続部位が摩耗し、ひいてはスナップ部がリテ
ーナから切り離れ、リテーナがレバーからはずれるとい
う虞れが考えられる。
た荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造は、
荷重応答型制動液圧制御装置を車両に取り付けた状態に
おいて、悪路を走行中等により車両が振動することで荷
重応答型制動液圧制御装置も振動し、この荷重応答型制
動液圧制御装置の振動により樹脂リテーナがロッドを中
心として回動し、この樹脂リテーナの回動によりリテー
ナとレバーとが接触することでスナップ部とリテーナ本
体部との接続部位が摩耗し、ひいてはスナップ部がリテ
ーナから切り離れ、リテーナがレバーからはずれるとい
う虞れが考えられる。
【0004】本発明は、荷重応答型制動液圧制御装置の
振動によりリテーナが回転することを抑制することでリ
テーナの摩耗を低減し、且つ、スナップ部がリテーナか
ら切り離れ、リテーナがレバーからはずれるという虞れ
を無くすことを、その技術的課題とするものである。
振動によりリテーナが回転することを抑制することでリ
テーナの摩耗を低減し、且つ、スナップ部がリテーナか
ら切り離れ、リテーナがレバーからはずれるという虞れ
を無くすことを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明は、ばね上部分とばね下部分との間の
積載荷重に応じた変位に応じる力を制御プランジャに伝
達する部材の一つであるレバーの一端に、同じくばね上
部分とばね下部分との間の積載荷重に応じた変位に応じ
る力を制御プランジャに伝達する部材の一つであるロッ
ドが貫通される樹脂リテーナが組付けられる荷重応答型
制動液圧制御装置のリテーナ取付構造において、前記レ
バーは一端に前記リテーナ組付用で角形状の組付穴を有
し、前記リテーナは、前記ロッドの組付用の孔を有し前
記レバーの他側面に係る本体部と、同孔の周囲で前記組
付穴に相似な角形状の周上に設けられ同本体部の一側面
側に突出し前記レバーの一側面で前記組付穴周辺に係る
スナップ部とからなり、前記レバーの他側面側から前記
組付穴に前記リテーナが前記スナップ部から挿入されて
固定されることを特徴とする荷重応答型制動液圧制御装
置のリテーナ組付構造を構成した。
るために、本発明は、ばね上部分とばね下部分との間の
積載荷重に応じた変位に応じる力を制御プランジャに伝
達する部材の一つであるレバーの一端に、同じくばね上
部分とばね下部分との間の積載荷重に応じた変位に応じ
る力を制御プランジャに伝達する部材の一つであるロッ
ドが貫通される樹脂リテーナが組付けられる荷重応答型
制動液圧制御装置のリテーナ取付構造において、前記レ
バーは一端に前記リテーナ組付用で角形状の組付穴を有
し、前記リテーナは、前記ロッドの組付用の孔を有し前
記レバーの他側面に係る本体部と、同孔の周囲で前記組
付穴に相似な角形状の周上に設けられ同本体部の一側面
側に突出し前記レバーの一側面で前記組付穴周辺に係る
スナップ部とからなり、前記レバーの他側面側から前記
組付穴に前記リテーナが前記スナップ部から挿入されて
固定されることを特徴とする荷重応答型制動液圧制御装
置のリテーナ組付構造を構成した。
【0006】
【作用】本発明の荷重応答型制動液圧制御装置のリテー
ナ組付構造は、レバーの他側面側から組付穴にリテーナ
がスナップ部から挿入されて、スナップ部がレバーの一
側面で同組付穴の周辺に弾撥的に係止し、リテーナの本
体部がレバーの他側面に係り、回動方向の移動を規制さ
れ、且つ、軸方向の移動を規制されて、リテーナがレバ
ーに回動不能に固定される。
ナ組付構造は、レバーの他側面側から組付穴にリテーナ
がスナップ部から挿入されて、スナップ部がレバーの一
側面で同組付穴の周辺に弾撥的に係止し、リテーナの本
体部がレバーの他側面に係り、回動方向の移動を規制さ
れ、且つ、軸方向の移動を規制されて、リテーナがレバ
ーに回動不能に固定される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0008】(実施例1)図1は本発明の荷重応答型制
動液圧制御装置のリテーナ組付構造を備えた荷重応答型
制動液圧制御装置の断面図である。荷重応答型制動液圧
制御装置1は、ブレーキ用マスタシリンダ(図示省略)
からの制動液圧を前後輪のブレーキシリンダ(図示省
略)に分配する公知構成のプロポーショニングバルブ
(以下、Pバルブと称す)2を有している。Pバルブ2
はピストン15を備え且つ静止部材であるL字型のブラ
ケット3を備え、ばね上部分側部材(図示省略)に固定
されている。ブラケット3にはブラケット3の一片の孔
4を貫通し且つ孔4を支点とするレバー5が設けられて
いる。レバー5はピストン15と当接し、且つレバー5
の一端はブラケット3の他方の片と対向し、対向するレ
バー5の一端とブラケット3の他方の片との間に従スプ
リング6が備えられている。従スプリング6の付勢力
は、図1で見て、レバー5を孔4を中心に反時計方向に
回動させ、ピストン15をPバルブ2のハウジング内に
押し込もうとする。
動液圧制御装置のリテーナ組付構造を備えた荷重応答型
制動液圧制御装置の断面図である。荷重応答型制動液圧
制御装置1は、ブレーキ用マスタシリンダ(図示省略)
からの制動液圧を前後輪のブレーキシリンダ(図示省
略)に分配する公知構成のプロポーショニングバルブ
(以下、Pバルブと称す)2を有している。Pバルブ2
はピストン15を備え且つ静止部材であるL字型のブラ
ケット3を備え、ばね上部分側部材(図示省略)に固定
されている。ブラケット3にはブラケット3の一片の孔
4を貫通し且つ孔4を支点とするレバー5が設けられて
いる。レバー5はピストン15と当接し、且つレバー5
の一端はブラケット3の他方の片と対向し、対向するレ
バー5の一端とブラケット3の他方の片との間に従スプ
リング6が備えられている。従スプリング6の付勢力
は、図1で見て、レバー5を孔4を中心に反時計方向に
回動させ、ピストン15をPバルブ2のハウジング内に
押し込もうとする。
【0009】レバー5の他端には孔23付のリテーナ7
が備えられ、リテーナ7の孔23を貫通し、先端がリテ
ーナ7に係止するロッド8が設けられている。ロッド8
のネジ部11に螺合されたシート9とリテーナ7との間
には主スプリング10が設置されている。主スプリング
10の付勢力は、図1で見て、ロッド8を下向きに強制
する。
が備えられ、リテーナ7の孔23を貫通し、先端がリテ
ーナ7に係止するロッド8が設けられている。ロッド8
のネジ部11に螺合されたシート9とリテーナ7との間
には主スプリング10が設置されている。主スプリング
10の付勢力は、図1で見て、ロッド8を下向きに強制
する。
【0010】シート9のロッド8に対する位置を変える
ことで、主スプリング10の付勢力を調節することがで
きる。主スプリング10の付勢力は、又、リテーナ7を
レバー5の他端に密着させて、両者間のガタつきの発生
を防止する。
ことで、主スプリング10の付勢力を調節することがで
きる。主スプリング10の付勢力は、又、リテーナ7を
レバー5の他端に密着させて、両者間のガタつきの発生
を防止する。
【0011】尚、従スプリング6の付勢力は、ピストン
15とレバー5とのガタつきの発生を防ぐ働きもする。
15とレバー5とのガタつきの発生を防ぐ働きもする。
【0012】ロッド8の下端は、ゴムブッシュ12の外
周に設けられた溝18に巻回されている。
周に設けられた溝18に巻回されている。
【0013】円筒状体のゴムブッシュ12の内周には溝
16が二つ設けられている。ゴムブッシュ12の両端面
には中心孔を囲む溝17が設けられている。又、ゴムブ
ッシュ12の外周には溝18が設けられている。ゴムブ
ッシュ12の外周に設けられた溝18にロッド8の下端
が巻回され、ゴムブッシュ12の中心孔にそれぞれの端
部にプレート20、20’を一体的に備えたカラー1
9、19’が通され、カラー19、19’にプレート2
0に溶接されて一体となった車軸側への軸支ボルト13
が貫通され、ゴムブッシュ12の両端面にプレート2
0、20’を介して抜け止めされ、取付部材14の軸支
ボルト13がばね下部分側のブラケット21の穴に挿入
され、ナット22が締められて、プレート20、20’
にゴムブッシュ12の両端面が圧接し、取付部材14は
ばね下部分側の部材(図示省略)へ固定される。通常状
態ではゴムブッシュ12の両端面がプレート20、2
0’に圧接することにより、カラー19、19’と軸支
ボルト13とへダスト等の侵入、又は、水の浸水を防止
するようにシールしている。
16が二つ設けられている。ゴムブッシュ12の両端面
には中心孔を囲む溝17が設けられている。又、ゴムブ
ッシュ12の外周には溝18が設けられている。ゴムブ
ッシュ12の外周に設けられた溝18にロッド8の下端
が巻回され、ゴムブッシュ12の中心孔にそれぞれの端
部にプレート20、20’を一体的に備えたカラー1
9、19’が通され、カラー19、19’にプレート2
0に溶接されて一体となった車軸側への軸支ボルト13
が貫通され、ゴムブッシュ12の両端面にプレート2
0、20’を介して抜け止めされ、取付部材14の軸支
ボルト13がばね下部分側のブラケット21の穴に挿入
され、ナット22が締められて、プレート20、20’
にゴムブッシュ12の両端面が圧接し、取付部材14は
ばね下部分側の部材(図示省略)へ固定される。通常状
態ではゴムブッシュ12の両端面がプレート20、2
0’に圧接することにより、カラー19、19’と軸支
ボルト13とへダスト等の侵入、又は、水の浸水を防止
するようにシールしている。
【0014】ゴムブッシュ12は、内周の溝16と両端
面の溝17とを有することにより形状変形をしやすく、
又、ロッド8の下端とは外周で部分的にのみ接している
ことからばね上部分に対するばね下部分の傾き方向への
自由度が高く、従って、軸支ボルト13のひいてはカラ
ー19、19’の傾きを許容する構造である為、ばね上
部分に対してばね下部分が傾いた場合には、ばね上部分
に対するばね下部分の傾きに対応して軸支ボルト13ひ
いてはカラー19、19’とプレート20、20’も傾
くことが容易となり、更に、プレート20、20’の傾
きに対してゴムブッシュ12の両端面は追従して接する
か、又は、更に圧接されるかにより依然としてシールし
ている。従って、ばね上部分に対するばね下部分の傾き
に対してもシール機能を確保しつつ、軸支ボルト13ひ
いてはカラー19、19’とプレート20、20’の傾
きを許容することでロッド8が傾くことも無くなり、ば
ね上部分に対するばね下部分の傾きによるリテーナ7と
レバー5の摩耗を低減することを可能としている。又、
ゴムブッシュ12はばね上部分に対するばね下部分の変
位量をロッド8にできるだけロスなく伝える為に必要な
弾性力も保持している。更に、溝18によりロッド8の
位置決めをしている。
面の溝17とを有することにより形状変形をしやすく、
又、ロッド8の下端とは外周で部分的にのみ接している
ことからばね上部分に対するばね下部分の傾き方向への
自由度が高く、従って、軸支ボルト13のひいてはカラ
ー19、19’の傾きを許容する構造である為、ばね上
部分に対してばね下部分が傾いた場合には、ばね上部分
に対するばね下部分の傾きに対応して軸支ボルト13ひ
いてはカラー19、19’とプレート20、20’も傾
くことが容易となり、更に、プレート20、20’の傾
きに対してゴムブッシュ12の両端面は追従して接する
か、又は、更に圧接されるかにより依然としてシールし
ている。従って、ばね上部分に対するばね下部分の傾き
に対してもシール機能を確保しつつ、軸支ボルト13ひ
いてはカラー19、19’とプレート20、20’の傾
きを許容することでロッド8が傾くことも無くなり、ば
ね上部分に対するばね下部分の傾きによるリテーナ7と
レバー5の摩耗を低減することを可能としている。又、
ゴムブッシュ12はばね上部分に対するばね下部分の変
位量をロッド8にできるだけロスなく伝える為に必要な
弾性力も保持している。更に、溝18によりロッド8の
位置決めをしている。
【0015】図2はレバー5とリテーナ7との組付前の
上面図である。図1と図2を用いてレバー5とリテーナ
7との組付について更に詳細に説明する。レバー5は一
端にリテーナ8の組付用で三角形状を呈する組付穴25
を有し、リテーナ8はレバー5の他側面に係る本体部2
6にロッド8の組付用で内周面が一側面から他側面方向
に向かって拡大形成されたテーパ状を呈する孔23と孔
23の周囲で組付穴25に相似な三角形状の周上に設け
られ本体部26の一側面側に突出しレバー5の一側面で
組付穴25周辺に係るスナップ部24とを備えている。
上面図である。図1と図2を用いてレバー5とリテーナ
7との組付について更に詳細に説明する。レバー5は一
端にリテーナ8の組付用で三角形状を呈する組付穴25
を有し、リテーナ8はレバー5の他側面に係る本体部2
6にロッド8の組付用で内周面が一側面から他側面方向
に向かって拡大形成されたテーパ状を呈する孔23と孔
23の周囲で組付穴25に相似な三角形状の周上に設け
られ本体部26の一側面側に突出しレバー5の一側面で
組付穴25周辺に係るスナップ部24とを備えている。
【0016】レバー5の他側面側から組付穴25にリテ
ーナ7がスナップ部24から挿入されて、スナップ部2
4がレバー5の一側面で組付穴25の周辺に弾撥的に係
止し、リテーナ7の本体部26がレバー5の他側面に係
ることにより、リテーナ7はレバー5に回動方向の移動
を規制され、且つ、軸方向の移動も規制されて回動不能
に固定される。
ーナ7がスナップ部24から挿入されて、スナップ部2
4がレバー5の一側面で組付穴25の周辺に弾撥的に係
止し、リテーナ7の本体部26がレバー5の他側面に係
ることにより、リテーナ7はレバー5に回動方向の移動
を規制され、且つ、軸方向の移動も規制されて回動不能
に固定される。
【0017】従って、本実施例の荷重応答型制動液圧制
御装置を車両に取り付けた場合、悪路を走行中等により
車両が振動することで荷重応答型制動液圧制御装置も振
動するが、この荷重応答型制動液圧制御装置の振動によ
り樹脂リテーナがロッドを中心として回動することはな
く、リテーナとレバーとが接触することでスナップ部と
リテーナ本体部との接続部位が摩耗し、ひいてはスナッ
プ部がリテーナから切り離れ、リテーナがレバーからは
ずれるという虞れはない。
御装置を車両に取り付けた場合、悪路を走行中等により
車両が振動することで荷重応答型制動液圧制御装置も振
動するが、この荷重応答型制動液圧制御装置の振動によ
り樹脂リテーナがロッドを中心として回動することはな
く、リテーナとレバーとが接触することでスナップ部と
リテーナ本体部との接続部位が摩耗し、ひいてはスナッ
プ部がリテーナから切り離れ、リテーナがレバーからは
ずれるという虞れはない。
【0018】本実施例においては、組付穴25は三角形
状を呈しているが、三角形以外の、例えば、四角形状、
又は、五角形状等の角形状を呈する組付穴を有する本発
明の荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造に
おいても同様の作用効果が得られる。
状を呈しているが、三角形以外の、例えば、四角形状、
又は、五角形状等の角形状を呈する組付穴を有する本発
明の荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造に
おいても同様の作用効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
荷重応答型制動液圧制御装置の振動によりリテーナが回
動することを抑制することでリテーナの摩耗を低減し、
且つ、スナップ部がリテーナから切り離れ、リテーナが
レバーからはずれるという虞れを無くすことを可能とし
ている。
荷重応答型制動液圧制御装置の振動によりリテーナが回
動することを抑制することでリテーナの摩耗を低減し、
且つ、スナップ部がリテーナから切り離れ、リテーナが
レバーからはずれるという虞れを無くすことを可能とし
ている。
【図1】実施例1の荷重応答型制動液圧制御装置の断面
図。
図。
【図2】実施例1のレバーとリテーナの組付前の上面
図。
図。
1 荷重応答型制動液圧制御装置 2 プロポーショニングバルブ 3 ブラケット 4 孔 5 レバー 6 従スプリング 7 リテーナ 8 ロッド 9 シート 10 主スプリング 11 ネジ部 12 ゴムブッシュ 13 軸支ボルト 14 取付部材 15 ピストン 16 溝 17 溝 18 溝 19、19’ カラー 20、20’ プレート 21 ブラケット 22 ナット 23 孔 24 スナップ部 25 組付穴 26 本体部部
Claims (1)
- 【請求項1】 ばね上部分とばね下部分との間の積載荷
重に応じた変位に応じる力を制御プランジャに伝達する
部材の一つであるレバーの一端に、同じくばね上部分と
ばね下部分との間の積載荷重に応じた変位に応じる力を
制御プランジャに伝達する部材の一つであるロッドが貫
通される樹脂リテーナが組付けられる荷重応答型制動液
圧制御装置のリテーナ取付構造において、前記レバーは
一端に前記リテーナ組付用で角形状の組付穴を有し、前
記リテーナは前記ロッドの組付用の孔を有し前記レバー
の他側面に係る本体部と同孔の周囲で前記組付穴に相似
な角形状の周上に設けられ同本体部の一側面側に突出し
前記レバーの一側面で前記組付穴周辺に係るスナップ部
とからなり、前記レバーの他側面側から前記組付穴に前
記リテーナが前記スナップ部から挿入されて固定される
ことを特徴とする荷重応答型制動液圧制御装置のリテー
ナ組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14752295A JPH092227A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14752295A JPH092227A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092227A true JPH092227A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15432229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14752295A Pending JPH092227A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 荷重応答型制動液圧制御装置のリテーナ組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH092227A (ja) |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP14752295A patent/JPH092227A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20031125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031222 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |